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amazonでこんな本が検索された。

ムチャクチャ読みたくなる。しかし、何と19,463円の値段が付いている!
ebayにも出ている。表紙は違うが同じもののようだ。1980年出版と。

もうちょいググってみると、何とまぁ、 Internet Archive
にあるではないか!
ありがたい、ありがたい。
https://archive.org/details/10-meter-fm-dave-ingram-ed-1-pr-1-1980
おおお、1970年代の米国で、10mFMが広がり始めた頃のことが詳しく書かれている。
お!JA7OWB仁坂さんのコールサイン発見!

この段落を翻訳。
何の疑いも持たないアマチュアが 10 FM
で毎日起こる興奮を体験するための最も合理的な手段の 1 つは、人気のある 10 メートル FM チャンネルを 1
つまたは複数聞くことです。たとえば最近、スウェーデンの SM5AAO がネバダ州ラスベガスの中継器を通じて SM5ANY
と通信しているのが聞こえました。同じ日遅く、アラスカの KL7IYX はコロラド拠点の中継器を介して日本の JA7OWB
と通信しました。土曜の早朝、アラバマ州の K4GTQ は、2 ~ 10 メートルのリンク
リピーターを介して、オレゴン州の大規模な「ハム
ブレックファスト」グループに加わりました。ラスベガスを訪れるアマチュアは、2
メートルの手持ち式ハンドヘルドの通信範囲が世界規模であることに驚くことがよくあります。しかし、監督している地元のアマチュアは、彼らのユニークなマシンが見晴らしの良い場所にある10メートルのFMセットアップに相互接続されているとすぐに説明しました。
10 FM チャネル上で同時に動作しているアクティブなリモート ベース システムの数は、その周波数に DX
ステーションが突然現れるとすぐにわかります。これらのセットアップにエネルギーが供給されてアクティビティが始まると、さまざまな持続時間と周波数のトーンが「積み重なる」ことがよくあります。しかし、多くの忠実な
2 メートル FM マーを 10 FM に変換した畏敬の念を起こさせる側面が 1
つあります。それは、抑制されていたリグが国外のリピータ ID によって突然生き返ったときに起こります。 10 FM
ユニットが数分間静かに設置されている場合、この突然のブラープ音は 2 メートル FM
とまったく同じように聞こえますが、その DX 機能の影響は強く、長く続きます。
5章には「Remote Bases and
Repeaters on 10 FM」とある。もうレピーターが稼働していたんだ。

昨日、久しぶりにライセンスフリー無線のイベントに参加しました。先週の10mFM移動伝搬事件と同じ八女市星野村の場所です。
さっそく、山口県岩国市の銭壺山に移動されていたヤマグチST702局とデジタル簡易無線でつながりました。59/59非常に強力です。そういえば以前、銭壺山に集まっていた皆さんと特小でやったな、と思い出し、すぐ特小に変更、「ハロー銭壺山! 皆さん聞こえますかー」とやったわけです。
ところが、全く聞こえませんし、届きません。銭壺山では集まっていた20名くらい、みんなで良く聞こえるところはないか、ウロウロしたけどだめだったと、デジ簡で報告がありました。その光景が目に浮かぶようです・・・
後ほど、そこにいたであろう、ひろしまBW48局より、以前、交信できたところはどこだったんですか?とeQSO経由でお尋ねありました。「ブログに載せてますよ」と返答したのですが、どうやら私の勘違い、検索しても出てきません。
ということで、当時を思い出しながら、ブログ追加です。日にちなんてさっぱり忘れていたのですが、ヤマグチST702局のブログがありました。
2021/11/03ログ(全国一斉OAD)
3年前の同じ
私は、標高1054mの 脊振山
(せふりさん)から自動車道を少し下った、福岡県側のところにいました。標高928m程です。そこから改めて銭壺山を調べてみると、、、


