無線ブログ集
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毎日はレビュー (2024/11/22 8:05:03)
現在データベースには 722 件のデータが登録されています。
8月8日、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震により、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。この臨時情報は今日15日の夕方で終了する予定です。とはいえ、いつかはやってくる大震災が近い将来に控えていることは変わりません。
今回も臨時情報の後に、飲料水や防災グッズが多く買われたようです。確かにとても大事な備えです。ただ、この機会に携帯電話が使えなくなった時のコミュニケーションについても考えてみてはどうでしょうか。能登半島地震では、携帯電話が使えず、発災から6日間も連絡が取れなかった孤立地域があったとのことです。
そんな時に家族間の連絡や、被災地と非被災地との通信に役立つのが無線です。東日本大震災の後にアマチュア無線の資格取得者が増えたという話があります。アマチュア無線があれば安心です。しかし、無線はアマチュア無線だけではありません。
実は買ってすぐに備えることのできる無線もあります。そんな無線をメインに簡単に記載しておこうと思います。
(1)アマチュア無線
一般の人が無線を使うとなるとアマチュア無線が一般的ではありますが、これを使うためにはアマチュア無線従事者の免許を取得する必要があります。最近は資格取得も簡単にはなりました。ただ、使い始めるまでには少し時間がかかりますので、今回は参考程度に記載しておきます。一方で、過去に既に資格を取得済みの方は、この機会に改めて開局申請をして、無線機を使えるようにしておいても良いかもしれませんね。
(2)特定小電力トランシーバー(特小)
写真の真ん中の無線機です。買ってすぐに使えます。ただし通信範囲は極めて限定されます。実用的には半径100m程度の範囲でしょうか。良く店舗での連絡用に使われているのがこれです。なので、今回のような災害時の連絡用となると少し役不足です。一方で中継器を使うことができ、これを使うと利用範囲が広がります。例えば、我が家の近くですと西東京市の大きなタワー「スカイタワー西東京」の上にこの特小の中継器が設置されています。このおかげで半径数kmの範囲で利用可能です。発災時に高所にいち早くこの中継器の設置ができたりすると少しは実用的になるかもしれません。
(3)デジタル簡易無線登録局(DCR)
写真の右側の無線機です。現在、資格不要で使える無線機で一番遠くまで通信できるものがこのDCRです。障害物等にもよりますが、数kmの範囲では交信が可能です。車載で使うこともでき、とても実用的です。ただ、使うためには登録する必要があり、買ってから使い始めるまでに少し時間がかかります。また、登録に基づいて電波利用料の支払いも必要で、これに無線機1台、年間400円かかります。
(4)デジタル小電力コミュニティ無線(デジコミ)
写真の一番左の無線機です。特小とDCRの間に位置づけられるのが、このデジコミです。買ってすぐ使えて、半径1~2kmなら使えます。このデジコミが他の無線機とは異なるのはGPS搭載である点です。交信相手の方角や距離が無線機に表示されます。設定次第で、パソコンにつないだ親機から指示を送信することで、パソコンの地図上に仲間の位置を表示することが可能です。この機能は発災時、瓦礫の下に埋もれてしまった人を発見するのに使えるのではないかと思っています。
携帯やスマホが普通に使えるのは、周辺に電波で通信してくれる基地局が普通に稼働している時だけです。基地局が被災しなかったとしても、災害時は利用者が想定以上になるため、つながりにくくなるのは容易に予想できます。そんな状況の影響を受けないのが無線です。
せっかくなので、この機会にコミュニケーションのラストワンマイルについても見直すのが良いかと思います。
最近、流行りのDMRを始めるのに一番手ごろなのがこのBF-TD516という機種です。しばらく使ってみましたので、感想を記録しておきます。買おうかどうか悩んでいる方の参考になればと思います。
