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hamlife.jp (2024/11/24 12:35:23)
現在データベースには 6119 件のデータが登録されています。
10月6日、近畿総合通信局は兵庫県警丹市内の路上において、兵庫県丹波警察署と共同でトラックなどの車両に開設した不法無線局の取り締まりを実施し、免許を受けず自己の運転する車両にアマチュア無線機を設置して、不法無線局を設置していた兵庫県加古郡播磨町在住の男を電波法違反容疑で共同で取り締まりを行った同警察署に告発した。
「令和2年度電波利用環境保護活動用」のPRポスターに、元グラビアアイドルで現在は女優やタレントとして活躍している「壇蜜」が起用された
近畿総合通信局が発表した内容は次のとおり。
近畿総合通信局は、10月6日、丹波警察署管内の路上において、同警察署と共同でトラック等の車両に開設した不法無線局の取り締まりを実施しました。
今回の取り締まりでは、自己の運転する車両に免許を受けずに無線局を開設していた1名を電波法違反容疑として、共同で取り締まりを行った警察署に告発しました。
取り締まり結果は、以下のとおりです。
1.不法無線局の種別および局数
不法アマチュア無線 1局
2.被疑者の住所および職業
兵庫県加古郡播磨町在住の男(62歳)
【 参考 】適用条文(抜粋)
(1)電波法第4条(無線局の開設)
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下省略)」
(2)電波法第110条(罰則)
「次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
~第4条の規定による免許がないのに、無線局を開設した者(一部略)」
近畿総合通信局は「電波利用環境保護のため、今後も捜査機関の協力を得て不法無線局の取締りを行っていく方針です」と説明している。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・近畿総合通信局
不法無線局の路上取締りで1名を告発-兵庫県丹波市で警察署と共同で取締りを実施-
・総務省 不法無線局の特徴・影響・障害事例(PDF形式)
アイコム株式会社は、新製品の144/430MHz帯D-STAR対応ハンディ機「ID-52」の予約促進のため、2020年10月4日(日)に大阪・日本橋のハムショップ6店舗(デジハムサポート、日本橋ハム、中野無線、日栄ムセン 日本橋店、大阪無線、ウエダ無線)でシンガーソングライターのMasaco(JH1CBX)が参加する「ID-52 店頭受付キャンペーン」を行い、併せて日本橋のアマチュア無線スペース「ギガラボ(GIGALAB)」でID-52の実動展示を行った( 9月25日の案内記事参照 )。その模様を関係者提供の写真で紹介しよう。
アイコムのD-STAR対応ハンディ機「ID-52」は9月末にごく少数の出荷が初めて行われたが、本格的な出荷は10月からという状況のようだ。同社はID-52のPRとさらなる予約促進のため、10月4日に大阪・日本橋のハムショップ6店舗で「ID-52 店頭受付キャンペーン」を実施。当日、対象店でID-52を予約するとアイコム特製キャップ(帽子)とシンガーソングライター Masaco(JH1CBX)の特製ポストカードがプレゼントされたほか、時間帯を区切ってMasacoが各ショップの店頭に登場。さらにギガラボでは10~18時の間、ID-52の実動展示と講演が行われた。
各ショップは、Masacoの到着を待つアマチュア無線家で賑わい、予約手続きを済ませるとMasacoから直接キャップを受け取って、記念のツーショット写真に収まった。中には「ID-52が納品されたら、これを待ち受け画面にします」という人もいたという。またギガラボでの実動展示も好評で、同社スタッフの説明を受けながら、ID-52の大型カラー液晶ディスプレイや各機能の操作感を確認する人が相次いだという。
●関連リンク:
・ID-52店頭予約受付キャンペーン(アイコム ニュースリリース)
・ID-52 製品情報(アイコム)