なんとなんと、銭壺山に見通しがきいています。
一方、昨日の移動場所(星野村)は、、、

まるっきりダメです。銭壺山のみさん、期待を持たせてすみませんでした。
ということで、逆に銭壺山からどこが見えるかな。



釈迦岳は届くようですね。面白いのは熊本県の国見岳。ここだと距離は196kmです。
ただし、標高1,739m。それなりの登山となるようです。車で行けるところ前提の私には無理ですね~
ちょっと面白いところ発見。ここなら銭壺山いけるし、ノイズも少なそう。

昨日の星野村の移動地よりさらに30分。ちょっときついかなぁ。
結論。銭壺山と交信するなら脊振山から降りたところ。ですが、ですが、その道路、まだ通行止めらしい。残念!!

待ってました! 10mFM伝搬実験!
もう40年も前、大学生だった頃の、10mFMの全国移動通信実験がとんでもない思い出となっています。そのことは、前のブログ 「JE6QJV 牧野さんの 思い出 2」
でふれました。グランドウェーブ(地上波)で、どこまで飛んでいくか、誰が最も飛ばすか、今年はどこが優勝?するか、まぁ競い合ったのです。
その後、”実験”は無くなりましたが、 大分 グループ
により令和2年秋、西日本GW移動伝搬実験が再開されました。私は、令和3年3月の2回目から参加しましたが、全く飛ばずその度に落ち込んでいました。目標を和歌山県との交信として、いろいろ揃えてきました。5エレ、ローテーター、ローテーター対応タイヤベース、発電機。最近は車中泊マット、車の窓をふさぐサンシェード・・・ ところが、仕事が入ったり、天気が悪かったりで、なかなかリベンジできません。
福岡県在住なので、できれば福岡県から電波を飛ばして競いたいわけです。昔から、大分県グループの壁は厚く高いのです。でも、大分県が交信した局とできれば、距離はこっちが遠い。燃えます。ただ、大きな問題があります。移動場所の選定です。これは実に難しい~
どこに行くか、グーグルマップや 見通しマップ
を活用して、あれこれ悩むのです。しかし、この作業も楽しい。そこで令和4年春には、 篠栗町の米ノ山(594m)に行った
のです。四国最高峰の石鎚山山頂を基準に、見通しがきいているからです。でも最近は行き慣れてきた脊振山(1,054m)にしようかなぁと。
そんな日、CQ誌を眺めていると2mSSBグループ福岡の皆さんの移動運用写真が目に入りました。八女市星野村移動とあります。写真をじっくりじっくり・・・ こんな場所あったっけ??
移動運用が好きなローカル局JH6BUK毛利さんに聞いてみると、イッパツ即答。ガマンできず3週間前に下見に行きました。車が1台も通りません。電線ありません。そこそこ広さが取れます。楽しみです。
開催は土曜日のお昼からということになっていますが、ホントに実験に徹するには、午前4時~7時が勝負と決め、土曜は午後に自宅を出発、1時間ちょっとかけて移動地に。暗くなる前にアンテナ設置しなくてはなりません。


今回、はじめて5エレを上げます。自宅でテストをしていましたが、なかなかうまくいかず、大分のJF6PRY石本さんに電話で教えを戴きながら、まぁ何とかなるかなの気持ちで設営を始めました。5エレ組み立てると、やはりデカイです。ブーム長7m。ちなみにRadix製で、他社より少しは軽めです。


何とかひとりでアップできました。途中、アンテナのネジ忘れ(別のところに入れていた)、アンテナコネクターの不一致とかありました。対処できましたが、次のためにきちんと揃えておかなくてはなりませんね。
まぁ、初心者なので、モノが多い。あれこれ気になって積み込んできます。そのくせ忘れたのが、LEDランタン、金槌、ノートPC用ACアダプター。あと歯ブラシもあった方が良かった。更に少しの酒。自宅でテストして問題なかったハズのローテーターが動きません。これは痛い。手も痛い。仕方ない、今回は東向きオンリーです。


