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毎日はレビュー
(2026/4/28 10:35:03)
現在データベースには 737 件のデータが登録されています。
【フリラ】念願のアルインコ DJ-P321を購入!手のひらサイズでレピーター対応の実力やいかに?
(2026/4/9 20:54:16)
皆さんこんにちは!今回は、ずっと気になっていた特定小電力トランシーバー、アルインコ(ALINCO)の「DJ-P321」をついにお迎えしたので、ファーストインプレッションと運用レビューをお届けします!
実は以前から虎視眈々と狙っていた機種だったのですが、先日ネットを見ていると、ポイント還元を含めて実質6,800円くらいになるタイミングがありました。「これはもう今買うしかない!」と、すっかり勢いでポチってしまいました(笑)。新しい無線機が手元に届いた時のワクワク感は、フリラ愛好家にとって何度味わってもたまりませんね。
圧倒的なコンパクトさと、唯一の「惜しい」ポイント
箱から出して実物を手に取ってみてまず驚いたのは、その圧倒的なコンパクトさです。これまで愛用していて、同じく小型軽量に定評のあるKENWOODの「UBZ-M51L」と比較しても、さらに一回り小さい!すっぽりと手のひらに収まる絶妙なフィット感で、これなら長時間の持ち歩きや運用でも全く苦にならなそうです。
ただ、一つだけ惜しかった点があります。本当は華やかな「ゴールド」カラーが欲しかったのですが、通話距離を重視してロングアンテナモデルを選ぶと、本体カラーが「ブラック」一択になってしまうんですよね。こればかりはメーカーの仕様なので仕方ありませんが、少しだけ残念でした。それでも、シックなブラックは無骨でプロっぽさがあり、使い込むほどに愛着が湧きそうです。
フリラ運用に向けたセッティングと抜群の操作性
届いて早速、自分好みにセッティングを施しました。微弱な電波も逃さずキャッチできるようにスケルチレベルは「1」 に設定。そして、使い勝手を大きく左右するサブPTTボタンには 「モニター(スケルチ解除)」機能を割り当てました。これでフリラ運用への準備は万端です!
また、この機種の素晴らしいところは「単三電池1本」で動作するという点です。いざという時にコンビニ等でサッとバッテリーを調達できるのは、野外運用において非常に心強いポイントです。さらに、シンプレックス(単信)とレピーター(中継)のチャンネルをシームレスに行き来できる操作感も、とてもシンプルで直感的。マニュアルを熟読しなくても直感的にサクサク使えるインターフェースはかなり好印象でした。
わんわんパトロールで、レピーターアクセス実験!
初期設定が完了したところで、愛犬の散歩がてら実力テストに出かけてみました。目標は、各局にはお馴染みの「スカイタワー西東京特小レピーター」へのアクセスです。
私の住む清瀬市からテストしてみたところ……予想通り、 普通にアクセスできました! もちろん、どこからでも繋がるわけではなくピンポイントで場所は選ぶものの、アクセスできる場所での比較からはこれまでの最上位機種とほぼ同じ性能です。妥協せずにロングアンテナを選んで大正解だったとも実感した瞬間です。
今回勢いで購入したDJ-P321ですが、携帯性、操作性、そして実用的な通信距離と、どれをとっても非常に満足度の高い特小トランシーバーでした。これからの季節、犬の散歩はもちろん、ちょっとしたお出かけのお供として、私のフリラ活動をさらに楽しくしてくれそうです。
各局、また空でお会いしましたら、ぜひ交信よろしくお願いいたします!
【わんわんパトロールFT8】犬の散歩中に海外まで飛んだ!? 1.2mロッドアンテナで挑むHF
(2026/3/28 20:02:35)
リードを腕に通しリグを持った左手。そしてスマホを握りしめる右手。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は最近、ある野望に燃えていました。
そう、 「犬の散歩をしながらFT8を運用する」 という、極めて現代的かつニッチなミッションです。名付けて 「わんわんパトロール FT8」 。
事の発端は、7L4WVUさんの「WVU-604F5」を入手したことでした。このコンパクトな機材を手にした瞬間から、「これで散歩中にFT8ができたら最高じゃないか?」という妄想が止まらなくなってしまったのです。
実は以前にも、第一電波工業(ダイヤモンド)の「SRH999」というアンテナを使って、6m(50MHz)での犬の散歩FT8に挑戦したことがあります。その時は、PSKReporterで確認するとお隣の町でバッチリ受信されていました。「おっ、意外といけるぞ!」と味をしめた私は、今回ついに「れっきとしたHF帯での運用」に踏み切ることにしました。
散歩に10mワイヤーは無謀。ロッドアンテナで挑む!
今回、アンテナに白羽の矢を立てたのは、まるしぃさん作の「XEH-EF705」。広帯域のトランスを搭載したEFHF(End Fed Half Wave)アンテナです。
本来なら10mのワイヤーを展開すれば、それなりに気持ちよく飛んでくれるはずです。しかし、よく考えてみてください。 犬の散歩中に10mの電線をぶん回して歩く姿を。 ……完全に不審者です。犬も戸惑うこと間違いなしです。
というわけで、物理的な制約(とご近所の目)を考慮し、今回は 1.2mのロッドアンテナ をチョイスしました。
まるしぃさんの解説によると、このアンテナはローバンドになるほど「ロッドアンテナ」と「10mワイヤー」の性能差が顕著になるとのこと。
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(例1) 7MHz帯の場合: ロッドで10W送信 = 10mワイヤーで1.25W送信(かなり厳しい!)
