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hamlife.jp (2024/11/14 15:35:21)
現在データベースには 6085 件のデータが登録されています。
政府は2019年10月12日から13日にかけて東日本で起きた「令和元年台風第19号」による災害を、このほど「特定非常災害」に指定した。これにより被災地域(10月19日現在で14都県391市区町村)の住民らを対象に、自動車の運転免許をはじめとする“許認可の満了日の延長措置”などが講じられることになった。総務省は被災地域にある無線局の「免許の有効期間」と「再免許の申請期間」などを、それぞれ2020年3月31日まで延長する方針を固め、10月28日(月)に告示する予定だ。また同省は被災地域の無線局免許人について、電波利用料債権の催促状および督促状の送付を停止する措置を実施している。
政府は今月発生した「令和元年台風第19号」による災害を10月18日付けで「特定非常災害」に指定し即日施行した。これにより被災地域の住民らを対象に、自動車の運転免許のような許認可等の満了日の延長措置や、法令上の義務を履行できない場合の免責措置等が講じられることになった。
総務省のWebサイトには『令和元年台風第19号による災害「特定非常災害」指定について(各種の許認可等(運転免許等)の有効期間の延長などが行われます)』というお知らせと共に、「存続期間(有効期間)が延長される許認可等一覧」のPDFが掲載されている。
このうち総務省の電波関係としては「無線局の免許の有効期間の延長(電波法第4条)」「無線局の再免許の申請期間の延長(無線局免許手続規則第18条)」「無線局の登録の有効期間の延長(電波法第27条の18)」「無線局の再登録の申請期間の延長(無線局免許手続規則第25条の14)」という4項目の延長措置が盛り込まれ、いずれも10月28日(月)に告示が予定されている。
延長対象は「災害救助法が適用された区域に住所を有する者または法人等」で、有効期間延長後の満了日は「令和2年(2020年)3月31日」となる見込みだ。アマチュア無線局やデジタル簡易無線登録局も含まれると見られ、詳細は告示後に同省や対象地域を管轄する地方総合通信局のWebサイトに案内が掲載される。
内閣府の発表(10月19日)によると、今回の台風19号による災害救助法の適用区域は岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡の14都県391市区町村に及ぶ。なお「台風第15号において災害救助法が適用された千葉県及び東京都の市町村については、令和元年台風第19号に伴う災害により、多数の者が生命又は身体に危害を受け、又は受けるおそれが生じており、継続的に救助を必要としていることから、台風第19号においても災害救助法が適用されている」とされている。
このほか総務省では、10月12日に災害救助法の適用を受けた全国14都県391市区町村を告知先とする無線局免許人に対し、電波利用料債権の催促状および督促状の送付を停止する措置を実施している。
この期間延長に関する問い合わせ先は次のとおり。hamlife.jpでは10月28日に総務省から「無線局の免許(登録)の有効期間の延長」「無線局の再免許(再登録)の申請期間の延長」に関する告示や手続き方法などの詳細が案内され次第、この記事に追記で紹介する予定だ。
・東北総合通信局 総合通信相談所 電話 022-221-0610
・関東総合通信局 総合通信相談所 電話 03-6238-1940
・信越総合通信局 総合通信相談所 電話 026-234-9961
・東海総合通信局 総合通信相談所 電話 052-971-9104
●関連リンク:
・令和元年台風第19号による災害「特定非常災害」指定について(各種の許認可等(運転免許等)の有効期間の延長などが行われます)(総務省)
・存続期間(有効期間)が延長される許認可等一覧
令和元年10月21日現在暫定版 PDF(総務省)
・災害救助法の適用状況(内閣府)
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2019年10月20日(日)11時から東京・秋葉原で22歳未満を対象とした「WAKAMONOアマチュア無線イベント2019」を開催した。当日は保護者を含め約200名が来場し、特定小電力トランシーバーを使った無線体験コーナーをはじめ、FMラジオを組み立てる電子工作コーナーやアマチュア無線入門に役立つ講演、JA1RL/1との交信、Radio JARL.comの公開収録などの多彩な企画を楽しんだ。
JARLは青少年層のアマチュア無線人口を増やすとともに連盟の会員増強を図るため、22歳未満の入会金と会費を1年間実質無料にする「青少年お試し入会キャンペーン」をはじめ、各種の取り組みを行っている。その施策の1つとして、2017年から毎年秋に22歳未満を対象にした「WAKAMONOアマチュア無線イベント」を東京・秋葉原の民間コンベンション施設で開催している。今年は保護者を含めて約200名が来場し、さまざまな企画や展示を楽しんだ。
hamlife.jpが会場で撮影・取材した写真を紹介していこう。
続きは次ページ に掲載!