・Masaco(JH1CBX) Facebookページ
海外37エンティティから運用実績があり、米国のコールサイン「NA8O」を持つ小林直行氏(JK1FNL)が、過去にアマチュア無線の専門誌に掲載した原稿や、自身がWebサイトで紹介した内容を全面的に加筆修正し、“観光旅行型海外運用”のノウハウを1冊にまとめた「アマチュア無線海外運用ガイド」を出版した。本書は通販大手のAmazon.co.jpが行っている、必要に応じて必要な部数を印刷・製本する書籍サービス「プリント・オン・デマンド(POD:Print on Demand)」を利用したもので、2020年9月29日に発売。本のサイズはA5判(厚みは1.24cm)で215ページ。価格は2,400円(税込み)。
(著者のTwitter「Nao, JK1FNL」から)
hamlife.jpの取材に、筆者の小林氏が「アマチュア無線海外運用ガイド」の出版へ至る経緯を語ってくれた。
◇
私は2014年以降、毎年、海外からのアマチュア無線運用を楽しんできました。ところが、ご承知のように、今年は海外旅行に行けるような状況ではありません。
そのため、海外運用の計画を立てる代わりに、いままでの経験やノウハウを1冊にまとめることを思い立ったのです。ブログなどのWebサイトではなく、本にしようと考えたのは、本が好きで、形に残したいと考えたためです。
ニッチなテーマで商業出版が見込めないなか、オンデマンド出版という方法があることを知り、自己負担となる初期費用がたいへん少なくて済むことがわかり、今回の印刷物としての1冊に至りました。
世界中からパイルアップを浴び続けるような本格的なDXペディションは、費用や休暇取得がネックとなって、実現がなかなか難しいと思います。
しかし、普通の海外旅行に、少しだけプラスすれば、パイルアップも夢ではありません。そのような「観光旅行型海外運用」の楽しみ方を紹介しています。
また、すでにご購入された方からは、オペレーションの方法についての部分が、日本から呼ぶ側も参考になるとの感想をいただきました。
Amazonのプリント・オン・デマンド(POD:Print on Demand)」を利用して出版された「アマチュア無線海外運用ガイド」
●Amazonの書誌説明より
観光旅行をベースにして、海外からのアマチュア無線運用を楽しんでみませんか。
本書は、2020年現在、37エンティティから運用した実績がある著者が、海外運用の経験と楽しみ、ノウハウをまとめたものです。
DXペディションと呼ばれる大掛かりな海外運用を行って、世界中の局から一斉に呼ばれるというのは、アマチュア無線家にとっての夢ではないでしょうか。私は、過去2回のスプラトリー諸島のDXペディション(9M4SDX、9M0L)への参加で、その夢を叶えることができました。
とはいえ、そのような機会は、何度もあるものではありません。
そこで、楽しんでいるのが、観光旅行にプラスしての海外運用なのです。簡単な設備で、2,000を超える交信数を達成したこともあります。本書を参考に、皆さんも海外からの運用を計画してみてはいかがでしょうか。
「II.海外運用の免許・許可」では、30エンティティ以上の免許情報を掲載しています。
「III.オペレーション」は、海外から運用する場合だけでなく、日本から海外局を呼ぶ場合も、参考にしていただけるのではないでしょうか。
「V.運用リポート」は、読み物としても楽しんでいただけると思います。
●取り上げているエンティティ
・日本との運用協定に基づく免許申請・運用許可の情報
W(米国)、F(フランス)、VK(オーストラリア)、ZL(ニュージーランド)、HL(韓国)、DL(ドイツ)、VE(カナダ)、OH(フィンランド)、EI(アイルランド)、OA(ペルー)、YB(インドネシア)
・自分の経験による免許申請・運用許可の情報
(アメリカの免許を根拠としている場合を含む)
