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link 毎日はレビュー 毎日はレビュー (2025/12/6 2:35:02)

現在データベースには 725 件のデータが登録されています。

feed 瀬戸大橋 鉄道POTA チャレンジ 顛末 (2025/11/21 20:35:43)

列車から瀬戸内海国立公園でPOTA運用

 

列車で瀬戸大橋を渡る間に瀬戸内海国立公園(JP-0023)をPOTAアクティベーションするという前代未聞のチャレンジを達成できたのは、ひとえに事前にスケジュールいただいたご協力者皆様のおかげです。そんな方々へ改めて感謝を表すため、ここに記録を残しておこうと思います。


■瀬戸大橋に向けて準備オッケー


日の出と田園風景、日本の田舎の風景

岡山駅を出たサンライズ瀬戸は一路、瀬戸大橋に向けて走り始めました。無線機 IC-705 をセットしたB寝台シングル個室にて、美しい日の出を見ながらコーヒーを飲む・・・ような時間はありませんでした。無線機の最後のセッティング確認です。

列車の中からPOTAアクティベーションをするためには瀬戸大橋の海上部分(の一部)で10局交信しなければいけません。POTAでは周波数やモードが異なれば別交信扱いになるため、433.04MHz(FM/DV) → 145.04MHz(FM/DV) → 51.04MHz(FM)の順でのQRVを予定していました。

そんな中、スケジュールQSOにご参加くださっていたJF4IQS局が433.04MHzでこちらを呼ぶ声が聞こえてきました。結構ガサガサ言ってます。こちらから応答しましたが、まだ届かない様子。若干、不安が漂います・・・。

「もうトンネルに入っちゃったかな・・・」スピーカーからは1-wayでのお声が聞こえてきます。「まだ、トンネルには入ってないです」と答えようと思ったところで、列車はトンネルに入りました。しばらくしてトンネルを抜けたところでこちらからコールすると今度は無事届いたのもつかの間、「すぐにもう一度トンネルに入るんですよね~」と教えられるがままに列車はトンネルへ。完全にこちらの行動を見透かされています(笑)。

トンネルを出たところで列車は児島駅に停車。ここで改めて実は地元が倉敷市のJF4IQS局とご挨拶です。列車が瀬戸内国立公園の香川県エリア(海上部分に入るとすぐに香川県エリアです)に入ったら運用開始する旨を伝えて待機に入ると、JP-2043 坂出緩衝緑地に陣取ってくださったJS3KKT局、五色台に移動してくださったJJ5IGZ局からもご挨拶いただきました。皆さん、朝早くから本当にありがとうございます。涙がちょちょぎれます。これで10交信できなかったら完全に私のオペミスです・・・。


■瀬戸大橋へ、そしてアクティベーション成功

列車が本州を離れ、最初の島に到達したところで運用開始です。433.04MHzのFMでJF4IQS局、JO4FDA局と交信いただき、JS3KKT局が呼んでくださっている裏で「52、52」と聞こえました。KKTさんの後に確認すると、ライセンスフリー無線の世界では有名な さいだいじ1234局さんでした。Xのポストを見ていて、岡山市東区から呼んでくれたとのこと、感動です。今回の交信で最長となりました。その後は、JJ5IGZ局とも交信いただきFMは終了。

433.04MHzでのDVも順に交信いただき、次は144.04MHzへQSY。実は、こちらは少し心配していました。というのも、事前のセッティングで見たらSWRが振り切ってまして・・・(笑)。V/UのSWRはあまり気にしない派なので、気にせず声を出したら問題なくFM/DV共に各局と交信できちゃいました。

ただ、145.04MHzはQRMが出てきてしまったため、急遽「20kアップの145.06MHzで出ます」とアナウンスしての予定外周波数でのQRVとなりました。皆さんが追随してこられたかが心配でしたが、それは杞憂に終わりました。さすが、百戦錬磨の皆さん、1回のアナウンスでもきちんとQSYしてくれ、ロスもなく交信いただけました。