インターネットに接続したパソコンやスマートフォンのブラウザ上から手軽にログデータの入力/閲覧が可能で、データはすべてクラウド上に保存されるという、交信データ管理ツール「AirHamlog(エアハムログ)」。今年8月上旬のリリース開始以来、アマチュア無線家やライセンスフリー無線愛好者に大好評で、ユーザー登録者はついに10月上旬で1,000名を突破した。
AirHamlogについてはこちらの記事を参照!!
<スマートフォンに対応、データはクラウドに保存>ブラウザで動作するアマチュア無線/ライセンスフリー無線のログツール「AirHamLog」登場!!
<ユーザーは早くも500名を突破>「AirHamlog」にQSLカード関連の新機能追加、特製ステッカーが全員にプレゼントされるキャンペーンも実施!!
AirHamlogは製作者のJJ1SXC 森川公康氏により、改良や新規機能の追加を精力的に行われている。今回は2019年9月に追加された新規機能の情報を同氏の協力により紹介する。
★AirHamLogの最新のユーザー数・ログ件数情報(2019/10/12時点)
・ユーザー数:1,010
・ログ件数:806,513
・総務省のDBをもとに、9月末時点での局情報を収録済
収録局数:405,192
★AirHamLogの新規機能追加情報(2019年9月分)
(1)プロフィールページを追加
ログイン後「設定」→「プロフィール設定」から必要情報を入力することで、ユーザー専用のプロフィールページを設定することができるようになりました。
(2)ログ画面に統計情報画面を追加
ログ画面からエリア別の交信局数、バンド・モード別の交信局数を確認できるようになりました。
(3)ログの絞り込み機能を追加
ログ一覧から、コールサイン・QTH・氏名の一部を使って絞り込み検索ができる機能を追加しました。
(4)PayPal経由で寄付を受け付ける機能を追加
「運営情報」→「寄付について」のページから、PayPalにより寄付を実施いただけるようになりました。寄付頂いた方のうち、希望される方については同ページにお名前を掲載・コールサインを掲載しています。
AirHamlogの詳細は下記関連リンク参照。
●関連リンク:
・AirHamLog
・
AirHamLog – アマチュア無線ログツール(Twitter)
2019年10月2日(水)からきょう10月4日(金)までの3日間、東京・江東区の青海展示棟(東京ビッグサイト)で防災・減災、セキュリティ、労働安全など危機管理分野の総合トレードショー「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2019」が開催され、 アイコム、アルインコ、JVCケンウッド、八重洲無線などの無線機器メーカーもブースを出展している。今年は9月の台風15号で千葉県などが長期間の大規模停電に見舞われ、携帯電話が不通になる地域が発生したことから、特に無線システムに注目が集まった。
危機管理産業展(RISCON)は国内最大規模の危機管理産業の展示会で、株式会社東京ビッグサイトの主催、東京都の特別協力で毎年開催されているものだ。2019年は294社446小間の展示が、新設された青海展示場で行われている。
毎年このイベントにはアマチュア無線家にもおなじみの無線機器メーカーが出展することで知られ、今年はアイコム、アルインコ、JVCケンウッド、八重洲無線がブース展示を行った。その模様を順不同で紹介する。
★アイコム
アイコム株式会社は、イー・ダブリュ・エス株式会社、ウェッジ株式会社、三和システムサービス株式会社、田中電気株式会社と共同でブースを出展。各種IPトランシーバーや自治体向けデジタル防災行政無線システム、衛星トランシーバーのほか、さまざまな伝送経路で各種端末が有機的につながる拡張性と冗長性がある通信システムなどを展示。この会場で初めて披露される端末も見られた。
携帯電話回線を使って広域で通話可能なIPトランシーバーにデジタル簡易無線(登録局または免許局)のモジュールを搭載。デュアル待ち受けが可能なハイブリッドIPトランシーバー「IP700」を参考出品。万一の携帯回線不通時もデジタル簡易無線を使用することで連絡途絶を回避できる
IPトランシーバー「IP502H」の説明パネル。2つの異なる通信事業者のSIMを搭載することで、通信リスクを低減。さらにスマホ(Android/iOS)からも同社製IPトランシーバーと通話できるアプリ「IP500APP」も初めて説明に登場した
スマホ(Android/iOS)から同社製IPトランシーバーと通話できるアプリ「IP500APP」の参考出品。スマホは側面にPTTボタンがある京セラのSIMフリー機「DURA FORCE PRO」を使用していた
アルインコ、JVCケンウッド、八重洲無線、移動無線センターは 次ページに 掲載!
