無線ブログ集
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毎年8月の最初の土日に行われる一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)主催の「フィールドデーコンテスト(FD)」。今年は8月6日(土)21時から8月7日(日)15時までの18時間にわたり、1.9/3.5/7/14/21/28/50/144/430MHz帯と1200MHz帯以上の各アマチュアバンド、計43種目で開催される。前回(2021年)から1.9MHz帯がコンテスト周波数に加わり、また開催時間が2014年までと同じ「土曜21時から日曜15時まで」に変更されたている。移動運用がメインのコンテストなので、最大送信出力はすべての局で50W以下(電話部門のすべての種目は10W以下。ただし50~430MHz帯では20W以下)。屋外からの参加がメインとなるコンテストだけに、「屋外でのコンテスト運用のマナーについて」を確認しておこう。
日本国内のアマチュア局、およびSWLを対象にした「第65回 フィールドデーコンテスト」が8月6日(土)21時から8月7日(日)15時までの18時間にわたり開催される。“移動運用が主体”のコンテストであるため、より多くの局から呼ばれることを期待して、ロケーションの良い場所や珍市郡区町村に移動して参戦するケースが多いことでも知られているコンテストだ。
新型コロナウィルス感染の拡大が懸念されるが、JARLコンテスト委員会では「手洗いの徹底・マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、密閉、密集、密接となる行動を避けるよう、参加者は各自注意を払ってください。 特に緊急事態宣言やまん延防止等重点処置が実施されている各自治体においては、各自治体からの要請にも各自注意を払い、ご参加をお願いします」と案内している。
また、「屋外でのコンテスト運用のマナーについて」として以下の案内を行っている。
■屋外でのコンテスト運用のマナーについて
公園内や駐車場などで、アンテナを架設して移動運用を楽しまれている ケースが増えています。
コンテストの運用に限ってのことではありませんが、展望台などの施設や 山頂付近の駐車場などは、一般の利用者も多く訪れますので、一般の利用者に 迷惑や不快感を与えることがないように、くれぐれもご注意ください。
〇公園内、山頂の展望地にアンテナを仮設する時は、案内板等の標識を利用したり、破損させたりすることのないように、また、風致景観を損なわないように、できるかぎり目立たないところに設置してください。
〇山頂や駐車場は、一般の利用者もたくさん集まるところですから、移動の妨げにならない、また、長時間占拠することにならないよう、周辺の環境に 十分に配慮して運用するようにしてください。
以上の点に注意して、コンテストをお楽しみください。
交換するナンバーは、1.9~1200MHz帯が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す都府県地域等ナンバー」+「空中線電力を表すアルファベット1文字」、2.4GHz帯以上は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す市郡区ナンバー」+「空中線電力を表すアルファベット1文字」となる。
空中線電力を表すアルファベットは「10W(20W)を超え50W以下」が「M」、「5Wを超え10W(20W)以下」が「L」、「5W以下」は「P」。部門には、「オールバンドモーニング」という、日曜日の午前6時から12時までの6時間のみ運用で競うユニークものも設定されており、全部で43種目にも及ぶ。
ログ提出の締め切りは8月17日(水)までと期間が短い。マルチプライヤーや局種係数など、詳しいルールなどは、下記の「第65回 フィールドデーコンテスト規約」で確認してほしい。

「第65回 フィールドデーコンテスト」の規約
↓この記事もチェック!
<「ALL JA」「フィールドデー」「全市全郡」で実施>JARLの国内コンテスト、2021年から参加部門と種目に“1.9MHzバンド”を追加
<ALL JA/6D/FD/全市全郡の4大コンテストに対応>JARL、コンテスト参加局データベースと参加証(PDF)ダウンロードサービスを開始
●関連リンク:
・第65回 フィールドデーコンテスト規約(JARL Web)
・コンテストガイドラインFAQ
フィールドデーコンテストについて(JARL Web)
・コンテスト規定・規約の一部改正について(JARL Web)
・E-LOG MAKER のダウンロード(JARL Web)
・JARLコンテスト電子ログサマリー作成ページ(JARL Web)
・一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL Web)

