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現在データベースには 7223 件のデータが登録されています。

「アマチュア無線家の皆様がいま知りたい話題などを、いろいろな方にお電話をつなぎ、詳しい情報をお聞きしたいと思います」という、茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」の独自制作によるアマチュア無線番組「ビームアンテナ」が2023年7月2日にスタートした。番組は毎週日曜日の21時~21時30分に放送、MCは徳間ジャパン所属の演歌歌手で第2級アマチュア無線技士のJI1BTL 水田かおりが担当している。
新たな音声ファイルが公開されたのは2025年8月31日(日)21時からの第113回放送。今回は8月23~24日に有明GYM-EXで開催された「ハムフェア2025」会場での公開収録。森田耕司JARL会長(JA5SUD)がゲスト出演し、今回のハムフェアについて、JARL創立100周年(2026年)と日本のアマチュア無線100周年(2027年)について、森田会長のアマチュア無線ライフなどを語った。

「ビームアンテナ」の公開収録に出演した森田JARL会長(JA5SUD)
●関連リンク:
・ビームアンテナ 放送済み音源公開ページ
・FMぱるるん
・palulun.net
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「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容を放送。さらに2023年4月からは栃木県の県域局「CRT栃木放送」でも毎週日曜日の10時から同内容の放送がスタートした。
新たに音声ファイルが公開されたのは2025年8月31日(日)15時からの第580回放送。今回は8月23~24日に有明GYM-EXで開催された「ハムフェア2025」会場での公開収録。月刊誌「CQ ham radio」の吉澤編集長(JS1CYI)が、今回のハムフェアの特徴や見どころ、注目の新製品などを紹介した。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls 放送済み音源公開ページ
・CQ ham for girls Facebookページ
・palulun.net
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日本における、2025年9月1日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。9月に入って、3エリア(近畿管内)の近畿総合通信局、5エリア(四国管内)の四国総合通信局、6エリア(九州管内)の九州総合通信局、7エリア(東北管内)の東北総合通信局、0エリア(信越管内)の信越総合通信局と、6エリア(沖縄管内)の沖縄総合通信事務所からそれぞれ更新発表があった。
各総合通信局および沖縄総合通信事務所が公表している、コールサインの発給状況は下表の通り。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1 → JK1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<0エリア(信越管内)で「JJ0」のプリフィックスの割り当てが終了>令和7(2025)年1月24日発給分(免許の年月日)で「JK0AAA」から「JK0AAC」までの3局を確認
【追記:三巡目の「JL1AAA」発給】<「令和6(2024)年3月21日付」の発給から>1エリア(関東管内)、「JK」のプリフィックスが終了し「JL1AAY(三巡目)」からの割り当て開始が判明
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・JL1の再々割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
The post 近畿、四国、九州、東北、信越、沖縄の各エリアで発給進む---2025年9月1日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況 first appeared on hamlife.jp .

免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2025年9月1日時点で、アマチュア局は「338,595局」の免許情報が登録されていた。前回紹介した2025年8月25日の登録数「338,789局」から、1週間で194局ほど減少している。なお、アマチュア局に関しては、いわゆる「アマチュア無線の制度改革」により、電波法施行規則等の一部を改正する省令や関係告示などで2023年9月25日から施行されたルールに則り、免許状に記載される周波数等(電波の型式、周波数及び空中線電力)は、アマチュア無線技士の資格別に対応した「一括表示記号」が導入されている( 2023年3月22日記事 )。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
さらに、2024年12月28日から2025年1月6日まで、年末年始に行われたサイトリニューアル(システム停止)で、メニューなどのデザインが大きく変わった。
今回、2025年9月1日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「338,595局」の免許状情報が登録されていた。前回、2025年8月25日時点のアマチュア局の登録数は「338,789局」だったので、1週間で登録数が194局ほど減少した。

「種類で探す」→「アマチュア局」をクリックすると、ご覧のメニューが表示され、日本国内のアマチュア局について、コールサインなどから許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報が検索できる

