無線ブログ集
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現在データベースには 6478 件のデータが登録されています。

日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2023年4月3日時点で、アマチュア局は「370,762局」の免許情報が登録されている。前回紹介した2023年3月27日時点の登録数から1週間で176局ほど減少したことになる。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2023年4月3日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「370,762局」の免許状情報が登録されていた。前回、2023年3月27日のアマチュア局の登録数は「370,938局」だったので、1週間で登録数が176局ほど減少した。
また、1982(昭和57)年12月にスタートしたパーソナル無線。最後の1局の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったため、翌日の2021年12月20日をもって「パーソナル無線」は0局となり完全に消滅している。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局38万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・消滅:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

アイコム株式会社は2023年4月15日(土 )に、岡山県岡山市北区の岡山コンベンションセンターで、自社イベント「新製品視聴会 in 岡山」を開催する。当日は新製品のIC-905とIC-PW2などをはじめとするアマチュア無線機器のほか、同社の法人向け通信機器や各種アンテナ展示などが行われ、D-STARに関する講演とサポートも予定されている。入場は無料で事前予約は不要。

「新製品視聴会 in 岡山」の案内チラシ
アイコムは「新製品視聴会 in 岡山」について、次のように案内している。
★新製品視聴会 in 岡山【入場無料】
◆日時: 2023年4月15日(日)10:00~15:00
◆場所: 岡山コンベンションセンター 403号室
(岡山県岡山市北区駅元町14-1)
◆交通:
・ JR岡山駅 中央改札口より徒歩約3分
◆展示内容:
・各種通信機器 実動展示+各種アンテナ展示
・各種新製品 実働展示&説明
・法人向け通信機器 展示&説明
・アマチュア無線機器 展示&サポート
・D-STAR講演&サポート
◆その他:
・抽選でオリジナルグッズプレゼント
・QSLカード転送受付
・D-STARなんでもサポート
レピータリスト更新サービスはSDカード対応機のみとさせていただきます。混み具合によってはお待ちいただく場合もございます。
なお同社は、このイベントの前日である4月14日(金)に同じ会場で「災害時の無線通信機器展示/セミナー」を開催する。衛星通信トランシーバー「IC-SAT100」や、通信距離を気にせず使えるIPトランシーバー各種、同報通信にも対応するモバイルIPフォンなど、災害時に役立つ話題の製品をセミナー形式で紹介するという。こちらは事前申込制となっている。
詳細は下記関連リンク参照のこと。
こちらの記事も参考に!IC-905に関する講演動画を公開中
<今春発売!
新製品の詳細がわかる>アイコムの講演「IC-905の魅力」を動画で公開
●関連リンク:
・役立つ情報が盛りだくさん!アイコムイベントスケジュール(アイコム)
・「災害時の無線通信機器展示/セミナー」を、岡山県で開催します。【事前申込制】(アイコム)

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは再放送も始まった(2023年4月から毎週水曜日の24時に再放送)。
2023年4月2日の第535回放送は、昨年3月からスタートした月1回の企画「ハムハムイングリッシュ」の4月号だった。
公開されたポッドキャスト音声は47分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
<4月から再放送の日時変更に>
2023年4月から「ハムのラジオ」の再放送スケジュールが、 “毎週水曜日の24時(=木曜日の午前0時)から”