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(例2) 50MHz帯の場合: ロッドで10W送信 ≒ 10mワイヤーで10W送信(ほぼ同等!)
つまり、ハイバンドであればあるほど、ロッドアンテナでも戦えるということです。果たしてこの理論通りになるのでしょうか? いざ、愛犬と共にパトロールへ出発です!
40m〜10mバンドを総なめ!その結果は…?
運用は、40m / 30m / 20m / 17m / 15m / 12m / 10m と、各バンドを細かく切り替えながら実施しました。リードを引っ張る愛犬をなだめつつ、画面のウォーターフォールを凝視する怪しい散歩風景。
帰宅後、ワクワクしながらPSKReporterを開いて電波の飛びを確認してみました。 その結果拾ってもらえたのは…… 以下の2バンドのみ!
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12m (24MHz): お隣 東村山市
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10m (28MHz): 中国(浙江省)、台湾
……おおおっ!10mで海外まで飛んでる!!
なんと、犬の散歩をしながら放った電波が海を越えていました。しかしその反面、15m以下のロー〜ミドルバンドは完全に沈黙。まるしぃさんの説明通り、「1.2mロッドアンテナを使った犬の散歩FT8では、圧倒的にハイバンドに軍配が上がる」という結果が、見事に実証されました。
悲しき20m、そして今後の展望
余談ですが、20mバンドを運用中、鹿児島県は大隅半島で運用しているPOTA(Parks on the Air)局のCQをバッチリ受信しました。「これは!」と思い、散歩の足を止めて一生懸命呼び続けたのですが…… かすりもしませんでした(笑)。 向こうには私の存在など微塵も届いていなかったようです。飼い主が必死にアンテナを傾けたりしている間、愛犬は退屈そうにあくびをしていました。
今回の実験で、ハイバンドでの「わんわんパトロールFT8」の可能性は十分に感じられました。
しかし、もしこれをどうしても40m(7MHz)でやりたいと思ったらどうなるでしょうか。 おそらく、第一電波工業の「HF40CLS」あたりの短めのモービルホイップを魔法の杖のように掲げながら、 足元にはアース代わりのカウンターポイズ線(数メートル)をズルズルと引きずりながら歩く ことになります。
……想像しただけで、近所の冷たい視線が背中に突き刺さって痛いです。当分は、おとなしくハイバンドでのパトロールに留めておこうと思います(笑)。
【妄想シリーズ】10mWの魔法!多摩六都科学館で子供たちに無線の醍醐味を伝えたい
(2026/3/27 21:26:38)
全国の無線愛好家の皆様、フリラファンの皆様、今日も元気に空に向かってCQを出していますでしょうか?
さて、一部のニッチな層から熱狂的な支持を集めている(と勝手に信じている)私の「妄想シリーズ」ですが、今回もまた、頭の中でとんでもなくワクワクするプロジェクトが立ち上がってしまいました。
今回のテーマはズバリ、「特定小電力トランシーバー(特小)を使って、子供たちに無線の世界へ沼らせる…いや、興味を持ってもらう仕組みづくり」です!
「ラジ製」「初ラ」があったあの頃のロマンを取り戻せ!
本題に入る前に、少しだけ昔話をさせてください。 我々おじさん世代が子供の頃って、無線の世界に触れる入り口がそこかしこにありましたよね。「ラジオの製作」や「初歩のラジオ」といった雑誌を食い入るように読み、お年玉を握りしめて秋葉原へ行ったものです。
夜な夜なBCLラジオのチューニングダイヤルをミリ単位で回し、ノイズの奥から聞こえてくる遠く離れた国の放送に耳を傾ける。あるいは、CBトランシーバーを持って空き地に走り、「CQ、CQ、こちら…」と叫ぶ。そこには、見えない「電波」という魔法を自分の手で操っているという、強烈な感動がありました。
しかし、今はどうでしょう。インターネットとスマートフォンが完全に普及し、地球の裏側の人ともLINEで一瞬にして高音質のビデオ通話ができる時代です。それは確かに便利で素晴らしいことですが、その反面、「電波が空間を飛んでいく不思議」や「見知らぬ誰かと偶然繋がるロマン」に触れる機会は、今の子供たちからすっかり失われてしまいました。
「スマホでいいじゃん」 もし今の子供にトランシーバーを見せたら、十中八九そう言われるでしょう。でも、私は信じています。昔ほどではないにせよ、あの「ノイズの向こう側から人の声が聞こえてくる感動」に心を揺さぶられる、科学のタマゴたちは今でも一定数絶対にいるはずだと!
奇跡の立地!「多摩六都科学館」と「スカイタワー西東京」
では、そんな子供たちに無線の面白さを伝えるにはどうすればいいか? どこでやるのが一番効果的か?
妄想の舞台として私が白羽の矢を立てたのは、東京都西東京市にある「多摩六都科学館」です。プラネタリウムや充実した科学展示があり、週末になれば「どうして?」「なぜ?」という知的好奇心で目を輝かせた子供たちが大勢集まる、まさに科学の聖地です。
ここまでは普通のイベント企画です。しかし、皆様。多摩六都科学館の隣に何がそびえ立っているか、もちろんご存知ですよね?
