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hamlife.jp (2024/11/27 15:35:36)
現在データベースには 6130 件のデータが登録されています。
日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2023年5月8日時点で、アマチュア局は「369,684局」の免許情報が登録されている。前回紹介した2023年5月1日時点の登録数から1週間で108局ほど減少。なお、既報( 2023年5月1日記事 )のとおり2週間前にアマチュア局が37万局を割ってしまっている。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2023年5月8日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「369,684局」の免許状情報が登録されていた。前回、2023年5月1日のアマチュア局の登録数は「369,792局」だったので、1週間で登録数が108局ほど減少した。
また、1982(昭和57)年12月にスタートしたパーソナル無線。最後の1局の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったため、翌日の2021年12月20日をもって「パーソナル無線」は0局となり完全に消滅している。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局38万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・消滅:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは再放送も始まった(2023年4月から毎週水曜日の24時に再放送中)。
2023年5月7日の第540回放送は、昨年3月からスタートした月1回の企画「ハムハムイングリッシュ」の5月号だった。
番組後半では「電子情報通信学会誌」2023年4月号に 掲載された記事
「21世紀の趣味、アマチュア無線
-人材育成のための現代アマチュア無線俯瞰図-」(番組レギュラーメンバーであるJR2KHB
須田氏の投稿)を紹介した。
公開されたポッドキャスト音声は58分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第540回の配信です
先週のアクセスランキングで1位は「<そのまま少量コピーして配布するのであれば許可等は不要>総務省が『交信体験制度(体験運用)リーフレット(PDF版)』を作成し配布」。今般公布されたアマチュア無線の制度改正に伴い、無資格者によるアマチュア無線の体験運用の機会が拡大されたが、このほど総務省は、アマチュア無線の資格を持たない人でも体験しやすくする「アマチュア無線の交信体験制度(体験運用)」について簡単にまとめたリーフレットを作成し、総務省電波利用ホームページで公開。PDF版を自由にダウンロードできるようにした。それに連携する形で、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)でも、体験運用のFAQから交信例、欧文通話表までをまとめた「体験運用マニュアル」を制作して公開した。この記事が3位にランクインするなど、「交信体験制度(体験運用)」への関心の高さがうかがえる結果となった。
続く2位は、日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2023年5月1日時点で「369,792局」の免許情報が登録されていることが判明したニュース。ついにアマチュア局の登録数が37万局割れとなってしまった。ちなみに“38万局割れ”した。ちなみに“38万局割れ”した時期は2022年2月だったので、1年2か月間ほどで1万局減少したことになる。本林良太氏(JJ1WTL)のブログ「CIC」によると、「37万局というのは、1978年ころの値に相当します」と紹介している。
4位は、HF帯のダイポールやビームアンテナ、V/UHF帯の各種アンテナや分配器、ルーフタワーなど、合計179品目の価格改定を2023年4月21日注文分から実施することを告知していたクリエート・デザイン株式会社が、このほど「製造工程の見直し、資材調達コスト等を全面的に見直した事により、販売価格の低減が出来ました」として、改めて販売店などに“改定後の新価格”を告知した話題。今回の再改定で、一部は数百円から数千円程度(大型アンテナの中には数万円程度)値上げ後の希望小売価格が低減されたが、なかにはさらに値上がりしたものも見られる。いずれも価格改定日は2023年4月21日で変更ないとしている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<そのまま少量コピーして配布するのであれば許可等は不要>総務省が「交信体験制度(体験運用)リーフレット(PDF版)」を作成し配布
