無線ブログ集
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「ダイヤモンドアンテナ」のブランドで知られる第一電波工業株式会社は2019年5月24日、142/146MHz帯のデジタル小電力コミュニティ無線用のアンテナとして、全長7.5cmのハンディ用の「SRHF140D」と、全長1.0mのモービル用「AZ140」の2種類を6月に発売することを発表した。定価(税別)はSRHF140Dが3,700円、AZ140が7,000円。
昨年秋にスタートした142/146MHz帯の「デジタル小電力コミュニティ無線」では、無線機とともに認証を受けた規格の外部アンテナを使用することが可能だ。このほど第一電波工業から発表されたアンテナの「SRHF140D」「AZ140」のいずれも、すでに発売されているデジタル小電力コミュニティ無線機、アイコムのIC-DRC1で使用することができる。以下、新製品のリリース資料から抜粋で紹介する。
★SRHF140D 140MHz帯デジタル小電力コミュニティ無線用ハンディアンテナ
このたび弊社では、免許・資格不要の140MHz帯デジタル小電力コミュニティ無線用ハンディアンテナ「SRHF140D」を発売いたします。
◆特長:
・小型・軽量で持ち運びに便利
・フレキシブル構造で柔軟性も良好
◆製品規格:
・周波数:140MHz帯
・全長:7.5cm
・重量:20g
・空中線型式:1/4λ単一型
・インピーダンス:50オーム
・接栓:SMA-P
◆定価: 3,700円(税別)
◆発売日: 2019年6月
★AZ140 140MHz帯デジタル小電力コミュニティ無線用モービルアンテナ
このたび弊社では、免許・資格不要の140MHz帯デジタル小電力コミュニティ無線用モービルアンテナ「AZ140」を発売いたします。このアンテナは車体アース不要のノンラジアルタイプとなっております。このアンテナを車で使用するための基台・ケーブルは別売りとなります。
◆特長:
・全方向回転ホイップ機構付き
・車体アースが不要なノンラジアル夕イプ
◆製品規格:
・周波数:140MHz帯
・全長:1.0m
・重量:110g
・空中線型式:1/2λ単一型
・インピーダンス:50オーム
・利得:2.14dBi
・接栓:M-P
◆定価: 7,000円(税別)
◆発売日: 2019年6月
●関連リンク: 第一電波工業

アルインコ株式会社は2019年4月26日、デジタル簡易無線戸別受信機の「XEAL30D(351MHz帯登録局用)」「XEAL40D(467MHz帯免許局用)」を6月から発売すると発表した。同製品は町内会や自治会、会社や工場といった小規模コミュニティにおいて、デジタル簡易無線(351MHz帯の登録局または467MHz帯の免許局)から送信した内容を戸別で受信するための据置型受信機だが、47chの特定小電力無線トランシーバーも内蔵し、録音したメッセージを特小で送信する「録音送信」機能のほか、別のユーザーとの交信も可能。また438MHz帯のアマチュア無線周波数(100kHzステップで10ch)やAM/FMラジオ放送の受信にも対応している。両モデルとも価格はオープン。
アルインコの発表から抜粋で紹介する。
デジタル簡易無線戸別受信機 XEAL30D / XEAL40D
~町内会や自治会、会社や工場など小さなコミュニティで簡単に情報発信ができる戸別放送システム用の端末です~
登録局用のXEAL30Dと免許局用のXEAL40Dは、デジタル簡易無線機をマイク代わりにして行う戸別放送を受信するレシーバー兼特定小電力無線トランシーバーです。
厨房、事務所、工場など環境音が大きい場所ではハンディ機の音が小さくて聞き取れない、デジ簡ハンディ機は外部電源端子が無いから常時受信しづらい…そんなシーンで、大きなスピーカーと1Wの大音量で受信できるモニターとして使えます。本格的な戸別受信機は多機能ですが高価で設置も複雑。小さなコミュニティでは導入が難しいですが、アルインコのXEALシリーズなら価格がリーズナブルで設置も簡単です。
<主な機能>
・誰でも開設できる免許・資格不要の登録局用XEAL30Dは地域コミュニティ向け、免許局用XEAL40Dは会社、工場、各種施設など法人向けです(免許局は法人に限り使用可能。無線局免許が必要で、送信機を操作できるのは免許人だけに限られます)。
・設置は電波が受信できるところに壁掛けか据え置きして、ACアダプターをコンセントにつなぐだけです。
・マイク代わりの送信機は携帯型トランシーバーや車載型トランシーバーが使えるので場所にとらわれず運用でき、非常時でも柔軟に対応できます。屋上など高い場所に設置した高性能アンテナを使えば放送エリアはさらに広がります。