そう、地上195メートルの巨大な電波塔、「スカイタワー西東京」です!
そして、ここからが我々フリラ愛好家にとっての最大の萌えポイントです。あのタワーの上には、泣く子も黙る広域レピーター「スカイタワー西東京特小レピーター」が燦然と輝いているではありませんか!
科学に興味津々の子供たちが集まる施設のすぐ隣に、広大なカバーエリアを誇る特小レピーターがある。……これ、神様が「ここで無線のイベントをやりなさい」と言っているような、奇跡の立地だと思いませんか?
妄想イベント:「キッズ特小チャレンジ in 多摩六都科学館」
さて、いよいよ私の妄想イベントの全貌を語りましょう。
週末の多摩六都科学館のエントランス付近に、特設ブースを設けます。ずらりと並んだ特定小電力トランシーバー。そこを通りかかった子供たちに、スタッフが声をかけます。
「ねえ君、電波で遠くの人とお話ししてみない?」
子供たちは不思議そうにトランシーバーを受け取ります。「え? スマホじゃないの? なにこの長い棒・・・」。 そこでスタッフが、レピーターの仕組みが描かれたポップで説明します。 「ここから出る電波はね、すごく弱いんだ。乾電池の力だけで飛んでいくからね。でも、隣にあるあの大きなタワーのてっぺんに届くと、タワーが『もっと遠くまで飛んでいけ!』って電波を強くして跳ね返してくれるんだよ」
そして、子供にトランシーバーのPTT(送信)ボタンを押させます。 「CQ、CQ、だれかきこえますか?」
ボタンから指を離した瞬間、スピーカーから「ザッ」というスケルチの開く音がして、レピーターのアクセス音が鳴り響きます。そして……。
『はい、こちら〇〇(コールサイン)。君の声、綺麗に届いてるよ! 今、埼玉県○○からお話ししています』
その瞬間、子供の目がまん丸になるのが目に浮かびます。 「えっ!? 埼玉県○○!? スマホもインターネットも使ってないのに!?」 そうです、これです! この「10mWの小さな機械と、空飛ぶ電波だけで何十キロも離れた人とリアルタイムで繋がった」というダイレクトな体験。これこそが、スマホ世代の子供たちに強烈なパラダイムシフトを起こす魔法なのです!
さらなる妄想:特小お持ち帰り大作戦
妄想はこれだけでは終わりません。科学館での体験で興味を持った子供たちには、なんと「特小トランシーバー1週間無料レンタル」を実施します!
子供たちは大事そうにトランシーバーを自宅に持ち帰ります。そして夜、自分の部屋のベッドの中や、家のベランダから、タワーの方向を向きながらそっと電源を入れます。
「家からも届くかな……。CQ、CQ、多摩六都科学館でトランシーバーを借りた〇〇です。誰か聞こえますか?」
すると、タワーを介して、夜の電波の海を漂っていた見知らぬ無線家から応答があるのです。
「〇〇くん、こんばんは。聞こえてるよ。よく電波飛んできたね!」
自分の家から、自分だけの力で、見えない電波を飛ばして世界と繋がった瞬間。かつて我々がゲルマニウムラジオを作って初めて放送を受信した夜のような、あのドキドキとワクワクを、現代の子供たちにも味わってもらうのです。中には、ベランダのどこに立てば一番電波が入りやすいかを探り始める、立派な「無線の変態」の片鱗を見せる子も現れるでしょう。
たった10mWの微弱な電波。だけど、高い場所に設置されたレピーターの力を借りれば、驚くほど遠くまで飛んでいく。この「工夫次第でどうにでもなる」というアナログな制約とロマンこそが、科学の原点だと思うのです。
全国の無線家たちへお願い!アンテナを磨いて待機せよ!
いかがでしたでしょうか、私の妄想。書いていて自分でニヤニヤが止まらなくなってきました。
もちろん、実現するには機材の調達やレピーター管理団体様との連携、法令遵守の徹底など、ハードルは山のようにあります。(だからこそ「妄想」なのですが!)
しかし、もし万が一、この妄想イベントが現実になった暁には、この記事を読んでいる全国の無線家、フリラ愛好家の皆様に、重大なミッションをお願いしなければなりません。
それは、「子供たちのたどたどしいCQに、全力で優しく応答するカッコいい大人」の役です。
「初めまして! お空の上でお会いできて嬉しいよ」 「君の電波、メリット5でバッチリ届いてるよ!」
そんな風に、子供たちの小さな勇気を肯定し、無線の楽しさを教えてあげる。場合によっては、西東京レピーターが子供たちのCQに応答したいおじさんたちで「パイルアップ」になるかもしれません。最高じゃないですか、それ!
