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既報のとおり( 2025年6月10日記事 )、埼玉県さいたま市の男性(55歳)が青森県北津軽郡中泊町の「眺瞰台(ちょうかんだい)」近くの山中で遭難し、アマチュア無線で救助を要請。近くの小泊沖で作業を行っていた漁業関係者が、その電波を聞き警察へ連絡して無事に救助された。地元の青森放送NEWSによると、アマチュア無線で救助に貢献した漁師の棟方武司さん(JN7HNA)に、青森県警察五所川原警察署の成田署長から感謝状が贈られたという。hamlife.jpでは今回、棟方さんご本人に連絡を取り、当時の様子や救助後に提出した東北総合通信局への「非常通信実施報告書」作成作業など、貴重なやり取りをまとめた手記(時系列)をいただいたので紹介しよう。
2025年6月24日付けの青森放送NEWSによると、6月9日、青森県小泊沖でイカ釣漁をしていた棟方さんが、山中で遭難した男性がアマチュア無線で救助求める通話を偶然受信したという。緊急性を感じた棟方さんは警察に通報。遭難した男性は翌朝に無事救助された。そして「中泊町の山で遭難した男性から受信した無線が救助につながったとして、漁師の男性に五所川原警察署の成田署長から感謝状が贈られました」と伝えている。
※記事下の関連リンクから確認できますが、リンクの公開期間が短いので早めの確認をおすすめします。
救助に貢献した漁師の棟方さんは、主に自身のイカ釣り漁船(総トン数19トン)から144/430MHz帯を中心にマリタイムモービル(MM)運用を行い、陸に上がった休みの日には移動運用も行うというアクティブなアマチュア無線家で、「あおもりAM531」のコールサインでライセンスフリー無線も楽しんでいる。その日の交信記録をX(旧Twitter)でポストし、日記風に記録しているのでご覧になった方も多いだろう。
青森県北津軽郡中泊町にお住まいの棟方さんは「毎年3月に出航して、長崎県、福岡県、山口県、島根県、鳥取県(6エリアと4エリア)を主漁場に操業し、大型連休中は福井県、石川県(9エリア)に北上、7月と8月には、新潟県、山形県、秋田県、青森県(0エリアと7エリア)、そして9月から12月にかけて北海道(8エリア)、年始となる1月と2月は、地元の青森県というサイクルで漁を行っていましたが、近年では気候変動、燃油や資材高騰による採算の悪化、さらに“クロマグロ漁獲規制”などで、クロマグロが大量に増えてイカの漁場や漁期が大きく変わってしまいました」と、年間の操業スケジュールを話してくれた。
さらに「追い打ちを掛けるように、昨年(2024年)1月1日の能登半島地震により、石川県内の多くの港が被災。寄港することができなくなり、昨年は選ばれた船のみが金沢港から遠い漁場へ出漁できましたが、今年は金沢港は震災前から予定していた改修工事のため入港できず、選ばれた船が富来港、または小木港になりました。しかし、私が選ばれた小木港は漁場からは物凄く遠いため、石川県への出漁を見合わせてることに…」。今回たまたま、地元の青森県小泊沖で操業していたのだそうだ。
以下、棟方さんがまとめてくれた、救助要請から救助に至るまでの流れを時系列に紹介しよう。
●2025(令和7)年6月9日(月)※非常通信前の状況 | ||||||||||||||||||
0400 | 自宅にて起床 | |||||||||||||||||
0440 | 港に到着。出航準備 | |||||||||||||||||
0500 | 出航 | |||||||||||||||||
0630 | 操業開始。全く釣れず。 | |||||||||||||||||
0736 | X(旧Twitter)にポスト。「凪いいからダクト出ているんでないかぁ?」 | |||||||||||||||||
0756 | デジタル簡易無線で「あおもりTA720」(青森市)と交信 | |||||||||||||||||
1023 | JM8RAT/8(松前町)と交信 | |||||||||||||||||
1300過ぎ | JP1***/7 算用師峠(のちの遭難者)のCQを受信「次回、433.020MHzにて再度コールします」で、433.020MHzにて、呼びかけるも応答なし。しかし、その後、他局とも交信している様子がまったくない | |||||||||||||||||
1330 | 不漁のため操業中止、帰路につく。 | |||||||||||||||||
1410 | Xに「急に聞こえなくなった局がある」とポスト | |||||||||||||||||
●1500「非常通信実施報告書」の時系列に続く | ||||||||||||||||||
1500 | 漁船「第二十八新生丸」にて北緯41°08‘東経140°09’の日本海上を真針路80°速力6ktにて航行中、今回遭難した相手局より、当該周波数・電波型式にて、携帯電話圏外のため、宿泊予定のホテルへの延着およびキャンセルの可能性がある旨の連絡を依頼される | |||||||||||||||||