PA(オランダ)、TF(アイスランド)、EA(スペイン)、EA6(バレアレス諸島)、ZS(南アフリカ)、OX(グリーンランド)、DZ(フィリピン)、SM(スウェーデン)、CT(ポルトガル)、OH(フィンランド)、UA(ロシア/旧ソビエト連邦)、LY(リトアニア)、YL(ラトビア)、ES(エストニア)、SP(ポーランド)、3D2(フィジー)、V6(ミクロネシア連邦)、FO(フランス領ポリネシア)、CE0Y(イースター島)、5Z4(ケニア)、FK(ニューカレドニア)、9H(マルタ)、FK(ニューカレドニア)、YJ(バヌアツ)、T8(パラオ)、8Q(モルディブ)、CN(モロッコ)
※個別に具体的な申請方法を紹介しているわけではありません。私が運用当時に申請した方法や許可の根拠をみつけた方法を紹介しています。
・運用記
KH2(グアム)、3D2(フィジー)、VK6(オーストラリア)、FO(フランス領ポリネシア)、CE0Y(イースター島)、KL7(アラスカ)、5Z4(ケニア)、FK(ニューカレドニア)、9H3(マルタ)、VK4(オーストラリア)、VK4(オーストラリア・OC-160)、YJ(バヌアツ)、T8(パラオ)、TF(アイスランド)、EA6(バレアレス諸島)
●目次
はじめに…3
I.観光旅行と海外運用…7
海外運用のきっかけ…8
夢ではなくなった海外運用…10
観光旅行型海外運用…12
II.海外運用の免許・許可…15
免許や運用許可の必要性…6
免許や許可が不要な国…18
相互運用協定に基づく免許申請…22
CEPT T/R 61-01…25
アメリカの免許とCEPT…26
アメリカの免許で実際に運用可能か…30
相互運用協定がない国への免許申請…36
免許申請の実例集…40
コラム アメリカの免許の取得…49
III.海外運用の準備…55
いつどこに行くか…56
旅行手配と免許の優先度…57
ホテルの選択 58
飛行機の重量制限…59
電波伝播を調べる…60
運用の予定を広報する…61
お手軽海外運用の室内機材…62
大きく重いアンテナは使わない…69
便利な小物…72
パッケージング…73
空港への移動…75
入国の準備…76
IV.オペレーション…77
運用のノウハウ…78
パイルアップの違い…82
マナーが悪い局への対処…84
電波伝播の非対称性…86
小型リグの設定…87
スプリット運用…88
交信のパターンとリズム…89
DXクラスタやSNSの利用…91
デジタルモードの運用…92
海外運用とコンテスト…93
コラム DXFC…94
QSLカードを交換する…96
ログサーチとLoTW…98
コラム 海外運用する日本人局と交信する…99
V.運用リポート…107
NA8O/KH2…108
3D2NA…111
VK6AAS…128
FO/NA8O…133
CE0Y/JK1FNL…135
NA8O/KL7…143
5Z4/JK1FNL…146
FK/JK1FNL…155
9H3F…164
JK1FNL/VK4…173
JK1FNL/VK4 OC-160…183
YJ0NA…190
T88NA…204
TF/NA8O…206
NA8O/EA6…209
あとがき…213
●著者プロフィール
小林直行(こばやしなおゆき)
1977年 JK1FNL開局
2012年 NA8O開局
海外からのアマチュア無線運用、コンテスト参加、電子工作をメインにアマチュア無線を楽しんでいる。
第一級アマチュア無線技士
Amateur Extra Class
ARRL Volunteer Examiner
第一級陸上無線技術士
第一級海上無線通信士
アマチュア無線、電子工作、インターネット、コンピュータOSに関する記事執筆、著書多数
主な著書
「アマチュア無線用語用例早わかり」 誠文堂新光社
「実践パケット通信コンピュータ・ネットワーク」 CQ出版社
「パケット無線&TCP/IP」 CQ出版社
「Linux活用入門」 CQ出版社
「図解雑学 通信のしくみ」(監修) ナツメ社
「図解雑学 サーバのしくみ」 ナツメ社
「Windows Server 2008パーフェクトガイド Networking」(監修) 翔泳社
「マスタリングTCP/IP IPv6編」(共著) オーム社
「仮想化OS XenServerの基礎と活用」(共著) CQ出版社
本書は一般書店や通販系の書店では取り扱っていない。購入はAmazonからに限られるので下記のリンクが便利で確実だ。
↓この記事もチェック!
