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アイコム株式会社は2025年10月2日、144~5600MHz帯オールモード機「IC-905」と「IC-905XG(10GHz帯トランスバーター付属)」の新ファームウェア(Version 1.20)を公開した。同社の発表によると今回の変更内容は「DVゲートウェイ機能のグローバルIPアドレスが割り当てられていない環境での待ち受けを改善」「レピータリストのインポート機能を改善」「DR機能のFROM選択で最寄レピータからレピータを設定した後、ダイヤルでほかの最寄レピータを選択できる状態を追加」「画像伝送の機能改善」「レピータモニタータイマー(国内)の選択肢を追加」「デジタルレピータセットの選択肢を追加」「GPSポジション画面などの距離を表示している画面で、1km未満からmで表示していたものを10km未満からに変更」「256GBまでのSDXCカードに対応」「その他軽微な変更」の9項目となっている。なお同時にプログラミングソフトウェア「CS-905」の新バージョン(Version 1.30)も公開された。
IC-905/IC-905XGの新ファームウェアが公開されるのは2024年3月29日のVersion 1.15以来となる。今回発表されたファームウェアの内容は次のとおり。
●IC-905/IC-905XGの新ファーム(Version 1.20 )
Version 1.15からの変更点:
・DVゲートウェイ機能のグローバルIPアドレスが割り当てられていない環境での待ち受けを改善
(すべての呼び出しが着信できるわけではありません)
・レピータリストのインポート機能を改善
レピータリストのインポート時、既存の並び順を残したままインポートできるように対応
・DR機能のFROM選択で「最寄レピータ」からレピータを設定した後、ダイヤルでほかの最寄レピータを選択できる状態を追加
・画像伝送の機能改善
・画像の受信割合を「%」で表示するように改善
・画像の受信箇所が分かるように改善
・一括送信で最後まで画像が送信されたことが分かるように改善
・レピータモニタータイマー(国内)の選択肢を追加
・デジタルレピータセットの選択肢を追加
・GPSポジション画面などの距離を表示している画面で、1km未満から「m」で表示していたものを10km未満からに変更
・256GBまでのSDXCカードに対応
※無線機本体で初期化(フォーマット)する必要があります
・その他軽微な変更
なおファームウェアの更新後、セットモード内の「バージョン情報」は下記のようになるという。
Main CPU:1.20
Main DSP Program:1.02
Main DSP Data:1.00
Main FPGA:1.01
RF CPU:1.14
RF Sub CPU:1.02
RF DSP:1.02
RF FPGA:1.05
RF DV DSP:1.10
また今回は同時に、プログラミングソフトウェア「CS-905」の新バージョンも公開された。
●プログラミングソフトウェア「CS-905」 Version 1.30(2025/10/02)
Version 1.20からの変更点:
・IC-905ファームウェア Version1.20 に対応
デジタルレピータセットの選択肢を追加
DVレピータモニタータイマー(国内)の選択肢を追加
・レピータリストのインポート機能を改善
レピータリストのインポート時、既存の並び順を残したままインポートできるように対応
・その他、軽微な変更
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・IC-905/IC-905XG ファームウェア ダウンロード(アイコム)
・プログラミングソフトウェア CS-905 ダウンロード(アイコム)
The post <画像伝送の機能改善など9項目>アイコム、IC-905/IC-905XGの新ファームウェア「Version 1.20」を公開 first appeared on hamlife.jp .