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hamlife.jp (2024/11/27 19:35:31)
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株式会社誠文堂新光社は2023年4月10 日(月 )に月刊誌「子供の科学」2023年5月号を刊行する。今号は特集が「びっくり建築ワールドツアー 」 、さらに「自分のカラダは増やせるか? 自在化身体プロジェクトに迫る 」「JAXA宇宙飛行士候補者が決定」といった記事も掲載している。また綴じ込み付録として「6番目の指 ペーパークラフト」がついてくる。価格は770円(税込み)。
「子供の科学」2023年5月号表紙
hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。誠文堂新光社が刊行している月刊誌「子供の科学」は、大正13(1924)年9月の創刊という老舗雑誌だ。同誌が2015年に行った読者(小中学生が中心)アンケートによると、取ってみたい資格の第1位が「アマチュア無線」という結果になり、アマチュア無線界からも注目されている。
また同誌は一昨年3月、「子供に科学の楽しさを96年間伝え続け、日本の理系親子が絶大の信頼を寄せている」として、日本の文化活動に著しく貢献した人物・グループに対して贈呈される吉川英治文化賞を受賞した。
通巻1045号となる2023年5月号は、特集が「びっくり建築ワールドツアー」、さらに「自分のカラダは増やせるか? 自在化身体プロジェクトに迫る」「JAXA宇宙飛行士候補者が決定」「突撃!みんなのご自慢ルーム」といった記事も掲載している。また電子工作の「ポケデン」コーナーでは明るさによって音程が変えられる電子楽器の「フェイシングサウンダー」を作っている。なお今号は情報コーナーに無線関連の情報は掲載されていない。
同誌の購入は下記に掲載したAmazonリンクから可能だ。
●関連リンク:
・子供の科学2023年5月号はこんな内容だ(KoKa
Net)
・中高生の科学 Kokademia(KoKa Net)
日本における、2023年4月8日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。新たに1エリア(関東管内)の関東合通信局、、8エリア(北海道管内)の北海道合通信局、9エリア(北陸管内)の北陸合通信局からそれぞれ更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
アイコム株式会社は2023年4月6日、144/430/1200MHz帯オールモード機「IC-9700」の新ファームウェア「Version 1.41」を同社サイト上で公開した。同社の発表によるとVersion1.40からの変更点は「サテライトモードで録音した交信(QSO)内容をボイスプレイヤー画面で再生する時、送信周波数表示の一部が欠ける不具合を修正」の1項目となっている。
IC-9700の新ファームウェア公開は、「DVレピータモニター機能」に対応した2023年3月22日のVersion 1.40以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。
●IC-9700の新ファームウェア(Version 1.41)
Version 1.40からの変更点:
・サテライトモードで録音した交信(QSO)内容をボイスプレイヤー画面で再生する時、送信周波数表示の一部が欠ける不具合を修正。
IC-9700のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。ファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.41
Sub CPU: 1.00
Front CPU: 1.00
FPGA Program: 1.08
FPGA Data: 1.00
DV DSP: 1.10
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク: ファームウェアダウンロード・IC-9700(アイコム)
神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。
2023年3月31日の第169回放送は、JK1BAN
田中氏の「今週の活動報告」はリスナーからのメール紹介(陸上自衛隊
久里浜駐屯地の桜まつりについて)と各地の自衛隊駐屯地公開の話題だった。
JH1OSB
小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」はリスナーからのメール紹介(釣り竿バーチカルアンテナについて)と、小濱氏が新たに入手した軽量の金属製ロッドアンテナ(最大長約5.8m)についてだった。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QSY 第169回放送
・QSYゆるーく無線を楽しむ(YouTube)
・QSY 番組案内ページ
2023年4月9日(日)9時から11時までの2時間にわたり大阪府交野市で、恒例の「アマチュア無線ジャンク市」が開催される(早いときは8時ごろからスタート。雨天中止の場合あり)。昨年(2022年)4月から参加するにはメンバー登録が必要(必須)となった。Facebook「交野市 磐船ジャンク市グループ」に顔写真(一部愛犬や愛車も可)とプロフィールを記入してほしいと呼びかけている。重要事項として「多数の方々がフェイスブックにメンバー登録していただいてますが、一部の方が登録内容に不備が有り削除されています。今一度確認してください。必ずプロフィールにコールサインを入れてください」と呼びかけている。
