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現在データベースには 6443 件のデータが登録されています。
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3アマ、4アマの養成課程講習会などを実施している株式会社キューシーキュー企画が、2021年4月1日以降に実施する「第三級アマチュア無線技士養成課程講習会」(4アマ所持者対象の短縮コース)の受講料金を改定することを 発表した。現在、同養成課程の受講料金は12,300円(税、無線従事者免許申請手数料含む)だが、4月以降に実施されるものは13,450円(同)になるという。法定の無線従事者免許証申請手数料(1,750円)を除いた税込本体料金の比較で10.9%の値上がりとなる。
以下、キューシーキュー企画の11月9日付けプレスリリースから抜粋で紹介する。
キューシーキュー企画「養成課程講習会」受講料金改定について
株式会社キューシーキュー企画(東京都世田谷区)は、2021年4月1日以降に実施される「第三級アマチュア無線技士養成課程講習会」の受講料金を改定させていただきます。改定後の受講料金は、下記のとおりとなります。
・受講資格: 第三級アマチュア無線技士
・受講コース: 短縮コース
・受講料金合計 (税込本体価格+免許申請手数料): 13,450円
・税込本体価格: 11,700円
・免許申請手数料: 1,750円
※免許申請手数料(1,750円)は、国の定めによります
※当社指定の教科書をお持ちの場合、受講料金から500円が減額され、12,950円となります。
キューシーキュー企画では、アマチュア無線技士の資格取得に特化して「通信教育講座」や「養成課程講習会」、または「問題集販売」などの事業を行ってまいりましたが、これまでに培ってきたノウハウを最大限生かし、広く「無線従事者」の資格取得のための事業展開を進め、業務範囲を拡張しております。これからも、無線に携わる全ての方々のため「無線業界の興隆及び永続的な発展」に向けた様々な商品や情報などをお届けしてまいります。
●関連リンク:
・「養成課程講習会」受講料金改定について(キューシーキュー企画
プレスリリース)
・第三級・四級アマチュア無線技士養成課程講習会(キューシーキュー企画)
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「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは毎週日曜日の23時から東京都西東京市の「FM西東京」でも放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2020年11月8日(日)21時からの第97回放送。前半はリスナーからのメール紹介に続き、10月31日(土)と11月1日(日)に国営昭和記念公園(東京都立川市)で行われた「TOKYO outside Festival × アウトドアフェスティバル2020」の防災展示の1つとして、JARL東京都支部が「災害に強いアマチュア無線」をテーマに出展した模様を澤田支部長(JG1DKJ)に電話でインタビューした。
後半ではJARL主催の国内4大コンテスト(ALL JA、6m AND DOWN、フィールドデー、全市全郡)の参加証がダウンロード可能になったことを紹介。最後に次の週末の地方本部・支部主催行事(15日:2020静岡県支部ARDF競技大会 兼 静岡県高等学校ARDF大会、岐阜県支部大会、ハムの集い2020とくしま(オンライン開催)、大分県支部 ハム寺子屋)を案内した。
番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。
●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ
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「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは、2020年11月8日(日)15時からの第329回放送。前回に引き続き、アマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」副編集長の吉澤氏(JS1CYI)をゲストに、同誌2020年11月号(10月17日発売)の内容紹介(ハンディ機でいつでも気軽に駅前QRV!、山登りでアマチュア無線を楽しむ!、プラ段で作るFT-818/817ND用無線機スタンド、アナログミキサ Classic Pro “MX-EZ4”を使ってみよう)を行った。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ
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株式会社誠文堂新光社は2020年11月10日(火)に月刊誌「子供の科学」2020年12月号を刊行する。今号は特集が「地球帰還記念!おかえり はやぶさ2」、さらに「2020年ノーベル賞はこれだ」「人工知能(AI)が今できること」といった記事も掲載。別冊付録として「小惑星探査すごろく」がついてくる。価格は700円(税別)。
hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。誠文堂新光社が刊行している月刊誌「子供の科学」は、大正13(1924)年9月の創刊という老舗雑誌だ。同誌が2015年に行った読者(小中学生が中心)アンケートによると、取ってみたい資格の第1位が「アマチュア無線」という結果になり、アマチュア無線界からも注目されている。
また同誌は今年3月、「子供に科学の楽しさを96年間伝え続け、日本の理系親子が絶大の信頼を寄せている」として、日本の文化活動に著しく貢献した人物・グループに対して贈呈される吉川英治文化賞を受賞した。
通巻1016号となる2020年12月号は特集が「地球帰還記念!おかえり はやぶさ2」、さらに「2020年ノーベル賞はこれだ」「人工知能(AI)が今できること」「子供の科学2020年総索引」といった記事も掲載。また電子工作の「ポケデン」コーナーではフルカラーLEDを使ったイルミネーションランプ「カンタンイルミ」を製作している。
なお今号には情報コーナー「KoKaScramble」も含めてアマチュア無線関連の記事は掲載されていない。
同誌の購入は下記に掲載したAmazonリンクから可能だ。
●関連リンク: コカねっと!(誠文堂新光社)
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日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2020年11月9日時点で、アマチュア局は「390,765局」の免許情報が登録されている。前回紹介した2020年11月2日時点の登録数から1週間で395局ほど減少した。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2020年11月9日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「390,765局」の免許状情報が登録されていた。前回、2020年11月2日時点のアマチュア局の登録数は「391,160局」だったので、1週間で登録数が395局ほど減少した。
なお、1982(昭和57)年12月にスタートした「パーソナル無線」は、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えたが、2020年11月9日時点のデータベースによると、パーソナル無線局として「243局」の免許情報が登録されていた。前回、2020年11月2日時点の登録数は「244局」だったため、この間に1週間で1局が免許を失効したと思われる。
。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局40万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
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神奈川横浜市港南区の有限会社 神奈川ハムセンターは、アイコム株式会社から発売されている人気のHF/50/144/430MHz帯オールモードポータブル機「IC-705」へ簡単に取り付けられるステンレス製アンテナ基台「MK-75」をオリジナル商品として開発・製造し販売している。販売価格は5,000円(税込み)で国内向け送料は無料。IC-705にアンテナを接続する際にL型コネクターによる信号の減衰が話題だが( 2020年10月15日記事 )、本製品にはRG-58/U同軸ケーブルにBNC型コネクターとM型コネクターが両端に付いていて、蝶ねじによる基台の角度調整により無線機本体を傾斜を付けて設置可能という工夫が随所に見られるアイデア商品だ。
アンテナ基台「MK-75」を販売する神奈川ハムセンターの三木さんによると、「IC-705本体のコネクター端子はBNC型なので、直接アンテナを取り付けりには強度不足が気になりました。せっかくのポータブル機、なんとかM型コネクターのアンテナを無線機本体に取り付けられないかと考えた結果、同軸ケーブルを利用して角度が付けられる基台を思いついたのがMK-75のアイデアです」「接続ケーブルは、不良を考えると自作で作るのが私のポリシーなのでトライしました」と、開発の経緯を説明してくれた。
基台自体はステンレス製でさびにくく、蝶ねじを使うことで角度調整も用意に行える。移動運用にもってこいのアイテムだろう。
詳しくは、記事下の関連リンクから確認してほしい。
(有)神奈川ハムセンター
〒234-0054 横浜市港南区港南台3-24-16
TEL/FAX:045-831-3671
営業時間:10:00~18:00(定休日:毎週水曜日)
↓この記事もチェック!
