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アマチュア無線業務日誌の定番ソフト(フリーウェア)として、多くの無線家に愛用されている「Turbo
HAMLOG(通称「ハムログ」)」。そのWindows版が2020年7月27日に「Ver5.30」としてバージョンアップ(セキュリティ強化のためサーバー変更)したが( 2020年7月28日記事
)、今回「その後の進捗状況」として、8月1日に続き8月5日→8月16日に「追加・修正ファイル(テスト版)」が公開された。

7月27日に公開されたTurbo HAMLOG Ver.5.30
JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。そのWindows版が2020年7月27日に「Ver5.30」としてバージョンアップしたが、今回「その後の進捗状況」として、8月1日→8月5日→8月16日に「追加・修正ファイル(テスト版)」が公開された。
今回更新された内容は以下のとおり(同Webサイトから)。
その後の進捗状況(2020/8/16の更新内容)
※解凍したファイルHamlogw.exeを右クリックし、プロパティでブロックの解除を実行しなければうまく動作しない場合があります。テスト版につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。
・環境設定4にHAMLOG E-Mail QSL画像専用のヒットを追加。通常のJPEG画像ヒットとは別に設定できます。HAMLOG E-Mail
QSLの受信フォルダを指定してください。ただし、登録者のみ使用可能。表示結果は、通常のJPEG画像ヒットと混在します。
・「データの表示&修正」を表示させ、メインメニューから入力環境設定を実行すると、固まってしまうことがあるので修正。
その後の進捗状況(2020/8/1、8/5の更新内容)
※解凍したファイルHamlogw.exeを右クリックし、プロパティでブロックの解除を実行しなければうまく動作しない場合があります。テスト版につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。
・環境設定4にHAMLOG E-Mail QSL画像専用のヒットを追加。通常のJPEG画像ヒットとは別に設定できます。HAMLOG E-Mail QSLの受信フォルダを指定してください。ただし、登録者のみ使用可能。表示結果は、通常のJPEG画像ヒットと混在します。
↓この記事もチェック!
<セキュリティ強化のためサーバー変更>アマチュア無線業務日誌ソフト「Turbo HAMLOG(ハムログ)」が7月27日にバージョンアップしVer5.30を公開
●関連リンク:
・Turbo HAMLOG/Win Ver5.30
・Turbo HAMLOGホームページ

宮城県の県紙「河北新報」のインターネット版「河北新報ONLINE
NEWS」は2020年8月18日に「アマ無線の不適切利用、被災地で横行 復興工事車両か
禁止された周波数使用」と題した記事を掲載した。「東日本大震災の復旧工事現場でアマチュア無線の不適切な利用が横行している」という読者からの連絡をきっかけに記者が取材を進めていくと、アマチュア無線バンド内の不法局の実態や、災害時の非常通信の妨げにもなり得る状況が判明。復興工事車両の運転手たちと思われる会話、コールサインを一切言わない通話、バンドプランを逸脱して交信を行う行為が次々と明らかになった。総務省東北総合通信局や一般社団法人
日本アマチュア無線連盟(JARL)宮城県支部の佐藤支部長へのインタビューなどを含め詳しくリポートしている。
※記事下の関連リンクから確認できますが、記事の公開期間が短いので早めの確認をおすすめします。
記事によると、交信内容に宮城県気仙沼市における復興工事名などが頻繁に登場することから、主に東日本大震災の復興工事で行き交う車両の運転手たちによる電波法違反行為が目立つようだと伝えている。
河北新報の記者は7月中旬の土曜日15時過ぎに、不法局と思われる交信をキャッチ。運転中とみられる会話が聞こえてきたという。約30分の間に次々と交信を確認できたが、すべてが自局コールサインを発せず、一部は禁止された周波数を使用。いずれも電波法が定めた運用に違反する行為と伝えている。
総務省東北総合通信局の堂下監視課長はこの状況を把握したうえで、「工事の受発注者双方に法令順守を促したい」と語っている。
2011年3月11日に発生した東日本大震災のときには、警察・消防無線をはじめ携帯電話など公共性の高い通信網が大きな被害を受けた中で、アマチュア無線の非常通信が活躍したことも紹介。「違反行為が続けば有事の際に混信の恐れや支障が出かねない」とアマチュア無線家の意見も掲載している。
詳しくは、下記の関連リンクから写真付きの河北新報の記事で確認してほしい。
↓この記事もチェック!