・操作は日本語の音声ガイドがアシスト。ACSHモードとスマホアプリで簡単に初期設定を済ませることができ、台数が多くてもエアクローンで一度にその設定を無線でコピーします。
・最長5分の放送メッセージを8件まで録音可能。録音したメッセージを特小無線周波数で送信する「録音送信」機能を搭載しました。
・停電でACアダプターが使えないときは内蔵の単三乾電池(別売・4本)に自動切り替え。外に持ち出して受信するのに便利な折り畳み式ハンドルが付いています。
・対応する弊社製デジタル簡易無線機を使えば特定のグループだけに向けた放送をする「選択放送」もできます。
・ただ数字や短い単語を読み上げるのではなく、文章で説明する和文音声ガイダンスを採用しました。
・特定小電力無線のチャンネルを登録すると、そのチャンネルで別のユーザーと通話ができます。管理者用の「拡張各種設定機能」で切り替えると交互中継対応、VOXその他の機能も搭載する47chの特定小電力トランシーバーとして使えます(特小トランシーバーモード時は、戸別受信機能は一切動作しなくなります)。
<アマチュア無線の受信について>
昨今の防災意識の高まりから、一部の自治体で地元のアマチュア無線家と非常時の通信ネットワークを構築されているところがあります。東日本大震災の時も、日本アマチュア無線連盟の要請で弊社を含むアマチュア無線機メーカーが被災地に寄贈した430MHz帯のアマチュア無線機が連絡通信に使われた実績もあります。
本機のアマチュア無線受信機能は、このようなときに地元であらかじめ決めておいた周波数で行う防災・減災のための通信を受信していただく目的で採用したものです。438MHz帯を100kHzステップで10chプログラムしてあるうちの1chを予め登録して使うもので、任意の周波数を登録することはできません。
●関連リンク: デジタル簡易無線戸別受信機 XEAL30D / XEAL40D(アルインコ)

特別な資格が必要なくてもトランシーバー片手に誰でも無線交信が楽しめる無線ジャンル「ライセンスフリー無線」。そんな“フリラー(愛好家)”たちが、泊りがけで行う一斉交信イベント「ゴールデンウィーク(GW)一斉オンエアディ)」が、今年も5月3日(金・祝)21時から4日(土・祝)15時までの2日間にわたり開催される。今年は“十連休”と言われる大型のゴールデンウィーク。「合法CB無線(市民ラジオ)」をはじめ、「特定小電力無線」「デジタル簡易無線登録局」、新たに加わった「デジタル小電力コミュニティ無線」で思い思いの場所に出かけて遠距離交信などを楽しもう。
暖かくなったこの季節。泊りがけで資格のいらないライセンスフリー無線を楽しむ「ゴールデンウィーク(GW)一斉オンエアディ」。思い思いの場所から、合法CB無線(市民ラジオ)、特定小電力無線、デジタル簡易無線、デジタル小電力コミュニティ無線を楽しもう!
ライセンスフリー無線愛好者、通称“フリラー”たちが楽しみにしている一斉交信イベントが十連休と言われる、大型連休中に行われる。5月3日(金・祝)21時から4日(土・祝)15時までの2日間、気の合う仲間たちと泊まりがけの移動運用を行ったり、旅行のついでにオンエアーといった運用を楽しんでみてはいかがだろうか。
とくに合法CB無線(市民ラジオ)は、この時期、Eスポの発生も多い。短時間、しかもいつ発生するかわからないEスポ。内蔵アンテナにたった500mWの出力という設備にもかかわらず、数百km離れた局と伝搬次第で交信に成功するかもしてない。
また、今回から142/146MHz帯を使用する業界で初めての「デジタル小電力コミュニティ無線」も資格のいらない無線として、交信イベントの新たなジャンルに加わったので注目だ。
●「ゴールデンウィーク(GW)一斉オンエアデイ」実施要綱
■開催日時
2019年5月3日(金・祝)21:00~5月4日(土・祝)15:00
■運用するバンド
・合法CB無線(市民ラジオ)
・特定小電力無線
・デジタル小電力コミュニティ無線
・デジタル簡易無線登録局
■集中呼び出しタイム
・市民ラジオは開催時間(09:00~15:00)中の毎時30分
・特定小電力無線は開催時間(09:00~15:00)中の毎時00分
それぞれライセンスフリー無線では、メインに使われるチャンネルが通例として決まっている。27MHz帯の合法CB無線(市民ラジオ)では、3ch(27.040MHz)/6ch(27.112MHz)/8ch(27.144MHz)の使用頻度が高い。
一方、「特定小電力無線」は、周波数的にグランドウェーブによる交信が中心となる。使用頻度が高いのは422.225MHz(アルインコ表記で「L3」、アイコムなどの表記では「14ch」)。また351MHz帯の「デジタル簡易無線(登録局)」の場合は、呼び出しチャンネル15chを受信し、交信チャンネルを指定して移動して交信を楽しもう!
