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link hamlife.jp hamlife.jp (2024/9/24 23:05:25)

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feed <メモリー編集ソフトウェア「ADMS-16」に対応、機能改善など11項目>八重洲無線、FTM-500Dシリーズの新ファームウェアを公開 (2023/11/24 17:00:08)

八重洲無線株式会社は2023年11月24日、144/430MHz帯のモービル機「FTM-500Dシリーズ」の新ファームウェアをリリースした。内容は「メモリー編集ソフトウェアADMS-16に対応」「AESS ON時、MAIN/SUBのVOLが独立して操作できるように改善」「SDカードに保存したQVGAサイズ以下の任意の画像 をFTM-500Dに取り込んで画像閲覧、画像データ送信ができるように改善」「複数のバックアップファイルが読み書きできるように改善」「WIRES-X機能の操作がバンドの区別なくできるように改善」「PMGモード中、カレントチャンネルからWIRES-X機能が呼び出せるように改善」「APRS機能に操作/機能を3項目追加」「その他機能改善および最適化」という合計11項目だ。また同時にFTM-500Dシリーズ用のメモリー編集ソフトウェア「ADMS-16」も公開された。

 

 

 

「FTM-500Dシリーズ」の新ファームウェア公開は2023年8月2日以来となる。今回の内容は次のとおり。

 

★ファームウェアバージョン(2023/8)
・MAIN:Ver.1.10
・SUB:Ver.1.10
・DSP:Ver.7.20

 

★ファームウェアアップデート対象モデル
・FTM-500D
・FTM-500DSS

 

★主な変更点

1.ADMS-16に対応しました。

 

2.AESS(オーディオイコライザー)ON時、MAIN/SUB のVOLが、独立して操作できるように改善しました。

 

3.JPG Import機能を追加し、SDカードに保存したQVGAサイズ以下の任意の画像をFTM-500Dに取り込んで画像閲覧、画像データ送信ができるように改善しました。

 

4.複数のバックアップファイルが読み書きできるように改善しました。(SDカードへ保存/読込できるバックアップファイルは最大10件です)

 

5.WIRES-X機能の操作が、バンドの区別なくできるように改善しました。

 

6.PMGモード中、カレントチャンネルからWIRES-X機能が呼び出せるように改善しました。

 

7.PMGに登録したカレントチャンネル情報を[BAND]キー長押しでVFOに転送できるように改善しました。

 

8.APRS機能に、以下の操作/機能を追加しました。
 ・Beacon詳細表示で、Heading UPコンパス動作を追加しました。
 ・APRS機能がONの時、SUB Dial長押しでStation List画面が呼び出せるように改善しました。
 ・QSY情報があるBeaconを表示中、MAINダイアルの短押しでQSY機能が動作するように改善しました。

 

9.その他機能改善および最適化を行いました。

 

 

 詳細は下記関連リンク参照のこと。

 

 

 

●関連リンク:
・FTM-500Dシリーズ ファームウェアアップデート(八重洲無線)
・FTM-500D アップデートマニュアル(八重洲無線)
・FTM-500D/DS用メモリー編集ソフトウェア ADMS-16(八重洲無線)

 

 

 

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feed <最近自作したものを紹介>アマチュア無線番組「QSY」、第187回放送をポッドキャストで公開 (2023/11/24 8:30:24)

神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。

 

 

 

 2023年11月17日の第187回放送は、JK1BAN 田中氏の「今週の活動報告」はリスナーからのメール紹介( 羽田空港ターミナルビルにあるアイコムの企業広告 について)と、沖縄にC501を持って行ったが誰も出ていなかったという話だった。

 JH1OSB 小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」は、同氏がリン酸化鉄のバッテリーを入れる木製ケースを作ったという紹介、CPUをロジックICで作るキットの苦心談、埼玉県三郷市の秋月電子通商でLEDを買ったという話だった。

 

 番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。

 

 

 

●関連リンク:
・QSY 第187回放送
・QSYゆるーく無線を楽しむ(YouTube)
・QSY 番組案内ページ

 

 

 

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feed 【最速!写真多数&詳細スペック掲載】<2023年12月中の発売開始が目標>アイコム、広帯域受信機「IC-R15」の実動機を自社イベントで初展示 (2023/11/23 10:01:41)