さすが2mSSB福岡グループのOMさんが選んだ場所だけのことはあります。待望の和歌山がすんなり聞こえています。それに何と長野も!必死でコール!コール!コール! ダメだぁ。全く気付かれません。何でだぁ!と叫びつつ、もしかして電波出てない? リグのパワー計、電流、大丈夫。日出町の石本さんとも、嬉野移動のJR6GOB貞松さんとも信号比較しながら交信。大丈夫なはずです。
だんだんバンド内のノイズ低下とともに、出ている局も減ってきます。ホントは増えなきゃいけないのですが、夜中まで意気込んでする方は少ないって事です。そんな中、23時34分、待望の和歌山と交信できました。紀の川市移動のJK3QUB礒辺さんです。喜びを伝え、誰もいなくなった午前1時過ぎ、ウトウトと・・・
続く

「今年のEスポ、コンディション良くなかったですね~」という会話が良く聞こえています。私も、昨年は全都道府県との交信を目指して頑張って声出していましたが、今年はなんだかやる気無し。
近距離Eスポが聞こえてきたのも少なかった気がします。昨年、九州各局でラウンドQSOできたのが、できず。時間が合わなかったのもあるかもしれませんが。
昨年の記録はこちら。
10mFM 今年の近距離EスポQSO記録
久留米の自宅に到着する直前、モービルから宗像市とできまして、大興奮でした。その距離50km。この記録はしばらく破れないだろうなと思っていましたが、なんと!

福岡市南区です。距離最大で30km!
6月11日のことです。16時10分に大阪府泉佐野市とQSO、近距離の予感。29分には宮崎市のJF6CHI局!きたぞきたぞ! どこか近くが出ていないか、あせりながらダイヤルと回します!
福岡市南区!!! JN6HOB局がどこかと交信しているのが聞こえてきました。これは近いぞ!
引き続きJN6HOB局がCQ出されるのを期待しつつ、久留米からコールするのを拾ってくれるのを祈りつつ! コールサインと共に「久留米!久留米!」と連呼。
益田さんに見事ピックアップいただきました。お互い59/59。
交信後、例の如く、フェードアウトしてしまい、聞こえなくなりました。
久留米と福岡は、普通に2mでも交信できるところではありますが、なかなか私の10mFMの設備ではできないのです。ちなみに、この時は仕事場で、IC-705に低いVダイポール、福岡方面は真サイドです。
10mFMのOMさんに、10kmでも近距離Eスポでできますよ、なんていう話を聞いていたのですが、ホントかなぁという気持ちが少しありました。しかし、この時の状態であれば、確かに10kmに局がいればできていたように思います。
自宅では、近距離用アンテナとして、HB9CVアンテナを天空に向けていたりしますが、昨年はモービル、今回は仕事場から。結局最も大切なことはワッチ続けるということでしょうね。
なお、近距離Eスポには、いわゆる打ち上げ角が低くDXに強いとされるビームアンテナより、ダイポールやホイップアンテナなど打ち上げ角が高いアンテナが有利とされています。

加水分解って言ってたらしいのですが、近年は”ビネガーシンドローム”が一般的なようです。液晶パネルが黒くなったり、見えにくくなったりする症状です。
事務所に置いているTM-D710もそんな症状が出てしまい、頭の向きを変えて斜めから見たり、横から見たりしないと表示内容がわかりません。

電源を落とすと、中央部分が黒くなっているのがわかります。

このまま処分(売却)しちゃおうかと思ったのですが、こんなの誰も欲しくないよな、と修理にチャレンジすることにしました。

2本のビスを外すと、パカッと割れます。基板と液晶はこのコネクターで接続されています。両サイドの茶色部分を起こすと抜けます。基板にはボタン電池があります。ML614の表記。
基板を外すには、オモテのツマミを外さなくてはなりません。VOL-SQLツマミ各2個は簡単に抜けましたが、左のダイヤルは固かった! 思いっきり力を入れてやっと抜けました!