そして、ここで列車は四国の陸地に入り運用終了となりました。51.04MHzで運用したらどうだったのか、少し気にはなりましたが、それよりも何よりも17交信もできてしまったことに驚きました。そして、少しずつ喜びがこみ上げて来るのでした。

何度も同じ感謝の言葉しか言えませんが、今回の「鉄道POTAチャレンジ」が成功したのは、ひとえに呼んでくださった皆様のお陰です。本当にありがとうございました。


■寝台列車に乗るのは子供の頃からの夢

サンライズ瀬戸号、鉄道POTAアクティベーション


少し話は過去に戻ります。お時間あればお読みください。

もう既に50年近く前になるのでしょうか・・・子供のころ東京駅までブルートレインを見に行きました。大人になったら、「富士」か「はやぶさ」に乗りたい、これが漠然と抱いていた夢でした。「ゆうづる」みたいな電車寝台ってのもありましたね。ともかく、寝台列車に乗るのが夢だったわけですが、大人になって金銭的に余裕ができると時間的余裕がなくなり、気づいたらブルートレインもどんどん廃止されて行ってしまいました。

 

サンライズ瀬戸と瀬戸内海国立公園

後悔しないよう、定期運航されているサンライズがあるうちに乗っておこうと決意したわけでした。ただ、ネット経由だとなかなかチケットが取れません。どうやら、駅のみどりの窓口に並んでいわゆる「10時打ち」というものをしてもらわないとダメらしいです。それも少し面倒なので、阪急交通社のフリープランでチケット確保してもらいました。

そして、サンライズの寝台に乗ることが主目的ですので、帰りが楽なようにサンライズ出雲ではなくサンライズ瀬戸としました。


■せっかく個室なら無線

寝台個室から見える駅と無線運用準備

確保できたのはB寝台シングル個室です。個室なら列車の中から無線ができると思うのは無線家なら誰もが考えることですね。そして、地図を見ていたら、瀬戸大橋を渡る際には多くの部分でPOTAのJP-0023瀬戸内海国立公園内であることも発見。これは、サンライズ瀬戸の中からPOTA運用するしかないでしょう。

最初はV/Uのハンディ機だけで運用するつもりでおりました。ただ、その後に滞在先でHFのPOTA運用する必要性が出てきたことでIC-705を持参することになり、それならば鉄道POTAチャレンジもIC-705で行うことにした次第です。

 

列車内IC-705とアンテナでPOTA運用

アンテナはダイヤモンドのSRH999を利用することで、50MHz/144MHz/430MHzの3バンドに出られます。特別なアンテナ基台を使うと荷物になるので、BNCからSMAへの変換コネクタ+SMAのL字コネクタを使い、そこにSRH999を直付けです。もしL字コネクタによる減衰がひどければ、BNC-SMA変換に直接SRH999を接続してハンディ運用するつもりでいました(笑)。

電源はモバイルバッテリー+トリガーケーブルを使用し、10W送信を可能にしました。

かなり危ういセッティングではありましたが、すべては結果オーライです。何とか交信を成し遂げてくれたので良かったと思っています。


■注意が必要なこと

(1)B寝台シングルは個室とはいえ防音ではありません。線路の音以外にそれなりに周りの音は聞こえました。無線機でしゃべる際には極力小さな声として気を遣いました。

(2)サンライズのB寝台個室は2階部分でしたが、窓は予想以上に曲面でした。IC-705に直付けしたSRH999でも上部は窓に当たる感じでした。これ以上長いアンテナは使用が難しいと思います。

 

列車内無線運用と瀬戸大橋POTA

(3)出発時の東京駅や朝の停車駅ではホームの人と目が合うので少し恥ずかしいです。先頭車両に乗ってましたが、朝どこかの駅で運転手交代の時は、IC-705+SRH999を窓際に並べた様子を運転手さんに外から二度見されました(笑)。

 

列車内からPOTAアクティベーション

(4)最初は、433.06MHzで始めようとしていました。ただ、列車からのノイズで常時キャリアが出ている状態でした。周波数によっては列車の影響を受けるのも鉄道ならではと思います。

