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hamlife.jp (2024/11/28 5:35:24)
現在データベースには 6132 件のデータが登録されています。
広島県が運用する水防テレメータの全観測局(雨量局)において、無線局2局の免許取得の手続きを行わないまま約3年間運用していたことが昨年(2022年)8月に判明。調査を行った広島県から報告を受けた中国総合通信局は、合わせて7局での電波法違反が確認されたとして、2023年1月31日に広島県知事に対して文書で指導を行った。中国総合通信局は今回の処分について、悪意があった行為ではなく大きな影響もなかったことから“指導にとどめた”としている。本件は中国総合通信局のほかに、広島県河川課から「広島県水防テレメータシステムに係る無線局の電波法違反について」と題して、顛末を記載した「記者発表資料」が公表されている。
中国総合通信局の処分は以下のとおり。
中国総合通信局は、広島県に対し、固定局7局※について、無線局の免許を受けずに運用を行っていたこと等の電波法違反を確認したことから、1月31日指導を行いました。
広島県に所属する固定局について、複数の電波法違反が確認されました。これらの行為に対し、本日指導を行いました。違反の概要は次のとおりです。
無線局の種別: 固定局
局数: 2
違反の期間: 令和2年4月11日~令和4年8月26日
違反の内容: 総務大臣の免許を受けず、無線局を開設し運用した。
(電波法第4条違反)
局数: 5
違反の期間: 平成29年4月4日~平成29年5月8日
違反の内容: 総務大臣の許可を受けず、無線設備の変更の工事等を行った。
(電波法第17条違反)
局数: 1
違反の期間: 平成29年4月4日~平成29年5月8日
違反の内容: 総務大臣の許可を受けず、無線設備の変更の工事等を行った。
(電波法第17条違反)
局数: 1
違反の期間: 令和元年9月6日~令和4年8月26日
違反の内容:
総務大臣の許可を受けず、免許状に記載された通信の相手方の範囲を超えて無線局を運用した。
(電波法第52条違反)
局数: 2
違反の期間: 令和元年9月6日~令和2年4月10日
違反の内容:
総務大臣の許可を受けず、免許状に記載された通信の相手方の範囲を超えて無線局を運用した。
(電波法第52条違反)
局数: 2
違反の期間: 令和元年9月6日~令和2年4月10日
違反の内容:
総務大臣の許可を受けず、無線設備の変更工事を行い、免許状に記載されていない周波数を使用した。
(電波法第17条及び第53条違反)
※複数の違反に関係する無線局があるため、表中の局数の合計は違反に関係する無線局の数と一致しません。
【参考】電波法(抜粋)
電波法第4条
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。以下略」
電波法第17条
「免許人は、無線局の目的、通信の相手方、通信事項、放送事項、放送区域、無線設備の設置場所若しくは基幹放送の業務に用いられる電気通信設備を変更し、又は無線設備の変更の工事をしようとするときは、あらかじめ総務大臣の許可を受けなければならない。以下略」
電波法第52条
「無線局は、免許状に記載された目的又は通信の相手方若しくは通信事項(特定地上基幹放送局については放送事項)の範囲を超えて運用してはならない。以下略」
電波法第53条
「無線局を運用する場合においては、無線設備の設置場所、識別信号、電波の型式及び周波数は、その無線局の免許状又は第27条の22第一項の登録状(次条第一号及び第103条の2第四項第二号において「免許状等」という。)に記載されたところによらなければならない。以下略」
広島県河川課が公表した資料は以下のとおり(一部抜粋)。
1.要旨
広島県水防テレメータシステムに係る無線局の電波法違反について、電波法を所管する総務省中国総合通信局(以下、通信局)から指導を受けた。なお、現在は電波法に則り適切に無線局の運用を行っている。
2.経緯
・令和4年8月26日に、2の無線局が免許取得の手続きを行わないまま運用していたことが判明したことを受けて、無線局の設置・撤去・許可申請手続きを委託した受注者へヒアリングするなどし、調査を行った。
・その結果、この度の違反行為に関連して対象となる無線局およびその行為の詳細が明らかになったことを踏まえ、通信局へ報告し、指導を受けることとなった。
3.指導の概要
(1)日時
令和5年1月31日(火)11時30分
(2)方法
中国総合通信局長から広島県知事宛ての指導文書を、通信局無線通信部長が土木建築局長へ手交。
(3)指導の内容
広島県が管理する無線局(7局)の電波法に違反する行為について、今後、このようなことのないよう厳重に注意されたい。また、適切な管理体制を構築し、管理状況および再発防止策の実施状況を令和5年3月末までに報告すること。
5.原因
・工事に際し、県は電波法に関する手続きは、受注者によって適切に履行されていると思い込み、免許や許可の取得状況を十分に確認していなかった。
・また、受注者は無線機器を撤去または設置する際に、許可の取得状況を県に対して確認をせず、必要な手続きを怠ったまま工事を実施した。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・中国総合通信局 広島県の電波法違反に対する指導