一言でいえば、BelFoneという中国メーカーが作っている業務無線機です。世界各国に輸出しているようで、実績はしっかりしてそうです。スプリアス測定をした方の話によると、アマチュア無線機よりもしっかり対策されているとかで作りもしっかりしてそうです。(個人的にはバッテリーだけは心配で、充電ものは国産でも無人では実施しないようにしていますが・・・)
上部のチャンネルセレクターは16chあります。オレンジ色のボタンを押すことでゾーンを2つから切り替えできるので、32chのプリセットが可能です。16chは、VoIPリンク研究会が暫定的に設定した周波数にしておくと交信の可能性が増えるかと思います。
この各チャンネルの周波数の設定はPCに接続して行います。400MHz~480MHzの間で設定可能ですが、当然我々はアマチュアバンドに準拠して設定する必要があります。JARDから保証認定を受ける際にアマチュアバンドを逸脱しないで運用する旨、誓約しています。
設定できるモードはDMRだけではありません。FMも設定可能です。ワイドとナローの設定が可能ですが、それぞれ25KHzと12.5Khzで、一般的なアマチュア無線機よりも少し帯域が広くなっています。ナローFMで設定してワイドの方と交信しましたが、変調が浅いと言われてしまいました。仕方ありませんね。
PTTの下にあるボタンを押すことで送信出力を5W、3W、1Wと変更することが可能です。このボタンに限らずボタンやチャンネル操作には音声でのアナウンスがありますので、ディスプレイが無くても困りません。
アンテナ端子はSMAPと、日本のアマチュア無線機でよくあるものとは逆になっています。なので、第一電波工業等サードパーティのアンテナを接続するためにはSMAJ-SMAJの変換プラグが必要です。元々、400MHz~480MHzと広範囲の無線機のためか、オリジナルのアンテナはサードパーティ製に変更した方が良いと実感しています。
PCからの設定でスキャンも設定可能です。私はオレンジボタンの長押しでスキャンが起動するようにしています。
DMRの利点は、SFR(Single Frequency
Repeater)と呼ばれるレピーターを誰でも好きな時に好きな場所に設置できるのが大きな利点だと思っています。そのレピーターを設置したければ、上位機種であるBF-TD930
やBF-TM8250
が必要になりますが、誰かが設置してくださったレピーターを使わせてもらうのであれば、このBF-TD516で十分です。
BF-TD516であれば、JARDの保障認定も簡単に取得できます。必要であれば、情報提供いたしますので X(toba966) でご連絡ください。
実際に行ってみて、自分で見てみないとなかなか正しい理解は得られないものですね。関ハムの翌日に行った六甲山で、六甲山の認識を新たにしました。
ここから少し登れば関西オンエアミーティングの舞台という場所も拝見できました。
以前に、長野県の三峰山から市民ラジオとDCRで、どちらも直接波で関西OAMにチェックインしたことがあります。よくこんな離れた場所で微弱電波を拾ってくださったと思います。改めて感動した次第です。
下記、今の私の中の六甲山です。
- 六甲山は六甲山地の最高峰、稜線沿いの高所が続く
- 大阪から車で行くなら東六甲展望台が便利。大阪市内が丸見え(冒頭の写真)
- 神戸から車で行くなら記念碑台が便利。ポートアイランド方面が丸見え(下の写真)
- 稜線沿いに車を止められる路肩は少ない
- 有料の駐車場は、どこも1,000円
- 迷い込んでしまった高級住宅街にはお店がなし。お金持ちにとっての買い物は配達前提なので、そういう地域にはお店が無いとのこと(笑)
「
六甲山から小豆島DMRデジピーターアクセス実験
」で記事にした通り、六甲山ガーデンテラスからはDMR無線機で遊びましたが、記念碑台からはライセンスフリー無線をメインに遊ばせていただきました。
【2024/7/15】
1036 東大阪JK131局 大阪市 デジコミ17ch
1054 わかやまFK183局 堺市モービル DCR11ch
1101 まつもとZW38局 大阪市旭区 DCR11ch
1107 きんきAK48局 阪南市 DCR11ch
1110 こうべTK220局 神戸市北区ひよどり台 DCR11ch
1146 こうべJA71局 神戸市長田区 特小高取山RPT
1149 こうべTK220局 神戸市北区ひよどり台 特小高取山RPT