1515 | 同船舶、原針路にて同相手局より正式に「遭難救助の要請」の通報の依頼を受ける | |||||||||||||||||
1520 | 同船舶、原針路にて携帯電話にて「110番」通報を行う。その際、青森県警本部(以後、警察)より、相手局(以後、遭難者)への状況確認、人定質問等の通信の中継を要請される | |||||||||||||||||
1525 | 北緯41°09‘東経140°13’同船舶にて、警察から通信の中継中に遭難者との通信が困難になり、通信の安定確保のため、原針路より左回頭し、真針路20°に変針、速力を8ktに増速し、再度遭難者との通信を確立する | |||||||||||||||||
1540 | 警察と遭難者との通信中継の終了を確認して、両者に要請があれば通信の確保に協力する旨を伝え、同船舶による通信を終了し、右回頭、真針路170°速力11ktにて航行。1605青森県中泊町の小泊港に入港する | |||||||||||||||||
1630 | 五所川原地区消防事務組合北部中央消防署小泊分署(以後、消防)より、遭難者との通信の中継の確立を要請される | |||||||||||||||||
1640 | 消防の小泊分署にて、打ち合わせを行い、次の計画案を伝える | |||||||||||||||||
・青森県北津軽郡中泊町大字小泊字青岩の「傾り石沢」の「みちのく松陰道入口」付近の現地対策本部付近にて、通信の確保を試みる | ||||||||||||||||||
・青森県北津軽郡中泊町大字小泊の景勝地「眺瞰台(標高470m)」にて、通信の確立を試みる | ||||||||||||||||||
・前出の同船舶にて出航し、現地対策本部西方沖にて通信を確立する | ||||||||||||||||||
1700 | 現地対策本部付近に到着。ハンディ機・ハンディホイップアンテナにて、辛うじて遭難者と通信できたので、同地点にて軽トラックに荷台にGPアンテナを立てて地上高を稼ぎ、安定した通信を確立する。以後、警察、消防、救助隊からの遭難者への通信を中継する | |||||||||||||||||
2005 | 遭難者より、電源節約のため通信を休止したい旨の申し出を受け、警察・消防より明朝日の出をもって捜索再開することを伝え、同日の通信を終了する | |||||||||||||||||
2115 | 救助隊下山をもってアンテナを解体する | |||||||||||||||||
2130 | 現地対策本部を離れる。明日の捜索のために、燃料が乏しいので、五所川原市内に行って燃料を調達する | |||||||||||||||||
●2025(令和7)年6月10日(火) | ||||||||||||||||||
0345 | 青森県北津軽郡中泊町大字小泊字青岩の「傾り石沢」の「みちのく松陰道入口」付近の現地対策本部付近に到着。捜索隊増員や警察・消防の大規模な無線陣地構築のため、前日と7m相違の地点にアンテナ設営 | |||||||||||||||||
0355 | 遭難者を複数回呼び出すが応答せず。アンテナの傾斜や高さ、位置を工夫して通信の確立を試みる | |||||||||||||||||
0403 | 呼びかけに遭難者が応答する。以後、警察・消防・救助隊と遭難者との通信の中継を行う | |||||||||||||||||
0410 | 救助隊入山 | |||||||||||||||||
0543 | 遭難者より救助隊を視認したと連絡。同時に警察無線にて救助隊より遭難者発見の報あり。以後は通信待機とする | |||||||||||||||||
0740 | 県防災ヘリにて遭難者を救助 | |||||||||||||||||
0830 | 救助隊下山完了をもって、アンテナを解体。消防・警察より通信確保の協力要請を解かれ、一連の「人命救助などの急を要する通信」を終了する | |||||||||||||||||
●「非常通信実施報告書」の時系列以後の行動 | ||||||||||||||||||
0830 | アンテナを解体、収納して、現場の様子や遭難者の状態を確認する | |||||||||||||||||
0900 | 現場から撤収 | |||||||||||||||||
0920 | 自宅到着。就寝 | |||||||||||||||||
1300 | 起床。昼食ののち、船に行って「公用航海日誌」「海事法令集」「電波法令集」そして航海計器を起動させて、「航海記録」を集める。 | |||||||||||||||||
1700 | 自宅にてパソコンで「非常通信実施報告書」の作成のために、ネット検索をはじめる |
今回の救助要請のために非常通信を行った棟方さんは、「非常通信実施報告書」の作成に着手。しかし、ここで大きな問題が…。