<IC-705の受信感度低下の正体はL型BNCコネクターか?>「月刊FBニュース」、9本の連載とニュース2本をきょう公開
●関連リンク: 有限会社 神奈川ハムセンター
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米国のアマチュア無線連盟であるARRLはこのほど、主催する世界的なDXコンテスト「ARRL DXコンテスト」(CWおよびPhone部門)に参加するマルチオペレーター局のためのガイドラインを公表した。世界的なパンデミックが続く中、マルチオペレーターで同コンテストに参加する局は、地域におけるソーシャルディスタンスのガイドラインを順守すると従来のような運用ができない可能性がある。そこでマルチオペレーターのコンテスト局がチームとして参加できるようにするため、一時的な便宜を図ることにしたというものだ。
ARRLが発表したガイドラインは次のとおり。
・チームメンバーは、マルチオペレーターのコンテスト局と連携してホームステーション(自宅)から運用操作ができる。
・チームメンバーのホームステーションは、マルチオペレーターのコンテスト局から半径100km以内に位置すること。
・チームメンバーのホームステーションは、マルチオペレーターのコンテスト局と同じDXCCエンティティ内に配置する必要がある(米国とカナダの局の場合、チームメンバー局は同じ米国の州またはカナダの州にあること)。
・すべてのチームメンバー局は、コンテスト期間中、マルチオペレーターのコンテスト局と同じコールサインを使用せねばならず、コンテストの期間中は、マルチオペレーターコンテスト局としてナンバーを交換すること。
・すべてのチームメンバー局が共通のログを使用するために、ロギングソフトウェアをネットワーク化していること。
・それぞれのオペレーターは、個人のコールサインまたは他のコールサインを使用して、マルチオペレーターコンテスト局または他のチームメンバー局を運用することはできない。
・バンド変更やバンド上のコンテストナンバー送信など、マルチオペレーターのルールのすべてが引き続き適用される。詳細はコンテスト規約全体を参照すること。
・チームは、バンドの割り当てを決定およびコントロールし、すべてのバンドで一度に1つのチーム局のみの送信となるようにする必要がある。
・マルチオペレーターコンテスト局については、安全を維持しつつ、定員以下のスタッフを配置することができるため、ホーム局のチームメンバーとコンテスト局のチームメンバーの組み合わせで操作することが許可される。
ARRL DXコンテストは、CWが2月の最初の週末(2021年2月20日から21日)に開催。電話(Phone)は、3月の最初の週末(2021年3月6日から7日)に開催される。(ARRLニュース 2020年10月22日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク: Guidelines Issued for ARRL DX Contest Multioperator Stations(ARRL NEWS)
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「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。
2020年11月8日の第410回放送は「運営側から見たeQSL」。国際的な電子QSLシステムとして知られるeQSL(世界の約31.7万局が利用登録)のボードメンバーであるJH4PHW 坂井氏に、JA各局がeQSLを利用するにあたり間違いやすいところやeQSLの楽しい利用法などをインタビューした。
公開されたポッドキャスト音声は約51分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesか、Sticherのリンクからも聴くことができる。
なお「ハムのラジオ」は、地上波としては千葉県成田市のラジオ成田で毎週日曜日の21時に放送されているが、2020年4月6日からは毎週月曜日の13時に前日の再放送も開始された。
●関連リンク: ハムのラジオ第410回の配信です
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先週のアクセスランキング1位は、八重洲無線株式会社が、HF/50MHz帯オールモードトランシーバー「FTDX10シリーズ」を日本国内でも12月に発売することを発表したニュース。前回のアクセスランキングで1位、今回のランキングでも2位となった記事で、同モデルを海外市場に投入することを複数の海外販売店とメディアが伝えたことをすでに紹介しているが、満を持して国内仕様のモデルが投入される。さらにさらに6位にも関連記事がランクイン! 「FTDX10シリーズ」発売への関心の高さがうかがえる結果となった。
続く3位は「<IC-705予約者に贈呈された『オリジナル缶入り煎餅』>その空き缶を再利用した『手動QRPアンテナ・チューナー』組み込み製作記」。発売前から大きな話題になっていたアイコム株式会社のHF/50/144/430MHz帯オールモードポータブル機「IC-705」。発売前に同モデルを予約者を対象として「IC-705オリジナル缶入り煎餅(せんべい)」をプレゼントするキャンペーンが実施されたことを覚えているだろうか( 2020年1月23日記事 )。その煎餅の空き缶を再利用して「手動QRPアンテナ・チューナー」を組み込んだJJ1LFO 池田氏が、自身のブログで製作記を紹介。「なかなかの出来だと悦に入っております」と、自信作を公開している。
