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link hamlife.jp hamlife.jp (2024/10/7 17:05:37)

現在データベースには 5943 件のデータが登録されています。

feed <久しぶりの女子トーク回>「CQ ham for girls」第365回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 (2021/7/20 8:30:47)

「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。

 

 

 

 新たに音声ファイルが公開されたのは、2020年7月18日(日)15時からの第365回放送。久しぶりにJI1BTL 水田かおりとJI1KTI 原田美由香の2名による女子トーク回となった。前回の放送(水戸市での地上波FM放送)が放送機器の故障で流れなかったことのお詫びから落雷の話で始まり、猛暑の中での健康管理、この時期に発生することが多いEスポについて、昔は聞けた警察無線の話、ドラマに出てくる無線機の話などで盛り上がった。

 

 番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから(FMぱるるんのWebサイトリニューアルでURLアドレスが変更になっているので注意が必要)。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。

 

 

 

●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ

 

 

 


feed <総務省の最新データベース>無線局等情報検索(7月19日時点)、アマチュア局は1週間で156局(約22局/日)減少し「384,193局」 (2021/7/19 12:25:32)

日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2021年7月19日時点で、アマチュア局は「384,193局」の免許情報が登録されている。前回紹介した7月12日時点の登録数から1週間で156局ほど減少した。

 

 

 

 総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。

 

 その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。

 

 今回、2021年7月19日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「384,193局」の免許状情報が登録されていた。前回、7月12日時点のアマチュア局の登録数は「384,349局」だったので、1週間で登録数が156局ほど減少した。

 

 また、1982(昭和57)年12月にスタートした「パーソナル無線」は、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えたが、2021年7月19日時点のデータベースによると、パーソナル無線局として「43局」の免許情報が登録されていた。前回、7月12日時点の登録数は「46局」だったため、この間に1週間で3局が免許を失効したと思われる。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

 

<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映

 

<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた

 

<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!

 

 

 

 

2019年1月7日からWebサイトのデザインと仕様が変更された総務省が提供する「無線局等情報検索」サービス

例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」(左)と「移動する局」(右)の2つの免許状情報が表れる

 

 

●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局40万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 


feed <速度超過した違反者に反則金を返還>中国新聞、「山口・鳥取県警察が行ったスピード取り締まり、誤って未承認状態の無線機を使用」と報道 (2021/7/19 12:05:14)

中国新聞の2021年7月16日付ニュースサイト「中国新聞デジタル」の中国地方のニュースは、山口県警察と鳥取県警察が行ったスピード取り締まりにおいて使用した連絡用の無線機器など、警察活動のための無線局を開設する手続きを行う中国四国管区警察局が誤って該当する無線局の更新作業を怠り、無線局の承認を総務大臣から受けていない状態で使用していたことから、山口県警察はこの間に速度超過した違反者に“告知の取り消し、反点数の減点をせず反則金の還付”などを行ったと報道した。

 

 

 

 本件は既報のとおり( 2021年7月16日記事 )、中国総合通信局が公表した「中国四国管区警察局等は、令和3年5月31日を満了の日とされていた陸上移動局61局について、同年6月9日までの間、総務大臣から承認を受けず運用していました。この行為は、電波法((昭和25年法律第131号)第4条の規定に違反するものであり、再承認申請を行わなかった中国四国管区警察局に対し、電波法の遵守及び再発防止策の実施状況を令和3年7月末までに報告するよう指導を行いました」の詳細を伝える記事だ。

 

 中国新聞によると、「山口県警察は14署の管内45か所で取り締まりを実施」「速度超過した162人について告知を取り消し、納付済みの反則金約200万円を還付する」などと紹介している。

 

 詳しくは下記の関連記事から該当ニュースを確認してほしい。なお、掲載期間が短いので、早めの確認をおすすめする。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<総務大臣の承認を受けず陸上移動局61局を運用>中国総合通信局、電波法違反で警察庁(中国四国管区警察局など)に指導

 

 

 

●関連リンク:
・「無免許」無線使って取り締まり、反則金を返還へ 中国四国管区警察局(中国新聞デジタル)
・中国総合通信局 警察庁の電波法違反に対する指導

 

 

 


feed <社長の木下重博氏(JA8CCL)急逝のため>エレクトロデザイン株式会社、7月9日をもって「廃業」を告知 (2021/7/19 11:30:35)