・広島県水防テレメータシステムに係る無線局の電波法違反について(広島県/PDF形式)
・広島県水防テレメータにおける電波法手続きの未申請事案について(広島県/PDF形式)
・広島県水防テレメータにおける電波法手続きの未申請事案について(第2報) (広島県/PDF形式)
「アマチュア無線に関する最新情報を提供し、アマチュア無線のおもしろさを伝える電子マガジンで、スポンサーメーカーだけではなく、JAIA会員各メーカーの製品情報も掲載しています」という電子Webマガジン「月刊FBニュース」。通常は“毎月1日”と“毎月15日”に記事の更新を行っているが、きょう2023 年2月1日にはニュース2本のほか、今春から掲載されている特集「2023年見えてきたSHFバンド」の新規記事が2本、さらにおなじみの連載「日本全国・移動運用記」「おきらくゴク楽自己くんれん」「ものづくりやろう!」「海外運用の先駆者達」など8本の新規記事を掲載。また英語によるWorldwideコーナーにも2本の新規記事が掲載されている。
2月1日号で掲載されたニュースは「令和5年度4月期の1アマ・2アマ国家試験日程」「過去記事の検索について」の2本。
連載記事は「日本全国・移動運用記」「おきらくゴク楽自己くんれん」「ものづくりやろう!」「今更聞けない無線と回路設計の話」「アマチュア無線の今と昔」など合計8本。ほかに特集「2023年見えてきたSHFバンド」にも新規記事として「2022年地中海沿岸におけるマイクロ波活動の概要(EA-F-I)」「ニュージーランドにおけるSHF帯のアクティビティ」の2本が掲載された。またトップページ最下部のWorldwideコーナーには英語版の記事が2本新規掲載されている。
月刊FBニュース2023年2月1日号へは下記関連リンクより。次回は2月15日(水)の記事更新を予定している。
●関連リンク: 月刊FBニュース2023年1月1日号
「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」。2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。スタートから6周年を迎え、レギュラー陣の平均年齢も75.3歳になったという。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。
新たに音声ファイルが公開されたのは、2023年1月29日(日)21時30分からの第347回放送。冒頭は「最近の無線の調子はどう?」というテーマでレギュラー陣がコンディションや自分の運用状況を報告。続いて「最近はどんなテレビを見ている?」という話題になった。
番組後半の一般財団法人
日本アマチュア無線振興協会(JARD)の情報を毎週伝える「JARDコーナー」は、前回に続いてJARDの坂本専務理事が登場。JARDの「技適証明業務」「保証業務(基本保証とスプリアス確認保証)」「測定サービス(有料による実測と測定器室の開放サービス)」について説明した。
このうち基本保証は毎年コンスタントに5,000件程度を取り扱っているという。また測定サービスで有料の実測は年間10件程度、測定器室の開放サービスは年間60件程度の利用があるという。
番組音源は下記関連リンクにあるページで聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。放送終了後一定期間が経過したファイルから削除される可能性があるので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク: OMのラウンドQSO(FMぱるるん)
公益財団法人 日本無線協会が実施する、令和5年度(2023年度)4月期の第一級および第二級アマチュア無線技士国家試験の受験申請受付がきょう2月1日から始まった。試験日は1アマが2023年4月8日(土)、2アマが同4月9日(日)で、札幌から那覇まで全国11か所の会場で一斉に行われる。なお昨年から受験申請はインターネットのみとなっているので注意しよう。
今回実施される試験の日程は、1アマが4月8日(土)、2アマは4月9日(日)。試験地は東京都、札幌市、仙台市、長野市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、熊本市、那覇市の全国11か所となる。
申請はインターネットの日本無線協会の公式サイトからのみ(受験用写真のアップロードも必要)、申請締め切りは2月20日。試験手数料等は1アマが9,600円、2アマが7,800円となっている。
なお今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては受付後でも中止されることがあるので、日本無線協会のWebサイトで最新情報を得るようにしていただきたい。
試験結果(合否)については受験者にメールで案内があり、所定サイトからPDFをダウンロードする方式になっている。申請方法などの詳細は下記関連リンクから、日本無線協会のWebサイトで確認して欲しい。
この記事もチェック!
