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link hamlife.jp hamlife.jp (2024/11/23 21:35:40)

現在データベースには 6117 件のデータが登録されています。

feed <ゼロなのに伝わる! 生で聞こえるコミュニケーション>アイコム、究極の低周波数でコンパクト化したライセンスフリー無線機「IC-0M」を開発!! (2019/4/1 10:45:59)

アイコム株式会社は2019年 4月1日 、究極の低周波数“0MHz”を使用した免許・資格不要の無線機「IC-0M」を開発したと発表した。一般的にトランシーバーは周波数が低くなるほど本体の小型化は困難になり、アンテナも効率を求めると巨大になるが、同社は0MHzを使用することで無線機はコンパクトなハンディサイズに収まることを発見し、わずか数日という異例のスピードで開発を完了したという。IC-0Mの基板上の部品点数は0でバッテリーレスで動作可能。交信時はIC-0Mを握りしめ、声を発するだけで誰とでも交信でき、発する声の出力を上げることで通話範囲を拡張できる。「周波数0」「メリット0」「シグナル0」という“3つのゼロ”を実現した製品は業界初という。

 

 

“3つのゼロ”を実現した業界初の無線機「IC-0M」の登場を伝えるアイコムの特設サイト。どことなくアルコール飲料のようなイメージが伝わってくる。

 

 

 アイコムが発表した内容から抜粋し紹介する。

 

ゼロなのに伝わる! 「生」で聞こえるコミュニケーション、業界初! 無線機登場(2019/4/1)

 

★不可能を可能にした、待望の新製品

 理論的には、周波数が低くなればなるほどトランシーバー本体の小型化は困難を極めます。また、アンテナの効率を求めると、どんどん巨大になっていきます。

 

★究極の低周波数でコンパクト化

 しかし、われわれは気づいたのです。究極の低周波数、0MHzを使うのであれば、それらの問題がすべて解決し、コンパクトなハンディサイズに収まるではないかと!

 

★爆速を実現(開発が)

 企画からわずか数日の異例のスピードで開発されたIC-0Mは、これまでのトランシーバーの概念を超越するまったく新しいトランシ―バーとして、きょう、デビューします。

 

IC-0Mの製品外観。シルバーのボディにグリーンを配し、中央に「ZERO」のエンブレムを入れた親しみやすいデザインが印象的だ

 

<製品特徴>

 

●静寂
 その優れた周波数特性により、音量0を実現。当然、ノイズも0です

 

●バッテリーレス
 驚異の消費電力0Aを実現。周波数は0ですが、運用時間は∞です。

 

●超軽量
 周波数を0MHzに絞ったことで、基板の部品点数も0に。軽量、コンパクトボディに貢献しています。

 

●かんたん操作
 IC-0Mを握りしめ、声を発するだけで誰とでも交信できます。発する声の出力をあげることで、通話範囲を拡張することも可能です。

 

●最高級防水機能
 水濡れはもちろん、水没したままでも本体性能を一切損ないません。

 

●ハンズフリー
 なんなら、IC-0Mを手に持たなくても、交信することはできます。そう、大きくお口を開けるだけです。

 

●申請不要、免許不要
 従事者免許もいらなければ、無線局免許も不要です。もちろん、電波利用料もかかりません。

 

●低価格
 値段も0円!だと思いました? それはそれ、ビジネスですから……。申し訳ございません。

 

 

 

<オプション>

 

●0MHz専用アンテナ「FA-∞M」(1,000,000,000円 税込)
 特0MHzのアンテナ? 周波数が下がるとアンテナ長は伸びますが、0となると……このオプションは、あなたの心のなかにだけ存在するのかもしれません。

 

●オプションツマミ「MB-0203」(200円 税込)
 IC-0Mのおともにどうぞ。もちろん、糖質ほぼ0で体に優しいつまみです。

 

●キャリーバッグ「LC-0873」(1,000円 税込)
 最大6機のIC-0Mを収納できる専用キャリーバッグです。断熱構造です。お花見などに最適。

 

 

 

 なお同社は、IC-0Mの特設ページを開設し、製品の詳細のほか開発者インタビューを掲載している。詳細は下記関連リンク参照。

 

 

アイコム、2018年4月1日はこんな製品を発表↓
<アマチュア無線の電波状態を“仮想現実”として視認化できる>アイコム、VR対応外部モニター「LC-VR41」を新発売!!

 

 

 

●関連リンク:
・ゼロなのに伝わる! 「生」で聞こえるコミュニケーション IC-0M(アイコム 特設ページ)
・アイコム株式会社 Facebookページ

 

 


feed <待望の“基地局用アンテナ”が初登場!!>ラディックス、142/146MHz帯デジタル小電力コミュニティ無線用アンテナ「RCW-142SR」を発売開始 (2019/3/25 10:00:48)

アンテナメーカーの有限会社ラディックス(千葉県千葉市緑区)は、142/146MHz帯のデジタル小電力コミュニティ無線用としては初となる基地局用アンテナ「RCW-142SR」を2019年3月15日から発売を始めた。ラジアル付きの単一型で利得は2.14dBi。アイコムのIC-DRC1との組み合わせで法的にも使用可能だ。価格は9,800円(税別)。

 

 

基地局としては初登場となる、142/146MHz帯のデジタル小電力コミュニティ無線用アンテナ、ラディックスのRCW-142SR

 

 

 移動運用に適したアマチュア無線用アンテナなどで知られる有限会社ラディックスが、昨年制度化された142/146MHz帯のデジタル小電力コミュニティ無線用としては初となる基地局用アンテナ(1/4波長の単一型)の発売を3月15日から開始した。

 

 デジタル小電力コミュニティ無線の周波数範囲を含む142.90~147.00MHzを安定した性能でカバーし、かつコストを抑えるために1本のラジアルがついた構造が特徴だ。垂直エレメント長は530mm、ラジアル長は500mmでアンテナ端子はM-J型。総重量は300gで直径25~60mmのマストに取り付けることが可能だ。なお同軸ケーブルは付属しない。