2023年9月25日から施行されたルールに則り、免許状に記載される周波数等(電波の型式、周波数及び空中線電力)は、アマチュア無線技士の資格別に対応した「一括表示記号」が導入され、例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」の「電波の型式、周波数及び空中線電力」は一括表示記号の「1AF」に(左)、移動する局の「電波の型式、周波数及び空中線電力」は「1AM」となった(赤枠はhamlife.jpが記入)
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< “即日施行” と “9月25日施行” に分かれる>総務省「アマチュア無線の制度改革」、3月22日の官報号外で公布される
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 周波数等の一括表示記号
・アマチュア局34万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・全局の、周波数等の一括表示記号(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
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「アマチュア無線に関する最新情報を提供し、アマチュア無線のおもしろさを伝える電子マガジンで、スポンサーメーカーだけではなく、JAIA会員各メーカーの製品情報も掲載しています」という電子Webマガジン「月刊FBニュース」。通常は “毎月1日” と “毎月15日” に記事の更新を行っているが、きょう2025年9月1日にはニュース2本のほか、お馴染みの「MasacoのFBチャレンジ!」「コンテストインフォメーション」「日本全国・移動運用記」「おきらくゴク楽自己くんれん」「My Project」など8本の連載を更新している。
9月1日号で掲載されたニュースは「デジハムサポート、デジハム無線アカデミーを次々に開講中」「ハムフェア2025開催」の2本。その他記事ではお馴染みの「MasacoのFBチャレンジ!」「コンテストインフォメーション」「日本全国・移動運用記」「おきらくゴク楽自己くんれん」「My Project」「今更聞けない無線と回路設計の話」など8本を更新した。
このうちJP3DOI 正木氏の「My Project」では、ホームセンターで手に入る部材で作れる、移動運用に便利なコンパクトな三脚の製作方法を紹介している。
月刊FBニュース2025年9月1日号へは下記関連リンクより。次回は9月16日(火)の記事更新を予定している。
●関連リンク: 月刊FBニュース2025年9月1日号
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「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開、2020年4月からは再放送も始まった(現在は毎週水曜日の24時から再放送中)。また2023年10月からは兵庫県丹波市の「805たんば」でも放送開始し現在は毎週月曜日の12時から1日遅れでオンエアしている。

ハムフェア2025「ハムのラジオ」ブース
2025年8月31日(第661回)の特集は「ハムフェア2025 その1」。ハムフェア2025に出展していたメーカーやクラブに会場でインタビューしたものを紹介する番組恒例企画の1回目だ。今回はJVCケンウッド、 八重洲無線、ボーイスカウト日本連盟の関係者が登場する。
公開されたポッドキャスト音声は約51分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第661回の配信です
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公益財団法人 日本無線協会が実施する、令和7年度(2025年度)11月期の第一級および第二級アマチュア無線技士国家試験の受験申請受付が、きょう9 月1日から始まった。試験日は1アマが2025年11月9 日(日)、2アマが同11月8日(土)。会場は札幌から那覇まで全国11か所。今年度から上級ハム国試は年2回(5月・11月)に削減され、これが初の11月開催の試験となる。受験申請はインターネットのみなので注意しよう。
今回実施される試験の日程は、1アマが11月9日(日)、2アマは11月8日(土)。試験地は東京都、札幌市、仙台市、長野市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、熊本市、那覇市の全国11か所となる。
申請はインターネットの日本無線協会の公式サイトからのみ(受験用写真のアップロードも必要)、申請締め切りは9月20日。試験手数料等は1アマが9,600円、2アマが7,800円(ネットバンキング、コンビニ払込等で支払い)となっている。
なお今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては受付後でも中止されることがあるので、日本無線協会のWebサイトで最新情報を得るようにしていただきたい。
試験結果(合否)については受験者にメールで案内があり、所定サイトからPDFをダウンロードする方式になっている。申請方法などの詳細は下記関連リンクから、日本無線協会のWebサイトで確認して欲しい。
この記事もチェック!
【速報】日本無線協会、2025年度から第一級および第二級アマチュア無線技士の国家試験を「年2回(5月・11月)」に削減
●関連リンク:
・公益財団法人 日本無線協会
・国家試験受験案内(日本無線協会)
・令和7年度
第一級及び第二級アマチュア無線技士国家試験案内(PDF)
・無線従事者国家試験の電子申請ページ(※1・2アマは「CBT方式を除く」を選択する)(日本無線協会)
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先週1週間のランキングで上位を占めたのが、2025年8月23日(土)と24日(日)に東京・有明で開催された「ハムフェア2025(第47回アマチュア無線フェスティバル)」の話題だった。なかでも、ハムフェア会場で初公開された無線機器に注目が集まり、先週のアクセスランキング1位は、アイコム株式会社が発表した、HF/50MHz帯オールモード機(SSB/CW/RTTY/AM/FM)「IC-7300MK2」の速報記事だ。ベストセラーモデルになった「IC-7300」の機能と性能を進化させたモデルとして、日本国内はもとより、世界中からアクセスがあるなど関心の高さがうかがえる結果となった。