米国エレクラフト社の無線機を始め、海外メーカーのアマチュア無線機器の輸入販売を手がけていた、千葉県のエレクトロデザイン株式会社(EDC)が2021年7月9日をもって廃業したことを同社Webサイトで告知した。今年5月9日に代表取締役社長の木下重博氏(JA8CCL)が急逝したことによるもの。同社は「皆様の長年に渡る並々ならぬご愛顧に心から感謝申し上げるとともに、皆様の今後のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます」と伝えている。

 

 

「廃業のお知らせ」を掲載した、エレクトロデザイン株式会社のトップページ

 

 

 エレクトロデザイン株式会社は1995年3月、計測制御を中心とした各種システムと電子機器の受託開発、技術コンサルティングを目的に千葉県柏市で設立。1990年7月に千葉県野田市に本社屋を移転。アマチュア無線関連では米国エレクラフト社の無線機器の日本総代理店となり「K1」「K2」「K3」「KX3」「KX2」など同社製品の輸入販売と日本語マニュアルの作成、独自の保証・サポート制度を導入したほか、EXPERT社などのSDR無線機器、HEIL SOUNDをはじめとするマイクロホン、欧米各社の電鍵・パドルなど、海外のさまざまな無線機器の輸入販売を行ってきた。同社の告知は次のとおり。

 


 

令和3年7月9日

 

廃業のお知らせ

 

時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 

さて、弊社は創業いらい皆様の多大なるご支援のもと存続してまいりましたが、弊社代表取締役社長木下重博が急逝致しました為 令和3年7月9日をもって廃業 いたすこととなりました。

 

皆様の長年に渡る並々ならぬご愛顧に心から感謝申し上げるとともに、皆様の今後の ご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。

 

在庫商品について準備が出来しだいホームページで、ご案内させて頂きますので宜しくお願いいたします。

 

有難うございました。

 

エレクトロデザイン株式会社

 


 

 急逝された代表取締役社長の木下重博氏(JA8CCL)は1948(昭和23)年生まれ。同社の経営のほか、近年は「日本ITU友の会アマチュア無線クラブ」の代表を務め、茨城県かすみがうら市に設けたシャックから、毎年「8J1ITU」の運用に尽力していた。

 

「8J1ITU」の固定局がある茨城県かすみがうら市のアンテナ群(2016年撮影)

 

 

YouTube「8J1ITU」アマチュア無線局のご紹介(日本ITU協会、2015年公開)

 

 

 木下重博氏のご冥福をお祈り申し上げます。(hamlife.jp)

 

 

 

●関連リンク:
・エレクトロデザイン株式会社
・ブログ エレクトロデザインニュース
・「8J1ITU」アマチュア無線局のご紹介(一般財団法人 日本ITU協会)

 

 


feed <書類提出局全局に記念品を贈呈>JARL滋賀県支部、7月22日(木・祝)10時からと13時から各2時間「第25回 ALL滋賀コンテスト」開催 (2021/7/19 10:00:21)

2021年7月22日(木・祝)10~12時と13~15時までの2回、日本国内のアマチュア局を対象に、JARL滋賀県支部主催の「第25回 ALL滋賀コンテスト」が、7/14/21/28/50/144/430MHz帯の各アマチュアバンドで行われる。時間ごと「シングルオペスプリントA」は10時~12時の2時間、「シングルオペスプリントB」は13時~15時の2時間、それぞれ任意の3バンドで競い合う。今回は25周年を記念してALL滋賀コンテスト第25周年記念JARL特別局「8J3SC」との完全な交信に6点が付与するとしている。また25周年記念して書類提出局全局に記念品が贈られる。

 

 

 

 交信対象は日本国内のアマチュア局で、得点は滋賀県内局との交信が5点、県外局との交信は1点。ナンバー交換は、県内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「運用地のJCC、またはJCGナンバー 」、県外局は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「運用地の都府県支庁ナンバー 」となる。

 

 なお「ご留意いただきたい内容」として、以下の案内を行っている。

 

1.滋賀コンテスト開催25周年を記念して、特別局8J3SCがコンテスト開催前にPRするとともに、コンテストにも参加します。8J3SCとの完全な交信は6点とします。なお、8J3SCはコンテストには参加しますが、特別局であるためチェックログ扱いとします。なお、コンテスト開催前のPR運用では、コンテストでの参加部門・種目以外での周波数・モードで運用する場合がありますので、ご留意ください。

 