 

RCW-142SRの定格(同社資料より)

 

 同社によると、アイコムのデジタル小電力コミュニティ無線機、IC-DRC1は「単一(V)2.14dB」の外部アンテナとの組み合わせで技術基準適合証明(工事設計認証)を受けていることから、RCW-142SRを接続しての運用が法的にも可能だという。耐入力は50W FMなので144MHz帯のアマチュア無線用としても使用できる。

 

すでに店頭にRCW-142SRが並んでいる無線ショップもある(富士無線電機千葉店で撮影)。詳しくは問い合わせのこと

 

 希望小売価格は9,800円(税別)。同社製品取り扱いのアマチュア無線ショップで発売を始めたほか、まもなく同社直販サイトでも販売を始める予定という。問い合わせは有限会社ラディックス(電話043-292-4959、メール info@radix-inc.com )まで。

 

 

 

●関連リンク: ラディックスホームページ(3月24日現在、RCW-142SRの情報は未掲載)

 

 

 


feed <資格のいらない「ライセンスフリー無線」交信イベント>3月21日(木・祝)9時から15時まで「春の一斉オンエアディ2019(通称「春オン2019」)」開催! (2019/3/19 12:05:26)

特別な資格が必要なくてもトランシーバー片手に誰でも無線交信が楽しめる無線ジャンル“ライセンスフリー無線”。“フリラー(ライセンスフリー無線愛好家)”たちの全国規模の祭典として、2019年3月21日(木・祝)の9時から15時までの6時間にわたり、日を追うごとに暖かくなりだしたこのシーズンに一斉交信イベント「春の一斉オンエアディ2019(通称「春オン2019」)」が開催される。今回から、142/146MHz帯を使用する業界で初めての「デジタル小電力コミュニティ無線」も資格のいらない無線として、交信イベントの新たなジャンルに加わったので注目だ。

 

 

ライセンスフリー無線愛好家の全国規模の祭典「「春の一斉オンエアディ」。暖かくなるこの季節、お天気がよければ、なるべく高く、見通しのよい場所からの運用がおすすめ。とくにCB無線(市民ラジオ)では、Eスポなどの発生で遠距離交信に期待が膨らむ

 

 

 ライセンスフリー無線愛好家、“フリラー”たちが楽しみにしている一斉交信イベント、「春の一斉オンエアディ2019(通称「春オン2019」)」が3月21日(木・祝)の9時から15時まで6時間にわたり開催される。思い思いの場所に移動して、普段は繋がりにくい地域との交信を楽しむイベントとして年を追うごとに参加者が増えている。

 

 それぞれライセンスフリー無線では、メインに使われるチャンネルが通例として決まっている。27MHz帯の合法CB無線(市民ラジオ)でここ最近の使用頻度が高いのは8ch(27.144MHz)/3ch(27.040MHz)/6ch(27.112MHz)の順となる。

 

 この季節、コンディション的にはグランドウェーブが中心となるものの、短時間だがスキャッターやEスポが突発的に発生し遠距離交信ができる。合法CB無線(市民ラジオ)、特定小電力無線ともに「集中呼び出しタイム」が設けられているので、チャレンジしてみよう。

 

 なお、「特定小電力無線」は周波数的にグランドウェーブによる交信が中心となる。使用頻度が高いのは422.225MHz(アルインコ表記で「L3」、アイコムなどの表記では「14ch」)。また351MHz帯の「デジタル簡易無線(登録局)」の場合は、呼び出しチャンネル15chを受信し、交信チャンネルを指定し移動して交信を楽しという流れ。

 

 今回から新たに加わった、142/146MHz帯を使用する「デジタル小電力コミュニティ無線」は、呼び出しチャンネル(18ch)でCQを出して、ほかの空いているチャンネルに移動して交信を行う。

 

 特定小電力無線機(10mW機)の50倍の送信出力500mWで、技術基準適合証明(工事設計認証)に登録されている利得の高いアンテナに交換すれば、遠距離交信を狙うことも期待できる。また、送信のたびにGPS位置情報を相手局に送るので、どれくらい離れた場所から電波が届いているか容易に把握することができるのも特長の1つだ。

 

 

 

●「春の一斉オンエアディ2019(通称「春オン2019」)」実施要綱

 

 

■開催日時:
2019年3月21日(木・祝)09:00~15:00

 

■運用するバンド:
・合法CB無線(市民ラジオ)
・特定小電力無線
・デジタル小電力コミュニティ無線
・デジタル簡易無線登録局

 

■集中呼び出しタイム:
・市民ラジオは開催時間(09:00~15:00)中の毎時30分
・特定小電力無線は開催時間(09:00~15:00)中の毎時00分

 

 


送信出力が少ないライセンスフリー無線は“移動運用”がメイン。ハンディ機は移動運用に最適だ

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<いよいよ発売!! 新規格“デジタル小電力コミュニティ無線”>アイコム「IC-DRC1」開封リポート

 

 

 

●関連リンク:
・市民ラジオ(ウィキペディア)
・特定小電力無線(ウィキペディア)
・簡易無線/デジタル簡易無線(ウィキペディア)
・デジタル小電力コミュニティ無線(ウィキペディア)
・ライセンスフリーラジオ(ウィキペディア)

 

 

 


feed <特集「HFマルチバンド運用法」「アマ無線に役立つアイディア集」ほか>電波社、「HAM world(ハムワールド)」2019年5月号を3月19日(火)に刊行!! (2019/3/12 12:05:54)