神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。
2022年7月29日の第150回放送は、JK1BAN 田中氏の「今週の活動報告」が昭和50年に刊行された「初めて無線従事者試験を受ける人のために」というオーム社の書籍の紹介とプロ資格受験の思い出。JH1OSB 小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」は、前々回の放送で少し触れたプラモデルのように1から組み立てる小型ノートPC( DevTerm )の紹介。同氏は「もしこのノートPCを買ったという人がいたらメール下さい」と呼び掛けていた。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QSY 第150回放送
・QSYゆるーく無線を楽しむ(YouTube)
・QSY 番組案内ページ

8月3日、九州総合通信局は大分県大分南警察署と共同で、大分県大分市の国道10号線の路上において不法無線局の取り締まりを実施し、車両に不法無線局(不法アマチュア無線や不法市民ラジオ)を開設していた運転手2名を電波法第4条の違反容疑で摘発した。

ポスターとともに公表されたリーフレット(表面と裏面)
九州総合通信局が発表した内容は以下の通り。
九州総合通信局は、8月3日、大分県大分南警察署と共同で大分県大分市の国道10号線の路上において、車両に開設された不法無線局の取り締まりを行い、2名を電波法違反容疑で摘発しました。
【容疑の概要】
・電波法違反(不法無線局の開設)
・開設していた無線局の種類、局数: 不法市民ラジオ(CB)1局
・被疑者: 大分県大分市在住(職業:トラック運転手)の男性(61歳)
・電波法違反(不法無線局の開設)
・開設していた無線局の種類、局数: 不法アマチュア無線 1局
・被疑者: 熊本県八代市在住(職業:トラック運転手)の男性(47歳)
【不法CB無線局、不法アマチュア無線局を設置していた車両と無線機器】
【参考】適用条文(抜粋)および障害・混信事例
(1)電波法第4条第1項(無線局の開設)
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない(以下略)」
(2)電波法第110条(罰則)
「次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
第1号 第4条第1項の規定による免許がないのに、無線局を開設した者(一部略)(第2号以下略)」
(3)不法無線局による障害・混信の例
・不法市民ラジオ(CB):テレビ・ラジオの受信障害、パソコン等の誤動作
・不法パーソナル無線:携帯電話への混信
・不法アマチュア無線:アマチュア無線用以外の周波数を発射している場合、消防用、防災用無線局への混信
九州総合通信局は「電波利用秩序の維持を図るため、今後とも不法無線局の開設者に対して捜査機関の協力を得ながら厳格に対処してまいります」と説明している。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク: 九州総合通信局 トラックに開設した不法無線局を摘発

総務省はワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線に係る制度・環境等の実現に向けての助言・提言を有識者から得ることを目的にした「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線アドバイザリーボード」(座長:電気通信大学先端ワイヤレス・コミュニケーション研究センター 藤井威生教授)を今年1月から開催してきたが、2022年8月4日に同アドバイザリーボードが「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用に関する提言」を公表した。

総務省の報道資料より
総務省は今年1月から、ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線に係る制度・環境等の実現に向けての助言・提言を有識者から得ることを目的に「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線アドバイザリーボード」を開催してきた。座長は電気通信大学先端ワイヤレス・コミュニケーション研究センターの藤井威生教授、構成員には一般財団法人 マルチメディア振興センター ICTリサーチ&コンサルティング部シニア・リサーチディレクターの飯塚留美氏をはじめ、髙尾義則JARL会長、三木哲也JARD会長、櫻田洋一CQ出版社取締役兼CQ ham radio編集長ら6名で、毎月1回のペースで検討会を開催してきた(各回の議事要旨や、議事で配付された資料は総務省のホームページ内で公開されている)。
同アドバイザリーボードでは1月から7月まで計7回の検討会を実施し、このほど「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用に関する提言」をまとめ、8月22日に総務省のホームページで公表した。
提言は「アマチュア無線や電波の楽しさ等を知る・学ぶ体験機会や活用機会の拡大」「アマチュア無線局の開設・運用までの迅速化」「アマチュア無線局免許制度の簡素合理化」「アマチュア無線界が取り組むべき課題等について」の4項目に分かれ、合計25の提言を行っている。
同アドバイザリーボードは今回まとめた提言について「今後、総務省及びアマチュア無線界において本提言書の内容を参考としてその可否も含めて具体的な検討を行っていただき、アマチュア無線を活用したワイヤレス人材育成の環境の整備に資することを期待し、また、今回の提言がワイヤレス人材の裾野を広げることに繋がることに強く期待している」と述べている。
以下、提言の全文を掲載する。
こちらの記事も参考に(2022年1月26日掲載)
<構成員としてJARL会長やJARD会長も参加>総務省、「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線アドバイザリーボード」を開催へ
●関連リンク:
・「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用に関する提言」の公表(総務省 報道資料)
・ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用に関する提言
PDF(総務省)
・ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線アドバイザリーボード 各回の議事要旨と配付資料(総務省)
・
総務省「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線アドバイザリーボード」開催!(JARL Web 1月26日)

