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hamlife.jp (2024/11/26 11:05:28)
現在データベースには 6124 件のデータが登録されています。
先週のアクセスランキングで上位を占めたのが、多発している電波法違反関連記事だった。そのほとんどが免許を受けずに不法に無線局を開設したケースで、アマチュア無線技士の資格を有し、電波法を理解しているにもかかわらず電波法を犯したとされる被疑者も少なくない。これらは、アマチュア無線機を入手し安易に電波を発射した結果だと思われる。記事ランキングの1位が北海道総合通信局、2位が東海総合通信局、7位と8位が関東総合通信局というように、全国各地で電波法違反行為が発覚、処分が行われている。
続く3位は「<アマチュア無線機の受賞は10年ぶり>JVCケンウッド、新製品のTH-D75が『2023年度グッドデザイン賞』を受賞」。公益財団法人 日本デザイン振興会が主催する「2023年度グッドデザイン賞」において、株式会社JVCケンウッドのアマチュア無線用ハンディトランシーバーの新製品「TH-D75」(2024年発売開始予定)が選ばれたというニュース。過去にアマチュア無線機のグッドデザイン賞に選ばれたのは、2013年度の「ID-51」(アイコム)と「FTM-400Dシリーズ」「FTDX3000シリーズ」(八重洲無線)の3機種同時受賞以来(hamlife.jp調べ)、実に10年ぶりとなる。
4位は、アマチュア無線の楽しみの1つである交信証(QSLカード)の交換に関する記事。一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の会員になると、島根県出雲市にある「QSLビューロー」から自局宛てのQSLカードが2か月に一度転送されてくるが、そのQSLカードの量によって封筒から小包までさまざまなサイズがある。その宛名ラベルの横に印字された「A」「B」「C」などの記号の意味をhamlife.jpが独自に調べたというもの。記事には直接関係ないが、QSLカードの転送に要する期間が遅れがちで、QSLビューローへ送ったカードが約1年かかって届く状況が続いており、大きな関心事となっている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<無線局の免許を受けずにアマチュア無線機を大型車両に設置>北海道総合通信局、不法に無線局を開設した疑いで男(46歳)を摘発
2)<岐阜県海津市・国道258号線で取り締まり>東海総合通信局、アマチュア無線機を設置して不法に無線局を開設していた運転手を摘発
3)<アマチュア無線機の受賞は10年ぶり>JVCケンウッド、新製品のTH-D75が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞
4)<謎のアルファベットを独自考察>ビューローから転送されてくる「QSLカード」の封筒にある “記号” の意味は?
5)<日本周辺を通過するパス(受信チャンス)は複数回あり>日本時間の10月3日(火)深夜から6日(金)早朝まで、国際宇宙ステーション(ISS)がSSTV画像を145.80MHz(FM)で送信
6)<電話部門のすべての種目は10W以下(50~430MHz帯では20W以下)に規定>JARL主催、10月7日(土)21時から24時間「第44回 全市全郡コンテスト」開催
7)<群馬県伊勢崎警察署と共同で取り締まり>関東総合通信局、トラックに不法無線局(不法市民ラジオ)を開設していた運転手(56歳)を摘発
8)<三浦電波監視センターの“電波監視”で発覚>関東総合通信局、許可されていない無線機器を用いて運用した第四級アマチュア無線技士に対し26日間の行政処分
9)<QSLカード印刷の老舗>株式会社デザインナカニシ、2023年8月27日で「営業終了」していた
10)<社員が事前提出した質問に回答>JARL、第12回定時社員総会の「準備書面回答」を掲載
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サイクル25による太陽活動の活発化で50MHz帯(6mバンド)もコンディションが上昇し、この秋は「ロングパス」によるDX局の入感が相次いでいる。日本時間の2023年9月28日(木)早朝にはEA(スペイン)が入感したほか、10月4日(水)夜はFG(カリブ海のグアドループ)やYV(南米のベネズエラ)、10月6日(金)夜はPJ4(オランダ領ボネール)、WP4(プエルトリコ)、HI(ドミニカ)、V2(アンティグア・バーブーダ)といったカリブ海方面がそれぞれ強力に入感した。もちろん南米や南太平洋方面も連日のようにバンドを賑わしている。また144MHz帯では夕方遅くから夜間に赤道横断伝搬(TEP)でVK(オーストラリア)が入感している。
