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link hamlife.jp hamlife.jp (2024/11/23 21:05:27)

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feed <5Gガラスアンテナからスタッフ連絡用の無線機まで>アマチュア無線家目線!?で「東京モーターショー2019」見て歩き (2019/10/31 12:05:25)

2019年10月24日(木)から11月4日(月・休)まで、東京・有明&青海で「第46回 東京モーターショー2019」が開催されている。モーターショーと言えば、各社が新車やコンセプトカー、未来カーなどをお披露目する場として定着していたが、今回はちょっと違った。クルマの展示スペースより、近未来の世界や子どもたちを意識したを体験型展示が多く見られたのだ。そのあたりのリポートは専門メディアに譲るとして、hamlife.jpはアマチュア無線家目線!?でモーターショーを見て歩いてきた。

 

 

※小さい画像はクリックすると拡大します。

 

 

今年の「ハムフェア2019」会場にもなった東京ビッグサイト南展示棟3・4ホールの俯瞰写真。上は今回の東京モーターショー会場。下はハムフェア2019会場をほぼ同じ画角で撮影してみた

 

 

 

 

 

 

 

 昨今のクルマは、アンテナ基台の取り付けに苦労する。その傾向は相変わらずだが、NTTドコモのブースでは、国内で来年(2020年)からサービスがスタートする、5G(第5世代)通信の展示に力を入れるなかで、AGC(旧・旭硝子)と共同開発したクルマ用のガラスアンテナは、透明で視認性も良く、しかも貼るタイプもあるので目を引いた。

 

 さまざまな実験を繰り返し、5G通信に割り当てられている28GHz帯の電波で、高速・大容量の通信が可能ということだった。アマチュア無線を知る身としては、28GHz帯のミリ波レベルになると、パラボラアンテナを使って通信…という発想になるだろうが、車載用ガラスアンテナはできるだけ指向性は抑え、車内の数か所に配置することでクルマ全体では無指向性となるよう工夫するという。

 

 

 

 ガラスアンテナは、「ガラス設置型アンテナ(オンガラスアンテナ)」「合成石英ガラスアンテナ」「フレキシブルアンテナ」の3種類を展示。フレキシブルアンテナは、透明に近いフィルム状のアンテナを、2枚のガラスの間に挟んで設置。1枚が親指の爪ぐらいのサイズなので、肉眼でもほとんどわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ホンダのブースでは、新車に混じって話題のホンダジェットや歴代F1マシン、バイクの数々が展示されていた。“ホンダ”と言えば、ホンダレッド!とも言われる、赤い発電機(発々)を思い浮かべる無線家も多い。

 

 

 

 

 今回ホンダでは、「電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)、そして燃料電池自動車(FCV)といった電動車両には、クルマ自体にたくさんの電気を貯める能力あるいは発電する能力があります。さらにその電気を取り出して活用できれば、クルマを『走る電源』として様々な場所で活用することができます」として、可搬型外部給電器「Power Exporter 9000」を開発。最大9kVAの電源として活用できるそうだ。

 

 

 

 

 

 一方、家庭用コンセントやクルマのアクセサリーソケットから充電できて、繰り返し使えるリチウムイオン電池搭載のハンディータイプ蓄電機「LiB-AID(リベイド)E500」を休息スペースに配置。来場者の携帯電話のバッテリー充電を行っている姿が見られた。

 

 ホンダは現在、使用するパーツを厳選することで雑音成分を徹底的に排除した音楽専用モデル「LiB-AID(リベイド)E500 for Music」を開発し、Web限定で200台の申し込みを受付中だ。通常のE500は希望小売価格が税込み88,000円だが、この音楽専用モデルは税込み297,000円という価格設定だ。同社は「ハイエンドグレードオーディオコンセントや電気伝導率に優れたオーディオ機器用配線材などを採用することで、一般的な商用電源と比べて極めてノイズが少ない完全独立タイプのクリーンな電源を実現。さらに、本体内面の電磁波シールド材により使用機器間の相互ノイズの影響も低減しました」と説明している。

