無線ブログ集
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毎日はレビュー
(2026/3/29 8:05:04)
砂とマツヤニと大パイルアップ!韓国・釜山でPOTA運用
(2026/3/24 22:11:57)
先日、観光で韓国の釜山(プサン)を訪れた際、スケジュールの合間を縫って3つのPOTA(Parks on the Air)対象公園で無線運用を楽しんできました。備忘録も兼ねて、現地の様子を少し記録しておこうと思います。
実は、日本人にとって韓国は非常にアマチュア無線運用がしやすい国なんです。シリアル番号のついた無線機を持ち込んでの短期運用であれば、日本国内で使用している機材の持ち込み許可が容易に取得できます。 [KARL(韓国アマチュア無線連盟)の該当ページ] を参考に必要書類をメールするだけで、スムーズにライセンスを発行してもらえました。
前回のソウル訪問時の「HL1/JO1LNK」に続き、今回は釜山エリアということで「HL5/JO1LNK」のコールサインにて運用許可をいただきました。
今回は写真を交えながら、運用した3つの公園でのエピソードをご紹介します。
■ KR-0300 広安里(クァンアンリ)ビーチ
K-POPの「BUSAN VACANCE」という曲で "Everybody come to Gwangalli" と歌われていることでも有名な、釜山を代表する繁華街のビーチです。沖合に架かる広安里大橋は夜になると美しくライトアップされ、毎週土曜日の夜(19時と21時)には大規模なドローンショーが開催されます。
今回はそのドローンショーの合間の時間を狙って運用しました。
ただ、ここで痛恨のトラブルが発生!現場でRHM12のロッドアンテナがすっぽ抜けてしまい、少々動揺……。その影響もあってか、結果は8局交信にとどまり、惜しくも時間切れ。アクティベーション(規定の10局交信)達成はなりませんでした。残念!
また、夜で暗かったため気づきにくかったのですが、砂浜での運用は機材への「砂」の侵入に注意が必要です。ホテルに帰ってから確認すると、PCが砂でジャリジャリになってしまっていました(泣)。
■ KR-0977 Amnam Park(岩南公園)
ここは「松島海上ケーブルカー」と呼ばれるロープウェイに乗って海を渡った先にある公園です。このケーブルカー、なんと床が透明なシースルーのゴンドラと、普通のゴンドラが選べます。乗り場で並ぶ列が分かれているので、スリルを味わいたい方はぜひシースルーを。
ケーブルカーの駅を降りて少し歩くと、すぐにAmnam Park(岩南公園)に入ります。今回は公園に入ってすぐのベンチの裏あたり、少し森の中に入った人目を避けられる場所を陣取って運用を開始しました。
まずは7.041MHzからスタートしたのですが、CQを出して速攻で中国のPOTAハンターからコールバックがあったのが非常に印象的でした。「やはり日本から運用するよりも中国に近いんだな」と、電波を通じて地理的な距離感を実感しました。
運用を終えて片付けをしていると、ズボンやPCにベタベタした塊が付着しているのを発見。この地は「松島」という名の通り松の木が群生しており、どうやらマツヤニのようです。拭き取るのに結構な苦労を強いられました。自然豊かな公園ならではの洗礼ですね。
■ KR-1013 龍頭山(ヨンドゥサン)公園
最後は、釜山タワーがそびえ立つ昔ながらの観光名所、龍頭山公園です。 北側からアプローチしたところ、予想以上の急勾配を歩いて登る羽目に。帰りは南側へ下ったのですが、こちらには上り専用のエスカレーターが設置されていました。エスカレーターが整備されていることからも、かなりの高低差であることがわかります。
駐車場の隅にあった記念碑の裏に、隠れるようにしてアンテナを設営。30m(10MHz)のFT8で運用を開始しました。
高台で開けたロケーションだったことが功を奏したのか、CQを出した途端、途切れることなく呼ばれ続ける大パイルアップ状態に!現地のHL局(韓国の局)からもお声がけいただき、大変テンションが上がりました。
ただ、ここで無線の接続トラブルが何度か発生してしまい、途中で運用が中断してしまう事態に。最後はスケジュールの時間切れとなってしまい、後ろ髪を引かれながらの終了(QRT)となりました。画面の向こうでお待ちいただいていた各局には、本当に申し訳ないことをしてしまいました。
いくつか機材トラブルや自然の洗礼(砂とマツヤニ!)はありましたが、それも含めて海外でのPOTA運用は刺激的で楽しい思い出になりました。 釜山は日本からも近く、ご飯も美味しくて無線も楽しめる素晴らしい街です。ライセンスの取得も難しくないので、興味のある方はぜひ韓国での運用にチャレンジしてみてください!
