無線ブログ集
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現在データベースには 6640 件のデータが登録されています。

「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは毎週日曜日の23時に東京都西東京市の「FM西東京」でも放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2022年3月13日(日)21時からの第167回放送。前半ではコロナ禍の状況に続いて、東日本大震災から11年が経過したことと日々の備えの大切さに触れた。
後半では、お正月の「QSOパーティ」の書類提出者が昨年よりも400局増えて約8,600局となり、その4割が6日間の連続日交信達成者だったと報告。さらに「東京2020オリンピック・パラリンピック開催記念 東京2020 JARL記念QSOパーティ」の結果にも触れ、それぞれのQSOパーティの抽選会(抽選条件該当者を対象)を間もなく行うと発表した。また今年の「ハムフェア2022」の出展参加要項の送付を開始したことと、最近の出展要項のおもな変更点を案内。最後にまもなく行われる地方コンテスト(3月21日 「東海QSOコンテスト」)を紹介した。
番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。
●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ

「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2022年3月13日(日)15時からの第399回放送。前回までに続いてアマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」副編集長の吉澤氏(JS1CYI)が登場し、CQ誌3月号(2022年2月19日発売)の内容(新連載「入門ハムの英会話」にちなんで英語でのQSOの話)紹介と4月号の特集(わたしのFT8オペレーション)の予告を行った。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ

電波新聞社出版部は、2022年3月18日(金)に季刊誌「電子工作マガジン」2022年春号を刊行する。同誌は1999年で休刊となった月刊誌「ラジオの製作」の流れを汲むエレクトロニクスのホビー誌で電子工作記事が満載されている。価格は1,430円(税込)。
hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。「電子工作マガジン」は、電気、電子業界の日刊紙として知られる電波新聞社が年4回刊行しているエレクトロニクスのホビー誌(定期刊行されている、唯一の電子工作入門雑誌)。かつてBCLやハム、オーディオ、マイコン、エレクトロニクスの入門誌として青少年の人気を集めた「ラジオの製作」の流れを汲む。記事内には随所に懐かしい“ラ製テイスト”が溢れている。
今号は「FM DSPラジオの製作」「再生式3石短波ラジオの製作」「FMスーパーラジオキットを作ろう」「FMステレオトランスミッタを作る」「カスタマイズ可能な受信機 ATS20・25」と、ラジオ関連の製作記事が充実している。そのほか「新・キミもアマチュア無線家になろう!!(目的と予算で開局プランを考える)」「BCL最新情報2021(まぼろしの“トルコの声”日本語放送最終回)」、昨年から始まったチヨダAB30 南雲桂一氏による人気連載「ライセンスフリー無線を始めよう(デジコミはビーコン機能で更に面白くなる)」といった読み物も掲載。また同氏による「植村直己特別記念局(8J1NAOMI)」の開局式リポートも紹介されている(目次写真参照)。
また同誌は「ラジオの製作」(1999年で休刊)創刊65周年記念として、1981~2003年まで同社が発行し“マイコン少年”を熱中させた「マイコンBASIC Magazine」を復活(編集体制変更のため、別冊付録ではなく本誌記事内のコーナーに掲載)。今回は読者投稿のプログラム紹介のほか、「micro:bitにプログラムを転送してみよう」「GIGA IchigoDakeでもっとどこでもプログラミング!」などの記事を掲載している。
同書の購入は下記のAmazonリンクが確実だ。
●関連リンク:
・電子工作マガジン(電波新聞社)
・電子工作マガジン Facebookページ
・電波新聞社