それぞれ奥の留め具も外します。

特別KENWOODファンというわけではありませんが、いいですねぇ、基板とCPUにロゴが。4カ所の金具が曲げて留めてある部分をラジオペンチでまっすぐにして基板を取り外します。

液晶部分が出てきました。慎重に扱います・・・ 今は・・・

うわぁ、やっぱりこの通り。カッターをガラス面との間に入れて、偏光フィルムをはぎ取ります。


なかなか剥げないものだから、ついつい力任せとなります。慎重さが欠けていく・・・
何とか取れましたが、ん?取り出した偏光フィルムは異常なしだった?

透かしてみても、別に黒くなっているところもなく・・・ あれれ?
ただ、ビネガー(酢)の臭いはします。酢の物きらいじゃないからいいけど。
では、液晶の方はどうか。手持ちの偏光板を当ててみます。

うわっ! 黒い! やっちまったなぁ!
もしかして、ウラ側が腐ってる???

偏光フィルムを剥いだばかりの状態で仮組みして、偏光板を当ててみました。う~ん、ちょっとぼやけてる。
まぁしかし、取りあえずは接着剤のカスを取らなきゃいかんでしょ、と思い直し、最も大変な作業へ突入です。

はじめは綿棒に無水エタノールを付けて、なでなでやってたのですが、無理。手持ちのシールはがしを付けて、プラスチックのヘラでゴシゴシ。
ん? ん? ん?
接着剤の残りを通り越して、もうひとつ下の層が削れてしまった感じです。接着剤のカスというより、何かガラスっぽいのが削れている感じです。あ~~~~ またやったか。
液晶部分のみパーツで取れるかな、そんな諦めの気持ちになってしまいました。
えーい、意地じゃ、とゴシゴシ、ゴシゴシ。お、何だかツルツルになってきた。
この部分の液晶がまだ大丈夫なのか、再び仮組してみます。

お! むしろ削りまくったところがスッキリしているではないですか! もしかして、ここにも偏光板? これが黒かったところかもしれません。となりゃ、削りまくります。

接着剤はちょっとくらい残っててもOK、みたいなのをどこかで見たのですが、せっかくですからねぇ、頑張ります。
何とかキレイにして、偏光板をカット、組み上げます。


バッチリではないですか!新品同様になりました。
こうなると、再び愛着が湧いてきます。処分せずに、もうしばらく使ってみましょう!

あかんやつ、が今なお人気ですが、AliExpressでDMRトランシーバーがセール期間に激安で出ていたので、思わず買ってしまいました。
あっという間に、到着。これが送料込みで4,000円台ですから、一桁違う感じです。

ところが、これ、私自身DMRを理解していないのもあり、マニュアル無しではさっぱり使い方がわかりません。
ただし、マニュアルは英文です。
ということで、同じお悩みの方もいらっしゃるのではないかと、余計な心配をしつつ、グーグル君に翻訳してもらったのを置いときます。
ちょっと読んでも、まだわかんないんですけどねぇ。
Baofeng-DM-1701-User-Manual-RadioddityJPN.pdf
Baofeng-DM-1701-Programming-Guide-V1.1_Radioddity_JPN.pdf
大体トランシーバーなんてものは、電源入れればまぁおおよその基本的な操作はわかってきたつもりなんですが、こりゃ無理です。もう最初っからわかんない。
VFOモードにはどうやったらいいのか・・・ マニュアルの操作説明とも違う、そのまえにプログラミングが必要なのか・・・
国内で運用するにはちょっとハードルが高いし、その気もないので、こういうもんだ、というところまでわかれば納得なんです。
まぁしかし、結局、安物買いの銭失いってなことになりそう・・・