無線の世界は、若い世代が入ってこなければいずれ消えてしまいます。でも、その面白さ、本質的なロマンは、いつの時代も絶対に色褪せないと私は信じています。
いつか、多摩六都科学館の空に、子供たちの元気なCQが飛び交う日を夢見て。 私は今日も、特小トランシーバーを握りしめながら、西東京レピーターのチャンネルをワッチするのでした。
POTAは本当に無料?裏側で動く「1交信のコスト」と、粋な楽しみ方の提案
(2026/3/25 20:00:00)
POTA(Parks on the Air)、楽しいですよね!アカウント登録もログの提出も、さらにはアワードのダウンロードまで完全無料で遊べる、アマチュア無線界でも素晴らしいプラットフォームです。
でも、ふと気になりませんか?「これだけ巨大なシステム、一体どうやって維持されているんだろう?」と。
現在、POTAには世界中で84,000人以上のオペレーターが参加しており、2025年だけでなんと1,520万件もの交信(QSO)データが処理されたそうです。 実はこの巨大なシステム、裏側はAWS(Amazon Web Services)という本格的なクラウド環境で動いています。そして、ボランティア開発チームが、高度なシステムを無償で構築・維持してくれているのです。
優秀なエンジニアたちの「人件費」は彼らの熱意と善意に甘えるとしても(実は一番高額のはず・・・)、AWSのデータベースやストレージの「物理的な利用料」は、毎月確実に発生しています。
そこで、この目に見えない「クラウドの実費」が1交信あたりどれくらいなのか、ITインフラの観点から類推してみました。
■ 1交信が消費するコストは「約0.5円」
私たちにとってはたった1行の交信データですが、POTAのシステム上ではそう単純ではありません。ログがアップロードされると、システムは「重複がないか」「アワードの条件(Kiloや各ハンターの称号)を満たしたか」、そして最も複雑な「Park-to-Park(公園間交信)の成立」などを瞬時に照合し、複数のデータベースを更新します(多分・・・)。
これらのデータ処理や長期保存にかかるAWSのリソースを推計すると、少なく見積もっても「1交信あたり約0.3円〜0.5円」のインフラコストがかかっていると考えられます。
■ 「実費の割り勘」という考え方
1交信0.5円とすると、例えば1つの公園から1,000交信を達成して「Kiloアワード」を獲得する頃には、システム上で約500円分のサーバーリソースを消費している計算になります。
私たち日本のアマチュア無線家は、免許の更新や各種の証明書など、明確なサービスに対して「手数料」を払うことには慣れていますが、POTAのような無償サービスに対する「寄付(ドネーション)」には、少しハードルを感じる方も多いかもしれません。
現在、POTAの公式ページでは、システムを広告なしで維持するためにいくらでもドネーションを受け付けています。 POTAのトップページ の右側からドネーション可能です。少し前まで日本からは PayPal でのドネーションができませんでしたが、改善されたようです。PayPal でも Donorbox どちらからでもOKです。
もちろん完全無料のまま楽しむことも自由ですが、「海外のよくわからないサーバーへの寄付」と難しく考えるのではなく、「自分が遊んだ分の実費の割り勘」として捉えてみてはいかがでしょうか。
たとえば、「Kiloアワードを達成した記念」や「新しい無線機で初めてPOTAをやった記念」などに$10をドネーションしてみる。この$10は、約3,000回分の交信データを処理・保存するクラウド費用を自ら「前払い」したことになり、無償でシステムを支えてくれているボランティアチームへの最高のエールになりそうです。
次回の運用でログをアップロードする際、ほんの少しだけ、見えないところで休まず動いているサーバーに思いを馳せてみると良いかなぁと思います。
◆◆ 下記は参考情報 ◆◆
先ほどのレポートおよびブログ記事の原案を作成するにあたり、コスト類推のベースとした前提事項は以下の通りです。
1. 運用・インフラに関する基本前提
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インフラ基盤: システムのバックエンドはアマゾンウェブサービス(AWS)を利用して構築・運用されている。
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人的コストの除外: 高度なシステムを構築・維持しているボランティア開発チームの人件費や保守作業費は無償とみなし、AWSから請求される物理的なサーバー・ネットワークの実費のみをコストとして計上している。
2. トラフィックとデータ規模の前提(2025年実績ベース)
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年間交信(QSO)処理数: 1,520万件
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年間ログ(ADIFファイル)提出数: 40万6,000件
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登録オペレーター数: 8万4,000人以上
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登録公園数: 世界で8万5,000箇所以上
3. システムアーキテクチャとデータ処理負荷の前提
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複雑なデータリレーション: アワード認定システムという性質上、1つの交信データは単一のログとして保存されるだけでなく、「アクティベーター」「ハンター」「公園」など複数のDBテーブルにまたがって記録・更新される。
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高いトランザクション負荷: ADIFファイル自体は軽量なテキストデータ(1交信あたり100〜200バイト程度)だが、システムにインサートされる際、重複チェック、数十種類のアワード条件判定、マスター統計の更新などが行われる。