10月6日夜の50MHz帯DX入感状況(DXSCAPEより)。カリブ海や南米の局の入感リポートが並んでいる(※時刻表示はUTC)
10月6日(金)の22時過ぎ、東京近郊に住むhamlife.jpスタッフが、何気なく無線機のスイッチを入れたところ、50MHz帯が異常な熱気に包まれていた。50.313MHzのFT8でYV1DIG(ベネズエラ)やPJ4GR(オランダ領ボネール)などを呼ぶ局でワイドグラフがびっしりと埋まっていたのだ。一瞬「こんな時間に何だ?」「HFと見間違えたか?」と思ったが、試しにビームをあちこち振ってみると、インドネシア付近の210度方向で確かに “ご本尊” が見えてきた。ロングパスによる南米・カリブ方面の入感だった。
●50.313MHzのFT8画面
210度方向で見えたPJ4GR(オランダ領ボネール)とYV1DIG(ベネズエラ)。6mのロングパスによるカリブ方面がデコードできたのは初めてだった(※時刻表示はUTC)
●50.318MHzのFT4画面
50.318MHzのFT4ではPJ4MM(オランダ領ボネール)がSNR “+” で強力に入感。しかし猛烈なパイルアップでついにコールバックは得られず…(※時刻表示はUTC)
その後、50.318MHzのFT4ではオランダ領ボネールのPJ4MMがSNRで+00~+10という信じられない強さで入感、軽快にJAを捌いているのを確認。慌ててパイルアップに加わったが、小設備の悲しさ、呼ぶ局も多すぎてコールバックは得られなかった。あとでPSK Reporterを見ると、自分の信号がPJ4側まで届いていたことは確認できた。
PSK Repoterのマップで見た10月6日夜の50MHz帯。日本とカリブ海方面の伝搬が良好で多数の局が繋がっているのがわかる。このマップ上では伝搬がショートパスになっているが、実際はロングパスだった
◇
最近、50MHz帯のコンディションが上昇し、9月下旬以降はロングパスによるDX局の入感が相次いでいるらしい。そこで千葉県鴨川市から50MHz帯でアクティブに運用しているJG1TSG 下野さんにお願いし、最近の50MHzの入感状況をまとめていただいた。
50MHz 朝・夜のロングパスがスタート
黒点数も増減を繰り返しながら着実に増加する中、50MHzのコンディションも着実に上昇しています。昨年の秋、今年の春に続いて「秋のロングパス」が始まりました(以下、文章内の時間表記はJSTです)。
★9月28日(木)
早朝06:30から4局のEA(スペイン)が入感し千葉県を中心にQSOできています。
9月28日の早朝に交信したスペインのEA5GVHから届いた電子QSL(※時刻表示はUTC)
★10月2日(月)
午前中にJA3以西で、EA8(カナリア諸島)、CT(ポルトガル)、PY7(ブラジルの東端)が入感。特にPY7は3局が入感するFBな状況だったようです。1エリアには入感せず。
★10月4日(水)
夜、21:55からFG8OJ(カリブ海のグアドループ)が強力に入感。22:10にSSBにQSYした同局ですが、こちらからのコールに、Sメーターを振らせて応答がありました。カリブとのSSBでの交信は20数年ぶり?です。FG8OJによると、この日はSSBで6局、FT8で12局のJAとQSOできたとのこと。同時間にベネズエラのYV1DIG、YV5NEAも入感。特にYV1DIGはFBな信号でした。
10月4日に夜に交信したベネズエラのYV1DIGから届いた電子QSL(※時刻表示はUTC)
★10月6日(金)
21:30頃よりオランダ領ボネールのPJ4MMがSSBで交信できるほど強力に入感。さらに前述のFG8OJや、プエルトリコのWP4Gが続けて入感。その後はHI(ドミニカ)が7局、YV(ベネズエラ)が2局、TI(コスタリカ)が3局入感したほか、キュラソーのPJ2BR、アンティグア・バーブーダのV26OCといったカリブの珍局が次々に入感、多くのJA局がコールしていました。カリブ海の入感が落ち着いた頃にはコスタリカのTI8AA、グアテマラのTG9AJRが入感しQSOできています。
ドミニカと交信する下野さんのFT8画面(※時刻表示はUTC)