<管内で初めて実施!>東北総合通信局、JARLとともに復興工事車両が数多く通過する幹線道路沿いで違反運用を行うアマチュア無線局へ指導を行う
<東日本大震災の復興工事車両が影響!「不法無線局の申告」が6割増加>東北総合通信局管内における「平成28年度上半期各種相談・申告の受付状況」
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・アマ無線の不適切利用、被災地で横行 復興工事車両か 禁止された周波数使用(河北新報ONLINE NEWS)
・宮城県 復興の進捗状況
・一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)宮城県支部

株式会社JVCケンウッドは2020年8月20日、TH-D74のD-STARレピータリストの更新を行い、新バージョン「Ver.20200807」を公開した。
TH-D74のD-STARレピータリスト更新は7月22日に公開された「Ver.20200722」以来となる。詳細は以下の通り。
<今回データが更新されたD-STARレピータリストのバージョンと内容>
●TH-D74
・レピータリスト: Ver.20200807 (2020年8月7日版)
・内容:
「JP9YDX A」(小矢部430)を追加しました。
JVCケンウッドは「TH-D74には、出荷時にあらかじめD-STARレピーターリストが書き込まれています。D-STARレピーターの開設状況などに応じて、レピーターリストが更新されることがあります。最新のレピーターリストファイルをお客様ご自身でダウンロードし、メモリーコントロールプログラム MCP-D74、または市販のmicroSDメモリーカードを使用して、お手持ちのTH-D74に書き込むことができます」と説明し、その手順をWebサイトで公表している。
TH-D74 D-STARレピータリストの詳細は下記関連リンクから。
●関連リンク: TH-D74 D-STAR レピーターリスト(JVCケンウッド)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の東海地方本部と静岡・岐阜・愛知・三重県支部の共催で毎年行われているイベント「東海ハムの祭典」だが、 既報のとおり 今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020年8月23日(日)の10~16時にZoomウェビナーとYouTubeを使用したオンラインで開催されることになった。
「第52回東海ハムの祭典」の公式サイトとブログから、開催情報を紹介する。
◆開催日時: 2020年8月23日(日)10~16時
◆オンライン開催の内容
※参加・視聴はZoomウェビナー(要・事前登録)、またはYouTubeライブで可能(下記関連リンク参照)。
・公開スケジュール
10:00~10:15 開会式
10:15~10:30 バーチャル東海ハムの祭典(広告各社)
10:30~11:30 支部と語る会
会場およびネットワークで接続されたパネリストと意見交換
11:30~12:00
ミニコンサート1 渡部まいこ(JJ0SDQ)
12:00~12:30
ミニコンサート2 Masaco(JH1CBX)
12:30~13:00
ミニコンサート3 青木小夜子(JJ3WWS)
13:00~14:30 式典・支部大会・コンテスト表彰式
14:30~15:00
講演1「ID-52の魅力紹介」(アイコム)
15:00~15:30
講演2「昨今のアマチュア局関係制度改正について」(総務省東海総合通信局)
15:30~16:00
講演3「ハイパワー局(200W超局)の新スプリアス対応について」(JARD)
16:00 閉会挨拶
◆会場での開催について
名古屋市公会堂(名古屋市昭和区鶴舞)の4階で下記コーナーを設置
・JARLデスク(JARL会費納入・QSLカード転送受付、ガイドブック配布)
・特別記念局(8J2TKI/2)、運用体験臨時局(8J2YAA/2)運用コーナー
運用体験臨時局は無線従事者資格を持たない方も運用OK
・参加記念品配布
(上記以外の各種展示、フリマ、子供向けイベント、抽選会等は実施せず)
※会場では次の対応を実施
・会場入口での体調確認
・検温器(非接触型)により来場者・参加者全員の検温実施
・マスク着用等による咳エチケット、手洗い・手指の消毒徹底
・入場人数の制限。一定数以上の来場があった場合は待機や断りあり
※以下の場合は退館要請を行う場合あり
・37.5度以上の発熱が検知された場合
・喉・咽頭痛などの症状がある場合
・新型コロナウィルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある場合
・過去14日以内に政府から入国制限,入国後の観察期間を必要とされている国・地域等への渡航並びに当該国・地域の在住者と濃厚接触がある場合等
●関連リンク:
・第52回東海ハムの祭典 公式サイト
