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hamlife.jp (2024/11/27 21:35:23)
現在データベースには 6132 件のデータが登録されています。
アマチュア無線の電子マガジン「月刊FBニュース」は、毎月1回行う連載記事の掲載タイミングを見直し、2017年10月からは“毎月1日更新”と“毎月15日更新”のバランスを考慮するようになった。きょう2022年3月15日には新たにニュース2本が掲載されたほか、「Masacoの自由帳」「FBのトレビア」「Short Break」など合計8本の連載記事が公開された。
3月15日、新たに公開されたニュースは「日本初のオンライン版“ARISSスクールコンタクト”開催へ」「JAIAのリニアアンプ基板、JF7ELG 木幡さんが頒布」の2本。その他の連載記事の更新状況は次のとおり。
★Summits On The Air(SOTA)の楽しみ 第53回
JH0CJH・JA1CTV 川内
徹氏がナビゲートする連載。今回は「山頂からの7MHzについて-1」と題して、7MHz帯の山頂からQRVすることについて綴った。次回からはギボシを使ったダイポールアンテナの製作を解説するという。
★FBのトレビア 第35回
Dr.(ドクター)FB氏が電気・電子・無線関係について、ちょっとした情報をやさしく提供。35回目は安価に入手できるスペアナ「tinySA」で10MHz水晶発振器の出力波形を観測し、フィルタの挿入できれいな正弦波信号を目指す工夫を紹介した。
★Short Break
フリーマーケットで入手した10MHz水晶発振器を安定な基準信号発生器として使うための製作記事。
★ Masacoの自由帳 第10回
シンガーソングライターのMasaco(JH1CBX)がアマチュア無線に限らず、思いのままを綴るコーナー。今回は「起こることすべてに意味がある、プラス思考へ」と題し、就職活動の思い出(新聞社の新卒採用で最終試験まで残った)や人との出会いについてを綴った。
★Topics from Around the World
月刊FB NEWS編集部が「SWR-そして人生の意味」と題して、オーストラリアのWIA(The Wireless Institute of
Australia)の機関誌「Amateur Radio」に掲載されたVK5JST Jim Tregellas氏の記事を翻訳で紹介した。
★ジャンク堂 第9回
JH3NRV
松尾氏による連載。アナログ電子回路の定番であるオペアンプについて技術解説の9回目。今回は電力計「Bird43」をピークパワー計(もどき)にする改造プランの3回目。
★JAIAコーナー
アイコム株式会社の新製品、オートアンテナチューナーの「AH-730」を紹介した。
★ 頭の体操 詰将棋
それぞれの記事は下記関連リンクから読むことができる。次回の記事更新は4月1日を予定している。
● 関連リンク:
・月刊FBニュース2022年3月号
・月刊FBニュース Facebookページ
アマチュア無線の資格を持ち国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士と、子供たちが交信を行うプロジェクト「ARISSスクールコンタクト」。2022年3月17日(木)の19時21分JSTからスタークラブ(埼玉県狭山市)の子供たち17名が「8J1KSC」のコールサインで交信を行う予定だ。成功した場合は日本から通算106例目のARISSスクールコンタクトとなる。ISSから登場するのはNASA所属のマーク・T・ヴァンデ・ヘイ宇宙飛行士(KG5GNP)だ。
ISSの宇宙飛行士と日本の子供たちの交信は、昨年12月9日に再挑戦が行われたノートルダム女学院中学高等学校(8N3ND)以来となる。スタークラブは埼玉県狭山市の民間団体で、これまでにも2006年12月に狭山市柏原公民館の事業として行われた同市立柏原中学校(8J1K)や、2020年1月に狭山市水富公民館主催の事業として行われた同市立笹井小学校(8J1SS)のARISSスクールコンタクトを強力にサポートしてきた。今回のスクールコンタクトは狭山市立中央公民館の後援事業として行われる。
今回はコロナ禍ということもあり、従来のスクールコンタクトのような“交信会場”は設けない。参加する子供たちはそれぞれの自宅で待機し、自宅と無線局設置場所との間をインターネット会議システムでつなぎ、リモートで順番にISSと交信していく、日本初の「オンライン版ARISSスクールコンタクト」を実施する計画で総務省総合通信局の許可を得たという。臨時局のコールサイン「8J1KSC」のサフィックスは“Kids Star Club”に由来する。
交信は日本時間の3月17日(木)19時21分47秒からおよそ10分間にわたって行われる。国際宇宙ステーションのコールサインは「NA1SS」。ARISSのWebサイトによると、ISSからは145.80MHzで音声信号が送られてくる。ISS側の交信担当はNASA所属のマーク・T・ヴァンデ・ヘイ宇宙飛行士(KG5GNP)で、交信は英語で行われるという。子供たち17名からの質問は次のように事前公表されている(カッコ内は日本語への機械翻訳)。