(5)今回説大橋からの鉄道POTAのアクティベーションには成功しましたが、その引き換えに瀬戸大橋からのステキな風景が全く記憶に残っていません。これはちょっともったいなかったかもです。

 


feed 鉄道POTAと徳島駅近ハンディPOTAのハンターさん募集 (2025/10/23 22:10:39)


■お願い1


11月に鉄道で徳島に行くのですが、途中の瀬戸大橋を渡りながら鉄道POTA運用を企んでいます。ハントしてくださる方を募集いたします。

EADSで確認すると、与島の一部を除いて瀬戸大橋の海上部分は JP-0023 瀬戸内海国立公園の中。こりゃ、車内からハンディでPOTA軍用するしかないでしょう、となりました。

鉄道からのアクティベーションはOKなのか? 数年前に米国で公園上空を飛ぶ自家用飛行機からのアクティベーションはOKとの判断が出ています。鉄道は公共機関ですから、さらに問題無さそうです。

公共機関ならではのマナー的に許されないのではないか? そりゃ、そうですよね。だから、サンライズ瀬戸の個室からの運用でこの点をクリアします。

問題は、運用時間でしょうか。朝の6:53に児島駅を出て7:09に坂出駅に着くまでの海上部分がパーク内なので10分弱しかありません。なので、もとより10局交信のアクティベーションは目指しません。

目標1局! ログ提出してアテンプトが記録できれば万々歳です。

ご興味ある方のご連絡をお待ちしております。


■お願い2

この渡四した日の滞在先は徳島駅周辺。JP-2037 新町川公園の真ん前です。となれば、ハンディ無線機でのPOTAアクティベーションをしたくなるものです。ハントしてくださる方を募集いたします。

ハントと言うとPOTAをしている方しかダメなように読めますが、どなたでも良いのです。144MHz帯か430MHz帯のFMやDMRでレポート交換いただける方のお力が必要です。

時間は夕方から翌朝の朝9時まで。この間に10局交信がミッションです。事前にスケジュールできておくととても安心です。

10局なので、個人局コールの他に社団局コールでも出られる方はさらに嬉しいです。また、バンドやモードが変われば別交信扱いになりますので、可能な方には144MHzと430MHzでの交信をお願いしたりもするかもしれません。

東京都内の公園であればスポットして15分で10局交信できたりしますが、地方だとそうもいかないのはよく存じています。いつもならHF機を持って行くのですが、今回はそれも難しそうなので、こうして皆様への事前のネゴで乗り切ろうとしている次第です。

どうぞ徳島のアマチュア無線家皆様のお力をお貸しください。徳島市内で免許を受けている方は現在、833局。1%の方のご協力で目標達成できます。

feed 無線のログ管理ソフトに求めること (2025/9/1 13:02:23)

AirHamLog、ハムサポ、HAMLAB 等、各種無線用ログアプリが増えてきて嬉しい限りです。ログアプリに求めることは人それぞれだとは思いますが、私が欲しい機能を挙げてみました。自分で作れよと言われそうですが、それができれば苦労はしません(笑)。逆にこれらが充足されれば、毎月高額課金してでも使わせていただくと思います。

 

◆ クラウドでDB管理できること

 最近のアプリは対応済みだと思いますが、色々なデバイスからログを一元管理したいです。また、バックアップも取りやすいのがありがたいです。今使っている Turbo HAMLOG/Win でもDBはGoogleドライブに置いています。同期に失敗するとログが欠落するので注意しながら使っています。

 

◆ オフラインでも使えること

 クラウドにDBを置くのにオフラインでも使えるとは何事? と思われそうですが、POTAやSOTAだとネットがつながらない場所からの運用が時々あり、そんな時でも使いたい要望です。ネットが繋がったら自動的にクラウドと同期してくれるのが理想です。これを実現するためにはWebアプリでは難しく、必然的にネイティブアプリが必要になるのでハードルが高いのはよくわかります。

 