フリラー有志により「移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけ」が行われている。「荒天時の対応について」など、詳しくは下記の関連リンクから「2000年以降の移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけについて」にアクセスして確認しておこう!
↓この記事もチェック!
<いよいよ発売!! 新規格“デジタル小電力コミュニティ無線”>アイコム「IC-DRC1」開封リポート
●関連リンク:
・市民ラジオ(ウィキペディア)
・特定小電力無線(ウィキペディア)
・簡易無線/デジタル簡易無線(ウィキペディア)
・2000年以降の移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけについて(CITIZENet
)

アルインコ株式会社は2019年4月25日、421/440MHz帯の特定小電力無線システムで使える、屋内設置型の交互通話中継器「DJ-U3R」を発表した。対応する無線機を使えば最大で4台まで無線連結でき、中継器が出すビーコン信号を子機が受信、“常に最寄りの中継器を認識することで、チャンネルを変えることなく広いエリア、特に直線方向に通話距離が伸ばせます”と説明している。連結中継可能な子機は現在のところDJ-P240のみだが、今後開発する新機種も対応する予定という。価格はオープン。
アルインコのリリース資料から抜粋で紹介しよう。
アルインコ株式会社ではこのたび、特定小電力無線システムにお使い頂ける交互通話中継器、DJ-U3Rを発売いたします。DJ-U3Rの最大の特徴は、対応する特小無線機を使えば最多4台まで無線連結できることです。中継器が出すビーコン信号を子機が受信、常に最寄りの中継器を認識することで、チャンネルを変えることなく広いエリア、特に直線方向に通話距離が伸ばせます。連結中継ができる子機は本書編集時はDJ-P240のみですが、今後開発する新機種も対応させる予定です。
もちろん1台だけを通常の中継器としても使用可能ですが、設定はアルインコ製特小無線機の中継器リモコン設定モードを使うため(キー操作はできません)、少なくとも1台はリモコン機能の付いているトランシーバーが必要になります(例:DJ-P22~222シリーズ、DJ-CH27~272シリーズ、DJ-R200D、DJ-P240等)。
◆特徴
・交互通話専用中継器で全27chに対応します(同時通話や連結中継はできません)
・リモートコントロール機能搭載で対応機種をリモコンとして、チャンネル、周波数帯A/B、アラーム、自動接続手順、グループ番号、ハングアップタイマーと、全ての設定項目を無線操作で変更できます
・技術基準適合品の無線ユニットを内蔵しており、免許・資格不要で、特小無線機と同様に誰でも目的を選ばず、すぐに設置・運用できます
・コンパンダー機能は自動対応、設定不要で子機がコンパンダー使用中ならそのまま中継します
・アンテナは1/4λ長で効率の良い通信が行えます
・サイズは幅240×高さ165×厚さ42.5mm、アンテナ長100mm(ケースからの突起部分)、質量約760gとコンパクト。取り付けは家庭用壁掛け時計同様の手軽さです
・5m長の延長用DCケーブル、壁掛け用の取り付けネジとプレートが付属します
・電力消費は特小トランシーバー2台分程度と省エネ設計です
・屋内設置専用で防塵、防水機能はありません
◆定格
・使用周波数: 特定小電力無線421/440MHz帯、中継用27ch
・電波型式: 通話F3E(FM)、リモコンF1D(FSK)
・使用温度範囲: 本体-10℃~+50℃
・定格電圧: DC6V
・消費電流: 約200mA
・接地方式: マイナス接地
・外形寸法(突起物除く): 240W×165H×42.5Dmm(アンテナ部突起:100mm)
・重量: 約760g
・送信出力: 10mW、1mW
・通信方式: 半複信
・受信感度(12dB SINAD): -14dBμ以下
◆標準付属品
・ACアダプター EDC-122
・電源延長ケーブル 5m
・壁掛け用プレートと止めネジ×4
・電源ケーブル固定用結束バンド(写真には写っていません)
・説明書、保証書
●関連リンク: 連結対応中継器 DJ-U3R(アルインコ)

新スプリアス規格に対応したハンディタイプの27MHz帯CB機、西無線研究所の「NTS111」は、2019年2月に行われた事前予約注文の結果、税別価格が81,500円に決定し、予約者に向けた製品の製造準備が進んでいる。4月11日にはNTS111のカタログ(カラー2ページ)が完成し、同社Webサイトで公開された。