パケット通信や音声デジピーター、SSTV(Slow Scan TeleVision)などを愛好するグループ「CCNS」。2022年8月20日(土)と8月21日(日)に東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「ハムフェア2022」会場の同クラブブース(J-19)において、①音声デジピーター(山彦式レピーター)のプログラムを書き込んだ「プログラム入りPIC12F675」、②無線機のパケット端子に接続すれば、すぐに音声デジピーター(山彦式レピーター)が働くようにすべての部品をハンダ付けした完成品ユニットと、その③部品キット。④XIAO RP2040モジュールと、Ra-02モジュールを一体として搭載できるオリジナル基板「XIAO Ra-02特製基板」、⑤Ra-02モジュール単体…を、メンバーの1人、間 幸久氏(JA5FP)が有料での頒布を行う。なお、純粋クラブ枠での出展となるため、ブース内での直接頒布は行わず、ハムフェア当日は注文の受け付けのみで、製品は後日郵送となる。
①プログラム入りPICマイコン「PIC12F675」の頒布
音声デジピーター(山彦式レピーター)のプログラムを書き込んだPIC12F675を提供します。貴局のコールサインを含めたID を送出するように、ファームウェアを個別に作成します。そのため、貴局のコールサインを明記して、注文してください。頒布価格は、1個につき300円(郵送料込み)です。

プログラム入りPICマイコン「PIC12F675」
②音声デジピーター(山彦式レピーター)完成品の頒布
お手持ちの無線機のパケット端子に接続すれば、すぐに音声デジピーター(山彦式レピーター)が働くように、すべての部品をハンダ付けしたユニットを提供します。ただし、プログラム入りPICマイコン「PIC12F675」は別途必要です。頒布価格は1個につき2,000円(郵送料込み)です。

音声デジピーター(山彦式レピーター)完成品
③音声デジピーター(山彦式レピーター)部品キットの頒布
特製基板を含むすべての部品をまとめた音声デジピーター(山彦式レピーター)キットを提供します。ご自身でハンダ付けを楽しんで完成させ、無線機のパケット端子に接続してください。ただし、プログラム入りPICマイコン「PIC12F675」は別途必要です。頒布価格は1個につき1,500円(郵送料込み)です。
④XIAO Ra-02特製基板の頒布
XIAO RP2040 モジュールとRa-02モジュールを一体として搭載できるオリジナル基板を頒布します。基板のサイズは30mm×30mmで、秋月電子のGPSモジュール「GYSFD-MAXB」とビス穴を合わせています。これを用いて、次ページのLoRa APRS トラッカーが作れます。頒布価格は1枚につき200円(郵送料込み)です。
⑤Ra-02モジュール単体の頒布
Ai-Thinker 製のRa-02モジュールを頒布します。Ra-02は、LoRaのコア・デバイスであ
るSemtech 社のSX1278(430MHz帯)を内蔵しています。上記のXIAO
Ra-02基板に付けるSMDです。頒布価格は1個につき500円(郵送料込み)です。