◆ スマホでも使えること

 都内公園からハンディ機でPOTA運用する際はいつもこのスタイルです。左手にハンディ機、右手にスマホでログを取っています。現在使っているアプリはVLS Logger。コールサインを入力すると過去の交信が一覧表示されるのでとても便利なアプリなのですが、もうオブソリートなので乗り換え先を探しています。

 

◆ コールサインを入れると過去ログが表示されること

 忘れっぽくなってきたので、初めての交信なのか、前に交信いただいたことがあるのかはすぐにわかる仕組みが欲しいです。スマホのVLS Loggerはそれができる点が快適です。

 

◆ JTDX/WSJT-X等のFT8アプリと連携できること

 現在、FT8で使用しているJTDXはTurbo HAMLOG/Win と連携していて、その流れでeQSLとも連動しています。この便利さは失いたくないので、ワンストップな自動連携が理想です。

 

◆ POTA/SOTA の ADIF が出せること

 POTA/SOTA に登録可能なADIFが出せると便利ですね。現在はTurbo HAMLOG/WinのCSV出力からデファクトのJL1NIEさんツールで変換しています。自動でログ登録までしてくれちゃったりすると、それはオプション費用を支払ってでも使いたくなると思います(笑)。

 

◆ ライセンスフリー無線でも使えること

 私の無線活動の半分はライセンスフリー無線なので、ライセンスフリー無線でも使えると嬉しいです。コールサイン等の形式チェックを厳格にしてしまうと使えなくなりますので、自由度を持たせた設計にしてもらえれば良いのかと思います。

 

以上、勝手なことをつらつらと挙げさせていただきました。


feed 南海トラフ地震対策に忘れがちなラストワンマイル通信 (2024/8/15 7:25:03)

 

 8月8日、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震により、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。この臨時情報は今日15日の夕方で終了する予定です。とはいえ、いつかはやってくる大震災が近い将来に控えていることは変わりません。

 今回も臨時情報の後に、飲料水や防災グッズが多く買われたようです。確かにとても大事な備えです。ただ、この機会に携帯電話が使えなくなった時のコミュニケーションについても考えてみてはどうでしょうか。能登半島地震では、携帯電話が使えず、発災から6日間も連絡が取れなかった孤立地域があったとのことです。

 そんな時に家族間の連絡や、被災地と非被災地との通信に役立つのが無線です。東日本大震災の後にアマチュア無線の資格取得者が増えたという話があります。アマチュア無線があれば安心です。しかし、無線はアマチュア無線だけではありません。

 実は買ってすぐに備えることのできる無線もあります。そんな無線をメインに簡単に記載しておこうと思います。

(1)アマチュア無線
 一般の人が無線を使うとなるとアマチュア無線が一般的ではありますが、これを使うためにはアマチュア無線従事者の免許を取得する必要があります。最近は資格取得も簡単にはなりました。ただ、使い始めるまでには少し時間がかかりますので、今回は参考程度に記載しておきます。一方で、過去に既に資格を取得済みの方は、この機会に改めて開局申請をして、無線機を使えるようにしておいても良いかもしれませんね。

(2)特定小電力トランシーバー(特小)
 写真の真ん中の無線機です。買ってすぐに使えます。ただし通信範囲は極めて限定されます。実用的には半径100m程度の範囲でしょうか。良く店舗での連絡用に使われているのがこれです。なので、今回のような災害時の連絡用となると少し役不足です。一方で中継器を使うことができ、これを使うと利用範囲が広がります。例えば、我が家の近くですと西東京市の大きなタワー「スカイタワー西東京」の上にこの特小の中継器が設置されています。このおかげで半径数kmの範囲で利用可能です。発災時に高所にいち早くこの中継器の設置ができたりすると少しは実用的になるかもしれません。

(3)デジタル簡易無線登録局(DCR)
 写真の右側の無線機です。現在、資格不要で使える無線機で一番遠くまで通信できるものがこのDCRです。障害物等にもよりますが、数kmの範囲では交信が可能です。車載で使うこともでき、とても実用的です。ただ、使うためには登録する必要があり、買ってから使い始めるまでに少し時間がかかります。また、登録に基づいて電波利用料の支払いも必要で、これに無線機1台、年間400円かかります。