3月14日、北海道総合通信局はアマチュア無線を対象とした電波監視で、衛星通信に限り使用することができる周波数(435.57MHz)においてバンドプランを逸脱し広帯域デジタル(F7W)による通信を行い、さらに自局のコールサインを送出していなかった電波法違反行為が発覚した第三級アマチュア無線技士と第四級アマチュア無線技士の資格を有する無線従事者3人と、VoIP伝送システム用周波数(430.90MHz)で不法に開設・運用した第三級アマチュア無線技士と第四級アマチュア無線技士の資格を有する無線従事者1人に対して行政処分を行った。なお、電波型式「F7W」はD-STARのDVモードやC4FMに代表されるデジタル音声モード等。VoIP伝送システムはインターネット回線を使用した音声通信のことである。
北海道総合通信局が発表した処分内容は次のとおり。
北海道総合通信局は、令和4年3月14日(月曜日)、電波法令違反を行った者4名に対して、電波法に基づく行政処分を行いました。
1.違反発覚の端緒
本件は、当局が実施したアマチュア無線局を対象とした電波監視により電波法令違反の事実が発覚したもの。
2.違反の内容および行政処分の内容
被処分者:
小樽市在住の男性(45歳)
違反内容:
車両に開設したアマチュア無線局により以下の違反運用を行ったもの。
(1)識別信号不送出(無線局運用規則第10条第3項)
(2)周波数等使用区別違反(無線局運用規則第258条の2)
衛星用に限り使用することができる周波数(電波型式:435.57MHz)において、衛星を使用せずに広帯域デジタル(F7W)による通信を行った。
処分内容:
(1)アマチュア無線局の運用停止(電波法第76条第1項)
(2)無線従事者(第三級アマチュア無線技士、第四級アマチュア無線技士)の業務への従事停止(電波法第79条第1項)
※停止期間は、いずれも令和4年3月14日から15日間
被処分者:
札幌市在住の男性(57歳)
違反内容:
車両に開設したアマチュア無線局により以下の違反運用を行ったもの。
(1)識別信号不送出(無線局運用規則第10条第3項)
(2)周波数等使用区別違反(無線局運用規則第258条の2)
衛星用に限り使用することができる周波数(電波型式:435.57MHz)において、衛星を使用せずに広帯域デジタル(F7W)による通信を行った。
処分内容:
(1)アマチュア無線局の運用停止(電波法第76条第1項)
(2)無線従事者(第三級アマチュア無線技士、第四級アマチュア無線技士)の業務への従事停止(電波法第79条第1項)
※停止期間は、いずれも令和4年3月14日から15日間
被処分者:
小樽市在住の男性(67歳)
違反内容:
車両に開設したアマチュア無線局により以下の違反運用を行ったもの。
(1)識別信号不送出(無線局運用規則第10条第3項)
(2)周波数等使用区別違反(無線局運用規則第258条の2)
衛星用に限り使用することができる周波数(電波型式:435.57MHz)において、衛星を使用せずに広帯域デジタル(F7W)による通信を行った。
処分内容:
(1)アマチュア無線局の運用停止(電波法第76条第1項)
(2)無線従事者(第三級アマチュア無線技士、第四級アマチュア無線技士)の業務への従事停止(電波法第79条第1項)
※停止期間は、いずれも令和4年3月14日から15日間
被処分者:
沙流郡日高町在住の男性(57歳)
違反内容:
アマチュア無線局の免許を受けずに、車両に無線設備を設置し、同局がVoIP用で使用する周波数(430.90MHz)において不法に開設し、運用したもの。
処分内容:
無線従事者(第三級アマチュア無線技士及び第四級アマチュア無線技士)の業務への従事停止(電波法第79条第1項)
※停止期間は、令和4年3月14日から27日間
【参考】電波法(抜粋)
第4条
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下省略)
第76条第1項
総務大臣は、免許人等がこの法律、放送法若しくはこれらの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、三月以内の期間を定めて無線局の運用の停止を命じ、又は期間を定めて運用許容時間、周波数若しくは空中線電力を制限することができる。
(以下省略)
第79条第1項
総務大臣は、無線従事者が左の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は三箇月以内の間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
一 この法律若しくはこの法律に基く命令又はこれらに基く処分に違反したとき。
(以下省略)
(無線局運用規則)
第10条第3項
無線通信を行うときは、自局の識別信号を付して、その出所を明らかにしなければならない。
第258条の2
アマチユア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別は、別に告示するところによるものとする。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・北海道総合通信局 電波法令違反者に対する行政処分
・アマチュア無線バンドプラン(PDF形式)
・電波型式を決める規則(JARL Web)
・Echolink(ウィキペディア)

日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2022年3月14日時点で、アマチュア局は「379,087局」の免許情報が登録されている。前回紹介した3月7日時点の登録数から1週間で66局ほど減少した。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2022年3月14日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「379,087局」の免許状情報が登録されていた。前回、3月7日時点のアマチュア局の登録数は「379,153局」だったので、1週間で登録数が66局ほど減少した。
また、1982(昭和57)年12月にスタートしたパーソナル無線。最後の1局の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったため、翌日の2021年12月20日をもって「パーソナル無線」は0局となり完全に消滅ている。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局38万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・消滅:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