<Amazonの“PODサービス”でついに復刊!!>入手困難の「魅惑の軍用無線機 第1巻」と「BCLラジオカタログ」が製本された状態で手元に届く
●関連リンク:
・JK1FNL’s Page
・Nao, JK1FNL(Twitter)
・「アマチュア無線海外運用ガイド」を入手しました。(Hankの無線ログ)
2020年10月10日(土)21時から11日(日)21時までの24時間にわたり、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)主催の「第41回 全市全郡コンテスト」が3.5/7/14/21/28/50/144/430MHz帯と1200MHz帯以上の各アマチュアバンドで開催される。JARL本部主催のメジャーな国内コンテストとして参加局も多い。交信した異なる市郡区の数がマルチプライヤーとなることから、珍市&珍郡など未交信の「市郡区」の局を探しているアワードハンターにも人気のコンテストだ。台風14号が接近しているので、参加者は天候に留意し安全第一で臨んで欲しい。
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が主催する国内4大コンテストのうち、今年最後を飾るのが「全市全郡コンテスト」となる。今年で41回目を迎えるが、その名のとおり国内の市、郡、そして区のアマチュア無線局とより多く交信(または受信)し、マルチプライヤーを稼ぐコンテストとして有名である。
このため、常設局のいない珍しい場所からの移動運用も盛んなことから、市郡区(町村)ハンターにとっても注目のコンテストとなっている。
コンテストは「電話部門(空中線電力10W以下/50~430MHz帯は20W以下に限る)」と「電信部門」「電信電話部門」の3つに分かれている。また、一般的な交信を行って点数を増やすエントリー以外に、SWL(アマチュア局の電波を受信する個人)のために、より多くのアマチュア局の信号をルールに則り受信して点数を競うエントリーもある。
ナンバー交換は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す市、郡、または区ナンバー」+「空中線電力を表すアルファベット1文字」となる。コンテスト参加前に下記関連リンクから主催者のWebサイトにアクセスし、公式ルールを確認しよう。
ログの締め切りは11月2日(月)。なおJARLでは、用紙によるJARL制定の「サマリーシート」「ログシート」の提出は、記入項目が“手書きのものしか受け付けず”、「電子ログ」による書類提出を推奨している。
「第41回 全市全郡コンテスト」の規約(一部抜粋)
●関連リンク:
・第41回 全市全郡コンテスト規約(JARL Web)
・市郡区番号リスト(JARL Web)
・コンテスト提出書類作成上の注意(JARL Web)
・JARL主催コンテストの電子ログの提出について(JARL Web)
・電子ログ提出にあたっての注意点(JARL Web)
・JARLコンテスト 電子ログサマリー作成ページ(JARL Web)
・JARLコンテスト委員会配布「E-LOG MAKER」(JARL
Web)
「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」。2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。スタートから200回を超え、レギュラー陣の平均年齢も73歳になったという。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。
新たに音声ファイルが公開されたのは、2020年10月4日(日)21時30分からの第227回放送。中島氏が1チップICを使った周波数カウンターのキットをネット通販で入手したことから、これまでにいろいろ作った物、老眼ではんだ付けできるか、いろいろ作るのはボケ防止に効果があるといった話で盛り上がった。
番組後半の一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の情報を毎週伝える「JARDコーナー」では、前回に続いてJARD会長の三木哲也氏(JA1CIN)にインタビューし、アマチュア無線の社会貢献と一般にアマチュア無線を周知啓蒙する手段についてを聞いた。
番組は下記関連リンクの「OMのラウンドQSO」のWebサイトから。下部に並んだ日付から聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送終了後一定期間が経過したファイルから削除される可能性があるので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク: OMのラウンドQSO(FMぱるるん)
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の髙尾義則会長と一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の三木哲也会長は2020年10月5日に総務省を訪問し、総合通信基盤局の竹内芳明局長へ「アマチュア無線による社会貢献活動に関する取り組み」と「無資格者による、より一層の体験運用の機会拡大」を趣旨とする要望書を提出した。JARLとJARDが連携して総務省へ要望書を提出するのは極めて珍しい。竹内局長からは「早期の実現に向けて努力する。実現の際には、アマチュア無線による社会貢献が有効活用できるように周知活動に努めてほしい」との回答があったという。
まず、10月6日のJARL Webの掲載記事から抜粋で紹介する。
アマチュア無線による社会貢献活動への取り組みに関する要望書を提出
