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現在データベースには 5914 件のデータが登録されています。

feed <アマチュア無線の利用範囲の見直し、無資格者による体験運用の機会拡大>JARL髙尾会長とJARD三木会長が共同で、総務省へ「アマチュア無線による社会貢献活動への取り組み等に関する要望書」を提出 (2020/10/6 19:15:26)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の髙尾義則会長と一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の三木哲也会長は2020年10月5日に総務省を訪問し、総合通信基盤局の竹内芳明局長へ「アマチュア無線による社会貢献活動に関する取り組み」と「無資格者による、より一層の体験運用の機会拡大」を趣旨とする要望書を提出した。JARLとJARDが連携して総務省へ要望書を提出するのは極めて珍しい。竹内局長からは「早期の実現に向けて努力する。実現の際には、アマチュア無線による社会貢献が有効活用できるように周知活動に努めてほしい」との回答があったという。

 

 

左から、JARD三木会長、JARL髙尾会長、総務省総合通信基盤局 竹内局長

 

 

 まず、10月6日のJARL Webの掲載記事から抜粋で紹介する。

 


 

アマチュア無線による社会貢献活動への取り組みに関する要望書を提出

 

 JARLの髙尾義則会長とJARDの三木哲也会長は、10月5日に総務省を訪問し、これまで両団体において検討してきたアマチュア無線による社会貢献活動に関する取り組み、および無資格者によるより一層の体験運用の機会拡大について、総務省総合通信基盤局の竹内芳明局長へ、要望書を手渡しによる提出を行い、早期の実現に向けての協力をお願いしました。

 

 竹内局長からは「早期の実現に向けて努力する。実現の際には、アマチュア無線による社会貢献が有効活用できるように周知活動に努めてほしい」との回答をいただきました。

 

 その後、髙尾会長と三木会長は、総合通信基盤局電波部の鈴木信也部長ともお会いし、竹内局長への要望書の提出を報告するとともに、アマチュア無線のより一層の普及促進のため、早期実現に向けての法整備等への協力をお願いしました。

 

 両団体により提出した要望の内容は、さらなるアマチュア無線の振興とその利活用に向けて、アマチュア無線の制度を拡大し、アマチュア無線の利用として国や地方自治体が実施する地域活動やイベント等を支援するボランティアによる通信が明示的に可能となるようにアマチュア無線の利用範囲の見直しと、先日、制度化が行われた無資格者による運用についても、児童等へのさらなる範囲拡大を要望するものです。

 

 JARLおよびJARDの両団体は、これら要望した事項の早期実現について総務省へ協力のお願いをしてまいります。

 


 

 

 

左から総合通信基盤局電波部 鈴木部長、JARD坂本専務理事、JARD三木会長、JARL髙尾会長

 

 JARLの第52回理事会報告によると、提出した要望書の内容は「社会貢献活動の促進として、災害時等のボランティア活動や地方公共団体等のイベント・地域活動等において、アマチュア無線が日常的に支援できるようにするための利用範囲の拡大」と、「無資格運用の制度について、小中学生に限っては家庭内や学校内にアマチュア無線資格者がいれば日常的に体験できるように改正」という2点を骨子とするものという。

 

 またJARDは、かねてから“国民共有の財産である電波の利用は、広く国民に還元されるべきもの”と位置付け、「アマチュア無線の本来業務の一つとして、ボランティアとして実施する災害時の通信や、その訓練も兼ねた公的イベント等の運営に係る通信などの“社会貢献”を含めるべき」と考えに立ち、総務省が行ったパブリックコメント募集時にも「単なる趣味の範囲を超え、災害時の通信等の“社会貢献”をアマチュア無線の本来業務の一つとし、その社会的役割や意義をより明確にすることにより、国民から見てよりクールなものとしてアマチュア無線が存在し、裾野の広がりが大いに期待できる」との意見を表明してきた。また今年度のJARD事業計画の中にも「アマチュア無線の社会的位置づけの向上を図る」という項目を盛り込んでいる。

 

