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毎日はレビュー
(2026/3/10 20:35:02)
現在データベースには 732 件のデータが登録されています。
「King of Hobby」の驕りを捨てよ。令和のアマチュア無線家に必要な「謙虚さ」とは
(2026/3/5 23:08:28)
日本のアマチュア無線界には、私たちが守るべき行動指針である「アマチュアコード」が存在します。
1928年に米国のPaul M. Segal氏(W9EEA)が起草した6つの信条をベースに、戦後JARLが制定したものです。
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アマチュアは、良き社会人であること
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アマチュアは、健全であること
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アマチュアは、親切であること
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アマチュアは、進歩的であること
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アマチュアは、国際的であること
改めて見直しても、非常によくできていると思います。時代を超えて、今でもそのまま通用する素晴らしい理念です。 しかし、社会が大きく変化した今、そろそろこのコードに「ある視点」を見直す、あるいは付け加える時期に来ているのではないかと感じています。
私が今、切に追加したいコード。それは、
「アマチュアは、謙虚であること」
です。
私が開局した1982年当時、アマチュア無線はまさに「King of Hobby(趣味の王様)」と呼ばれ、局数はうなぎ上りの時期でした。私がよく出ていた2m(144MHz帯)のFMは連日大混雑で、あちこちで周波数の取り合いによる罵声が飛び交っていました。 世の中的にも「パワハラ」なんて言葉は影も形もない時代です。理不尽なご指導やお叱りを受けたり、質の悪い輩に絡まれたりしつつも、そのたびに上手く逃げ切ってきました。
あれから数十年、時代は変わりました。昔は「よくあること」で済まされていた言動も、今の社会では決して許されません。 では、はたしてアマチュア無線の世界には、その「一般社会の感覚」がきちんと浸透しているでしょうか?
残念ながら、答えは「否」ではないかと思っています。
一般社会であれば完全にセクハラやパワハラと認定されるようなやり取りが、今でも普通に行われているように感じるのです。 例えば、「YL」「XYL」といった表現や、「73/88」というジェンダーに依存した挨拶。これらは、多様性が重視される現在においては、すでにグレーな表現だと私は考えています。
また、ベテランから新人へのアドバイスも要注意です。良かれと思った指導のつもりが、新しくこの世界に入ってきた人にとっては単なる「高圧的な態度」や「余計なお世話」に受け取られかねません。「こうあるべき」という画一的な価値観の押し付けは、今の時代にはそぐわないのです。
一般社会において、わざわざパワハラが横行するブラック企業に喜んで入社したいと思う人はいないでしょう。それは趣味の世界も同じです。せっかく興味を持って足を踏み入れたのに、そこで「ブラックな体験」をしてしまえば、誰も我慢してまでそこに留まろうとはしません。
では、なぜこのようなギャップが生まれてしまうのでしょうか。 もちろん、こうした問題を起こすのは本当にごく一部の方々です。ただ、その根底には「アマチュア無線は国家資格を要するKing of Hobbyであり、崇高な趣味である」という、一部のベテラン層に残る「驕り(おごり)」があるのではないでしょうか。
以前、POTA(Parks on the Air)のボランティアをしていた時のことです。米国のボランティアチームから依頼され、とある日本人局のサポートに入りました。 ところが、その方からいただいたメールは、いきなり私への罵声から始まる、読むに堪えないものでした。こちらはできる限り丁寧に対応したつもりでしたが、その方の自尊心を深く傷つけてしまったようです。世界各地のDXペディションにも行かれているような大ベテランの方で、「どこの馬の骨ともわからないような輩(実際にそう呼ばれました)」がサポートに入ったこと自体が気に入らなかったのでしょう。
しかし客観的に見て、その自尊心はもはや「驕り」でしかありません。そして、この驕りこそが今のアマチュア無線界にとっての最大の敵だと思うのです。
だからこそ、すべてのアマチュア無線家は「謙虚」であってほしい。
インターネットやスマホがこれだけ普及した世界で、アマチュア無線がかつてのような大隆盛を取り戻すことはないでしょう。それでも、新しく興味を持ってくれた方を心から歓迎し、優しく、対等な目線で接することのできる世界であってほしいと願っています。
少なくとも自分が生きている間は、無線機メーカーが存続し、CQを出せば応答してくれる交信相手がいる――そんな規模が維持できる、風通しの良い世界であり続けますように。
Androidアプリ「FT8TW」で実現する、究極のお気軽FT8運用!