4位は、CQ出版株式会社が2020年11月1日(日)から12月25日(金)まで「アマチュア無線家応援キャンペーン2020」を開催しているという情報だ。期間中にキャンペーン特設サイトから同社のアマチュア無線関連商品や関連書籍・雑誌などを購入すると、もれなくCQ ham radioオリジナルステッカーがプレゼントされるほか、モールス商品(パドル、電鍵、練習機などの単品)やアンテナ関連商品は特別割引が受けられる。さらに購入金額に応じてさまざまなノベルティがプレゼントされる。同社では、「例年は、ハムフェア会場だけで特別割引をしていましたが,今年は期間限定で特別価格を実施します(※モールス通信セット商品はキャンペーン対象外)」と案内を行っている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<12月発売予定、税別価格は198,000円>八重洲無線、HF/50MHz帯トランシーバー「FTDX10シリーズ」を国内でも正式発表
2)<ハイブリッドSDR構成の100W機>八重洲無線、海外でHF~50MHz帯のオールモード機「FTDX10」を発表へ
3)<IC-705予約者に贈呈された「オリジナル缶入り煎餅」>その空き缶を再利用した「手動QRPアンテナ・チューナー」組み込み製作記
4)<スペシャルプレゼントや特別割引あり!>CQ出版社、12月25日まで「アマチュア無線家応援キャンペーン2020」開催
5)<Masaco(JH1CBX)が無線従事者国家試験を行う「日本無線協会」を訪問>「月刊FBニュース」2020年11月1日号きょう公開
6)<新製品「FTDX10シリーズ」も認証取得>八重洲無線が「FT-857シリーズ」の技適を従来と同じ番号で再取得、1.8MHz帯SSBの運用が容易に
7)<再び1,000局以上/月の減少ペースで推移>総務省が2020年9月末のアマチュア局数を公表、前月より1,065局少ない39万1,938局
8)<ALL JA/6D/FD/全市全郡の4大コンテストに対応>JARL、コンテスト参加局データベースと参加証(PDF)ダウンロードサービスを開始
9)<特小、デジコミ、デジ簡機で実験>アルインコ、通信距離テストの様子を収めたシリーズ動画6本をYouTubeで公開
10)<11月5日から2021年1月11日まで>総務省、「総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite」ユーザビリティアンケート調査を実施
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アマチュア無線を通じてスカウトが知識と友情を深め合う公式国際行事「ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020(JOTA 2020)」が、2020年10月16日から18日まで全世界で開催された。この行事に合わせて日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ(JA1YSS)は、公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟のスカウト会館(東京都杉並区)に“臨時体験局+記念局”のダブル免許を受けた「8J1JOTA」を開設し、多数のスカウトらが体験運用を行った。その詳しい運用リポートが関係者から届いたので紹介しよう。
こちらの記事も参考に(2020年10月6日掲載)↓
<日本初 “体験局+記念局”
のダブル免許>日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブが「ジャンボリー・オン・ジ・エアー
2020」に合わせて「8J1JOTA」を運用
★体験局+記念局として免許された「8J1JOTA」を設置、スカウトと指導者に体験運用を実施
10月17日から18日まで ボーイスカウトのアマチュア無線プログラムの一つである「ジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)」に参加する目的のイベントとして、ボーイスカウト日本連盟に設置された「JOTA-JOTI Plaza 2020」に 体験局と記念局として免許された8J1JOTAを設置し、スカウト及び指導者に体験運用を実施しました。
ジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)は世界スカウト機構が主催する公式国際行事で、スカウトがアマチュア無線行事に参加し、電波を通じて国内各地や外国のスカウト仲間と交信し、お互いを理解し、知識と友情を深めることを目的としています。1957年にイギリスで行われた「第9回世界ジャンボリー(スカウティング50周年記念ジュビリージャンボリー)」で、アマチュア無線のプログラムが提供されたのが始まりで、毎年10月の第3金曜日~日曜日の72時間にわたって運用されます。