10月6日の夜に交信したHI8GSP(ドミニカ)からの電子QSL(※時刻表示はUTC)
10月6日の夜に交信したPJ2BR(キュラソー)からの電子QSL(※時刻表示はUTC)
V26OC(アンティグア・バーブーダ)のQSLカード。これは今年3月に50MHz帯で交信したときのもの(※時刻表示はUTC)
このほか、この時期定番の(?)南米も午前中に連日FBに入感しています。9月18日にこの秋最初の入感があって以降何度かオープンがありましたが、特に10月5日(木)はチリ(CE1、2、3、4、6)、CX(ウルグアイ)、LU(アルゼンチン)、PY(ブラジル)が3時間にわたる大オープンとなりました。
6mのロングパスは “連日オープンしない” と言われてきましたが、デジタル時代の今、その常識が変わるかもしれません。
(寄稿/JG1TSG 下野さん)
下野さんによれば、「今年の秋、来年の春・秋と、まだまだ50MHz帯のロングパスによるDXのチャンスは多い」ということなのでチェックは怠りなく。
一方144MHz帯ではこの秋、イブニングタイプのTEP(赤道横断伝搬)で、夕方遅くから夜にかけて5,000km以上離れたVK(オーストラリア)がFT8でJAに入感している。交信ができているのはJA6・5・4エリアといった西日本が中心だが、日によってはJA3にも入感。もう少しコンディションが上昇すると東日本でも聞こえてくるかもしれない。過去には1エリアの局がモービルホイップでVKと交信できた(SSBモード)という記録もある。こちらも要チェックだ。
50MHz帯のロングパスはこちらの記事も参考に!
(2022年10月7日掲載↓)
<50MHz帯のコンディションが上昇中>10月5日の夜、カリブのPJ4MM(オランダ領ボネール島)がロングパスで入感
(2023年3月8日掲載↓)
【速報】<「サイクル25」で50MHz帯も好調!>3月8日の朝、6mマン待望のヨーロッパ方面が “ロングパス” で入感
●関連リンク: DXSCAPE
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株式会社誠文堂新光社は2023年10月10 日(火 )に月刊誌「子供の科学」2023年11月号を刊行する。今号は特集が「危機に瀕するワケとは? “種” を守る最新研究に迫る! 救え!絶滅危惧種 」、その他の記事として 「進化する! IoT自動販売機」「月探査機「SLIM」の打ち上げが成功!」「たくさん知って、もっと会いたくなる動物園の動物/ゾウ」「木炭が磁石から逃げる ブルグマンスが発見した反磁性を調べる」なども掲載。綴じ込み付録として「スマトラトラ ペーパークラフト」がついてくる。価格は770円(税込み)。
「子供の科学」2023年11月号表紙
hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。誠文堂新光社が刊行している月刊誌「子供の科学」は、大正13(1924)年9月の創刊という老舗雑誌だ。同誌が2015年に行った読者(小中学生が中心)アンケートによると、取ってみたい資格の第1位が「アマチュア無線」という結果になり、アマチュア無線界からも注目されている。
また同誌は一昨年3月、「子供に科学の楽しさを96年間伝え続け、日本の理系親子が絶大の信頼を寄せている」として、日本の文化活動に著しく貢献した人物・グループに対して贈呈される吉川英治文化賞を受賞した。
通巻1051号となる2023年11月号は、特集が「危機に瀕するワケとは? “種”
を守る最新研究に迫る! 救え!絶滅危惧種」、その他の記事として「進化する!
IoT自動販売機」「月探査機「SLIM」の打ち上げが成功!」「たくさん知って、もっと会いたくなる動物園の動物/ゾウ」「木炭が磁石から逃げる
ブルグマンスが発見した反磁性を調べる」なども掲載。
また電子工作の「ポケデン」コーナーでは3つのLEDを使った電子ルーレット「 サンレンタンルーレット
」を作っている。また綴じ込み付録として「スマトラトラ ペーパークラフト」がついてくる。
なお今号の情報コーナーには無線関連の記事・情報は掲載されていない。
同誌の購入は下記に掲載したAmazonリンクから可能だ。
●関連リンク:
・子供の科学2023年11月号はこんな内容だ(KoKa
Net)
・中高生の科学 Kokademia(KoKa Net)
The post <特集は「救え!絶滅危惧種」>誠文堂新光社が月刊誌「子供の科学」2023年11月号を刊行 first appeared on hamlife.jp .
