無線ブログ集
| メイン | 簡易ヘッドライン |
hamlife.jp
(2025/11/12 18:35:32)
<今回から「希望小売価格」の設定なし!では実売価格は?>アイコム、HF+50MHz帯トランシーバー「IC-7300MK2」を11月下旬から発売
(2025/11/12 14:15:34)
アイコム株式会社は2025年11月12日、今年の「ハムフェア2025」で初お披露目したHF+50MHz帯のオールモードトランシーバー「IC-7300MK2」を正式発表した。発売開始は11月下旬を予定している。なお発表されたニュースリリースやカタログ、公式サイトにIC-7300MK2のメーカー希望小売価格は記載されていない。同社に確認したところ “今回から価格の設定を見直し、今後は希望小売価格等を設定しないこととなりました” との回答があったので、hamlife.jpでは無線ショップに実売価格を取材した。
アイコムの新製品「IC-7300MK2」
アイコムの新製品「IC-7300MK2」背面
まず、最も気になるIC-7300MK2の実売価格だが、無線ショップに取材したところ、100Wタイプの「IC-7300MK2」、50Wタイプの「IC-7300MK2M」、10W(50MHz帯20W)の「IC-7300MK2S」とも共通で “ 税込 185,900円 (税抜 169,000円)” を予定とのことだった(ショップによって多少の変動はあるかもしれない)。
これまでIC-7300で設定していたメーカー希望小売価格(税込 153,780円)やショップでの実売価格(税込13万円前後)と比較すると、IC-7300MK2はかなり値上がりした印象がある。その分、IC-7300MK2は細部までブラッシュアップが図られ、エントリー機を超えた機能・性能を有しているのはハムフェア会場での展示や各イベントでのプレゼンテーションで周知の通りだろう。
以下、アイコムのプレスリリースから抜粋(一部補記)で紹介する。
累計出荷台数10万台を突破した人気モデルが機能強化でリニューアル
HF+50MHzオールモードトランシーバー「IC-7300MK2」を発売
HF+50MHz<SSB/CW/RTTY/AM/FM>トランシーバー
・IC-7300MK2(100Wタイプ)
・IC-7300MK2M(50Wタイプ)
・IC-7300MK2S(10Wタイプ)
アイコム株式会社(本社:大阪市平野区)は、HF+50MHzアマチュア無線用トランシーバーIC-7300MK2を11月下旬に発売します。2024年に累計出荷台数10万台を突破した、ベストセラートランシーバーIC-7300のリニューアルモデルです。
IC-7300は、日本で初めて「RFダイレクト・サンプリング方式」を採用したアマチュア無線機です。回路構成の簡素化により、小型化・高性能化に成功。コスト面で高級機にしか搭載できなかった機能・性能も備えました。現在も、HFビギナーからベテランまで幅広く愛用いただいています。
IC-7300MK2は、ユーザーから評価の高いIC-7300の機能・性能を受け継ぎながら、新たな機能を実装しています。欧文のデコーダーだけでなく、アマチュア無線機で初となる和文のCWデコーダーを搭載し、CW初心者の運用をサポート。また、国内初のHDMI端子による外部ディスプレイ出力で、大画面での情報表示を実現します。そのほか、LANポートやUSB Type-C端子、受信専用アンテナ端子を採用、CWモード時に目的信号の了解度を向上させるAPF(オーディオピークフィルター)機能も装備しています。
さらに、従来機から性能面も進化しています。RMDRは約113dB(代表値)と従来機から12dB向上。送信波のフェーズノイズもIC-7300比で約12dBの改善を達成しています。また、発熱を低減することで、安定した長時間運用が可能になりました。待受時の消費電流も、従来機と比較して、0.9A→0.7Aに軽減しています。
ユーザーのニーズに応えて進化したHFトランシーバーIC-7300MK2。新たに搭載した機能が、さらに楽しく快適なHF運用を創出します。
<おもな特長>
・欧文のCWデコーダーだけでなく、アマチュア無線機で初(主要アマチュア無線メーカーとして)の和文CWデコーダーを搭載(※受信状況等により正確にデコードできない場合があります)
・国内初、HDMIの外部ディスプレイ出力端子を搭載し、大画面での情報表示を実現
・LANポート(サーバーPC機能)を搭載することで、シンプルなシステムでリモート運用が可能
・USB Type-C端子を採用。1つの端子で、2つのシリアルポートに対応
・受信用アンテナが接続可能な、RX-ANT IN/OUT端子(SMA型)を装備
・目的信号の了解度を向上させるAPF機能を搭載
・従来機からRMDR/フェーズノイズ特性が共に約12dB向上(14.2MHz、CW、IF BW 500Hzで2kHz離調時)
・発熱を低減することで、安定した長時間運用が可能。省エネも実現
<発売時期>
2025年11月下旬予定
<日本語版カタログ>
なお無線ショップへ取材したところによると、IC-7300MK2の初回入荷は「順調なら11月22日(土)頃を予定」とのことだった。
IC-7300MK2の詳細は下記関連リンク参照のこと。
こちらの記事も参考に↓
【ハムフェア2025】<人気HF機がさらに進化>アイコム、HF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300MK2」を発表
●関連リンク:
・累計出荷台数10万台を突破した人気モデルが機能強化でリニューアル。
HF+50MHzオールモードトランシーバーIC-7300MK2を発売(アイコム ニュースリリース)
・製品情報 IC-7300MK2(アイコム)
・IC-7300MK2
PDF版カタログ・取扱説明書ダウンロード(アイコム)
The post <今回から「希望小売価格」の設定なし!では実売価格は?>アイコム、HF+50MHz帯トランシーバー「IC-7300MK2」を11月下旬から発売 first appeared on hamlife.jp .