<1アマ国試の合格率は「29.3%」とわずかに上昇、4アマ新規取得者は1万人台を回復>総務省、令和3年度末の「資格別
無線従事者免許取得者数の推移」を公表
●関連リンク:
・公益財団法人 日本無線協会
・国家試験受験案内(日本無線協会)
・無線従事者国家試験の電子申請ページ(※1・2アマは「CBT方式を除く」を選択する)(日本無線協会)
総務省総合通信基盤局 電波環境課監視管理室移動通信課は、2023年1月23日(月)から1月26日(金)に分けて、社団局や8J、8N記念局も含めたすべてのアマチュア局の免許人に対して「アマチュア無線をご利用の皆さまへ、大事なお知らせがあります」というハガキを送付した。内容は「-重要- アマチュア無線は仕事に使えません!」というアマチュア無線のルールを注意喚起するもので、「アマチュア無線は企業等の営利法人等の営利活動に使用することはできません。無線従事者免許や無線局免許をもっていても、電波法違反となります」として、会社やその代表者も含めて罰則の対象になる旨が記載されているもので、受け取った無線家の間で話題となっている。総務省によると発送したハガキは約35万通で、ハガキの原稿から印刷・送付に要した予算は約2,500万円だとしている。なお同じ住所で同一コールサインによる「移動する局(50W以下)」と「移動しない局(ハイパワー局など)」を開設している場合、送付されたハガキは1枚のようだ。同省のデータベース「無線局等情報検索」には、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含めて約37万2,000局のアマチュア局が登録されている。
都市部の日中(仕事の時間帯?)を中心に144MHz帯や430MHz帯のFMモードにおいて、明らかに仕事上の連絡と思われる通話や、同業者同士が車を連ねながらコールサインを送出しないで行う通話、さらにバンドプランを無視して交信する行為などが目立ち、純粋にアマチュア無線を楽しんでいる多くの無線家が困っている。またこれらの交信を、期待を胸に開局したばかりの小中学生が耳にした場合のショックは大きいことだろう。
また2022年4月23日に発生した北海道・知床での遊覧船遭難事故では、船舶「KAZUⅠ(カズワン)」を運航していた有限会社知床遊覧船などが、アマチュア局の免許を受けずに無線設備を遊覧船や同社事務所に設置して不法に無線局を開設していたことは記憶に新しい( 2022年6月21日記事 )。
総務省では「アマチュア無線は、電波法令により『金銭上の利益のためでなく、もっぱら個人的な無線技術の興味によって行う』ものとされており、世界中の人との交信や無線機の工作といった無線技術への興味による趣味として知られています。また、今日では、非常災害時等のボランティア活動などの社会貢献活動にも活用されています」としているが、昨年の知床での遭難事故を契機に、「アマチュア無線は仕事に使えません!」という一歩踏み込んだ形での取り組みを行うようになったように見受けられる。
昨年(2022年)暮に大手動画共有サイト「YouTube」上に開設している総務省公式動画チャンネルで公開した、“アマチュア無線のルール”に関する4本のPR動画( 2022年12月31日記事 )とともに、今回のハガキ送付によりアマチュア局の免許人に「アマチュア無線は仕事に使えません!」と直接呼びかけ、アマチュア無線のルールを守らずに仕事などでアマチュア無線を利用している無線局免許人に対して一定の効果が見込まれるとして進めている。
業務連絡などに使用するアマチュア無線のルール逸脱は、今まで“あいまい”に対処されてきた部分があったように思うが、「会社やその代表者も含めて罰則の対象になる」と明記するなど、総務省が電波法厳守のスタンスや取り締まりの対象者を明確化、本気度がうかがえる内容になってきたと言えるだろう。
ルールを守らずアマチュア無線を業務に利用している背景には、アマチュア無線機器が業務用無線機に比べて安価に手に入ることや、会社の枠組みを超えた連絡手段にも使われている背景もある。