国税庁の「公売情報」Webサイトに、札幌国税局の公売情報として1982(昭和57)年に建てられた築40年の物件(北海道伊達市)が見積価格251万円で掲載されている。場所は支笏洞爺国立公園(第2種特別地域)で、周辺は別荘地として開発された地域のようだ。その物件の詳細画像には、地上高が20mはあるかと思われる自立タワーの上に、HFのトライバンド八木アンテナと144MHz帯の八木アンテナが取り付けられており、アマチュア無線家にとっては興味深い物件であることから関心を集めている。
公売とは、原則として誰でも参加できる、国(国税局、税務署)が差し押さえた財産を入札などによって売却する制度のこと。今回の物件は敷地面積が約110坪、一戸建て(木造亜鉛メッキ鋼板葺地下1階付き2階構造)で、「昭和57年新築で、築後相当の年数が経過しており、玄関ポーチ等の破損、老朽化が認められることから保守、管理の状況は劣ります。また、内装について所有者がリフォーム工事を行っていますが、壁紙や階段等の工事が中断されており、再利用にあたっては一定の改修を行う必要があるものと思われます」と説明がある。
だが、注目すべきなのは、元の家主がアマチュア無線家であっただろうという点だ。クリエートデザイン製と思われる自立タワー。タワーには同じくクリエートデザイン製と思われる、7/21/28MHz帯トライバンダー4エレメント八木アンテナと、9エレメントスタックの144MHz帯八木アンテナが確認できた。
「国税庁公売情報」から一部抜粋
実施局署: 札幌国税局
見積価額: 2,510,000円
公売の方法: 期間入札
公売公告番号: 16号
公売保証金: 500,000円
売却区分番号: 145-2
公売保証金の提供方法: 現金等
入札期間: 令和4年3月28日午前8時30分から令和4年4月4日午後5時00分
入札の場所: 札幌国税局
公売保証金の納付期限: 令和4年4月4日午後5時00分
開札期日: 令和4年4月6日午前9時30分
開札の場所: 札幌国税局
買受代金納付期限: 令和4年4月20日午後2時00分
売却決定の日時: 令和4年4月20日午前10時00分
売却決定の場所: 札幌国税局
住居表示等: 北海道伊達市大滝区北湯沢温泉町45-8
交通機関: JR(北海道)室蘭本線 長和駅 車33分 JR(北海道)室蘭本線 伊達紋別駅 車34分
面積(地積)合計: 364.29平方メートル
主たる地目: 宅地
床面積合計: 125.23平方メートル
●Googleマップ
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●<「不動産競売物件情報サイトBIT」に掲載>千葉地方裁判所、アンテナ多数&クランクタワー付き一戸建ての競売物件(売却基準額:275万円)を公開
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●<無線機やリニアアンプがズラ~リ!“スパイ映画にでてくるような一室”>栃木県那須塩原市・白笹温泉郷、別荘地の中古一軒家が450万円で販売
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●<「アンテナ撤去後引き渡し」が残念!>太平洋が一望できる伊豆半島、自立タワー付きの中古別荘を1,500万円で販売中
●<案内に「アマチュア無線利用可」と表記!!>敷地内にクランクアップタワーが設置されている、兵庫県宝塚市の一戸建て賃貸物件
●【追記:最終入札300万円、最低落札価格に達せず】<ロケーション抜群!>青山高原(三重県)、20m級クランクアップタワーとアンテナ付きログハウスがヤフオクに出品
●関連リンク:
・国税庁公売情報 不動産詳細情報
・国税庁購買情報 物件情報(PDF形式)
・国税庁購買情報
公売参加の手引き(期間入札)(PDF形式)

