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link hamlife.jp hamlife.jp (2025/7/5 12:35:23)

現在データベースには 6949 件のデータが登録されています。

feed <アマ無線機器メーカーの業界団体>日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)、第55回定時総会を開催 (2025/5/24 8:30:28)

アマチュア無線機器メーカー各社が加盟する業界団体の「日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)」は2025年5月22日、東京都武蔵野市で第55回定時総会を開催した。今年は2年に1回行われる役員改選がない年で、令和6年度の事業報告と決算案、令和7年度の事業計画と予算案などが審議され、いずれも原案通り承認可決された。

 

 

第55回定時総会後の記念撮影(代表撮影)

 

 

 日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)は、1971(昭和46)年に発足したアマチュア無線機器メーカーの業界団体だ。令和6年度は、五十音順にアイコム、アツデン、アルインコ、アンテナテクノロジー、エーオーアール、コメット、JVCケンウッド、第一電波工業、日興電子の9社が会員として加盟(八重洲無線は現在加盟していない)。毎年夏に「ハムフェア」会場でJAIA技術委員会が行う技術講演をはじめ、マイクロホンの共通仕様策定や、SD会議メンバーとして参画するなど、アマチュア無線業界発展のためにさまざまな活動も行っている。

 

 JAIAは毎年1回、会員各社が集まって定時総会を開催しているが、このほど5月22日に東京都武蔵野市のホテルで第55回定時総会が開かれ、令和6年度(第54期)の事業報告と決算案、令和7年度(第55期)の事業計画と予算案などを審議し、原案通り承認可決された。なお役員改選は2年に1度と規定されており、今回の定時総会では改選は行われなかった。

 

 終了後には懇親会が開かれ、業界関係者ら約30名が出席。冒頭で挨拶に立った鈴木JAIA会長(株式会社JVCケンウッド 取締役専務執行役員)は次のように述べた(要旨)。

 

鈴木JAIA会長

 

『先日、万博会場を訪れる機会があり、8K3EXPOの運用ブースにお邪魔した。すでに1万局以上と交信しているそうで、関係者の皆さんの努力に感銘を受けた。
 現在JAIAでは、7MHz帯などHF帯が受信できる受信機(ラジオ)キットを用意し、子供たちに向けた体験教室を開いて “電波の楽しさ” を経験してもらいたいと考えている。キットはなるべく簡単で、いま主流のICでデジタル処理したものを考えていて、すでに(ケンウッドで)試作を始めている。アンテナなどの周辺機材はJAIA会員各社にお願いする予定だ。小中学校の教材として先生方に指導していただきながら組み立ててもらうことも考えている。キットを使った体験教室の開催時には広くPRを行っていきたい。
 またJARLは来年(2026年)に創立100周年、さらに2027年には日本のアマチュア無線が100年を迎える。いろいろな記念の催しが行われると思うので、JAIAも惜しみなく協力し盛り上げていきたい』

 

 また来賓として出席した一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の山内常務理事は、所用で出席できなかった森田JARL会長からの祝辞を代読した(以下は祝辞の要旨)。

 

山内JARL常任理事が森田JARL会長の祝辞を代読

 

『本日は日本アマチュア無線機器工業会の第55回定時総会が盛会に行われましたことをお祝い申し上げます。日頃より鈴木会長をはじめ、JAIAの皆様には、アマチュア無線ならびにJARLへのご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 来年2026年にはJARLが100周年、その翌年2027年にはアマチュア無線100周年を迎えます。JARLとしても、本年から100周年に向けての広報やプレイベントを進め、2026年6月から2027年9月までの期間を、アマチュア無線を世間にアピールする絶好の機会として捉え、さまざまな行事を行ってまいります。
 イベントを通じ、1人でも多くの仲間を増やし、アマチュア無線の楽しさと有用性、存在価値を広くアピールし、アマチュア無線の社会的地位、知名度の向上を図るべく活動してまいりますので、引き続きご支援ご協力のほどをよろしくお願いいたします。
 JAIAならびに加盟企業の皆様におかれましては、ぜひともこれらのイベントにご参加ご協力をいただき、アマチュア無線の魅力価値を高めるために、共に活動していただくようにお願いいたします』