無線機器の販売店は電波法に基づく「 免許情報告知制度 」として、「26.1~28MHz、144~146MHz、430~440MHz、889~911MHz」などの電波を送信に使用する無線電話の無線設備(=指定無線設備)を販売する場合、「指定無線設備を使用して無線局を開設するには無線局の免許が必要である旨を、口頭でまたは見やすく掲示する等して相手方に告知する」必要があり、さらにこれらの購入者には「①指定無線設備を使用して無線局を開設するには、無線局の免許が必要であること、②無免許で無線局を開設した場合には電波法に定める刑罰に処せられること、③免許申請書の提出先(各総合通信局等)」を記載した書面を交付するか電子メール等で提供する義務がある。しかし同制度では販売店に“無線機の購入者が必要な資格を有しているか”の確認義務は設けられていない。
なお、送られてきたハガキには「仕事にはこんな無線が便利です! 無線従事者の資格もコールサインも必要ありません」と記載して、「デジタル簡易無線(登録局)」「IP無線」「トランシーバーアプリ」の紹介も行っている。
また、そもそも無線従事者でなかったり、アマチュア局の免許切れ状態で運用している違反者に対して、関東総合通信局( 2023年1月13日記事 )や北海道総合通信局( 2023年1月24日記事 )ではラジオのスポットCMを通じてアマチュア無線を仕事で使えないなど、罰則を含め電波のルール厳守を呼びかけている。
↓この記事もチェック!
<「ルールを守って たのCQ!」>総務省、YouTubeで“アマチュア無線のルール”に関するPR動画を4本公開
<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク: 総務省 アマチュア無線は仕事に使えません!
JARL富山県支部では「厳冬期における富山県のアマチュア無線活性化を図る」ためとして、2023年2月1日(水)0時から11日(土・祝)23時59分までの11日間にわたり、富山県内で運用する局を対象に「富山マラソンコンテスト&パーティ」を開催する。前回(2022年)まで「富山県内で運用する局が対象」だったが、今回から「県外局」を新設して富山県外からの参加も対象となった。
参加資格は日本国内のアマチュア局で「JARL制定のコンテスト周波数帯を使用(FT8などデジタル通信を除く)」と規定されている(※1200MHz帯などJARL制定の「コンテスト周波数帯」がないバンドは参加対象外なのか、FT8などのデジタル通信はコンテスト周波数帯以外でも参加できるのか、あるいはFT8は参加自体が不可なのか案内されていない)。
参加部門は県内局、県外局ともにエントリーできる「シングルバンド部門(ログ・サマリーシートは1バンドのみ提出)」と「マルチバンド部門」。県外局のみエントリーできる「パーティ部門」の3つ。「パーティ部門」はコンテスト期間中の全日運用で得点を得ること。
ナンバー交換は「県内局」が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す市(JCC)・郡(JCG)ナンバー」。「県外局」が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す都府県・地域等のナンバー」。
書類提出の局数に応じて表彰するほか、「県内局」の「マルチバンド部門」の1位には、JARL北陸地方本部長賞が贈られる。また、参加記念賞として「JARL富山県支部の集い」に参加したログ・サマリー提出者より抽選で「富山マラソンパーティ参加記念賞」を贈呈。あわせて入賞者に表彰を行う(欠席の時は郵送)。
ログ提出の締め切りは 2月25日(土)当日消印有効。詳しくは「富山マラソンコンテスト&パーティ規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・富山マラソンコンテスト&パーティ規約(PDF形式)
・JARL富山県支部
JARL愛媛県支部は2023年2月1日(水)0時0分から2月10日(金)23時59分までの10日間にわたり、日本国内のアマチュア局およびSWLを対象に「第49回 愛媛マラソンコンテスト」を1.9/3.5/7/14/21/28/50/144/430MHz帯と1200MHz帯以上の各アマチュアバンド(77GHz帯まで。JT65、FT8などデジタル通信は除く)の電信・電話、SWLで開催する。 なお、希望者にはコンテストの参加シールを発行する。