2019年3月19日(火)、前号から独立創刊を果たした株式会社電波社のアマチュア無線誌「HAM world(ハムワールド)」2019年5月号が刊行される。今号の特集は「多バンドにオンエアするためのアンテナ選び!HFマルチバンド運用法」、特集2は「アマ無線に役立つアイディア集」。そのほか「注目の新機能!PC+無線機でノード局を構築」「WIRES-Xの新機能PDNがスタート」「市民ラジオ無線機 NTS111Tを使ってみた」などを掲載。独立創刊を記念して「読者プレゼント第2弾」を用意している。価格は980円(税込み)。

 

 

「HAM world 2019年5月号」の表紙

 

 

 電波社の「HAM world」は同社の月刊誌「ラジコン技術」の増刊として、2015年9月にVol.1、2016年2月にVol.2、6月にVol.3、9月にVol.4、12月にVol.5、2017年3月にVol.6、6月にVol.7、9月にVol.8、12月にVol.9、2018年3月にVol.10、6月にVol.11、9月にVol.12、そして前号から独立創刊を果たし“月号表記”となり、12月に2019年2月号として3か月に1回のペースで刊行され、今回の2019年5月号で14冊目となる人気のアマチュア無線専門誌だ。

 

 

 記事内容など概要は下記の通り。

 

 

★「HAM world」2019年5月号の概要

 

 

◆発売日: 2019年3月19日(火)全国書店発売
◆定価: 980円(税込)
◆発行: 株式会社電波社
◆体裁: A4 平綴じ
◆記事内容: 下記の通り

 

 

<特集:多バンドにオンエアするためのアンテナ選び!HFマルチバンド運用法>
・屋外型チューナーは魔法の弁当箱
・伸縮式で7~430MHzをワイドにカバー/RHM10の実力
・短縮型多バンドアンテナ調整のポイント
・コイル交換で多バンド対応!コンパクトアンテナの魅力
・シンプル構造で自作も簡単!ダブルバズーカアンテナ
・釣ざおアンテナの活用

 

<特集2:アマ無線に役立つアイディア集>
・ポータブル電源/発電機の活用
・昇圧コンバーターで13.8Vを得る
・試してみよう!小技集

 

<注目の記事>
・注目の新機能!PC+無線機でノード局を構築
・WIRES-Xの新機能PDNがスタート

 

<単発記事>
・アイコムIC-9700運用レポート
・独立記念!読者プレゼント第2弾
・Raspberry Piで遊ぼう
・D-STAR完全マスター FT8を理解する
・話題のあの事件を解説 射撃管制レーダーってなに?
・アマ無線用人工衛星からの電波をキャッチ サテライト通信を聴いてみよう!
・古希までの取得が目標!1アマ挑戦記
・V/UHF デュアル覆面アンテナのリアゲートへの組込み
・ジャンク無線機復活の技 FDK MULTI-750X
・ヤエスFT-ONEに恋した私の修理記録
・デジタル小電力コミュニティ無線 IC-DRC1運用レポート
・チャレンジャー 愛ちゃんの1アマぜったい取りますよ宣言!!Part2
・1200MHz/AMローコールスタート
・世界の短波放送を聴こう!
・ライセンスフリーラジオの世界
・超実践的 CW練習法
・市民ラジオ無線機 NTS111Tを使ってみた
・ニュースフラッシュ
・読者プレゼント当選者からのレポート
・無線機の歴史おもしろエピソード

 

 

同誌の確実な予約・購入には下のAmazonリンクが便利だ。

 

 

 

 

 

 

※以下は「HAM world」創刊号(Vol.1)から2019年2月号までのバックナンバー。プレミアム価格で取り引きされている号もある

 

 

 

●関連リンク: 株式会社電波社

 

 

 


feed <限定150台の希少モデル、梱包状態のまま手放すケースが続く>話題の新技適CB無線機「Blackbird Standard Edition」がヤフオクに多数出品 (2019/2/27 12:05:25)

ポラリスプレシジョン合同会社が台数限定で製造・販売した新技適対応のCB無線機(市民ラジオ)「Blackbird(ブラックバード)」(税別18万円)。以前、50台が限定モデル「Launch Edition」として先行出荷され、そのうちの1台がヤフオクに出品されたことをお伝えしたが( 2018年12月26日記事 )、2月に入り、残り150台の通常モデル「Standard Edition」が同社から購入者の元へ発送された。今回、その「Standard Edition」が入手後すぐと思われる梱包状態のままヤフオクに多数出品されるケースが続き話題となっている。

 

 


新技適対応のCB無線機「Blackbird(ブラックバード)」(税別18万円)。限定200台のうち50台が限定モデル「Launch Edition」、残りの150台が、画像の通常モデル「Standard Edition」として製造された

 

 

 CB愛好者(通称“フリラ”)を中心に、発売前から注目を集めた新技適対応のCB無線機「Blackbird(ブラックバード)」は、2018年3月2日に創業したポラリスプレシジョン合同会社が、初めて世に送る無線機である。

 

 購入希望者は申し込み受付日から5日以内に代金+送料+消費税の合計額(196,020円)を指定口座に入金するという注文システムで、先着50台の「Blackbird Launch Edition」と、先着150台の「Blackbird Standard Edition」の合計200台の予約受け付けを同社がWebサイトで開始すると、限定モデル「Launch Edition」は瞬殺で、通常モデル「Standard Edition」もほどなくして予約数に達した。

 

 2019年2月に入り、通常モデル「Standard Edition」の150台が購入者の元へ届きだしたが、このタイミングで、入手後すぐと思われる状態の同モデルがヤフオクに相次いで出品されるようになった。

 

 ヤフオクに出品された最初の1台は、「150,000円」の開始価格で2月9日(土)から2月16日(土)までの入札期間だったが、「送料無料」にもかかわらず、最後の最後に1件だけ入札があり落札された。

 

 

入手後すぐにヤフオクに出品されたと思われる1台。最後の最後に1件だけ入札があり落札された

 

 

