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link hamlife.jp hamlife.jp (2025/3/4 1:35:22)

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feed <コンテストの話題>アマチュア無線番組「QRL」、第573回放送をポッドキャストで公開 (2023/5/11 8:30:00)

東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2023年5月4日 夜に放送した第573 回分がアップされた。

 

 

 2023年5月4日(第573回)の特集は「コンテストの話題」。5月に始まるコンテストとして、JARD主催「HAMtte交信パーティー2023春」などの概要を紹介した。

 

 

 

 番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。

 

 

 

●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第573回放送
・QRL Facebookページ

 

 

 


feed <電波監視を24時間体制で強化>中国総合通信局、G7広島サミット開催にともない5月17日(水)から22日(月)まで「重要無線通信妨害対策実施本部」を設置 (2023/5/10 12:05:02)

2023年5月19日(金)から5月21日(日)に、広島市で開催される「G7広島サミット(主要国首脳会議)」の開催に関連して、中国総合通信局では5月17日(水)から5月22日(月)まで「重要無線通信妨害対策実施本部」を設置し、24時間体制で電波監視の強化を図るとしている。

 

 

 

●中国総合通信局の報道発表は以下のとおり。

 

 

 中国総合通信局は、G7広島サミット開催に伴い、令和5年5月17日(水)から5月22日(月)までの間、同局長を本部長とする「中国総合通信局重要無線通信妨害対策実施本部」を設置し、電波監視体制の強化を図ります。

 

概要
 5月19日(金)から5月21日(日)に、広島市で開催されるG7広島サミットにおいて、警察・消防無線、航空無線、鉄道無線などの重要無線通信に対する混信や電波妨害の発生に備え、24時間体制で電波監視体制を強化します。

 

 

中国総合通信局ホームページ「 電波監視」から

 

 

 

●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

●関連リンク:
・中国総合通信局 G7広島サミット開催に伴う電波監視体制の強化<重要無線通信妨害対策実施本部を設置>
・中国総合通信局 電波監視
・【公式】G7広島サミット
・G7広島サミット(首相官邸ホームページ)

 

 

 


feed <雨天の場合は翌週に順延>JARL和歌山県支部、5月14日(日)に「和歌山ハムベンション(春季)」を和歌山市で開催 (2023/5/10 11:30:03)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)和歌山県支部は、2023年5月14日(日)に和歌山市の水軒鉄鋼団地北西駐車場で「和歌山ハムベンション(春季)」を開催する。詳細は同支部のWebサイトやJARL NEWSで下記のように発表されている。

 

 

★和歌山ハムベンション(春季)

 

・日時: 2023年5月14日(日)13:00~17:00 雨天順延(前日17:00に決定しHPで周知)

 

・場所: 和歌山市水軒鉄鋼団地 北西駐車場(JARLの旗が目印です)

 

・おもな内容:
 ハム向けのフリーマーケットを開催します。出店申し込みは不要です。
 雨天延期とします。雨天の判断は前日17:00までに和歌山県支部のホームページに表示します。
 延期時は翌週5月21日(日)とします。この判断も前日17:00にホームページに表示します。再々延期はありません。中止となります。

 

 詳細は下記関連リンクを参照のこと。

 

 

 

●関連リンク: JARL和歌山県支部

 

 

 


feed 【2023年6月期】JARD養成課程講習会・3アマ短縮コース日程 (2023/5/10 10:32:44)

一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)が各地で開催している「第三級アマチュア無線技士」養成課程講習会(短縮コース)の、2023年6月期の開催日程を紹介する。

 

 

●2023年6月の第三級短縮コース開催日程

 

東京都豊島区/JARDハム教室(6月18日開催)○
東京都豊島区/JARDハム教室(6月28日開催)○
神奈川県横浜市/マリンハイツ1号館(6月4日開催)○
大阪府大阪市/アイコム情報機器(株)(6月25日開催)○
岡山県岡山市/(株)システム エイ・ブイ(6月4日開催)○
香川県丸亀市/城乾コミュニティセンター(6月25日開催)○
福島県棚倉町/棚倉町商工会館(6月25日開催)○
北海道札幌市/札幌市清田区民センター(6月25日開催)○

 

※受講申込締切日:開講日1週間前の日(その前に定員に達したときは定員に達した日)
 〇印は下記リンク先にてWeb申し込みが可能

 