 アマチュア無線界を代表する2つの団体が共同で要望書を提出したことで、総務省がどのように検討を進めるか注目されるところだ。

 

 

下記の記事も参考に↓

<理事会報告、ただし書き地方本部長の委嘱ほか>JARLが最近公表した連盟運営に関する情報まとめ (2020年10月2日掲載)

 

<JARL、JARD、電波新聞社、個人…が意見提出>資格を持たない青少年にアマチュア無線に触れる機会を! 総務省「令和元年度フォローアップ会合(案)」に対するパブコメ結果を公表(2019年12月27日掲載)

 

 

 

●関連リンク:
・アマチュア無線による社会貢献活動への取り組み等に関する要望書を提出(JARL Web)
・JARL
・JARD

 

 

 


feed <「8J」「8N」で始まるコールサイン>2020年10月に運用されるJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局に関する情報 (2020/10/6 12:25:23)

2020年10月に運用が予定されているJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局に関する情報を紹介しよう。なお、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、全国各地で人が集まるイベントの中止が続いているが、それにともない記念局の運用計画も大きく変わっているので注意してほしい。

 

 

 

●2020年10月に運用されるJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局

 

 

 上記リストは2020年10月6日現在で有効な無線局免許のある記念局等を抜粋したもの。名称の後のカッコ内の記号は、1:JARL特別記念局、2:JARL特別局、N:JARL以外の記念局、A:ARISS局、E:体験局を意味する。なおこれらの局の違いについては、8j-station.infoの「記念局・臨時局とは」を参考にするとわかりやすい。

 

 

 

●関連リンク:
・8j-station.info
・特別局及び特別記念局の開設基準(PDF形式/JARL Web)
・JARL特別局または特別記念局を開設するには…(JARL Web)

 

 

 


feed <日本初 “体験局+記念局” のダブル免許>日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブが「ジャンボリー・オン・ジ・エアー 2020」に合わせて「8J1JOTA」を運用 (2020/10/6 12:05:34)

アマチュア無線を通じて全世界のスカウトが知識と友情を深め合う公式国際行事「ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020(JOTA 2020)」が、2020年10月16日(金)から18日(日)まで開催される( 10月5日掲載の記事参照 )が、この行事に合わせて日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ(JA1YSS)は、東京都杉並区から日本初となる“臨時体験局+記念局”のダブル免許を受けた「8J1JOTA」を運用。アマチュア無線技士の資格を持たないスカウトも運用に参加する計画だ。

 

 

8J1JOTAのQSLカード

 

 

 今年4月21日の法改正で、アマチュア無線の資格を持たない人も運用できる“臨時の社団局(体験局)”の開設が可能になり、7月4日からは大阪府池田市で「8J3YAA/3」、7月18日には東京都豊島区で「8J1YAA」、8月23日に愛知県名古屋市で「8J2YAA/2」などが運用されている(その他これまでに8J1YAB、8J4YAA、8J6YAAなどの体験局が期間限定で免許されている)。

 

 今回、ボーイスカウトに代表されるスカウト運動の世界団体「世界スカウト機構」が行う、アマチュア無線を通じて全世界のスカウトが知識と友情を深め合う公式国際行事「ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020(JOTA 2020)」に合わせて、日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ(JA1YSS)が“臨時体験局”と“記念局”のダブル免許を得た「8J1JOTA」を東京都杉並区から各バンドで運用する。

 

 以下、ボーイスカウト日本連盟の関係者からhamlife.jpに届いた情報を整理して紹介する。

 

「ジャンボリー・オン・ジ・エアー 2020」に伴う体験局/記念局、クラブ局運用について

 

★運用する局とコールサイン:

 

①体験局/記念局「8J1JOTA」
 (名称:日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブJOTA体験局)
・主な運用期間:2020年10月16日(金)~18日(日)の3日間
・運用場所:公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟「スカウト会館」(東京都杉並区)

 

8J1JOTAのQSLカード

 

②日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ 社団局「JA1YSS」
・主な運用期間:2020年10月16日(金)~18日(日)の3日間
・運用場所:
 公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟「スカウト会館」(東京都杉並区)
 および移動運用を実施予定