「ところが、総務省総合通信局のホームページにも、JARLのホームページにも『非常通信要領』『非常通信マニュアル』といったものはあるものの、ひな形や記載例は『別紙参照』とはあるが、その別紙が見つからず。『非常通信マニュアル』には『日時と場所、交信相手、通信の概要』とあっても、『通信の概要』がどの程度のものなのかわかりません。Xで『誰か、書き方教えて?』とポストしてもはっきりしませんでした。とりあえず、どの書類にでも転用可能なように詳細なものを作って、不要な部分をあとで削除すればいいと判断して一旦仮作成を行いました。アマチュア無線とはいえ、船舶内で起きた事案なので船員法『航行報告』『海難事故報告書』などにも使えるように作成しました。また『非常通信要領』には『総合通信局に非常通信実施報告書を提出したら、その写しをJARLの地方本部にも提出してください」とあります。地方本部長って聞いたことはあるけど、東北地方本部ってどこにあるの? いっぱい???の中で午前2時に就寝しました」。
●2025(令和7)年6月11日(水)
「朝早くから、一部住民から電話攻勢が…。新聞に載った“アマチュア無線で救助要請”の記事には私の名前はありませんでしたが、テレビ報道で私の後ろ姿が映っていたらしく、『無線受信したの、おめだべ(君でしょ)?』と、多数の電話がかかってくるなかで、非常通信実施報告書の作成を進めるべく、消防署や役場などに伺って、時系列の確認や消防団関係の確認を取り、微修正を行い、海運局(国土交通省海事局)、総合通信局、JARLに電話にて、提出先の確認をとりました」。
「海運局では『遭難通信の傍受によっての船舶内で起きた事象(進路変更)ですが、相手方が山岳遭難なので、特段報告を求めるものではありません』との回答を受け、総合通信局では『申請書等を提出するのと同じ、陸上課アマチュア無線担当宛で送付してください』、JARLは『地方本部は住所がないので、会員部会員課宛に送付してください』と回答がありました」。
「そして、五所川原警察署地域課に書類の内容確認を依頼して了承を得ました。その際に『警察署にも一部いただけたら幸いです』と求められたので、1部提出しました。その後、郵便局にて『非常通信実施報告書』を東北総合通信局とJARL会員課宛に投函しました」。後日、警察暑から表彰したい旨の連絡があったという。
●2025(令和7)年6月18日(金)
「地元の役場(小泊支所)から遭難者よりお礼状が届いていると連絡がありました。受け取りに伺うと、過分なお礼状などが届いていました。本人にお礼の電話をかけたところ、いたって元気で安心しました。“また、こちらに訪れたい”と言っていました」。
●2025(令和7)年6月23日(月)
「五所川原警察署にて感謝状を頂戴しました。翌日の昼にテレビでのニュース報道があってからは、あちこちから連絡(hamlife.jpを含む)が殺到しましたが、18時30分に出航したため、携帯電話は数時間後には圏外に…。数日後の早朝、能登半島に接近してスマホが圏内になってからは、ものすごい着信履歴やSNS、メールの数に驚きました」。
ここで、興味深いのは棟方さん(JN7HNA)の無線歴だろう。お話を伺った。
家業が漁業なので、小さなころから我が家には、漁業無線の受信機がありました。定時になると、漁業無線局が船と交信して、漁獲量や入港時刻などを放送していました。船に情報を伝えるには、漁業無線局に電話して、伝言内容を伝え、漁業無線局が船に伝えていました。
竜飛埼灯台や入道埼灯台の船舶気象通報もよく聞いていましたが、「アマチュア無線」というものを知ったのは、小学校5年生のときでした。病弱で長期入院をしていたため、雑誌の広告で見つけた「電子工作講座」という通信教育を受講して無事に修了しました。
その後、キットや自作するための部品を購入するためには、この田舎では通信販売しかありませんでした。
「ラジオの製作」や「初歩のラジオ」といった雑誌が欲しかったのですが、地元の本屋にあったのは、「トランジスタ技術」「ラジオライフ」「アクションバンド電波」でした。この3誌から選んで、東京・秋葉原などの業者に、定額小為替や現金書留にて注文していました。
そのときに「アマチュア無線」と存在を知ることに…。記事には「幼稚園児、第4級アマチュア無線技士に合格」っていうのもあって、「自分にもとれるのではないか?」と思い、資格取得を志しました。
小学生のお小遣いで、問題集を買って勉強しました。合格する自信はあったものの、小中学生の私にとっての最大のネックは「受験費用」でした。
受験料や証明写真代、郵便代で5,000円あれば充分でしたが、当時、近隣の試験は、年1回、7月(しかも夏休み前)、受験会場は青森市でした。
地元から行くには、始発の午前5時50分のバスに2時間乗り、五所川原駅でJRに乗り換え、青森まで直通運転の快速列車でも青森駅に着くのは午前9時30分過ぎ。会場に着くのは午前10時ごろ。入場受付が午前9時までなので、間に合わせるには、宿泊が必要です。食事のことも考えると一人当たり1万5千円。未成年は保護者同伴で計3万円は必要になります。