アイコム株式会社は今日2023年11月23日(木・祝)、奈良県奈良市で開催中の自社イベント「アイコムフェア in ならやま研究所」の会場で、開発中のハンディ型広帯域受信機「IC-R15」の実動機を初展示している。発売開始は意外に早く “2023年12月中の発売が目標で、鋭意準備を進めている” と案内。また メーカー希望小売価格は「現時点で未定」とする一方、 “できるだけ買いやすい価格を目指したい” との表明があった。会場で撮影したIC-R15の写真多数と詳細スペックを紹介しよう。

 

 

「アイコムフェア in ならやま研究所」会場で展示された3台のIC-R15。残念ながらカタログの配布や説明ボードの掲出は行われていなかった

 

 

 IC-R15は、今年8月の「ハムフェア2023」会場でサプライズ発表、アクリルケースに入ったモックアップが1台展示されたが、実動機(実際に操作でき、受信も可能)の展示は今回の「アイコムフェア in ならやま研究所」会場が初めて。製品の完成度はかなり高く、開発が順調に進んでいることが伺える。

 

IC-R15の正面と背面(バッテリーパック装着)。オープニング画面は自分で好きな画像を入れてカスタマイズできる。写真左はその一例

IC-R15の両側面と背面。向かって左側面にはスケルチ用ボタンと、microSDスロットがあり、右側面にはUSB-C端子とイヤホン端子(3.5φ)を装備。なお背面はバッテリーパックを外した状態で撮影

 

 

 同社スタッフによると、IC-R15の主要機能と現時点で確定しているスペックは次のとおり。

 

<主要機能>
・76~500MHzの2波同時受信が可能(エキスパートモード時)

 

・見やすいカラー液晶ディスプレイ(約36×26mm)搭載

 

・初心者向けに「なにが聞きたい?」という目的から選べる、アイコム初の “かんたんモード” を搭載

 

・受信機に慣れた人に適した “エキスパートモード” ではV/V、U/U、V/Uの2波同時受信が可能

 

・受信音声の録音機能を装備、2波同時受信の場合は「A/Bバンド個別録音」「A/Bバンド同時録音」の選択が可能

 

・Bluetooth機能装備(HFPプロファイル対応)

 

・micro SDスロット装備

 

・USB-C端子装備

 

上部はアンテナ用のSMA端子、選局や音量調節などに使うツマミを配置

IC-R15の端子類。向かって右側面はUSB-C端子とイヤホン端子、左側面にmicroSDスロットがある

 

<IC-R15の主要スペック>

★受信周波数範囲:
(A/Bバンド)
・108.000~253.795MHz
・255.000~261.995MHz
・266.000~270.995MHz
・275.000~380.195MHz
・381.325~411.995MHz
・414.400~500.000MHz
(BCバンド)
・FMラジオ 76.000~108.000MHz

 

★受信モード: AM/FM/WFM

 

★アンテナ端子: 50Ω不平衡(SMA-J)

 

★メモリーチャンネル数:
・通常メモリー2000ch
・オートメモリーライト 200ch
・スキャンエッジ 25組
・スキップチャンネル 100ch

 

★周波数安定度: ±2.5ppm以下(-20~60℃)

 

★周波数ステップ:
 5/6.25/8.33/10/12.5/15/20/25/30/50/100/125/200kHz
 ※8.33kHzはエアーバンドのみ

 

★バッテリー: DC3.6V(BP-287)

 

★外部電源電圧: DC5.0V±5%(USB充電時)

 

★外形寸法: 58W×116H×33.8Dmm(突起物除く)

 

★受信部: ダブルスーパーヘテロダイン

 

★中間周波数:
・Aバンド 1st IF 58.050MHz、2nd IF 0.450MHz
・Bバンド 1st IF 57.150MHz、2nd IF 0.450MHz

 

★受信感度:
●AM(10dB S/N:kHz/30%)
・108~142MHz:0dBμ以下
・222~249.995MHz:0dBμ以下
・250~299.995MHz:5dBμ以下
・300~400MHz:3dBμ以下
●FM(12dB SINAD 1kHz/3.5kHz)
・108~249.995MHz:-8dBμ以下
・250~299.995MHz:-3dBμ以下
・300~500MHz:-5dBμ以下
●WFM(12dB SINAD 1kHz/52.5kHz)
・76~108MHz:0dBμ以下