(4)デジタル小電力コミュニティ無線(デジコミ)
 写真の一番左の無線機です。特小とDCRの間に位置づけられるのが、このデジコミです。買ってすぐ使えて、半径1~2kmなら使えます。このデジコミが他の無線機とは異なるのはGPS搭載である点です。交信相手の方角や距離が無線機に表示されます。設定次第で、パソコンにつないだ親機から指示を送信することで、パソコンの地図上に仲間の位置を表示することが可能です。この機能は発災時、瓦礫の下に埋もれてしまった人を発見するのに使えるのではないかと思っています。

 携帯やスマホが普通に使えるのは、周辺に電波で通信してくれる基地局が普通に稼働している時だけです。基地局が被災しなかったとしても、災害時は利用者が想定以上になるため、つながりにくくなるのは容易に予想できます。そんな状況の影響を受けないのが無線です。

 せっかくなので、この機会にコミュニケーションのラストワンマイルについても見直すのが良いかと思います。
 


feed BelFone BF-TD516はこんなDMR無線機だ (2024/7/27 15:03:22)

 

最近、流行りのDMRを始めるのに一番手ごろなのがこのBF-TD516という機種です。しばらく使ってみましたので、感想を記録しておきます。買おうかどうか悩んでいる方の参考になればと思います。

一言でいえば、BelFoneという中国メーカーが作っている業務無線機です。世界各国に輸出しているようで、実績はしっかりしてそうです。スプリアス測定をした方の話によると、アマチュア無線機よりもしっかり対策されているとかで作りもしっかりしてそうです。(個人的にはバッテリーだけは心配で、充電ものは国産でも無人では実施しないようにしていますが・・・)

上部のチャンネルセレクターは16chあります。オレンジ色のボタンを押すことでゾーンを2つから切り替えできるので、32chのプリセットが可能です。16chは、VoIPリンク研究会が暫定的に設定した周波数にしておくと交信の可能性が増えるかと思います。

この各チャンネルの周波数の設定はPCに接続して行います。400MHz~480MHzの間で設定可能ですが、当然我々はアマチュアバンドに準拠して設定する必要があります。JARDから保証認定を受ける際にアマチュアバンドを逸脱しないで運用する旨、誓約しています。

設定できるモードはDMRだけではありません。FMも設定可能です。ワイドとナローの設定が可能ですが、それぞれ25KHzと12.5Khzで、一般的なアマチュア無線機よりも少し帯域が広くなっています。ナローFMで設定してワイドの方と交信しましたが、変調が浅いと言われてしまいました。仕方ありませんね。

PTTの下にあるボタンを押すことで送信出力を5W、3W、1Wと変更することが可能です。このボタンに限らずボタンやチャンネル操作には音声でのアナウンスがありますので、ディスプレイが無くても困りません。

アンテナ端子はSMAPと、日本のアマチュア無線機でよくあるものとは逆になっています。なので、第一電波工業等サードパーティのアンテナを接続するためにはSMAJ-SMAJの変換プラグが必要です。元々、400MHz~480MHzと広範囲の無線機のためか、オリジナルのアンテナはサードパーティ製に変更した方が良いと実感しています。

PCからの設定でスキャンも設定可能です。私はオレンジボタンの長押しでスキャンが起動するようにしています。

DMRの利点は、SFR(Single Frequency Repeater)と呼ばれるレピーターを誰でも好きな時に好きな場所に設置できるのが大きな利点だと思っています。そのレピーターを設置したければ、上位機種であるBF-TD930 やBF-TM8250 が必要になりますが、誰かが設置してくださったレピーターを使わせてもらうのであれば、このBF-TD516で十分です。

BF-TD516であれば、JARDの保障認定も簡単に取得できます。必要であれば、情報提供いたしますので X(toba966) でご連絡ください。


feed 六甲山は六甲山地の最高峰 (2024/7/21 18:47:55)

 