費用に二の足を踏んでいると、中学3年のときに転機が訪れました。「高校受験に有利になる」ということで、母親が片道2時間かかる受験会場まで車で送り迎えしてくれることに…。
試験は一発合格で、従免を申請しましたが、無線機がないので、開局はまだ先のことになります。開局したのは、高校2年生のときでした。修学旅行で関西地方を訪れたときに「京都自由見学」とあった時間を利用して、大阪・日本橋に行きました。でんでんタウンに店舗のあった中野無線でハンディ機2台を購入(1台は担任からの依頼)しました。そのアイコム製の144/430MHz帯FMトランシーバー「IC-S22」で「JN7HNA」を開局しました。
青森県八戸市内の下宿先では、地上高を稼ぐために、釣り竿に、地元のハムショップ「QST」にて購入したモービルホイップを括り付けて、屋根より高くなるように上げて、多くのOMさんや同級生とラグチューしました。
高校2年の冬には「第二級海上特殊無線技士」を校内で開催された講習で取得。高校3年の2月には、仙台市内に1人で行き、「第四級海上無線通信士」を試験を受けて合格。試験前夜は試験勉強せず、ホテルの客室から「CQ、CQ…」を出していました(笑)。
28歳のときに、試験要件緩和を受けて「第三級アマチュア無線技士」を、QSTさんで行った「第三級短縮コース」で取得しました。機会があれば「1アマや2アマ」や「1海特」「2陸特」を取得したいなぁと考えています。
ライセンスフリー無線は、2015年7月23日にデジタル簡易無線き開局しました。特定小電力トランシーバーは持っていますが、CQを出したことがありません。市民ラジオ(CB無線)は、船内では漁業無線に干渉するので所有していません。
また今回の救助要請について、棟方さんは次のように語っている。
漁の合間のアマチュア無線と、今回の救助要請について、少しお話しましょう。
通常、昼釣りでは、魚群探知機やソナーを使い、イカの群れを探し、真上から、または先回りして針を下ろしイカを釣ります。イカの群れの動きや風、潮流の影響を考慮し、船の位置や姿勢をコントロールしないといけないため、常に操船しています。
漁業無線や仲間とのデジタル簡易無線、国際VHFで、天気予報の情報などを集めながらなので、アマチュア無線を聞いていてもほとんど応答できません。
しかし、今回は「沼凪(ぬまなぎ)」と呼ばれる静かな海上模様だったので、操船をせずとも安定した姿勢で操業できたため、さらに出漁した仲間が4隻しかいないため、朝からデジタル簡易無線やアマチュア無線で運用を楽しんでいました。
沼凪なので、日本海ダクトへの期待や、観光シーズンということもあり、遠からの移動運用の信号も聞こえるのではないかと期待していました。
この日、午後1時過ぎくらい「CQ CQ CQ こちらはJP1***/7 算用師峠…」という信号を聞き、指定したサブチャンネルに移行して「受信します」のあとに応答しました。ところが、当局どころか誰とも交信している形跡がないので不思議に思っていました。
午後1時30分、不漁のため操業を中止して港に向かいました。
午後3時、430.000MHzで「CQ CQ CQ こちらはJP1***/7 どちらかワッチ局いませんか、受信します」と聞こえたので、「こちらJN7HNA/MM(マリタイムモービル)とれますか?」と応答。「ありがとうございます。算用師峠から中泊町側に下ったところ、土砂崩れのため進めません。携帯が圏外なので、代わりにホテルに延着またはキャンセルの旨の連絡をお願いできますか?」という交信を行いました。
ということで、ホテルに連絡。ところが10分たっても話し中なので、竜飛に住む仲間の漁師にホテルに行って連絡をとるように依頼しました。ホテル側から「連絡が取れたら“当日キャンセルはキャンセル料100%いただきます”と伝えてください」と言われ、それを伝えるために「JP1***/7 こちらJN7HNA/MMです」と呼びだしたところ、「もう滝があって先に進めません。戻っても途中日没で動けないので、遭難の通報をお願いします」というやり取りがあり、110番に通報。今回の遭難救助につながりました。
イカ釣り船には、V・U機のほかにHF機も搭載していましたが、漁業無線やレーダー(ブラウン管)に干渉するため、出番が少なく船から降ろしました。最近はライセンスフリー無線も併用して運用しています。
基本、イカ釣り漁が優先なので、受信してもなかなか応答できませんが、「マリタイムモービル(MM)」と伝えると、多くの無線家が喜んでくれるので、なるべくサービスしたいと思っています。
「マリタイムモービル」の運用は、①漁休日、港泊中、②長距離航海時の船舶交通の輻輳していない海域、③単船操業の漂泊中…となります。今回の救助要請の交信は特別で偶然のタイミングでした。
↓この記事もチェック!