本コンテストは、日本国内のアマチュア局とSWLが参加可能。交信対象は県外局が愛媛県内局、県内局は国内在住局。
参加部門および種目は、「個人局電話の部」が①オールバンド ②1.9MHzバンド ③3.5MHzバンド ④7MHzバンド ⑤14MHzバンド ⑥21MHzバンド ⑦28MHzバンド ⑧50MHzバンド ⑨144MHzバンド ⑩430MHzバンド ⑪1200MHzバンド ⑫2400MHzバンド ⑬5600MHzバンド ⑭10.1GHzバンド ⑮24GHzバンド ⑯47GHzバンド ⑰77GHzバンド ⑱ジュニア(年齢が2月10日現在18歳以下のオペレーターによる運用であり、オールバンドにエントリーしたものとみなす)のほか、「個人局電信の部」がオールバンド(個人局電信の部に参加する局は、個人局電話の部への参加を認める)、「SWLの部」がオールバンド(電信および電話)、「社団局の部」がオールバンド(電信および電話)、「クラブ対抗の部」が提出されたクラブ局および各クラブ員の得点を集計。
コンテストナンバーは、県内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す愛媛県ナンバー(別途規定)」、県外局は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す市(JCC)・郡(JCG)ナンバー」となる。
ログの締め切りは2月末まで(当日消印有効)で郵送で提出。書類提出時に、返信用の定形封筒(84円切手貼付)を同封すればコンテスト参加シールが希望者に発行されるほか、参加シール10枚が貼れる「台紙」を、台紙代および郵送料として300円の定額小為替同封で購入できる。
書類は「参加部門および種目」のうち、いずれか1種目のみに提出する。ただし、個人局電信の部へ参加したものは、個人局電話の部への参加を認める。1バンドで200局を超える場合は、チェックリストを添付して提出。また、クラブ対抗参加の場合、必ずクラブ代表者が参加メンバーの獲得点数一覧表を作成して提出のこと。
なお、交信上の細かな禁止事項や注意事項などあるので、詳しくは下記関連リンクから「第49回 愛媛マラソンコンテスト規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第49回 愛媛マラソンコンテスト規約
・コンテスト用ロギングソフト(Ctestwin)のご紹介
・JARL愛媛県支部
「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは東京都西東京市の「FM西東京」でも放送(2022年からは毎週月曜日の23時30分~)されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2023年1月29日(日)21時からの第213回放送。前半では最近の寒波と積雪、コロナ禍の状況について。続いて1月1日発行の機関誌「JARL NEWS」2023年冬号のカラーページ特集「アマチュア無線機器メーカー訪問(アイコム)」を紹介した。
後半ではこれから行われるJARL支部主催のコンテストやイベントとして下記のものを案内した。
・2月1~10日「第49回愛媛マラソンコンテスト」(愛媛県支部)
・2月1~11日「富山マラソンコンテスト&パーティ」(富山県支部)
・2月4~5日「第67回京都コンテスト」(京都府支部)
・2月4~12日「第2回山形マラソンQSOパーティ」(山形県支部)
・2月5日「静岡県支部東部合同ミーティング」(静岡県支部)
・2月5日「技術講習会」(三重県支部)
・2月5日「和歌山県支部大会・ハムの集い」(和歌山県支部)
最後に1月2日から7日まで開催された「QSOパーティ」の書類提出期限が1月31日なので、参加した局は間に合うように提出を呼び掛けた。
番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。
●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ
「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2023年1月29日(日)15時からの第445回放送。前回に続いてアマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」編集長の吉澤氏(JS1CYI)が登場。同誌2月号(2023年1月19日発売)の内容紹介(表紙、特集「アマチュア無線交信ガイド2023」から「POTAアクティベート運用の勧め」「国際宇宙ステーションを介した衛星通信」、Turbo HAMLOGを使ったQSL発行ダイジェスト)を行った。
番組の最後にはアサヒ飲料の飲み物が当たるバレンタインプレゼントの案内があった。締め切りは2月14日。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は2022年1月20日、報道各社(新聞、放送、出版、Webメディアなど計8社)との「新年記者懇談会」を3年ぶりに東京・大塚で開催した。同懇談会において発表された髙尾義則会長(JG1KTC)による「2023年の抱負」を掲載する。
2023年の抱負を語った髙尾義則JARL会長(JARL提供写真)
JARLは2018年1月に報道各社との意見交換の場となる「記者懇談会」を17年ぶりに復活させたが、2021年と2022年はコロナ禍のため開催が見送られた。今年は3年ぶりとなる懇談会が1月20日に東京・大塚で開催され、新聞、放送、出版、Webメディアの計8社から10名の担当者が出席。髙尾JARL会長と意見交換を行った。
席上、JARLから発表された「2023年の抱負」を原文のまま掲載する。
◆2022年のアマチュア無線界・JARLの総括並びに2023年の抱負
昨年6月に引き続き4期目の会長職を拝命いたしました。2016年の就任以来、会員皆様ファーストを念頭に会員サービスの向上、次世代の育成、会員数の増加に向けての取り組みを行い会員皆様主役の組織運営に努めて参りました。
引き続き責任ある運営はもとより会員皆様の満足向上に積極的に取り組んで参ります。
さて、アマチュア無線局数は残念ながら減少が続いておりますがJARLの会員数は2021年から2年連続で増加という喜ばしい結果となりました。
これまで会員の増強と組織基盤の強化を図るべく、会員拡充の取組みとして各種の会員サービスならびにキャンペーンを継続して行うとともに、アマチュア無線界にとって重要な青少年層の育成について積極的に取り組んで参りました。
新たにアマチュア無線の免許を取得した22歳以下の方を対象とした「ニューカマーキャンペーン」の実施継続、2022年はコロナの感染拡大防止のため開催は控えましたが青少年に特化した「WAKAMONOアマチュア無線イベント」、これに代わって11月にはアマチュア無線技士の免許は取得したものの交信経験や交信の仕方がわからない次世代を担う方々にアマチュア無線の楽しさを知っていただく機会として「ニューカマーセミナー」を開講したいへん好評でした。
2023年度は入会者や現会員、青少年に向けたこれらのキャンペーンを企画継続し、さらに関係団体・企業などとの連携をさらに深め、会員の満足度を高めながら、組織の活性化と会員拡充のための施策を行い、27年ぶりに転じた会員数の増加傾向をより確かなものとし強固な基盤を築いて参りたいと考えております。
総務省は昨年1月から、ワイヤレス人材やデジタル人材の育成、無線技術の実験・研究開発の促進といった観点から、アマチュア無線を活用しやすい制度・環境の実現に向けて有識者からの助言・提言を得ることを目的に「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線アドバイザリーボード」を開催いただきました。
小職も構成員として参画し、アマチュア無線に触れる機会の促進、開設・運用までの手続きの迅速化などワイヤレス人材育成のための意見はもとより今後のアマチュア無線の振興・発展、会員皆様が快適にアマチュア無線を愛好いただけるような意見や要望を行い幅広い議論が進められ、昨年8月には議論を踏まえ「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用に関する提言」が総務省より公表され、この提言に基づいた制度の見直し検討などが進められ、11月にアマチュア無線の体験や活用機会の拡大及び免許手続きの迅速化・制度の簡素合理化等を含めた大幅な制度改正案が公表され意見募集が行われました。