 

★選択度: AM/FM 50dB以上、WFM 35dB以上

 

★低周波出力:
・内部SP 400mW以上(8Ω 歪率10%時)
・外部SP 120mW以上(8Ω 歪率10%時)

 

★付属品:
・アンテナ(FA-S207C=IC-R6付属品と同じもの)
・バッテリーパック(BP-287)
・充電器
・取扱説明書

 

 

 hamlife.jpが会場で撮影した、IC-R15の詳細がわかる写真を紹介しよう。

 

IC-R15のサイズがわかる写真(左からIC-R6、ID-50、IC-R15、ID-52の順)。天地サイズはID-50よりやや高く、ID-52より若干低い。なおIC-R15のボディは海外向け機種や業務用無線機の筐体を流用したのではなく、新たな筐体を設計したもの。「操作性にとことんこだわった」という

IC-R15のバッテリーパックはIC-R30にも採用されたリチウムイオンのBP-287。3.6Vで3120mAhの容量がある

IC-R15の操作画面(かんたんモード系)。例えば羽田空港のエアーバンドを聴きたい場合は「かんたん」→「カテゴリー/グループ」→「航空」→「航空(羽田空港)」→といった順で選んでいく。出荷時に主要ジャンルの周波数データは入った状態になっているという

その他の操作画面や設定画面の例

グループ別のアイコンが可愛らしい!

 

 なお、IC-R15の発売は意外に早く「2023年12月中の発売開始が目標で、鋭意準備を進めている」と案内。メーカー希望小売価格は現時点で未定だが「できるだけ買いやすい価格を目指したい」ということだった。

 hamlife.jpでは、IC-R6がメーカー希望小売価格(税込)が28,380円であることから、2波同時受信機能を搭載してカラー液晶や録音機能、Bluetoothなどを装備するIC-R15のメーカー希望小売価格(税込)は “4万円前後” になるのでは? と想像しているのだが…。

 

 

 

 

 IC-R15の実動機が初展示された「アイコムフェア in ならやま研究所」は、奈良県奈良市の同社研究施設で11月23日(木・祝)15時まで開催。なお12月2日(土)に東京都江東区木場で開かれる「アイコムフェア in 東京木場」でも実動機の展示が予定されている。

 

 なおhamlife.jpでは、「アイコムフェア in ならやま研究所」で行われたIC-R15に関する講演動画をアイコムの協力により収録。近く YouTubeのhamlife.jpチャンネル で公開する予定だ。

 

 

 

●関連リンク:
・アイコム
・アイコムフェア in ならやま研究所 開催概要
・アイコムフェア in 東京木場 開催概要

 

 

 

 

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feed <ロシア局とベラルーシ局の参加は可能だが、楯などの授与は行われない>日本時間で11月25日(土)9時から48時間、「2023 CQ World Wide DX Contest(CW)」開催 (2023/11/23 9:30:29)

世界規模のDXコンテストとして有名な、US CQマガジン主催の「CQ World Wide DX Contest」。10月28日のSSB部門に続き、今度は日本時間の2023年11月25日(土)午前9時から48時間にわたりCW部門が開催される。開催期間に合わせて、世界各地からDXペディションも計画されているなど、歴史もあって参加局も多い有名DXコンテストの1つだ。2021年からは、シングルオペレーター特記部門の「Youth Overlay Category(25歳以下のカテゴリー)」が新設されている。なお、主催者によるコンテストのポリシー(方針)変更に伴い、ロシア局とベラルーシ局のログエントリーを受け付け、そのスコアを公開し、関連するすべてのログにQSO/ポイント/マルチプライヤーをクレジットすることを再開するとしている。ただし、ロシア局とベラルーシ局には楯や参加賞、またはランキングに基づいてのオンライン証明書は授与されない( 2022年9月5日記事 )。

 

 

 

 

 日本時間で2023年11月25日(土)午前9時から11月27日(月)午前8時59分59秒までの48時間、US CQマガジン主催のコンテスト「2023 CQ World Wide DX Contest(CW)」が、160m、80m、40m、20m、15m、10mの各バンドで開催される