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、東京2020オリンピック ・パラリンピックの開催による会場不足から実施が危ぶまれていた来年のアマチュア無線の祭典「ハムフェア2020」について、JARL Webで「来年開催の『2020アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2020)』の開催日と会場が決定しましたので、お知らせいたします」という「速報」を2019年9月30日(月)に掲載した。
JARL Webに掲載された「速報」によると、「2020アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2020)」は、東京ビッグサイト西展示棟3・4ホールで、2020年10月31日(土)~11月1日(日)の2日間開催される。
東京ビッグサイト西展示棟3・4ホールは、2017年に開催された「2017アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2017)」の会場と同じ場所(4階)だ。
東京2020オリンピックは2020年7月22日(水)~8月9日(日)のスケジュールで、東京2020パラリンピックは同年8月25日(水)~9月6日(日)のスケジュールで実施されることから、パラリンピック終了後、2か月しないうちのハムフェア開催となる。
なお、今回の「ハムフェア2020」の開催日と開催場所が決定の発表は、9月28日(土)と29日(日)の両日、東京・大塚のJARL本部で行われた「第46回理事会」で承認されたことによるものと思われる。
東京都江東区有明の東京ビッグサイト。中央奥に見えるのが西展示棟
↓この記事もチェック!
【ハムフェア2019】“来年(2020年)のハムフェア開催”はどうなる!? 日野岳実行委員長の談話
<来年の「ハムフェア2020」は“引き続き開催に向けた検討を行う”>JARL、第45回理事会報告を会員専用ページに掲載
●関連リンク:
・速報 ハムフェア2020開催日決定(JARL Web)
・一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL Web)
アイコム株式会社は2019年9月27日、auとNTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIM対応の車載型IPトランシーバー「IP501M」を発表した。発売開始は9月30日、価格はオープン。
業務用無線の業界では、携帯電話のIP網を利用し全国どことでも交信可能な「IP無線」(IPトランシーバー、ボイスパケットトランシーバー)の利用が急増している。多額の投資となる無線中継局の設置が不要で、使用者に無線従事者免許や無線局免許は必要なく、携帯電話のエリア内であればどことでもトランシーバー感覚で交信ができ、一斉同報が可能なことから、公共交通機関や運送業界、警備業、マスコミ関係などさまざまな業種で使われるようになってきた。
アイコムは2015年、auの4G LTEネットワークに接続可能なモジュールを搭載したハンディタイプのIPトランシーバー「IP500H」と関連機器で構成される「IP ADVANCED RADIO SYSTEM」の発売を開始し、順次ラインアップを拡充している。今回発表されたのはauとNTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIMに対応した車載型IPトランシーバー「IP501M」だ。以下、アイコムのプレスリリースから抜粋で紹介する。
★au・NTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIM対応、車載型IPトランシーバー「IP501M」を新発売(アイコム)
アイコム株式会社は、au・NTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIM対応車載型IPトランシーバーIP501Mを新発売します。
IPトランシーバーは、従来のトランシーバーとは異なり、携帯電話回線を利用することで日本全国を通話エリアとできるトランシーバーです。そのため、一度に多数の人と声で情報共有できるトランシーバーの特長と、通話距離や不感地帯を気にすることなく通話できる携帯電話の特長を併せ持つ通信端末といえます。
このたび新発売するIP501Mは、車載型IPトランシーバーです。使用する通信回線は、当社が提供するSIMを装備することでauとNTTドコモから選べるほか、両方のSIMを装備することで、状況に応じてキャリアを切り替えて使えるデュアルSIM仕様としています。キャリアに関わらず、ハンディタイプの従来製品IP502Hなどとも通話互換を備えています。