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Park-to-Park (P2P) 処理の計算コスト: アクティベーター同士の交信(P2P)や、複数の公園境界にまたがる運用(2-fer)を正確に照合・マッチングさせるための複雑なデータベース処理(JOINクエリなど)が、コンピュートリソース(CPU・メモリ)とI/Oを大きく消費する。
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継続的な読み取り(Read)負荷: 書き込み時だけでなく、数万人のユーザーが日々リーダーボードやアワードの進捗状況、過去のスポット履歴を検索・閲覧するため、データが蓄積されるほどデータベース(Amazon RDS等)に対する検索処理の維持コストが増大する。
4. 財務およびコスト算出の前提
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AWS月額コストの推計: 大規模なリレーショナルデータベース(Amazon RDS/Aurora)、サーバーレスコンピュート(AWS Lambda)、ストレージ(Amazon S3)、およびデータ転送量などをエンタープライズ規模で運用する最小構成として、月額約1,600ドル(年間約19,200ドル)の実費が発生していると仮定した。
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為替レート: 1米ドル = 150円として計算した。
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1交信あたりの原価算出: 年間インフラ維持費(約288万円)を年間QSO数(1,520万件)で単純に割ると約0.19円となるが、データの長期保持と将来にわたる検索時のクエリ消費リソースを総合的に勘案し、実質的なシステム負荷コストを「1交信あたり 0.3円 〜 0.5円」として類推した。
砂とマツヤニと大パイルアップ!韓国・釜山でPOTA運用
(2026/3/24 22:11:57)
先日、観光で韓国の釜山(プサン)を訪れた際、スケジュールの合間を縫って3つのPOTA(Parks on the Air)対象公園で無線運用を楽しんできました。備忘録も兼ねて、現地の様子を少し記録しておこうと思います。
実は、日本人にとって韓国は非常にアマチュア無線運用がしやすい国なんです。シリアル番号のついた無線機を持ち込んでの短期運用であれば、日本国内で使用している機材の持ち込み許可が容易に取得できます。 [KARL(韓国アマチュア無線連盟)の該当ページ] を参考に必要書類をメールするだけで、スムーズにライセンスを発行してもらえました。
前回のソウル訪問時の「HL1/JO1LNK」に続き、今回は釜山エリアということで「HL5/JO1LNK」のコールサインにて運用許可をいただきました。
今回は写真を交えながら、運用した3つの公園でのエピソードをご紹介します。
■ KR-0300 広安里(クァンアンリ)ビーチ
K-POPの「BUSAN VACANCE」という曲で "Everybody come to Gwangalli" と歌われていることでも有名な、釜山を代表する繁華街のビーチです。沖合に架かる広安里大橋は夜になると美しくライトアップされ、毎週土曜日の夜(19時と21時)には大規模なドローンショーが開催されます。
今回はそのドローンショーの合間の時間を狙って運用しました。
ただ、ここで痛恨のトラブルが発生!現場でRHM12のロッドアンテナがすっぽ抜けてしまい、少々動揺……。その影響もあってか、結果は8局交信にとどまり、惜しくも時間切れ。アクティベーション(規定の10局交信)達成はなりませんでした。残念!
また、夜で暗かったため気づきにくかったのですが、砂浜での運用は機材への「砂」の侵入に注意が必要です。ホテルに帰ってから確認すると、PCが砂でジャリジャリになってしまっていました(泣)。
■ KR-0977 Amnam Park(岩南公園)
ここは「松島海上ケーブルカー」と呼ばれるロープウェイに乗って海を渡った先にある公園です。このケーブルカー、なんと床が透明なシースルーのゴンドラと、普通のゴンドラが選べます。乗り場で並ぶ列が分かれているので、スリルを味わいたい方はぜひシースルーを。
ケーブルカーの駅を降りて少し歩くと、すぐにAmnam Park(岩南公園)に入ります。今回は公園に入ってすぐのベンチの裏あたり、少し森の中に入った人目を避けられる場所を陣取って運用を開始しました。
まずは7.041MHzからスタートしたのですが、CQを出して速攻で中国のPOTAハンターからコールバックがあったのが非常に印象的でした。「やはり日本から運用するよりも中国に近いんだな」と、電波を通じて地理的な距離感を実感しました。
運用を終えて片付けをしていると、ズボンやPCにベタベタした塊が付着しているのを発見。この地は「松島」という名の通り松の木が群生しており、どうやらマツヤニのようです。拭き取るのに結構な苦労を強いられました。自然豊かな公園ならではの洗礼ですね。
■ KR-1013 龍頭山(ヨンドゥサン)公園
最後は、釜山タワーがそびえ立つ昔ながらの観光名所、龍頭山公園です。 北側からアプローチしたところ、予想以上の急勾配を歩いて登る羽目に。帰りは南側へ下ったのですが、こちらには上り専用のエスカレーターが設置されていました。エスカレーターが整備されていることからも、かなりの高低差であることがわかります。
駐車場の隅にあった記念碑の裏に、隠れるようにしてアンテナを設営。30m(10MHz)のFT8で運用を開始しました。
高台で開けたロケーションだったことが功を奏したのか、CQを出した途端、途切れることなく呼ばれ続ける大パイルアップ状態に!現地のHL局(韓国の局)からもお声がけいただき、大変テンションが上がりました。
ただ、ここで無線の接続トラブルが何度か発生してしまい、途中で運用が中断してしまう事態に。最後はスケジュールの時間切れとなってしまい、後ろ髪を引かれながらの終了(QRT)となりました。画面の向こうでお待ちいただいていた各局には、本当に申し訳ないことをしてしまいました。
いくつか機材トラブルや自然の洗礼(砂とマツヤニ!)はありましたが、それも含めて海外でのPOTA運用は刺激的で楽しい思い出になりました。 釜山は日本からも近く、ご飯も美味しくて無線も楽しめる素晴らしい街です。ライセンスの取得も難しくないので、興味のある方はぜひ韓国での運用にチャレンジしてみてください!