 

 さらに一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の三木会長が乾杯の発声を行い、懇親会がスタートした。

 

懇親会で乾杯の発声を行う三木JARD会長

懇親会の模様

 

 

 

●関連リンク: 日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)

 

 

 

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feed <受験者全員を正解として処置>日本無線協会、令和7年5月期の1アマ国家試験「法規」における “試験問題の誤植” を発表 (2025/5/24 7:00:44)

無線従事者国家試験を実施している公益財団法人 日本無線協会は、2025年5月17日に実施した令和7年5月期の第一級アマチュア無線技士国家試験の「法規」において、問題の文章中に誤植があったとして公式サイトで発表した。同協会はこの問題について「受験者全員を正解として処置します(5点)」としている。1アマ国家試験の出題でミスがあったのは令和5年(2023年)12月期の「無線工学」以来となる。

 

 

日本無線協会が1アマ法規の試験問題における誤植を発表した

 

 日本無線協会の発表によると誤りがあったのは、1アマ法規の問題中「問A-7」。問題文①から③それぞれにある枠内(A、B、C)に入れるべき最も適切な字句の組み合わせをそれぞれ4つの選択肢から選ぶ問題で、問題文②の文中で「 発振 回路」とすべきところを「 発信 回路」と誤植していたもの。

 

誤植があった問題文(日本無線協会の発表より)

正しい問題文(日本無線協会の発表より)

 

 同協会は『令和7年5月17日(土)に実施した第一級アマチュア無線技士の試験の「法規」の問題中、問A-7の②の文章中に誤植がありましたので、問A-7については、受験者全員を正解として措置します(5点)』と発表。5月20日に発表した『令和7年5月期 第一級アマチュア無線技士「法規」合格基準及び正答』に注釈を加え、さらに公式サイトに掲載している問題文も誤植部分を修正した。

 

『令和7年5月期 第一級アマチュア無線技士「法規」合格基準及び正答』も訂正された(日本無線協会の発表より)

 

 日本無線協会が実施する上級ハム国家試験の問題でミスが生じたのは、2023年12月2日に実施した令和5年12月期の1アマ試験「無線工学」において、“選択肢の中に正答がない” 出題があったこと以来となる。

 

こちらの記事も参考に(2023年12月9日掲載)↓
<受験者全員を正解として処置>日本無線協会、令和5年12月期の1アマ国家試験「無線工学」における “試験問題の誤り” についてお詫び

 

 

 

●関連リンク:
・令和7年5月実施の第一級アマチュア無線技士の試験における問題文の誤植及び措置について(日本無線協会)
・試験問題と解答(日本無線協会)
・令和7年5月期 第一級アマチュア無線技士「法規」試験問題 PDF(※誤植部分は修正済)
・令和7年5月期 第一級アマチュア無線技士 「法規」 合格基準及び正答 PDF(日本無線協会)

 

 

 

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feed <福島県双葉郡双葉町で取り締まり>東北総合通信局、許可を受けずアマチュア無線機などを設置し不法無線局を開設していた運転手(62歳)を摘発 (2025/5/23 18:00:17)

5月21日、東北総合通信局は福島県双葉警察署とともに福島県双葉郡双葉町において車両に開設した不法無線局の取り締まりを行い、不法無線局(不法市民ラジオと免許を受けていないアマチュア無線用の無線設備)を開設していた福島県双葉郡広野町在住の運転手(62歳)を電波法違反容疑で摘発した。

 

 

 

東北総合通信局の報道発表は次のとおり。

 

 