また、通信相手と交互ではなく、携帯電話と同じように同時に話せる同時通話に対応し、自然なやりとりが可能なほか、多人数による多重通信もサポートしており、電話会議のような使い方や、会話の途中に緊急の連絡を割り込ませて伝えることも可能です。さらに、GPS機能を備え、PCやWEBブラウザに表示した地図にIP501Mの位置情報を表示可能(別途オプション製品かWEBサービスへの加入が必要)。また、Bluetoothに対応し、ハンズフリー運用にも対応しています。
IP501Mは、運送・運輸業、警備業など、多くの業種で活用できる通信端末として販売してまいります。
★おもな特長
・au・NTTドコモの両キャリアに対応したデュアルSIM対応の車載型IPトランシーバー。
・トランシーバーの同報性と、携帯電話の広い通話エリアを併せ持つ通信端末。
・同時通話・多重通話に対応。
・GPS機能を備え、位置情報をPCやWebブラウザで表示可能。
・ハンディタイプのIP502Hなど当社IPトランシーバー従来機と通話が可能。
★その他の機能
・緊急呼び出し機能
・Lone Worker機能
・メッセージ送信機能
・ノイズキャンセル機能
・GPS機能
・埃や水しぶきも気にせず使えるIP54の防塵・防水性能
・プリセットの文字情報を送信
・ソフトウェア更新や端末設定を回線経由で一括設定など
★主な仕様
●関連リンク: au・NTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIM対応、車載型IPトランシーバー IP501M を新発売(アイコム プレスリリース)
台風15号の影響で甚大な被害を受けた千葉県内の自治体などからの要請で、総務省関東総合通信局が保有する移動通信機器や移動電源車を災害対策支援として貸与したことをお伝えしたが( 2019年9月12日記事 )、台風15号が9月9日(月)未明に千葉県に上陸し過ぎ去っていってから、すでに11日間が経過した今でも、広域停電が続いている地域は多い。関東総合通信局では全国の総合通信局の協力を得て、さらに多くの通信機器の貸与を実施。この度、「令和元年9月18日16時現在」の状況として通信関係の貸与リストを公表した。
関東総合通信局が災害対策支援として保有している移動通信機器の例(九都県市合同防災訓練会場の関東総合通信局ブースで撮影)
関東総合通信局が発表した内容は以下のとおり。
関東総合通信局では、このたびの令和元年台風15号により被災された千葉県内の自治体等からの要望を受け、通信関係では、デジタル簡易無線機、MCA無線機、衛星携帯電話、移動電源車等の貸出しを行っております。(令和元年9月18日16時現在)
↓この記事もチェック!
関東総合通信局、台風15号により被災した千葉県内の自治体からの要請で「デジタル簡易無線機」など86台や「移動電源車」2両を貸与
【追記:10日 22時25分に送信再開!!】<台風15号の影響か?>ニッポン放送、千葉県の木更津送信所(1242kHz、100kW)がトラブルで停波、足立送信所から1kWで減力放送中
<停波またはインターネット接続停止中>台風15号の影響で、千葉県と神奈川県のD-STARレピータ9局に障害発生中
●関連リンク:
・関東総合通信局
令和元年台風15号により被災された自治体等への災害対策支援について
・関東総合通信局 災害対策用移動通信機器の貸与
・関東総合通信局 災害対策用移動電源車の貸与
・簡易無線(ウィキペディア)
・衛星電話(ウィキペディア)
・ワイドスター(ウィキペディア)
2019年9月12日、総務省関東総合通信局は台風15号により甚大な被害を出した千葉県内の自治体からの要請で、同局が災害対策支援として保有する移動通信機器や移動電源車を貸与したことを公表した。台風15号は9月9日未明に千葉県に上陸。各地で記録的な暴風が吹き荒れ、千葉市では9月9日(月)午前4時半ごろ最大瞬間風速57.5メートルという観測史上1位を記録。房総半島南部を中心に大きな被害が発生し、停電や断水などは現在も続いている。
関東総合通信局が貸与する移動通信機器(九都県市合同防災訓練会場の関東総合通信局ブースで撮影)
千葉県内では台風15号の影響で大規模停電が現在も続いている。房総半島の南部を中心に家屋の倒壊や道路の寸断、断水などでライフラインが大きな被害を受けている状況だ。
関東総合通信局では被害を受けた自治体などからの連絡を受け、災害の発生の際に、電気通信設備や放送設備等の必要な電力供給を支援するための移動電源車の貸与のほか、地方公共団体及び災害復旧関係者へ無償で移動通信機器の貸与を行っている。