「King of Hobby」の驕りを捨てよ。令和のアマチュア無線家に必要な「謙虚さ」とは
(2026/3/5 23:08:28)
日本のアマチュア無線界には、私たちが守るべき行動指針である「アマチュアコード」が存在します。
1928年に米国のPaul M. Segal氏(W9EEA)が起草した6つの信条をベースに、戦後JARLが制定したものです。
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アマチュアは、良き社会人であること
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アマチュアは、健全であること
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アマチュアは、親切であること
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アマチュアは、進歩的であること
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アマチュアは、国際的であること
改めて見直しても、非常によくできていると思います。時代を超えて、今でもそのまま通用する素晴らしい理念です。 しかし、社会が大きく変化した今、そろそろこのコードに「ある視点」を見直す、あるいは付け加える時期に来ているのではないかと感じています。
私が今、切に追加したいコード。それは、
「アマチュアは、謙虚であること」
です。
私が開局した1982年当時、アマチュア無線はまさに「King of Hobby(趣味の王様)」と呼ばれ、局数はうなぎ上りの時期でした。私がよく出ていた2m(144MHz帯)のFMは連日大混雑で、あちこちで周波数の取り合いによる罵声が飛び交っていました。 世の中的にも「パワハラ」なんて言葉は影も形もない時代です。理不尽なご指導やお叱りを受けたり、質の悪い輩に絡まれたりしつつも、そのたびに上手く逃げ切ってきました。
あれから数十年、時代は変わりました。昔は「よくあること」で済まされていた言動も、今の社会では決して許されません。 では、はたしてアマチュア無線の世界には、その「一般社会の感覚」がきちんと浸透しているでしょうか?
残念ながら、答えは「否」ではないかと思っています。
一般社会であれば完全にセクハラやパワハラと認定されるようなやり取りが、今でも普通に行われているように感じるのです。 例えば、「YL」「XYL」といった表現や、「73/88」というジェンダーに依存した挨拶。これらは、多様性が重視される現在においては、すでにグレーな表現だと私は考えています。
また、ベテランから新人へのアドバイスも要注意です。良かれと思った指導のつもりが、新しくこの世界に入ってきた人にとっては単なる「高圧的な態度」や「余計なお世話」に受け取られかねません。「こうあるべき」という画一的な価値観の押し付けは、今の時代にはそぐわないのです。
一般社会において、わざわざパワハラが横行するブラック企業に喜んで入社したいと思う人はいないでしょう。それは趣味の世界も同じです。せっかく興味を持って足を踏み入れたのに、そこで「ブラックな体験」をしてしまえば、誰も我慢してまでそこに留まろうとはしません。
では、なぜこのようなギャップが生まれてしまうのでしょうか。 もちろん、こうした問題を起こすのは本当にごく一部の方々です。ただ、その根底には「アマチュア無線は国家資格を要するKing of Hobbyであり、崇高な趣味である」という、一部のベテラン層に残る「驕り(おごり)」があるのではないでしょうか。
以前、POTA(Parks on the Air)のボランティアをしていた時のことです。米国のボランティアチームから依頼され、とある日本人局のサポートに入りました。 ところが、その方からいただいたメールは、いきなり私への罵声から始まる、読むに堪えないものでした。こちらはできる限り丁寧に対応したつもりでしたが、その方の自尊心を深く傷つけてしまったようです。世界各地のDXペディションにも行かれているような大ベテランの方で、「どこの馬の骨ともわからないような輩(実際にそう呼ばれました)」がサポートに入ったこと自体が気に入らなかったのでしょう。
しかし客観的に見て、その自尊心はもはや「驕り」でしかありません。そして、この驕りこそが今のアマチュア無線界にとっての最大の敵だと思うのです。
だからこそ、すべてのアマチュア無線家は「謙虚」であってほしい。
インターネットやスマホがこれだけ普及した世界で、アマチュア無線がかつてのような大隆盛を取り戻すことはないでしょう。それでも、新しく興味を持ってくれた方を心から歓迎し、優しく、対等な目線で接することのできる世界であってほしいと願っています。
少なくとも自分が生きている間は、無線機メーカーが存続し、CQを出せば応答してくれる交信相手がいる――そんな規模が維持できる、風通しの良い世界であり続けますように。
Androidアプリ「FT8TW」で実現する、究極のお気軽FT8運用!