西無線研究所のTwitterアカウントによると、NTS111の製造に必要となる量産用部品のほとんどが同社に到着し、専門メーカーに発注しているプリント基板が5月3日頃に入荷すると、いよいよ本格的な製造がスタートするようだ。
ちなみに2月に行った需要調査を兼ねた事前予約注文の結果、同製品の価格は81,500円(税別)に決定した。今回の製造は予約注文があった157台に加え、今後の追加注文に対応するためプラスアルファの台数を製造し、今後も同じ価格で製造・販売していく予定という(ただし送料等は別途必要になる)。
こうした関係から、同社はこのほどNTS111のカタログを作成し、Webサイトでの公開を開始した。閲覧は下記関連リンクの「NTS111カタログページ」から可能だ。
●関連リンク:
・NTS111商品説明ページ(西無線研究所)
・NTS111カタログページ(西無線研究所)
・Twitter 西無線研究所(@nishimusen)

ライセンスフリー無線やドローン空撮を楽しむ人たち、ラジコン愛好者とアマチュア無線家が一緒になって“電波で遊びと学び”のジャンル別セミナーや各種展示などが楽しめるという初の無線イベント「ハムらde無線フェア」が2019年6月9日(日)に東京都羽村市の羽村市産業福祉センターで開催される。共催はJARL東京都支部でJARDとJAIA、羽村市が後援し、各メーカーや出版社が協賛する予定だ。
地名に“ハム”の入った東京都羽村市で、アマチュア無線、ライセンスフリー無線、ドローン、ラジコンなどに関するセミナーや展示を行うイベントが開催される。当日は会場の羽村市産業福祉センターを丸ごと借り切って、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の髙尾会長をはじめ、一般社団法人 日本ドローン無線協会(JDRI)の戸澤会長やライセンスフリー無線の愛好家による講演も予定されている。アマチュア無線と隣接するジャンルによる合同イベントの開催は非常に珍しい。
関係者から届いた資料から、イベントの概要を紹介しよう。
羽村に集まれ!無線のジャンルを超えて、電波で遊びと学びの交流を!
「ハムらde無線フェア」
◆主催団体その他:
・主催:ハムらde無線フェア実行委員会
(事務局:羽村ARCハムラーズ、連絡先:ハムショップフレンズ Tel.042-555-7058)
・共催:一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)東京都支部
・後援:羽村市、JARD、JAIA
・協賛:八重洲無線、CQ出版社、電波社、F・R・C 他
◆開催日時: 2019年6月9日(日) 10~16時(展示は15時まで)
◆会場:
羽村市産業福祉センター
東京都羽村市緑ヶ丘2-11-1 電話 042−579−6425
(JR青梅線「羽村」駅東口、徒歩8~14分)
施設周辺に有料駐車場あり
◆入場料: 無料、事前申し込み不要
◆内容:
アマチュア無線、ライセンスフリー無線、ラジコン・FPVドローン無線に関する講演、展示、即売など
★講演予定(会議室/iホール)
・「ドローンと無線」JDRI戸澤会長
・「311アマ無線で支援」相模原市役所クラブ 大谷氏
・「アウト・ドア」 JARL髙尾会長
・「ライセンスフリー無線」むさしのAM634 三井氏
・「ブラインドハムの受験奮闘記」 JJ1LAG 野村氏
・「新スプリアス対応」と「HAMtte」について JARD(iホール)
★セミナールーム催事:
無線・電波のこといろいろ相談会、新スプリアス対応相談:JARL、JARD、JAIAその他
★iホール催事:
メーカー各社の新製品紹介・展示ブース、販売各店・クラブ紹介ブース。メーカー各社、クラブのブース毎に実演、製品説明、紹介を行います。
・アイコム、JVCケンウッド、第一電波工業、コメット、アツデン、八重洲無線、F・R・C
・狭山市スタークラブ、電通大無線クラブ、全国CW同好会、ライセンスフリー無線
・エレクトロデザイン
・電子申請 総務省関東総合通信局
・QSLカード、名刺印刷 等
★ロビー・屋外催事:
・無線機器等を次の世代に引継ぐ“里親コーナー”と“物々交換・あげますコーナー”
・アイボールコーナー
・JARL入会継続・QSLカード転送受付(ロビー)
・特小で交信、ミニドローン、ゲーム等の青少年お楽しみ体験コーナー
・羽村市の観光スポットと名産品、 土産品、B級グルメの紹介・展示コーナー
★屋外特別展示:
モービルシャック(第一電波工業)、手作りキャンピングカー、モービルFOX専用車
★その他:
水戸市のコミュニティ放送「FMぱるるん」とJARL広報大使で演歌歌手の水田かおりさん(JI1BTL)に実況放送を依頼中!