(2026/2/17 23:17:41)
7L4WVUさんの超小型トランシーバー WVU-604F5 を手にしてから、私の無線スタイルは「いかに軽量化するか」がテーマになりました。
FT8運用において、一番の重量物といえばPC。これをどうにかしたいと調べていたところ、たどり着いたのがAndroidアプリ 「FT8TW」 です。FT8CNから派生し、BV6LCさんが精力的に開発されているこのアプリ、想像以上に「使える」予感がしています。
今回は、2026年2月時点での使用感と設定のコツをまとめてみました。
1. どのバージョンを使うべき?(2026年2月現在)
現在、私のスマホには3つのバージョンが共存しています。リグや用途によって使い分けるのが今のところの正解のようです。
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FT8TW 0.93d71(安定版)
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Google Playから入手可能。私の環境では、 WVU-604F5でVOX運用 する際、このバージョンでないと正常に送信音が乗りませんでした。
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FT8TW 25.1129(最新版)
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こちらもGoogle Play版。UIなどがブラッシュアップされています。
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FT8TW_UAT 26.0129(テスト版)
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GitHubからAPKを直接落とすタイプ。 IC-705 と接続する際はこちらの最新版を愛用しています。
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2. スムーズに運用するための設定ポイント
設定画面はシンプルですが、いくつかコツがあります。
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リグとの接続設定
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WVU-604F5: リグ選択は「空白」、PTTは「VOX」。
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IC-705: リグは「ICOM IC-705」、PTTは「CAT」。USB接続だけでなく、Wi-Fi経由のネットワーク接続も可能です(要パスワード設定)。
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時刻同期と位置情報
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グリッドロケーターはGPSで自動取得。時刻同期もボタン一つですが、スマホ自体の時計を変えるのではなく、アプリ側で送受信のオフセットを調整してくれる賢い仕様です。
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「CQを追跡」はオフがおすすめ
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オンにすると、自分がCQを出していても受信した他局のCQを勝手に呼びにいってしまうため、基本は「しない」で良さそうです。
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3. 直感的なユーザーインターフェース
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スペクトル画面: ワイドグラフ上にデコードされたコールサインが重なって表示されるのが面白い!空き周波数のタップで送信周波数を変えられるのも、PC版と同じ感覚で扱えます。
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CQの出し方: 「コール」画面右下の「CQ」を押し、右上の スピーカーマーク をタップするだけ。止める時もスピーカーマークをワンタップと直感的です。
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相手局の呼び出し: 「デコード」画面で呼びたい局を 左スワイプ するか、メッセージを 長押し 。長押しメニューからはTx1のスキップなども選択可能です。
4. 驚きのログ機能
「交信記録」画面が非常に優秀です。
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ADIF形式の書き出し はもちろん、 地図上へのプロット や、 DXCCの統計表示 までアプリ内で完結します。これには正直驚きました。
5. 現時点での注意点(備忘録)
開発途上のアプリということもあり、いくつかクセもあります。
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IC-705のネットワーク接続: 接続タイプを「子機」にするとデコードせず、「親機」にする必要がありました。
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VOX運用の相性: 最新版だとWVU-604F5で送信音が乗らない現象があり、前述の通り旧版を使っています。
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送信タイミング: 局を指定して呼び出す際、送信開始まで一呼吸待たされることがあります。このあたりは今後のアップデートに期待です。
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ODD/EVENの視認性: 今どちらのタイミングで動いているかがパッと見で分かりにくいので、慣れが必要かもしれません。
まとめ:移動運用の新定番へ
あえて細かい問題点も挙げましたが、スマホ一つでここまで多機能なFT8環境が手に入るのは感動的です。FacebookのグループやGitHubでは日々改善が進んでおり、進化のスピードが凄まじいのも魅力の一つ。
何より、 WVU-604F5とスマホだけ という超コンパクトなセットは、公園や旅先での運用に最高です。皆さんも、この「お気軽FT8」の世界を覗いてみませんか?
【妄想旅】日韓POTAツアーを夢見て。済州島でCQを出したい理由
(2026/2/13 22:05:08)
連日の「妄想シリーズ」で恐縮です(笑)。
POTAは元々グローバルな活動ですが、どうせならハントだけでなく、アクティベート(運用)も世界を股にかけて行いたいもの。 そんな野望を抱き、2023年には「HL1/JO1LNK」のコールサインで短期運用の認可をいただき、ソウルの南山パークからオンエアすることができました。
その経験を経て、今、新たな妄想が膨らんでいます。 それは、「日韓のPOTA仲間でいく、済州島(チェジュ島)POTAツアー」です!