 

 2021年からは、シングルオペレーター特記部門に、「Youth(若者) Overlay Category」という25歳以下を対象にしたカテゴリーを新設。また、「オールバンドで得点が計算されてそれぞれハイパワー、ローパワー(QRP含む)で別に順位付けされる」としている。

 

 コンテストのナンバー交換は「RST符号による相手局のシグナルレポート」+「CQゾーン番号(JA局は25)」のみのため、短時間で交信が成立する。相手局もコンテストで高得点を上げることが目的のため、弱い信号の局でも“聞き取る努力”をしてくれる。とくにCWによるコンテストは、コンディションに左右されず交信できるチャンスがさらに増えるだろう。

 

 

 また、2020年には以下の規約改正が行われているので確認しておこう。

 

1.マルチオペ・シングルTX部門の送信機の定義の変更

 

2.証拠の録音データの提出順位の変更

 

3.第1地域での7,200kHz以上と1,810kHz以下でのコンテスト参加禁止

 

4.ログチェックで見つかったコールサイン受信誤り(交信不成立コール誤り)のペナルティー比率を2:1から3:1に戻し、マルチオペ・シングルTXおよび2TXで10分間ルールを避けるために、ログの交信時刻を修正した場合のペナルティーはQSOポイントおよびマルチの10倍とするなど細部の改正。コンテスト規約全体に係る大きな改正ではないがマルチオペ・シングルTX、2TX部門での参加を予定されているクラブ局等は、最新版の規約を確認しておこう。

 

 

・ARRL Webの関連記事
http://www.arrl.org/news/cq-announces-rule-changes-for-2017-cq-world-wide-ssb-and-cw-events

 

・アメリカCQマガジン社のFAQ
http://cqww.com/rules_faq.htm

 

 

 ログの締め切りは、日本時間の12月2日(土)午前8時59分まで。詳しくは、コンテスト参加前に下記関連リンクから主催者のWebサイトにアクセスし、公式ルールを確認してほしい。

 

 

日本語で記載されている「CQ World Wide DX Contest」のルール(一部抜粋)

 

 

 CQ World Wide DX Contestは、ほかのコンテストとは違う特徴がある。毎年このコンテストに合わせて、さまざまなエンティティーからのDXペディションが計画されているのだ。

 

 それらの計画を一堂にチェックできるサイトもある。特に有名なのが「NG3K Amateur Radio Contest/DX Page」だろう。ぜひ下記の関連リンクからチェックしてみよう。

 

 

「2023 CQ World Wide DX Contest(CW)」に併せて計画されているDXペディション(NG3K Amateur Radio Contest/DX Pageから)

 

 

●関連リンク:
・The 2023 CQ World-Wide DX Contest(CW)規約
・The 2023 CQ World-Wide DX Contest(CW)規約(日本語/PDF形式)
・New CQ World Wide Youth Category to Debut October 30-31(ARRL NEWS)
・CQ World-Wide DX Contest
・NG3K Amateur Radio Contest/DX Page「CQ World Wide DX CW Announced erations:2023」

 

 

 

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feed <「D-STAR QSO PARTY 2023」案内ほか>アマチュア無線番組「QRL」、第601回放送をポッドキャストで公開 (2023/11/23 8:30:25)

東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2011年4月7日からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(開始当初は隔週放送で翌週は再放送。番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2023年11月16日 夜に放送した第601 回分がアップされた。

 

 

 

 2023年11月16日の第601回放送は、最近のコンディションとDXペディションについて触れた後、11月19日に開催されるJARD主催「HAMtte交信パーティー2023 コンテスト部門」の案内を行い、さらに12月27日から1月6日に開催されるアイコム主催「 D-STAR QSO PARTY 2023 」を紹介した。

 

 番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。

 

 

 

●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第601回放送
・QRL Facebookページ

 

 

 

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feed <「時間、手間、費用、すべてが非現実的」と断言>アルインコが「30chのデジタルトランシーバーを82chに拡張するサービスは行っておりません」と告知 (2023/11/22 19:25:01)