私が住んでいるのは福岡県です。
開局当時から、お付き合いいただいているOMさんにはプリフィックスがJR6の方がいらっしゃいます。フツーに2mとかで交信しているローカルさんです。
JR6は沖縄、という感じになっていますが、やっぱり気になってしまうのです。
ググると、私同様気になっている方もいらっしゃるようですが・・・
ちなみに、現在(2024年4月)JR6の個人局数を調べてみると、
沖縄県387局
福岡県309局
佐賀県 64局
長崎県 98局
熊本県177局
大分県116局
宮崎県130局
鹿児島県139局
ということで、沖縄が最も多いのですが、 沖縄387局 に対し、 他県は1033局
なのです。
沖縄のコールサインについては、アイコムの「週刊BEACON」「アマチュア無線人生いろいろ」で、JR6AG 高良
剋夫氏が詳しく紹介されています。
No.11 復帰にともなうコール問題(1)
No.12 復帰にともなうコール問題(2)
No.13 復帰にともなうコール問題(3)
沖縄が日本に返還されるにあたり、JR6は沖縄だけ(JR6AAA~JR6QTZまではどこにも割り当てない)という話だったのに、九州各地からJR6AAA以下のコールサインが飛び交い出して沖縄のハムは怒って、当時のJARLの原会長が沖縄支部と話し合いの場を持った、今後どうするか沖縄で委員会が発足したが、いつの間にか問題は終焉していった、という内容ですね。
1976年のことですから、もうすぐ50年も前のこととなります。
ちなみに、JS6は沖縄県のみで1661局です。では沖縄=JS6でいいじゃないかというと、JR6の局もいらっしゃるので、何とも。
このへんが
DXCCでは別カントリーにするためにJD1にした小笠原 とは異なりますね。
余談、絶対JS6が沖縄かというとそうでもなかった事例があったようで、興味深いです。
JJ1WTL
さんのウェブサイト
JR6の局が 九州本土←→沖縄 で移管されると…
九州に住んでいると、普通に2mなんかでJR6コールを耳にするものですから、ポータブルJR6と聞くと、少なからず違和感があるんですよねぇ。
「ぽーたぶるじぇいあーるしっくす」というと12文字くらいありますが、「ぽーたぶるおきなわ」だと8文字で済むんですけどね・・・。
老害と言われそうですが、沖縄の意味でJR6を使うにしても、こういう事実があることをご存じいただければ嬉しいのです・・・
面白くて参考にしたサイト どちらもおなじOMによる
CIC: Call
sign Information Center
Untold Facts

はい、今年も出展しました。ブース名はオール九州ネットです。
実は、前回を以て終わろうかということになったのですが、私が引き継ぐからとダダをこねて継続、例年通りの出展となりました。スタッフの皆さんに厚く御礼申し上げます。
この、オール九州ネットのメンバーは、この時くらいしか顔を合わせないし、そういえば無線上でQSOもしていないねって、いうくらいのゆるや~かな集まりなのです。

前日入りして準備をするところが多いのでしょうけど、我々は当日です。
コーヒーの釣り銭を事務所に忘れていたのに気付き、予定より30分早い午前3時半に起床しました。同じ久留米のJH6SVV局と一緒に連なって走行していくつもりでしたが、福岡のJF6OFF局がもう出発しているのをAPRSで確認、4時10分過ぎには堪らずSVV局おいて走り出しました。会場横駐車場には6時到着です。数台停まっていますが、一番理想の場所に駐車できました。
会場は6時半には開くということで、買ってきたパンをかじりながら待機。1年振りに会うスタッフや他のブースの方とご挨拶です。もう、こっから始まってる・・・
会場空いてから慌ただしい!
コーヒー、ジャンク、モービルアンテナ展示、WSPR展示、eQSOゲートウェイ展示、10mFM関連展示・・・


9時からの開会式が終わった瞬間、多くの方がジャンクに。

今年はちょっと目立つように横断幕をブース上に付けました。まだ数年は続けたいという意気込みでもあります。

一番気になっていたのは、コーヒーでした。本当にありがたいことに連年通りやっていただきました。今までの100円から150円に値上げさせていただきましたが、ちょいと良いコーヒー豆(粉)を使いましたので、「これは美味しい!何という豆ですか?」とのおたずねもあったようです。一番嬉しい・・・