 

使用するパーツを厳選することで雑音成分を徹底的に排除した音楽専用モデル「LiB-AID(リベイド)E500 for Music」(297,000円)はWeb申し込み限定200台の生産だ

 

 

 LiB-AID(リベイド)E500について、ホンダの技術者は「ユーザーから“もっと大容量の蓄電池が欲しい”“DC12V端子も装備して欲しい”というご要望はよく聞きます。今後も開発を続けてまいります。またE500の2台並列接続もできますのでご検討ください」と述べていた。

 

 

 

 

 

 

 

 モーターショーほどの超大型イベントともなると、スタッフも半端な数ではない。しかも、新たにできた青海展示棟(青海エリア)と東京ビッグサイトなど(有明エリア)をつなぐ形で拡大開催となった。その間をオープンロードとして無料開放。さまざまなアクティビティーが用意されているが、徒歩で移動するだけで20分ほどかかる。

 

 歩くのが苦手な人のために、無料のシャトルバスも運行。それらを含めて、スタッフ間の連絡用無線機もデジタル簡易無線から特定小電力無線まで、メーカーもいろいろだった。撮影することはできなかったが、昨年(2018年)暮れから運用が始まったデジタル小電力コミュニティ無線機を使うスタッフも確認できた。

 

 

 

 

 警備会社などは別にして、イベント用に無線機器をレンタルで貸し出しを行う業者も多いので、それらを利用しているものと思われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・第46回 東京モーターショー2019
・車両デザインを損なわず、安定した5G通信を実現する車載用アンテナ技術-車載用5Gガラスアンテナ-(NTTドコモ)
・正弦波インバーター搭載蓄電機「リベイドE500」(Honda)
・LiB-AID E500 for Music(HONDA)
・モビリティから電気を取り出すインバーター「Power Exporter 9000」(Honda)

 

 

 


feed <第3特集は「ライセンスフリー無線機の性能調査」>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2019年12月号を刊行 (2019/10/23 12:05:40)

株式会社三才ブックスは10月25日(金 )に月刊誌「ラジオライフ」2019年12月号を刊行する。今号は第3特集に「ライセンスフリー無線機の性能調査」、特別企画として「AM/FMラジオ遠距離受信実験隊が行く」を掲載している。別冊付録「3分ピッキング総集編」がついて価格は1,000円(税込み)。

 

 

月刊「ラジオライフ」2019年12月号表紙

 

 

 hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。三才ブックスが刊行している月刊誌「ラジオライフ」は1980年の創刊で、2019年12月号は通巻で466号となった。今号のおもな無線関連の記事は次のとおり。

 

 

<第3特集>無線機の性能とメーカーの特徴を徹底チェック「ライセンスフリー無線機 性能調査」

・デジタル簡易無線登録局
・特定小電力トランシーバー
・デジタル小電力コミュニティ無線
・市民ラジオ
・徹底使用リポート特別編・デジ簡ベストバイ

 

<特別企画>「AM/FMラジオ遠距離受信実験隊が行く」

・ニッポン放送の減力放送リポート
・AM受信は都市ノイズを避けて
・FM波は山岳回折で受信

 

<受信機&無線機 ハンディ機のここが○×>

・八重洲無線 FT3D

 

<ミリタリーエアーバンド教導群>

・航空祭の最中も基地内連絡を受信

 

<RL AIR BAND INFORMATION>

・海上自衛隊 大村航空基地 海基地祭リポート

 

<おもしろ無線受信報告所>

・特小はレジャー施設の手ごろな通信手段

 

紅桜ゆとのドキドキ無線どき!