関東総合通信局が発表した内容は以下のとおり。
●関連リンク:
・関東総合通信局 災害対策支援 情報通信関連対応について
・関東総合通信局 災害対策用移動通信機器の貸与
・関東総合通信局 災害対策用移動電源車の貸与
・簡易無線(ウィキペディア)
・衛星電話(ウィキペディア)
・ワイドスター(ウィキペディア)
“フリラー(ライセンスフリー無線愛好家)”たちが行う一斉交信イベント「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2019」)が、2019年9月14日(土)21時から16日(月・祝)15時まで3日間にわたり開催される。特別な資格がなくても気軽に楽しめる「ライセンスフリー無線」は、近年仲間が増加傾向にあり、ひとたび電波を出せばコンディション次第でパイルアップになることも…。移動運用日和のこの季節、思いっきりライセンスフリー無線を楽しもう。
暑さも和らぎ始めるこの季節。移動運用日と言ってもいいだろう。資格がいらないさまざまなライセンスフリー無線のイベント「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2019」)」を思う存分楽しもう。
ライセンスフリー無線愛好家、“フリラー”たちが楽しみにしている一斉交信イベント、「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2019」)」が9月14日(土)の9時から9月16日(月・祝)15時まで42時間にわたり開催される。
●「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2019」)」実施要綱
■開催日時:
2019年9月14日(土)21:00~9月16日(月・祝)15:00
※9月16日(月・祝)が予備日に設定
■運用するバンド:
・合法CB無線(市民ラジオ)
・特定小電力無線
・デジタル小電力コミュニティ無線
・デジタル簡易無線登録局
■集中呼び出しタイム:
・市民ラジオは開催時間(09:00~15:00)中の毎時30分
・特定小電力無線は開催時間(09:00~15:00)中の毎時00分
毎年、7月最終日曜日の前日土曜日21時から開催される夏の「Summer Vacation」とともに、敬老の日の前日に実施される「秋オン」。Eスポシーズンも一段落し、グランドウェーブによる交信がメインとなるが、見通し距離や山岳解析で、いかに遠くの局と交信が楽しめるかがポイントだ。
いままでは2日間の開催だったが、シルバーウィーク導入もあり、トライアル的に3日間の運用を経て、現在のような3日間開催となった。
この季節、コンディション的にはグランドウェーブが中心となるものの、短時間だがスキャッターやEスポが突発的に発生し遠距離交信ができる。合法CB無線(市民ラジオ)、特定小電力無線ともに「集中呼び出しタイム」が設けられているので、チャレンジしてみよう。
それぞれライセンスフリー無線では、メインに使われるチャンネルが通例として決まっている。最高出力が500mWの「市民ラジオ」はこの時季はグランドウェーブによる交信がメインとならざるを得ないだろう。ここ最近の使用頻度が高いチャンネルは8ch(27.144MHz)/5ch(27.088MHz)/4ch(27.080MHz)の順となる。まれにEスポが出ることもあるので期待したい。
一方、「特定小電力無線」は周波数的にグランドウェーブによる交信が中心となる。使用頻度が高いのは422.225MHz(アルインコ表記で「L3」、アイコムなどの表記では「14ch」)。また351MHz帯の「デジタル簡易無線(登録局)」の場合は、呼び出しチャンネル15chを受信し、交信チャンネルを指定し移動して交信を楽しという流れ。
今回から新たに加わった、142/146MHz帯を使用する「デジタル小電力コミュニティ無線」は、呼び出しチャンネル(18ch)でCQを出して、ほかの空いているチャンネルに移動して交信を行う。
特定小電力無線機(10mW機)の50倍の送信出力500mWで、技術基準適合証明(工事設計認証)に登録されている利得の高いアンテナに交換すれば、遠距離交信を狙うことも期待できる。また、送信のたびにGPS位置情報を相手局に送るので、どれくらい離れた場所から電波が届いているか容易に把握することができるのも特長の1つだ。
ピクニック感覚での運用もOKだ。ロケーションの良い場所に赴けば、普段つながらない局との交信だって期待できる。合法CB無線にデジタル簡易無線、特定小電力無線、さらにデジタル小電力コミュニティ無線も加わって遠距離通信にチャレンジ!