<遭難した男性(55歳)がアマチュア無線で救助要請>青森放送が「土砂崩れ現場で身動き出来ず、自転車の遭難者を無事救助」と報道
●関連リンク:
・「緊急性を感じて110番しました」無線で山岳遭難の救助に貢献!漁師に感謝状 青森県中泊町(青森放送NEWS)
・あおもりAM531/JN7HNA@jn7hna(X/旧Twitter)
・青森県警察五所川原警察署
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2025年7月5日(土)21時から6日(日)15時までの18時間、「第55回 6m AND DOWNコンテスト」に併催する形で、JARL茨城県支部主催「第46回 オール茨城コンテスト<第2部>」が、茨城県内局(県内への移動局も参加可能)として参加したアマチュア局とSWLを対象に行われる。
ナンバー交換は「6m AND DOWNコンテスト」に準ずるが、出力による「H」「M」「P」の区別はない。
参加方法は、「6m AND DOWNコンテスト」に参加して期日までにJARLに申請を行い、その内容(部門・クラス・コールサイン・得点・氏名・住所・連絡先)をハガキまたはメールで提出先へ送る。なお、茨城県内への移動局は移動地を必ず明記すること。
締め切りは8月1日(金)必着。詳しくは下記の関連リンクから「第46回 オール茨城コンテスト<第2部>規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第46回 オール茨城コンテスト<第2部>規約
・JARL茨城県支部
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今年も「6D」の季節がやってきた! 一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)主催の「第55回 6m AND DOWNコンテスト」が、2025年7月5日(土)21時から6日(日)15時まで18時間にわたり、50/144/430MHz帯と1200MHz帯以上の各アマチュアバンドで開催される。今回(2025年)から「書類提出方法にWebアップロードを追加・推奨」「電信と電話間のクロスモード交信の禁止」「2波種目の空中線電力区分新設」「JARL登録クラブ対抗におけるマルチオペ局のオペレータ要件の設定」「エントリー種目以外のログデータの提出」など、規約改正が行われている( 2025年3月24日記事 )。JARLコンテスト委員会では「改正後の各コンテスト規約を参照してください」と呼びかけている。
●6m AND DOWNコンテスト「新旧対照表」
50MHz帯以上のV・U・SHF帯でのアクティビティ向上を目的に、毎年この時期に開催される「6m AND DOWNコンテスト」。Eスポなどさまざまな異常伝搬によって思わぬ遠距離局との交信ができることもある、このシーズンならではの代表的な国内コンテストの1つだと言えるだろう。
交換するナンバーは50MHz帯~1200MHz帯が、「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す都府県地域等ナンバー」+「空中線電力を表すアルファベット1文字」、2.4GHz帯以上は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す市、郡または区ナンバー」+「空中線電力を表すアルファベット1文字」となる。
以前あった「自局の運用情報をWebクラスターにアップロードするセルフスポッティングやスポットを依頼する行為を禁止する」は、今回「コンテスト期間中に自局の運用情報をWebクラスターにアップロードするセルフスポッティングや、携帯電話、メール、チャット、およびSNS などのアマチュア無線以外の手段を用いて伝える行為、ならびにそれを依頼する行為を禁止する」に変更されている。
また「コンテスト終了後に、データベースや録音、電子メールまたはその他の手段を使って交信ログを作ったりあるいは交信を確認したり、コールサインやナンバーを修正することを禁止する。ただし、手書きログを電子ログ化する作業はこれに含まれない」は、「コンテスト終了後にログを修正することを禁止する。ただし、誤入力の修正、電子ログのフォーマット変更や手書きログを電子ログ化する作業はこれに含まれない」に改められている。
その一方、参加者から疑問の声が上がっていた「コンテスト期間中およびコンテスト終了後に自局の運用情報をアマチュア無線以外の手段(電話、電子メール等)を使って他者に伝える行為を禁止する」は、すでに削除されている。
電子ログ提出推進の一環として、紙によるログ・サマリーの提出は“手書きであり、交信局数(SWLの場合は受信した送信局数)が100局までのログのみ”受け付ける。ワープロソフトなどを使って、紙にきれいにプリントアウトしたものは受け付けられないので注意しよう。ログの提出締切日は7月16日(水)まで(必着)。詳しいルールはJARL Webで確認してほしい。
JARLでは、JARLコンテストの電子ログフォーマットに対応したメールを作成して送信するためのページも用意している。
↓この記事もチェック!