 第三級短縮コースは、第四級アマチュア無線技士の無線従事者資格を取得している者が対象。法規4時間、無線工学2時間の講習を受け、当日行われる修了試験に合格すると3アマの無線従事者免許証を手に入れることができる。JARDによると平成23年度の実績は受講者数:4,651名で、合格率は99.0%。受講費用や申し込み方法などの詳細は下記関連リンクで。

 

 なおJARDでは2017年4月から、4アマ資格のない者でも自宅等からインターネットに接続したパソコンを使って学習ができる「eラーニング方式」の養成課程(3アマ標準コース)を随時開講している。最短なら申し込みの翌日から受講を始められる。修了試験受験者の合格率はほぼ100%。詳細はJARDのWebサイトで。

 

 

 

●関連リンク: 一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会

 

 

 


feed 【2023年6月期】QCQ企画の養成課程講習会・3アマ短縮コース日程 (2023/5/10 10:30:28)

キューシーキュー企画が北海道を除く全国各エリアで開催している「第三級アマチュア無線技士」養成課程講習会(短縮コース)の、2023年6月期の開催日程を紹介する。

 

 

●2023年6月の「第三級アマチュア無線技士 短縮コース」開催日程

 

<東北エリア> 6月の開催はなし

<関東エリア> 川崎市中原区/川崎市コンベンションホール(6月4日開催)

<信越エリア> 長野県松本市/松本商工会館(6月18日開催)

<北陸エリア> 6月の開催はなし

<東海エリア> 6月の開催はなし

<近畿エリア> 6月の開催はなし

<中国エリア> 6月の開催はなし

<四国エリア> 6月の開催はなし

<九州エリア> 北九州市小倉北区/新小倉ビル(6月4日開催)

 

 第三級短縮コースは、第四級アマチュア無線技士の無線従事者資格を取得している者が対象。法規4時間、無線工学2時間の講習を受け、当日行われる修了試験に合格すると3アマの無線従事者免許証を手に入れることができる。受講費用や申し込み方法などの詳細は下記リンクで。

 

 なおキューシーキュー企画は、4アマ有資格者を対象に自宅で学習できる 「3アマeラーニング養成課程(短縮コース)」 を2023年3月1日から開講している。

 

 

 

●関連リンク: 養成課程講習会のご案内(株式会社キューシーキュー企画)

 

 

 


feed <「1200MHz部門」新設、通常ルールに「マルチを市町村から市郡へ」変更>5月13日(土)18時から21時間にわたり「第21回 津軽海峡コンテスト」開催 (2023/5/10 9:30:13)

2023年5月13日(土)18時から5月14日(日)15時まで21時間にわたり、JARL青森県支部とJARL渡島檜山支部の共催による「第21回 津軽海峡コンテスト」が、50/144/430/1200MHz帯の4バンドの電信、電話で日本国内で運用するアマチュア局を対象に行われる。昨年(2022年)は同コンテスト20周年を記念し「マルチを市郡から市町村へ」「レピータ利用OK」としたが、今回から「マルチを市郡から市町村へ」が通常ルールとなる一方で、「『禁止事項』を一昨年の内容に戻すとともに明確にしました。レピータ交信を禁止」としている。さらに今回から「1200MHz部門」が新設された。

 

 

 

 参加資格は日本国内で運用するアマチュア局。交信対象は管内局(渡島・檜山振興局内または青森県内の局)が日本国内の局。管外局(管内局以外の局)が渡島・檜山地域内または青森県内の局。ナンバー交換は、管内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「市町村ハムログナンバー」。管外局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「都府県・地域等ナンバー」となる。

 

 

●2023年の変更点

 

1.マルチを市町村から市郡へ変更。(20回記念特別ルールから通常ルールへ)

 

2.齟齬のあったコンテスト中の運用場所の変更について明確にしました。コンテスト中の運用場所の変更を認めます。

 

3.「禁止事項」を一昨年の内容に戻すとともに明確にしました。レピータ交信を禁止

 

4.「使用周波数」に1200MHz帯を追加し4バンドに変更。これに伴い「1200MHz部門」を新設しました。

 

5.ログ、問い合わせ先
・電子ログでの提出を受け付けます。(電子ログ推奨)
・当コンテストへの問い合わせは渡島檜山支部HP問い合わせフォームからお願いします。
・ログ提出後のお問い合わせは提出先へお願いします。

 

 