■きっかけは30年前の言葉
実は昨年4月から、NHKラジオの「まいにちハングル講座」を聞いています。 日本語に似ていて覚えやすいとはいえ、もうすぐ60歳。覚えたそばから忘れていく脳みそと格闘中ですが、挨拶くらいはできるようになりました。
なぜ今、韓国語なのか。 記憶は30年ほど前、サイパンへ旅行した時に遡ります。お世話になったレンタカー屋さんが韓国系のお店でした。 その時、お店の方がふと言った言葉が忘れられません。
「日本人と韓国人は、もっと仲良くしないとダメですね」
本当にその通りだと思いました。ご近所さんとして仲良くするのが、両国にとって良いに決まっています。 その直後、一度は韓国語の勉強を始めたものの、仕事で米国行きが決まり、英語へシフトしてしまったという苦い経緯がありました。
■無線が再びつないでくれた縁
ずっと頭の片隅にあったその言葉が、POTAでアマチュア無線を再開したことで、再び色鮮やかになりました。 最近は韓国の局長さんとの交信や交流も増え、「改めて何かできることはないか?」と考え始めたのです。
日本に招いての合同運用も素敵ですが、正直なところ、日本国内での外国人運用許可のハードルは少し高めです。 一方で、日本人が韓国で運用するのは、短期であれば手続きも非常にスムーズ。日本の機材をそのまま持ち込むことも可能です。
そして何より、今回の妄想の舞台「済州島」には魅力がいっぱいです。
- POTA対象の公園が山のように登録されている
- 韓国屈指の観光地である
- 海を越えての合同運用は、考えるだけでワクワクする!
■ご賛同者募集中
今はまだ「妄想」の段階で、具体的には何も決まっていません。 でも、もしこの妄想を一緒に膨らませてくださる方がいれば、ぜひコメントなどで教えてください。いつか実現させましょう!
2年前に抱いていたPOTA(Parks on the Air)の妄想
(2026/2/11 20:38:18)
都立公園を管轄する東京都建設局公認の下、東京都内の都立公園でフォーンを使ったP2P祭が開催できたらと妄想していた時期がありました。ちょうど2年ほど前です。
その頃、あちこちに働きかけようかと思って作っていた資料が出てきましたので、一部を公開してみます。
結果的には日本のPOTA Mapping Representative の職は辞めさせていただきましたし、あちこちに陳情するモチベーションも薄れてしまい、頓挫して今に至る状況です・・・。
私が考えていた妄想は、下記の三方良しのスタイルでした。POTAだけで東京都にお願いすることはできないと考え、JARLが間に入って調整いただく想定でした。
- POTAを楽しむ人 たちは公園管理者と接点を持つことができ、今後の公園内での無線運用がしやすくなる
- 東京都 は災害時の避難所となる都立公園間の通信可否のデータを収集することができ、有事の際にはPOTA愛好家に通信手段確保を期待できる
- JARL は今後の防災活動にPOTA愛好家を活用することができ、行政に対してのプレゼンスをアピールできる
色々な方にご意見も頂戴したのに、先に進められなかったのは残念です。
このさらに先には、有事の際にはすぐに駆け付けることを前提とした「マイパーク登録制度」や、東京都港湾局の海上公園や他県の公園との連携も妄想していました。
POTAは公園という公共の空間を使わせていただいているので、何か恩返しはしたいという思いは今でも変わりません。今後も、謙虚な気持ちで公園での無線運用を楽しんでいきたいと思います。
JARL 100周年 を活用した妄想
(2026/2/8 21:10:18)
今年は日本アマチュア無線連盟(JARL)の100周年。こんなことをしたら盛り上がりそうって妄想を書いてみます。
■ アマチュア無線局数の減少について
ご存じの通り、日本ではアマチュア無線局の減少が急速に進んでいます。このまま行くと何年後かにアマチュア無線の趣味は無くなってしまいそうです。
今後は、ビジネス的な市場もシュリンクしていくわけですから、販売店は無くなりメーカーも撤退を進めていくことになるでしょう。そうなると、さらに局数の減少は進むことになるわけで、まさに経済でいうデフレスパイラルみたいな状況に陥ることが予想されます。
■ 「WAKAMONO」を狙うのは成果が出たのか?