このイベントの詳細や出展に関しては事務局の羽村ARCハムラーズ(連絡先:ハムショップフレンズ 電話042-555-7058)へ問い合わせのこと。
●関連リンク:
・ハムらde無線フェア 案内チラシPDF
・ハムショップフレンズ

アイコム株式会社は2019年 4月1日 、究極の低周波数“0MHz”を使用した免許・資格不要の無線機「IC-0M」を開発したと発表した。一般的にトランシーバーは周波数が低くなるほど本体の小型化は困難になり、アンテナも効率を求めると巨大になるが、同社は0MHzを使用することで無線機はコンパクトなハンディサイズに収まることを発見し、わずか数日という異例のスピードで開発を完了したという。IC-0Mの基板上の部品点数は0でバッテリーレスで動作可能。交信時はIC-0Mを握りしめ、声を発するだけで誰とでも交信でき、発する声の出力を上げることで通話範囲を拡張できる。「周波数0」「メリット0」「シグナル0」という“3つのゼロ”を実現した製品は業界初という。
アイコムが発表した内容から抜粋し紹介する。
ゼロなのに伝わる! 「生」で聞こえるコミュニケーション、業界初! 無線機登場(2019/4/1)
★不可能を可能にした、待望の新製品
理論的には、周波数が低くなればなるほどトランシーバー本体の小型化は困難を極めます。また、アンテナの効率を求めると、どんどん巨大になっていきます。
★究極の低周波数でコンパクト化
しかし、われわれは気づいたのです。究極の低周波数、0MHzを使うのであれば、それらの問題がすべて解決し、コンパクトなハンディサイズに収まるではないかと!
★爆速を実現(開発が)
企画からわずか数日の異例のスピードで開発されたIC-0Mは、これまでのトランシーバーの概念を超越するまったく新しいトランシ―バーとして、きょう、デビューします。
<製品特徴>
●静寂
その優れた周波数特性により、音量0を実現。当然、ノイズも0です
●バッテリーレス
驚異の消費電力0Aを実現。周波数は0ですが、運用時間は∞です。
●超軽量
周波数を0MHzに絞ったことで、基板の部品点数も0に。軽量、コンパクトボディに貢献しています。
●かんたん操作
IC-0Mを握りしめ、声を発するだけで誰とでも交信できます。発する声の出力をあげることで、通話範囲を拡張することも可能です。
●最高級防水機能
水濡れはもちろん、水没したままでも本体性能を一切損ないません。
●ハンズフリー
なんなら、IC-0Mを手に持たなくても、交信することはできます。そう、大きくお口を開けるだけです。
●申請不要、免許不要
従事者免許もいらなければ、無線局免許も不要です。もちろん、電波利用料もかかりません。
●低価格
値段も0円!だと思いました? それはそれ、ビジネスですから……。申し訳ございません。
<オプション>
●0MHz専用アンテナ「FA-∞M」(1,000,000,000円 税込)
特0MHzのアンテナ? 周波数が下がるとアンテナ長は伸びますが、0となると……このオプションは、あなたの心のなかにだけ存在するのかもしれません。
●オプションツマミ「MB-0203」(200円 税込)
IC-0Mのおともにどうぞ。もちろん、糖質ほぼ0で体に優しいつまみです。
●キャリーバッグ「LC-0873」(1,000円 税込)
最大6機のIC-0Mを収納できる専用キャリーバッグです。断熱構造です。お花見などに最適。
なお同社は、IC-0Mの特設ページを開設し、製品の詳細のほか開発者インタビューを掲載している。詳細は下記関連リンク参照。
アイコム、2018年4月1日はこんな製品を発表↓
<アマチュア無線の電波状態を“仮想現実”として視認化できる>アイコム、VR対応外部モニター「LC-VR41」を新発売!!