日本における、2023年10月7日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。10月に入って、新たに1エリア(関東管内)の関東総合通信局、2エリア(東海管内)の東海総合通信局、6エリア(九州管内)の九州総合通信局、9エリア(北陸管内)の北陸総合通信局からそれぞれ更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通り。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1 → JK1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
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アマチュア無線業務日誌のフリーソフトとして、多くの無線家に愛用されている「Turbo HAMLOG(通称「ハムログ」)」。今回、2023年10月6日にそのWindows版の最新バージョンとして「Ver5.40a」が公開された。前回の「Ver5.40」の公開が2023年9月13日だったので、1か月経たずにアップデートされたことになる。
JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。今回、そのハムログのアップデート版が10月6日に公開された。
今回更新された内容は以下のとおり(同Webサイトから)。
Ver5.40a 2023/10/6
・#QRCode命令で作成した照合用のQRコードをPCカメラ等で読み込んでデータがクリップボードにあるとき、貼り付けて照合できるようにしました。[QSL未着コール順一覧]のポップアップメニューにあります。
・QSL未着コール順一覧に[NumLockオン]の選択を追加。NumLockオンの状態で動作します。QRコードリーダーを使うときおすすめ。
・QSL未着コール順一覧の表示前にNumLock-ON/OFFの状態を記憶し、OFFだった場合は終了後に戻すようにした。
・QRコードによる照合時に不正な日付時刻をチェックするようにした。
・Big CTY – 30 September 2023 を同梱。
●関連リンク:
・Turbo HAMLOG/Win Ver5.40a
・Turbo HAMLOGホームページ
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10月5日、関東総合通信局は許可されていない無線機器を用いて運用を行っていた第四級アマチュア無線技士の資格を有する無線従事者(72歳)に対し、26日間わたりその業務に従事することを禁止する従事停止処分をそれぞれ行った。本件は、三浦電波監視センター(日本における短波帯電波監視と宇宙電波監視の拠点)における電波監視により違反の事実が発覚したものである。
関東総合通信局が行った、行政処分の発表内容は以下のとおり。
総務省関東総合通信局は、電波法に違反した以下の者に対して、無線従事者の従事停止の行政処分を行いました。
本件は、当局三浦電波監視センターにおける電波監視により違反の事実が発覚したものです。
1.違反の概要および行政処分の内容
被処分者: 埼玉県加須市在住の男性(72歳)
違反の概要:
許可されていない無線設備を用いて運用を行ったもので、この行為は電波法第17条第1項及び第18条第1項の規定に違反するもの。
行政処分の内容:
26日間の無線従事者(第四級アマチュア無線技士)の従事停止とする。
2.法的根拠
無線従事者の従事停止処分は同法第79条第1項に基づくものです。
【参考】電波法(昭和25年法律第131号)(抜粋)
第17条第1項
免許人は、無線局の目的、通信の相手方、通信事項、放送事項、放送区域若しくは無線設備の設置場所の変更若しくは基幹放送の業務に用いられる電気通信設備の変更(総務省令で定める軽微な変更を除く。)をし、又は無線設備の変更の工事をしようとするときは、あらかじめ、総務大臣の許可を受けなければならない。ただし、次に掲げる事項を内容とする無線局の目的の変更は、これを行うことができない。(以下略)
第18条第1項
前条第一項の規定により無線設備の設置場所の変更又は無線設備の変更の工事の許可を受けた免許人は、総務大臣の検査を受け、当該変更又は工事の結果が同条同項の許可の内容に適合していると認められた後でなければ、許可に係る無線設備を運用してはならない。ただし、総務省令で定める場合は、この限りでない。(以下略)
第79条第1項
総務大臣は、無線従事者が左の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は三箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
一 この法律
関東総合通信局は「電波利用秩序の維持を図るため、今後も着実な電波監視を行い、電波法違反に対し厳正に対処してまいります」と説明している。
本庁舎内にある監聴室には短波監査装置がズラリと並んでいる
監聴室に設置されたDEURAS-Hの集中センタ局操作卓。全国5か所のセンサ局を遠隔操作して電波の発射地点の特定が可能
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク: 関東総合通信局 電波法違反の無線従事者に対する行政処分の実施(令和5年10月5日付)
The post <三浦電波監視センターの“電波監視”で発覚>関東総合通信局、許可されていない無線機器を用いて運用した第四級アマチュア無線技士に対し26日間の行政処分 first appeared on hamlife.jp .