一時期、JARLを中心に「WAKAMONO」を狙ったキャンペーンを進めていたかと思うのですが、成果は出たのでしょうか。残念ながら上手く行かなかったのではないかと思います。
「WAKAMONO」の中でも狙う層が違ったとか、アプローチの仕方が悪かったとか、上手く行かなかった要因は色々とあったのでしょうが、間違いなく言えることは一つ。昭和や平成から無線を続けていた現役無線家の感性では今の「WAKAMONO」に訴求するのは無理だったってこと。
■ 今狙うべきは再開局組では?
じゃ、諦めるのかって言うと、まだチャンスはあります。現役無線家にもアプローチしやすい層があるんです。そう、昔は無線をしていたけれど今は離れている人たちです。最盛期、アマチュア無線家は136万局もいたんですよ。ある一定年齢以上であれば、今でも周りにはたくさんいると思います、昔はアマチュア無線をやっていた人が。
まずは、彼ら彼女らを仲間に呼び戻してみませんか。実際、最近ではふとしたきっかけで再開局している方々はいっぱいいらっしゃいます。
■ 再開局組の一般社会に近い感覚が大事
そして、ここが大事だと思うのですが、再開局仲間は現役組とは違って一般社会人から見たアマチュア無線への感覚を持っています。この感覚を活かせば新たに「WAKAMONO」を含む一般社会へアプローチすることも可能になるんじゃないかと思っています。
全国的に有名になった2エリアの「スズコール」これを作り上げた JS2ODK 鈴木さんだって、アマチュア無線は開局して3年とのこと。「スズコール」の成功は、もちろん、鈴木さんのお人柄によるところが一番大きいのは間違いありませんが、一般社会の感覚をお持ちだったところにもよるのではないかと思っているところです。
■ まずは昔の無線仲間へのご連絡を
このまま無線界のデフレスパイラルへの突入を望まない方は、まずは昔の仲間に声をかけてみませんか? 無線から離れた方の理由は人ぞれぞれですが、仕事が忙しくなったとか子育てとか、結構世代的な要因が多いようにも思います。今であれば再開するきっかけが必要なだけの方も多いかもしれません。
■JARL 100周年ならではの特典を
今年はJARLの100周年、そして来年は日本でのアマチュア無線の100周年。この再開局組へのキャンペーンや特典を実施したら楽しそうだなってのが私の妄想でした。
例えば、再開局組は1年間会費を無償にしちゃうとか。現役の紹介者も紹介人数に応じて会費を割り引いてしまうとか。100周年という言葉は、この手のイベントを盛り上げるにはちょうど良いカンフルになりそうです。
一期一会。まずは一番に顔が浮かんだ昔の無線友達に連絡することから始めてみませんか。
米国アマチュア無線の資格を取ったよ
(2026/1/31 9:45:24)
ひょんなことから米国のアマチュア無線の資格を取得しコールサインをもらいましたので、記録しておきます。
正直、これまでにも検討したことはありました。ただ、正直あまりメリットを感じられずにいました。何もしなくても相互運用の協定により、米国領に行けば日本のコールサインのままで日本の機材で無線運用が可能です。むしろ、米国の資格を取得すると、そちらの方の効力が強くなってしまいます。例えば初級のTechnicianクラスだけを取得してしまうと、米国に行ってもHFは10mしか出られなくなってしまいます。取得するなら必ずGeneralクラスまでは取得しないといけません。そんなわけで、それほど本気で考えたことはありませんでした。
そんな私に転機が訪れたのは2025年12月7日の電波文化祭会場でした。POTA木場公園の主局(以下、KIBA局)さんが買ってきた冊子 JK1FNLさん著「Get your American Amateur Radio License(アメリカのアマチュア無線免許をとろう!)」を見せてもらった時です。冊子には米国での試験の仕組みや受験の方法がとてもわかりやすくまとめられていました。成り行きで私も1冊購入してしまい、受験の再検討を開始したのでした。KIBA局さんが受けるのなら、自分の勉強のモチベーションも続くかと思いましたし・・・(笑)。
米国の試験は、問題の一覧が公開されています。日本でも「完マル」という暗記用問題集が売られていますが、あれは非公式ですよね。米国は公式による無償公開です。そして、そこから100%出題されるので、その問題を全部覚えれば合格できるという仕組みです(英語ですが・・・)。