<JARLコンテスト委員会が規約の一部改正を公表>賞状の電子化(紙賞状の有償発行)や入賞局のログ公開ほかJARL主催の5つのコンテスト「新旧対照表」などを掲載
<ALL JA/6D/FD/全市全郡の4大コンテストに対応>JARL、コンテスト参加局データベースと参加証(PDF)ダウンロードサービスを開始
●関連リンク:
・第55回 6m AND Downコンテスト規約
・コンテスト規約改正について(JARL Web)
・JARL主催コンテストの電子ログの提出について(JARL Web)
・ロギングソフト毎の提出ガイダンス(JARL Web)
・JARLコンテスト電子ログサマリー作成ページ
・一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL Web)
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東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2011年4月7日からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(開始当初は隔週放送で翌週は再放送。番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2025年6月26日夜に放送した第683回がアップされた。
2025年6月26日の第683回放送の特集は「コールサインの発給状況と電波監視」。各エリアのコールサイン発給状況と、そろそろ終わりが見えてきた沖縄の「JS6」プリフィックスの後がどうなるのかについて触れ、さらに短波帯などの電波監視を行っている関東総合通信局の 「三浦電波監視センター」(神奈川県三浦市)の設備 について触れた。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第683回放送
・QRL Facebookページ
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7月2日、東北総合通信局は免許を受けていないアマチュア無線機で不法無線局を開設していた電波法第4条の規定違反により、宮城県気仙沼市在住(74歳)の第一級海上特殊無線技士の資格を持つ無線従事者(74歳)に対して、その業務に従事することを63日間停止する行政処分を行った。
東北総合通信局が発表した内容は次のとおり。
東北総合通信局は、電波法令違反を行った者に対して、本日、無線従事者業務の停止の行政処分を行いました。
1.違反の概要および行政処分の内容
被処分者: 宮城県気仙沼市在住(74歳)
違反の概要:
不法無線局(免許を受けていないアマチュア無線用の無線設備)を開設し、電波法第4条の規定に違反した。
行政処分の内容:
無線従事者(第一級海上特殊無線技士)として、その業務に従事することを7月2日から63日間停止する。
2.法的根拠
本件処分は、電波法第79条第1項の規定に基づくものです。
電波法(昭和25年法律第131号)(抜粋)
第4条(無線局の開設)
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下略)
第79条第1項(無線従事者の免許の取消し等)
総務大臣は、無線従事者が左の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は三箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
一 この法律若しくはこの法律に基く命令又はこれらに基く処分に違反したとき。(以下略)
東北総合通信局は「電波利用秩序の維持を図るため、今後も着実な電波の監視を行い、電波法令違反に対しては厳正に対処してまいります」と説明している。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・東北総合通信局 電波法令違反者に対する行政処分
・総務省 不法無線局の特徴・影響・障害事例(PDF形式)
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2025年7月1日、総務省は2025年5月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2025年4月末のデータから1か月間で855局減少して342,229局となった。アマチュア局の減少数は、1年ぶりに「▲900局/月」を下回ったが、依然として高止まり傾向が続いている。
アマチュア局は、1995年4月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年3月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。

2013年4月末から2025年5月末までのアマチュア局数の推移。ピーク後に最高となった2016年3月末の43万6,389局から、2017年12月末を堺にして減少スピードが加速。これは「東日本大震災」による開局ブーム!?から、免許の更新時期を迎える5年間のタイミングと一致する。そしてコロナ過でお家時間が増えた影響なのか、一時はアマチュア局の減少スピードが鈍化したが、行動制限の緩和とともに再び減少数の増加傾向が現れだした