1. What is the most beautiful constellation that you can see from the ISS?
(ISSから見える星座の中で、最も美しいと思う星座は何ですか?)
2. What was your job before becoming an astronaut and how does it influence your job now?
(宇宙飛行士になる前の仕事と、それが今の仕事に与える影響を教えてください)
3. Did you see a lot of space debris from the ISS?
(ISSからたくさんのスペースデブリを見ましたか?)
4. What food do you like to eat while in space?
(宇宙で食べたい食べ物は何ですか?)
5. What is the most unusual phenomenon that can be seen from space? What kind of phenomenon is it?
(宇宙から見える最も珍しい現象は何ですか?それはどんな現象ですか?)
6. How does a paper airplane “fly” in the space station?
(宇宙ステーションで紙飛行機はどのように“飛ぶ”のでしょうか?)
7. Can analog clocks work in space?
(宇宙でアナログ時計は動きますか?)
8. Do you think humans can really live in space?
(人間は本当に宇宙で生きていけると思いますか?)
9. How did you first feel when you got into space?
(宇宙に行ったとき、最初にどんな気持ちになりましたか?)
10. What do you want to do first when you return to Earth?
(地球に戻ったら、まず何をしたいですか?)
11. What do you enjoy the most in space?
(宇宙で一番楽しいことは何ですか?)
12. How do you brush your teeth in space?
(宇宙ではどのように歯を磨きますか?)
13. Which is easier, life with gravity or life without gravity?
(重力のある生活と重力のない生活では、どちらが楽ですか?)
14. How is the view of the sun rise from the ISS?
(ISSから日の出はどんな感じに見えますか?)
15. Is there any space food that can only be eaten in space?
(宇宙でしか食べられない宇宙食はありますか?)
16. What’s the hardest thing you have ever done in space and how did you overcome that?
(今まで宇宙で一番大変だったことは何ですか? それをどのように克服しましたか?)
17. How do you feel when you look at Earth from space?
(宇宙から地球を見たとき、どのような気持ちになりますか?)