「IC-7300MK2」は、従来機の「IC-7300」の機能と性能を進化させ、さらに「アイコム初のCWデコーダー搭載(欧文/和文)」「LANポート搭載」「RX IN/OUT端子装備」「国内初、HDMIの外部ディスプレイ端子を搭載」「USB Type-C端子を採用、1つの端子で2つのシリアルポートに対応」などを装備。発売開始は2025年内を予定
続く2位も、アイコム株式会社がハムフェアに参考出品した、144/430MHz帯D-STAR対応モービル機「ID-5200」の情報。大型のカラー液晶ディスプレイを採用した本格的なセパレート機に見えるが、今回は製品のイメージを伝えるためのモックアップ展示ということで、特徴やスペック、発売時期などのアナウンスはなかった。事実上の「ID-5100/D」後継機種となると思われる。発売開始時期、価格は未公表だ。

ID-5200はカラーの大型液晶ディスプレイを採用した本格的なセパレート機のようだ。よく見るとディスプレイにAPRS関連らしき表示!? アイコム初のAPRSモービル機誕生かと噂されている
3位は「【ハムフェア2025】<2日間で42,000名が来場>「ハムフェア2025」会場内の模様を50枚以上の写真でリポート」。今年のハムフェア会場の様子を、50枚以上の写真で2ページにわたって紹介した速報リポートで、主催者の発表によると、初日(23日)は昨年よりも3,000人少ない30,000名、2日目(24日)は昨年と同数の12,000名がそれぞれ来場し、会期中の来場者数は合計42,000名だった。

賑わう会場内の模様(代表撮影)と初日のテープカット
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)【ハムフェア2025】<人気HF機がさらに進化>アイコム、HF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300MK2」を発表
2)【ハムフェア2025】アイコム、144/430MHz帯モービル機「ID-5200」を参考出品
3)【ハムフェア2025】<2日間で42,000名が来場>「ハムフェア2025」会場内の模様を50枚以上の写真でリポート
4)【ハムフェア2025】<100kHz~3,000MHzをアナログ&デジタルでカバー>エーオーアール、小型デスクトップレシーバー「AR-DV3」を発表
5)【ハムフェア2025】アツデン、電源内蔵でコンパクトなHF帯1kWリニアアンプ「AZR-HF10」を参考出品
6)【ハムフェア2025】<“ユニデン” ブース紹介>話題の受信機「BC160-WED」初お披露目から50年前の「model 2020」まで
7)【ハムフェア2025】<会場リポート:記念局etc.運用その1>「8J1HAM」「8J4IH」「8J2TKI」「7J2YAA」ほか社団局など9局を紹介
8)【ハムフェア2025】<hamlife.jpスタッフが会場で見つけたリポート1>「開運!何でも鑑定団に出演したYLさん発見」から「でっかい縦ぶれ電鍵試し打ち」まで
9)<官報に告示掲載、10月1日から無線局免許状がデジタル化>総務省が「無線局の免許状等のデジタル化等に係る関係省令等の改正案に対する」集まった意見(39件)と考え方を公表
10)【ハムフェア2025】<「非常災害関連ブース」に登場>警察庁衛星通信車(応急通信対策車)と陸上自衛隊1/2tトラック(無線機搭載)の車両リポート
The post ハムフェアで初公開! アマチュア無線機「IC-7300MK2」や「ID-5200」の速報記事が世界を駆け巡る--8月24日(日)~8月30日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 first appeared on hamlife.jp .

2016年1月に発売を開始し、2024年5月には累計出荷台数が全世界で10万台を超えたことを華々しく発表したアイコムのHF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300」(10W機:IC-7300S、50W機:IC-7300M)の生産終了がアナウンスされた。2025年8月29日、メーカーから正式告知があったとして複数の無線ショップがSNSで案内を始めた。同機種は今後「在庫限り」で終売となる見込みだ。後継機種は同社がハムフェア2025会場で発表した「IC-7300MK2」が本年中に発売開始になる予定とされている。