 続く2台目は、開始価格1,000円で2月23日(土)から出品。直後から多数の入札があり、2月27日(水)12時時点で入札件数「91件」、最高価格「152,000円」(終了時間は3月2日(土)18時40分を予定)と推移している。

 

 

開始価格1,000円で2月9日(土)から出品。直後から多数の入札があり、記事作成時に入札件数「91件」、最高価格「152,000円」と推移

「開封のみの新品未使用品」と出品者からの説明がある

 

 

 同時期の2月25日(月)(終了時間は3月3日(日)21時13分を予定)から開始価格190,000円で3台目が出品されている。こちらは2月27日(水)12時時点で入札数はゼロだ。

 

 

3台目の出品は開始価格190,000円。記事作成時は入札数はゼロだった

 

 

 このほか、スマホで売買ができる「メルカリ」など、フリーマーケット市場でも、「Blackbird」の売買が行われている。

 

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<50台発売された限定品、メーカー出荷直後で未開封>話題の新技適CB無線機「Blackbird Launch Edition」がヤフオクに出品

 

<動画3本掲載>ポラリスプレシジョン、「Blackbird」の完成披露会で“搭載予定の新機能”を初発表!!

 

<きょう7月16日(月・祝)から予約受け付けを開始!!>ポラリスプレシジョン、新技適対応のCB機「Blackbird」の詳細情報をWebサイトに掲載

 

<「KANHAM2018」会場で展示>ポラリスプレシジョン、新技適対応の市民ラジオ(27MHz帯)「Blackbird」を発表!! 本体価格は18万円

 

 

 

●関連リンク:
・新技適 CB無線機 Blackbird ブラックバード 新品未使用品(ヤフオク)
・ポラリスプレシジョン Blackbird(Standard Edition)(ヤフオク)
・新技適対応 ポラリスプレシジョンCB無線機 ブラックバード Blackbird 限定200台  新品 未使用品 ICB RJ(ヤフオク)
・ポラリスプレシジョン合同会社 ※IEブラウザは非対応

 

 

 


feed <2月9日(土)午前0時からスタート>西無線研究所、ハンディタイプのCB機「NTS111」の予約受付を開始!! (2019/2/8 12:05:24)

西無線研究所が開発を進めている27MHz帯のハンディタイプのCB機(市民ラジオ)「NTS111」の予約受付が2019年2月9日午前0時からスタートする予定だ。需要予測が難しく、台数によって生産コストが大きく変わることから、同社は“予約数に応じた価格”を3通り提示している。購入希望者は「どの価格で買いたいか」を決めてメールで申し込む形式だ。

 

試作機(NTS111T)が技適証明試験に合格した(西無線研究所のTwitterより)

 

 

 新スプリアス規格に対応した西無線研究所の27MHz帯CB機の「NTS111」は、開発が順調に進み、2月6日に試作機(NTS111T)が一般財団法人 テレコムエンジニアリングセンター(TELEC)の技術基準適合試験に合格した。

 

 これを受け、同社は2月9日(日)の午前0時から、専用メールアドレスによる「NTS111」の予約受付を開始する予定であることをTwitterで発表した。需要予測が難しく、台数によって生産コストが大きく変わることから、同社は予約数に応じた価格を3通り提示している。

 

・予約数 100台以上: 85,000円(91,800円/税込み)予約メール: nts01@nishimusen.co.jp
・予約数 300台以上: 75,000円(81,000円/税込み)予約メール: nts03@nishimusen.co.jp
・予約数1000台以上: 65,000円(70,200円/税込み)予約メール: nts10@nishimusen.co.jp

 

 例えば「自分は税別65,000円なら買いたい」という場合は nts10@nishimusen.co.jp  へメールで申し込むことになるが、同社が予約数を最終集計した段階で1,000台に満たなければ、この価格での注文はキャンセルとなる可能性がある。最も生産される可能性が高いのは「予約数100台以上」だが、その場合の価格は税別85,000円になる可能性がある(税別85,000円で申し込んでいても、予約数が1,000台を超えた場合は税別65,000円で販売される)。なおhamlife.jpが同社に確認したところ「予約申し込みの期限(締め切り)は当面設定しない」との回答だった。

 

 同社がTwitterで発表した内容は下記の通り。予約募集については2月9日(土)午前0時から。同社のNTS111特設サイトでも案内が開始され、メールアドレスへのリンクも掲載される。

 


 

<NTS111今後の予定(案)20190208>

 

 NTS111の価格はまだ未定で、これから下記のような手順で決めていきます。製造数量で大きく価格が変わります、需要予測が難しいので御協カお願いします。

 

(1)量産数量別の価格を提示して予約を募る。
 ・予約数 100台以上…85,000円(91,800円/税込み)
 ・予約数 300台以上…75,000円(81,000円/税込み)
 ・予約数1000台以上…65,000円(70,200円/税込み)

 

<台数が多いほど安くなる>
 無線機販売店経由の予約も受け付けます(日本国内で実店舗を持つ無線機販売店)。予約数量が上記より少ない場合は、販売中止になります。

 

 予約専用メールアドレスを開設します。
 ・85,000円で予約→ nts01@nishimusen.co.jp
 ・75,000円で予約→ nts03@nishimusen.co.jp
 ・65,000円で予約→ nts10@nishimusen.co.jp

 

 予約金額に該当するメールアドレスへ、成約した場合の商品送付先住所を記載してメールを送信して下さい。(送付先住所を記載していない場合は無効になります)

 

(2)予約数を集計して製造数量を定め、価格確定する。
 例えば、100台以上の85,000円で予約が110台で、300台以上の75,000円の予約が130台の場合は、85,000円の価格で110台製造・販売して、75,000円で予約の130台はキャンセルになります。
 85,000円で予約が80台、75,000円で予約が250台の場合は、合計330台製造して、価格は75,000円。価格85,000円の予約80台の方にも安い方の価格75,000円で販売します。