過去、NA1SSから発射された宇宙飛行士の声に対しては「見晴らしのよい場所で、ハンディ機に付属ホイップアンテナでも聞こえた」「アパートのベランダから斜めに付き出したモービルホイップでキャッチした」といった受信リポートがTwitterに書き込まれている。ビームアンテナに仰角ローテーターといった本格装備がなくても、ISSの軌道が高く状態の良いタイミングなら受信のチャンスがある。特に今回は日本列島を南西から北東に縦断する軌道なので、全国の広範囲で受信できそうだ。
言うまでもないことだが、この日のために準備と交信の練習を重ねてきた子供たちの夢を壊さぬよう、当日は静かなワッチを心掛けたい。ARISSスクールコンタクトの開催日は管轄の総合通信局がDEURAS、DEURAS-Mなどを使って電波監視を強化するのが通例となっている。
●関連リンク:
・スタークラブ
・ARISSスクールコンタクト
・Upcoming Educational Contacts(ARISS)
・#きぼうを見よう-国際宇宙ステーション(KIBO宇宙放送局)
・i-Sayama(YouTube)
「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは毎週日曜日の23時に東京都西東京市の「FM西東京」でも放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2022年3月13日(日)21時からの第167回放送。前半ではコロナ禍の状況に続いて、東日本大震災から11年が経過したことと日々の備えの大切さに触れた。
後半では、お正月の「QSOパーティ」の書類提出者が昨年よりも400局増えて約8,600局となり、その4割が6日間の連続日交信達成者だったと報告。さらに「東京2020オリンピック・パラリンピック開催記念 東京2020 JARL記念QSOパーティ」の結果にも触れ、それぞれのQSOパーティの抽選会(抽選条件該当者を対象)を間もなく行うと発表した。また今年の「ハムフェア2022」の出展参加要項の送付を開始したことと、最近の出展要項のおもな変更点を案内。最後にまもなく行われる地方コンテスト(3月21日 「東海QSOコンテスト」)を紹介した。
番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。
●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ
「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2022年3月13日(日)15時からの第399回放送。前回までに続いてアマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」副編集長の吉澤氏(JS1CYI)が登場し、CQ誌3月号(2022年2月19日発売)の内容(新連載「入門ハムの英会話」にちなんで英語でのQSOの話)紹介と4月号の特集(わたしのFT8オペレーション)の予告を行った。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ
電波新聞社出版部は、2022年3月18日(金)に季刊誌「電子工作マガジン」2022年春号を刊行する。同誌は1999年で休刊となった月刊誌「ラジオの製作」の流れを汲むエレクトロニクスのホビー誌で電子工作記事が満載されている。価格は1,430円(税込)。
hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。「電子工作マガジン」は、電気、電子業界の日刊紙として知られる電波新聞社が年4回刊行しているエレクトロニクスのホビー誌(定期刊行されている、唯一の電子工作入門雑誌)。かつてBCLやハム、オーディオ、マイコン、エレクトロニクスの入門誌として青少年の人気を集めた「ラジオの製作」の流れを汲む。記事内には随所に懐かしい“ラ製テイスト”が溢れている。
今号は「FM DSPラジオの製作」「再生式3石短波ラジオの製作」「FMスーパーラジオキットを作ろう」「FMステレオトランスミッタを作る」「カスタマイズ可能な受信機 ATS20・25」と、ラジオ関連の製作記事が充実している。そのほか「新・キミもアマチュア無線家になろう!!(目的と予算で開局プランを考える)」「BCL最新情報2021(まぼろしの“トルコの声”日本語放送最終回)」、昨年から始まったチヨダAB30 南雲桂一氏による人気連載「ライセンスフリー無線を始めよう(デジコミはビーコン機能で更に面白くなる)」といった読み物も掲載。また同氏による「植村直己特別記念局(8J1NAOMI)」の開局式リポートも紹介されている(目次写真参照)。