アルインコ株式会社電子事業部は2023年11月22日、同社ホームページのインフォメーションコーナーに「デジタル簡易無線登録局の82ch改修お問い合わせについてのお願い」、さらに総合FAQコーナーに「30chのデジタルトランシーバーは82chに拡張してもらえるの?」という項目を掲載した。いずれも今年6月1日の電波法令改正で351MHz帯デジタル簡易無線登録局のチャンネルが従来の30ch(上空用5chを含めると35ch)から82ch(上空用15chを含めると97ch)に大幅増波したことに伴い、同社に「30ch仕様の旧モデルを82ch仕様に改修してもらえるのか?」という問い合わせが殺到していることに伴う措置と見られる。同社は「弊社ではそのような対応は致しておりません」として、その理由を説明している。

 

 

アルインコの総合FAQより

 

 

 増波前にアルインコが販売した30chタイプの351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)のユーザーから、同社に「82ch仕様に改修してもらえるのか?」という問い合わせが殺到している理由は、数日前に総務省の電波利用ホームページ内「デジタル簡易無線局の増波等について(令和5年度改正)」欄に、「増波対応機を使用する場合で既に包括登録を受けている場合には、次のいずれかの対応をとる必要があります」という項目が掲載され、「増波前の簡易無線のすべてをソフトウェア改修で増波」などの例示を行い、「技適マークの番号が変わらない場合に限ります」として、「詳細はお使いの機器のメーカまでお問い合わせください」と案内があったことに起因すると見られる。

 

総務省電波利用ホームページより(図版を一部抜粋)。「詳細はお使いの機器のメーカまでお問い合わせください」と書かれている

 

 

 アルインコは2023年11月22日、同社の見解として次の告知とFAQを掲載した。

 


 

デジタル簡易無線登録局の82ch改修お問い合わせについてのお願い

 

デジタル簡易無線登録局をご利用のお客様各位

 

 平素は弊社製品をご愛用頂き、誠に厚くお礼申し上げます。

 

 さて今般、総務省の電波利用ホームページのデジタル簡易無線コーナーに、「メーカーに相談すれば従来の30ch機を改造して82ch機にできる」、と受け取れかねない内容の記事が記載され、多くのお客様からお問い合わせがございますが、弊社ではそのような対応は致しておりません。

 

 既に電子事業部のHPでもご説明しておりますが、デジタル簡易無線を含む無線機器は認証機関から技術基準適合証明を受けなければ使用できません。登録局3R(30ch)の3T(82ch)対応改造は周波数の拡張という重要な定格の変更ですから、別技適と識別符号(CSM)の取得が必要になります。個人ユーザーがこのような手続きをすることは理論的には可能ですが、時間、手間、費用の全てにおいて現実的ではありません。

 

 総務省HPの中にある「ハード・ソフト改造」について、「どのような条件で改造したら改造前と同一の技適と見なされるか」が開示されていないため、改造品を同一技適にする方法は無いと理解しており、ルールの変更がなされるのかどうかの見通しも弊社は一切お答えできる立場にありません。「メーカーに問い合わせてください」とありますが、弊社ではこれ以上のご返事は致しかねます。

 

 何卒事情ご高察の上、本件についてのお問い合わせはお控えくださいますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

アルインコ株式会社 電子事業部 カスタマーサービス課

 

 

アルインコのインフォメーションより

 


 

Q7.30chのデジタルトランシーバーは82chに拡張してもらえるの?
A7.弊社ではそのようなサービスは行っておりません。

 

 デジタル簡易無線を含む無線機器は認証機関から技術基準適合証明を受けなければ使用できません。登録局3Rの82ch(3T)への改造は周波数の拡張という重要なスペックの変更ですから別技適の取得が必要になります。新品で製造するDJ-DPS70EやDR-DPM60Eなどの技適番号とは共用することができません。検査を含む技適取得費用は新品の簡易無線機が何台も買える額で、CSMも取得し直しになりますが、これにも費用と手間が発生します。さらに弊社の手数料を加えると、時間、手間、費用、すべてが非現実的になるためです。

 


 

 hamlife.jpが掌握している範囲で、現時点で30ch(35ch)タイプの351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)を、82ch(97ch)タイプに改修するサービスを実施しているメーカーは確認できていない。一方、増波に対応した82ch(95ch)タイプの無線機は、無線ショップの実売価格で2万円台から販売されているようだ。

 

 