 

JA1YSSのQSLカード

 

③日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ東京 社団局「JH1YSS」
・主な運用期間:2020年10月16日(金)~18日(日)の3日間
・運用場所:
 公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟「スカウト会館」(東京都杉並区)
 および移動運用を実施予定

 

JH1YSSのQSLカード

 

★3局の一斉運用について:
 10月18日(日)は期間中で一番、全国のスカウト局の運用が多いことから、当クラブでは「8J1JOTA」は杉並区の常置場所から、「JA1YSS」と「JH1YSS」は移動運用地から、それぞれ同時運用を行ってイベントを盛り上げます。

 

★参加証の発行:
 参加スカウトと同様に、スカウト局と交信をいただいた一般のアマチュア局向けに、ボーイスカウト日本連盟が発行するJOTA-JOTI参加証をHPからダウンロードいただけるように準備中です。ルールと受け渡し方法は確定後、Webサイト等でアナウンスいたします。

 

★その他:
・運用場所のスカウト会館(東京都杉並区)は安全管理の観点から一般公開は行わず、スカウト関係者のみの予約制入場になります。
・「8J1JOTA」「JA1YSS」「JH1YSS」の3局でデザインが異なる特製QSLカードを発行します。

 

 

 

関連リンク:
・ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020実施要領 PDF(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・JOTA-JOTI2020(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・Jamboree on the Air – Jamboree on the Internet(世界スカウト機構)

 

 

 


feed <「アウトドアミーティング2020 in 八王子市」と「第41回全市全郡コンテスト」の案内>「Radio JARL.com」第92回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 (2020/10/6 10:00:30)

「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは毎週日曜日の23時から東京都西東京市の「FM西東京」でも放送されている。

 

 

 

 新たに音声ファイルが公開されたのは2020年10月4日(日)21時からの第92回放送。前半では10月11日(日)に東京都八王子市の「片倉つどいの森公園」で開催される、JARL東京都支部と神奈川県支部の合同による「アウトドアミーティング2020 in 八王子市」の概要を東京都支部長のJG1DKJ 澤田氏にインタビューした。当日は不用品交換ジャンク市、メーカーによるブース出展、弁当販売、体験局運用もあるほか、有志がYouTubeで会場の生中継をするという。台風14号の接近で天候が心配だが「小雨決行だが、雨の日は無理しないで」と呼び掛けた。

 

 後半は10月10日(土)21時から11日(日)21時まで行われる「第41回全市全郡コンテスト」の案内を行った。コンテスト委員会は「 マルチオペ部門を含めて規約通り開催します。手洗いの徹底・マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、密閉、密集、密接となる行動を避けるよう、参加者は各自注意を払ってください」「コンテスト期間中の気象情報等に注意し、充分な対策を行っていただき、無理のない運用をお願いします」と呼び掛けている

 

 

 番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。

 

 

 

●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ

 

 

 


feed <CQ誌10月号の内容紹介その2>「CQ ham for girls」第324回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 (2020/10/6 8:30:14)

「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。

 

 

 

 新たに音声ファイルが公開されたのは、2020年10月4日(日)15時からの第324回放送。アマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」副編集長の吉澤氏(JS1CYI)をゲストに、同誌2020年10月号(9月19日発売)の内容紹介(特集 HF運用お役立ちガイド、QSLカードのデザイン面を自作しよう、アマチュア無線の面白チャレンジ)を行った。この続きは次週で行われる。

 

 番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。

 

 

 

●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ

 

 

 


feed <再び1,000局以上/月の減少ペースに>総務省が2020年8月末のアマチュア局数を公表、前月より1,131局少ない39万3,003局 (2020/10/5 18:00:25)