各局、お相手くださりありがとうございました。
トヨナカAA244局、わざわざお越しくださりサポートありがとうございました。
小豆島DMRデジピーターにアクセスしてきましたので記録しておきます。
最近のマイブームがDMR。もともとモトローラが開発したデジタルモードです。同じ周波数を時分割して送受信するため、アップリンクとダウンリンクが同じ周波数のいわゆるレピーターを実現できたりします。
これまで、最寄りの青梅のDMRデジピーターをメインに直接波も含めて色々試してきましたが、まだまだ新参者です。
今回、関ハムの翌日に前から行ってみたかった六甲山に出かけてみました。六甲山といえば、関ハムにも出展されていた関西オンエアミーティングが開催されている聖地ですね。
そして、その際に目標として設定したのが、小豆島DMRデジピーターのアクセスでした。小豆島DMRデジピーターの詳細については、 VoIPリンク研究会のサイト
をご覧ください。実験的に暫定の周波数を決めて進めているものですから、こちらに詳細を書いてしまうのは避けたいと思います。
最初に車を止めたのが、東六甲展望台。車で行くなら便利といただいていた情報に間違いはありません。ただ、ここから小豆島となると、六甲山の山頂が邪魔になるんです。なので、アクセスできないことを確認しに立ち寄った形になりましたが、想定通りアクセスできませんでした。
次に、ここなら小豆島に届くはずと事前にGoogleマップで確認しておいた路肩に駐車可能なスペースに向けて車を西に走らせました。ところが、アマチュア無線局の先客あり。HFから1200MHzまでアンテナを上げた方々でした。
仕方がないのでさらに少し西のポイントに車を止め、小豆島に向けてアクセス実験を開始! 今回はBF-TD516と呼ばれるBelFone製ハンディからのアクセス実験なので、どこからでもすぐに試せるのは嬉しいところ。
それでも、やはりアクセスは厳しい感じ。場所や高さを変えて試していたところ、もう一台車がやってきてアンテナを立て始めるではないですか。「今日は何かコンテストがあるのですか?」とお聞きしたところ、ALL滋賀コンテストがあるとのこと。なるほど、稜線沿いにたくさんの無線家がいるのも納得です。
と言うことで、隠し玉としておいた
六甲ガーデンテラス へ向かいました。駐車場代は1,000円かかるものの、方角的には小豆島には行けるはず。
事前に小豆島DMRデジピーターアクセスを告知しておいたXでは、呉市のJE4NANさんから待機中との報が・・・。ところが、ガーデンテラスのあちこちからカーチャンクしながらワッチを繰り返しますが、小豆島からの電波は聞こえません。アンテナもSRH770に換装して本気モードへ(笑)。
そして、最後に残された場所はあそこ、見晴らしの塔の上しかありません。
観光客が一人もいなくなったタイミングを狙って駆け上がってカーチャンク!
「来た!」
感動の小豆島DMRデジピーターのアナウンスが聞こえてきました。すかさずCQを出すと、間髪入れずにご待機中のJE4NANさんが呼んでくださり無事QSO。一緒に行動し、この記念すべき交信の動画を撮影してくれていたJI1TACさんと喜びを分かち合いました。
アンテナを変えられたのですね
今年も行ってまいりました、羽村のイベント「第4回
ハムらde無線フェア」
そして、本日は今シーズン最後のUHF-CBオンエアミーティング。
どちらも楽しむために、思いつきで立てた目標が「特小30局交信チャレンジ!」でした。
会場もしくは周辺の方ばかりではありましたが、おかげさま何とか30局クリア。
フェア閉会式の段階で29局、このままでは30局は難しいと思いましたが、
帰りがけの
せたがやV15局を呼び止めて交信いただくことができたのが良かったです。
せたがやV15局は、いまやITジャーナリストとしてメディア界隈を賑わせてらっしゃる三上洋さんです。
その昔、「ラジオの製作」でライセンスフリー無線のコーナーの執筆をされていました。
今日も「ライセンスフリー無線の魅力を語る」として講演をしてくださっていました。ありがたい限りです。
なお、UHF-CBオンエアミーティングでは恒例となりました特小交信による九州からの伝言ですが、直接交信して伝言を受け取ることは出来ませんでした。