 コンテスト中の運用場所の変更はOK(管内と管外をまたがる変更は不可)。明確化された運用場所の変更については、「管内局」は「渡島・檜山地域内」からの参加局は「渡島・檜山地域内」の範囲で可能で、「青森県内」からの参加局は「青森県内」の範囲で可能。管外局は「管内局以外」の範囲で可能となる。

 

 JARL青森県支部とJARL渡島檜山支部の共催ならではの支部対抗戦コンテストでもある。ログ提出は紙ログ、電子ログで5月31日(水)まで(消印有効)。詳しくは「第21回 津軽海峡コンテスト規約」で確認してほしい。

 

 

「第21回 津軽海峡コンテスト」の規約(一部抜粋)

 

 

●関連リンク:
・第21回 津軽海峡コンテスト規約(PDF形式)
・JARL青森県支部
・JARL渡島檜山支部

 

 

 


feed <40年前のATV移動運用実験の思い出>OMのラウンドQSO、第361回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 (2023/5/10 8:30:13)

「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」が2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。2023年4月にレギュラー陣の1人だったJA1JRK 谷田部氏がサイレントキーとなり、現在はOM2名(JA1NFQ 中島氏、JH1DLJ 田中氏)とMCの演歌歌手 水田かおり(JI1BTL)で進行している。

 

 

 

 新たに音声ファイルが公開されたのは、2023年5月7日(日)21時30分からの第361回放送。前半では約40年前の新聞記事(八溝山からの1200MHz帯ATV移動運用実験で250kmの遠距離交信に成功)が出てきたことから、ATV運用の思い出を語りあった。

 

 番組後半のJARDコーナーは、管理部長の伊藤 純氏(JH1OPI)が登場。5月1日から14日まで開催されている「HAMtte交信パーティー2023春」の案内を行い、期間中にJARDハム教室で実施している「ビギナーズセミナー」と「初心者交信教室」を紹介した。

 

 番組音源は下記関連リンクにあるページで聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。放送終了後一定期間が経過したファイルから削除される可能性があるので早めのワッチをオススメする。

 

 

 

●関連リンク: OMのラウンドQSO(FMぱるるん)

 

 

 


feed 2エリア(東海)で発給が進み、JS2の1stレターが「O」から「P」へ---2023年5月9日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況 (2023/5/9 18:00:12)

日本における、2023年5月9日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。新たに2エリア(東海管内)の東海総合通信局から更新発表があった。なお、東海合通信局管内の2エリアは、JS2のサフィックスファーストレター「O」が終了し、「P」へ割り当てが移っている。

 

 

 

 各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。

 

 

 

 

 ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。

 

 その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。

 

 さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。

 

 また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。

 

 しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。

 

 このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。

 

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給

 

<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始

 

 

 

●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 


feed <特集は「近くにいる!毒のある生き物」>誠文堂新光社が月刊誌「子供の科学」2023年6月号を刊行 (2023/5/9 17:00:33)

株式会社誠文堂新光社は2023年5月10 日(水 )に月刊誌「子供の科学」2023年6月号を刊行する。今号は特集が「近くにいる!毒のある生き物 、さらに「こんな未来が2050年に? タイフーンショット計画 」「南極から地球環境を探る」といった記事も掲載している。また別冊付録として「毒のある危険生物遭遇マップポスター」がついてくる。価格は770円(税込み)。

 

 

「子供の科学」2023年6月号表紙

 

 

 hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。誠文堂新光社が刊行している月刊誌「子供の科学」は、大正13(1924)年9月の創刊という老舗雑誌だ。同誌が2015年に行った読者(小中学生が中心)アンケートによると、取ってみたい資格の第1位が「アマチュア無線」という結果になり、アマチュア無線界からも注目されている。

 

 また同誌は一昨年3月、「子供に科学の楽しさを96年間伝え続け、日本の理系親子が絶大の信頼を寄せている」として、日本の文化活動に著しく貢献した人物・グループに対して贈呈される吉川英治文化賞を受賞した。

 

 通巻1046号となる2023年6月号は、特集が「近くにいる!毒のある生き物」、さらに「こんな未来が2050年に? タイフーンショット計画」「南極から地球環境を探る」といった記事も掲載。また電子工作の「ポケデン」コーナーではスコープののぞき穴から見ると、点滅するLEDの明るさによってときどきオバケが現れる「オバケスコープ」を作っている。また別冊付録として「毒のある危険生物遭遇マップポスター」がついてくる。
 なお今号の情報コーナーには、法改正によってアマチュア無線の“お試し交信体験”が容易になったという話題が掲載されている。

