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link 毎日はレビュー 毎日はレビュー (2026/1/31 22:05:02)

feed 米国アマチュア無線の資格を取ったよ (2026/1/31 9:45:24)

 

ひょんなことから米国のアマチュア無線の資格を取得しコールサインをもらいましたので、記録しておきます。

 

正直、これまでにも検討したことはありました。ただ、正直あまりメリットを感じられずにいました。何もしなくても相互運用の協定により、米国領に行けば日本のコールサインのままで日本の機材で無線運用が可能です。むしろ、米国の資格を取得すると、そちらの方の効力が強くなってしまいます。例えば初級のTechnicianクラスだけを取得してしまうと、米国に行ってもHFは10mしか出られなくなってしまいます。取得するなら必ずGeneralクラスまでは取得しないといけません。そんなわけで、それほど本気で考えたことはありませんでした。

 

そんな私に転機が訪れたのは2025年12月7日の電波文化祭会場でした。POTA木場公園の主局(以下、KIBA局)さんが買ってきた冊子 JK1FNLさん著「Get your American Amateur Radio License(アメリカのアマチュア無線免許をとろう!)」を見せてもらった時です。冊子には米国での試験の仕組みや受験の方法がとてもわかりやすくまとめられていました。成り行きで私も1冊購入してしまい、受験の再検討を開始したのでした。KIBA局さんが受けるのなら、自分の勉強のモチベーションも続くかと思いましたし・・・(笑)。

 

米国の試験は、問題の一覧が公開されています。日本でも「完マル」という暗記用問題集が売られていますが、あれは非公式ですよね。米国は公式による無償公開です。そして、そこから100%出題されるので、その問題を全部覚えれば合格できるという仕組みです(英語ですが・・・)。

 

勉強、というか問題の暗記にはHamStudyというスマホアプリを使いました。これが素晴らしかったです。READ/STUDY/EXAMS の3つのモードがあります。READで1回全問題を読んだ後は、STUDYで1問ずつひたすら問題を解きながら覚えていきました。EXAMSは試験前に数回使って自信をつけるのに使いました。STUDYモードでは間違えた問題を時々、振り返って再出題してくれます。だから、知らないうちに問題を覚えていくことができました。英語だと理解できない問題文や解説文を選択し、日本語に翻訳させることもできるので、気になるところはちゃんと理解しながら進めることができました。とはいえ、バリバリの文系なので電気回路とかになると正直よくわからんです。ズルいやり方かもしれませんが、4択の回答だけ見て、正答を覚えた問題もありました。

 

受験するなら、TechnicianだけでなくGeneralまで一気にと決めていました。HamStudyでGeneralの問題を一通り見終わったところで受験可能な感触が得られたので、試験の申し込みに進みました。試験の2週間弱前でした。KIBA局さんに連絡したところ、「勉強は全然ダメ」とは言っていましたが、試験の申し込みは決意してくれたようです。

 

米国の無線の試験を受けるには米国の住所が必要です。とはいえ、実際に郵送されるものはなく基本はメールでのやり取りなので、形だけの住所になるのでしょうか。私は Planet Express というところでレンタルの私書箱のようなものを取得しました。そして、カリフォルニア、フロリダ、オレゴンの住所をもらいました。この後の無線の試験ではオレゴンを使用しています。なぜかって、「オレゴンから愛」というTVドラマを思い出したからです(笑)。

 

また、試験を受けるにはFRNと呼ばれるFCCへの登録番号が必要で、FCCのCORESと呼ばれるサイトで取得しました。この時に米国の住所が必要になるのです。今後、私はFCCからこのFRNで管理され、取得済みの資格のクラスやコールサインがFRNに紐づけられることになります。

 

実際の試験は「横須賀・逗子VEチーム」の皆さんにお世話になりました。このように日本での試験はボランティアの皆さんのお陰で開催していただけるのです。本当にありがたいことです。

 

試験日である1月17日は、逗子までお邪魔しました。我が家からは若干旅行気分ですが、直近の試験が行われるのがこちらなので仕方ありません。少し早めに到着して試験会場である会議室を覗くとたくさんの人がいました。もう、みんな集まっているのかと思い入ろうとしたら、なんとこの方々は皆さんボランティアの方々でした(笑)。この日の試験からマークシートでの採点の開始や合格証の電子発行等、新しいことを始めたそうで、ボランティアの皆さんも多く集まって色々とご準備されていたようです。

 

実際に試験を受けたのは5名ほどでしょうか。その周りの15名ほどのボランティアの試験官(VE)が取り囲む形での試験となりました。面接試験なら、圧迫面接と呼ばれそうです(笑)。実際の試験を通して、VEの皆さんは新しいことにもチャレンジされていて大変そうでした。試験を受ける中には英語スピーカーの外国の方もいらっしゃいました。場所がら、横須賀にいる軍人や軍属の方がアマチュア無線の試験を受けるとしたら、今回のような場所になるんだと思います。

 

試験はマークシートを鉛筆かシャーペンでマークしていくものでした。30年以上前の学生時代を思い出します。試験申し込み時に発行された4文字の数字を、この試験用紙にマークする必要もありました。受験番号みたいなものだったのですね。これを間違っちゃうと大変なことになるのは学生時代の試験と同じです。

 

お陰様でTechnicianクラスから受験して無事合格を頂戴し、その後のGeneralクラスも合格をいただくことができました。その場でスマホから手続きをして、指でサインをしたら、すぐにCSCEと呼ばれる合格証明書がメールで 送られてきたのは電子化の恩恵ですね。VEの皆様、改めてありがとうございました。

 

ちなみに同じ会場で受験したKIBA局さん、試験前には「Technicianクラスも危うくなってきました・・・」などと言ってましたが、しっかりGeneralクラスまで合格されていました。学生時代も試験前に「全然、勉強できてないよ~」とか言いながら良い点を取る輩がいましたが、あれと同じだなと感じたのはここだけの話にしておきましょう(笑)。

 

数日後にFCCのサイトから$35支払ったところ、翌日にはコールサインが発行されました。 KM7DYP です。これで、米国領に行けば、持ち込みの無線機でも他人の無線機でも1500Wで送信できます。こうやって考えると、やっぱり包括免許って便利ですね。

 

最後になりますが、米国にはVanity Callと呼ばれる好きなコールを取得できる制度があります。せっかくなので、そちらにもチャレンジ中です。それについては、取得できたらまた記録に残すことにします。


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