●関連リンク:
・ゼロなのに伝わる! 「生」で聞こえるコミュニケーション IC-0M(アイコム
特設ページ)
・アイコム株式会社 Facebookページ

アンテナメーカーの有限会社ラディックス(千葉県千葉市緑区)は、142/146MHz帯のデジタル小電力コミュニティ無線用としては初となる基地局用アンテナ「RCW-142SR」を2019年3月15日から発売を始めた。ラジアル付きの単一型で利得は2.14dBi。アイコムのIC-DRC1との組み合わせで法的にも使用可能だ。価格は9,800円(税別)。
移動運用に適したアマチュア無線用アンテナなどで知られる有限会社ラディックスが、昨年制度化された142/146MHz帯のデジタル小電力コミュニティ無線用としては初となる基地局用アンテナ(1/4波長の単一型)の発売を3月15日から開始した。
デジタル小電力コミュニティ無線の周波数範囲を含む142.90~147.00MHzを安定した性能でカバーし、かつコストを抑えるために1本のラジアルがついた構造が特徴だ。垂直エレメント長は530mm、ラジアル長は500mmでアンテナ端子はM-J型。総重量は300gで直径25~60mmのマストに取り付けることが可能だ。なお同軸ケーブルは付属しない。
同社によると、アイコムのデジタル小電力コミュニティ無線機、IC-DRC1は「単一(V)2.14dB」の外部アンテナとの組み合わせで技術基準適合証明(工事設計認証)を受けていることから、RCW-142SRを接続しての運用が法的にも可能だという。耐入力は50W FMなので144MHz帯のアマチュア無線用としても使用できる。
希望小売価格は9,800円(税別)。同社製品取り扱いのアマチュア無線ショップで発売を始めたほか、まもなく同社直販サイトでも販売を始める予定という。問い合わせは有限会社ラディックス(電話043-292-4959、メール info@radix-inc.com )まで。
●関連リンク: ラディックスホームページ(3月24日現在、RCW-142SRの情報は未掲載)

特別な資格が必要なくてもトランシーバー片手に誰でも無線交信が楽しめる無線ジャンル“ライセンスフリー無線”。“フリラー(ライセンスフリー無線愛好家)”たちの全国規模の祭典として、2019年3月21日(木・祝)の9時から15時までの6時間にわたり、日を追うごとに暖かくなりだしたこのシーズンに一斉交信イベント「春の一斉オンエアディ2019(通称「春オン2019」)」が開催される。今回から、142/146MHz帯を使用する業界で初めての「デジタル小電力コミュニティ無線」も資格のいらない無線として、交信イベントの新たなジャンルに加わったので注目だ。

ライセンスフリー無線愛好家の全国規模の祭典「「春の一斉オンエアディ」。暖かくなるこの季節、お天気がよければ、なるべく高く、見通しのよい場所からの運用がおすすめ。とくにCB無線(市民ラジオ)では、Eスポなどの発生で遠距離交信に期待が膨らむ
ライセンスフリー無線愛好家、“フリラー”たちが楽しみにしている一斉交信イベント、「春の一斉オンエアディ2019(通称「春オン2019」)」が3月21日(木・祝)の9時から15時まで6時間にわたり開催される。思い思いの場所に移動して、普段は繋がりにくい地域との交信を楽しむイベントとして年を追うごとに参加者が増えている。
それぞれライセンスフリー無線では、メインに使われるチャンネルが通例として決まっている。27MHz帯の合法CB無線(市民ラジオ)でここ最近の使用頻度が高いのは8ch(27.144MHz)/3ch(27.040MHz)/6ch(27.112MHz)の順となる。
この季節、コンディション的にはグランドウェーブが中心となるものの、短時間だがスキャッターやEスポが突発的に発生し遠距離交信ができる。合法CB無線(市民ラジオ)、特定小電力無線ともに「集中呼び出しタイム」が設けられているので、チャレンジしてみよう。