ジャンクも皆さんバンバン持っていかれまして、全部無くなってしまいました。写真は11時頃。もうこのあたりでかなり売れています。私が出した特小機の壊れたもの、タダから、モービルアンテナ1,000円、スタンドマイクとかキレイサッパリ無くなりました。皆さんが喜んでくれるよう、また来年頑張ります。

昨年は10mFMのネタでThe AZDENタワーを展示しましたが、今年はこれです。
米国ではその昔、業務機を10mFMに改造して使っていました。ラリーさんという方(10mFMでは有名人!)が来日したとき、ある方にそのモトローラの業務機をプレゼントしたという記事も古いCQ誌に載っていました。そんなことが頭にあったので、前回の西ハムの時、JG1DKJ澤田さんに「どっかころがってないですかねぇ~ 展示したいのですが」と話したところ、偶然にもその前の東京でのハムフェアで、モトローラ社の方がブースにやってきて、故人のものだけどぜひ引き取って欲しいということで置いていった、でかくて置き場に大変なのでそれじゃあDMHが引き取ってくれ、という事になったのです。なんか、運命です。
前のブログ 米モトローラMaraTrac 10mFM改造機
知識が無いのにいろいろやって、何とか送受信をするようになりましたが、周波数が動かない、とても10mFMへの改造(修理?)は無理・・・
それでも、このマシンから米国のレピーター音声を流したい!
というわけで、今回会場ではこのMotorola
MaraTracのAFアンプ~スピーカを通じて、録音済みのレピーター交信を流させていただきました。
ま、実際は米国国境沿いのカナダの10mFMレピーターだったんですけどね。

同じく10mFM関連で、全国大会、移動伝搬実験のお知らせや、活動の状況をモニターに映して紹介しました。3回連続となりますか、全国大会事務局のJM1LIG局も駆けつけてPRいただきました。

これは、FT8に辟易してきたあなたへ・・・WSPRの展示です。昨年に続き2回目。今年はしないつもりだったのですが、ある方よりリクエストいただきまして、展示しました。
前回以上、興味を示して説明書きを写真に収める方がいらっしゃいました。

結構説明を求められたのですが、なんせ会場では実演もできず、良く説明もできず、スミマセン。あ、WSPRの通信状況を見るのは http://wspr.rocks/ このサイトがオススメです。

ライセンスフリー無線の展示はeQSOに絞りました。前回同様、ふくおか8774局が説明してくれました。(写真の奥の方ではありませんので念のため)
会場ではライセンスフリー無線用VoIP、eQSOとデジコミを接続、12chで開設しました。当日はカンボジア在住の日本人の方からもお声があり、デジコミ機を持ってこられた方は交信を楽しまれていたようです。デジコミのアンテナは これ でした。
恒例のコールサインの壁張りもしましたよ~ ご来場ありがとうございました。

毎回おいでいただいている方、やっと、やっとお会いできたイワテB73局ご子息、みなさん、ありがとうございました!




とてもとても以前のように他のブースをゆっくり見て回るような時間はありませんでした。あっという間に終了時刻。主催者側の要望にそって、3時ギリギリまで頑張って展示しておこうと思っていましたが、途中で電源が落とされてしまい、いたしかたなく片付けでした。ちょっとハテナ?ですね。
早く帰りたいくらいなら、出展しなきゃいいのにと思うのはおかしいでしょうかね?
オール九州ネットは、早い段階から西日本ハムフェアに協力してきました。だからこそ、少し前までこれだけのスペースを確保できていたのです。出展者が増えるので削ってくれという依頼を受け入れていまの状況になりました。忘れないよう掲載しておきます。


平成28年は、非常口からドンツキまであったんですよ~

今年も西日本ハムフェア(西ハム)に「オール九州ネット」のブースに出展するのですが、まさかまさかの注意事項が。
https://www.jarl.com/nishiham/
第21回西日本ハムフェアの注意事項
(中略)
特定小電力トランシーバーの日産殿敷地内への持ち込み、使用はご遠慮ください。休日とはいえ、日産殿の工場ではかなり稼働しており、無線通信による業務も行われています。無用な混信を避けるため、特定小電力トランシーバーの日産殿敷地内への持ち込み、使用の自粛をお願いするものです。