に変更されたので、ラジオ成田の地上波で再放送を聞いていた各局は注意が必要だ。なお本放送(毎週日曜日の21時から)のスケジュールは従来どおり。
●関連リンク: ハムのラジオ第535回の配信です

EME(月面反射通信)を楽しむ全国のファンが4年に一度集合し、講演会や各種情報交換、懇親会を行う「JA-EME全国ミーティング」の第11回大会が、2023年5月13日(土)~14日(日)に栃木県那須塩原市の「幸の湯(さちのゆ)温泉」で開催される。参加は事前申込制で4月10日(月)までとなっている。
大会関係者から届いた情報を抜粋・整理して紹介する。
第11回 JA-EME全国ミーティング 那須塩原大会「幸の湯温泉」ご案内
★挨拶:
コロナ渦の騒動が一段落した今、伝統あるEME全国ミーティングを新緑迎える那須塩原市内「板室温泉」地区の由緒ある温泉宿で開催できることになりました。大会スタッフ一同、皆様のご参加をお待ちしております。
・第11回 JA-EME全国ミーティング那須塩原大会
・大会長:JH1KRC 渡辺美千明
・運営委員:JJ1NNJ 関 光一、JA1DYB 橋本康史、那須塩原ボランティア・スタッフ一同
・協力医療機関:菅間記念病院(那須塩原市大黒町2-5)
★開催日:
・2023年5月13日(土)~14日(日)
13日(土)13時 受付開始、14日(日)12時 終了解散予定
※予定内容は状況により変更される場合があります。
★会場:
奥那須大正村 「幸の湯(さちのゆ)温泉」
(栃木県那須塩原市百村(もむら)3536-1)無料駐車場有
TEL:0287-69-1126
★交通アクセス:
・東北新幹線・那須塩原駅から送迎バス、ボランティア(要予約)
・那須塩原駅前からタクシーで30分、またはレンタカー
・東北自動車道・黒磯板室インターまたは那須インターから約30分
・大阪、札幌から福島空港、高速道路経由で約1時間30分
★会費区分:
・区分(A)
1泊2日(参加費、宿泊・入湯、夕食・懇親会、朝食の料金込み)→18,000円
※基本は昨年リニューアルされた深山館の2~3人(定員4人)での和室部屋になります。夕食は幸の湯・自慢の「大正膳」で。
※全室内禁煙。喫煙は喫煙指定場所でのみ可能。
※夫婦やご家族での2人部屋希望は優先します(区分Bへ)。
※個室、豪華部屋を希望の方は申し込み時にご相談ください。空室があれば割増料金で可能。定員5人部屋もあります。
・区分(B)
ご夫婦ご家族で、1部屋占有・お2人で→36,000円
・区分(C)
講演会2日間、夕食会(宿泊なし)と温泉→11,000円
・区分(D)
講演会(2日間有効)と温泉→5,000円
※「いちご一会とちぎ旅」を利用すると宿泊費は2割引き(最大3,000円まで)が可能になります。また登録店で利用可能なデジタルクーポン1,000円の手続きがスマホで登録できます(施設側でサポート可能)このキャンペーンは栃木県の予算枠に達し次第、終了になります。
※新型ワクチン接種3回以上の証明書コピーまたは抗原定量検査かPCR検査の陰性を証明できる書類か写真、本人確認ができる免許証などの提示が本ミーティングの受付時に必要です。
※登録を希望される場合、参加申し込み書の申し込み区分A、BなどにA*、B*と印をつけてください。登録手続きは施設側で行います。
★前夜祭:
大会前日の5月12日(金)夜に市内で前夜祭を希望される方は申し込み時にお申し出ください。希望者数により検討のうえ、詳細が決まりしだい連絡します。
★申し込み方法:
・サイトから「第11回
JA-EME全国ミーティング那須塩原大会「幸の湯温泉」参加申込書(エクセル版)」をダウンロードしていただき、各項目を詳細にご記入の上、大会長
JH1KRC
渡辺美千明あてメール(qq363gudあっとvoice.ocn.ne.jp)までお申し込みください。なお、大会の内容は変更することがあります。
・申し込み期限:2023年4月10日(メール必着)
※申し込み状況により締め切りが早くなるか遅くなる可能性があります。
★講演と資料の募集:
・EMEに関連する資料および大会当日の講演発表者を募集します。別途、なるべくお早目に(最終4月20日まで)ご連絡下さい。展示品やジャンク品の提供(有償、無償を問いません)をお願いします。
・NFコンテスト、パワーとスプリアス測定
高級測定器類を使用して、LNA(プリアンプ)のNF精密測定と、1.2GHzまで1kW以下および13.5GHzまで50W以下の、パワーとスプリアスの測定を行います。