JARLとしましても、このアマチュア無線界にとってとてもインパクトのある制度改正によるアマチュア無線の体験機会のより一層の拡大、アマチュア無線の教育・研究活動での活用などを広く周知し、アマチュア無線の一層の地位向上を図るとともに、次世代を担うアマチュア無線家の育成のためにアマチュア無線の普及・啓蒙活動を推進して参ります。
◆アマチュア無線フェスティバル「ハムフェア」はじめ2023年度開催予定の行事等について
昨年の8月には、これまでコロナ禍により開催できなかったアマチュア無線フェスティバル「ハムフェア」を、多くの関係の皆々様ご協力をいただき3年ぶりに『CQCQアマチュア無線!世代を超えてコミュニケーション』のキャッチフレーズに、万全な新型コロナの感染拡大防止対策を施し8月20日21日に、多くの皆様にご来場いただき開催することができました。
開催初日のオープニングセレモニーには、7K1KJK泉田裕彦衆議院議員、E25KAB Bun Vichitcheep
第18回IARU第3地域総会議長を来賓としてお迎えしました。
テープカットの後に、ハムフェア特別記念局8J1HAMは小職の第一声によって始まりハムフェア2022の幕が切って落とされました。FMぱるるん様の協力によりRadioJARL.comの公開放送や公開収録も行われました。会場には開催期間中35,000名の来場者、皆様の後援、協賛をいただき充実した2日間となりました。
2023年のアマチュア無線フェスティバル ハムフェア2023は『さあ行こう!アマチュア無線の新時代』をキャッチフレーズに、8月19日20日に東京ビッグサイト南3・4ホールにて、アマチュア無線の健全な発展と技術の向上を図ると共に関係する展示や催事を行い一般の方々にアマチュア無線を広く紹介するとともに、アマチュア無線家の情報交換と友好を深めることを目的に開催いたします。
会期中はアマチュア無線を様々な角度から取り上げ、時代や世代を経ても変わらない
アマチュア無線、近年新たに誕生した無線のスタイルなどを楽しみながら正しい運用についての理解が得られるように各種催事を行いますので皆様のご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。
コロナ禍により、2019年の開催以降は開催を控えておりますアイボールミーティングですが、アマチュア無線並びに当連盟に関係のある方々が一堂に会し、親睦を深め、情報交換を行う場を持つことは大変重要であり、今年は、ハムフェアのアイボールパーティと併せまして開催させていただく予定でございます。
◆2023年のJARL会員増強と組織基盤の強化を図るためのキャンペーン・青少年育成など広報活動について
地方本部・支部が取り組んできた会員増強企画の実施や、入会者や現会員に向けた各種キャンペーンの継続、さらにアマチュア無線やJARLの活動についての積極的な広報活動などにより、各種催事がコロナ禍により中止や延期となったにもかかわらず、2年連続で会員数が増加となりました。この増加傾向を強固なものとするために、今年も一層の会員拡充に取り組みます。
アマチュア無線の楽しさや魅力、JARLの役割・活動を、会員や一般の方々へより広くアピールして参ります。制度改正によるアマチュア無線の体験機会のより一層の拡大、アマチュア無線の教育・研究活動での活用などを広く周知し、アマチュア無線の一層の地位向上を図るとともに、次世代を担うアマチュア無線家の育成のためにアマチュア無線の普及・啓蒙活動を引き続き推進して参ります。
ハムフェアや各地方本部で開催される地方広域ハムフェア、各支部で開催される支部大会・ハムの集いなどの催事をとおして、アマチュア無線の楽しさや魅力、JARLの役割・活動、さらには体験機会のより一層の拡大やアマチュア無線の教育・研究活動での活用などのあらたな制度について周知・広報を行って参ります。
ハムフェア2023においては、将来を担う若年層、22歳未満の青少年向けにアマチュア無線への強い関心を引き出すこと、基礎的な楽しみ方の紹介など、特別催事なども準備して行きたいと考えております。
各地方本部・支部が主体となって、各地域での活動の活性化と会員増強を目的として実施する会員増強企画を推進し、全国各地で行われる増強企画とキャンペーンとの連動により、より多くの方々にアマチュア無線の楽しさを広め、JARLへの入会や会員継続を呼びかけます。