・手書きのログブックからは卒業します

 

工作チャレンジ>

・弱い電波を電気的に増幅してもっと聞こえるようにする「VHF帯エアーバンド用受信プリアンプ」

 

 

 月刊「ラジオライフ」2019年12月号の購入は、下記のAmazonリンクが便利だ。

 

 

 

 

●関連リンク: 月刊ラジオライフ(三才ブックス)

 

 

 


feed <台風19号を“特定非常災害”に指定>総務省、被災地域(14都県391市区町村)の無線局の「免許の有効期間」と「再免許の申請期間」を延長へ (2019/10/23 11:30:48)

政府は2019年10月12日から13日にかけて東日本で起きた「令和元年台風第19号」による災害を、このほど「特定非常災害」に指定した。これにより被災地域(10月19日現在で14都県391市区町村)の住民らを対象に、自動車の運転免許をはじめとする“許認可の満了日の延長措置”などが講じられることになった。総務省は被災地域にある無線局の「免許の有効期間」と「再免許の申請期間」などを、それぞれ2020年3月31日まで延長する方針を固め、10月28日(月)に告示する予定だ。また同省は被災地域の無線局免許人について、電波利用料債権の催促状および督促状の送付を停止する措置を実施している。

 

 

総務省Webサイトの『令和元年台風第19号による災害「特定非常災害」指定について(各種の許認可等(運転免許等)の有効期間の延長などが行われます)』の掲示より

 

 

 政府は今月発生した「令和元年台風第19号」による災害を10月18日付けで「特定非常災害」に指定し即日施行した。これにより被災地域の住民らを対象に、自動車の運転免許のような許認可等の満了日の延長措置や、法令上の義務を履行できない場合の免責措置等が講じられることになった。

 

 

内閣府、総務省、法務省の案内文書「被災者のみなさまへ」より抜粋

 

 

 総務省のWebサイトには『令和元年台風第19号による災害「特定非常災害」指定について(各種の許認可等(運転免許等)の有効期間の延長などが行われます)』というお知らせと共に、「存続期間(有効期間)が延長される許認可等一覧」のPDFが掲載されている。

 

 このうち総務省の電波関係としては「無線局の免許の有効期間の延長(電波法第4条)」「無線局の再免許の申請期間の延長(無線局免許手続規則第18条)」「無線局の登録の有効期間の延長(電波法第27条の18)」「無線局の再登録の申請期間の延長(無線局免許手続規則第25条の14)」という4項目の延長措置が盛り込まれ、いずれも10月28日(月)に告示が予定されている。

 

 延長対象は「災害救助法が適用された区域に住所を有する者または法人等」で、有効期間延長後の満了日は「令和2年(2020年)3月31日」となる見込みだ。アマチュア無線局やデジタル簡易無線登録局も含まれると見られ、詳細は告示後に同省や対象地域を管轄する地方総合通信局のWebサイトに案内が掲載される。

 

 

「存続期間(有効期間)が延長される許認可等一覧」より一部抜粋。無線局免許の有効期限や再免許の申請期間の延長が盛り込まれた告示が10月28日に出る予定だ

 

 

 内閣府の発表(10月19日)によると、今回の台風19号による災害救助法の適用区域は岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡の14都県391市区町村に及ぶ。なお「台風第15号において災害救助法が適用された千葉県及び東京都の市町村については、令和元年台風第19号に伴う災害により、多数の者が生命又は身体に危害を受け、又は受けるおそれが生じており、継続的に救助を必要としていることから、台風第19号においても災害救助法が適用されている」とされている。

 

 

内閣府のWebサイトには、台風19号による災害救助法の適用区域のリストがあり、随時更新されている

 

 

 このほか総務省では、10月12日に災害救助法の適用を受けた全国14都県391市区町村を告知先とする無線局免許人に対し、電波利用料債権の催促状および督促状の送付を停止する措置を実施している。

 

 この期間延長に関する問い合わせ先は次のとおり。hamlife.jpでは10月28日に総務省から「無線局の免許(登録)の有効期間の延長」「無線局の再免許(再登録)の申請期間の延長」に関する告示や手続き方法などの詳細が案内され次第、この記事に追記で紹介する予定だ。