また同誌は「ラジオの製作」(1999年で休刊)創刊65周年記念として、1981~2003年まで同社が発行し“マイコン少年”を熱中させた「マイコンBASIC Magazine」を復活(編集体制変更のため、別冊付録ではなく本誌記事内のコーナーに掲載)。今回は読者投稿のプログラム紹介のほか、「micro:bitにプログラムを転送してみよう」「GIGA IchigoDakeでもっとどこでもプログラミング!」などの記事を掲載している。
同書の購入は下記のAmazonリンクが確実だ。
●関連リンク:
・電子工作マガジン(電波新聞社)
・電子工作マガジン Facebookページ
・電波新聞社
3月14日、北海道総合通信局はアマチュア無線を対象とした電波監視で、衛星通信に限り使用することができる周波数(435.57MHz)においてバンドプランを逸脱し広帯域デジタル(F7W)による通信を行い、さらに自局のコールサインを送出していなかった電波法違反行為が発覚した第三級アマチュア無線技士と第四級アマチュア無線技士の資格を有する無線従事者3人と、VoIP伝送システム用周波数(430.90MHz)で不法に開設・運用した第三級アマチュア無線技士と第四級アマチュア無線技士の資格を有する無線従事者1人に対して行政処分を行った。なお、電波型式「F7W」はD-STARのDVモードやC4FMに代表されるデジタル音声モード等。VoIP伝送システムはインターネット回線を使用した音声通信のことである。
北海道総合通信局が発表した処分内容は次のとおり。
北海道総合通信局は、令和4年3月14日(月曜日)、電波法令違反を行った者4名に対して、電波法に基づく行政処分を行いました。
1.違反発覚の端緒
本件は、当局が実施したアマチュア無線局を対象とした電波監視により電波法令違反の事実が発覚したもの。
2.違反の内容および行政処分の内容
被処分者:
小樽市在住の男性(45歳)
違反内容:
車両に開設したアマチュア無線局により以下の違反運用を行ったもの。
(1)識別信号不送出(無線局運用規則第10条第3項)
(2)周波数等使用区別違反(無線局運用規則第258条の2)
衛星用に限り使用することができる周波数(電波型式:435.57MHz)において、衛星を使用せずに広帯域デジタル(F7W)による通信を行った。
処分内容:
(1)アマチュア無線局の運用停止(電波法第76条第1項)
(2)無線従事者(第三級アマチュア無線技士、第四級アマチュア無線技士)の業務への従事停止(電波法第79条第1項)
※停止期間は、いずれも令和4年3月14日から15日間
被処分者:
札幌市在住の男性(57歳)
違反内容:
車両に開設したアマチュア無線局により以下の違反運用を行ったもの。
(1)識別信号不送出(無線局運用規則第10条第3項)
(2)周波数等使用区別違反(無線局運用規則第258条の2)
衛星用に限り使用することができる周波数(電波型式:435.57MHz)において、衛星を使用せずに広帯域デジタル(F7W)による通信を行った。
処分内容:
(1)アマチュア無線局の運用停止(電波法第76条第1項)
(2)無線従事者(第三級アマチュア無線技士、第四級アマチュア無線技士)の業務への従事停止(電波法第79条第1項)
※停止期間は、いずれも令和4年3月14日から15日間
被処分者:
小樽市在住の男性(67歳)
違反内容:
車両に開設したアマチュア無線局により以下の違反運用を行ったもの。
(1)識別信号不送出(無線局運用規則第10条第3項)
(2)周波数等使用区別違反(無線局運用規則第258条の2)
衛星用に限り使用することができる周波数(電波型式:435.57MHz)において、衛星を使用せずに広帯域デジタル(F7W)による通信を行った。
処分内容:
(1)アマチュア無線局の運用停止(電波法第76条第1項)
(2)無線従事者(第三級アマチュア無線技士、第四級アマチュア無線技士)の業務への従事停止(電波法第79条第1項)
※停止期間は、いずれも令和4年3月14日から15日間
被処分者:
沙流郡日高町在住の男性(57歳)
違反内容:
アマチュア無線局の免許を受けずに、車両に無線設備を設置し、同局がVoIP用で使用する周波数(430.90MHz)において不法に開設し、運用したもの。
処分内容:
無線従事者(第三級アマチュア無線技士及び第四級アマチュア無線技士)の業務への従事停止(電波法第79条第1項)
※停止期間は、令和4年3月14日から27日間
【参考】電波法(抜粋)
第4条
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下省略)
第76条第1項
総務大臣は、免許人等がこの法律、放送法若しくはこれらの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、三月以内の期間を定めて無線局の運用の停止を命じ、又は期間を定めて運用許容時間、周波数若しくは空中線電力を制限することができる。
(以下省略)
第79条第1項