 

 合計数量が299台以下で、85,000円での予約が99台以下の場合は中止になります。上記の金額は税抜き価格です、支払いは消費税を足した金額になります。
 今回の量産が中止の場合は少量生産の価格を別途に定め、募集し直します。この場合、かなり高価になります。

 

(3)量産確定後、納品までの納期は数量で変わりますが約3か月。
 価格が決まったら、お支払いは銀行振り込みでお願いします。支払い期限は、納品予定日の1か月前まで。未入金の方には期限が近づいたらお知らせします。商品の発送は、特別な事情が無い限り、支払い日順になります。

 

(4)実装部品や付属品などの仕標が一部変わる場合がありますが、ご承知おき下さい。

 

(5)その後について
 
需要を見定めながら計面的に量産、販売して、販売店の店頭に並べていただけるようにしていきたい。その後の価格は、今回確定した価格にに準じて販売していくつもりです。

 

 


 

NTS111についてはこちらの記事もチェック!!
<年末スペシャル>胸ポケットに入る新技適CB機 “NTS111” の開発が進行中!!「西無線研究所」を訪問

 

 

 

●関連リンク:
・NTS111案内ページ(西無線研究所)
・Twitter 西無線研究所(@nishimusen)

 

 

 


feed <業界初の変わり種!「登録局」と「免許局」が1台で…>JVCケンウッド、デジタル簡易無線「TCP-D751 CT」とデジ&アナ業務機「TCP-D751 FT」の2モデルを発表 (2019/2/5 15:00:07)

2月5日、株式会社JVCケンウッドは351MHz帯のデジタル簡易無線(登録局)とデジタル簡易無線(免許局)の両方(デュアル運用に対応)が1台でできる業界初の変わり種!?デジタル簡易無線機「TCP-D751 CT」と、デジタルとアナログのデュアルモード&ワイドバンド周波数に対応するデジタル/アナログ一般業務用無線機「TCP-D751 FT」のハンディタイプ2機種を、2月下旬から発売する予定であることを発表した。価格はオープン。

 

 

351MHz帯のデジタル簡易無線(登録局)とデジタル簡易無線(免許局)の両方(デュアル運用に対応)を1台で対応するデジタル簡易無線機「TCP-D751 CT」(左)と、デジタルとアナログのデュアルモード&ワイドバンド周波数に対応するデジタル/アナログ一般業務用無線機「TCP-D751 FT」

 

 

 

 同社のプレスリリースから、特徴を抜粋し紹介する。

 

 

 ケンウッドブランドより、業務用無線機の新ラインアップとして、デジタル簡易無線機(免許/登録局対応)「TCP-D751 CT」と、デジタル/アナログ一般業務用無線機「TCP-D751 FT」の計2モデルを2月下旬より発売します。

 

「TCP-D751 CT」は、業界で初めて(※1)1台の無線機で免許局と登録局のデュアル運用を可能にしたデジタル簡易無線機です。また、「TCP-D751 FT」は、ワイドバンド周波数(350~470MHz)の対応に加え、デジタル/アナログのデュアルモードに対応した一般業務用無線機です。

※1:2019年2月下旬発売予定、デジタル簡易無線機として。(2019年2月5日現在)

 

 

●企画背景と製品の概要

 

 総務省による電波有効利用のためのデジタル化推進により、UHF帯簡易無線局はこの10年間で急速に拡大し、100万局を超える規模になっています。そのような背景の中、大規模なイベント会場などでは複数の出入業者により免許局と登録局が混在することが多くなっており、スタッフが業務連絡を2種類の無線機で使い分けなくてはならないケースが増えています。そこで当社は、業界で初めて(※1)1台で免許局と登録局のデュアル運用に対応するデジタル無線機「TCP-D751 CT」を企画・開発。本機により無線機を2台持つ煩わしさを解消します。また、総チャンネル数は最大95チャンネルとなり混信緩和にもつながります。

 

 一方、一般業務用無線機市場では、旧スプリアス規格の使用期限(2022年11月30日まで)を見据え、デジタル/アナログのデュアルモードに対応する「TCP-D751 FT」も企画・開発。本機はワイドバンド周波数(350~470MHz)設計により幅広い業種に対応。また、デジタル/アナログのデュアルモードに対応し、段階的にデジタル運用への移行を計ることが可能です。デジタルで周波数の変更があった場合でも、UHF帯であればワイドバンド周波数対応により、無線機の買い換えも不要です。

 

 両モデルとも、当社がこれまで培ってきたオーディオ技術と無線技術による優れた音声品質と堅牢性を備え、デジタル化推進に伴う現場のニーズに対応する新たなラインアップとして提案します。

 

 

●「TCP-D751 CT」の主な特長

 

・業界初(※1)、免許局/登録局のデュアル運用に対応
 業界で初めて(※1)、本機1台でデジタル簡易無線の免許局と登録局のデュアル運用を可能にしました。また、最大95チャンネルで混信緩和にもつながります。

 

●「TCP-D751 FT」の主な特長

 

・デジタル/アナログのデュアルモード&ワイドバンド周波数に対応
 アナログからデジタル運用に移行しやすいデジタル/アナログのデュアルモードに対応。さらに幅広い業種に対応できる350~470MHzワイドバンド周波数設計です。

 

 

●2モデル共通の主な特長

 

1.当社独自のオーディオ技術と無線技術によるデジタル音声品質

 