株式会社JVCケンウッドは2023年10月5日、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2023年度グッドデザイン賞」を4商品・シリーズで受賞したことを公式サイトで発表、うち1商品がアマチュア無線用ハンディトランシーバーの新製品「TH-D75」(2024年発売予定)だった。hamlife.jpの調べではアマチュア無線機のグッドデザイン賞は2013年度の「ID-51」(アイコム)と「FTM-400Dシリーズ」「FTDX3000シリーズ」(八重洲無線)の3機種同時受賞以来、実に10年ぶりとなる。
グッドデザイン賞は1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン推奨制度。1957年に通商産業省によって創設され、現在は公益財団法人 日本デザイン振興会が主催し、家電や自動車や建設物、各種サービスなどから、毎年約1,000件前後が受賞している。2023年度は5,447件が審査の対象になり、国内外のデザイン関連分野の第一人者で編成された審査委員会が厳正な審査を実施した結果、全1,548件の受賞が決定したという。
グッドデザイン賞公式サイトから、TH-D75の受賞に関連した部分を紹介する。JVCケンウッドのニュースリリースは下記関連リンク参照のこと。
2023グッドデザイン賞
アマチュア無線機 ケンウッド TH-D75
★受賞企業: 株式会社JVCケンウッド・デザイン
★事業主体名: 株式会社JVCケンウッド
★受賞番号: 23G070512
<受賞対象の詳細>
アマチュア無線機市場と共に成長したメーカーとして、根強いファンの期待に応えるハンディ機の開発を行いました。V/U、 D-STAR、APRSでの通信に加え広帯域受信にも対応し、世界的な巣ごもり需要や、昨今の自然災害の増加により拡大傾向にある新たなユーザーに応えるべく、高い操作性や信頼性を表現するデザインを目指しました。
★デザインのポイント:
1.高性能を表現した精緻なデザインと実使用における堅牢感を同時に追求した。
2.ハードな環境でのホールド性を実現し、さらにディスプレイと操作部を保護する信頼感のあるデザイン。
3.操作部やスピーカーグリルの緻密な表現により、アマチュア無線機ユーザーが心を惹かれる要素を追求。
★プロデューサー: 株式会社JVCケンウッド・デザイン 守屋 克浩
★デザイナー: 株式会社JVCケンウッド・デザイン 高橋 紀行
★背景:
2020年、先代機の販売終了により、KENWOODアマチュアファンからのハンディ機復活の熱い思いを受ける中、次世代機TH-D75の開発が行われた。アマチュア無線機の市場は、新型コロナの巣ごもり需要の影響で個人で通信を楽しむユーザーが世界的に増加傾向にある。特にアメリカ合衆国でのユーザーが増大している。また、昨今の自然災害の増加により緊急時に備える意識が高まり防災需要も増えている。そのような背景の中、弊社企業理念の「感動と安心を世界の人々へ」に基づきデザイン開発を行った。
★経緯とその成果:
先代機の操作性と先進的なデザインのDNAを受け継ぎ、新世代のKENWOODアマチュアハンディ機の象徴となるデザインを目指しました。ボディを包み込むプロテクト形状がデザインの特徴で、ディスプレイ、操作エリア、スピーカーグリルを保護しています。サイド面の通話ボタンをはじめ各種ボタンは、押し間違え防止のための造形を施しています。正面の操作部は、防水性能を高めるシートキーを採用。さらに十字キーやキーパッドの仕上げより先進性やギア感を高める表現を施しました。スピーカーグリルは、台形の孔を互い違いに配列することで強度を保ちながら開口率を担保し高音質を実現した。
★仕様:
・外形寸法:121.95×56.0×32.9(突起部含まず)
・重量:340g(アンテナ、クリップ含む)
<審査委員の評価>
★担当の審査委員: 宮沢 哲、小野 健太、清水 久和、太刀川 英輔、Manfred Wang
★評価コメント:
同メーカーは、昔よりアマチュア無線機市場を作り上げた確固たる歴史がある。ユーザー数だけを見たら残念ながら先細り傾向ではあるが、いまだにアマチュア無線ファンは全世界で約300万人、日本においては40万弱のユーザーがいるといわれ、根強いファンの期待に応える形でデザインされた本機はコンパクトかつ堅牢性のあるデザインと従来から大きく変わらない操作性や大きな表示液晶をバランス良く兼ね備える。巣篭もり需要によって新たなユーザー数が微増するなど、少し明るい話も出てきたが、出戻りユーザーや初心者に楽しさをどう伝えていくかなども同社の今後に期待せずにいられない。