参加ご希望の方は品目と仕様につき別途ご連絡ください。提供できる電源はAC100VとDC電源(12~28V/20A、48V/100A)になります。ほか必要でしたらご持参ください。優良作品(製品)は表彰いたします。
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・第11回 JA-EME全国ミーティング那須塩原大会「幸の湯温泉」ご案内
・JA-EME Web

先週のアクセスランキングで1位と2位、さらに5位、6位、8位に電波法違反の関連ニュースがランクインした。1位は、第四級アマチュア無線技士の資格を有する無線従事者4人が、総務大臣の免許を受けずにダンプカーにアマチュア無線局を開設し運用した電波法違反により、東海総合通信局がその業務に従事することを17日間停止する行政処分を行ったことを伝える記事で、2位には信越総合通信局が同じく不法無線局を開設した第四級アマチュア無線技士の資格を有する無線従事者に対し、無線従事者としてその業務に従事することを42日間停止する行政処分を行ったというものだ。無線機を購入して安易に電波を発射する行為が多数見られ、各地の総合通信局などは、地元警察などとともに不法無線局の取り締まりや電波監視システム、不法無線局探索車により発信源を特定し摘発に努めている。
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<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成
3位は、4月中旬の発売予定で発売開始前から注目を集めている、アルインコ株式会社の30~470MHz帯(各種デジタル波に対応)ハンディ受信機「DJ-X100」のPDF版カタログ(カラー4ページ)を、同社の製品情報ページで公開した話題。カタログには「本格的なデジタル受信機能を、このサイズに凝縮しました。今でも多用されるアナログの通信モードに加えて、国内で使用されている代表的なデジタル通信のフォーマットに対応。周波数範囲は30MHzから470MHzと、無線通信で使われなくなった帯域は大胆にカットして、代わりにローVHFからUHFの通信バンドはエッジまで感度差の少ない、フラットで快適な受信を実現しました」と紹介している。同社によると標準価格は99,000円(税込)。
4位は、先々週のランキングで1位だった「< “即日施行” と “9月25日施行” に分かれる>総務省『アマチュア無線の制度改革』、3月22日の官報号外で公布される」。総務省は2023年3月22日付け官報号外で、いわゆる「アマチュア無線の制度改革」に関連した電波法施行規則等の一部を改正する省令や関係告示などを公布した。このうち「免許制度の簡素合理化」など免許事務処理のシステム改修が必要なものや、いわゆるバンドプラン(電波の使用区別)のように制度周知が必要な事項は2023年9月25日からの施行とし、それ以外のものは公布日である3月22日から即日施行された、我が国のアマチュア無線制度が大きく変わる内容だけに関心を集めている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<「違反運用している」との申告に基づき探索>東海総合通信局、免許を受けずにアマチュア無線局を開設・運用していた無線従事者(4アマ)3人に対して17日間の行政処分
2)<監視活動中に電波法違反を確認>信越総合通信局、アマチュア無線機器を使用して免許を受けずに不法無線局を開設した無線従事者(4アマ)に対し42日間の行政処分
3)<話題の受信機の特徴がわかる!>アルインコ、新製品デジタルマルチモードレシーバー「DJ-X100」のPDF版カタログを公開
4)< “即日施行” と “9月25日施行” に分かれる>総務省「アマチュア無線の制度改革」、3月22日の官報号外で公布される
5)<免許を受けずに不法に無線局を開設>近畿総合通信局、取り締まりで摘発したアマチュア無線技士2人(3アマ、4アマ)に対して行政処分
6)<免許を受けずに無線局を設置、バンドプラン逸脱&コールサイン不送出>北海道総合通信局、第四級アマチュア無線技士3人に対し行政処分
7)<PDF版カタログもダウンロード可能>八重洲無線、Webサイトに新製品「FTM-500Dシリーズ」の商品情報を掲載
8)<不法にアマチュア無線機や船舶用レーダー、漁業用無線機を設置>四国総合通信局、電波法違反容疑で高知県在住の男2人を摘発