2)<ついに37万局割れ! 総務省の最新データベース>無線局等情報検索(5月1日時点)、アマチュア局は1週間で225局(約32局/日)減って「369,792局」
3)<FAQから交信例、欧文通話表まで網羅>総務省発行のリーフレットに連携し、JARLが「アマチュア無線 体験運用マニュアル(PDF版)」を公開
4)<製造工程や調達コスト等を全面見直し、値上げ幅を圧縮した製品も>クリエート・デザイン、異例の「価格改定のやり直し」を発表
5)<免許を受けずにアマチュア無線局を開設・運用>関東総合通信局、電波法違反で無線従事者(3アマ、4アマ)3名に対して17日間と22日間の行政処分
6)<許可を受けていない無線機を使って免許の範囲と異なる周波数で通信>第四級アマチュア無線技士の資格を持つ女に対して17日間の行政処分
7)<JA1JRK 谷田部氏のサイレントキーに伴う追悼番組>OMのラウンドQSO、第360回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開
8)<事前申し込み不要の完全フリーマーケット>5月7日(日)9時から11時まで、横浜泉アマチュア無線クラブが横浜市泉区で「2023不用品交換会」開催
9)JARD、5月1日(月)から14日(日)まで「HAMtte交信パーティー2023春」パーティー部門を開催
10)<「8J」「8N」で始まるコールサイン>2023年5月に運用されるJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局に関する情報
日本における、2023年5月6日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。5月に入って、新たに0エリア(信越管内)の信越総合通信局と、6エリア(沖縄管内)の沖縄総合通信事務所からそれぞれ更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
JARL長野県支部は「FMモードを利用しV・UHF帯で手軽に運用できるFM系の魅力を改めて認識すること」を目的に、2023年5月8日(月)0時から5月21日(日)23時59分までの14日間(昨年は21時まで)にわたり「2022年 第18回 長野県QSOパーティー(前期)」を開催する。今回から県外局の参加も可能となった。また「通常のQSO方式で局数カウントとなります、期間中、毎日コツコツ出てください。相手がQSOパーティーに参加していない場合でも、ルールに準じたナンバー交換を行えば1交信1点となります」としている。9月には「後期」のQSOパーティーが行われるが、こちらは競争色の強いルールとなっており、前期と後期の合計点により表彰される。
対象はアマチュア局(県外局、県外局の県内への移動運用も可、ただし交信相手を参照のこと。参加中の運用場所の変更はOK)を対象とした「2023年 第18回 長野県QSOパーティー」は、「前期」と「後期」に分けて実施。前期と後期の合計点により上位者が表彰されるほか、参加者(希望者)に参加証を配布。この参加証を5年間継続して集めた全員に賞品が贈られる。
使用周波数は、FM(電話)が免許された周波数(28MHz帯以上のアマチュア局に許可された周波数)のみ。ナンバー交換は(1)RSレポート、(2)オペレーターネーム「運用者名またはそれに代わるもの」、(3)運用地「行政区分による市町村名」。送信受信ともにこの3つをログシートに記載する。同一局との交信も、バンドまたは日付が異なれば重複交信が可能。
通常のQSOに準じて呼び出しを行い、交信相手は県内局、県外局ともに自局、または相手局のどちらかが長野県内で運用していること(双方が長野県外から運用の場合は不可)。
ログ締め切りは6月12日(月)消印有効(日本郵便による提出を推奨)。「参加証」を希望の場合はログにそのむねを朱書きのうえ、84円分の切手を同封のこと。詳しくは「2023年 第18回 長野県QSOパーティー(前期)規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・2023年 第18回
長野県QSOパーティー(前期)
・長野県支部QSOパーティーに5年間参加された方へ(JARL長野県支部)
・JARL長野県支部
2023年5月に運用が予定されているJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局に関する情報を紹介しよう。先月お伝えした以降に4月開局の記念局と、新たに5月から開局した記念局で、今回も多くの新局情報がリストアップされている。新たに開局した記念局でもアクティビティーの高い局がある一方で、ほとんどオンエアー情報がない局もある。また「博多どんたく港まつり記念局(8J6DON)」のように運用が短期間(4月29日から5月5日まで)というケースもあって、ひとたび記念局のオンエアー情報がクラスターにアップされると、ものすごいパイルアップ状態になってしまうのが現状だ。