1)聞き取りやすく、疲れない音質特性を実現
 これまで培ってきたオーディオ技術と無線技術のノウハウを生かし、聞き取りやすい音づくりを専門チームで検討。明瞭でありながら聞き疲れしない、こだわりの音質を実現しました。
2)A/D変換の適正化により音声遅延を最小限に抑制
 デジタル無線で問題になる音声遅延をA/D変換の最適化により、最小限に抑えています。
<高性能スピーカー>
3)音声からノイズを低減する1マイクタイプのノイズサプレッサーを搭載
 音声がないときに環境ノイズ波形を取得し、音声からノイズを低減する1マイクノイズサプレッサーを搭載。外部マイク使用時もしっかりとノイズを低減します。
4)独自制御によりサイレン音ノイズを抑制
 音声と周波数帯域が重なるため、音声の抽出がむずかしいサイレン音ノイズを、周波数分布の差を用いた独自の制御により大幅に低減しています。
<ノイズ低減イメージ>

 

2.屋外や水場での使用にも対応する堅牢設計

 アメリカ国防総省軍用規格MIL-STDの11項目に適合。IP54/55/67/68(※2)相当の防塵・防浸性と、水没に対する保護性能も強化された密閉の二重構造を採用。液晶画面とキートップはUV加工で強度を高め、またキートップの印字は擦りキズがついても消えない二重成形構造を施した堅牢設計です。
※2:IP68:IEC/JIS規格 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)「IP6_ 耐塵形:タルク粉を1m3当り2㎏の割合で浮遊させた中に8時間放置し内部に浸入がない。IP_8 水中形:水面下1m、2時間沈めても無線機に有害な影響を及ぼさない。」本製品は設計段階において防塵・防水規格IP68の試験を行いその性能を確認しておりますが、実際のご使用にあたって、すべての状況で防塵・防水を保証するものではありません。

 

 

 

 

3.2つのグループを使い分けできるセカンドPTT機能を搭載

 

 メインで使用するチャンネルのほかに、もう1つのチャンネルで待受、送信ができるセカンドPTT機能を搭載。2つのグループの両方を管理する際に便利です。

 

 

4.異なるチャンネルへの対応をスムーズにするZone設定が可能

 

 エリアごとに使用するチャンネルが異なる場合は、それぞれにZone設定が可能。設定したZoneを切り替えるだけで各エリアのチャンネルに対応できます。

 

 

5.その他の機能(※3)

 

・聞き漏らしを防ぐ高速スキャン。
・GPS/BluetoothR機能を搭載。
・ユーザーの転倒や静止を察知するモーションセンサーを搭載。
・パワーオンLED機能により、電源投入時に光るインジケーターのLED色(全7色)から選択し、グループカラーとして設定が可能。
・機器から光を発しては困るようなコンサート会場などで、本機のインジケーターとLCDの点灯をOFFにできる劇場モードを搭載。
※3:各機能は予め当社代理店による設定が必要です。

 

 

●「TCP-D751 CT」と「TCP-D751 FT」の主な定格

 

 

 

 

●関連リンク:
・業務用無線機2モデルを発売(JVCケンウッド)
・業務用無線機2モデルを発売(PDF形式/JVCケンウッド)
・業務用無線機「TCP-D751 CT」商品情報(JVCケンウッド)
・業務用無線機「TCP-D751 FT」商品情報(JVCケンウッド)

 

 

 


feed <MCP-8Bも更新>JVCケンウッド、351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)「TPZ-D553」の新ファームウェアVer.1.30を公開!! (2019/1/22 10:00:58)

株式会社JVCケンウッドは2019年1月9日、351MHz帯デジタル簡易無線登録局のハンディ機「TPZ-D553」の新ファームウェア、Ver.1.30を公開した。変更内容は「セカンドPTTスキャン」関連などで、同時にメモリーコントロール用プログラム、MCP -8BのVe r.1.30も公開された。

 

 

 

●TPZ-D553の新ファームウェア、Ver.1.30のおもな変更点(2019年1月9日)

 

・「セカンドPTTスキャン再開時間」設定の選択肢に「即時」と「1秒」を追加しました。
・セカンドPTTスキャンのON/OFF機能を追加しました。(MCP-8B Ver.1.30により簡易メニューへの追加が必要です)
・セカンドPTTチャンネル表示中のPTT動作を、従来の「送信禁止」の他に「セカンド・チャンネル送信」、「待ち受けチャンネル送信」が選択出来る様に仕様を追加しました。(MCP-8B Ver.1.30での設定が必要です)
・セカンドPTTのキー設定を、無線機本体のキー(サイド1またはサイド2)とオプション(KMC-55など)のリモートキーに同時に割当てられるように仕様を変更しました。(MCP-8B Ver.1.30での設定が必要です)

 

 TPZ-D553のファームウェアは2018年3月26日に公開されたVer.1.22以来となる。またメモリーコントロールプログラムのMCP-8Bも Version 1.30になり、セカンドPTTスキャン関連の項目が増えている。

 

 

●TPZ-D533用メモリーコントロール用プログラム、MCP-8B Ver.1.30のおもな変更点(2019年1月9日)

 

・[編集(E)]-[オプション機能(O)]の[共通2]タブにある「セカンドPTTスキャン再開時間」の選択肢に「即時」と「1秒」を追加しました。
・[編集(E)]-[キー割当て(K)]の[簡易メニュー]タブにある”選択可能な機能(F5)”に「セカンドPTTスキャン」を追加しました。
・[編集(E)]-[オプション機能(O)]の[共通2]タブに、「セカンドPTTスキャン」のチェックボックスを追加しました。
・[編集(E)]-[オプション機能(O)]の[共通2]タブで、「セカンド・チャンネル表示中のPTT動作」を設定できるように仕様を追加しました。
・[編集(E)]-[キー割当て(K)]の[サイド]タブと[マイク・キー]タブで、「セカンドPTT」が同時に割当てられるように仕様を変更しました。

 

 

 TPZ-D553でMCP-8Bを使用したり、ファームウェアアップデートプログラムを導入するためには、同社別売品のプログラミングケーブル「KPG-186U」が必要となる。詳細は下記関連リンク参照のこと。

 

 

 