9)<待望の「DVレピータモニター機能(国内/海外)」を追加ほか>アイコム、IC-9700の新ファームウェア「Version 1.40」を公開
10)<第3特集は「DJ-X100で聞く、おもしろ無線受信ガイド」>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2023年5月号を刊行

一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2023年2月25日(土)と26日(日)に連盟会議室で第64回理事会を開催、その報告をWebサイトの会員専用ページで公開した。今回の理事会では「令和5年度事業計画案について」「令和5年度収支予算案について」「第12回定時社員総会の開催について」「アワード規程の一部改正について」など全部で10の議題が審議されたほか、協議事項と業務報告が行われた。同理事会報告の閲覧はJARL会員のみで、コールサインと登録したパスワードが必要となる。
JARLWebの会員専用ページに掲載された第64回理事会報告によると、今回は次の10議題が審議された。その概要と要点を同報告からいくつか抜粋で紹介する。
【お詫び】 hamlife.jpの確認ミスにより、本記事の掲載が遅延したことをお詫びいたします。
<議題>
第1号議題 令和5年度事業計画案について
第2号議題 令和5年度収支予算案について
第3号議題 第12回定時社員総会の開催について
第4号議題 選挙管理会管理者の選任について
第5号議題 アワード規程の一部改正について
第6号議題 特別記念局の開設について
第7号議題 地方本部・支部の会員増強企画募集の審査結果報告と委員会からの提案について
第8号議題 規則の一部改正について
第9号議題 理事からの提案について(松田理事)
第10号議題 理事からの提案について(松田理事)
◆第1号議案「令和5年度事業計画案について」概要と要点
令和5年度においては、新時代ともいえる新しい段階へ移行していくアマチュア無線を支え、守り、広げていくという大事な使命を担う団体として一層の組織基盤の強化を進め、また制度改正によるアマチュア無線の体験機会の拡大、アマチュア無線の教育・研究活動での活用・申請手続きの迅速化や簡素化・バンドプランの見直しなどこれまでにはない大幅な制度改正の周知に努め、アマチュア無線の啓発・育成活動に努めるほか、デジタル社会を支える人材育成におけるアマチュア無線への期待や、社会貢献活動での活用を支援し、アマチュア無線のより一層の社会的地位向上に向けての活動を推進していくことなどを説明。
審議の中で、「東海ハムの祭典」と「北海道ハムフェア」の日程重複についての質問等があり、会場手配の関係で実施日が重複したが東海と北海道でコラボできるとよいとの意見があった。また、会員局名録の転売防止等についての意見があった。第1号議案の賛否を諮ったところ、全員異議なく原案どおり承認した。
◆第2号議案「令和5年度収支予算案について」概要と要点
物価等の上昇により経費の増加が見込まれる中、経費削減を行い、収支改善の努力をし、新型コロナの感染状況が予測できない状態ではあるが、ハムフェアを筆頭に様々なJARLのイベントを開催し、より多くの会員に喜んでもらえる事業計画に基づいた活動予算とする。会員数は昨年度から継続して増加するよう尽力し、令和5年度についても会費収入が増加を見込んだ予算とした。
経常収益の受取会費全体の予算は、3億3,310万円(前年予算比で約1,000万円増)。年会費ベースで会員数を令和4年実績比102%と見込んだ。
予算全体では、経常収益計4億2,100万円(前年度予算比+1,636万円)、経常費用計4億2,517万円(前年度予算比▲300万円)で、当期経常増減額は▲417万円(前年度予算比の1,937万円)と年々収支改善を図っている。特定資産の取り崩しはガイダンス局の整備費用900万円を見込み令和5年度は1,800万円を見込んでいる。
審議の中で、ガイダンス局等の整備費用900万円の減価償却費について、詳細部分にその金額を明記すべきであるとの意見があった。賛否を諮ったところ、賛成11名、反対5名となり、原案どおり承認した。
◆第3号議案「第12回定時社員総会の開催について」概要と要点
第12回定時社員総会は令和5年6月25日(日)午後1時、東京都新宿区西新宿4-15-3
べルサール西新宿で開催で、議題は「令和4年度決算の件」、報告事項は「令和4年度事業報告」「令和5年度収支予算」「令和5年度事業計画」。