(2026/2/17 23:17:41)
7L4WVUさんの超小型トランシーバー WVU-604F5 を手にしてから、私の無線スタイルは「いかに軽量化するか」がテーマになりました。
FT8運用において、一番の重量物といえばPC。これをどうにかしたいと調べていたところ、たどり着いたのがAndroidアプリ 「FT8TW」 です。FT8CNから派生し、BV6LCさんが精力的に開発されているこのアプリ、想像以上に「使える」予感がしています。
今回は、2026年2月時点での使用感と設定のコツをまとめてみました。
1. どのバージョンを使うべき?(2026年2月現在)
現在、私のスマホには3つのバージョンが共存しています。リグや用途によって使い分けるのが今のところの正解のようです。
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FT8TW 0.93d71(安定版)
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Google Playから入手可能。私の環境では、 WVU-604F5でVOX運用 する際、このバージョンでないと正常に送信音が乗りませんでした。
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FT8TW 25.1129(最新版)
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こちらもGoogle Play版。UIなどがブラッシュアップされています。
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FT8TW_UAT 26.0129(テスト版)
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GitHubからAPKを直接落とすタイプ。 IC-705 と接続する際はこちらの最新版を愛用しています。
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2. スムーズに運用するための設定ポイント
設定画面はシンプルですが、いくつかコツがあります。
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リグとの接続設定
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WVU-604F5: リグ選択は「空白」、PTTは「VOX」。
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IC-705: リグは「ICOM IC-705」、PTTは「CAT」。USB接続だけでなく、Wi-Fi経由のネットワーク接続も可能です(要パスワード設定)。
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時刻同期と位置情報
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グリッドロケーターはGPSで自動取得。時刻同期もボタン一つですが、スマホ自体の時計を変えるのではなく、アプリ側で送受信のオフセットを調整してくれる賢い仕様です。
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「CQを追跡」はオフがおすすめ
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オンにすると、自分がCQを出していても受信した他局のCQを勝手に呼びにいってしまうため、基本は「しない」で良さそうです。
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3. 直感的なユーザーインターフェース
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スペクトル画面: ワイドグラフ上にデコードされたコールサインが重なって表示されるのが面白い!空き周波数のタップで送信周波数を変えられるのも、PC版と同じ感覚で扱えます。
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CQの出し方: 「コール」画面右下の「CQ」を押し、右上の スピーカーマーク をタップするだけ。止める時もスピーカーマークをワンタップと直感的です。
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相手局の呼び出し: 「デコード」画面で呼びたい局を 左スワイプ するか、メッセージを 長押し 。長押しメニューからはTx1のスキップなども選択可能です。
4. 驚きのログ機能
「交信記録」画面が非常に優秀です。
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ADIF形式の書き出し はもちろん、 地図上へのプロット や、 DXCCの統計表示 までアプリ内で完結します。これには正直驚きました。
5. 現時点での注意点(備忘録)
開発途上のアプリということもあり、いくつかクセもあります。
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IC-705のネットワーク接続: 接続タイプを「子機」にするとデコードせず、「親機」にする必要がありました。
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VOX運用の相性: 最新版だとWVU-604F5で送信音が乗らない現象があり、前述の通り旧版を使っています。
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送信タイミング: 局を指定して呼び出す際、送信開始まで一呼吸待たされることがあります。このあたりは今後のアップデートに期待です。
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ODD/EVENの視認性: 今どちらのタイミングで動いているかがパッと見で分かりにくいので、慣れが必要かもしれません。
まとめ:移動運用の新定番へ
あえて細かい問題点も挙げましたが、スマホ一つでここまで多機能なFT8環境が手に入るのは感動的です。FacebookのグループやGitHubでは日々改善が進んでおり、進化のスピードが凄まじいのも魅力の一つ。
何より、 WVU-604F5とスマホだけ という超コンパクトなセットは、公園や旅先での運用に最高です。皆さんも、この「お気軽FT8」の世界を覗いてみませんか?
【妄想旅】日韓POTAツアーを夢見て。済州島でCQを出したい理由
(2026/2/13 22:05:08)
連日の「妄想シリーズ」で恐縮です(笑)。
POTAは元々グローバルな活動ですが、どうせならハントだけでなく、アクティベート(運用)も世界を股にかけて行いたいもの。 そんな野望を抱き、2023年には「HL1/JO1LNK」のコールサインで短期運用の認可をいただき、ソウルの南山パークからオンエアすることができました。
その経験を経て、今、新たな妄想が膨らんでいます。 それは、「日韓のPOTA仲間でいく、済州島(チェジュ島)POTAツアー」です!
■きっかけは30年前の言葉
実は昨年4月から、NHKラジオの「まいにちハングル講座」を聞いています。 日本語に似ていて覚えやすいとはいえ、もうすぐ60歳。覚えたそばから忘れていく脳みそと格闘中ですが、挨拶くらいはできるようになりました。
なぜ今、韓国語なのか。 記憶は30年ほど前、サイパンへ旅行した時に遡ります。お世話になったレンタカー屋さんが韓国系のお店でした。 その時、お店の方がふと言った言葉が忘れられません。
「日本人と韓国人は、もっと仲良くしないとダメですね」
本当にその通りだと思いました。ご近所さんとして仲良くするのが、両国にとって良いに決まっています。 その直後、一度は韓国語の勉強を始めたものの、仕事で米国行きが決まり、英語へシフトしてしまったという苦い経緯がありました。
■無線が再びつないでくれた縁
ずっと頭の片隅にあったその言葉が、POTAでアマチュア無線を再開したことで、再び色鮮やかになりました。 最近は韓国の局長さんとの交信や交流も増え、「改めて何かできることはないか?」と考え始めたのです。
日本に招いての合同運用も素敵ですが、正直なところ、日本国内での外国人運用許可のハードルは少し高めです。 一方で、日本人が韓国で運用するのは、短期であれば手続きも非常にスムーズ。日本の機材をそのまま持ち込むことも可能です。
そして何より、今回の妄想の舞台「済州島」には魅力がいっぱいです。
- POTA対象の公園が山のように登録されている
- 韓国屈指の観光地である
- 海を越えての合同運用は、考えるだけでワクワクする!