2.25周年記念として、書類提出局全局に記念品を贈ります。さらに25周年記念のTシャツを作成し、特別賞として抽選で20局に贈ります(部門、順位に関係なく、無作為に抽選を行います)。

 

3.新型コロナウイルスの感染拡大により、ALL滋賀コンテスト開催時に各種要請が実施されている可能性があります。最終的なコンテストの実施内容に関しては、ALL滋賀コンテスト開始1週間前(7/15 木)までに支部HPでご案内いたしますので、必ずご確認頂いた上で、運用をお願いいたします。

 

4.コンテスト当日、特別局の8J3SCを運用頂ける方を募集しております。詳細はsi-contest(アットマーク)jarl.comまでお問い合わせください。

 

 

 紙ログと電子ログの締め切りは8月5日(木)消印有効(電子メールは8月5日23時59分までのタイムスタンプが有効)。詳しくは「第25回 ALL滋賀コンテスト規約」で確認してほしい。

 

 

「第25回 ALL滋賀コンテスト」の規約(一部抜粋)

 

 

●関連リンク:
・第25回 ALL滋賀コンテスト規約
・JARL滋賀県支部

 

 

 


feed <特集は「アマチュア無線で方言」>「ハムのラジオ」第446回放送をポッドキャストで公開 (2021/7/19 8:30:16)

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。

 

 

 2021年7月18日の第446回放送は特集が「アマチュア無線で方言」。アマチュア無線は“生の方言”に触れることができるのが特徴。そこでレギュラー陣が方言談義をする、という内容だ。

 

 公開されたポッドキャスト音声は約47分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。

 

 

 

●関連リンク: ハムのラジオ第446回の配信です

 

 

 


feed 上位独占! アマチュア無線専門誌の新刊情報、1位が「HAM world」&2位が「CQ ham radio」--7月11日(日)~7月17日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 (2021/7/18 9:30:27)

先週のアクセスランキング1位と2位が、2021年7月19日(月)発売のアマチュア無線専門誌2誌が独占する状況となった。1位は電波社のアマチュア無線誌「HAM world(ハムワールド)」2021年9月号に関する情報。特集は「アウトドアで思いっきり無線を楽しもう! モービル運用&移動運用 快適化計画」、注目記事は「アイコムID-52のバンドスコープ機能が拡張!」など。続く2位は、アマチュア無線界で唯一の月刊誌、CQ出版社の「CQ ham radio」2021年8月号に関する情報となった。特集は「国内交信から海外交信まで、夏の電波伝搬を楽しむ!」 。別冊付録として「FT8入門マニュアル 2021年最新版」が付く。

 

 

「HAM world 2021年9月号」の表紙

「CQ ham radio 2021年8月号」と特別付録の表紙

 

 

 続く2位は、「<総務大臣の承認を受けず陸上移動局61局を運用>中国総合通信局、電波法違反で警察庁(中国四国管区警察局など)に指導」。7月16日、中国総合通信局は「令和3(2021)年5月31日を満了の日」としていた警察庁(中国四国管区警察局などが使用)の陸上移動局61局について、同年6月9日までの間、総務大臣から承認を受けず運用していた電波法違反行為が発覚。本来であれば、6月1日以降に継続して運用するために必要な再承認申請を行っていなかったことから、電波法の遵守および再発防止策の実施状況を令和3年7月末までに報告するように、中国四国管区警察局に対して指導を行った。

 

 

 

 

 

 3位は、日本経済新聞は2021年7月10日付夕刊に「無線・文通…アナログ復権、電報も利用増 適度な距離感が心地よく」と題した記事を掲載したニュース。一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の会員数が27年ぶりに増加したことなどを伝え、コロナ禍で対面でのコミュニケーションが制約されるなか、デジタル化に疲れた中高年やSNSやスマートフォンの情報機器に慣れた若い世代にとって新鮮に感じられるアマチュア無線、文通といったレトロでアナログなやり取りが見直されだしたと伝えている。

 

 

27年ぶりのJARL会員数増加や、新たにアマチュア無線技士の資格を取ったハムなどを取材した記事を掲載(日経新聞夕刊 2021年7月9日付誌面)

 

 

 

※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。

 

 

1)<特集「モービル運用&移動運用 快適化計画」、注目記事「FT8でDX交信にチャレンジ」ほか>電波社、「HAM world(ハムワールド)」2021年9月号を7月19日(月)に刊行

 