●2023年5月に運用されるJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局
上記リストは2023年5月5日現在で有効な無線局免許のある記念局等を抜粋したもの。名称の後のカッコ内の記号は、1:JARL特別記念局、2:JARL特別局、N:JARL以外の記念局、A:ARISS局、E:体験局を意味する。なおこれらの局の違いについては、8j-station.infoの「記念局・臨時局とは」を参考にするとわかりやすい。
●関連リンク:
・8j-station.info
・特別局及び特別記念局の開設基準(PDF形式/JARL Web)
・JARL特別局または特別記念局を開設するには…(JARL
Web)
神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。
2023年4月21日の第171回放送は、JK1BAN
田中氏の「今週の活動報告」は愛車にハンディ機を取り付けた報告と、430MHz帯でワッチした若い人のアクティブな交信についてだった。
JH1OSB 小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」は、サブミニチュア管を使った再生式の中波ラジオ( 写真
)を子供たちに披露したという報告。さらに電子ブロックの話題になり、使用しているトランジスタ(2SC828と2SC1815)の違いについて疑問を呈した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QSY 第171回放送
・QSYゆるーく無線を楽しむ(YouTube)
・QSY 番組案内ページ
2023年5月7日(日)11時から15時ごろまで、東京都福生市の「ポプルスガレージ」を会場にハムらde無線フェア実行委員会主催、JARL東京都支部共催による「第2回 福生 de はむハムフェア・フリマと音楽」が開かれる。入場無料だが、「今回、駐車場の用意はありません。出店・来場は公共交通機関をご利用ください。無断駐車は絶対にお止めください」「自転車置場を会場内に確保していますが、駐輪台数に限りがあります。バイクは入れません」「会場内は混雑密集しますので、マスクの着用をお願いします。入場時の手消毒、リストバンドの着用にご協力願います」と案内している。
会場の「ポプルスガレージ」はJR青梅線福生駅から徒歩10分、JR八高線東福生駅から徒歩5分の場所にある。普段倉庫として使用している建物だが、広い空間を利用しイベントスペースとして開放されている。目の前には公園やコンビニがあるという。
●「第2回 福生 de はむハムフェア・フリマと音楽」概要(一部抜粋)
日時: 2023年5月7日(日)11時から15時ごろまで ※雨天決行
・一般来場受付:10時20分から ※11時の開場まで屋外で待機してください。
・開会式:10時50分から11時まで ※屋外で実施
・イベント、フリーマーケット:11時から14時30分まで
・キッチンカー:11時から14時30分まで
参加費: 無料
場所: 東京都福生市「ポプルスガレージ」
※駐車場はありません。ご来場には公共交通機関をご利用ください。周辺への無断駐車は絶対にお止めください。駐車トラブルにつきまして、すべて「警察」に通報します。
住所: 東京都福生市武蔵野台1-17-34
主催: ハムらde無線フェア実行委員会
出展者はメーカーと無線ショップが「八重洲無線」「アイコム」「第一電波工業」「コメット」「アサップシステム」「ハムショップフレンズ」の6社。一般と学生の出展ブースは「福生アマチュア無線クラブ」「HAM-NET」「アマチュアキットクリエイターズ(AKC)」など合わせて26ブースを予定。さらに「Masaco(JH1CBX)」「Haruka with Cherry Spice」「Eriu2&6」「三味線パフォーマンス」のステージライブ、屋外ブースからミニFM局の生放送など、多彩な内容を計画している。
詳しくは、記事下の関連リンクから「第2回 福生 de はむハムフェア・フリマと音楽」にアクセスして確認してほしい。
●関連リンク:
・第2回 福生 de はむハムフェア・フリマと音楽
・第2回 福生 de
はむハムフェア・フリマと音楽(5月7日)(コメット株式会社)
・福生 de はむハムフェアに出展します(7L4WVU
自作アマチュア無線局)
・ポプルスガレージ
東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2023年4月27日 夜に放送した第572 回分がアップされた。