Facebook「交野市 磐船ジャンク市グループ」にアクセスすると、主催者から「交野市磐船ジャンク市グループの皆さんに4月以降約10年間続いたジャンク市を完全に終了して閉場するつもりでしたが、たくさんの皆さんから止めないで続けて欲しいと言うメールを貰いました。又、顔写真やプロフィールの件はセキュリティの意味から当然だとも言われている方が多いです。以上の事から3月に申し上げたように、フェイスブックから交野市磐船ジャンク市にメンバー登録して頂き顔写真(一部愛犬や愛車等可能)とプロフィールの記入をして下さい。写真とプロフィールの無い場合メンバー登録の削除をしますので。登録されている方の内容を確認して参考にして下さい。個人的に色々言われる方が有りましたらジャンク市はすぐに閉場致します(私も年齢的にしんどいですから考えたく無いので)」「メンバー登録をして頂く方が増えて来ていますが、プロフィールにはコールサインは必ず入れて下さい。入って無い場合はメンバー登録を削除します」といった案内(2022年3月23日)が書き込まれているので、必ず事前に確認しておこう。
今年1月に開催したときには、「今まで1月、2月は開催していませんでしたが、今日朝8時、会場へ行く途中の温度表示では3度でした。会場に到着しましたら大盛況です。管理者としては嬉しいですね。2月は寒くなると思いますので、防寒対策してお越しください。私は今日ヒーター入りベスト着用での参加でした」と主催者のお一人がFacebookに書き込んでいた。
「アマチュア無線ジャンク市」が、2023年4月9日(日)9時から11時まで、大阪府交野市の国道168号線(磐船街道)沿い、磐船神社付近で行われる。早いときは8時ごろから始まっているが、雨天の日は中止となる場合があるの注意しよう。
会場近くの京阪バス「磐船神社前」には駐車場とトイレがあるほか、コンビニなどで食料の調達もできる。さらに有名な磐船神社や天の川流域の自然散策コースなど、家族連れでも楽しめる場所が周辺に点在するので、お父さんはジャンク市を、家族は周辺の散策を楽しむこともできるだろう。
ジャンク市の開催場所は「交野市の私有地を関係者のご厚意により使用させていただいています。ボーイスカウトの方々と一緒の時もありますので譲り合ってご使用ください」「撤収後は付近を清掃しゴミは必ず持ち帰ってください」と主催者は呼びかけている。
●関連リンク:
・アマチュア無線ジャンク市のご案内
・交野市 磐船ジャンク市グループ(Facebook)
・CUT & TRY 自作愛好会
日本における、2023年4月6日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。4月に入って、新たに7エリア(東北管内)の東北合通信局、0エリア(信越管内)の信越合通信局から更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
八重洲無線株式会社は2023年4月に各地で開催する「春のYAESUフェア」などのショップイベントと、ブース出展するアマチュア無線イベントのスケジュールを明らかにした 。
八重洲無線が発表した、各地のイベントスケジュールは下記の通り。
★長野ハムセンター「ハムフェア in 長野 」
・日時:
4月8日(土)10:00~17:00
4月9日(日)10:00~16:00
・開催場所:信毎ふれあいネット 本社5階
長野県長野市南長池138( https://goo.gl/maps/wBpqH8zDCQ6gnrkP9 )
・主催:長野ハムセンター
※フェア当日は特設会場のため、店舗はお休みとなります
http://www.hamcenter.co.jp/
★CQオーム「春のYAESUフェア」
・日時:
4月15日(土)10:00~17:00
4月16日(日)10:00~16:00
・開催場所:CQオーム
岐阜県岐阜市菅生3-11-8
http://www.cqcqde.com/
<ブース出展をするアマチュア無線イベント>
★JARL東京都支部「令和5年度支部大会」
・日時:4月23日(日)10:00~16:00
・開催場所:国立オリンピック記念青少年総合センター会議室
東京都渋谷区代々木神園町3-1
https://jarl-tokyo.org/wp2/category/headquarters/events/
<各イベントの展示内容例>
話題の新製品「FTM-500D」「FT-710シリーズ」「FT5D」「FTM-6000/S」「FTM-200D」「FTM-320R(デジ簡)」、プレミアムHF機「FTDX101シリーズ」「FTDX10」、大好評の「FT-991A」「FT-891」他、主要モデルの実働展示説明を行います。
※展示内容について、会場の都合で一部展示できない内容もございます。
※ご来場時には「マスクの着用」「ソーシャルディスタンスの確保」「手指の消毒」「こまめな手洗い」をお願いいたします。
●関連リンク: 八重洲無線 催事情報
JA主催では数少ない“日本対全世界”のDXコンテストである「JAPAN INTERNATIONAL DX CONTEST(CW部門)」が、日本時間の2023年4月8日(土)16時から4月9日(日)22時までの30時間にわたって行われる。日本国内主催によるDXコンテストとしてはJARL主催の「ALL ASIAN DXコンテスト」が有名だが、本コンテストも毎年多くのDX局が参加している。特記事項として「ロシアとベラルーシによるウクライナへの侵略が行われたことに対して、JIDXコンテスト委員会は、ロシア局とベラルーシ局とのQSOはチェックログとしてのみ受け付ける」と案内している。
JIDXコンテスト実行委員会は2022年4月6日に以下のアナウンスを行っている。
機械翻訳は以下のとおり。
[2022-04-06]