体験局は、ワイヤレスIoT人材育成を目的に、2020年4月に省令改正、告示等が行われ、有資格者の指揮下で、資格を持たない人がアマチュア無線の体験交信を行うことができる無線局を開設できるとした制度です。すでに、8J1YAA、8J1YAB、8J2YAA、8J3YAAなどが免許されて体験運用を各地域で行っていますが、8J1JOTAは“特別局および記念局と同一のコールサインの体験局”として免許されております。この体系と同じ局にはJARL関東地方本部の8J1JARLがあります。
今回の参加者は感染症防止として、事前申し込みで人数を調整し7グループに分け、スカウト会館内で“密”にならないように、入り口での検温、マスク着用、手洗いの徹底を行い実施しました。参加者はスカウト38名、指導者27名が参加し、2日間で延べ体験交信数は83交信でした。残念ながら、運動会やほかの学校行事で参加を取りやめたスカウトの団もありました。
このイベントのプログラムは120分で構成されており、受付を済ませた後 モールス符号の体験、アマチュア無線の紹介(身近に使われている電波や通信方法)そして体験局の運用を行いました。アマチュア無線の紹介の前に覚えたてのモールス符号を打鍵して、「○○くん、△△さんですね」と返事をしてあげると、自分のモールス符号が通じたことにスカウトの子供たちは大喜びでした。
その後、アマチュア無線や電波について紹介し、ビデオをみてアマチュア無線について勉強し、これから行う体験局の際の注意することを説明しました。シンプルなことですが まず運用席に座ったら深呼吸をし、今回はマスクをしているので、大きな声ではっきりと話すことなどを伝え、体験局の担当者へ引き継ぎました。子供たちは参加する前に、アルファベットと和文通話表で自分の名前は言えるよう勉強してきていました。
緊張の面持ちで体験局の前に進み、体験局の担当から体験局の注意事項の説明を行い、無線機の前に一人ずつ座ります。今回の体験者の運用では受信がしやすいようにFM波かデジタルモード(D-STAR、WIRES-X)で交信を行いました。緊張の面持ちで皆さんスタートしますが、交信が進んで少し緊張が解けてくると、だんだんと声が弾んで交信していました。
18日にはXV9OK(ベトナム 岡田さん)との交信や、南極昭和基地の8J1RL(オペレーターは第61次南極地域観測隊のJA1AGS 山本隊員)との交信もありました。ベトナムから応答のあった時にはスカウトの座る無線機の前には世界地図がなかったので慌てて持ってきて、地図で「ここですよ!」と指して説明を補足しました。
また“資格は取得したけど、まだアマチュア無線の運用は実際にやったことはない”あるいは“まだ慣れていない”という有資格者のスカウトは、脇でサポートを受けながら、記念局として通常の無線運用を行いました。また、毎年JOTAに参加しているスカウトは、今回初めてSSB運用にも挑戦しました。今まで聞いていたFMでの信号との違いに戸惑いながらも、交信に慣れたスカウトに補助をしてもらいながら、頑張って交信を行っていました。
ところでボーイスカウトには、専門的な技能を身に着けた証として「技能章」と呼ばれる章が授与されます。アマチュア無線を使った技能章(無線通信章)もあり、取得条件として次の項目があります。
59.無線通信章-技能章
・アマチュア無線技士の資格があること。
・和文通話表により、電文を送話できるとともに、欧文通話表を用いてアルファベットを言えること。
・国内10局以上の交信記録と交信証(QSLカード)5枚以上を提示すること。
※社団局発行のカードには、従事者名(オペレーター)が明記されていること。
https://www.scout.or.jp/member/skill-musen-tsushin/
有資格者のスカウトは、この技能章取得を目指しました。なお、今回の運用で取得要件に達したスカウトもいます。今後もアマチュア無線運用をして、さらなる技能向上に期待したいと思います。
★お礼とご案内
今回の体験局運用では、第61次南極地域観測隊の山本隊員(JA1AGS)のご厚意により、南極昭和基地8J1RLと交信することもできました。また、海外(XV9KO
岡田さん)との交信もサプライズとなりました。今回のイベントに際しまして、応答していただきました国内外のアマチュア無線家の皆様並びにこの運用を見守っていただきました多くのアマチュア無線家の皆様に厚くお礼申し上げます。
なお、開催期間中に全国各地のスカウト局と交信をいただきました皆様には、「一般向け参加証」がダウンロードできます。Webダウンロードは下記のアンケート回答後にURLが表示されますので、アクセスを宜しくお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe1eRnP2DK2orCB1gha83ZeXFvBfbwdm0ccxNCT84UFNyWY2A/viewform
●関連リンク:
・ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020実施要領
PDF(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・JOTA-JOTI2020(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・Jamboree on the Air – Jamboree on the Internet(世界スカウト機構)