2020年10月5日、総務省は2020年8月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2020年7月末のデータから1か月間で1,131局”減少し、393,003局となった。毎月1,000局以上のペースで減少傾向が続いていたアマチュア局だったが、前回公表された2020年7月末のデータでは15か月ぶりに1,000局以上/月が改善。前月比で800局の減少数となったものの、今回公表された2020年8月末のデータで、再び減少スピードが戻った形だ。一方、一部有効期限の残っている局を除き2015年11月末で使用期限を迎えた「パーソナル無線」は、2020年8月末の時点で285局が免許登録している。この1か月の間に17局が廃局となったと思われる。

 

 

2013年4月末から2020年8月末までのアマチュア局数の推移。2020年7月末から1か月間で1,1131局減少し39万3,003局となった

 

 

 アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年3月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から53か月間で43,386局減少したことになる。

 

 

2012年以前は1か月間に1,000局から2,000局単位でアマチュア局が減少。2013年以降は「東日本大震災」による開局ブーム!?の影響で減少数も落ち着いてきたが、5年ごとに行うアマチュア局の更新手続き(再免許申請)の煩わしさの影響からか、5年経過したタイミングの2017年12月末から、ほぼ毎月1,000局以上減少し続け、直近では減少スピードが加速している

 

 

 

●2020年8月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳

 

・1エリア(関東管内): 113,965局(114,156局)

・2エリア(東海管内): 50,669局(50,984局)

・3エリア(近畿管内): 47,342局(47,485局)

・4アリア(中国管内): 24,063局(24,112局)

・5エリア(四国管内): 18,186局(18,249局)

・6エリア(九州管内): 32,826局(32,900局)

・7エリア(東北管内): 41,709局(41,824局)

・8エリア(北海道管内):36,125局(36,171局)

・9エリア(北陸管内): 9,587局(9,624局)

・0エリア(信越管内): 16,280局(16,363局)

・6エリア(沖縄管内):  2,251局(2,266局)

 

※カッコ内の数字は2020年7月末の局数を表す

 

 

 

 

 

 なお、沖縄総合通信事務所管内のパーソナル無線局が前回公表された2020年7月末のデータから0局となり、同総合通信事務所から,無線局免許状が交付されたパーソナル無線局は消滅した。

 

 

●2020年8月末、パーソナル無線局の各管内局数内訳

 

・関東管内: 82局(86局)

・東海管内: 22局(25局)

・近畿管内: 9局(12局)

・中国管内: 23局(23局)

・四国管内: 11局(12局)

・九州管内: 50局(52局)

・東北管内: 52局(55局)

・北海道管内: 24局(24局)

・北陸管内: 3局(4局)

・信越管内: 9局(10局)

・沖縄管内: 0局(0局)

 

※カッコ内の数字は2020年7月末の局数を表す

 

 

 

●関連リンク:
・無線局統計情報(総務省)
・Internet Explorer上でExcelファイルを開いた場合に発生する事象について(総務省)
・東日本大震災(ウィキペディア)

 

 

 


feed <世界各国のスカウトが電波で国際交流>10月16日(金)~18日(日)「ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020(JOTA 2020)」全世界で開催!! (2020/10/5 17:00:21)

“ボーイスカウト”に代表されるスカウト運動の世界団体「世界スカウト機構」は、スカウトたちがアマチュア無線の電波を通じて国内各地や外国のスカウト仲間と交信し、お互いを理解し知識と友情を深めることを目的とした公式国際行事「ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020(JOTA 2020)」を、2020年10月16日(金)各国時間の0時から10月18日(日)同24時まで、主要アマチュアバンドの「世界スカウト周波数」で実施する。

 

 

JOTA-JOTI2020のシンボルマーク

 

 

「ジャンボリー・オン・ジ・エアー(JOTA)」は、世界各国のスカウトが電波を通して国際交流を深める行事として、1957年にイギリスで行われた「第9回世界ジャンボリー」で初めて行われ、今年で63回目となる。また最近はJOTAと同趣旨で、インターネットを利用した「ジャンボリー・オン・ジ・インターネット(JOTI)」も同時に開かれている。

 

JOTAの交信風景(関係者提供写真)

 

 公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟によると、今年のJOTAの開催概要は次のとおり。

 

 

◆名称: ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020(略称 JOTA 2020)

 