勉強、というか問題の暗記にはHamStudyというスマホアプリを使いました。これが素晴らしかったです。READ/STUDY/EXAMS の3つのモードがあります。READで1回全問題を読んだ後は、STUDYで1問ずつひたすら問題を解きながら覚えていきました。EXAMSは試験前に数回使って自信をつけるのに使いました。STUDYモードでは間違えた問題を時々、振り返って再出題してくれます。だから、知らないうちに問題を覚えていくことができました。英語だと理解できない問題文や解説文を選択し、日本語に翻訳させることもできるので、気になるところはちゃんと理解しながら進めることができました。とはいえ、バリバリの文系なので電気回路とかになると正直よくわからんです。ズルいやり方かもしれませんが、4択の回答だけ見て、正答を覚えた問題もありました。
受験するなら、TechnicianだけでなくGeneralまで一気にと決めていました。HamStudyでGeneralの問題を一通り見終わったところで受験可能な感触が得られたので、試験の申し込みに進みました。試験の2週間弱前でした。KIBA局さんに連絡したところ、「勉強は全然ダメ」とは言っていましたが、試験の申し込みは決意してくれたようです。
米国の無線の試験を受けるには米国の住所が必要です。とはいえ、実際に郵送されるものはなく基本はメールでのやり取りなので、形だけの住所になるのでしょうか。私は Planet Express というところでレンタルの私書箱のようなものを取得しました。そして、カリフォルニア、フロリダ、オレゴンの住所をもらいました。この後の無線の試験ではオレゴンを使用しています。なぜかって、「オレゴンから愛」というTVドラマを思い出したからです(笑)。
また、試験を受けるにはFRNと呼ばれるFCCへの登録番号が必要で、FCCのCORESと呼ばれるサイトで取得しました。この時に米国の住所が必要になるのです。今後、私はFCCからこのFRNで管理され、取得済みの資格のクラスやコールサインがFRNに紐づけられることになります。
実際の試験は「横須賀・逗子VEチーム」の皆さんにお世話になりました。このように日本での試験はボランティアの皆さんのお陰で開催していただけるのです。本当にありがたいことです。
試験日である1月17日は、逗子までお邪魔しました。我が家からは若干旅行気分ですが、直近の試験が行われるのがこちらなので仕方ありません。少し早めに到着して試験会場である会議室を覗くとたくさんの人がいました。もう、みんな集まっているのかと思い入ろうとしたら、なんとこの方々は皆さんボランティアの方々でした(笑)。この日の試験からマークシートでの採点の開始や合格証の電子発行等、新しいことを始めたそうで、ボランティアの皆さんも多く集まって色々とご準備されていたようです。
実際に試験を受けたのは5名ほどでしょうか。その周りの15名ほどのボランティアの試験官(VE)が取り囲む形での試験となりました。面接試験なら、圧迫面接と呼ばれそうです(笑)。実際の試験を通して、VEの皆さんは新しいことにもチャレンジされていて大変そうでした。試験を受ける中には英語スピーカーの外国の方もいらっしゃいました。場所がら、横須賀にいる軍人や軍属の方がアマチュア無線の試験を受けるとしたら、今回のような場所になるんだと思います。
試験はマークシートを鉛筆かシャーペンでマークしていくものでした。30年以上前の学生時代を思い出します。試験申し込み時に発行された4文字の数字を、この試験用紙にマークする必要もありました。受験番号みたいなものだったのですね。これを間違っちゃうと大変なことになるのは学生時代の試験と同じです。
お陰様でTechnicianクラスから受験して無事合格を頂戴し、その後のGeneralクラスも合格をいただくことができました。その場でスマホから手続きをして、指でサインをしたら、すぐにCSCEと呼ばれる合格証明書がメールで 送られてきたのは電子化の恩恵ですね。VEの皆様、改めてありがとうございました。
ちなみに同じ会場で受験したKIBA局さん、試験前には「Technicianクラスも危うくなってきました・・・」などと言ってましたが、しっかりGeneralクラスまで合格されていました。学生時代も試験前に「全然、勉強できてないよ~」とか言いながら良い点を取る輩がいましたが、あれと同じだなと感じたのはここだけの話にしておきましょう(笑)。
数日後にFCCのサイトから$35支払ったところ、翌日にはコールサインが発行されました。 KM7DYP です。これで、米国領に行けば、持ち込みの無線機でも他人の無線機でも1500Wで送信できます。こうやって考えると、やっぱり包括免許って便利ですね。