 詳細は下記関連リンク参照のこと。

 

 

 

●関連リンク:
・デジタル簡易無線登録局の82ch改修お問い合わせについてのお願い(アルインコ インフォメーション)
・Q7 30chのデジタルトランシーバーは82chに拡張してもらえるの?(アルインコ 総合FAQ)
・デジタル簡易無線局の増波等について(令和5年度改正)(総務省 電波利用ホームページ)

 

 

 

 

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feed <IC-7850/7851、IC-7300、IC-7610のファームウェアアップデートへの対応>アイコム、コントロールソフトウェア「RS-BA1 Version2」を更新 (2023/11/22 19:00:36)

アイコム株式会社は2023年11月22日、LANやインターネット経由で同社のアマチュア無線機を遠隔操作できるIPリモートコントロール ソフトウェア「RS-BA1 Version2」に新機能を追加したアップデート版(Ver.2.60)を発表した。今回は同日新バージョンがリリースされたIC-7850/IC-7851、IC-7300、IC-7610のファームウェアアップデートに対応したほか、「RIT機能がONの時、スコープ画面のRXマーカーおよびTXマーカーが範囲外に表示される不具合」の修正が図られている。既存のRS-BA1 Version2ユーザーはWebサイトから無償でアップデートできる。

 

 

RS-BA1 Version 2のデュアルパネル(アイコムの製品情報より)

 

 

 アイコムのRS-BA1 Version2は、同社のオールモード機をLANやインターネット経由で遠隔操作できるWindows対応の有償ソフトウェアで、IC-7851、IC-7850、IC-7610、IC-7800、IC-7700、IC-7600、IC-7410、IC-9100、IC-7300、IC-7200、IC-7100、IC-9700、IC-705の各機種で使用できる(使用できる内容や動作保証の有無は機種によって異なる)。

 

 2023年11月22日に公開されたRS-BA1 Version2の新ソフトウェア(Ver.2.60)の変更点は下記のとおり。

 

★「RS-BA1 Version2」Ver2.50からVer2.60へのおもな変更点

 

①下記製品のファームウェアアップデートへの対応
・IC-7300 Version 1.42
・IC-7610 Version 1.40
・IC-7850/IC-7851 Version 1.41

 

②RIT機能がONの時、スコープ画面のRXマーカーおよびTXマーカーが範囲外に表示される不具合を修正

 

 既存のRS-BA1 Version2ユーザーは無償でアップデートが可能だ。詳細とダウンロードは下記関連リンクより。ファームアップ作業前に必ず説明書等で内容を確認して欲しい。

 

 

 

●関連リンク:
・コントロールソフトウェアダウンロード RS-BA1 Version2(アイコム)
・製品情報 RS-BA1 Version2(アイコム)

 

 

 

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feed <「DPD機能」の追加、IC-PW2との連携機能追加など6項目>アイコム、IC-7610の新ファームウェア「Version 1.40」を公開 (2023/11/22 18:30:05)

アイコム株式会社は2023年11月22日、HF+50MHz帯固定機「IC-7610」の新ファームウェア、「Version 1.40」を同社サイト上に公開した。同社の発表によると内容は「DPD(デジタル・プリディストーション)機能の追加」が1項目、「IC-PW2との連携機能を追加」が3項目、「そのほかの変更」が2項目となっている。

 

 

アイコム・IC-7610(同社プレスリリースより)

 

 

 IC-7610の新ファームウェア公開は2021年4月23日のVersion 1.30以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。

 

●IC-7610の新ファーム(Version 1.40)

 

Version1.30からのおもな変更点:

 

【DPD機能を追加】
・DPD(デジタル・プリディストーション)機能に対応
 ※DPD機能を使用するためには事前の調整が必要です。「 仕様変更のお知らせ 」を参照して調整してください。

 

【IC-PW2との連携機能を追加】
・IC-PW2との連携強制チューン動作に対応

 

・IC-PW2デュアル接続モードに対応

 

・送信インターロック制御に対応

 

【そのほかの変更】
・強制オールリセットの改善
 リセット画面からオールリセットできない場合の操作で、 [MAIN/SUB]と[CHANGE]キーを押しながら[POWER]キーで電源ONすると強制的にオールリセットできますが、[POWER]キーの代わりに外部電源を接続することでも、強制的にオールリセットするように改善