◆目的:
●世界スカウト機構が主催する公式国際行事で、スカウトがアマチュア無線行事に参加し、電波を通じて国内各地や外国のスカウト仲間と交信し、お互いを理解し、知識と友情を深めることを目的とする。

 

●世界的な活動の中でワイヤレスIoT人材の裾野を広げ、若い人材の創出に寄与します。

 

●免許を持たないスカウトも、参加局の交信を聴取し各地や各国のスカウト活動を理解する。

 

●この行事を機会とし、関連するチャレンジ章、技能章の取得を目指す。

 

◆日時: 2020年10月16日(金)00:00~18日(日)24:00の72時間
 (世界各国とも、それぞれの標準時間で実施する)

 

◆活動内容:
●国内外のスカウト関係者が、アマチュア無線を通じて誰でも参加することができます。

 

●班、隊、団、地区、県連盟などのグループでそれぞれのプログラムとして実施したり、個人や任意のグループとして参加したりと、参加形態は問いません。

 

●行事終了後は、これらの記録をとりまとめ、所定の様式(日本連盟のホームページに今後掲載される)による報告書を提出してください。

 

(1)アマチュア無線の免許を所有する者
・国内各地や外国のスカウト仲間と交信し、互いの氏名・所属団・所在地・活動状況等を 話し合い、記録する。

 

(2)アマチュア無線の免許を持たない者
・日本では、免許を持たない者の交信は、電波法で禁止されているため、参加局の交信を聴取することによる参加とする。または、体験局として開設する参加局にて交信する。
・所属する隊・団・地区・県連盟でプログラムとして実施される場合は、これに参加する。
・周辺で実施されない場合は、一般のアマチュア無線局の協力を得て参加する。

 

◆運用方法:
●世界スカウト周波数に定められている下記の周波数、またはその前後の周波数において、スカウト仲間を呼び出すか、応答し交信相手を決めます。

 

●相手局が決まったら、他の周波数に移り交信を開始する。ただし、周波数帯によっては、混信のため移れない状態もあるため注意します。

 

●使用できる周波数と電波形式は、周波数帯ごとに電波法で細かく定められています。

 

●日本アマチュア無線連盟の定める各周波数帯の「アマチュア無線バンド使用区別」に従う。

 

 

◆参加規定 (スカウト局の参加登録・申し込みは省略)
(1)参加局は、免許を受けている出力・周波数・電波型式の範囲内で運用します。

 

(2)電波法その他諸規則を厳格に守り、日本アマチュア無線連盟の定める各周波数帯のアマチュア無線バンド使用区別に従います。

 

(3)呼び出しは次の要領により、これに対し応答します。
・無線電話:CQジャンボリー
・無線電信:CQJAM

 

(4)世界スカウト周波数は、原則として呼び出しだけに利用します。

 

 開催期間中は各周波数でスカウトたちの交信が聞こえると思われる。また日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブは東京都杉並区のボーイスカウト日本連盟スカウト会館で、体験局 兼 記念局の「8J1JOTA」を運用する。無資格者も交信体験ができる“臨時体験局”とイベントの記念局の組み合わせは日本初と思われる。おもな運用期間はJOTA期間中10/16~18の3日間を予定している。詳細はhamlife.jpの別記事で紹介の予定だ。

詳細は下記関連リンク参照。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<写真リポート>海外から訪れたハムに開放! 24時間体制、第23回世界スカウトジャンボリー記念局(臨時局)「8N23WSJ」の運用状況

 

 

 

●関連リンク:
・ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020実施要領 PDF(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・JOTA-JOTI2020(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・Jamboree on the Air – Jamboree on the Internet(世界スカウト機構)

 

 

 


feed <総務省の最新データベース>無線局等情報検索(10月5日時点)、アマチュア局は1週間で284局(約41局/日)減少し「391,964局」 (2020/10/5 12:25:27)

日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2020年10月5日時点で、アマチュア局は「391,964局」の免許情報が登録されている。前回紹介した2020年9月28日時点の登録数から1週間で284局ほど減少した。

 

 

 

 総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。

 

 その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。

 

 今回、2020年10月5日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「391,964局」の免許状情報が登録されていた。前回、2020年9月28日時点のアマチュア局の登録数は「392,248局」だったので、1週間で登録数が284局ほど減少した。

 

 なお、1982(昭和57)年12月にスタートした「パーソナル無線」は、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えたが、2020年10月4日時点のデータベースによると、パーソナル無線局として「264局」の免許情報が登録されていた。前回、2020年9月28日時点の登録数は「272局」だったため、この間に1週間で8局が免許を失効したと思われる。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

 

<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映

 

<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた

 

<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!