 東北総合通信局は、5月21日(水)、福島県双葉警察署と共同で、福島県双葉郡双葉町内において車両に開設した不法無線局の取り締まりを実施し、1名を電波法違反容疑で摘発しました。

 

 

1.被疑者の概要など
 自己の運転する車両に不法無線局(不法市民ラジオと免許を受けていないアマチュア無線用の無線設備)を開設していた福島県双葉郡広野町在住の運転手(62歳)

 

 

2.適用法条

 

(1)電波法第4条(無線局の開設)
 無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下略)

 

(2)電波法第110条(罰則)
 次の各号のいずれかに該当する場合には、当該違反行為をした者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
 一 第4条の規定による免許(中略)がないのに、無線局を開設したとき。(以下略)

 

 

 

 東北総合通信局は「電波利用環境保護のため、今後も捜査機関の協力を得て、不法無線局の取締りを行っていく方針です」と説明している。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成

 

 

 

<取り締まり対象者を明確化>総務省がアマチュア局の免許人(約35万通)に注意喚起ハガキ「-重要- アマチュア無線は仕事に使えません!」を送付

 

総務省は社団局も含めすべてのアマチュア局の免許人に対して、「アマチュア無線をご利用の皆さまへ、大事なお知らせがあります」というハガキを送付した

 

 

●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

●関連リンク: 東北総合通信局 電波法違反の容疑で1名を摘発-福島県双葉警察署と共同取締り-

 

 

 

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feed <スペシャル企画「我が青春の受信ライフ」>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2025年7月号を刊行 (2025/5/23 12:25:26)

株式会社三才ブックスは5月23日(金)に月刊誌「ラジオライフ」2025年7月号を刊行した。今号は創刊45周年記念企画 第2弾で、スペシャル企画として受信が熱かった1990年代を5人の筆者が振り返る「我が青春の受信ライフ」(カラー23ページ)を掲載している。価格は950円(税込み)。

 

 

「ラジオライフ」2025年7月号表紙

 

 hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。三才ブックスが刊行している月刊誌「ラジオライフ」は1980年の創刊で2025年7月号は通巻533号となる。今号のおもな無線関連の記事は次のとおり。

 

 

<スペシャル企画>受信が熱かった1990年代をプレイバック「我が青春の受信ライフ」

 ラジオライフで活躍している受信ライターたちは、かつて皆さんと同じ読者だった。そして、世の中が寛容だった1990~2000年代の受信を誰よりも楽しんでいた。そんな受信ライターたちに五人五色の“熱かった青春”を語ってもらった!

 

 

 

<「ラジオパラダイス」創刊40周年記念回想録延長戦>ラジオを使った遊びの裏側

 前号の特集「ラジパラ回想録」は大反響。延長戦として全国のAMラジオ放送局を紹介する連載コーナー「中波四十七局全国行脚記録帳」の舞台裏をお伝えしよう。

 

モービル機エアーバンド受信感度フル解析>

・八重洲無線 2バンド機「FTM-6000」
 スケルチ特性は安定しているがUHF帯の感度は…

 

<IC-R15で聞くエアーバンド>

・航空会社の社内無線カンパニーラジオ

 

RLエアーバンド インフォメーション>

・航空自衛隊入間基地 C-1 ラストフライトリポート

 

<おもしろ無線受信報告所>

・鉄道/客車列車の乗務員無線を追う!

 

JJ1YQF女子部 早坂香澄の無線伝心>

・東京都内でもっとも低い山からオンエアしました!