●関連リンク:
・TPZ-D553 ファームウェア アップデートプログラム Version 1.30(JVCケンウッド)
・TPZ-D553 メモリーコントロール用プログラム MCP-8B Version 1.30(JVCケンウッド)

 

 

 


feed <年末スペシャル>胸ポケットに入る新技適CB機 “NTS111” の開発が進行中!!「西無線研究所」を訪問 (2018/12/28 12:05:05)

スプリアス規格改定の影響で一時は“平成34年で自然消滅か?”と思われていた27MHz帯のCB無線機(市民ラジオ)にここ数年、新技適対応の製品の開発が相次ぎ、「フリラー」と呼ばれるライセンスフリー無線愛好家の注目を集めている。hamlife.jpは胸ポケットに入る小型サイズのハンディCB機「NTS111」の開発着手を2018年秋に発表した兵庫県神戸市の通信機器メーカー、株式会社西無線研究所を訪問し、同社代表取締役の西 裕治氏に開発状況を伺った。

 

 

 

小型サイズのハンディCB機「NTS111」(左)と144MHz帯のSSB/CWトランシーバー「NTS220」(右)。上にあるのはNTS111のサブ基板試作品

株式会社西無線研究所 代表取締役の西 裕治氏(JI3CKA)

 

 

 西無線研究所は1984年に無線機開発と製造を目的に創業(法人化は1986年)。アマチュア無線用のSSB/CWハンディ機「NTSシリーズ」をはじめ、超小型人工衛星用の無線機や微弱電波を利用した各種機器、超音波利用機器などの開発、製造、販売で知られている。

 

 特に2014年12月にH2Aロケット26号機で打ち上げられた、多摩美術大学、東京大学の衛星「ARTSAT2:DESPATCH」に搭載された同社の437MHz帯ビーコン送信機(出力7W)は、470万キロメートルも離れた深宇宙から地球へ電波を送り届け、オランダとチェコのアマチュア無線家によって電波がキャッチされたという実績がある。

 

 そんな同社が27MHz帯CB機を開発に着手するきっかけは、2018年11月5日に同社のTwitterアカウントで「NTS620のような27MHz CBトランシーバーを作ったら、需要有るかなあ…?」とつぶやいたことにある。西無線研究所がアマチュア無線機器で実績を積んでいることや「NTS620のような」という具体的なポケットサイズがイメージできることから話題となり、このつぶやきにはフリラーを中心に240件を超える「いいね」と40件以上のリツイートがあり、「需要はあると思います」「数万円台の価格ならニーズはあると思います」「是非作って下さい」などの肯定的なコメントが相次いだ。

 

「NTS620のような27MHz CBトランシーバーを作ったら、需要有るかなあ…?」とつぶやいたところ大きな反響を呼んだ(同社ツイッターより)

 

 西氏は「Twitterでこんなに反響があったのは初めてです。このつぶやき以降、フォロワーさんが1,000人近くに増えました」と驚き、新技適に対応したハンディタイプの27MHz帯CBトランシーバーの正式開発をスタートさせた。型番は11mバンドの1号機という意味を込めて「NTS111」と命名。以来、西無線研究所のTwitterアカウントでは完成したデザイン図、回路設計、モックアップの製作、基板の試作と部品実装など、開発の進捗状況を随時報告し注目を集めている。

 

 12月初旬、hamlife.jpスタッフが同社を訪問した際は、NTS111は外観デザインと部品配置を検討するモックアップの状態で、内部の基板は送信PLL回路などを搭載したサブ基板以外は未完成の状態だった。

 

NTS111のモックアップ内部(12月初旬撮影)。この時点では、内部のメイン基板やLEDサブ基板は設計中のため実装されていなかった

 

「本番もこれで行きます」というNTS111のサイズは、80W×165H×27.5Dmmという、Yシャツの胸ポケットにすっぽり収まるもの。ただしロッドアンテナは縮めた場合も上部から70mmほど出ることになる。とはいえ、内部に単3アルカリ電池を4本搭載した状態での重量は400gを切る見込みで、これまでの新技適CB機にはない機動性と軽快さを実現するのは間違いないだろう。

 

NTS111をYシャツの胸ポケットに入れた状態。80W×165H×27.5Dmm、重量約400gはこれまでの新技適CB機で最も小型・軽量になる見込みだ

 

●NTS111のおもな仕様(暫定)

・形状: ハンディ型
・本体外形寸法: 80W×165H×27.5Dmm
 (短縮時のアンテナ含む外形:80W×235H×27.5Dmm)
・周波数帯: 27MHz、8ch(PLL制御/水晶発振)
・送信出力: 500mW
・質量: 約400g(単3アルカリ電池4個内蔵時)
・電源: DC6V(単3アルカリ乾電池4個使用)

 

 NTS111の上部には「CH」「VOL/ON OFF」のスイッチとPTTボタンが並ぶ。その横には外部マイク/スピーカー用のジャックがある。もちろん本体にもスピーカーとマイクは内蔵されているが、スピーカーマイクロホンは別売で用意される予定だ。本体が軽量薄型なのでPTTボタンもこの位置で押しにくさは感じなかった。

 

NTS111の上部。「CH」「VOL/ON OFF」のスイッチとPTTボタンが並ぶ

NTS111の背面。単3アルカリ電池の取り替えはここから行う。上部のネジは技適機のためトルクスを採用予定

 

 西氏は「当社は27MHz帯のCB機設計は初めてですが、当社は50MHz帯や144MHz帯のSSBハンディ機(1W出力)で実績とノウハウがあるので心配はしていません。ただ、アマチュア機と違って制約が多いですね…。27MHz帯のAMモードで使えるような専用ICが見当たらないので、汎用部品を組み合わせないといけません。また、ロッドアンテナは適当な物がなかなか見つからず、今も良い物を探しているところです」と語っている。部品点数は約430点。144MHz帯のSSB/CWハンディ機「NTS220」よりもやや少ないという。