長崎市のアマチュア無線ショップ「ハムセンター長崎」は2022年春、長崎県雲仙市内に「アマチュア無線機器歴史資料館」を開設する。古民家を活用した施設で、館内に春日無線工業(TRIO)や八重洲無線、井上電機製作所(IEW、ICE、ICOM)、三田無線(DELICA)など、おもに昭和30年代頃からのアマチュア無線機器、約50点を含む総数100台以上を常設展示するという。同館は2022年3月20日(日)と21日(月・祝)にプレオープンし、併せて新製品の展示なども行う予定だ。
ハムセンター長崎から届いた情報を整理して掲載する。
50周年記念 アマチュア無線を楽しもう
思わずびっくり ・古民家で「ハム機器の史料館」オープン
このたび、長崎県雲仙市においてアマチュア無線機器歴史史料館を常設しますのでご案内いたします。昭和30年頃の機器、TX-1からTX-88など昭和時代の春日無線工業(TRIO)や八重洲無線(YAESU)、井上電機製作所(ICOM)、三田無線(DELICA)などの機器を一堂に展示し準備中で、3月20日にプレオープンの形で開館します。毎月1回はイベントを開催しながらハムの楽しみを紹介していきます。
ぜひ一度お出かけいただき、周囲の古き観光地や雲仙温泉などお楽しみください。古い機器をお持ちの方で譲っていただくと展示をいたします。
◆仮称: アマチュア無線機器歴史史料館(ハムの殿堂)
◆プレオープン日時: 2022年3月20日(日)・21日(月・祝)午前10時開館
◆展示品: 昭和時代のハム機器 約50点ほか総数100台以上
・春日無線工業/トリオ:TX-1、TX-88、TX-88A、TX-88D、9R42J、JR-60、JR-388/TX-388S、TR-1000、TR-5000、TR-1100
・八重洲無線:FT-100、FR-100、FL-50/FR-50、FT-401、FLDX400/FRDX400、FT-101
・井上電機製作所/アイコム:FDAM-2、IC-21、IC-551
・三田無線研究所
・トヨムラ電気商会
・ユニデン 他

“TRIO”ブランドの春日無線工業が1954(昭和29)年12月に製造したとされる、3.5/7Mc帯用AM/CW送信機「TX-1」も史料館に展示される予定だ(「西日本ハムフェア」のハムセンター長崎ブースで撮影)
◆住所: 長崎県雲仙市国見町神代乙360
古民家450平米の一部120平米を活用した施設。小イベントもできる会場も準備中です
◆交通:
・島原鉄道「神代(こうじろ)」駅から徒歩5分(約250m)
・長崎自動車道「諫早インター」から国道57号線で雲仙市方面へ進行、諫早市内から国道251号線で島原方面へ20分
※長崎空港から車で1時間程度
・有明航送船(有明フェリー)「多比良」港より国道251号線を諫早方面に3km、約10分
◆問い合わせ先: ハムセンター長崎(電話 095-846-1950)まで
昭和の時代の懐かしいアマチュア無線機多数を常設展示する施設は珍しい。コロナ禍が収束したら観光を兼ねて見学に出掛けてはいかがだろうか。今年9月23日には西九州新幹線も武雄温泉~長崎間で開業する。史料館の詳細はハムセンター長崎へ問い合わせのこと。
●関連リンク: ハムセンター長崎

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。
2022年3月13日の第480回放送は「オンラインイベントの裏側」。番組スタッフがアマチュア無線のオンラインイベントの開催を経験して得たノウハウを伝えるという内容だ。
公開されたポッドキャスト音声は約50分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第480回の配信です

先週も、先々週に引き続きウクライナ情勢に関する記事に関心が集まった。先週のアクセスランキング1位は、ロシアアマチュア無線協会「SRR/Russian Amateur Radio Union」が、「SRRはIARU(国際アマチュア無線連合)とその加盟国の組織に訴えます」というメッセージを公表したニュース。その中で「紛争でロシア国家がどの側にいようとも、SRRは紛争に巻き込まれた国のアマチュア無線家や無線団体に対して非友好的な措置をとったことはありません」「ウクライナでの事件に関連して、…SRRはアマチュア無線の伝統(慣習)に忠実であること、アマチュア無線を使った感情的な行動を控え、互いの交流を絶やさず、知恵と相互理解を示し、それによって状況の迅速な解決に貢献することを求めます」と説明している。