最後になりますが、米国にはVanity Callと呼ばれる好きなコールを取得できる制度があります。せっかくなので、そちらにもチャレンジ中です。それについては、取得できたらまた記録に残すことにします。
POTA 5年で300パークアクティベーションの軌跡
(2025/12/31 12:18:54)
本年もPOTA(Parks on the Air)で大変お世話になりました。
今年は、300パークのアクティベーションを達成することができました。
これもいつも呼んでくださるハンター皆様のお陰です。
300パークというと何かすごいことのように見えますが、そんなことはありません。
ハイパフォーマーな方であれば1年もかけずに達成できるのかと思います。
私は5年かかりましたので並以下です。
それでも、継続できたのはPOTAの仕組みによるところが大きいと思います。
少し頑張るとアワードで褒めてもらえます。
こうすると、次のアワードに向けてモチベーションが維持できるのです。
さて、せっかく5年もかけたので、月ごとのアクティベーション数にまとめてみました。
オレンジ色の折れ線が月ごとの総アクティベーションパーク数で、その下にある青い部分が初めてのアクティベーション数です。
こうしてみると結構コンスタントに初アクトのパークを増やしていたようです。
それでも山谷があるので、それぞれどんな心境でどんなことをしていたのか振り返ってみました。
①2020年10月、初めてのPOTAアクティベーション。近隣のパークを回ればどこも初アクティベーションになるので自然とモチベーションが上がりました。
②1年後、コンスタントにPOTAアクティベーションは続きますが、初めてのパークは減りましたね。近くの公園は回りきったようです。
③それから2年、少し遠征したり、旅行先では意識的にPOTAパークに立ち寄ったりするようにしました。結果、初アクティベーションも増えました。
④2024年は仕事帰りに赤チャリを借りて都内湾岸部のパークを回る楽しさを知りました。その結果が初アクティベーションパーク数にも現れました。
⑤2025年は年内の300パーク達成を目標にやってきました。そのためか、意識的に初めての公園に行くようにし、改めて初アクティベーションパーク数の数が伸びた形になりました。
今回、5年前のアクティベーションのログを見てみました。10局交信するのに1時間近くかけているのが普通で、パークによっては10局交信をあきらめたものも結構ありました。
最近では、最短15分くらいでアクティベーションできちゃいますから、ホントありがたい限りです。
2026年もPOTAを楽しんでまいりますので、どうぞお相手よろしくお願いいたします。
瀬戸大橋 鉄道POTA チャレンジ 顛末
(2025/11/21 20:35:43)
列車で瀬戸大橋を渡る間に瀬戸内海国立公園(JP-0023)をPOTAアクティベーションするという前代未聞のチャレンジを達成できたのは、ひとえに事前にスケジュールいただいたご協力者皆様のおかげです。そんな方々へ改めて感謝を表すため、ここに記録を残しておこうと思います。
■瀬戸大橋に向けて準備オッケー
岡山駅を出たサンライズ瀬戸は一路、瀬戸大橋に向けて走り始めました。無線機 IC-705
をセットしたB寝台シングル個室にて、美しい日の出を見ながらコーヒーを飲む・・・ような時間はありませんでした。無線機の最後のセッティング確認です。
列車の中からPOTAアクティベーションをするためには瀬戸大橋の海上部分(の一部)で10局交信しなければいけません。POTAでは周波数やモードが異なれば別交信扱いになるため、433.04MHz(FM/DV)
→ 145.04MHz(FM/DV) → 51.04MHz(FM)の順でのQRVを予定していました。
そんな中、スケジュールQSOにご参加くださっていたJF4IQS局が433.04MHzでこちらを呼ぶ声が聞こえてきました。結構ガサガサ言ってます。こちらから応答しましたが、まだ届かない様子。若干、不安が漂います・・・。
「もうトンネルに入っちゃったかな・・・」スピーカーからは1-wayでのお声が聞こえてきます。「まだ、トンネルには入ってないです」と答えようと思ったところで、列車はトンネルに入りました。しばらくしてトンネルを抜けたところでこちらからコールすると今度は無事届いたのもつかの間、「すぐにもう一度トンネルに入るんですよね~」と教えられるがままに列車はトンネルへ。完全にこちらの行動を見透かされています(笑)。