日本で初めてRFダイレクト・サンプリング方式を採用した、HF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300」。2024年5月には累計出荷台数が同年1月時点で10万台を突破したことを華々しくニュースリリースで発表した。このうち国内集荷台数は約2割だという
アイコムのHF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300」は2016年1月の発売開始。日本初のRFダイレクトサンプリング方式を採用したアマチュア無線機で、性能の高さと回路構成の大幅な簡素化を実現し、同時に小型化やメンテナンス性の向上も実現した。電波状況をディスプレイに表示する「リアルタイムスペクトラムスコープ」も搭載し、パソコンをはじめとする周辺機器との連携やFT8デジタルモードにも対応、より手軽にHF帯のアマチュア無線を運用できるようになり、2024年1月時点で累計出荷台数が10万台を突破。販売国数は約150カ国まで広がるヒット製品に成長し、“全世界のハムの30人に1人が使っているベストセラー機” とアナウンスされていた。
同社は累計出荷台数10万台突破を伝える2024年5月のニュースリリースの中で、「IC-7300は、発売から8年を迎える現在も出荷台数を伸ばしているロングセラー製品です。旺盛な需要に応えるべく、 2024年も引き続き販売を続けてまいります 」と述べていたが、それから約1年4か月後の2025年8月29日、ついに「生産終了」のアナウンスが取引のある無線ショップに向けて行われた。

岐阜県の無線ショップ、CQオームのXポストより

大阪・日本橋の無線ショップ「デジハムサポート」のXポストより
後継機種となるのは2025年8月23・24日に有明GYM-EXで開催された「ハムフェア2025」で発表した「IC-7300MK2」だ。
IC-7300MK2は、IC-7300の特徴である小型で視認性の良いディスプレイや操作性に優れたボタン類はそのままに、「受信性能(RMDR/フェーズノイズ特性)を向上」「アイコム初のCWデコーダーを搭載(欧文/和文)」「LANポートを新規搭載」「RX IN/OUT端子を新装備」「国内初、HDMIの外部ディスプレイ端子を搭載」「USB Type-C端子を採用、1つの端子で2つのシリアルポートに対応」などの特徴があるモデルだ。発売開始は “2025年内” とアナウンスされているが、価格は未発表。販売店筋ではIC-7300(メーカー希望小売価格:税込153,780円)よりも数万円高くなるのではと予想しているようだ。

ハムフェア2025のアイコムブースで展示された新製品「IC-7300MK2」。発売開始時期は2025年内。価格は未定

IC-7300MK2は和文CWのデコードも可能

IC-7300MK2の背面。LANやHDMI、USB Type-C、RX IN/OUTなどの新端子を配置
◇
一般的にアマチュア無線機が生産終了となるケースとしては「①主要な電子部品が調達不能になり、今後の継続生産ができなくなった」「②代替となる新機種を発売する(した)ため」「③売れ行き減退で継続生産のメリットが薄くなったため」などが挙げられる(今回のIC-7300の場合は②に該当)。
いずれの場合も生産終了情報をメーカーが公式Webサイト等で告知することはあまりなく、営業担当者が販売店へ個別に案内するのが通例となっている。
こちらの記事も参考に↓
(2024年5月掲載)
<達成までに8年>アイコム、アマチュア無線機「IC-7300」の累計出荷台数 “10万台突破” を発表
(2025年8月23日掲載)
【ハムフェア2025】<人気HF機がさらに進化>アイコム、HF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300MK2」を発表
●関連リンク:
・IC-7300製品情報(アイコム)
・ハムフェア2025にて、IC-7300MK2を公開しました(アイコム ニュースリリース)
・動画 HF+50MHzオールモードトランシーバーIC-7300MK2登場(YouTube/アイコム公式チャンネル)
The post <2016年発売開始、累計10万台を超える世界的ベストセラー機が…>アイコムのHF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300」ついに生産終了 first appeared on hamlife.jp .

日本における、2025年8月30日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。1エリア(関東管内)の関東総合通信局で更新発表が行われ、JL1のサフィックスファーストレター「G」が終了し、「H」へ割り当てが移った。
各総合通信局および沖縄総合通信事務所が公表している、コールサインの発給状況は下表の通り。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1 → JK1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<0エリア(信越管内)で「JJ0」のプリフィックスの割り当てが終了>令和7(2025)年1月24日発給分(免許の年月日)で「JK0AAA」から「JK0AAC」までの3局を確認
【追記:三巡目の「JL1AAA」発給】<「令和6(2024)年3月21日付」の発給から>1エリア(関東管内)、「JK」のプリフィックスが終了し「JL1AAY(三巡目)」からの割り当て開始が判明
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・JL1の再々割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
The post 1エリア(関東)で更新。1エリアはJL1の1stレターが「G」から「H」へ---2025年8月30日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況 first appeared on hamlife.jp .