 

・東北総合通信局 総合通信相談所 電話 022-221-0610

 

・関東総合通信局 総合通信相談所 電話 03-6238-1940

 

・信越総合通信局 総合通信相談所 電話 026-234-9961

 

・東海総合通信局 総合通信相談所 電話 052-971-9104

 

 

 

●関連リンク:
・令和元年台風第19号による災害「特定非常災害」指定について(各種の許認可等(運転免許等)の有効期間の延長などが行われます)(総務省)
・存続期間(有効期間)が延長される許認可等一覧 令和元年10月21日現在暫定版 PDF(総務省)
・災害救助法の適用状況(内閣府)

 

 

 


feed <写真リポート>JARL主催「WAKAMONOアマチュア無線イベント2019」に約200名が参加!! (2019/10/22 13:30:07)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2019年10月20日(日)11時から東京・秋葉原で22歳未満を対象とした「WAKAMONOアマチュア無線イベント2019」を開催した。当日は保護者を含め約200名が来場し、特定小電力トランシーバーを使った無線体験コーナーをはじめ、FMラジオを組み立てる電子工作コーナーやアマチュア無線入門に役立つ講演、JA1RL/1との交信、Radio JARL.comの公開収録などの多彩な企画を楽しんだ。

 

 

「WAKAMONOアマチュア無線イベント2019」会場風景

保護者も含め約200名が参加

 

 

 JARLは青少年層のアマチュア無線人口を増やすとともに連盟の会員増強を図るため、22歳未満の入会金と会費を1年間実質無料にする「青少年お試し入会キャンペーン」をはじめ、各種の取り組みを行っている。その施策の1つとして、2017年から毎年秋に22歳未満を対象にした「WAKAMONOアマチュア無線イベント」を東京・秋葉原の民間コンベンション施設で開催している。今年は保護者を含めて約200名が来場し、さまざまな企画や展示を楽しんだ。

 

 hamlife.jpが会場で撮影・取材した写真を紹介していこう。

 

 

会場はJR秋葉原駅前の「秋葉原UDX」6階のカンファレンスルームを使用

10時40分から受付を開始

4つのルーム(C/D/E/F)を会場として使用。写真はJARL関係の展示と企画が楽しめるRoom D

11時から開会式を行い、髙尾JARL会長(JG1KTC)が挨拶を行った

誰でも使える特定小電力トランシーバーを貸し出し、スタッフから無線で指示された会場内のブース3か所を回る「無線で遊ぼう!スタンプラリー」が大人気

アマチュア無線機器メーカーもブースを出展。参加者にトランシーバーの使い方をやさしく説明

Room Fではアマチュア無線の入門に役立つ講演を5つ実施。このうち3つ以上を受講してスタンプを集めるとプレゼントがもらえる

FMラジオ製作コーナーは3回実施し各界とも大盛況

FMラジオを完成させた子供たちの記念写真

企画の体験が終わりスタンプが集まると、景品交換所に子供たちが集まる

青少年お試し入会やJARLの入会・継続手続きができるコーナーも設けられ、多くの参加者が利用した

 

 

続きは次ページ に掲載!

 


feed <ついに登録ユーザーは1,000名を突破!!>大人気のログツール「AirHamlog(エアハムログ)」、2019年9月分の更新情報まとめ (2019/10/12 17:30:41)

インターネットに接続したパソコンやスマートフォンのブラウザ上から手軽にログデータの入力/閲覧が可能で、データはすべてクラウド上に保存されるという、交信データ管理ツール「AirHamlog(エアハムログ)」。今年8月上旬のリリース開始以来、アマチュア無線家やライセンスフリー無線愛好者に大好評で、ユーザー登録者はついに10月上旬で1,000名を突破した。

 

 

AirHamlogに交信データを入力中のイメージ

 

 

AirHamlogについてはこちらの記事を参照!!