2)<特集は「夏の電波伝搬を楽しむ!」、別冊付録「FT8入門マニュアル 2021年最新版」付き>CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio」2021年8月号を刊行

 

3)<総務大臣の承認を受けず陸上移動局61局を運用>中国総合通信局、電波法違反で警察庁(中国四国管区警察局など)に指導

 

4)<27年ぶりのJARL会員数増加など…>日本経済新聞、コロナ禍で「アマチュア無線」や「文通」などアナログコミュニケーションが復権の兆しと伝える

 

5)<受信専用、15m長の同軸ケーブル付属>エーオーアール、70~1500MHzの広帯域ディスコーンアンテナ「DA1500」を新発売

 

6)<九州地区のユーザーが参加対象>アイコム九州営業所、移転を記念し7月17日(土)にオンラインミーティングを開催

 

7)いまオンエアーしているJA局の情報が、リアルタイムにわかるスマートフォン用Androidアプリ「ClusterNow」登場

 

8)<公募による連盟本部局(JARL「HQ局」7チーム)が参戦>7月10日(土)21時から24時間、IARU主催「2021 IARU HF Championship Contest」開催

 

9)<「重要無線通信妨害対策実施本部」設置>東海総合通信局、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」開催に伴い電波監視体制強化へ

 

10)<楽しいエレクトロニクス工作では「雨量計」を製作>「月刊FBニュース」、9本の連載とニュース2本をきょう公開

 

 

 


feed <第一目標金額達成! NEXT GOAL120万円まであと少し>クラウドファンディングでARISSスクールコンタクト(宇宙飛行士と子供たちがアマチュア無線で交信)を含む総合サイエンスイベントを計画 (2021/7/17 12:25:13)

現在、「西南学院の生徒達にNASAスクールコンタクトをプレゼントしたい」との呼びかけのもと、インターネットを通じて不特定多数の人たちに資金提供を呼びかる「クラウドファンディング」が7月24日(土)23時まで行われている。すでに第一目標金額の40万円はあっという間に達成したが、通信機材の設置運営などに多額の費用がかかるため、120万円をネクストゴールと設定。この目標額もあと少しという状況で応援の輪が広がっている。

 

 

西南スクールコンタクト実行委員会が行っているクラウドファンディング。国内でクラウドファンディングを利用したARISSスクールコンタクトの開催は初めての試みだろう

 

 これは、西南学院中学校・高等学校(福岡県福岡市早良区)の生徒たちが、アマチュア無線の資格を持つ国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士とアマチュア無線を利用して交信を行うプロジェクト「ARISSスクールコンタクト」プログラムを中心に、科学や物理の面白さを伝える総合サイエンスイベントのための資金調達のためのクラウドファンディングだ。

 

 アマチュア無線を使って、国際宇宙ステーションにいる宇宙飛行士と交信するイベント「ARISSスクールコンタクト」を実現しようと、西南高校無線部OBが中心となり、実行委員会が結成された。

 

 西南学院はミッション系の学校として、中学から大学まで一貫教育を行っている。西南学院高校マルチメディア部にはアマチュア無線クラブ局「JA6YAV」があり、今回実施されるARISSスクールコンタクトでは、西南学院チャペルおよび無線部部室がイベント会場となる。

 

 ARISSスクールコンタクトは2021年7月22日に実施される予定で、地上側のコールサインは「8N6SW」が割り当てられている。現在、ISSには日本人の星出彰彦宇宙飛行士(KE5DNI)が滞在している。事前情報によれば、日本人同士、日本語による交信が行われる予定だ。

 

 なお、今回のARISSスクールコンタクトを中心とした、科学や物理の面白さを伝える総合サイエンスイベントを実行するにあたり、その資金調達にクラウドファンディングを用いる試みは国内では初めてだろう。募集金額は1万円、3万円、10万円の3タイプ。それぞれリターン(お礼)を用意している。

 

 

【プロジェクト要項】

 

●開催日時
 日本時間:2021年7月22日(木)18時14分~(予定)

 

●開催場所
 西南学院チャペルおよび無線部部室

 

●主催者
 NASAtoSWスクールコンタクト実行委員会

 

●イベント内容
 西南学院中学校・高等学校において、NASA国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士とアマチュア無線で交信するイベント(スクールコンタクト)を行います。

 