XIAO Ra-02特製基板(右)とRa-02モジュール単体(左)
なお、「CCNS」のブース番号「J-19」は、「【ハムフェア2022】<企業、クラブなど162団体が参加>事前にチェック! JARL、『ハムフェア2022』会場内のブース配置図(小間割り)を発表」の既存記事( 2022年7月18日記事 )で場所の確認ができる。
●「ハムフェア2022」情報提供のお願い(このバナーをクリック!)
●関連リンク:
・The JA5FP.org
・ハムフェア2022インフォメーション(JARL Web)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)東京都支部は、2020年8月6日(土)と7日(日)の2日間、東京都八王子市の片倉つどいの森公園で「フィールドオンエアーデーミーティング2022」を開催する。
JARL東京都支部が発表した内容を抜粋・整理して紹介する。
東京都支部「フィールドオンエアーデーミーティング2022」
夏のフィールドデーコンテストに合わせて屋外で、地元クラブ等の協力によるコンテストへ参加交信体験、無線機の操作体験、アンテナの設営調整講習、レピータ等の使い方等々、ベテランハム等がアドバイスします。当日は、ミニミニジャンク市やメーカー展示など野外での運用等を企画しました。移動運用や災害時にも役立てるノウハウを体験してみませんか!?
※新型コロナウィルスの感染症予防対策(三密)と熱中症対策にも協力をお願いします。状況により内容に変更があるかもしれませんので支部のWebサイト等もご確認ください。
◆日時:
・8月6日(土)13時集合
・8月7日(日)15時頃まで(小雨決行:いずれも途中参加、退出可)
◆会場: 片倉つどいの森公園(高台部分)
東京都八王子市片倉町3506番地
◆交通: JR横浜線「八王子みなみ野」駅より徒歩15分(駐車場43台)
※駐車場の台数が少ないため満車の場合は駅周辺の有料駐車場をご利用ください
※一般の公園利用者も使用します。当支部イベント専用ではないため、ご配慮をお願いします
◆参加費:無料
◆内容:
●8月6日
13:00~15:00 ミニミニジャンク市
13:00~15:00 無線機器メーカー展示
・地元クラブがフィールドデーコンンテストに参加しますので、現地にコンテスト用基地を設営します。ご自身の移動運用に際してノウハウを得るきっかけにされてください。
当イベント協力の登録クラブ:JJ1YVV 八王子市アマチュア無線クラブ、JA1ZYG 青梅アマチュア無線クラブ
・メーカー出展、ミニミニジャンク市の撤収後はフィールドデーコンテストに参加する地元クラブの見学は自由です(片倉つどいの森公園の駐車場は17:00に閉鎖されます。ご注意ください)。
●8月7日 支部イベントは未定です。
10:00~15:00 ミニミニジャンク市 (出展がある場合)
~15:00 地元クラブのコンテスト参加
◆JARL入会等受付:
一般入会・青少年お試し入会(年齢確認書類のコピーを持参)、継続受付、QSLカード転送受付
※無線従事者免許やJARL会員証を持参してください
◆その他:
・夕食は各自でご持参ご用意ください。ごみの持帰りもお願いします。
・無線局運用に際しては無線従事者免許証を必ず持参ください。
・当日は 439.66MHz FMレピータ(12時頃から予定)で現地情報を提供します。
・熱中症等対策:参加者は各自熱中症対策をお願いします。日よけテント等を持参の場合。駐車場から設置場所まで離れているので注意してください。
・片倉つどいの森公園の駐車場は17:00に閉鎖されます(車両の出入りが一切できなくなります)。
●関連リンク: JARL東京都支部

東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2022年7月28日 夜に放送した第533 回分がアップされた。
2022年7月28日(第533回)の特集は「フィールドデーコンテスト」。8月6日(土)20時~7日(日)15時に開催されるJARL主催の「フィールドデーコンテスト」を、過去の参加の思い出を交えながら案内した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第533回放送
・QRL Facebookページ

日本における、2022年8月3日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。8月に入り、新たに4エリア(中国管内)の中国総合通信局、6エリア(九州管内)の九州総合通信局、0エリア(信越管内)の信越総合通信局、そして6エリア(沖縄管内)の沖縄総合通信事務所から更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)では、2022年4月23~24日に開催した「第64回 ALL JAコンテスト」の結果を同連盟のWebサイト上で発表した。コロナ禍の影響で“おうち時間”が増えたこともあってか、参加局数の増加傾向が見られた。