<スマートフォンに対応、データはクラウドに保存>ブラウザで動作するアマチュア無線/ライセンスフリー無線のログツール「AirHamLog」登場!!

 

 

<ユーザーは早くも500名を突破>「AirHamlog」にQSLカード関連の新機能追加、特製ステッカーが全員にプレゼントされるキャンペーンも実施!!

 

 

 AirHamlogは製作者のJJ1SXC 森川公康氏により、改良や新規機能の追加を精力的に行われている。今回は2019年9月に追加された新規機能の情報を同氏の協力により紹介する。

 

★AirHamLogの最新のユーザー数・ログ件数情報(2019/10/12時点)

 

・ユーザー数:1,010
・ログ件数:806,513
・総務省のDBをもとに、9月末時点での局情報を収録済
 収録局数:405,192

 

 

★AirHamLogの新規機能追加情報(2019年9月分)

 

(1)プロフィールページを追加
 ログイン後「設定」→「プロフィール設定」から必要情報を入力することで、ユーザー専用のプロフィールページを設定することができるようになりました。

 

プロフィールページの設定例

 

(2)ログ画面に統計情報画面を追加
 ログ画面からエリア別の交信局数、バンド・モード別の交信局数を確認できるようになりました。

 

統計情報画面(サンプル)

 

(3)ログの絞り込み機能を追加
 ログ一覧から、コールサイン・QTH・氏名の一部を使って絞り込み検索ができる機能を追加しました。

 

ログの絞り込み機能で「JA1」プリフィックスの局のみを表示(サンプル)

 

(4)PayPal経由で寄付を受け付ける機能を追加
「運営情報」→「寄付について」のページから、PayPalにより寄付を実施いただけるようになりました。寄付頂いた方のうち、希望される方については同ページにお名前を掲載・コールサインを掲載しています。

 

PayPal経由で寄付を受け付ける機能を追加

 

 AirHamlogの詳細は下記関連リンク参照。

 

 

 

●関連リンク:
・AirHamLog
AirHamLog – アマチュア無線ログツール(Twitter)

 

 

 


feed <大規模停電に備えた無線システムに注目が集まる>「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2019」に見る、無線機器メーカーの展示 (2019/10/4 12:15:16)

2019年10月2日(水)からきょう10月4日(金)までの3日間、東京・江東区の青海展示棟(東京ビッグサイト)で防災・減災、セキュリティ、労働安全など危機管理分野の総合トレードショー「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2019」が開催され、 アイコム、アルインコ、JVCケンウッド、八重洲無線などの無線機器メーカーもブースを出展している。今年は9月の台風15号で千葉県などが長期間の大規模停電に見舞われ、携帯電話が不通になる地域が発生したことから、特に無線システムに注目が集まった。

 

 

「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2019」の入場口

 

 

 危機管理産業展(RISCON)は国内最大規模の危機管理産業の展示会で、株式会社東京ビッグサイトの主催、東京都の特別協力で毎年開催されているものだ。2019年は294社446小間の展示が、新設された青海展示場で行われている。

 

防災・減災、セキュリティ、労働安全など危機管理分野の294社446小間の展示が行われた

 

 毎年このイベントにはアマチュア無線家にもおなじみの無線機器メーカーが出展することで知られ、今年はアイコム、アルインコ、JVCケンウッド、八重洲無線がブース展示を行った。その模様を順不同で紹介する。

 

★アイコム
 アイコム株式会社は、イー・ダブリュ・エス株式会社、ウェッジ株式会社、三和システムサービス株式会社、田中電気株式会社と共同でブースを出展。各種IPトランシーバーや自治体向けデジタル防災行政無線システム、衛星トランシーバーのほか、さまざまな伝送経路で各種端末が有機的につながる拡張性と冗長性がある通信システムなどを展示。この会場で初めて披露される端末も見られた。

 