トンネルを出たところで列車は児島駅に停車。ここで改めて実は地元が倉敷市のJF4IQS局とご挨拶です。列車が瀬戸内国立公園の香川県エリア(海上部分に入るとすぐに香川県エリアです)に入ったら運用開始する旨を伝えて待機に入ると、JP-2043
坂出緩衝緑地に陣取ってくださったJS3KKT局、五色台に移動してくださったJJ5IGZ局からもご挨拶いただきました。皆さん、朝早くから本当にありがとうございます。涙がちょちょぎれます。これで10交信できなかったら完全に私のオペミスです・・・。
■瀬戸大橋へ、そしてアクティベーション成功
列車が本州を離れ、最初の島に到達したところで運用開始です。433.04MHzのFMでJF4IQS局、JO4FDA局と交信いただき、JS3KKT局が呼んでくださっている裏で「52、52」と聞こえました。KKTさんの後に確認すると、ライセンスフリー無線の世界では有名な
さいだいじ1234局さんでした。Xのポストを見ていて、岡山市東区から呼んでくれたとのこと、感動です。今回の交信で最長となりました。その後は、JJ5IGZ局とも交信いただきFMは終了。
433.04MHzでのDVも順に交信いただき、次は144.04MHzへQSY。実は、こちらは少し心配していました。というのも、事前のセッティングで見たらSWRが振り切ってまして・・・(笑)。V/UのSWRはあまり気にしない派なので、気にせず声を出したら問題なくFM/DV共に各局と交信できちゃいました。
ただ、145.04MHzはQRMが出てきてしまったため、急遽「20kアップの145.06MHzで出ます」とアナウンスしての予定外周波数でのQRVとなりました。皆さんが追随してこられたかが心配でしたが、それは杞憂に終わりました。さすが、百戦錬磨の皆さん、1回のアナウンスでもきちんとQSYしてくれ、ロスもなく交信いただけました。
そして、ここで列車は四国の陸地に入り運用終了となりました。51.04MHzで運用したらどうだったのか、少し気にはなりましたが、それよりも何よりも17交信もできてしまったことに驚きました。そして、少しずつ喜びがこみ上げて来るのでした。
何度も同じ感謝の言葉しか言えませんが、今回の「鉄道POTAチャレンジ」が成功したのは、ひとえに呼んでくださった皆様のお陰です。本当にありがとうございました。
■寝台列車に乗るのは子供の頃からの夢
少し話は過去に戻ります。お時間あればお読みください。
もう既に50年近く前になるのでしょうか・・・子供のころ東京駅までブルートレインを見に行きました。大人になったら、「富士」か「はやぶさ」に乗りたい、これが漠然と抱いていた夢でした。「ゆうづる」みたいな電車寝台ってのもありましたね。ともかく、寝台列車に乗るのが夢だったわけですが、大人になって金銭的に余裕ができると時間的余裕がなくなり、気づいたらブルートレインもどんどん廃止されて行ってしまいました。
後悔しないよう、定期運航されているサンライズがあるうちに乗っておこうと決意したわけでした。ただ、ネット経由だとなかなかチケットが取れません。どうやら、駅のみどりの窓口に並んでいわゆる「10時打ち」というものをしてもらわないとダメらしいです。それも少し面倒なので、阪急交通社のフリープランでチケット確保してもらいました。
そして、サンライズの寝台に乗ることが主目的ですので、帰りが楽なようにサンライズ出雲ではなくサンライズ瀬戸としました。
■せっかく個室なら無線
確保できたのはB寝台シングル個室です。個室なら列車の中から無線ができると思うのは無線家なら誰もが考えることですね。そして、地図を見ていたら、瀬戸大橋を渡る際には多くの部分でPOTAのJP-0023瀬戸内海国立公園内であることも発見。これは、サンライズ瀬戸の中からPOTA運用するしかないでしょう。
最初はV/Uのハンディ機だけで運用するつもりでおりました。ただ、その後に滞在先でHFのPOTA運用する必要性が出てきたことでIC-705を持参することになり、それならば鉄道POTAチャレンジもIC-705で行うことにした次第です。
アンテナはダイヤモンドのSRH999を利用することで、50MHz/144MHz/430MHzの3バンドに出られます。特別なアンテナ基台を使うと荷物になるので、BNCからSMAへの変換コネクタ+SMAのL字コネクタを使い、そこにSRH999を直付けです。もしL字コネクタによる減衰がひどければ、BNC-SMA変換に直接SRH999を接続してハンディ運用するつもりでいました(笑)。