 

 取材後の12月下旬にはメイン基板の試作も完成した。小さいケースに収めるためには、メイン基板も小さくせざるを得ない。「PLL回路はサブ基板にして送信出力部とできるだけ離していますが、それでもAM変調をかけた場合にPLL回路へ強電界が回り込み、スプリアスの原因になることがあります。そこでVCOには108MHzのシンセサイザーを使用し、1/4分周で27MHz帯を得るようにして、もし27MHzの送信波が回り込んでも影響しないようにしました」。この工夫が奏功し、試作実験では問題ないことが確認できたという。

 

測定機器で直列変調実験基板をテスト中

 

 チャンネルは縦に8個並べたLEDで表示する。「LEDもサブ基板にしました。上部のスイッチでチャンネルを操作したときはch表示になるようにして、受信時は“1/2/3/5/7/9/+/++”の信号強度表示、送信時はパワーメーターになるようにします。コントロールはPICのマイコンで行います」。

 

ホームページに掲載された試作中のNTS111基板とケース。PLLとLEDのサブ基板装着も確認できる。「部品はキッチリ基板上に実装できてケースにも収まっています。今のところ致命的な問題は見当たりません、試作作業を進めます」とホームページで報告している

 

 ちなみにノイズブランカーやスケルチは、今のところ搭載しない予定だという。「NB ON/OFFのスイッチを設けるスペースがありません。混変調を考えるとノイズブランカを入れっぱなしにもできないので…」と残念がる。

 

 気になる価格だが、「値段は、現時点では“10万円は切りたい”という目標しか言えません。というのは、試作基板を組み込んで試作品を完成させてみると、思いがけない問題が出ることがあるからです。追加の対策がどのぐらい必要かでコストは変わります。また“販売台数がどの程度見込めるか”でも違ってきますから、もう少しお待ちください」とし、販売方法については「長年お付き合いのある販売店との関係を大切にしていきたい、無線ショップの店頭で手に取って見てもらえるといいなと思っています」と語っていた。

 

 西無線研究所のTwitterアカウントでは、着々と進行するNTS111の開発状況を逐一、写真入りで報告している。またホームページ上ではNTS111の専用ページが設けられ、さらに詳しいブロック図や回路図、計測結果なども公開されているので参考になるだろう。

 

12月21日現在、試作基板No.1の部品実装がほぼ完了。「これから試験調整をして仕上げていきます」とTwitterで報告されている

 

 12月27日現在、Twitterでは「試作基板No.1の部品実装がほぼ完了」「送信部がテストプログラムで動き始めた。小型化で気になっていた回り込みによる送信スプリアスは問題無い」「印刷した文字パネルが入荷」などの報告が行われている。2019年、無線ショップの店頭にNTS111が並ぶ日を楽しみにしたい。

 

 

 

●関連リンク:
・27MHz CBハンディトランシーバー<NTS111>開発中(西無線研究所)
・西無線研究所
・Twitter 西無線研究所

 

 

 


feed <写真で見る>速報!! 第一電波工業のデジタル小電力コミュニティ無線用アンテナ「SRH140DH」リポート (2018/12/27 15:30:28)

「ダイヤモンドアンテナ」ブランドで知られるアンテナメーカー、第一電波工業株式会社から、142/146MHz帯のデジタル小電力コミュニティ無線用としては初となるハンディアンテナ「SRH140DH」が発売になり、全国の無線ショップに入荷した。さっそく同アンテナを入手し、アイコムの同無線機「IC-DRC1」に接続してみた。

 

 

第一電波工業のデジタル小電力コミュニティ無線用アンテナ、SRH140DH

 

 

 142/146MHz帯の「デジタル小電力コミュニティ無線」では、無線機とともに認証を受けた規格の外部アンテナを使用することが可能だ。第一電波工業は同無線システムでは初となるハンディ用アンテナ「SRH140DH」を発表し、このほど全国の無線ショップで発売を開始した。スペック等は下記の通り。

 

<スペックほか>
・周波数: 142MHz帯/146MHz帯
・形式: 1/4λ 単一型
・利得: 2.14dBi
・入力インピーダンス: 50Ω
・全長: 約360mm
・重量: 約15g
・接栓: SMA-P
・その他: 環境基準対応品
・標準小売価格: 4,800円+税

 

 入手したSRH140DHを、IC-DRC1付属のアンテナと比較してみたのが下記の写真だ。2倍以上の長さがあることがわかる。

 

SRH140DHの全長は約360mm。IC-DRC1付属アンテナの2倍以上の長さがある

 

 SRH140DHにはゴム製のスペーサーが付属している。同アンテナをIC-DRC1に取り付けた場合に生じるコネクタ基部の空きスペースを解消するためのものだ。

 

付属のゴム製スペーサーと説明書

ゴム製スペーサーの未使用時(左)と使用時(右)

 

 IC-DRC1に付属アンテナとSRH140DHを取り付けてみた比較写真。エレメントの長さと、しなやかさが特徴的だ。

 

左は付属アンテナを取り付けたIC-DRC1。右はSRH140DHを取り付けたところ

 

 気になる送受信性能だが、平日のためデジタル小電力コミュニティ無線の運用局が少なく、唯一受信できた局(距離約1.2km)で比較してみると、SRH140DHを使用した場合はIC-DRC1付属アンテナよりもS表示で1~2ほど強くなった。さらに詳しい検証が望まれるところだが、交信エリアの拡大に一定の効果がありそうだ。

 

 

IC-DRC1に接続可能なアンテナはこちらの記事を参照↓
<いよいよ発売!! 新規格“デジタル小電力コミュニティ無線”>アイコム「IC-DRC1」開封リポート

 

 

 

●関連リンク: 新製品情報 SRH140DH:デジタル小電力コミュニティ無線機用ハンディアンテナ(第一電波工業)

 

 

 


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