 

工作チャレンジ>

・20kHzを超えたワイドバンドで送信する実験局「53.5MHzステレオFM送信機」

 

 

 月刊「ラジオライフ」2025年7月号の購入は、赤枠内のAmazonリンクが便利で確実だ。

 

 

 

 

●関連リンク: 三才ブックス

 

 

 

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feed <全8ページの小冊子>アイコム、「IC-905ではじめよう SHF帯Guide book」をPDFで公開 (2025/5/23 12:05:09)

アイコム株式会社は2025年5月22日、公式サイトで「IC-905ではじめよう SHF帯Guide book」を公開した。SHF帯のユニークな伝搬やテレビ画像などの多彩な楽しみ方、SHF運用を気軽に楽しめるIC-905の魅力、快適な運用に役立つ基礎知識などを紹介した全8ページの小冊子で、PDF版が無料でダウンロードできる。

 

 

「IC-905ではじめよう SHF帯Guide book」表紙

 

 

 アイコムは今年3月、同社のSHF帯トランシーバー「IC-905」の開発経緯やSHF帯の電波伝搬、より高い周波数帯への挑戦などを詳しく紹介したWeb版書籍「IC-905開発へのこだわり」(PDF、全36ページ)を公式サイトで公開した(4月末に内容を増補)。

 

 今回の「IC-905ではじめよう SHF帯Guide book」は、初心者をターゲットとしてSHF帯の魅力と特徴、SHF帯運用に役立つ基礎知識、IC-905の魅力などを分かりやすくまとめた小冊子で、JA1OGZ 金子 明氏が制作協力を行っている。

 

「IC-905ではじめよう SHF帯Guide book」より

「IC-905ではじめよう SHF帯Guide book」より

 

 アイコムはこの「IC-905ではじめよう SHF帯Guide book」について、次のように案内している。

 


 

「IC-905ではじめようSHF帯 Guide Book」を公開

 

 意外性&可能性があふれる、まだまだ未開拓のバンド「SHF」。

 

 そんなSHF帯ならではのユニークな伝搬やテレビ映像/高速大容量データ通信などを解説します! さらに、SHF運用を気軽に楽しめるIC-905の魅力や、快適な運用に役立つ基礎知識もご紹介。SHF帯に興味がある方必見のガイドブックです!

 

 IC-905で、さぁ上へ行こう。V/UHFと、その先にあるSHFの世界へ!

 


 

 

「IC-905ではじめようSHF帯 Guide Book」のPDF版ダウンロードは、下記関連リンクにある、IC-905製品情報の「サポート・ダウンロード」タブの項目の「製品カタログ」欄からダウンロードできる。

 

 

こちらの記事も参考に↓
<開発の経緯から柳澤秀夫氏(JA7JJN)らのインプレッションまで>アイコム、Web版書籍「IC-905開発へのこだわり」(PDF、全36ページ)を無料公開

 

 

 

●関連リンク:
・「IC-905ではじめようSHF帯 Guide Book」(IC-905 サポート・ダウンロードの「製品カタログ」欄から入手できる)
・IC-905製品情報(アイコム)

 

 

 

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feed <乾電池の「液漏れ」被害について>アマチュア無線番組「QSY」、第229回放送をポッドキャストで公開 (2025/5/23 8:30:05)

神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。

 

 

 

 2025年5月16日の第229回放送は、JK1BAN 田中氏の「今週の活動報告」は4月19日に同氏が東京都三鷹市の海上技術安全研究所、電子航法研究所、交通安全環境研究所の3施設一般公開に行ってきたという報告で、電子航法研究所ではEスポによって台湾の航法電波が広島で受信できたという事例を紹介した。
 JH1OSB 小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」はリスナーからのメール紹介(マンガン電池とアルカリ電池の液漏れによる影響)と、小濱氏の電池液漏れ被害の体験談だった。
 なお番組のエンディングでもリスナーからのメールを紹介した。

 

 番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。

 

 

 

●関連リンク:
・QSY 第229回放送
・QSY Facebookページ
・QSY Xアカウント
・QSY 番組案内ページ

 

 

 

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feed <24時間運用&静岡県浜松市周辺をカバー>ご自由にご利用ください…、「静岡大学浜松キャンパス(海抜43m、地上高40m)」に特定小電力レピータ(10mW)を開設 (2025/5/22 12:05:03)