2022年4月23~24日に開催した「第63回 ALL JAコンテスト」の結果が発表された
発表されたコンテスト結果によると、今回の全参加局(書類提出)数は1,934局で、第63回(2021年)の1,875局より59局多い。ちなみに第62回(2020年)は1,920局、第61回(2019年)は1,676局だった。部門別では「シングルオペ・オールバンド(M)」の「電信部門」が最も参加局が多く212局(昨年までは「電信電話部門」がもっとも多かった)。

第64回 ALL JA コンテスト結果「エリア部門別参加局数」

第64回 ALL JA コンテスト結果「部門種目別参加局数」
コンテストの全結果、入賞局リストなどは下記リンクで公開されている。なお、「順位に対するクレームは、書面をもって具体的な違反の事実を明記し、かつ違反の事実を証明する資料を添え、記名・捺印のうえ2022年10月20日までにJARL会員部会員課宛てお送りください」としている。
↓この記事もチェック!
<ALL JA/6D/FD/全市全郡の4大コンテストに対応>JARL、コンテスト参加局データベースと参加証(PDF)ダウンロードサービスを開始
●関連リンク: 第64回 ALL JA コンテスト結果(JARL Web)

松田氏(JH8RZJ)が自身で活用している「DXCC整理用のエクセル」と「JCC-JCG整理用のエクセル」の最新版をブログで公開し、ファイルの無料提供(ダウンロード)を開始した。「DXCC整理用のエクセル」はDXCC(エンティティー) CFM/WKDチェックリストで、バンド別、モード別でCFM(Confirm/QSLカード受領済み)/WKD(Worked/交信済み)が管理でき、さらに集計によるエンティティー要求度のランクが表示される。一方の「JCC-JCG整理用のエクセル」はJCC(全市)/JCG(全郡) CFM/WKDチェックリストで、JCC/JCG(および区)とWAJA(全都道府県)の集計用になっている。
松田氏(JH8RZJ)がブログ「無線のムに濁点」の中で「DXCCやJCC-JCG等を整理するエクセルファイル公開」を掲載した。Excelシートを利用して、交信済みやQSLカード受領の達成状況などがチェックできる。「当局が使用しているDXCCやJCC-JCG等を整理するエクセルファイルを公開します」として、同氏のサイトから無料でダウンロードすることが可能だ。
「DXCC整理用のエクセル」は、DXCC、TriplePlay(CW/Phone/Digital)、5バンドWAZ(Worked All Zones)の3つのシート構成で、「DXCC WKDしたら0、CFMで1を入力」「DXCCチャレンジやQSL回収率、ランキング(AAA~D)を自動計算」「TriplePlayと5バンドWAZは単純にQSO/QSLしたコールサインを入力」と仕様となっている。

松田氏が無料頒布(ダウンロード)を開始した「DXCC整理用のエクセル」。上からDXCC、TriplePlay(CW/Phone/Digital)、5バンドWAZ(Worked All Zones)のチェックシート(ブログ「無線のムに濁点」から)
「JCC-JCG整理用のエクセル」は、JCC/JCGとWAJAにシートを分けて、WKDしたら黄色、CFMで緑とするなど視覚的にわかりやすくしている。

「JCC-JCG整理用のエクセル」はJCC/JCGとWAJAにシートを分けて構成している(ブログ「無線のムに濁点」から)
ダウンロードして、自分好みにカスタマイズしても楽しいだろう。
●関連リンク:
・DXCCやJCC-JCG等を整理するエクセルファイル公開(無線のムに濁点)
・About the DXCC Rules(ARRL)
・DX Century Club(ウィキペディア)
・JCC/Japan Century Cities Award(JARL Web)
・JCG/Japan Century Guns Award(JARL Web)
・JCC/JCG市郡区番号リスト(JARL Web)
・WAJA/Worked All Japan prefectures Award(JARL Web)