しかし、ヨコハマAA815局さんが、サイタマGB940局さんに伝言を伝える交信を聞くことができ、個人的には伝言受領の気分です。
悪天候の中、西日本各局もお疲れ様でございました。
下記、本日特小で交信いただきました30局の皆様です。
改めて感謝申し上げます。
1 やまなしFK909局
2 とうきょうSS44局
3 むさしのAM634局
4
いずNM167局
5 サイタマAA872局
6 さやまR16局
7 しずおかAL330局
8 とうきょうHM61局
9
かながわYS41局
10 サイタマKM117局
11 ヒガシオオサカZZ541局
12 埼玉K7245局
13 とうきょうTK285局
14 とうきょうAR705局
15 とうきょうTJ634局
16 はちおうじRS248局
17 とうきょうXV510局
18 いばらきSU104局
19 みなみたまFN533局
20 よこはまCC39局
21 ながのCW47局
22 おおさと59局
23 やまなしJB239局
24 カナガワRM380局
25 イタバシAA415局
26 イタバシMK420局
27 いたばしAY621局
28 ヨコハマKK727局
29 とうきょうAF841局
30 せたがやV15局
総務省 や JARL
のページでは「アマチュア無線の社会貢献活動での活用」と紹介されている活動についての私の考えです。これは「(1)
アマチュア無線機器を利用した社会貢献活動」ではなく「(2)
アマチュア無線家による社会貢献活動」でなくてはならないと思っています。
つまり、(2)はアマチュア無線を普段趣味として楽しんでいる人がボランティア活動にアマチュア無線機器を活用することです。(1)を許容してしまうと、アマチュア無線を趣味としない人でも資格さえ取ればアマチュア無線機器を社会貢献活動と称して利用できてしまいます。色々とグレーな活動を認めてしまわないためにも、(2)の「アマチュア無線家による社会貢献活動」を率先して実施していきたいと考えています。
今回、実施した社会貢献活動は「無人ATMの警戒活動」です。荒幡山岳会パトロール隊に東村山警察署から提案があり、参加させていただいたものです。荒幡山岳会は
東京都の防犯ボランティア団体
にも登録された団体で、15年以上の歴史があります。毎月20日の地域安全の日に近隣パトロールを行いライセンスフリー無線を使ってパトロール結果の集約を実施してきました。新型コロナ蔓延によりしばらくパトロールの休止をしていましたが、その間に「アマチュア無線の社会貢献活動での活用」が認められるようになりました。
今回の「無人ATM警戒活動」では、3か所の無人ATMの警戒を担当しました。そして、それぞれの警戒場所での活動開始連絡や警戒中の情報交換にアマチュア無線機器(430MHz帯ハンディ)を利用しました。総務省としては社会貢献活動を行う通信システムとして「一般的には、デジタル簡易無線(登録局)の利用が便利です」としており、今回は比較のためにデジタル簡易無線(登録局)も併用しました。
結果から言うと、430MHz帯もデジタル簡易無線も信号強度において有意な差はありませんでした。どちらも5Wのハンディ機でした。確かにこれならば、アマチュア無線機器を利用しなくてもデジタル簡易無線で良いという考えも出てくるかと思います。ただ、1点だけ、しかし大きな問題がデジタル簡易無線にはあります。デジタルがゆえの混信に弱い点です。弱い信号でも同じチャンネル(周波数)に他の業務局が出てくると完全に無音になってしまうのです。空きチャンネルが見つからない都心部だけでの問題かもしれませんが、必要な時に一切通信できなくなるのはダメージ大きいです。今回も一時的にこの現象が発生しました。
今後もアマチュア無線家として社会貢献活動にアマチュア無線機を活用していこうと考えています。ご賛同いただける方は、一緒に活動していきましょう。
以下、本日活動の皆さまです。お疲れさまでした。
本日は、警戒活動の前に東村山警察署の方からレクチャーを受けました。
未だに特殊詐欺被害は多く、携帯電話で話しながら無人ATMに来るお年寄りは被害に合う直前であることが多いそうです。そんなお年寄りに「詐欺にあっていませんか?」と聞くのは逆効果で、「還付金ですか?」とお声がけするのも大事とのことでした。幸い、今回はそのような方にはお会いしませんでした。
清瀬駅周辺の無人ATM警戒活動を担当した、サイタマQBM254局(荒幡山岳会会長)と サイタマUJ120局(JQ1ZDK)