浜松静岡大学D-STARレピータ(JP2YIC)管理団体は、同レピータ設置場所(静岡県浜松市中区城北)の余剰スペースを活用して、440/421MHz帯の特定小電力レピータ(10mW出力)を新たに設置して運用を開始した。2025年4月中旬に仮開局したのち、混信妨害などの調査を行い、問題がないことを確認後、5月21日(水)から24時間の運用に移行。ロケーションの良い場所(海抜43m、地上高40m)に設置していることから、カバーエリアは浜松市中央区のほぼ全域およびその周辺の磐田市や湖西市の一部、浜松市浜名区の一部など広域をカバーしている。「ライセンスフリー無線愛好家(通称“フリラー”)の皆さんをはじめとして、多くの方に利用してほしい」と案内している。関係者から新設された特定小電力レピータの設置や運用などの情報が届いたので紹介しよう。

 

 

静岡大学浜松キャンパス総合研究棟(10階建て)の上に特定小電力レピータのアンテナが飛び出している

特定小電力レピータが設置してある静岡大学浜松キャンパス。正面奥に写る総合研究棟(10階建て)の屋上から電波を発射している

 

 

 現在、浜松静岡大学D-STARレピータ管理団体では「JP2YICレピータ(439.11MHz/DV、10W)」の管理・運用を2013年3月から始め、2014年9月には同レピータのアンテナ(145/435MHz帯共用)の145MHz帯部分を活用して「JJ2YSH-2 APRSデジピータ(144.64MHz/9600bps、出力20W)」の運用も行ってる。

 

 どちらもロケーションが良い場所ということもあって、カバーエリアは浜松市全域はもちろん、静岡県西部も入るほどの広さで、多くのユーザーが利用し好評を得ている。そのカバーエリアの広さからほかのシステムの増設を望む声があったが、既存のD-STARレピータシステムへの影響(混信など)を考慮してなかなか踏み切れずにいたという。

 

 その中で、440/421MHz帯の特定小電力レピータの設置構想が浮き上がった。既存のD-STARレピータなどに影響はないことが確認できたことから、今回の設置と運用開始に至ったそうだ。

 

 フリラーの皆さんが運用する特定小電力レピータは、一般的に市販のハンディ機を用意して、防水などを施しレピータ仕様として高い場所へ設置している例が多く見られるが、アンテナ特性や高所に設置するため電波の打ち上げ角が低くなる方が良いなどの理由から、レピータ専用機でアンテナが長く打ち上げ角の問題解決にもなる、アルインコ製の「DJ-P102R」を選んだ。この機種は、手持ちのハンディ機から遠隔操作で設定を変えることができるリモコン機能がある。

 

 

「静岡大学浜松キャンパス(海抜43m)」総合研究棟エレベーター機械室屋上(12階相当・受水槽カバー付近・地上高40m)に設置した特定小電力レピータ

アンテナ設置場所のロケーション。10mW出力でも、広範囲をカバーできるのもうなずけるだろう

 

 D-STARレピータ(および共用しているAPRSシステム)用のアンテナは、同キャンパスで一番背が高い10階建ての「総合研究棟」の屋上にあるエレベーター機械室の、さらにその上の受水槽タンクの梯子を使って設置している(海抜43m、地上高40m)。特定小電力レピータは、そこから5mほど離して取り付けられた。

 

 早速カバーエリアをシミュレーションしてみたところ、人口が密集している浜松市中央区のほぼ全域や近隣市区の一部のエリアまでもがカバーエリアになっていた。この数値計算は「地形のデータ」のみを引用していて地上の建物の影響は無視しているため、実際には建物や地形の影響はあると思われる。

 

 出力も10mWと小さいことから、より多くの方に利用してもらい、カバーエリアの確認や使用感をリポートしてほしいと呼びかけている。今後は「静岡大学総合防災センター」との連携なども計画しているそうだ。

 

 