・東海ハムの祭典実行委員会ブログ
・第52回東海ハムの祭典 オンライン参加案内
・YouTubeライブ 第52回東海ハムの祭典
・アイコムは「バーチャル東海ハムの祭典」にて「新製品ID-52の魅力」を紹介する講演会を実施いたします。(アイコム
ニュースリリース)

アワードに関する調査研究とアワードに興味を持つすべてのハム、SWLとの交流を目的に集う「The International Award Chasers Club(ACC)」では、2020年8月24日(月)0時から8月30日(月)23時59分までの1週間にわたり、国内外の個人アマチュア無線局(社団局とSWLは除く)を対象に、WARC バンドを除く全アマチュアバンドの電信と電話で「第5回 ACC 2020マラソンコンテスト」を開催する。主催者は「これまではハムフェア終了後の1週間に開催していましたが、今年は8月の下旬に開催します」と案内している。
呼び出しは一般局は通常の方法とし、ACCメンバーは電信が「CQ ACC TEST」、電話は「CQ ACCコンテスト」。ナンバー交換は通常の交信「RS(T)レポート」交換。ACCメンバーは、数字4桁の会員番号、またはMを付ける。
ログ提出上の交信必要条件として、ACCメンバーとの交信数が3局以上を含み、交信局数が5局以上必要。交信局数が100局以上の場合、チェックリストを提出すること。なお、バンドごと、モードごとの部門は設けていない。
得点はACCメンバー局との交信10点、プリフィックスを含むコールサインに「A」または「C」を含む局は1文字当り5点増とし、「A」は1文字、「C」は最大2文字、合計最大3文字まで
例1)JA0CCR局:25点
例2)コールサインに「A」または「C」を含まないメンバー局:10点。一般局との交信1点、プリフィックスを含むコールサインに「A」または「C」を含む局は1文字当り5点増とし、「A」は1文字、「C」は最大2文字、合計最大3文字まで
例3)一般局でコールサインに「A」と「C」と「C」を含む局:16点
例4)「A」または「C」を2文字含む局:11点
例5)「A」または「C」を1文字含む局:6点
例6)一般局でコールサインに「A」または「C」を含まない局:1点
※一般局同士の交信も可。
マルチプライヤーは運用日数(最大7日)で、総得点は各バンドにおける得点の和×運用日数。交信の必要条件としてACCメンバーとの交信数が3局以上を含み、交信局数が5局以上が必要。
なお、「ネット,ロールコール中の交信は無効(開始前、終了後なら有効)」「マルチオペレーター不可」「クロスバンドによる交信不可」「2波以上の同時電波発射禁止」「レピーターの使用不可」「自局の運用情報をWebクラスターなどでセルフスポッティング禁止」「第三者に依頼禁止」としている。
メンバー局の得点上位3位までに表彰状と賞品、4 ~7位に表彰状。一般局の得点上位2位までに表彰状と賞品、3~5位に表彰状が贈られる(ログ提出局数により表彰局数を増やすことがある)。
ログの提出締め切りは9月30日(水)までに必着のこと。紙ログのほか、Eメールによる提出も受け付ける。Eメールで提出した局には、参加証がEメール添付ファイルで送られる。

「第5回 ACC 2020マラソンコンテスト」の規約(JARL Web CLUB NEWS・QSPから)
●関連リンク:
・第5回 ACC 2020マラソンコンテスト規約(JARL Web CLUB NEWS・QSP/PDF形式
※3ページ目に掲載)
・The International Award Chasers Club(ACC)

東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2020年8月13日夜に放送した第432回分がアップされた。
2020年8月13日(第432回)の特集は「アイコムの新製品について」。最初にD-STAR対応ハンディ機の新製品「 ID-52 」を紹介し、続いてIC-705用のオートアンテナチューナー「 AH-705 」を紹介した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第432回放送
・QRL Facebookページ

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が打ち上げた3機目のアマチュア衛星「ふじ3号(JAS-2、FO-29)」。打ち上げから23年が経過し、一時、CWテレメトリとトランスポンダの動作が確認できなくなったことから、日本を通過するパスにコマンドの起動を試すので受信レポートを送ってほしいと呼びかけたところ、国内外から多くの情報提供が寄せられた( 2019年9月13日記事 )。JARLでは、「不安定な運用が続いておりますが、次のパスで送信機をオンにする予定です」として、日本時間の2020年9月5日(土)から9月22日(火・祝)まで計14回の運用スケジュールを公表した。条件さえよければ、SSB/CWに対応した受信機・ポータブル機と簡単な八木アンテナで受信できるだろう。