秋津駅周辺の無人ATM警戒活動を担当した、さいたまUR2局(JI1XHA)
新秋津駅周辺の無人ATM警戒活動を担当した、かながわHT31局(JJ1XHQ)
かねがねアマチュア無線を使った社会貢献活動をしたいと思っていました。
そこにチャンスが訪れました。
まずは、一緒に社会貢献活動を実施してくださるご賛同者を募集することから始めます。
■ご賛同者募集
下記の通り、アマチュア無線を使った社会貢献活動を行います。
ご参加いただける方がいらっしゃいましたら、SNS・メール・無線等でお知らせください。
【締切:11月7日 (火)中】
活動内容 : 無人ATM立ち寄り警戒活動(特殊詐欺被害防止活動)
日時 : 11月24日 (金) 11:00 ~ 12:00
場所
: 東村山警察署管内 警戒無人ATM
参加団体 :
荒幡山岳会パトロール隊の一員として活動
その他 :
アマチュア無線もしくはデジタル簡易無線を使用して荒幡山岳会パトロール隊の隊員間の連携を取ります。ATM前での警戒活動については、当日
東村山警察署の生活安全課の方よりレクチャーがあります。
■荒幡山岳会パトロール隊とは?
サイタマQBM254局とサイタマUJ120局が中心となり設立されたパトロール隊です。
ライセンスフリー無線を利用してパトロール結果を集約しています。
既に15年以上の歴史があり、
東京都の防犯ボランティア団体 にも登録されています。
2016年には伊勢志摩サミットの警備活動により、東村山警察署長から感謝状もいただきました。
新型コロナの影響により一時休止中ですが、毎月20日(地域安全の日)にパトロールを
実施していました。現在、定期開催に向けて再開準備中です。
私も事務方として活動をご支援させていただいています。
■アマチュア無線での社会貢献活動について
既に制度としては始まっていますが、アマチュア無線家の間ではあまり広く利用されていない気がします。
おそらく、これまでアマチュア無線の利用がグレーだった一部の活動を合法化するための施策と思われているからだと思います。
ただ、 総務省の考え方 や JARLのガイドライン
を読んでも、その懸念は無いと個人的には感じています。
一番怖いのは、普段アマチュア無線を楽しんでいない人が、社会貢献活動としてアマチュア無線を利用し始めることだと考えています。
そうさせないためにも、我々のように普段アマチュア無線を楽しんでいる人たちが率先して社会貢献活動を行うべきだとは思いませんか。
異論がある方が多いのも理解はしていますが、今回その議論をするつもりはありません。
単に今ある制度をご一緒に利用してくださる方を募集したいと考えています。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
POTAサイトにスポットした上で40m FT8にオンエアすると、かなり多くの方に呼んでいただけます。
非常にありがたいと思う一方、お待たせすることに申し訳なくも感じています。
一時は、JTDXに任せて自動ピックアップで対応していました。
これだと「JTDX任せなんで・・・」とお待たせすることを少しだけ責任転嫁できて気が楽になります。
ただ、よく見ているとこの自動ピックアップは常に沈んでしまいなかなかピックアップされない局が出てくることに気づきました。
どういうアルゴリズムなのかわかりませんが・・・。
なので、最近はこんな対応で進めさせてもらっています。
- 複数の局に呼ばれた時は、上から順にサフィックスを記憶します
- そのキューを「ABC、DEF、XYZ・・・」とつぶやきながら次のターンを待ちます
-
次の回にも呼んでくれた方の中なかキューの順にピックアップ
(呼んでくれてない方は別の方との交信を始めている可能性が高いため、一旦キューからは削除) - 誰からも呼ばれなくなった時は、少し前に呼んでくれていた方を覚えていれば、その方をコール
ただし、次の場合は例外処理します。
-
他のアクティベーターから呼ばれたことを認識できた時は、その局を最優先
(双方パイルの切れ目を狙ってP2Pのために呼んでくれてますので、そのタイミングを逃すと次のタイミングがいつになるかわかりません) - 一度呼んでくれたものの、途中からいなくなっていた方が再度呼んでくれた時は、優先的にピックアップ