■ご賛同者募集中
今はまだ「妄想」の段階で、具体的には何も決まっていません。 でも、もしこの妄想を一緒に膨らませてくださる方がいれば、ぜひコメントなどで教えてください。いつか実現させましょう!
2年前に抱いていたPOTA(Parks on the Air)の妄想
(2026/2/11 20:38:18)
都立公園を管轄する東京都建設局公認の下、東京都内の都立公園でフォーンを使ったP2P祭が開催できたらと妄想していた時期がありました。ちょうど2年ほど前です。
その頃、あちこちに働きかけようかと思って作っていた資料が出てきましたので、一部を公開してみます。
結果的には日本のPOTA Mapping Representative の職は辞めさせていただきましたし、あちこちに陳情するモチベーションも薄れてしまい、頓挫して今に至る状況です・・・。
私が考えていた妄想は、下記の三方良しのスタイルでした。POTAだけで東京都にお願いすることはできないと考え、JARLが間に入って調整いただく想定でした。
- POTAを楽しむ人 たちは公園管理者と接点を持つことができ、今後の公園内での無線運用がしやすくなる
- 東京都 は災害時の避難所となる都立公園間の通信可否のデータを収集することができ、有事の際にはPOTA愛好家に通信手段確保を期待できる
- JARL は今後の防災活動にPOTA愛好家を活用することができ、行政に対してのプレゼンスをアピールできる
色々な方にご意見も頂戴したのに、先に進められなかったのは残念です。
このさらに先には、有事の際にはすぐに駆け付けることを前提とした「マイパーク登録制度」や、東京都港湾局の海上公園や他県の公園との連携も妄想していました。
POTAは公園という公共の空間を使わせていただいているので、何か恩返しはしたいという思いは今でも変わりません。今後も、謙虚な気持ちで公園での無線運用を楽しんでいきたいと思います。
JARL 100周年 を活用した妄想
(2026/2/8 21:10:18)
今年は日本アマチュア無線連盟(JARL)の100周年。こんなことをしたら盛り上がりそうって妄想を書いてみます。
■ アマチュア無線局数の減少について
ご存じの通り、日本ではアマチュア無線局の減少が急速に進んでいます。このまま行くと何年後かにアマチュア無線の趣味は無くなってしまいそうです。
今後は、ビジネス的な市場もシュリンクしていくわけですから、販売店は無くなりメーカーも撤退を進めていくことになるでしょう。そうなると、さらに局数の減少は進むことになるわけで、まさに経済でいうデフレスパイラルみたいな状況に陥ることが予想されます。
■ 「WAKAMONO」を狙うのは成果が出たのか?
一時期、JARLを中心に「WAKAMONO」を狙ったキャンペーンを進めていたかと思うのですが、成果は出たのでしょうか。残念ながら上手く行かなかったのではないかと思います。
「WAKAMONO」の中でも狙う層が違ったとか、アプローチの仕方が悪かったとか、上手く行かなかった要因は色々とあったのでしょうが、間違いなく言えることは一つ。昭和や平成から無線を続けていた現役無線家の感性では今の「WAKAMONO」に訴求するのは無理だったってこと。
■ 今狙うべきは再開局組では?
じゃ、諦めるのかって言うと、まだチャンスはあります。現役無線家にもアプローチしやすい層があるんです。そう、昔は無線をしていたけれど今は離れている人たちです。最盛期、アマチュア無線家は136万局もいたんですよ。ある一定年齢以上であれば、今でも周りにはたくさんいると思います、昔はアマチュア無線をやっていた人が。
まずは、彼ら彼女らを仲間に呼び戻してみませんか。実際、最近ではふとしたきっかけで再開局している方々はいっぱいいらっしゃいます。
■ 再開局組の一般社会に近い感覚が大事
そして、ここが大事だと思うのですが、再開局仲間は現役組とは違って一般社会人から見たアマチュア無線への感覚を持っています。この感覚を活かせば新たに「WAKAMONO」を含む一般社会へアプローチすることも可能になるんじゃないかと思っています。
全国的に有名になった2エリアの「スズコール」これを作り上げた JS2ODK 鈴木さんだって、アマチュア無線は開局して3年とのこと。「スズコール」の成功は、もちろん、鈴木さんのお人柄によるところが一番大きいのは間違いありませんが、一般社会の感覚をお持ちだったところにもよるのではないかと思っているところです。
■ まずは昔の無線仲間へのご連絡を
このまま無線界のデフレスパイラルへの突入を望まない方は、まずは昔の仲間に声をかけてみませんか? 無線から離れた方の理由は人ぞれぞれですが、仕事が忙しくなったとか子育てとか、結構世代的な要因が多いようにも思います。今であれば再開するきっかけが必要なだけの方も多いかもしれません。
■JARL 100周年ならではの特典を
今年はJARLの100周年、そして来年は日本でのアマチュア無線の100周年。この再開局組へのキャンペーンや特典を実施したら楽しそうだなってのが私の妄想でした。
例えば、再開局組は1年間会費を無償にしちゃうとか。現役の紹介者も紹介人数に応じて会費を割り引いてしまうとか。100周年という言葉は、この手のイベントを盛り上げるにはちょうど良いカンフルになりそうです。
一期一会。まずは一番に顔が浮かんだ昔の無線友達に連絡することから始めてみませんか。