アイコムと4社の共同ブース

携帯電話回線を使って広域で通話可能なIPトランシーバーにデジタル簡易無線(登録局または免許局)のモジュールを搭載。デュアル待ち受けが可能なハイブリッドIPトランシーバー「IP700」を参考出品。万一の携帯回線不通時もデジタル簡易無線を使用することで連絡途絶を回避できる

IP700の外観。同社の輸出用トランシーバーと同一筐体を使用し、IPトランシーバーとデジタル簡易無線機(登録局または免許局)の機能を搭載

9月に発表されたばかりの車載型IPトランシーバー「IP501M」も初展示

IPトランシーバー「IP502H」の説明パネル。2つの異なる通信事業者のSIMを搭載することで、通信リスクを低減。さらにスマホ(Android/iOS)からも同社製IPトランシーバーと通話できるアプリ「IP500APP」も初めて説明に登場した

スマホ(Android/iOS)から同社製IPトランシーバーと通話できるアプリ「IP500APP」の参考出品。スマホは側面にPTTボタンがある京セラのSIMフリー機「DURA FORCE PRO」を使用していた

「IP500APP」のメッセージ画面と設定画面

オフィスの内線子機をそのままIPトランシーバーとして活用できるモバイルIPフォン「IP200H」の説明パネル

参考出品のモバイルIPフォン「IP200H」。内線電話や外線電話の発着信、転送や保留ができるほか、ワンタッチでIPトランシーバー持参者を呼び出すことができる

260MHz帯デジタル市町村防災行政無線システムの戸別受信機「IC-RDV60」。AM/FMラジオのほか緊急放送の割り込み受信にも対応

 

 

アルインコ、JVCケンウッド、八重洲無線、移動無線センターは 次ページに 掲載!

 


feed 【速報】<「ハムフェア2020」の開催日と開催場所が決定!>2020年10月31日(土)~11月1日(日)に東京ビッグサイト西展示棟3・4ホールで開催 (2019/9/30 13:50:45)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、東京2020オリンピック ・パラリンピックの開催による会場不足から実施が危ぶまれていた来年のアマチュア無線の祭典「ハムフェア2020」について、JARL Webで「来年開催の『2020アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2020)』の開催日と会場が決定しましたので、お知らせいたします」という「速報」を2019年9月30日(月)に掲載した。

 

 

JARL Webに掲載された「速報 ハムフェア2020開催日決定」

 

 

 JARL Webに掲載された「速報」によると、「2020アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2020)」は、東京ビッグサイト西展示棟3・4ホールで、2020年10月31日(土)~11月1日(日)の2日間開催される。

 

 東京ビッグサイト西展示棟3・4ホールは、2017年に開催された「2017アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2017)」の会場と同じ場所(4階)だ。

 

 東京2020オリンピックは2020年7月22日(水)~8月9日(日)のスケジュールで、東京2020パラリンピックは同年8月25日(水)~9月6日(日)のスケジュールで実施されることから、パラリンピック終了後、2か月しないうちのハムフェア開催となる。

 

 なお、今回の「ハムフェア2020」の開催日と開催場所が決定の発表は、9月28日(土)と29日(日)の両日、東京・大塚のJARL本部で行われた「第46回理事会」で承認されたことによるものと思われる。

 

 

東京ビッグサイト西展示棟3・4ホールで開催された「ハムフェア2017」開場前の風景


東京都江東区有明の東京ビッグサイト。中央奥に見えるのが西展示棟

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

【ハムフェア2019】“来年(2020年)のハムフェア開催”はどうなる!? 日野岳実行委員長の談話

 

<来年の「ハムフェア2020」は“引き続き開催に向けた検討を行う”>JARL、第45回理事会報告を会員専用ページに掲載

 

 

 

●関連リンク:
・速報 ハムフェア2020開催日決定(JARL Web)
・一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL Web)

 

 

 


feed <auとNTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIM対応>アイコム、全国と交信できる車載型IPトランシーバー「IP501M」を新発売 (2019/9/27 19:30:54)