なお、「特定小電力無線」は周波数的にグランドウェーブによる交信が中心となる。使用頻度が高いのは422.225MHz(アルインコ表記で「L3」、アイコムなどの表記では「14ch」)。また351MHz帯の「デジタル簡易無線(登録局)」の場合は、呼び出しチャンネル15chを受信し、交信チャンネルを指定し移動して交信を楽しという流れ。
今回から新たに加わった、142/146MHz帯を使用する「デジタル小電力コミュニティ無線」は、呼び出しチャンネル(18ch)でCQを出して、ほかの空いているチャンネルに移動して交信を行う。
特定小電力無線機(10mW機)の50倍の送信出力500mWで、技術基準適合証明(工事設計認証)に登録されている利得の高いアンテナに交換すれば、遠距離交信を狙うことも期待できる。また、送信のたびにGPS位置情報を相手局に送るので、どれくらい離れた場所から電波が届いているか容易に把握することができるのも特長の1つだ。
●「春の一斉オンエアディ2019(通称「春オン2019」)」実施要綱
■開催日時:
2019年3月21日(木・祝)09:00~15:00
■運用するバンド:
・合法CB無線(市民ラジオ)
・特定小電力無線
・デジタル小電力コミュニティ無線
・デジタル簡易無線登録局
■集中呼び出しタイム:
・市民ラジオは開催時間(09:00~15:00)中の毎時30分
・特定小電力無線は開催時間(09:00~15:00)中の毎時00分
送信出力が少ないライセンスフリー無線は“移動運用”がメイン。ハンディ機は移動運用に最適だ
↓この記事もチェック!
<いよいよ発売!! 新規格“デジタル小電力コミュニティ無線”>アイコム「IC-DRC1」開封リポート
●関連リンク:
・市民ラジオ(ウィキペディア)
・特定小電力無線(ウィキペディア)
・簡易無線/デジタル簡易無線(ウィキペディア)
・デジタル小電力コミュニティ無線(ウィキペディア)
・ライセンスフリーラジオ(ウィキペディア)

2019年3月19日(火)、前号から独立創刊を果たした株式会社電波社のアマチュア無線誌「HAM world(ハムワールド)」2019年5月号が刊行される。今号の特集は「多バンドにオンエアするためのアンテナ選び!HFマルチバンド運用法」、特集2は「アマ無線に役立つアイディア集」。そのほか「注目の新機能!PC+無線機でノード局を構築」「WIRES-Xの新機能PDNがスタート」「市民ラジオ無線機 NTS111Tを使ってみた」などを掲載。独立創刊を記念して「読者プレゼント第2弾」を用意している。価格は980円(税込み)。
電波社の「HAM world」は同社の月刊誌「ラジコン技術」の増刊として、2015年9月にVol.1、2016年2月にVol.2、6月にVol.3、9月にVol.4、12月にVol.5、2017年3月にVol.6、6月にVol.7、9月にVol.8、12月にVol.9、2018年3月にVol.10、6月にVol.11、9月にVol.12、そして前号から独立創刊を果たし“月号表記”となり、12月に2019年2月号として3か月に1回のペースで刊行され、今回の2019年5月号で14冊目となる人気のアマチュア無線専門誌だ。
記事内容など概要は下記の通り。
★「HAM world」2019年5月号の概要
◆発売日: 2019年3月19日(火)全国書店発売
◆定価: 980円(税込)
◆発行: 株式会社電波社
◆体裁: A4 平綴じ
◆記事内容: 下記の通り
<特集:多バンドにオンエアするためのアンテナ選び!HFマルチバンド運用法>
・屋外型チューナーは魔法の弁当箱
・伸縮式で7~430MHzをワイドにカバー/RHM10の実力
・短縮型多バンドアンテナ調整のポイント
・コイル交換で多バンド対応!コンパクトアンテナの魅力
・シンプル構造で自作も簡単!ダブルバズーカアンテナ
・釣ざおアンテナの活用
<特集2:アマ無線に役立つアイディア集>
・ポータブル電源/発電機の活用
・昇圧コンバーターで13.8Vを得る
・試してみよう!小技集
<注目の記事>
・注目の新機能!PC+無線機でノード局を構築
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