本日、JIDXコンテスト実行委員会はこのような状況を鑑みた上で、ロシアとベラルーシによるウクライナへの侵攻を阻止するために、JIDXコンテストでのロシア局とベラルーシ局のエントリーを受け付けない。
これらの局とのQSOは、ポイント、マルチ(ゾーン、エンティティー)、そしてエントリーしたログのすべてが対象となる。ロシア局とベラルーシ局とのQSOはチェックログとしてのみ受け付ける。
とにかく戦争を止めよう! あなた方の苦情は、ウクライナに侵攻している、あなたの政府に伝えなければならない。
JIDXコンテスト委員会が開催する「JAPAN INTERNATIONAL DX CONTEST」。昨年11月に行われた電話部門に続き、今回のCW部門は日本時間の4月8日(土)16時から4月9日(日)22時までの30時間にわたって、160m、80m、40m、20m、15m、10mの各バンドで開催される。
JA局はJA(JDを含む)以外のできる限りのゾーン、およびエンティティーに属するDX局とのQSOを行い、DX局はできる限り多くの都道府県マルチに属するJA局+JD局とのQSOを行う。コンテストナンバー交換はJA局が「RST+JARL制定都道府県番号(ただし北海道は支庁の別なく01とする)」を伝え、DX局が「RST+CQゾーン」を交換する。
使用コールサインと異なるエリアからの運用においては、コールサインの後に「/(ポータブル)運用エリア」を表示すること。ログの締め切りは、コンテスト終了1か月後の5月9日(火)消印有効。
なお、今回開催の「CW部門」から紙ログの受け付けは行わず、ロギングソフトで生成した電子ログのみの受け付けとなる。詳しくは「JAPAN INTERNATIONAL DX CONTEST」の規約で確認してほしい。
●関連リンク:
・JAPAN INTERNATIONAL DX CONTEST規約
・JIDX Contest Official Page
東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2023年3月30日 夜に放送した第568 回分がアップされた。
2023年3月30日(第568回)は、50MHz帯のコンディションが良好で、3月下旬には南米方面が強力に入っていたということに触れた。その後は前後半を通じてリスナーからのメールをまとめて紹介。コンディションに関するもののほか、特定小電力無線やCW運用に関するメールも紹介した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第568回放送
・QRL Facebookページ
毎日放送(MBS)の報道情報局は、国内で使用が禁止されている外国製無線機を使用し、携帯電話の通信障害などをおこしていた大阪府の廃棄物処理業者に対し、近畿総合通信局が行った取り締まりに密着。その模様をニュース番組で紹介した。番組内では「外国製の無線機は使用が認められている無線機と比べて安く、航空機にGPSを受信できなくさせて欠航になった事案もあるということです。総務省は2022年度には前年度の約4倍の行政指導を行うなど警戒を強めています」と紹介している。
外国規格の無線機器は、その国の規格に合わせて作られているものであるため、高出力や周波数の割り当てを定めている電波法など、日本の規格に合っていないことが多く、そのまま使用すると無線通信(電波)に障害を与えてしまう恐れがあるため、総務省では以前から「不法な『外国規格の無線機』は禁止」と注意喚起を行ってきた。
近年では訪日外国人観光客が持ち込んだ外国規格無線機を使用して、スキー場周辺などで連絡を取る光景も見られ、信越総合通信局では英語および中国語によるポスターを作成して、過去にはスキー場所在地の市町村、観光協会、宿泊施設、スキー場関連施設など53か所に掲出したこともある。
一方、量販店や通信販売でも安価な外国製無線機が売られ、安易に使用する事案も後を絶たない。今回、毎日放送(MBS)報道情報局が報道したように、ほかの無線機器への通信障害が発生して総合通信局へ相談が寄せられるケースも見られる。
●【独自】“違法電波”で通信障害が相次ぐ…飛行機が欠航したことも 取り締まりの瞬間(2023年4月5日)(毎日放送報道情報局YouTube公式チャンネル)
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<50機種(2台ずつ)測定したすべて(100%)が基準超え>総務省、電波法で定める「著しく微弱な電波」の許容値測定「令和4年度無線設備試買テスト結果(第2次)」を公表
今回の試買テストで、電波法で定める無線局の免許が不要となる「発射する電波が著しく微弱な無線局」の許容値を越えていることが判明した無線設備の数々。見覚えのあるV・UHF帯トランシーバーやラジコンのコントローラーなどがあった
<訪日外国人に向けたポスターなどを掲出>信越総合通信局、スキー場周辺において外国規格無線機の使用に関して注意喚起
<小松空港の衛星航法システムに電波障害>北陸総合通信局、工事現場のクレーンに設置されたワイヤレスカメラが妨害源と特定し排除
<羽田空港、航空保安無線施設(VOR/DME)に電波障害>関東総合通信局、空港付近のクレーンに設置されていたワイヤレスカメラが妨害源と特定し排除
<福岡空港航空保安施設局への電波障害>九州総通、空港付近の工事現場で使用しているクレーン用ワイヤレスカメラが原因と特定し排除へ
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・【独自】“違法電波”で通信障害が相次ぐ…飛行機が欠航したことも 取り締まりの瞬間(MBSニュース)
・【独自】“違法電波”で通信障害が相次ぐ…飛行機が欠航したことも 取り締まりの瞬間(2023年4月5日)(毎日放送報道情報局YouTube公式チャンネル)
・MBS 毎日放送