ロシアアマチュア無線協会「SRR/Russian Amateur Radio Union」で紹介されている、ウクライナに関連する「ロシアのアマチュア無線組織を代表して訴えます」というメッセージ(SRR Webサイトから)
続く2位は、アイコム株式会社は2022年3月10日に発表した、1.8~50MHz帯をカバーする新製品の屋外設置型オートアンテナチューナー「AH-730」の新製品情報。従来品の「AH-4」では対応していなかった1.8MHz帯のチューニングが可能となり、最大定格入力電力も120Wから150Wに増強。整合状態を45個まで記憶するメモリー機能を搭載したほか、約2~3秒のハイスピードで自動チューニングができる(同一周波数で再チューニングする際は、約1秒で整合可能)。さらに、いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がない高強度樹脂を採用した防水ボディーを採用。4月上旬の発売予定で、希望小売価格は65,780円(税込み)。
3位は、「<JARLなど提出意見40件>総務省、アマチュアバンド(2.4GHz帯や5.7GHz帯)へ影響!?『空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの導入のための制度整備』パブコメ結果公表」。空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの導入を可能とするため、電波法施行規則等の一部を改正する省令案等について、総務省が行ったパブリックコメント(意見公募)で集まった意見と意見に対する総務省の考え方が公表された話題。2.4GHz帯や5.7GHz帯(アマチュア業務は二次業務)が含まれることから、無線家の間で関心の高い内容だったことから、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)や個人などから意見提出は40件(法人18件、個人など22件)に及んだ。
4位には、再びウクライナ関連で「<ウクライナアマチュア無線連盟(UARL)が>世界中のアマチュア無線コミュニティーから多くの励ましのメッセージを受け取ったと報告」という記事。ロシアの侵攻で非常事態宣言が発令され、アマチュア無線が全面的に禁止されているウクライナのアマチュア無線連盟「UARL/Ukrainian Amateur Radio League」は連盟の公式Webサイトにおいて「親愛なるみなさんへ」と題し、世界中のアマチュア無線コミュニティーから多くの励ましのメッセージを受け取ったとの報告を行ったことを伝えた。また、7位には、ウクライナ国立通信社「UKRINFORM(ウクルインフォルム)」が報じた、ロシアの軍事通信をウクライナが国歌で妨害しているとする投稿動画のほか、英国のBBC(英国放送協会)がウクライナやロシアの一部向けに短波放送によるニュース提供を開始したというニュースがランクインしている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<ロシアアマチュア無線協会(SRR)から>ウクライナ情勢に関連して「ロシアのアマチュア無線組織を代表して訴えます」とメッセージ
2)<1.8MHz帯対応、最大電力150W>アイコム、屋外設置型オートアンテナチューナー「AH-730」を4月上旬に発売すると発表
3)<JARLなど提出意見40件>総務省、アマチュアバンド(2.4GHz帯や5.7GHz帯)へ影響!?「空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの導入のための制度整備」パブコメ結果公表
4)<ウクライナアマチュア無線連盟(UARL)が>世界中のアマチュア無線コミュニティーから多くの励ましのメッセージを受け取ったと報告
5)<総務省データベース「無線局等情報検索」で確認>2文字コールサインの個人局残存数は1,050局、残存率は14.9%と判明
6)<免許を受けずにアマチュア無線局を開設>関東総合通信局、無線従事者(3アマ、4アマ)に対して45日間の行政処分
7)<BCLの話題>短波によるロシアの軍事通信をウクライナが国歌で妨害、英国BBCはウクライナやロシアの一部に短波放送でニュース開始
8)<「QRZ.com」アマチュア無線局データベース>ロシア局やベラルーシ局が検索できない状態に世界中のDXerが注視
9)<無料の“見逃し配信”は3月6日の20時56分まで>人気テレビ番組「ポツンと一軒家」に巨大アンテナを建てた山口県のアマチュア無線家が登場
10)<変更・改善点は45か所、今回からダウンロードサイトが変更に>FT8で人気のデジタル通信用ソフト「JTDX」、2022年3月1日付け最新バージョン(JTDX 2.2.159)公開

アマチュア無線業務日誌の定番ソフト(フリーウェア)として、多くの無線家に愛用されている「Turbo
HAMLOG(通称「ハムログ」)」。そのWindows版が2022年2月21日に「Ver5.35b」としてバージョンアップ(今までどおりMessageBoxも使えるように…など)したが( 2022年2月21日記事
)、今回「その後の進捗状況」として、3月12日に「追加・修正ファイル(ベータ版)」が公開(更新)された。

2月21日に公開されたTurbo HAMLOG Ver.5.35a
JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。そのWindows版が2022年2月21日に「Ver5.35b」としてバージョンアップしたが、今回「その後の進捗状況」として2022年3月12日に「追加・修正ファイル(ベータ版)」が公開(更新)された。
その後の進捗状況(2022/3/12の更新内容)
※Ver5.35bに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。
・入力ウインドウの黄色くヒットした部分からRemarksなどにドラッグするとき、他の局の内容を取り込んでしまうので修正。
●関連リンク:
・Turbo HAMLOG/Win Ver5.35b
・Turbo HAMLOGホームページ