 

 

 同誌の購入は下記に掲載したAmazonリンクから可能だ。

 

 

 

 

●関連リンク:
・子供の科学2023年6月号はこんな内容だ(KoKa Net)
・中高生の科学 Kokademia(KoKa Net)

 

 

 


feed 【写真リポート】<5月5日、こどもの日特別運用2023>初の体験運用も…、急きょ28MHz帯にQSYして子供たち10人全員が南極昭和基地「8J1RL」との交信に成功 (2023/5/9 12:05:11)

毎年5月5日「こどもの日」恒例、南極昭和基地のJARL局「8J1RL」が、日本の18歳以下のアマチュア無線家と優先的に交信するイベント「こどもの日特別運用」が今年も行われた。東京都豊島区の一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)本部に公募で集まった小・中・高校生の10人(2アマ1人、3アマ4人、4アマ2人、無資格者3人)が、JARL中央局「JA1RL」の無線設備で約1万7,000km離れた「8J1RL」との交信に挑戦した。とくに今回、アマチュア無線の制度改正で“アマチュア無線の資格を持たない者の体験運用”の条件が大きく緩和されたことから、初めて無資格者による体験運用もあわせて行われた。※画像の一部はJARL提供

 

※パソコンでご覧の場合、小さい画像はクリックすると拡大します。

 

 

公募で集まった小・中・高校生10名(2アマ1人、3アマ4人、4アマ2人、無資格者3人)が、南極昭和基地のJARL局「8J1RL」との交信に挑戦した

JARL本部が入居するビルの屋上に設置されたJA1RLのアンテナ群。8J1RLとの交信は、マストの下部に取り付けられている南極に向けた7/14/21/28MHz帯八木アンテナが使用された

「こどもの日特別運用」を行ったJARL局、8J1RLが設置されている南極昭和基地(2019年5月5日撮影、写真提供:第60次日本南極地域観測隊、JARL)

 

 

 2023年5月5日(金・祝)、第64次日本南極地域観測隊による南極昭和基地のJARL局「8J1RL」と、日本国内の小・中・高校生を優先して交信する「こどもの日特別運用」が行われた。当日、東京都豊島区南大塚にある一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)本部には、公募で選ばれた小学5年生から高校1年生までの10人とその保護者が訪れ、JARL中央局「JA1RL」の無線設備で南極との交信に挑戦した。

 

 

JARL本部の入口で、こどもの日特別運用に集まった参加者の受け付けがスタッフにより行われていった

みなさんが集まったところで、JARL会長でJA1RL運用委員長の髙尾義則氏(JG1KTC)が開会のあいさつ

 

 

 会場には南極OB会アマチュア無線クラブのメンバー2人が駆けつけ、その1人、第63次南極地域観測隊員として今年3月に帰国したばかりの藤本 理さん(JP1JRU)が、南極の環境や生活などの様子を参加者に説明した。また、JA1RL運用委員会メンバーの新谷一徳さん(7K2GMJ)から南極と日本の電波伝搬や交信方法のレクチャーを行い、全員で「こちらはJA1RLです」と発声練習をして交信への期待を高めていった。

 

 

子供たちの南極昭和基地との交信をサポートするJA1RL運用委員メンバーの紹介が行われた

南極OB会アマチュア無線クラブのメンバーで、昨年まで第63次南極地域観測隊員として従事していた藤本 理さん(JP1JRU)が、南極の環境や生活などの様子を参加者に説明。子供たちからの質問で「凍ったバナナで釘は打てるんですか?」「食料はどのぐらい持って行くんですか?」などの質問が飛び出した

JA1RL運用委員会メンバーの新谷一徳さん(7K2GMJ)が南極と日本の電波伝搬や交信方法などレクチャー

参加者のみなさんは南極との交信の期待の中で真剣に話を聞いていた

2021年に交信した8J1RLのQSLカードが手元へ届くまで1年以上かかったと話す新谷さん

 

 

 一通りのレクチャーのあと、17時過ぎから運用スタッフが21MHz帯(21.245MHz)のSSBモードで8J1RLへの呼びかけを始めたが、時間経過とともにコンデイションの上昇は確認できるものの、まだ南極とのパスは開けていない。30分ほど呼び続けたがはっきりとした音声が確認できなかった。そのあと14MHz帯(14.245MHz)へ移って呼んだが、やはりノイズに埋もれて交信に至らない。