●静岡大学浜松キャンパス(海抜43m、地上高40m)特定小電力レピータの概要

 

周波数: アップリンク 440.3625MHz/ダウンリンク 421.9125MHz(レジャー用レピータ9ch)
チャンネル表示(メーカーにより表記が異なる):
 アルインコ→「3-A L18」
 八重洲無線→「中継 18」
 アイコム→「RPT 27」
 JVCケンウッド→「中継 h9」
グループ番号(トーンスケルチ番号): 「08」(アルインコ製特定小電力トランシーバーのグループトーク機能の場合)※アルインコ製の中継通話対応機種の場合は「3-A L18-08」または「L18-08」という表示にすればアクセスできる。

 

 

アルインコ製の屋外型交互通話中継器(レピータ)「DJ-P102R」

カバーエリアのシミュレーション。青いところが「強い」、オレンジ色のところが「弱いが利用可能」。レピータの出力10mW、地盤高さ海抜43m、アンテナ高さ地上40m。受信側地上1.5m、受信感度-125dBmのハンディ機などを想定して数値計算した。ただし、地上の建物による影響は考慮していない。 https://www.ve2dbe.com/ を利用(提供:静岡大学鈴木特任教授・JR2BEF)

 

 

 

●JP2YIC アンテナからの眺め(北西→西→南→南東・浜松駅方面)
※画面をクリックすると動画がスタートします。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<停電時にも使用可能、24時間運用開始>「スカイタワー西東京」(東京都西東京市)の151m地点に特小レピータ設置

 

<小型・高性能、防水力を高めて “屋外常設” が可能>アルインコ、421/440MHz帯の特定小電力コンパクトマルチレピーター(中継器)「DJ-P102R」を新発売

 

 

 

●関連リンク:
・静岡大学MOT鈴木研究室
・JP2YIC アンテナからの眺め(北西→北→東→南東・浜松駅方面)(Yasu YouTube)
・JP2YIC アンテナからの眺め(北西→西→南→南東・浜松駅方面)(Yasu YouTube)
・特定小電力無線 コンパクト マルチレピーター(中継器) 屋外型「DJ-P102R」(アルインコ)

 

 

 

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feed <昨年よりも38ページ増!今年の航空祭に活かせる情報満載>三才ブックス、5月28日に「航空無線のすべて2025」を刊行 (2025/5/22 11:30:34)

株式会社三才ブックスは、2025年5月28日(水)に「航空無線のすべて2025」を刊行する。同書はほぼ毎年、民間機や軍用機のエアーバンドから航空祭情報や受信機材などの最新情報を掲載し刊行するムックで、今回は巻頭カラーでは2024年の航空祭リポートを掲載。航空機の写真だけではなく航空祭で使われた周波数を掲載しているのが特徴だ。さらにエアーバンドを聞くための受信機やアンテナといったエアーバンド受信に必要な機材をレビュー。受信感度やアンテナの測定など、個人レベルのYouTubeやSNSでは発信が困難な測定データの数々は役立つこと間違いなしだ。別冊付録の「エアーバンド手帳2025-2026」もついて価格は1,980円(税込み)。

 

 

「航空無線のすべて2025」表紙

 

 

 hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。三才ブックスはほぼ毎年、航空イベントシーズンの直前に、民間機や軍用機といった航空無線の受信方法と周波数データ、用語解説、受信機選びなどをまとめたムック「航空無線のすべて」シリーズを刊行している。

 

 三才ブックスによると、5月28日に刊行する最新刊「航空無線のすべて2025」は、次のような特徴がある1冊だ。

 


 

最新ハンディ機で受信するブルーインパルス「航空無線のすべて2025」

 

 年に1回発行の航空無線、エアーバンドの受信を楽しむための1冊です。

 

 巻頭カラーでは2024年の航空祭のリポートを掲載。航空機の写真だけではなく、航空祭で使われた周波数を掲載しているのが特徴です。2025年の航空祭に活かせる情報です。