JARLの髙尾義則会長とJARDの三木哲也会長は、10月5日に総務省を訪問し、これまで両団体において検討してきたアマチュア無線による社会貢献活動に関する取り組み、および無資格者によるより一層の体験運用の機会拡大について、総務省総合通信基盤局の竹内芳明局長へ、要望書を手渡しによる提出を行い、早期の実現に向けての協力をお願いしました。
竹内局長からは「早期の実現に向けて努力する。実現の際には、アマチュア無線による社会貢献が有効活用できるように周知活動に努めてほしい」との回答をいただきました。
その後、髙尾会長と三木会長は、総合通信基盤局電波部の鈴木信也部長ともお会いし、竹内局長への要望書の提出を報告するとともに、アマチュア無線のより一層の普及促進のため、早期実現に向けての法整備等への協力をお願いしました。
両団体により提出した要望の内容は、さらなるアマチュア無線の振興とその利活用に向けて、アマチュア無線の制度を拡大し、アマチュア無線の利用として国や地方自治体が実施する地域活動やイベント等を支援するボランティアによる通信が明示的に可能となるようにアマチュア無線の利用範囲の見直しと、先日、制度化が行われた無資格者による運用についても、児童等へのさらなる範囲拡大を要望するものです。
JARLおよびJARDの両団体は、これら要望した事項の早期実現について総務省へ協力のお願いをしてまいります。
JARLの第52回理事会報告によると、提出した要望書の内容は「社会貢献活動の促進として、災害時等のボランティア活動や地方公共団体等のイベント・地域活動等において、アマチュア無線が日常的に支援できるようにするための利用範囲の拡大」と、「無資格運用の制度について、小中学生に限っては家庭内や学校内にアマチュア無線資格者がいれば日常的に体験できるように改正」という2点を骨子とするものという。
またJARDは、かねてから“国民共有の財産である電波の利用は、広く国民に還元されるべきもの”と位置付け、「アマチュア無線の本来業務の一つとして、ボランティアとして実施する災害時の通信や、その訓練も兼ねた公的イベント等の運営に係る通信などの“社会貢献”を含めるべき」と考えに立ち、総務省が行ったパブリックコメント募集時にも「単なる趣味の範囲を超え、災害時の通信等の“社会貢献”をアマチュア無線の本来業務の一つとし、その社会的役割や意義をより明確にすることにより、国民から見てよりクールなものとしてアマチュア無線が存在し、裾野の広がりが大いに期待できる」との意見を表明してきた。また今年度のJARD事業計画の中にも「アマチュア無線の社会的位置づけの向上を図る」という項目を盛り込んでいる。
アマチュア無線界を代表する2つの団体が共同で要望書を提出したことで、総務省がどのように検討を進めるか注目されるところだ。
下記の記事も参考に↓
<理事会報告、ただし書き地方本部長の委嘱ほか>JARLが最近公表した連盟運営に関する情報まとめ (2020年10月2日掲載)
●関連リンク:
・アマチュア無線による社会貢献活動への取り組み等に関する要望書を提出(JARL Web)
・JARL
・JARD
2020年10月に運用が予定されているJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局に関する情報を紹介しよう。なお、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、全国各地で人が集まるイベントの中止が続いているが、それにともない記念局の運用計画も大きく変わっているので注意してほしい。
●2020年10月に運用されるJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局
上記リストは2020年10月6日現在で有効な無線局免許のある記念局等を抜粋したもの。名称の後のカッコ内の記号は、1:JARL特別記念局、2:JARL特別局、N:JARL以外の記念局、A:ARISS局、E:体験局を意味する。なおこれらの局の違いについては、8j-station.infoの「記念局・臨時局とは」を参考にするとわかりやすい。
●関連リンク:
・8j-station.info
・特別局及び特別記念局の開設基準(PDF形式/JARL Web)
・JARL特別局または特別記念局を開設するには…(JARL
Web)
アマチュア無線を通じて全世界のスカウトが知識と友情を深め合う公式国際行事「ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020(JOTA 2020)」が、2020年10月16日(金)から18日(日)まで開催される( 10月5日掲載の記事参照 )が、この行事に合わせて日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ(JA1YSS)は、東京都杉並区から日本初となる“臨時体験局+記念局”のダブル免許を受けた「8J1JOTA」を運用。アマチュア無線技士の資格を持たないスカウトも運用に参加する計画だ。
今年4月21日の法改正で、アマチュア無線の資格を持たない人も運用できる“臨時の社団局(体験局)”の開設が可能になり、7月4日からは大阪府池田市で「8J3YAA/3」、7月18日には東京都豊島区で「8J1YAA」、8月23日に愛知県名古屋市で「8J2YAA/2」などが運用されている(その他これまでに8J1YAB、8J4YAA、8J6YAAなどの体験局が期間限定で免許されている)。
今回、ボーイスカウトに代表されるスカウト運動の世界団体「世界スカウト機構」が行う、アマチュア無線を通じて全世界のスカウトが知識と友情を深め合う公式国際行事「ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020(JOTA 2020)」に合わせて、日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ(JA1YSS)が“臨時体験局”と“記念局”のダブル免許を得た「8J1JOTA」を東京都杉並区から各バンドで運用する。