ライセンスフリー無線は、今年もeQSOを中心にやるつもりでしたが、なんせ持ち込みも禁止とは・・・ 業務に障害を与えるようなことがあってはなりませんから、仕方がないのですけど。
ジャンク販売用も用意していたので、電池を入れない(電源が入らない)状態にしておくことでご対応いただけないかと事務局に問い合わせ。
すると、下記のご返事をいただきました。
特定小電力トランシーバーにつきましては、日産殿敷地内で運用すると
日産殿の工場稼働に支障が出る恐れがあるため、このようなお願いを致しました。
電波を出さないのであれば、持ち込み展示はOKです。
どうぞよろしくお願い致します。
西ハム事務局
ということで、ありがたいことに持ち込み展示OKをいただきました。
eQSOゲートウェイにはデジコミ(LCR)をつなげますので、全国のeQSOユーザーとの交信をお楽しみ下さい。おそらく、筑紫野レピーターと同じ12chを使うかと思います、たぶん・・・
今、ふと、この日限りのCB無線機接続も面白かな、と思ったりして・・・ やりすぎかな?

eQSOゲートウェイは設定が難しい?
最近ありがたいことに多くの方がeQSOゲートウェイを設置され、eqso.mydns.jpサーバーのJAPANルームに接続いただいています。無線の資格がいらない特小機やLCRで、全国あちこちの方と交信できるのは実に楽しいものです。
そこで、良く話題になるのは、設定や調整です。なんせ古いプログラムでして、特に音声レベルの調整がしにくい、微妙なところで合わせにくい、というお話を聞きます。大体良くあるのが音声が割れていて聞き取りにくい、というパターンです。
いろんな設定方法があるかとは思いますが、私のおすすめ調整法を紹介します。
まずはパソコン側のマイク設定に注意
まず、パソコンのマイクラインの設定を確認しておく必要があります。
マイクのプロパティを開きます。


左側の画像、レベルタブのところと、トランシーバーの音声出力ボリューム(インターフェースをお使いの場合はそのボリュームも)で、eQSOサーバーへの入力調整をされていると思います。
ここは一旦そのままで、他にタブがないか気をつけて下さい。それぞれのパソコンにより異なりますが、例えばこのパソコンには「拡張」のタブがあります。これを開くと、ノイズ抑制などの機能があることがわかります。(右側の画像)
これらの機能はオフにしておきましょう。まずはストレートにトランシーバーからの音声をeQSOサーバーに送るのが大切です。
※ノイズ抑制等がオンになっていると、何もしないのに音量が勝手に変化したりします。
※自動調整があれば、これもオフにして下さい。
Mic入力レベルをホワイトノイズで調整する