 

 さらに、ラジオライフの別冊なのでエアーバンドを聞くための受信機の情報を多数紹介。話題の新製品アルインコDJ-X82の完全ガイドを掲載。ベテランにはIC-R15の録音テクニックやモービル機の詳細な感度を紹介。受信機やアンテナといったエアーバンド受信に必要な機材をレビューしています。受信感度やアンテナの測定など、個人レベルのYouTubeやSNSでは発信が困難な測定データは必見です。

 

 受信テクニックは民間旅客機から軍用機まで。巻末カラーにはブルーインパルスのアクロバット飛行を完全図説。恒例の付録『エアーバンド手帳2025-2026』も新たな周波数の追加や航空祭のデータが増量しています。

 

◆「航空無線のすべて2025」仕様:
・版型:A5判 198ページ( 前年よりも38ページ増
・別冊付録:「エアーバンド手帳2025-2026」(B6判 216ページ)つき
・価格:1,980円(税込)

 

◆記事内容:

 

巻頭カラー
・航空祭&イベントリポート2024
・エアーメモリアルinかのや
・北宇都宮駐屯地開設記念行事
・東北絆まつり仙台
・ヘリコプターフェスティバルinTATEYAMA
・東松島夏まつり
・松島基地航空祭
・千歳のまちの航空祭
・立川駐屯地創立記念行事
・エアフェスタ浜松
・下総航空基地開設記念行事
・ラリージャパン2024
・築城基地航空祭
・美ら島エアフェスタ4

 

Runway01 受信機材
★DJ-X82完全ガイド
・基本スペックと機能
・スキャン&サーチを攻略
・セットモードでカスタマイズ
・開発インタビュー
★IC-R15
・録音完全マニュアル
・IC-R15でヒコーキ撮影
・留守録受信術
★ハンディ機フルチェック IC-R15/IC-R15/DJ-X82/DJ-X100/AR-DV10/UV-K5
★モービル機感度フル解析 ID-4100/FTM-150 ASP/FTM-510 ASP
★アンテナのSWRを斬る SRH103/RL-500Airshow/VS1230/RL-40Blue/AB-1230H/AB-35HS/AB-35WS/HS3000R/SRH1230/VS1231
★ロッドアンテナを使いこなす VS118LOT/SRH789
★外部アンテナの実力を検証
★デジカメのノイズを追う!

 

Runway02 エアーバンド受信の基本
・管制の流れをマスター CLR/GND/TWR/DEP/APP/RDO
・新しくなった航空路管制

 

Runway03  ブルーインパルス攻略ガイド
・ブルーインパルスを聞こう!
・2025展示飛行周波数予想

 

 

 

<別冊付録>
航空路管制の分離と新滑走路に対応
「エアーバンド手帳2024-2025」<新周波数対応版>

 

別冊付録「エアーバンド手帳2025-2026」

 


 

同書の予約・購入は、下記赤枠のAmazonリンクからお早めに!

 

 

 

 

●関連リンク: 三才ブックス

 

 

 

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feed <久しぶりに「BCL」の話題>アマチュア無線番組「QRL」、第677回放送をポッドキャストで公開 (2025/5/22 8:30:58)

東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2011年4月7日からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(開始当初は隔週放送で翌週は再放送。番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2025年5月15日夜に放送した第677回がアップされた。

 

 

 

 2025年5月15日の第677回放送の特集は「久しぶりに“BCL”の話題」。秋葉原BCLクラブが発行しているBCLファンの情報誌「ABC 50’s」のNo.16と、交流誌「あーゆぼーわん」のNo.11の合本がこのほど 無料公開された ことから、その内容を紹介した。

 

 番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。

 

 

 

●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第677回放送
・QRL Facebookページ

 

 

 