審議の中で、ドイツHamRadio等海外イベントと開催日が重複している定時社員総会等の連盟行事について、今後の日程検討の際にずらすなど配慮してほしいとの要望があった。賛否を諮ったところ原案どおり全員異議なく承認した。
◆第4号議案「選挙管理会管理者の選任について」概要と要点
現在の選挙管理会の管理者が令和5年3月末日をもって任期が満了するため令和5・6年度の選挙管理会管理者(新任2名、再任3名)の選出について審議。審議の中で、管理者のエリアを分散したほうが良いとの意見があった。第4号議案の賛否を諮ったところ、賛成11名、反対3名、保留2名となり原案通り承認した。
◆第5号議案「アワード規程の一部改正について」概要と要点
会長からアワード委員会より、アワード規程の一部改正について提案があったことが説明され審議。改正案はこれまでWARCバンドを使用したアワードを発行してきたが、名称および申請要件の見直しを行い、WARC1000アワードの申請要件を達成するまでに申請可能なアワードを拡充することでWARCバンドの一層の活性化を図ることを目的とし、各アワードとともに100局以降1000局までアワードの発行をできるようにした改正案とした。賛否を諮ったところ、原案通り全員異議なく承認した。
◆第6号議案「特別記念局の開設について」概要と要点
令和5年度に開設する速盟の特別記念局の開設について、各地方本部から要望・提出された10件の特別記念局の開設申し出について説明が行われ審議。原案通り全員異議なく承認した。
◆第7号議案「地方本部・支部の会員増強企画募集の審査結果報告と委員会からの提案について」概要と要点
会員増強組織強化委員会から、地方本部・支部より応募があった会員増強企画についての審査結果について報告。応募総数23件(昨年34件)予算付加企画10件、付加予算総額390,000円との内容を審議。審議の中でそれぞれの企画への付加金額の公平性についての意見があった。続いて「JARLフレンドリーショツプ会員ありがとうキャンペーン」とキャンペーンの一部変更について説明がなされた。賛否を諮ったところ、賛成10名、反対5名、保留1名となり原案通り承認。
◆第8号議案「規則の一部改正について」概要と要点
会長および松田理事から、民法の成年年齢が改正となったことから、連盟規則第22条(被選挙権)の一部を改正することについて、それぞれ議案の上程があり審議。本件規則の一部改正については定款の規定により社員総会の決議が必要である旨説明があった。
審議の中で、規則の一部改正だけではなく、定款における関連規定についても改正を審議する必要があるとの意見が出され、定款、規則における民法の成年年齢改正に関連する規定の改正案を整理し、次回の理事会において再審議することとした。
◆第9号議案「理事からの提案について」概要と要点
松田理事から、日本国が発給した無線従事者免許証を一切もたない者が、電波法に規定するアマチュア局の免許を有する場合を想定し、被選挙権の要件について判断を明確にしておく必要があるとして、連盟規則の被選挙権規定に日本の無線従事者免許証に関する規定を追加する提案があり審議。日本の無線従事者資格のみに限定する必要があるのか、立候補時の無線従事者資格の確認方法などについて意見があった。賛否を諮ったところ、賛成6名、反対9名、保留1名で原案は否決された。
◆第10号議案「理事からの提案について」概要と要点
松田理事から、主要国首脳会議(G7広島サミット)開催に伴う中国地方本部内の特別記念局の開設申し出の件について経緯と懸念事項について報告があり審議。地方本部内で取りまとめるべき開設申し出書に不備があることなどから、まずは地方本部内において地方本部長、支部長間でよくコミュニケーションをとって解決すべきとの意見が多数を占めた。
審議の結果、第10号議案については差し戻し、改めて当該特別記念局の開設申し出について地方本部長と支部長が協議し、不備のない開設申出書が提出された場合に追承認することとして賛否を諮ったところ、全員異議なく承認した。
続いて議事終了後の協議事項、業務報告から抜粋する。
◆「デイトン・ハムべンション」および「ドイツHamRadio」への出展について
2023年5月19~21日に開催予定の「デイトン・ハムべンション」、および2023年6月23~25日開催予定ドイツ「HamRadio」へのJARLブースの出展について提案があり、出展することを全員異議なく了承。
◆JARLガイダンス局の無線設備の設備更新について