●イベントの目的

①科学技術に理解と関心を深める。

②学校での授業内容は、最先端の分野においても、不可欠な基盤であることに現実感を持って理解する。

③無線技術は先進通信技術の基礎である事の理解。

 

●その他
 西南学院OBと先生による講演。①授業にない宇宙と物理の講演②NASAで務めるOGによるZoom講演…など、メインイベントとともに世に出て活躍されている諸先輩の話をいただきます。

 

 

「NASA to SWスクールコンタクト」の実施概略を紹介するWebサイト

 

 

 今回、西南スクールコンタクト実行委員会代表の鐘ヶ江重宏氏(JE6DNN)から、hamlife.jp宛てにコメントが届いたので紹介しよう。

 

 


 

 

 スクールコンタクトを単独で行うのではなく、いくつかのプログラムを組み合わせたサイエンスイベントとして実施いたします。科学技術研究のトップランナーを迎えて生徒向けの講演、物理の面白さをつたえる理科教師による講義、パネルディスカッション等の構成としました。

 

 このように複合的プログラムを配することで、一般の生徒さんへの訴求効果が相当見込まれます。先日行った10数名の交信者を募る説明会には実に70名以上の生徒さんに集まっていただきました。

 

 開催当日は感染対策をとるため、100名程度の会場観覧希望者としましたが、さらにライブ視聴者数は数百名を見込んでいます。本人の希望で既に数名の生徒さんが免許取得のためのeラーニングを受講していることから、規模を大きくすることで免許取得希望者も増加することが期待できると考えます。

 

 今回のスクールコンタクトではサテライト愛好者の集まりではなく、無線部OBが結集、熱意によって企画準備されました。先輩後輩、仲間をつなげる牽引役としても西南スクールコンタクトは有効で、たくさんのOBに支えられた会となりました。

 

 クラウドファンディングは初めてのチャレンジとなりました。スクールコンタクトそのものは、自前の無線機やアンテナを持ち込めば高額な費用はかかりません。今回は2時間半以上のプログラムを組んだため、進行ディレクター、カメラマンや音声、スイッチャーなどプロの方にある程度お願いしたため経費が大幅にかさむことになりました。

 

 一方で、同窓会を始め無線家などからご支援やご協力がある程度得られる見込みはありました。同窓会やOBの集まりにはできるだけ顔をだし、クラウドファンディングを開始した際のご協力をお願いして回っていました。

 

 クラウドを利用する最大のメリットは集金の手間を減らすことができたことです。以前であれば、ご寄付願いの用紙を作り、たくさんの方に振込用紙を配って回る必要がありましたが、不要となります。

 

 また支援いただく方にとってもクラウドは比較的簡単に実行していただけます。管理も簡単で、クラウドファンディングという第三者が入ることによって透明性も確保できます。デメリットは手数料がかかることですが、利便性や省力化のメリットが上回ったと考えられます。

 

 我々のスクールコンタクトの特徴は、魅力的なスクールコンタクトにするために規模を拡大したこと、そして増加する費用に対してはクラウドファンディングで対応したことでしょう。クラウドファンディングを活用したスクールコンタクトは初めての試みです。

 

 様々なスタイルのスクールコンタクトがあっていいと思いますし、その中で我々のやり方もひとつのモデルとなりますよう、是非とも成功させたいと思っています。アマチュア無線を発展を願って、ぜひ全国のアマチュア無線家にも我々のスクールコンタクトにご理解を賜り、ご支援を頂ますようお願いいたします。

 

 

NASAに務める西南学院高校無線部OGの岩下友美さん(第3級アマチュア無線技士)によるアメリカ・カリフォルニア(Zoom中継)からの講演などを予定している(「NASA to SWスクールコンタクト」Webサイトから)

 

 

 

●関連リンク:
・西南学院の生徒達にNASAスクールコンタクトをプレゼントしたい(READYFOR)
・西南スクールコンタクトアマチュア無線
・クラウドファンディングとは(READYFOR)
・西南学院中学校・高等学校

 

 

 


feed 【速報】<7月16日に行われた開局セレモニーの模様>東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念 アマチュア無線記念局「JA1TOKYO」オンエアー開始 (2021/7/17 12:05:39)