JARLが開発・運用を行うアマチュア衛星「ふじ3号(JAS-2、FO-29)」(コールサイン:8J1JCS)は、1996年8月17日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。いあゆる低軌道衛星で、近地点高度が799km、遠地点高度が1,320km、傾斜角99度、周期約106分の円軌道で周回している。
アップリンク145.900~146.000MHz(LSBまたはCW)、ダウンリンク435.900~435.800MHz(USBまたはCW)のトランスポンダー(出力1W)を搭載しているほか、ビーコンが435.795MHzで送信されている(ドップラーシフトにより±6kHz程度の変動がある)。打ち上げから23年が経過した2019年まで一部機能が動作を続けているが、デジトーカーやパケット通信BBS機能はすでに停止している。
●ふじ3号(FO-29)運用予定について (2020年8月18日掲載)
ふじ3号(FO-29)につきましては、不安定な運用が続いておりますが、次のパスで送信機をオンにする予定です。
日時はUTCですので日本時間に変換する場合は9時間プラスしてください。
なお、運用はUVC(下限電圧制御)が動作するまでとなります。
【ふじ3号のアナログ送信機をオンにする予定時刻(UTC)】
●2020年9月
9月5日(土)03:05~(日本時間12:05~)/13:22~(日本時間22:22~)
9月6日(日)02:10~(日本時間11:10~)/03:55~(日本時間12:55~)
9月12日(土)01:55~(日本時間10:55~)/03:40~(日本時間12:40~)
9月13日(日)02:45~(日本時間11:45~)/04:30~(日本時間13:30~)
9月19日(土)02:30~(日本時間11:30~)/04:15~(日本時間13:15~)
9月20日(日)03:20~(日本時間12:20~)
9月21日(月・祝)02:25~(日本時間11:25~)/04:10~(日本時間13:10~)
9月22日(火・祝)03:15~(日本時間12:15~)
※データ取得のためこの運用計画以外にも短時間ですが送信機をオンにすることがあります。
条件さえよければ、ハンディ機と簡単な八木アンテナで「ふじ3号」からの信号を受信することができる。詳しくは、記事下の「関連リンク」から「魅力たっぷりの宇宙通信に挑戦!アマチュア衛星『ふじ3号』を楽しもう!」にある「テレメトリーを受信してみよう!」を参考にするといいだろう。
●ふじ3号(FO-29)電源系の現状に関する考察 (JARL資料から)
●関連リンク:
・ふじ3号(FO-29)運用予定について(2020年8月18日掲載)(JARL Web)
・ふじ3号(FO-29)電源系の現状に関する考察(JARL Web/PDF形式)
・魅力たっぷりの宇宙通信に挑戦!アマチュア衛星「ふじ3号」を楽しもう!(JARL Web)

総務省は2020年8月19日、官報で「アマチュア局において使用する電波の型式を表示する記号」の一部改正を告示した。これにより1.8MHz帯(1.9MHz帯)の一括記載コード「3MA」「4MA」にSSB(J3E)やAM(A3E)、ファクシミリ(F3C)、SSTV(F3F)などが加わり、即日施行された。また経過処置として、すでに「3MA」「4MA」の指定を受けている局は改正後の「3MA」「4MA」で免許を受けたものとみなすことに加え、1.9MHz帯で「A1A」の指定を受けている局も「3MA」で免許を受けたものとみなすことが明記された。
4月21日にバンドが拡張された1.8MHz帯には、初めて「全電波型式」という使用区別が設けられ、SSBモードなどの音声通信も行えるようになった。しかし同バンドにおける無線局免許状の一括記載コード「3MA」「4MA」にはJ3E(SSB)などの音声系モードは含まれていなかった(「4MA」はF1B、F1D、G1B、G1Dの4モード。これにA1Aを加えた5モードで「3MA」となっていた)。
そのため総務省は、1.8MHz帯で新たにSSBなどの音声通信等を行う際の免許手続の簡素化を目的とした告示の改正案を作成。パブリックコメント(意見募集)を経て、きょう8月19日に総務省告示第242号として官報で公布、即日施行された。
これにより一括記載コード「4MA」に含む電波型式は、従来のF1B、F1D、G1B、G1Dの4モードに加え、新たに「A3C(AMのアナログFAX)」「A3E(AM電話)」「D3C」「F3C(副搬送波FM、主搬送波SSB・FMのFAX)」「F3F(副搬送波FM、主搬送波はSSB・FMのSSTV)」「H3E(AM、全搬送波、SSBの電話。いわゆるA3H)」「J3E(SSB電話)」「J3F(副搬送波AM-PM、主搬送波SSBの静止画TV)」「R3E(AM、低減搬送波、SSBの電話。いわゆるA3A)」を加えた13モードとなった。また「3MA」はこれに従来からのA1Aが加わった14モードになった。この改正は475kHz帯(472~479kHz)にも適用されるが、現在のバンドプラン(総務省告示「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」)では、475kHz帯はCWと狭帯域データ以外の電波型式が認められていないので注意が必要だ。