2023年4月27日(第572回)の特集は「4月末に開催されるコンテスト」。4月29日(土・祝)15時から20時まで(バンドにより時間区分あり)開催される「第13回(2023年)KANHAMコンテスト」、同じく29日の21時から24時間開催される「第65回 ALL JAコンテスト」を案内した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第572回放送
・QRL Facebookページ
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2023年3月に行われたアマチュア無線の制度改正( 2023年3月22日記事 )で“アマチュア無線の資格を持たない者の体験運用”の条件が大きく緩和されたことに伴い、「各局が、手続きなしに、お子さんからご年配の方まで、だれにでも体験運用を行えるようになりました。無資格者の方が少しでもアマチュア無線を楽しんでいただけるように、体験運用についてご案内させていただきます」として、「アマチュア無線 体験運用マニュアル(PDF版)」全5ページを連盟Webサイトで公開した。これは総務省が作成した「交信体験制度(体験運用)リーフレット(PDF版)」( 2023年5月2日記事 )の公開に連携したもので、アマチュア無線の体験運用の流れがわかりやすく解説されている。
2023年3月22日に電波法施行規則等の一部を改正する省令や関係告示など公布・施行された(一部は2023年9月25日から施行)、いわゆる「アマチュア無線の制度改革」により、アマチュア無線有資格者が自ら開設または構成員となっているアマチュア局を使用して、いつでも・どこでも・だれでも、アマチュア無線有資格者の監督(指揮・立会い)の下で体験者(無資格者)がアマチュア無線の交信を行えるようになった。
今回JARLでは、アマチュア無線の交信体験をきっかけにアマチュア無線に興味をもってもらうなど、幅広く「アマチュア無線の交信体験制度(体験運用)」を周知する目的で、「アマチュア無線の楽しをみんなで広げよう!! -体験運用でアマチュア無線を知ってもらうには!?-」と題した「体験運用マニュアル」(PDF版)を連盟公式サイトのJARL Webで公開した。
5ページ構成の「体験運用マニュアル」には、想定される質問の内容とともに、それに対する回答が簡潔にまとめられている。さらに体験運用時の交信内容(有資格者、体験する無資格者、交信相手局)の一例や、交信時に役立つ欧文通話表(フォネティックコード)などを網羅した実践的な内容になっている。
「体験運用マニュアル」の冒頭では、
『令和5年3月に、アマチュア無線の資格をお持ちでない方の体験運用の条件が大きく緩和され、各局が、手続きなしに、お子さんからご年配の方まで、だれにでも体験運用を行えるようになりました。※有資格者と無資格者の人間関係の制限もなくなりました。
ここでは、無資格者の方が少しでもアマチュア無線を楽しんでいただけるように、体験運用についてご案内させていただきます。
体験運用をされる方の多くは、はじめてのアマチュア無線の交信になります。すでにアマチュア無線を楽しんでいる皆さんも初めて交信をする時には、ワクワク・ドキドキしながらQSOをしたのではないでしょうか。是非、体験運用をされる方にアマチュア無線の体験運用を楽しんでいただけるよう、皆さんのご協力をお願いいたします』。
と案内している。「アマチュア無線 体験運用マニュアル」は記事下の「関連リンク」からPDF版がダウンロードできる。
●JARLが公開した「アマチュア無線 体験運用マニュアル」
JARLはこの取り組みについて、「今後もアマチュア無線を愛好されている方、興味をお持ちの方などに向けて、幅広く周知広報に努めてまいる所存です。内容についても引き続き、総務省と連携を密にしてブラッシュアップしてまいります」と述べている。
↓この記事もチェック!
<そのまま少量コピーして配布するのであれば許可等は不要>総務省が「交信体験制度(体験運用)リーフレット(PDF版)」を作成し配布
<総務省の担当者などがインタビューに答える>月刊誌「テレコミュニケーション」2023年5月号で今般のアマチュア無線制度改正について紹介
< “即日施行” と “9月25日施行” に分かれる>総務省「アマチュア無線の制度改革」、3月22日の官報号外で公布される
<4項目で合計25の提言>総務省「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線アドバイザリーボード」が「アマチュア無線の活用に関する提言」を公表
●関連リンク:
・体験運用マニュアル「アマチュア無線の楽しをみんなで広げよう!!-体験運用でアマチュア無線を知ってもらうには!?-」(JARL
Web)
・アマチュア無線 体験運用マニュアル(JARL Web/PDF形式)