また、青少年やニューカマー、カムバックハムに向けた入会キャンペーンを継続し、幅広い年齢層への入会勧誘を進めるとともに、現会員を対象とした各種キャンペーンや会員特典によって、会員として末永く活躍していただけるよう取り組みます。さらに、JARL会費受付業務代行店(JARLフレンドリーショップ)と無線機器関連メーカーとの連携により実現し、たいへん好評を博している「会員ありがとうキャンペーン」を引き続き実施し、会員に向けたサービスをより充実させるとともに、アマチュア無線界全体を活性化に努めて参ります。
JARLの事業活動やアマチュア無線の魅力・話題や制度改正などについて、機関誌であるJARL NEWSをはじめ、JARL
Webやメールマガジン、YouTubeの動画配信などによるPR活動を推進します。さらに、ラジオ情報番組「Radio
JARL.com」をとおしてJARLの話題やアマチュア無線の最新情報を一般の方々にもわかりやすく紹介してまいります。また、業界紙・専門雑誌等の紙媒体への情報提供を積極的に推し進めて参ります。インターネット・電波・紙媒体を通じての多角的なPR活動を行ってまいります。加えて、近年のアマチュア無線への注目の高まりを受け、マスメディアに対してもアマチュア無線やJARLに関するトピックを発信するなど、一般の方々やかつてアマチュア無線を楽しんでいた方々に向けての広報活動を行います。
併せて、ニューカマー向けの冊子「スタートハムライフ」「アマチュア無線を始めたら読む本」などを活用し、JARLの会員特典やキャンペーンなどのリーフレットとともに、イベントや各地の催事、関連行事において積極的に配布を行います。
2023年は制度改正により大きく変わるアマチュア無線制度、広く周知、積極的な広報活動に取り組んで参ります。
◆JARLの中・長期的な事業活動について
当連盟は、1926年の創立からまもなく100周年を迎える長い歴史と伝統を有しています。日本におけるアマチュア無線の健全な発展、併せて内外の無線科学、文化の向上と発展に寄与することを目的に、国内のアマチュア無線家の方々により組織されている一般社団法人です。その歴史の中で、アマチュア無線の健全な発展と、電波利用による科学技術の振興、非常災害時の社会貢献、会員相互の親睦などを掲げて活動して参りました。
約100年のアマチュア無線連盟の歴史の中で様々な変化がありましたが、昨今ではICTの発展の一方で少子高齢化が進む中、日本においては若い世代の理系離れが進みその影響でアマチュア無線人口が減少し、アマチュア無線界の次世代を担う若い世代の減少をもたらしております。
このような社会状況の中、総務省がワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用に関する提言が行われました。この制度を最大限に活用して、特に女性や青少年により一層のアマチュア無線の周知・普及に努めアマチュア無線の楽しさを体験していただき、ワイヤレスIoT人材育成の一役を担うことができる機会を提供して参ります。各種キャンペーンの継続など青少年に対する施策や推し進め次世代への継承の基礎を構築するとともに会員の皆様が快適にアマチュア無線をお楽しみいただけるよう会員皆様の満足度の向上と組織基盤強化を目指し運営に努めて参ります。
また、JARLは日本のアマチュア無線界を代表する団体として、国際アマチュア無線連合(IARU)に加盟して世界のアマチュア無線団体と連携しております。IARUの第3地域(アジア・オセアニアの国や地域)に所属し、第3地域のリーダー的役割を担って、各国に対してアマチュア無線の普及を図るための支援・協力を行っております。近年、アマチュア無線局数の減少が大きくなっておりますが、その中でアマチュア無線を愛好される会員の皆様が、末永くご活躍いただけるように連盟としてサポートを行っていきたいと考えます。
最後に、連盟創立100周年を見据えて、組織の存続並びに活性化、今後ますます積極的な取り組みを行い、スピード感をもって対応したいと考えております。
引き続き組織一丸となり、引き続いて会員皆様ファースト、会員皆様の満足度の向上に向けた連盟運営にさらに尽力いたします。
●関連リンク: JARL Web