またパブリックコメントで出された意見から、1.9MHz帯を「3MA」ではなく 「A1A」で免許を受けていた局も、新たな「3MA」で免許を受けたものとみなす という経過措置が盛り込まれている(下記赤文字部分)。
(施行期日)
1 この告示は公布の日から施行する。
(経過措置)
2
この告示の施行の際、現に3MAの記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けているアマチュア局は、この告示による改正後の規定による3MAの記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けたものとみなす。
3 この告示の施行の際、現に4MAの記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けているアマチュア局は、この告示による改正後の規定による4MAの記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けたものとみなす。
4 この告示の施行の際、現に1,910kHzの周波数においてA1Aの電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けているアマチュア局は、この告示による改正後の規定による3MAの記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けたものとみなす。
1.8MHz帯の「3MA」「4MA」「A1A」で免許を受けているアマチュア局は、使用する無線機の技適(技術基準適合証明、工事設計認証)が1.9MHz帯のSSBモードなどを含む形で取得されていれば、今日から特別な手続き不要で同バンドのSSBなどの運用が可能になる。アイコムと八重洲無線の主要機種が同一番号で技適を再取得しているので、下記記事を参考にしていただきたい。
<1.8MHz帯のSSB運用を容易にするため技適を同一番号で再取得へ>アイコム、「電波法令改正に伴うアマチュア無線製品の対応について」を告知
<SSB運用などを容易にするため“技適”を同一番号で再取得>八重洲無線、「1.9MHz帯の拡大および電波型式追加に伴う同一番号認証取得について」を案内
●関連リンク:
・インターネット版官報 令和2年8月19日 号外第171号
・電波法令改正に伴う技術適合証明(技適)番号取得手続き完了のお知らせ(アイコム 7月8日付)
・1.9MHz帯の拡大および電波型式追加に伴う同一番号認証取得について(八重洲無線/アマチュア無線製品に関するユーザーサポート)

総務省は2020年8月19日、官報で「アマチュア局において使用する電波の型式を表示する記号」の一部改正を告示した。これにより1.8MHz帯(1.9MHz帯)の一括記載コード「3MA」「4MA」にSSB(J3E)やAM(A3E)、ファクシミリ(F3C)、SSTV(F3F)など9モードが加わり、即日施行された。また経過処置として、すでに「3MA」「4MA」の指定を受けている局は改正後の「3MA」「4MA」で免許を受けたものとみなすことに加え、1.8MHz帯で「A1A」の指定を受けている局も「3MA」で免許を受けたものとみなすことが明記された。
4月21日にバンドが拡張された1.8MHz帯には、初めて「全電波型式」という使用区別が設けられ、SSBモードなどの音声通信も行えるようになった。しかしこれまで同バンドにおける無線局免許状の一括記載コード「3MA」「4MA」にはJ3E(SSB)などの音声系モードは含まれていなかった(「4MA」はF1B、F1D、G1B、G1Dの4モード。これにA1Aを加えた5モードで「3MA」となっていた)。
そのため総務省は、1.8MHz帯で新たにSSBなどの音声通信等を行う際の免許手続の簡素化を目的とした告示の改正案を作成。パブリックコメント(意見募集)を経て、きょう8月19日に総務省告示第242号として官報で公布、即日施行された。
これにより一括記載コード「4MA」に含む電波型式は、従来のF1B、F1D、G1B、G1Dの4モードに加え、新たに「A3C(AMのアナログFAX)」「A3E(AM電話)」「D3C」「F3C(副搬送波FM、主搬送波SSB・FMのFAX)」「F3F(副搬送波FM、主搬送波はSSB・FMのSSTV)」「H3E(AM、全搬送波、SSBの電話。いわゆるA3H)」「J3E(SSB電話)」「J3F(副搬送波AM-PM、主搬送波SSBの静止画TV)」「R3E(AM、低減搬送波、SSBの電話。いわゆるA3A)」を加えた13モードとなった。また「3MA」はこれに従来からのA1Aが加わった14モードになった。この改正は475kHz帯(472~479kHz)にも適用されるが、現在のバンドプラン(総務省告示「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」)では、475kHz帯はCWと狭帯域データ以外の電波型式が認められていないので注意が必要だ。