協議において、更新スケジュール、無線機の寸法等を事前に明らかにしてほしい、今回の制度改正を視野に入れた仕様にしてほしいなどの意見があった。前回の理事会において、設備の導入についての説明がなされているが、仕様等について検討を行い次年度内の導入に向けて進めていくこととし全員異議なく了承。
◆理事からの提案について(田中理事)
(1)社員による会計帳簿等関覧・謄写請求について、同請求に応じない理由の説明と同請求に応じるとの判断の決議についての提案。会長より当該案件は、一般社団財団法人法や定款等により理事会決議を経る案件とはならない旨の説明があり、今までの経過についてを説明。協議の中で、今後の対応方針や各理事への影響などの意見、進行状況等の情報共有について代理人に一任すべきなどの意見があり、係争中であり代理人に委任している案件であることから代理人に相談の上、可能な範囲において情報共有など対応していくと回答。
(2)2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)へのJARLの参画とその対応について提案。協議において、JARLとして是非参画すべきである、国家プロジェクトであるのでJARL本部が主体として実務は関西地方本部主体で実施などの意見があり、次回理事会で詳細を審議することとした。
(3)「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用等に係る制度改正案」やそのパブリックコメントの結果を踏まえ、JARLとして具体的にどのように対応するか、会員増強組織強化委員会の尾形委員長および会長の考えを求めた。
尾形委員長と会長より、制度改正が3月に施行されるのを受けて同委員会において対応の詳細を検討するとともに、新しい制度について周知広報に努めて参る旨の回答があった。
◆理事からの提案について(種村理事)
種村理事から、JARL創立100周年記念事業設立実行委員会の設置について提案があり、これを協議。90周年の際の行事実施に混乱があったことから、100周年記念事業にはそのようなことがないように進めたい、会員増強組織強化委員会で進めていく予定との意見があり、協議の結果、会員増強組織強化委員会で担当し、100周年記念事業の進め方について検討し、必要に応じ分科会等の設置を行うこととし全員異議なく了承。
同理事会報告の詳細は、下記関連リンクのJARL会員専用ページ(要ID、パスワード)からPDF形式で閲覧できる。
●関連リンク: 第64回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ)

日本における、2023年4月1日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。1エリア(関東管内)の関東合通信局から更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

近畿総合通信局は免許を受けずにアマチュア無線局を開設し、電波法第4条第1項の規定に違反した第三級および第四級アマチュア無線技士の資格を有する大阪府堺市在住の無線従事者と、第四級アマチュア無線技士の資格を有する大阪府八尾市在住の無線従事者に対し、それぞれその業務に従事することを間停止する行政処分を行った。本件は、2月15日に大阪府北堺警察署とともに、大阪府池田市の路上において実施した不法無線局の共同取り締まりにおいて電波法令違反の事実が発覚し、同警察署へ告発した男に対する処分と思われる( 2023年2月16日記事 )。
近畿総合通信局が発表した内容は次のとおり。
近畿総合通信局は、捜査機関との共同取り締まりで摘発した無線従事者に対して、電波法に基づく行政処分を行いました。
1.違反の概要および行政処分の内容
被処分者: 大阪府堺市在住(50歳)
違反概要: 免許を受けずに無線局を開設し、電波法第4条第1項の規定に違反した。
処分内容:
無線従事者(第三級アマチュア無線技士及び第四級アマチュア無線技士)として、その業務に従事することを、本日から43日間停止する。
被処分者: 大阪府八尾市在住(25歳)
違反概要: 免許を受けずに無線局を開設し、電波法第4条第1項の規定に違反した。
処分内容:
無線従事者(第四級アマチュア無線技士)として、その業務に従事することを、本日から37日間停止する。
2.行政処分の根拠
無線従事者の従事停止処分は、電波法第79条第1項に基づくものです。
3.関係法令および適用条項(電波法抜粋)
第4条第1項(無線局の開設)
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下略)