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feed <今年は650名が参加>5月18日(日)開催、JARL神奈川県支部「第11回 かながわアマチュア無線フィールドミーティング in 宮ヶ瀬」写真リポート (2025/5/21 13:15:34)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)神奈川県支部は2025年5月18日(日)に愛甲郡清川村の宮ヶ瀬湖畔園地で恒例となった「第11回 かながわアマチュア無線フィールドミーティング in 宮ヶ瀬」を開催、650名の参加者(昨年よりも200名増加)で賑わった。その模様を同支部関係者から届いた写真とリポートを紹介する。

 

 

「第11回 かながわアマチュア無線フィールドミーティング in 宮ヶ瀬」参加者の集合写真

 

 

 JARL神奈川県支部では、アマチュア無線を楽しんでいる皆様との親睦を図るとともに、これからアマチュア無線を始めたいという方やカムバックハムの皆様にも、宮ケ瀬ダム周辺の自然の中で、ご家族で気楽に参加していただくことを目的に、2025年5月18日(日)、「第11回かながわアマチュア無線フィールドミーティング in 宮ケ瀬」を開催いたしました。曇り空の中で時々雨が交じるあいにくの天候でしたが、JARL会員・一般来場者含めて650名の参加で盛大に開催することができました。

 

山岸神奈川県支部長(JN1DNV)の挨拶で開会式が始まった

 

 今年は塚本東京都副支部長(JR1SYJ)、藤巻山梨県支部長(JP1HBR)をお招きし、両支部にはPRブースも設置していただきました。

 

左:来賓の塚本東京都副支部長(JR1SYJ)、右:藤巻山梨県支部長(JP1HBR)の挨拶

 

 ジャンク市、フリーマーケット、クラブ展示、メーカー、ショップの出展者は40ブース以上。体験運用、JA1YRLの公開運用も行い、ラジオ製作教室、移動運用車両コンテスト展示、ライブ演奏、宮ヶ瀬レイクサイドFMスタジオ見学、ハンディ機QSOコンテスト等、盛りだくさんの内容でした。

 

ジャンク市風景

ジャンク市風景

ジャンク市風景

 

 販売店ではハムランド(幸伸通信技術有限会社)、西湘ハムセンター(株式会社桜田商事)、むせんZONE25の各ショップ様にご出店いただきました。

 

ハムランドのブース

西湘ハムセンターのブース

むせんZONE25のブース

 

 メーカーブースでは、アイコム株式会社、八重洲無線株式会社、第一電波工業株式会社の各社様にブースを出展していただきました。八重洲無線のブースでは、 日本初お目見えの新機種の実機展示 もあり、大変なにぎわいとなりました。

 

アイコムのブース

八重洲無線のブース

第一電波工業のブース

 

 ラジオ製作教室には、子供から大人まで多数の方が楽しまれました。

 

ラジオ製作教室

 

 移動運用車両コンテストには、工夫を凝らした車両にご参加いただき、来場者からの質問攻めにあっている様子でした。

 

移動運用車両コンテストの参加車両

 

 さらにHarukaさん(JJ1ROE)による、ライブ演奏で会場は大いに盛り上がりました。

 

Harukaさん(JJ1ROE)による、ライブ演奏

 

 続いて、当日行われた「移動運用車両コンテスト」と「ハンディ機QSOコンテスト」の表彰を行いました。

 

移動運用車両コンテストの表彰式

ハンディ機QSOコンテストの表彰式

 

 イベントの終盤に行われたじゃんけん大会では、協賛各社、1エリア各支部、メーカー様にご提供いただいた豪華な景品がプレゼントされました。

 

山岸神奈川県支部長とのじゃんけん大会

 

(レポート:JARL神奈川県支部/JG8GZJ 林 氏)

 

こちらの記事も参考に
【速報】八重洲無線、新製品「FTX-1シリーズ」実機をJARL神奈川県支部の “フィールドミーティング” で国内初展示!

 

 

 

●関連リンク: JARL神奈川県支部

 

 

 

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