hamlife.jpの調べでは、アマチュア無線機のグッドデザイン賞は、2013年度の「ID-51」(アイコム)と「FTM-400Dシリーズ」「FTDX3000シリーズ」(八重洲無線)3機種同時受賞以来、実に10年ぶりとなる。
<参考>過去に「グッドデザイン賞」を受賞したおもなアマチュア無線機器
★アイコム株式会社
1982年:IC-505
1989年:IC-2S、IC-2ST
1990年:IC-R1、IC-3S、IC-3ST、IC-24
1991年:IC-P2T/IC-P3T
1992年:IC-2i/IC-3i
1993年:IC-T21/IC-T31
1995年:IC-775DXII
2000年:IC-910
2003年:IC-208、IC-R5
2004年:IC-7800
2006年:IC-R9500
2007年:IC-7700
2008年:IC-RX7
2009年:IC-7600
2013年:ID-51
★八重洲無線株式会社
1984年:FT-203
1985年:FT-703R
1994年:FT-900
1997年:FT-920、VX-1
1998年:FT-847、FT-100
1999年:VX-5
2013年:FTM-400D
★株式会社バーテックススタンダード
2001年:FT-817
2002年:FT-8900、VX-7、FT-897
2003年:VX-2、FT-857
2005年:FTDX9000D
2006年:FT-2000
2007年:VX-3
2008年:FT-950シリーズ、VX-8
2010年:VX-8G
★日本マランツ株式会社
1982年:C8900、C7900
1983年:C110
1985年:C411、C120
1986年:C311
1987年:C500、HX600T
1988年:C150
1989年:C520、AX700
1992年:C401
1993年:C470/C170
1994年:C415/C115、C5720
1995年:AX400、C501/C601
★松下電器産業株式会社
1973年:RJX-601、RJX-201
★第一電波工業株式会社
1989年:Mシリーズ、スーパーゲイナーシリーズ
1992年:NNRシリーズ
1993年:REVANT TG509/TG506 (TGシリーズ)
1994年:REXANT(レクサント)シリーズ
※hamlife.jp調査。業務無線機、特定小電力無線機などを除く。会社名は受賞当時のもの
こちらの記事も参考に↓(2013年10月1日掲載)
アイコム・ID-51、八重洲無線・FTDX3000、FTM-400Dが「2013年グッドデザイン賞」を受賞
●関連リンク:
・NISSAN×KENWOOD
リユースバッテリー内蔵ポータブル電源の「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を含む計4商品・シリーズが「2023年度グッドデザイン賞」を受賞(JVCケンウッド)
・受賞ギャラリー JVCケンウッド TH-D75(GOOD DESIGN AWARD)
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QSLカード印刷の老舗として知られる、株式会社デザインナカニシ(本社:京都市伏見区)が、2023年8月27日をもって「営業終了」していたことがわかった。
デザインナカニシのホームページに掲載された告知より
株式会社デザインナカニシは1960年代後半(1969年頃か?)の創業。京都市伏見区でQSL・SWLカードの印刷通販を行うほか、中西無線の名称で無線ショップを運営したこともある。一時期はマイクアンプやTVIフィルター、アンテナ、コールサインステッカー、ログブック、BCL用品などの製造販売も行っていた。
1980年代、無線雑誌に掲載されたデザインナカニシの広告。ほのぼのとしたデザインのQSLカードには定評があった
現在、同社のホームページには、「このたび急ではございますが 令和5年8月27日をもって営業を終了させていただくこととなりました。ここまで続けさせていただきましたのもひとえに皆様のご支援ご愛顧によるものと心から御礼申し上げますとともに心からお詫び申し上げます」とのあいさつが掲載されている。
なお同時期に盛業だった、大阪府東大阪市のQSLカード印刷メーカー「アド・カラー」は、2014年2月に廃業閉店となっている。
こちらの記事も参考に↓(2013年12月28日掲載)