アイコム株式会社は2019年9月27日、auとNTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIM対応の車載型IPトランシーバー「IP501M」を発表した。発売開始は9月30日、価格はオープン。

 

 

アイコムのIPトランシーバー「IP501M」

 

 

 業務用無線の業界では、携帯電話のIP網を利用し全国どことでも交信可能な「IP無線」(IPトランシーバー、ボイスパケットトランシーバー)の利用が急増している。多額の投資となる無線中継局の設置が不要で、使用者に無線従事者免許や無線局免許は必要なく、携帯電話のエリア内であればどことでもトランシーバー感覚で交信ができ、一斉同報が可能なことから、公共交通機関や運送業界、警備業、マスコミ関係などさまざまな業種で使われるようになってきた。

 

 アイコムは2015年、auの4G LTEネットワークに接続可能なモジュールを搭載したハンディタイプのIPトランシーバー「IP500H」と関連機器で構成される「IP ADVANCED RADIO SYSTEM」の発売を開始し、順次ラインアップを拡充している。今回発表されたのはauとNTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIMに対応した車載型IPトランシーバー「IP501M」だ。以下、アイコムのプレスリリースから抜粋で紹介する。

 

★au・NTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIM対応、車載型IPトランシーバー「IP501M」を新発売(アイコム)

 

 アイコム株式会社は、au・NTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIM対応車載型IPトランシーバーIP501Mを新発売します。

 

 IPトランシーバーは、従来のトランシーバーとは異なり、携帯電話回線を利用することで日本全国を通話エリアとできるトランシーバーです。そのため、一度に多数の人と声で情報共有できるトランシーバーの特長と、通話距離や不感地帯を気にすることなく通話できる携帯電話の特長を併せ持つ通信端末といえます。

 

 このたび新発売するIP501Mは、車載型IPトランシーバーです。使用する通信回線は、当社が提供するSIMを装備することでauとNTTドコモから選べるほか、両方のSIMを装備することで、状況に応じてキャリアを切り替えて使えるデュアルSIM仕様としています。キャリアに関わらず、ハンディタイプの従来製品IP502Hなどとも通話互換を備えています。

 

 また、通信相手と交互ではなく、携帯電話と同じように同時に話せる同時通話に対応し、自然なやりとりが可能なほか、多人数による多重通信もサポートしており、電話会議のような使い方や、会話の途中に緊急の連絡を割り込ませて伝えることも可能です。さらに、GPS機能を備え、PCやWEBブラウザに表示した地図にIP501Mの位置情報を表示可能(別途オプション製品かWEBサービスへの加入が必要)。また、Bluetoothに対応し、ハンズフリー運用にも対応しています。

 

 IP501Mは、運送・運輸業、警備業など、多くの業種で活用できる通信端末として販売してまいります。

 

★おもな特長
・au・NTTドコモの両キャリアに対応したデュアルSIM対応の車載型IPトランシーバー。
・トランシーバーの同報性と、携帯電話の広い通話エリアを併せ持つ通信端末。
・同時通話・多重通話に対応。
・GPS機能を備え、位置情報をPCやWebブラウザで表示可能。
・ハンディタイプのIP502Hなど当社IPトランシーバー従来機と通話が可能。

 

オプションのテンキー付きマイクロホン「HM-230」

 

★その他の機能
・緊急呼び出し機能
・Lone Worker機能
・メッセージ送信機能
・ノイズキャンセル機能
・GPS機能
・埃や水しぶきも気にせず使えるIP54の防塵・防水性能
・プリセットの文字情報を送信
・ソフトウェア更新や端末設定を回線経由で一括設定など

 

★主な仕様

 

 

 

●関連リンク: au・NTTドコモの2キャリアに対応するデュアルSIM対応、車載型IPトランシーバー IP501M を新発売(アイコム プレスリリース)

 

 