電源はモバイルバッテリー+トリガーケーブルを使用し、10W送信を可能にしました。
かなり危ういセッティングではありましたが、すべては結果オーライです。何とか交信を成し遂げてくれたので良かったと思っています。
■注意が必要なこと
(1)B寝台シングルは個室とはいえ防音ではありません。線路の音以外にそれなりに周りの音は聞こえました。無線機でしゃべる際には極力小さな声として気を遣いました。
(2)サンライズのB寝台個室は2階部分でしたが、窓は予想以上に曲面でした。IC-705に直付けしたSRH999でも上部は窓に当たる感じでした。これ以上長いアンテナは使用が難しいと思います。
(3)出発時の東京駅や朝の停車駅ではホームの人と目が合うので少し恥ずかしいです。先頭車両に乗ってましたが、朝どこかの駅で運転手交代の時は、IC-705+SRH999を窓際に並べた様子を運転手さんに外から二度見されました(笑)。
(4)最初は、433.06MHzで始めようとしていました。ただ、列車からのノイズで常時キャリアが出ている状態でした。周波数によっては列車の影響を受けるのも鉄道ならではと思います。
(5)今回説大橋からの鉄道POTAのアクティベーションには成功しましたが、その引き換えに瀬戸大橋からのステキな風景が全く記憶に残っていません。これはちょっともったいなかったかもです。
鉄道POTAと徳島駅近ハンディPOTAのハンターさん募集
(2025/10/23 22:10:39)
■お願い1
無線のログ管理ソフトに求めること
(2025/9/1 13:02:23)
AirHamLog、ハムサポ、HAMLAB 等、各種無線用ログアプリが増えてきて嬉しい限りです。ログアプリに求めることは人それぞれだとは思いますが、私が欲しい機能を挙げてみました。自分で作れよと言われそうですが、それができれば苦労はしません(笑)。逆にこれらが充足されれば、毎月高額課金してでも使わせていただくと思います。
◆ クラウドでDB管理できること
最近のアプリは対応済みだと思いますが、色々なデバイスからログを一元管理したいです。また、バックアップも取りやすいのがありがたいです。今使っている Turbo HAMLOG/Win でもDBはGoogleドライブに置いています。同期に失敗するとログが欠落するので注意しながら使っています。
◆ オフラインでも使えること
クラウドにDBを置くのにオフラインでも使えるとは何事? と思われそうですが、POTAやSOTAだとネットがつながらない場所からの運用が時々あり、そんな時でも使いたい要望です。ネットが繋がったら自動的にクラウドと同期してくれるのが理想です。これを実現するためにはWebアプリでは難しく、必然的にネイティブアプリが必要になるのでハードルが高いのはよくわかります。
◆ スマホでも使えること
都内公園からハンディ機でPOTA運用する際はいつもこのスタイルです。左手にハンディ機、右手にスマホでログを取っています。現在使っているアプリはVLS Logger。コールサインを入力すると過去の交信が一覧表示されるのでとても便利なアプリなのですが、もうオブソリートなので乗り換え先を探しています。
◆ コールサインを入れると過去ログが表示されること
忘れっぽくなってきたので、初めての交信なのか、前に交信いただいたことがあるのかはすぐにわかる仕組みが欲しいです。スマホのVLS Loggerはそれができる点が快適です。
◆ JTDX/WSJT-X等のFT8アプリと連携できること
現在、FT8で使用しているJTDXはTurbo HAMLOG/Win と連携していて、その流れでeQSLとも連動しています。この便利さは失いたくないので、ワンストップな自動連携が理想です。
◆ POTA/SOTA の ADIF が出せること
POTA/SOTA に登録可能なADIFが出せると便利ですね。現在はTurbo HAMLOG/WinのCSV出力からデファクトのJL1NIEさんツールで変換しています。自動でログ登録までしてくれちゃったりすると、それはオプション費用を支払ってでも使いたくなると思います(笑)。
◆ ライセンスフリー無線でも使えること
私の無線活動の半分はライセンスフリー無線なので、ライセンスフリー無線でも使えると嬉しいです。コールサイン等の形式チェックを厳格にしてしまうと使えなくなりますので、自由度を持たせた設計にしてもらえれば良いのかと思います。
以上、勝手なことをつらつらと挙げさせていただきました。