<QSLカード印刷の老舗>株式会社アド・カラー、2014年2月20日で「廃業閉店」を発表
●関連リンク: デザインナカニシ
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2023年10月9日(月・祝)6時から12時までの6時間にわたり、JARL鳥取県支部主催「2023オール鳥取コンテスト」が、国内のアマチュア局を対象に、3.5/7/14/21/28/50/144/430/1200MHz帯の各アマチュアバンドの電話と電信で開催される。前回(2022年)から、電信での呼び出し方法が、県外局は「CQ TTX TEST」、県内局は「CQ TT TEST」と変更。コールサインに「/TT」は付けないこととしている。また、書類提出は郵送では受け付けず、電子メールのみとなっている。
コンテストの主催者は「2022年度に以下の規約の改正がありました ご注意下さい」と案内を行っている。
①呼出: 電信の場合、県外局「CQ TTX TEST」、県内局「CQ TT
TEST」とし、コールサインに「/TT」は付けないこととした。
②得点:
電信電話部門で、同一バンドで同一局と電信と電話で交信した場合は、それぞれ1点ずつ計上することができることとした。
③提出書類: 郵送による受付は行わないこととし、Eメール送信先を変更した。
④その他:
サマリーシート、ログシートを受け付けた後、支部HPにコールサインを掲載することとした。
交信対象は「県内局(鳥取県内で運用する個人局、社団局)」が鳥取県内を含む全日本の局、「県外局」が鳥取県内局。ナンバー交換は、県内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「JCC・JCGナンバー」、県外局は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「都道府県ナンバー(北海道は01)」となる。
マルチプライヤーは、「県内局」が鳥取県内の異なる市郡数+鳥取県外の異なる都道府県数。「県外局」が鳥取県内の異なる市郡数。「県外局」でも鳥取県内に移動して運用する個人局、社団局は「県内局」とする。
書類の締め切りは10月31日(火)電子メール着。詳しくは下記関連リンクから「2023オール鳥取コンテスト規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・2023オール鳥取コンテスト規約
・JARL鳥取県支部
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2mSSBグループ福岡は、2023年10月9日(月・祝)0時から10月15日(日)24時までの1週間にわたり、144MHz帯SSBモードで国内のアマチュア局(記念局は除く)を対象に「第30回 2mSSBグループ福岡マラソンコンテスト」を開催する。ロールコール時のQSOはポイントにならないので注意のこと。
参加部門は「①2mSSBグループ福岡会員の部 」「②6エリア管内一般局の部(全日程6エリア内のみで運用の局)」「③6エリア外一般局の部(①と②以外の局)」の3つ。呼び出し方法は「CQ福岡マラソンコンテスト」。2021年までは、「一般局の部」として①と②がまとめられていたが、前回(2022年)から「6エリア管内局」と「6エリア外の局」に分けらてているので注意のこと。
交信対象は国内のアマチュア無線局(記念局を除く)で、ナンバー交換は会員局の場合、「RS符号による相手局のシグナルレポート」+「M(メンバー)」、一般局は「RS符号による相手局のシグナルレポート」を送る。
得点は、一般局が会員局と交信をした場合は5点、そのほかの交信はすべて1点。なお、ナンバー交換が完全に行われた交信で、毎日00:00(JST)~24:00(JST)の間を得点とし、日付が変われば新たな交信として得点が得られる。マルチプライヤーは交信日数。
ログの提出は10月31日(火)まで(必着)。「JARL制定のサマリーシート、ログシートでメール申請を基本とする(PDF不可)」「郵送の場合は手書きのもの」と案内している。詳しくは「第30回 2mSSBグループ 福岡マラソンコンテスト」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第30回 2mSSBグループ 福岡マラソンコンテスト規約
・2mSSBグループ福岡
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