●2025年5月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳
・1エリア(関東管内): 102,556局(102,695局)
・2エリア(東海管内): 43,474局(43,620局)
・3エリア(近畿管内): 41,882局(41,938局)
・4アリア(中国管内): 20,702局(20,738局)
・5エリア(四国管内): 15,808局(15,847局)
・6エリア(九州管内): 28,505局(28,646局)
・7エリア(東北管内): 34,857局(35,044局)
・8エリア(北海道管内):30,237局(30,343局)
・9エリア(北陸管内): 8,031局(8,045局)
・0エリア(信越管内): 14,193局(14,185局)
・6エリア(沖縄管内): 1,984局(1,983局)
※カッコ内の数字は2025年4月末の局数を表す。

アマチュア局登録の多いエリア順に並べると、1エリア(関東管内)は10万局以上の登録があるが、2番目は2エリア(東海管内)で3位が3エリア(近畿管内)、そして4位には7エリア(東北管内)、5位は8エリア(北海道管内)、6位は6エリア(九州管内)と続く
●関連リンク: 無線局統計情報(総務省)
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無線通信機器大手のアイコム株式会社は2025年6月30日、公式サイトに「当社無線通信機器の模倣品対策の成果について」と題したプレスリリースを掲載した。同社は2024年度から外部協力会社と連携して模倣品対策を強化し、アジアのECサイト上で4,500件以上の模倣品出品を排除したとしている。模倣品の無線機器は安全性や品質に問題があり、消費者のリスクを高めるため「正規品」購入の重要性を訴え、今後も模倣品流通の抑制と啓発活動を継続する方針だ。

アイコムのプレスリリースより
無線通信機器大手のアイコムが、海外市場での模倣品対策を強化した結果、主にアジア市場を中心としたECサイトで4,500件以上の模倣品出品を排除したことを発表した。
同社は、アイコム製無線通信機器の「模倣品」が世界各国で流通している状況を深刻に捉え、2024年度から外部協力会社と連携して模倣品取締りを強化している。この取り組みは、特に2024年9月19日にレバノンで発生した同社模倣品の爆発事故を契機に、消費者の安全確保を優先する方針で進められているものだ。
この対策は、模倣品流通が顕著であったアジア市場を重点対象とし、2024年度において主にアジアで運営されているECサイト上の4,500件以上の模倣品出品を特定、サイトから排除することに成功した。ECサイトでの販売は出品者の特定が難しい場合が多く、消費者が無線機に詳しい業者を通さず直接購入できるため、同社はこれを最優先課題と判断して取り組んだ結果だという。
今回の排除は模倣品流通の一部にすぎず、EC市場にはさらに多くの模倣品が存在しているとみられるため、同社は今後も同様の施策を継続していく方針だ。
模倣品は、同社や正規販売店の経済的利益を損なうだけでなく、レバノンでの爆発事案のような重大な安全上の問題を引き起こす可能性がある。また、模倣品の無線通信機器は「バッテリーの持続時間が短い」「通話品質が劣る」「衝撃への耐久性が低い」「部品の早期劣化が見られる」などの問題があることが確認されている。同社は正規販売品以外の修理やメンテナンスは受け付けていないことから、模倣品利用者にとっては安全性やサービス面でのリスクが伴うと警告している。

アイコムの輸出用マリンVHF用トランシーバー「IC-M25」。右の1台がアイコム製の正規品。左の3台は模倣品。外観にはほとんど違いが見られない
アイコムは今後の取り組みについて「今後も模倣品の流通を減らすための取り組みを強化してまいります。また、流通ルートや消費者に向け、模倣品の危険性や正規品購入の重要性について、さまざまな形で情報発信を続け、啓発を続けてまいります」と表明している。
こちらの記事も参考に↓
(2021年3月掲載)
<海外サイトで複数の商品が出回る>日本の有名ブランドを「盗用」した無線機に注意
(2020年7月掲載)
<SWRを実測してビックリ、分解してさらにビックリ!!>第一電波工業のハンディ用アンテナ「SRH805S」の模造品(ニセ物)に注意
(2024年9月掲載)
<レバノンでの無線機一斉爆発>アイコム、公式サイトに「一部報道の件について」を掲載
●関連リンク:
・当社
無線通信機器の模倣品対策の成果について(アイコム プレスリリース)
・当社製品の模造品対策の強化について(アイコム プレスリリース 2024年9月24日)
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2025年7月5日(土)17時から20時までの3時間、JARL栃木県支部主催による「栃木コンテスト」が、50/144/430/1200/2400/5600MHz帯と10GHz帯のアマチュアバンドにおいて、日本国内のアマチュア局を対象に電信と電話で行われる。2023年までは144MHz帯と430MHz帯のみで競うコンテストだったが、昨年(2024年)から一挙に7バンドで行われることになり、ルールも細部が変更されている。入賞者には参加部門ごと、その局数に応じて賞状が贈られるが、昨年まであった「副賞(図書カードなど)の贈呈」がなくなった。