またパブリックコメントでJARLや個人から出された意見・要望が反映され、これまで1.8MHz帯を「3MA」ではなく 「A1A」で免許を受けていた局も、改正後の「3MA」で免許を受けたものとみなす という経過措置が盛り込まれている(下記赤文字部分)。
(施行期日)
1 この告示は公布の日から施行する。
(経過措置)
2
この告示の施行の際、現に3MAの記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けているアマチュア局は、この告示による改正後の規定による3MAの記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けたものとみなす。
3 この告示の施行の際、現に4MAの記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けているアマチュア局は、この告示による改正後の規定による4MAの記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けたものとみなす。
4 この告示の施行の際、現に1,910kHzの周波数においてA1Aの電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けているアマチュア局は、この告示による改正後の規定による3MAの記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けたものとみなす。
1.8MHz帯の「3MA」「4MA」「A1A」で免許を受けているアマチュア局は、使用する無線機の技適(技術基準適合証明、工事設計認証)が1.8MHz帯のSSBモードなどを含む形で取得/再取得されていれば、今日から特別な手続き不要で同バンドのSSBなどの運用が可能になる。すでにアイコムと八重洲無線の主要機種が同一番号で技適を再取得しているので、下記記事を参考にしていただきたい。
<1.8MHz帯のSSB運用を容易にするため技適を同一番号で再取得へ>アイコム、「電波法令改正に伴うアマチュア無線製品の対応について」を告知
<SSB運用などを容易にするため“技適”を同一番号で再取得>八重洲無線、「1.9MHz帯の拡大および電波型式追加に伴う同一番号認証取得について」を案内
●関連リンク:
・インターネット版官報 令和2年8月19日 号外第171号
・「アマチュア局において使用する電波の型式を表示する記号を定める告示」の一部が改正【1.9MHz帯でのSSBなどの音声通信が簡易な手続きで運用可能に!!】(JARL
Web)
・電波法令改正に伴う技術適合証明(技適)番号取得手続き完了のお知らせ(アイコム 7月8日付)
・1.9MHz帯の拡大および電波型式追加に伴う同一番号認証取得について(八重洲無線/アマチュア無線製品に関するユーザーサポート)
・令和2年4月21日施行 アマチュアバンドプランPDF(JARL
Web)

CQ出版社はCQ ham radioオリジナル・モールスシリーズの新製品として、バグキー「Butterfly(バタフライ)」を2020年8月19日に発売開始する。メカ接点を採用した全面鏡面仕上げで、柔らかなタッチでJAの国内交信でよく使われる15wpmから30wpm前後で安定した動作をするように設計されているという。製造はGHDキー。税込価格は42,680円でCQ出版社WebShopのみで購入できる。
CQ出版社の「CQ ham radioオリジナル・モールスシリーズ」は、これまで、エレキー用ダブルレバーパドルの「Eagle」「Spark」、エレキー用シングルレバーパドルの「Leo」、コンパクトパドルの「Vega」、縦振電鍵の「Leo」「匠」、練習機の「パドル・トレーナーII/III」、モールス符号解読&キーヤーの「CW-49」などを開発・発売してきた。今夏は新たにメカ接点バグキーの「Butterfly」がラインアップに加わった。
同社のWebShopによると、詳細は次のとおり。
メカ接点バグキー Butterfly(バタフライ)
<特徴>
・今までにない新鮮かつ斬新なデザイン
・手に優しい天然木のつまみ
・画期的な独自の調整用ネジのロック方式
・シリアルナンバー入り
・無線機接続用ミニプラグケーブル付属
・楕円ベースサイズ:75×170mm
詳細は下記関連リンク参照。
●関連リンク:
・メカ接点バグキー Butterfly(CQ出版社WebShop)
・CQ ham radio オリジナル・モールス・シリーズ(CQ出版社WebShop)