総務大臣は、無線従事者が左の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は三箇月以内の間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
一 この法律若しくはこの法律に基く命令又はこれらに基く処分に違反したとき。
(以下省略)
(無線局運用規則)
第10条第3項
無線通信を行うときは、自局の識別信号を付して、その出所を明らかにしなければならない。
第258条の2
アマチユア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別は、別に告示するところによるものとする。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・北海道総合通信局 電波法令違反者に対する行政処分
・アマチュア無線バンドプラン(PDF形式)
・電波型式を決める規則(JARL Web)
・Echolink(ウィキペディア)
日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2022年3月14日時点で、アマチュア局は「379,087局」の免許情報が登録されている。前回紹介した3月7日時点の登録数から1週間で66局ほど減少した。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2022年3月14日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「379,087局」の免許状情報が登録されていた。前回、3月7日時点のアマチュア局の登録数は「379,153局」だったので、1週間で登録数が66局ほど減少した。
また、1982(昭和57)年12月にスタートしたパーソナル無線。最後の1局の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったため、翌日の2021年12月20日をもって「パーソナル無線」は0局となり完全に消滅ている。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局38万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・消滅:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
国税庁の「公売情報」Webサイトに、札幌国税局の公売情報として1982(昭和57)年に建てられた築40年の物件(北海道伊達市)が見積価格251万円で掲載されている。場所は支笏洞爺国立公園(第2種特別地域)で、周辺は別荘地として開発された地域のようだ。その物件の詳細画像には、地上高が20mはあるかと思われる自立タワーの上に、HFのトライバンド八木アンテナと144MHz帯の八木アンテナが取り付けられており、アマチュア無線家にとっては興味深い物件であることから関心を集めている。
公売とは、原則として誰でも参加できる、国(国税局、税務署)が差し押さえた財産を入札などによって売却する制度のこと。今回の物件は敷地面積が約110坪、一戸建て(木造亜鉛メッキ鋼板葺地下1階付き2階構造)で、「昭和57年新築で、築後相当の年数が経過しており、玄関ポーチ等の破損、老朽化が認められることから保守、管理の状況は劣ります。また、内装について所有者がリフォーム工事を行っていますが、壁紙や階段等の工事が中断されており、再利用にあたっては一定の改修を行う必要があるものと思われます」と説明がある。
だが、注目すべきなのは、元の家主がアマチュア無線家であっただろうという点だ。クリエートデザイン製と思われる自立タワー。タワーには同じくクリエートデザイン製と思われる、7/21/28MHz帯トライバンダー4エレメント八木アンテナと、9エレメントスタックの144MHz帯八木アンテナが確認できた。
「国税庁公売情報」から一部抜粋
実施局署: 札幌国税局
見積価額: 2,510,000円
公売の方法: 期間入札
公売公告番号: 16号
公売保証金: 500,000円
売却区分番号: 145-2
公売保証金の提供方法: 現金等
入札期間: 令和4年3月28日午前8時30分から令和4年4月4日午後5時00分
入札の場所: 札幌国税局
公売保証金の納付期限: 令和4年4月4日午後5時00分
開札期日: 令和4年4月6日午前9時30分
開札の場所: 札幌国税局
買受代金納付期限: 令和4年4月20日午後2時00分
売却決定の日時: 令和4年4月20日午前10時00分
売却決定の場所: 札幌国税局
住居表示等: 北海道伊達市大滝区北湯沢温泉町45-8
交通機関: JR(北海道)室蘭本線 長和駅 車33分 JR(北海道)室蘭本線 伊達紋別駅 車34分
面積(地積)合計: 364.29平方メートル
主たる地目: 宅地
床面積合計: 125.23平方メートル