 

 

 

 

2019年1月7日からWebサイトのデザインと仕様が変更された総務省が提供する「無線局等情報検索」サービス

例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」(左)と「移動する局」(右)の2つの免許状情報が表れる

 

 

●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局40万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 


feed <10月は「受信環境クリーン月間」>河北新報、「アマチュア無線違反の検問実施 東北通信局と気仙沼署 工事車両対象」と報道 (2020/10/5 12:05:16)

宮城県の県紙「河北新報」のインターネット版「河北新報ONLINE NEWS」は2020年10月3日に「アマチュア無線違反の検問実施 東北通信局と気仙沼署 工事車両対象」と題した記事を掲載した。東北総合通信局は宮城県警気仙沼署とともに不法無線局の取り締まりを実施し、無免許でアマチュア無線などを運用する工事車両などがいないか検問を行ったとしている。折しも10月1日から31日までは「受信環境クリーン月間」である。受信環境の保護を目的に、全国の総合通信局では周知広報活動のほか、警察など捜査機関と共同で不法無線局の取り締まりなどが積極的に行われている。
※記事下の関連リンクから確認できますが、記事の公開期間が短いので早めの確認をおすすめします。

 

 

 

 記事によると、10月2日、東北総合通信局は宮城県警気仙沼署とともに国道284号線において不法無線局の取り締まりを行った。当日は総通職員と警察署員の計21人態勢で臨み、アンテナを取り付けたトラックやダンプカーなどの大型車両をパーキングエリアへ誘導し、許可された無線局なのか、また使用している無線機についてドライバーへ尋ねたとしている。

 

 約2時間半の取り締まりで計18台を調査。幸い、電波法違反となる摘発者はいなかったが、東北総合通信局によると、2011年3月11日に発生した東日本大震災のあと、被災地の復旧工事の工事車両による不適切な無線の利用が目立つほか、宮城県警気仙沼署にも同様の苦情が寄せられているそうだ。

 

 詳しくは、下記の関連リンクから写真付きの河北新報の記事で確認してほしい。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<電波障害の防止、不法局などの取り締まり強化へ>受信環境の保護を目的に10月1日から31日まで「令和2年度 受信環境クリーン月間」

 

 

令和2年度「受信環境クリーン月間」周知用ポスター

 

 

 

【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

●関連リンク:
・アマ無線違反の検問実施 東北通信局と気仙沼署 工事車両対象(河北新報)
・受信環境クリーン協議会

 

 

 


feed <特集は「JARLについて、考えてみよう」>「ハムのラジオ」第405回放送をポッドキャストで公開 (2020/10/5 9:00:13)

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。

 

 

 2020年10月4日(第405回)の特集は「JARLについて、考えてみよう」。日本最大のアマチュア無線団体であるJARL(一般社団法人 日本アマチュア無線連盟)の存在意義を考えてみるという趣旨で、発足から現在までの歴史を紹介し、電波法における“アマチュア業務”の定義、誰のための組織なのかを議論。JARLは会員のためのお遊びグループや生活協同組合ではないと直言した。

 

 公開されたポッドキャスト音声は約48分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesか、Sticherのリンクからも聴くことができる。

 

 なお「ハムのラジオ」は、地上波としては千葉県成田市のラジオ成田で毎週日曜日の21時に放送されているが、2020年4月6日からは毎週月曜日の13時に前日の再放送も開始された。

 

 

 

●関連リンク: ハムのラジオ第405回の配信です

 

 

 


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