無線ブログ集
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ハムフェアも終わったので、翌日8/25から8/29まで高知県でPOTA運用を行いました。
無線機は、WVU-604F2 0.5W出力と長さ2mのマルチバンドロッドアンテナです。夏場の電波伝搬と自分のQRP運用方法を中心にメモしておきます。
高知県にはPOTAの対象公園が何と39か所もあります。今回は20公園くらいを予定していたのですが、トラブルもあり予定を変更して下図(赤色印)の15公園をまわりました。
今回の運用設備(JP-2099 比島交通公園、JCC3901高知市)
1.太陽のX線と国内伝搬
太陽黒点の高い夏場なので、運用前に太陽フラックスの リアルタイムグラフ をチェックします。このグラフは太陽からのX線を示しているのですが、図の青丸で囲んだようなオレンジの領域以上になるとデリンジャー現象となり40mも30mも国内はほぼ聴こえなくなります。今回は、SSNが300近くになっていることもあり何度かこういう場面がありました。そして、黄色のレンジでも急にグラフが立ち上がったりすると急激にコンディションが低下するのでグラフをみながら40mの信号を受信すると実感できるのでお試しください。これらは数十分待てば回復することが多いので事前にチェックしてダメそうだったら先にランチや観光などしておくと時間を有効に使えます。もちろん設備が良ければ、影響の少ないハイバンドでDX狙いで交信をしてもよいと思います。
2.QRP運用時の周波数の選び方
通常ですと0.5Wでも、40mで全国と15~30分程度でACTできるのですが、夏場の日中は厳しいことが多いので、40-30-20-17mをチェックしながら運用します。POTA局は増えておりますが、アクティブ局は1エリアに集中しているので、1エリアとオープンしている周波数を選ぶことが大切です。
周波数の選び方は、FT8だとCQを出して PSKRを15分程度の短い時間でチェック しましょう。下図は、高知で送信した私の電波がどの地区で受信されているかのPSKR(8/27 午前2時間。JA9HWDさんから送って頂いたもの。もちろん自分で移動先で見ることもできます)です。青40m、緑30m、橙20mとなりますが、40mは九州~関東エリア、30mは関東中心、20mより高い周波数は、関東はスキップして東北、北海道にオープンしていることが分かります。今回、すべての移動場所で携帯でチェックしていたのですがどこでもほぼ同じ傾向がありました。ハイバンドは1エリアがスキップしていることが多く、基本は混信が少なく交信しやすい30mとなりました。しかし、30mのみで10局交信することが難しかったので相手がいなくなると40m、そこがダメだとハイバンド運用となりました
今回のバンド別の交信エリアですが、30mは関東中心、40mは近距離も交信できています。20mはたまに1エリアがオープンしたときは快調に交信できましたが17m含めてあまりよくなかったようです
3.北米で受信した局のアンテナ
移動から戻ってPSKRをみていると、北米まで飛んでいることが分かりました。5Wであればたまに北米やオーストラリアは交信できることもあるのですが、流石に0.5Wなので驚きました。ここに記載されている 受信側のアンテナを調べると業務用のようなでかいアンテナ でした。
その他写真です。
●JP-1687 高知公園、JCC3901、高知市
無線機は、WVU-604F2 0.5W出力と長さ2mのマルチバンドロッドアンテナです。夏場の電波伝搬と自分のQRP運用方法を中心にメモしておきます。
高知県にはPOTAの対象公園が何と39か所もあります。今回は20公園くらいを予定していたのですが、トラブルもあり予定を変更して下図(赤色印)の15公園をまわりました。

今回の運用設備(JP-2099 比島交通公園、JCC3901高知市)

1.太陽のX線と国内伝搬
太陽黒点の高い夏場なので、運用前に太陽フラックスの リアルタイムグラフ をチェックします。このグラフは太陽からのX線を示しているのですが、図の青丸で囲んだようなオレンジの領域以上になるとデリンジャー現象となり40mも30mも国内はほぼ聴こえなくなります。今回は、SSNが300近くになっていることもあり何度かこういう場面がありました。そして、黄色のレンジでも急にグラフが立ち上がったりすると急激にコンディションが低下するのでグラフをみながら40mの信号を受信すると実感できるのでお試しください。これらは数十分待てば回復することが多いので事前にチェックしてダメそうだったら先にランチや観光などしておくと時間を有効に使えます。もちろん設備が良ければ、影響の少ないハイバンドでDX狙いで交信をしてもよいと思います。

2.QRP運用時の周波数の選び方
通常ですと0.5Wでも、40mで全国と15~30分程度でACTできるのですが、夏場の日中は厳しいことが多いので、40-30-20-17mをチェックしながら運用します。POTA局は増えておりますが、アクティブ局は1エリアに集中しているので、1エリアとオープンしている周波数を選ぶことが大切です。
周波数の選び方は、FT8だとCQを出して PSKRを15分程度の短い時間でチェック しましょう。下図は、高知で送信した私の電波がどの地区で受信されているかのPSKR(8/27 午前2時間。JA9HWDさんから送って頂いたもの。もちろん自分で移動先で見ることもできます)です。青40m、緑30m、橙20mとなりますが、40mは九州~関東エリア、30mは関東中心、20mより高い周波数は、関東はスキップして東北、北海道にオープンしていることが分かります。今回、すべての移動場所で携帯でチェックしていたのですがどこでもほぼ同じ傾向がありました。ハイバンドは1エリアがスキップしていることが多く、基本は混信が少なく交信しやすい30mとなりました。しかし、30mのみで10局交信することが難しかったので相手がいなくなると40m、そこがダメだとハイバンド運用となりました

今回のバンド別の交信エリアですが、30mは関東中心、40mは近距離も交信できています。20mはたまに1エリアがオープンしたときは快調に交信できましたが17m含めてあまりよくなかったようです

3.北米で受信した局のアンテナ
移動から戻ってPSKRをみていると、北米まで飛んでいることが分かりました。5Wであればたまに北米やオーストラリアは交信できることもあるのですが、流石に0.5Wなので驚きました。ここに記載されている 受信側のアンテナを調べると業務用のようなでかいアンテナ でした。

その他写真です。
●JP-1673 須崎湾県立自然公園、JCC3905高知県須崎市

●JP-1687 高知公園、JCC3901、高知市
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