第79条第1項(無線従事者の免許の取消し等)
総務大臣は、無線従事者が左の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は三箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
一 この法律若しくはこの法律に基く命令又はこれらに基く処分に違反したとき。
近畿総合通信局は「法令遵守に関する周知の徹底と電波監視により電波利用秩序の維持を図り電波法令違反に対しては厳正に対処してまいります」と説明している。
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●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク: 近畿総合通信局 電波法違反の無線従事者に対する行政処分-無線従事者の従事停止処分-

アマチュア無線業務日誌のフリーソフトとして、多くの無線家に愛用されている「Turbo HAMLOG(通称「ハムログ」)」。今回、2023年3月31日にそのWindows版の最新バージョンとして「Ver5.38」が公開された。前回の「Ver5.37c」の公開が2023年1月29日だったので、2か月ほどでアップデートされたことになる。
JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。今回、そのハムログのアップデート版が3月31日に公開された。
今回更新された内容は以下のとおり(同Webサイトから)。
Ver5.38 2023/3/31
・環境設定1に「QSL発行済みとするPrefix」を追加しました。
初期設定では「8J,8N=N」です。8Jや8Nで始まるコールサインは、記念局なのでこちらからQSL発行する必要性はないため、QSL欄の2文字目にNが入り事前に発行済みとします。「8J,8N=*」とすれば*が入ります。 Tnx
JR3QHQ
カンマで区切って複数、フルコールも設定できます。
空欄で保存すると初期設定に戻ります。
**など英数字以外だけ入れておくと機能しなくなります。
・JT-Get’sの[表示]メニュー[wsjtx.logから強制転送]に、サブメニューを付けました。取り込み忘れのログを過去5回までに増やしました。
・Wkd/Cfm一覧表示のバンド選択に、全チェック/全クリアのボタンを設けました。
・[ウインドウを初期位置にする]にヘルプ表示を追加。
・Big CTY – 30 March 2023を同梱。
●関連リンク:
・Turbo HAMLOG/Win Ver5.38
・Turbo HAMLOGホームページ

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は2023年3月30日、年4回刊行している機関誌「JARL NEWS」の電子ブック版「電子版JARL NEWS」2023年春号の誌面を公開した。特集(カラーページ)は「2022年 JARLの動きと取り組み~会員の皆さまとアマチュア無線会のために~」「JARL100周年へ、JARLは令和8(2026)年6月に創立200周年を迎えます」のほか、モノクロページでは総務省総合通信基盤局電波部移動通信課による「ワイヤレス人材育成のためのアマチュアバンドの活用等に係わる制度改正について①」など今号も盛りだくさんな内容だ。なお、前々号の2022年9月下旬から「電子版 JARL NEWS」が新サイトへ移行してサービスを開始。スマートフォンやタブレットで閲覧する場合、従来は専用のアプリが必要だったが、新サイトではアプリではなくブラウザ上で見られるようになった。
「電子版JARL NEWS」は2014年7月1日から公開が開始された。当初は誰でも自由に閲覧できる状態になっており、掲載されている会員の個人情報保護の観点から問題視する声もあったが、その後は会員専用ページに閲覧用のユーザー名とパスワード(スマートフォン版の場合はブックID)を掲示することで、会員のみが閲覧できる措置が取られている。
新サイトへの移行で、インターネットに接続されたスマートフォン、タブレットでもアプリを用意することなく閲覧できるようになった。JARLでは「機能はそのまま、より見やすいフォーマットになります」と説明している。
●関連リンク:
・電子版(新)サイトのご案内(JARL Web)
・電子版JARL NEWSへの会員認証ページ