 

 会場内に諦めムードが漂うなか、最近はハイバンドのコンディションが上昇していることから、最後に28MHz帯(28.545MHz)でチャレンジすることになった。周波数を切り替えて8J1RLに呼びかたところ、フェージングの中から8J1RLの信号が聞こえてきた。思わぬ展開に、参加者一同から拍手が沸き起こった。しかし、コンディションが不安定な状態で、HF帯の伝搬特有の信号の浮き沈みが激しい。

 

 

17時すぎからJA1RL運用委員の井岡正樹さん(7N4SJX)が21MHz帯SSBで8J1RLの呼び出しを行った。バンドコンディションの上昇は確認できたものの8J1RLの信号は聞こえてこない。そこで、14MHz帯へ周波数を移動したが、それでもノイズに埋もれて聞こえない。交信を諦めかけていたところで、最近は28MHz帯のコンディションが上昇していることから、28MHz帯で8J1RLに呼びかけると、応答する信号がはっきり聞こえてきた

2019年5月5日の南極昭和基地。こどもの日を祝って「こいのぼり」が飾られている(写真提供:第60次南極地域観測隊、JARL)

 

 

 18時少し前に2アマの資格を持つ小学5年生が200W機(IC-7800)で交信をスタート。続けて3アマの4名が50W機(FT-991AM)で、さらに4アマの2名が10W機(FT-991AS)で、最後はJA1RL運用委員の井岡正樹さん(7N4SJX)のサポートを受けながら、無資格者3名が200W機でそれぞれ交信を行った。フェージングの中で時間はかかったが、10名全員が無事に南極との交信に成功した。関係者によると「こどもの日特別運用」で8J1RLとの28MHz帯での交信は初めてではないかとのことだった。

 

 交信内容は「RSリポートと自分の名前」の交換というスタイルで、子供たちはあらかじめ自分の名前を和文通話表から書き出しておいた内容を伝え、子供たちがオペレーターを交代すると、8J1RL側もマイクを握る隊員が交代するという形で、交信相手をしてくれた8J1RLから届く隊員の名前を懸命に聞き取っていった。

 

 中学1年生(3アマ)の女の子がJA1RLから呼び出すと、8J1RL側も女性オペレーターが応答するというサプライズもあった。

 

 

まず2アマの資格を持つ小学5年生が200W機で8J1RLとの交信に成功


続けて3アマの4人が50W機で順次交信を行った

 


さらに4アマの2人が10W機で、苦労しながらRSリポートと名前を交換

 

最後は、アマチュア無線の制度改正により“アマチュア無線の資格を持たない者の体験運用”の条件が大きく緩和されたことから,初めて無資格者による体験運用が行われた。JA1RL運用委員会メンバーのサポートを受けながら200W機で3人が南極との交信を楽しんだ

 

 

 最後にJG1KTC髙尾会長から8J1RLに対して謝意を伝え、8J1RLからは「10人全員成功おめでとうございます!」の声が聞こえてきた。

 

 全員の交信終了後、髙尾JARL会長は子供たち1人ずつに交信記念証と記念品を手渡し、「今日はご苦労様でした。時間はかかりましたが、集まっていただいた皆さん全員が無事に交信できてよかったです。きょうの感動を忘れないでアマチュア無線を楽しんでくださいね」と締めくくった。

 

 JA1RLとの交信終了後も、南極では8エリア(北海道管内)を中心にオープン。各地から呼ばれていたようで、夜遅くまで8J1RLでは「こどもの日特別運用」を行い、多くの子供たちとの交信に努めていた。

 

 

JG1KTC髙尾会長から、8J1RLの運用を担った第64次日本南極地域観測隊のみなさんに対して謝意が伝えられた


髙尾JARL会長から子供たち一人一人に8J1RLとの交信に成功の「交信記念証」や記念品が手渡された

参加した子供たち配られた記念品の中身

参加した子供たち10人と保護者のみなさん、運営スタッフの記念撮影

 

 

 

●関連リンク:
・ JARL南極局8J1RLの「こどもの日特別運用」、初の試みとなった体験運用を含めて、JA1RLから子どもたち10名全員28MHz帯で交信に成功!(JARL Web)
・南極・昭和基地8J1RLが「こどもの日の特別運用」を行います!(JARL Web)

 

 

 


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