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<いよいよ発売!! 新規格“デジタル小電力コミュニティ無線”>アイコム「IC-DRC1」開封リポート
【追記:製品版の写真公開!!】<発売開始は2019年10月下旬を予定>アルインコ、GPS内蔵のVHF帯デジタル特小トランシーバー「DJ-PV1D」の開発を発表
●関連リンク:
・市民ラジオ(ウィキペディア)
・特定小電力無線(ウィキペディア)
・簡易無線/デジタル簡易無線(ウィキペディア)
・デジタル小電力コミュニティ無線(ウィキペディア)
・ライセンスフリーラジオ(ウィキペディア)
株式会社電波社のアマチュア無線誌「HAM world(ハムワールド)」2019年11月号が、2019年9月19日(木)に刊行される。今号の特集は「人気HFバンドをディープに運用 24時間楽しむ7MHz」、注目の記事は「ハムフェアに登場! 注目のニューモデル アイコムIC-705」。そのほか「大盛況のハムフェア2019 各社の新製品見て歩き」「FT3D使用レポート」など盛りだくさんな内容だ。価格は982円(税込み)。なお、同誌は今号から隔月刊化が決定! 奇数月の19日発売となる。それを記念して誌面で「豪華読者プレゼント企画」が行われている。
電波社の「HAM world」は同社の月刊誌「ラジコン技術」の増刊として、2015年9月にVol.1、2016年2月にVol.2、6月にVol.3、9月にVol.4、12月にVol.5、2017年3月にVol.6、6月にVol.7、9月にVol.8、12月にVol.9、2018年3月にVol.10、6月にVol.11、9月にVol.12、そしてVol.13から独立創刊を果たし“月号表記”となり、12月に2019年2月号、3月に2019年5月号、6月に2019年8月号として3か月に1回のペースで刊行され、今回の2019年11月号でシリーズ16冊目。そして、隔月刊化が決定した人気のアマチュア無線専門誌だ。
記事内容など概要は下記の通り。
★「HAM world」2019年11月号の概要
◆発売日: 2019年9月19日(木)全国書店発売
◆定価: 982円(税込)
◆発行: 株式会社電波社
◆体裁: A4 平綴じ
◆記事内容: 下記の通り
<特集:人気HFバンドをディープに運用 24時間楽しむ7MHz>
・時間と季節で飛びが変わる7MHz帯の魅力
・電信目線での7MHz
・実用性の高いATAS-120A
・FT-817でFT8アウトドア運用
・HFV40使用レポート
<注目の記事>
・ハムフェアに登場! 注目のニューモデル アイコムIC-705
・隔月刊化記念! 豪華読者プレゼント
・大盛況のハムフェア2019 各社の新製品見て歩き
・FT3D使用レポート
<単発記事>
・ハムフェアでオフ会/足跡集合写真
・カムバックハムが5.6GHz帯映像用送信機の免許を取得するまで
・いまよみがえる熱狂の’70年代-青春グラフティ RTGROUP日本縦断QSO
・WIRES-XのPDN運用をモービルで! タブレットPCで車内にモバイルノードを構築
・アマチュア無線家のフリースペース ギガラボが日本橋にオープン
・AirHamLog 始めませんか?
・愛ちゃん! 関西ハムフェアに初参加
・“ 下級ハム”が楽しむアマチュア無線 なんでもアンテナ大実験
・FT4への変更申請に必要となる 追加資料作成の勘どころ
・マグネチック・ループアンテナ
・界型アンテナとの出会いから今日まで-前編-
・Raspberry Piで遊ぼう-第3回-
・世界の短波放送を聴こう!
・D-STAR完全マスター-第7回-
・3Dプリンターで紛失した操作キーを作った!
・全国電波ホットスポット探検隊の活動-前編-
・無線局訪問MySHACK
・ドイツ在住日本人ハムクラブ JAIGの40年
・イリジウム衛星を利用した新システム
・アイコム SAT-100で衛星体験!
・3エリアのAMロールコール事情
・諸外国並みに160m/80mバンドを広げて欲しい!
・ライセンスフリーラジオの世界
・ニュースフラッシュ
・初め方がわからないビギナーのためのアマチュア無線ガイド-後編-
・無線機の歴史おもしろエピソード-第4回-
同誌の確実な予約・購入には下のAmazonリンクが便利だ。
※以下は「HAM world」創刊号(Vol.1)から2019年8月号までのバックナンバー。プレミアム価格で取り引きされている号もある
●関連リンク: 株式会社電波社