2021年7月16日(金)、東京都西東京市のスカイタワー西東京を会場に、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が開設・運営する「<東京2020公認プログラム>東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催記念 アマチュア無線記念局『JA1TOKYO』」の開局セレモニーが開催され、各バンド・モードでオンエアーを開始した。開局第一声は髙尾義則JARL会長(JG1KTC)が21MHz帯のSSBで行い、夕方には泉田裕彦衆議院議員(7K1KJK)が公務の忙しいなか駆けつけ、7MHz帯で見事なオペレートで猛パイルをさばいていた。JARL Webによると同局の運用は8月8日(日)まで。この開局セレモニーの模様がhamlife.jpに届いたので紹介しよう。

 

 

※パソコンでご覧になっている場合、小さい画像はクリックすると拡大します。

 

関係者による記念撮影

7MHz帯で猛パイルをさばく泉田裕彦衆議院議員(7K1KJK)(左)と髙尾義則JARL会長(JG1KTC)

 

 アマチュア無線記念局「JA1TOKYO」の無線局免許の交付日は、開局セレモニー当日の「2021年7月16日」。これから8月8日(日)の運用最終日まで、日本国内はもちろん世界中のアマチュア無線局と交信を行っていくことになる。オリパラ記念局であることはもちろん、「JA1+サフィックス5文字」の珍しいコールサインと運用期間が短いことから、猛烈なパイルアップになることは必至だろう。

 

 すでに、5月1日から9月5日までの限定で、JARL各地方本部ごと開設する移動局「8J※OLYMPIC」の10局と、ハイパワー出力で世界中に向けて発信する「8N※OLP」の15局、合計25局がJARL特別記念局( 2021年5月1日記事 )が運用を開始している(※には1~0のエリア番号が入る)ので、今回の「JA1TOKYO」開局により、東京2020公認プログラムとして開設された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催記念 アマチュア無線記念局のすべてが出そろった。

 

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で緊急事態宣言下のなか、開局セレモニーは最小限の関係者が集まるなかで行われ、髙尾JARL会長は「東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を1週間後に控え、記念局を開局することができました。関係の皆様に御礼を申し上げます。本日から東京2020オリンピック・パラリンピック開催期間中、JA1TOKYOを運用しオリンピック・パラリンピックを盛り上げていただきたいと思います。 皆様どうぞよろしくお願い申し上げます」という趣旨の挨拶を行った。

 

 セレモニー終了後、各バンドごとアマチュア無線メーカー各社から提供された最新の無線機にそれぞれ担当オペレーターが付き運用を開始。7MHz帯などを中心に早速猛烈なパイルアップ状態となった。

 

 

東京オリンピック記念局実行委員会の島田守康委員長(JH1LWP)(右)へ髙尾義則JARL会長(JG1KTC)から「JA1TOKYO」の無線局免許状が手渡され、運用が正式にスタートした

「JA1TOKYO」の無線局免許状。免許の日付は7月16日、有効期限は9月5日となっているが、JARL Webは「運用は8月8日まで」と発表している

 


「JA1TOKYO」の無線機。各メーカーの機種がバンドごとに用意されている

 

三密(密集、密接、密閉)を避けて運用できるように配置された会場

運用関係者はお揃いのTシャツを着用

 

 

JARLのラジオ情報番組「Radio JARL.com」(ラジオ・ジャール・ドット コム)では、泉田議員と髙尾会長とのトークも収録された

 

 

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<東京2020応援プログラム> JARLが開設するオリンピック・パラリンピック特別記念局「8J※OLYMPIC」「8N※OLP」が5月1日からオンエアー

 

<東京2020公認プログラム>東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を記念して6種類の「東京2020 JARL記念アワード」発行

 

<東京2020公認プログラム>5月1日から9月5日まで、東京2020オリンピック・パラリンピック開催記念「東京2020 JARL記念QSOパーティ」開催

 

 

 

●関連リンク:
・東京2020オリンピック・パラリンピック開催を記念した記念局「JA1TOKYO」の運用を東京都西東京市で開始!!(JARL Web)
「JA1TOKYO」の運用を東京都西東京市で開始!! (JARL Web)
・東京2020 応援プログラム JARL記念局インフォメーション(JARL Web)

 

 

 


feed 1エリア(関東)で7月に入って3回目の更新--2021年7月17日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況 (2021/7/17 9:30:20)

日本における、2021年7月17日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。 1エリア(関東管内)の関東総合通信局から、7月に入って3回目の更新発表があった。

 

 

 

 各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。

 

 

 

 

 ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。

 

 その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。

 

 さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。

 

 また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。

 

 しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。

 

 このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。

 

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給

 

<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始

 

 

 

●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 


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