呼び出し方法は電話の場合は「CQ 栃木コンテスト」電信の場合は「CQ TO TEST」。ナンバー交換は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す市、郡、区ナンバー」。
本コンテストでは「県外局同士」の交信も得点となるが、県外局は栃木県内局と1局以上交信すること。ただし、個人局1200MHz以上の部門は、栃木、茨城、東京、千葉、神奈川、山梨の1エリア局を1局以上交信することとしている。
参加部門および種目は、個人局(日本国内のアマチュア無線局)は「電信 144MHzシングルバンド」「電信 430MHzシングルバンド」「電話 144MHzシングルバンド」「電話 430MHzシングルバンド」「電信 50MHzシングルバンド」「電話 50MHzシングルバンド」「電信電話1 50/144/430/シングルオペ」「電信電話2 1200MHz/2400MHz/5600MHz/10GHz シングルオペ 」の8つ。なお、今回から「電信 50MHzシングルバンド」「電話 50MHzシングルバンド」が新たに増えた。
社団局は「電信電話 50/144/430/1200/2400/5600MHz/10GHz オールバンド」。2波以上はいかなる場合も同時に送信できるのは異なるバンドとしているが、昨年まであった「10分間ルール(バンドを変更したときは受信時間を含めて少なくとも 10分間そのバンドにとどまらなければならない)」はなくなっている。
書類の提出は電子ログのみで、締め切りは8月6日(水)まで。詳しくは「栃木コンテスト規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・栃木コンテスト規約
・JARL栃木県支部
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「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」が2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。2023年4月にレギュラー陣の1人だったJA1JRK 谷田部氏がサイレントキーとなり、2024年末でJH1DLJ 田中氏が番組を卒業。現在はJA1NFQ 中島氏とMCの演歌歌手 水田かおり(JI1BTL)、FMぱるるんの “局長” ことJA1VMP 海老澤氏の3名で進行している。
新たに音声ファイルが公開されたのは2025年6月29日(日)21時30分からの第472回放送。前半では海老澤氏が埼玉県比企郡の「堂平山」(標高875.8m)に移動し、5.7GHz帯で ISDB-T方式の「フルハイビジョンATV」(FHD-ATV)を運用、100km以上離れた局にもクリアに受信できたと報告した。
後半のJARDコーナーはJARD関西の主任執行職員である北井氏が登場。6月21日(土)に大阪市浪速区で「アマチュア無線入門講座 in 大阪」を開講し、午前13名、午後16名が受講したことを報告した。
番組音源は下記関連リンクにある放送済み音源公開ページで聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。放送終了後一定期間が経過したファイルから削除されるので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・OMのラウンドQSO 放送済み音源公開ページ
・palulun.net
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日本における、2025年7月1日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。7月に入って、3エリア(近畿管内)の近畿総合通信局、4エリア(中国管内)の中国総合通信局、5エリア(四国管内)の四国総合通信局、6エリア(九州管内)の九州総合通信局、7エリア(東北管内)の東北総合通信局からそれぞれ更新発表があった。
各総合通信局および沖縄総合通信事務所が公表している、コールサインの発給状況は下表の通り。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1 → JK1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<0エリア(信越管内)で「JJ0」のプリフィックスの割り当てが終了>令和7(2025)年1月24日発給分(免許の年月日)で「JK0AAA」から「JK0AAC」までの3局を確認
【追記:三巡目の「JL1AAA」発給】<「令和6(2024)年3月21日付」の発給から>1エリア(関東管内)、「JK」のプリフィックスが終了し「JL1AAY(三巡目)」からの割り当て開始が判明
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・JL1の再々割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
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