一応、これが現在の私のやり方ではあるのですが、時々想定外の動作もします。
脳内メモリの衰えもあり、それは意図しないものです。
そんな時は暖かく見守ってくださり、ご容赦いただければ幸いです。
POTAにハンターとしてログが登録されたJAコールが1,000局を超えました。
その一方でアクティベーターとしては、300局ちょっとです。
アクティベーターとして運用するとログを登録する必要があります。
これが、結構面倒と思われているようです。
でも簡単な方法があるんです。
確かにADIFファイルを作ってアップロードするとなると少し手間はかかります。
でも、1局ずつ画面からログを登録する方法があるんです。
冒頭の画面がそれです。
My Log Uploads から MANUAL LOG ENTRY をクリックして遷移します。
せっかくなのでブラウザの翻訳機能を使って日本語にした画面をお見せします。
ここから、1局ずつADD ENTRY(エントリの追加)を行います。
ログとして入力するのは、日時(UTC)とバンド、モード、相手のコールサインのみ。
POTAのログとしてはシグナルレポートは不要です。
ログを入れ終わったら、下の□を2つチェックした上で SUBMIT
LOG です。
これなら、PCに交信ログを登録しているのと同じですよね。
ADIFを知らなくてもアクティベーターになれると思った方!
ぜひアクティベーターにもチャレンジください、安全第一で。
韓国での短期間運用であれば、自前の無線機を持ち込んで運用できるとのこと。
先日、ソウルに行った際に実際に無線運用をしてきましたので、簡単に記録しておきます。
(1) 許可証の取得
KARLのこちらのページ にある、日本人の短期運用に従って申請しました。
日本は韓国と相互協定を結んでいるため、1ヶ月までの運用であれば無線機の持ち込みが許容されるそうです。
申請書に記載し、パスポートの写真、免許証の写真、無線機(今回はIC-705とDJ-G7)のシリアル番号の写真と共に所定のアドレスに送付。
費用はPayPalで送金しました。
週末にメール申請しておいたところ、週明けの月曜日の朝一に申請書の受領、確認の連絡が来ました。
とてもスピード感を感じました。
そしてそれから20日後に大韓民国科学技術情報通信部発行の無線局許可証がPDFで返信されてきました。
4週間かかるとのことでしたが、3週間ほどで許可されたことになります。
短期の場合は韓国のコールサインは取得できませんので、HL1/JO1LNK での許可です。
(2) 無線機の運搬
無線機はIC-705とDJ-G7、アンテナはRHM12でしたので、機内への手荷物として持ち込みました。
日本の保安検査ではスキャナーを2往復ぐらい行ったり来たりされましたが、特に何も言われずにクリア。
韓国の保安検査では韓国語で「何が入ってる?」と聞かれたっぽかったので、Radio
と答えたところ、納得して中も見ずにOKとなりました。
(3)
運用場所
これは日本も同じですが、周りの人に不快感や不審感を与えない運用が大前提です。
日本人として恥ずかしくないようにしましょう。
私は早朝に、POTA の HL-0361 南山公園
の麓(ソウル市)で短期間の運用をしたため、3人にしか会わずに済みました。
南山の上までロープウェイで上がれば SOTA
の対象でもある地でしたが、現地の方によると、この季節の上は人がいっぱいで無線をする雰囲気ではないとのこと。最初から上は目指さずの運用としました。
これは正解で昼頃にロープウェイ乗り場に行ったところ、長蛇の列ができていました。
なお、韓国のPOTAはNational Historic Siteと呼ばれる、無線運用には不適当な歴史的な場所が多く登録されていました。
さすがにそういう場所での運用は避けたいところです。
(4)
運用周波数とモード
40mのFT8のみで運用し、途切れるまでに23局と交信いただけました。
このうち3局は韓国局、20局は日本局です。日本は3エリア以外の全エリアと交信できました。
日本と韓国は近いので、40mでのこういうお気軽運用も可能だということを実感しました。
(5) せっかくなら・・・
すぐ行ける韓国であれば、POTA運用メインで遊びに行っても良いかなぁなどと妄想しています。
済州島にはたくさんPOTA登録があることも確認済みです(笑)。