●Googleマップ
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●<V・UHF帯でオンエアーしていた!?>前橋地方裁判所本庁、エレベーター付き自立タワーが写る競売物件(売却基準額:645万円)を公開
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●<「敷地内にアマチュア無線用鉄塔(撤去予定)」と案内>住宅地に大型の自立四角タワーがそびえ立つ岡山県岡山市の中古物件が1,890万円
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●<案内に「アマチュア無線利用可」と表記!!>敷地内にクランクアップタワーが設置されている、兵庫県宝塚市の一戸建て賃貸物件
●【追記:最終入札300万円、最低落札価格に達せず】<ロケーション抜群!>青山高原(三重県)、20m級クランクアップタワーとアンテナ付きログハウスがヤフオクに出品
●関連リンク:
・国税庁公売情報 不動産詳細情報
・国税庁購買情報 物件情報(PDF形式)
・国税庁購買情報
公売参加の手引き(期間入札)(PDF形式)
長崎市のアマチュア無線ショップ「ハムセンター長崎」は2022年春、長崎県雲仙市内に「アマチュア無線機器歴史資料館」を開設する。古民家を活用した施設で、館内に春日無線工業(TRIO)や八重洲無線、井上電機製作所(IEW、ICE、ICOM)、三田無線(DELICA)など、おもに昭和30年代頃からのアマチュア無線機器、約50点を含む総数100台以上を常設展示するという。同館は2022年3月20日(日)と21日(月・祝)にプレオープンし、併せて新製品の展示なども行う予定だ。
ハムセンター長崎から届いた情報を整理して掲載する。
50周年記念 アマチュア無線を楽しもう
思わずびっくり ・古民家で「ハム機器の史料館」オープン
このたび、長崎県雲仙市においてアマチュア無線機器歴史史料館を常設しますのでご案内いたします。昭和30年頃の機器、TX-1からTX-88など昭和時代の春日無線工業(TRIO)や八重洲無線(YAESU)、井上電機製作所(ICOM)、三田無線(DELICA)などの機器を一堂に展示し準備中で、3月20日にプレオープンの形で開館します。毎月1回はイベントを開催しながらハムの楽しみを紹介していきます。
ぜひ一度お出かけいただき、周囲の古き観光地や雲仙温泉などお楽しみください。古い機器をお持ちの方で譲っていただくと展示をいたします。
◆仮称: アマチュア無線機器歴史史料館(ハムの殿堂)
◆プレオープン日時: 2022年3月20日(日)・21日(月・祝)午前10時開館
◆展示品: 昭和時代のハム機器 約50点ほか総数100台以上
・春日無線工業/トリオ:TX-1、TX-88、TX-88A、TX-88D、9R42J、JR-60、JR-388/TX-388S、TR-1000、TR-5000、TR-1100
・八重洲無線:FT-100、FR-100、FL-50/FR-50、FT-401、FLDX400/FRDX400、FT-101
・井上電機製作所/アイコム:FDAM-2、IC-21、IC-551
・三田無線研究所
・トヨムラ電気商会
・ユニデン 他
“TRIO”ブランドの春日無線工業が1954(昭和29)年12月に製造したとされる、3.5/7Mc帯用AM/CW送信機「TX-1」も史料館に展示される予定だ(「西日本ハムフェア」のハムセンター長崎ブースで撮影)
◆住所: 長崎県雲仙市国見町神代乙360
古民家450平米の一部120平米を活用した施設。小イベントもできる会場も準備中です
◆交通:
・島原鉄道「神代(こうじろ)」駅から徒歩5分(約250m)
・長崎自動車道「諫早インター」から国道57号線で雲仙市方面へ進行、諫早市内から国道251号線で島原方面へ20分
※長崎空港から車で1時間程度
・有明航送船(有明フェリー)「多比良」港より国道251号線を諫早方面に3km、約10分
◆問い合わせ先: ハムセンター長崎(電話 095-846-1950)まで
昭和の時代の懐かしいアマチュア無線機多数を常設展示する施設は珍しい。コロナ禍が収束したら観光を兼ねて見学に出掛けてはいかがだろうか。今年9月23日には西九州新幹線も武雄温泉~長崎間で開業する。史料館の詳細はハムセンター長崎へ問い合わせのこと。
●関連リンク: ハムセンター長崎
「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。
2022年3月13日の第480回放送は「オンラインイベントの裏側」。番組スタッフがアマチュア無線のオンラインイベントの開催を経験して得たノウハウを伝えるという内容だ。
公開されたポッドキャスト音声は約50分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第480回の配信です