以下、ボーイスカウト日本連盟の関係者からhamlife.jpに届いた情報を整理して紹介する。
「ジャンボリー・オン・ジ・エアー 2020」に伴う体験局/記念局、クラブ局運用について
★運用する局とコールサイン:
①体験局/記念局「8J1JOTA」
(名称:日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブJOTA体験局)
・主な運用期間:2020年10月16日(金)~18日(日)の3日間
・運用場所:公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟「スカウト会館」(東京都杉並区)
②日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ 社団局「JA1YSS」
・主な運用期間:2020年10月16日(金)~18日(日)の3日間
・運用場所:
公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟「スカウト会館」(東京都杉並区)
および移動運用を実施予定
③日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ東京 社団局「JH1YSS」
・主な運用期間:2020年10月16日(金)~18日(日)の3日間
・運用場所:
公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟「スカウト会館」(東京都杉並区)
および移動運用を実施予定
★3局の一斉運用について:
10月18日(日)は期間中で一番、全国のスカウト局の運用が多いことから、当クラブでは「8J1JOTA」は杉並区の常置場所から、「JA1YSS」と「JH1YSS」は移動運用地から、それぞれ同時運用を行ってイベントを盛り上げます。
★参加証の発行:
参加スカウトと同様に、スカウト局と交信をいただいた一般のアマチュア局向けに、ボーイスカウト日本連盟が発行するJOTA-JOTI参加証をHPからダウンロードいただけるように準備中です。ルールと受け渡し方法は確定後、Webサイト等でアナウンスいたします。
★その他:
・運用場所のスカウト会館(東京都杉並区)は安全管理の観点から一般公開は行わず、スカウト関係者のみの予約制入場になります。
・「8J1JOTA」「JA1YSS」「JH1YSS」の3局でデザインが異なる特製QSLカードを発行します。
● 関連リンク:
・ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020実施要領
PDF(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・JOTA-JOTI2020(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・Jamboree on the Air – Jamboree on the Internet(世界スカウト機構)
「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは毎週日曜日の23時から東京都西東京市の「FM西東京」でも放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2020年10月4日(日)21時からの第92回放送。前半では10月11日(日)に東京都八王子市の「片倉つどいの森公園」で開催される、JARL東京都支部と神奈川県支部の合同による「アウトドアミーティング2020 in 八王子市」の概要を東京都支部長のJG1DKJ 澤田氏にインタビューした。当日は不用品交換ジャンク市、メーカーによるブース出展、弁当販売、体験局運用もあるほか、有志がYouTubeで会場の生中継をするという。台風14号の接近で天候が心配だが「小雨決行だが、雨の日は無理しないで」と呼び掛けた。
後半は10月10日(土)21時から11日(日)21時まで行われる「第41回全市全郡コンテスト」の案内を行った。コンテスト委員会は「 マルチオペ部門を含めて規約通り開催します。手洗いの徹底・マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、密閉、密集、密接となる行動を避けるよう、参加者は各自注意を払ってください」「コンテスト期間中の気象情報等に注意し、充分な対策を行っていただき、無理のない運用をお願いします」と呼び掛けている 。
番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。
●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ
「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは、2020年10月4日(日)15時からの第324回放送。アマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」副編集長の吉澤氏(JS1CYI)をゲストに、同誌2020年10月号(9月19日発売)の内容紹介(特集 HF運用お役立ちガイド、QSLカードのデザイン面を自作しよう、アマチュア無線の面白チャレンジ)を行った。この続きは次週で行われる。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