 


feed <デジタル簡易無線機239台、衛星電話機10台、デジタルMCA62台ほか>関東総合通信局、台風15号の影響で災害を受けた自治体などに通信機器を貸し出し (2019/9/19 12:38:59)

台風15号の影響で甚大な被害を受けた千葉県内の自治体などからの要請で、総務省関東総合通信局が保有する移動通信機器や移動電源車を災害対策支援として貸与したことをお伝えしたが( 2019年9月12日記事 )、台風15号が9月9日(月)未明に千葉県に上陸し過ぎ去っていってから、すでに11日間が経過した今でも、広域停電が続いている地域は多い。関東総合通信局では全国の総合通信局の協力を得て、さらに多くの通信機器の貸与を実施。この度、「令和元年9月18日16時現在」の状況として通信関係の貸与リストを公表した。

 


関東総合通信局が災害対策支援として保有している移動通信機器の例(九都県市合同防災訓練会場の関東総合通信局ブースで撮影)

 

 

 

 関東総合通信局が発表した内容は以下のとおり。

 

 

 関東総合通信局では、このたびの令和元年台風15号により被災された千葉県内の自治体等からの要望を受け、通信関係では、デジタル簡易無線機、MCA無線機、衛星携帯電話、移動電源車等の貸出しを行っております。(令和元年9月18日16時現在)

 

 

 

 

 

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関東総合通信局、台風15号により被災した千葉県内の自治体からの要請で「デジタル簡易無線機」など86台や「移動電源車」2両を貸与

 

【追記:10日 22時25分に送信再開!!】<台風15号の影響か?>ニッポン放送、千葉県の木更津送信所(1242kHz、100kW)がトラブルで停波、足立送信所から1kWで減力放送中

 

<停波またはインターネット接続停止中>台風15号の影響で、千葉県と神奈川県のD-STARレピータ9局に障害発生中

 

 

 

 

●関連リンク:
・関東総合通信局 令和元年台風15号により被災された自治体等への災害対策支援について
・関東総合通信局 災害対策用移動通信機器の貸与
・関東総合通信局 災害対策用移動電源車の貸与
・簡易無線(ウィキペディア)
・衛星電話(ウィキペディア)
・ワイドスター(ウィキペディア)

 

 

 


feed 関東総合通信局、台風15号により被災した千葉県内の自治体からの要請で「デジタル簡易無線機」など86台や「移動電源車」2両を貸与 (2019/9/12 18:00:27)

2019年9月12日、総務省関東総合通信局は台風15号により甚大な被害を出した千葉県内の自治体からの要請で、同局が災害対策支援として保有する移動通信機器や移動電源車を貸与したことを公表した。台風15号は9月9日未明に千葉県に上陸。各地で記録的な暴風が吹き荒れ、千葉市では9月9日(月)午前4時半ごろ最大瞬間風速57.5メートルという観測史上1位を記録。房総半島南部を中心に大きな被害が発生し、停電や断水などは現在も続いている。

 


関東総合通信局が貸与する移動通信機器(九都県市合同防災訓練会場の関東総合通信局ブースで撮影)

 

 

 

 千葉県内では台風15号の影響で大規模停電が現在も続いている。房総半島の南部を中心に家屋の倒壊や道路の寸断、断水などでライフラインが大きな被害を受けている状況だ。

 

 関東総合通信局では被害を受けた自治体などからの連絡を受け、災害の発生の際に、電気通信設備や放送設備等の必要な電力供給を支援するための移動電源車の貸与のほか、地方公共団体及び災害復旧関係者へ無償で移動通信機器の貸与を行っている。

 

 

 

 関東総合通信局が発表した内容は以下のとおり。

 

 

 

 

●関連リンク:
・関東総合通信局 災害対策支援 情報通信関連対応について
・関東総合通信局 災害対策用移動通信機器の貸与
・関東総合通信局 災害対策用移動電源車の貸与
・簡易無線(ウィキペディア)
・衛星電話(ウィキペディア)
・ワイドスター(ウィキペディア)

 

 

 


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