さて、上の画像は、音声が割れている時の状態です。Vuメーターがレッドゾーンに入っています。この画像は思い切り過大入力させたときですが、レッドゾーンひとつでも間違いなく音が歪みます。
音声レベルの調整は、実際にクライアント側のトランシーバーで実際にしゃべってみて自分の環境専用のレベルに合わせられている方が多いのではないでしょうか。それはそれでいいのでしょうけど、他の方がゲートウェイを使われたり、自分自身も調整したときの環境と異なるところから声を出したりすると思わぬ過大入力になってしまうことがあるようです。
このMic入力レベルはとても大切です。
では、何を基準としたらいいでしょう。
ところで、FMトランシーバーを単体で使用する場合、ボリューム設定はどうされていますか? スケルチを開放してザーッというホワイトノイズ音量で調整することがありませんか。このFMのホワイトノイズがそのボリューム設定時の最大音量です。つまり、
ザーッというホワイトノイズをeQSO側に流し込んだとき、レッドゾーンに少し届く程度に調整
すればいいことになります。
そのようにすれば、どんな音声信号が入っても歪むことはありません。それでも歪んでいた場合、パソコンにつながっているトランシーバーか、あるいはアクセスしている(クライアント)トランシーバーに問題があります。同じように、音声が小さすぎる場合、アクセスしているトランシーバーに問題があります。
ECHOルームでテストしてみる
調整をしたら、ECHOルームでテストしてみましょう。
普段皆さんが交信しているJAPANルームとは別に、ECHOルームがあります。eQSO側に送信すると、その音声をそのままオウム返ししてくれます。同じレベルで返しますので、自分の音声チェックができます。
このECHOルームでは、過大入力に対してはオウム返ししないことがありますのでご注意下さい。
さて、自分の音声が返ってきたのはいいけど、「音声小さいよな?」思った時、今まで調整してきたMic入力レベルをもう一回調整、、、ではありません!
今度は受信側の調整です。スピーカーラインを調整します。具体的にはパソコンのスピーカーボリュームですね。自分がしゃべった声が、適切なボリュームで聞こえるように設定します。
受信側の音量(スピーカーボリューム)をドンと上げてみると、相手が適切なレベルで送信していても、大体の局はうるさく歪んで聞こえます。自分の調整が不適切だとそうなってしまいます。
デジコミではどうする?
最近はデジコミ(デジタル小電力コミュニティ無線、LCR)のゲートウェイも増えてきました。(私もやっていましたが、特小久留米レピーターの範囲にかなわずクローズしました)
これはスケルチオープンができませんね。FMラジオにすればホワイトノイズも放送音も流れますが、無線の音声に比較するとかなりレベルが低いようです。
そこで、クライアント側のデジコミ機から、大きな音のホワイトノイズのような音声を送ればいいのですが、例えば、送信しながらマイクにフーッと息を強く吹きかけることで同様の音を作れます。
「あー」と言ったり口笛吹いたり、いろんな音声を流して、レッドゾーンに届かないようにセットすれば大丈夫です。
実際の運用、レベルメーターはどの程度?
クライアントのトランシーバーから普通にしゃべってみて、グリーンメーターが2つ3つ点けば充分だと思います。ひとつふたつでも問題ありません。アマチュア無線用も含めて、昔からeQSOを使っていた方のブログ等を拝見すると、同様の記載があります。
CB無線のAMモードでは、”深い変調”が魅力なのですが、eQSOではできるだけクリアな音質で交信したいものです。
おつりが出てしまう場合
ゲートウェイがおつりを出す、ということがあります。
自分のところのゲートウェイは誰も使っていないのに、誰か話した後に何かeQSOに送信している、これを「おつりが出ている」なんて言います。こういう局が2局接続されていると、いわゆるピンポン状態になって、そのルームが使いものにならなくなってしまうのです。
いろんな理由が考えられますが、ゲートウェイにつながっているトランシーバーが、送信から受信にかわったとき、ピッという信号がでていたり、ザッというスケルチ開放音がでたりして、あるいは何らかのノイズで、eQSO側に送信してしまうのです。

これは、スケルチセッティングを変更することで対応できます。初期設定では1000ミリセコンド=1秒になっていますので、思い切り4000ミリセコンド=4秒にすれば、大体のおつりはカットできます。
ゲートウェイ側から、他の方の交信やIDの送信が完了した直後、その指定した秒数内はカットされるのです。
※設定後、一旦ゲートウェイアプリを閉じて、再度開く必要が有るようです。
おわりに
これらの調整方法は、私ふくおかNX47のやり方です。ずっとeQSOを楽しまれている方々の音質は、やはり適切で素晴らしいです。私自身、いろいろテストをしていきついた調整方法です。ただ、単信の交信でも聞いているとわかるとおり、変調が深い浅い(マイクゲインが高い低い)とかトランシーバー自体でも特徴があるようです。アマチュア無線でもV・UHFを聞いているといろんなレベルの局がいらっしゃいます。どのような音声であっても、ストレートに、歪ませることなくサーバーに送り込むということが大切だと思います。