 

・その他軽微な変更

 

 

 IC-7610のファームアップは、SDカードまたはUSBメモリーを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。ファームウェアがVersion 1.05以前の無線機は一度 Version 1.06 にファームアップ後、このファームアップを行う必要がある。ファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。

 

Main CPU: 1.40
Sub CPU: 1.06
Front CPU: 1.01
FPGA: 1.10

 

 詳細は下記関連リンクを参照のこと。

 

 

 

●関連リンク:
・ファームウェア/ドライバダウンロード・IC-7610(アイコム)
・仕様変更のお知らせ Ver.1.40(アイコム)

 

 

 

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feed <IC-PW2との連携機能追加など4項目>アイコム、IC-7300の新ファームウェア(Version 1.42)を公開 (2023/11/22 18:00:50)

アイコム株式会社は2023年11月22日、HF/50MHz帯コンパクト機であるIC-7300/IC-7300M/IC-7300Sの新ファームウェア、「Version 1.42」を同社サイト上に公開した。同社によると今回は「IC-PW2との連携機能を追加」が2項目、「そのほかの変更」が2項目となっている。同機種の新ファームウェアの公開は2021年7月9日のVersion 1.41以来となる。

 

 

IC-7300(アイコム提供写真)

IC-7300(アイコム提供写真)

 

 

●IC-7300/IC-7300M/IC-7300Sの新ファーム(Version 1.42)

 

前バージョン(Version 1.41) からの変更点:

 

【IC-PW2との連携機能を追加】
・IC-PW2との連携強制チューン動作に対応

 

・送信インターロック制御に対応

 

【そのほかの変更】
・強制オールリセットの改善
 リセット画面からオールリセットできない場合の操作で、 [CLEAR]と[V/M]キーを押しながら[POWER]キーで電源ONすると強制的にオールリセットできますが、[POWER]キーの代わりに外部電源を接続することでも、強制的にオールリセットするように改善

 

・その他軽微な変更

 

 

 IC-7300のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる。今回のファームウェア更新後、セットモード内の「バージョン情報」は下記のように表示されるという。

 

・Main CPU: 1.42
・DSP Program: 1.07
・DSP Data: 1.00
・FPGA: 1.13

 

 

 詳細は下記関連リンクを参照のこと。

 

 

 

●関連リンク:
・ファームウェアダウンロード・IC-7300(アイコム)
・仕様変更のお知らせ Ver.1.42 PDFダウンロード(アイコム)

 

 

 

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feed <IC-PW2との連携機能を追加、その他各種変更>アイコム、IC-7850/7851の新ファーム「Version 1.41」を公開 (2023/11/22 17:30:30)

アイコム株式会社は2023年11月22日、同社のHF/50MHz帯フラッグシップモデルであるIC-7850/IC-7851の新ファームウェア、「Version 1.41」を同社サイト上に公開した。同社の発表によると内容は「IC-PW2との連携機能を追加」として3項目、「そのほかの変更」が2項目となっている。

 

 

IC-7850 アイコム50周年記念モデル

IC-7850 アイコム50周年記念モデル

 

 

 アイコムのフラッグシップ機、IC-7850/IC-7851の新ファームウェア公開は2021年4月30日以来、2年7か月ぶりとなる。主な変更点は下記の通り。

 

●IC-7850/IC-7851の新ファーム(Version 1.41)

 

もな変更点:

 

【IC-PW2との連携機能を追加】
・IC-PW2との連携強制チューン動作に対応
・IC-PW2デュアル接続モードに対応
・送信インターロック制御に対応

 

【そのほかの変更】
・[POWER]キーで電源のON/OFFができない場合でも、[F-INP]と[MW]キーを押しながら主電源スイッチをONすれば、強制的にオールリセットするように改善

 

・その他軽微な変更

 

 

 IC-7850/IC-7851のファームアップは、SDカードまたはUSBメモリーを使用して行うことができる。詳細は下記関連リンクを参照のこと。

 

 

 

●関連リンク:
・ファームウェア/ドライバダウンロード・IC-7850/IC-7851(アイコム)
・仕様変更のお知らせ Ver.1.41(アイコム)

 

 

 

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