実際に行ってみて、自分で見てみないとなかなか正しい理解は得られないものですね。関ハムの翌日に行った六甲山で、六甲山の認識を新たにしました。
ここから少し登れば関西オンエアミーティングの舞台という場所も拝見できました。
以前に、長野県の三峰山から市民ラジオとDCRで、どちらも直接波で関西OAMにチェックインしたことがあります。よくこんな離れた場所で微弱電波を拾ってくださったと思います。改めて感動した次第です。

下記、今の私の中の六甲山です。

  • 六甲山は六甲山地の最高峰、稜線沿いの高所が続く
  • 大阪から車で行くなら東六甲展望台が便利。大阪市内が丸見え(冒頭の写真)
  • 神戸から車で行くなら記念碑台が便利。ポートアイランド方面が丸見え(下の写真)
  • 稜線沿いに車を止められる路肩は少ない
  • 有料の駐車場は、どこも1,000円
  • 迷い込んでしまった高級住宅街にはお店がなし。お金持ちにとっての買い物は配達前提なので、そういう地域にはお店が無いとのこと(笑)

 

 

六甲山から小豆島DMRデジピーターアクセス実験 」で記事にした通り、六甲山ガーデンテラスからはDMR無線機で遊びましたが、記念碑台からはライセンスフリー無線をメインに遊ばせていただきました。

【2024/7/15】
1036 東大阪JK131局 大阪市 デジコミ17ch
1054 わかやまFK183局 堺市モービル DCR11ch
1101 まつもとZW38局 大阪市旭区 DCR11ch
1107 きんきAK48局 阪南市 DCR11ch
1110 こうべTK220局 神戸市北区ひよどり台 DCR11ch
1146 こうべJA71局 神戸市長田区 特小高取山RPT
1149 こうべTK220局 神戸市北区ひよどり台 特小高取山RPT

各局、お相手くださりありがとうございました。

トヨナカAA244局、わざわざお越しくださりサポートありがとうございました。
 


feed 六甲山から小豆島DMRデジピーターアクセス実験 (2024/7/16 21:51:16)

 

小豆島DMRデジピーターにアクセスしてきましたので記録しておきます。

最近のマイブームがDMR。もともとモトローラが開発したデジタルモードです。同じ周波数を時分割して送受信するため、アップリンクとダウンリンクが同じ周波数のいわゆるレピーターを実現できたりします。

これまで、最寄りの青梅のDMRデジピーターをメインに直接波も含めて色々試してきましたが、まだまだ新参者です。

今回、関ハムの翌日に前から行ってみたかった六甲山に出かけてみました。六甲山といえば、関ハムにも出展されていた関西オンエアミーティングが開催されている聖地ですね。

そして、その際に目標として設定したのが、小豆島DMRデジピーターのアクセスでした。小豆島DMRデジピーターの詳細については、 VoIPリンク研究会のサイト をご覧ください。実験的に暫定の周波数を決めて進めているものですから、こちらに詳細を書いてしまうのは避けたいと思います。

 


最初に車を止めたのが、東六甲展望台。車で行くなら便利といただいていた情報に間違いはありません。ただ、ここから小豆島となると、六甲山の山頂が邪魔になるんです。なので、アクセスできないことを確認しに立ち寄った形になりましたが、想定通りアクセスできませんでした。

次に、ここなら小豆島に届くはずと事前にGoogleマップで確認しておいた路肩に駐車可能なスペースに向けて車を西に走らせました。ところが、アマチュア無線局の先客あり。HFから1200MHzまでアンテナを上げた方々でした。

仕方がないのでさらに少し西のポイントに車を止め、小豆島に向けてアクセス実験を開始! 今回はBF-TD516と呼ばれるBelFone製ハンディからのアクセス実験なので、どこからでもすぐに試せるのは嬉しいところ。

それでも、やはりアクセスは厳しい感じ。場所や高さを変えて試していたところ、もう一台車がやってきてアンテナを立て始めるではないですか。「今日は何かコンテストがあるのですか?」とお聞きしたところ、ALL滋賀コンテストがあるとのこと。なるほど、稜線沿いにたくさんの無線家がいるのも納得です。

と言うことで、隠し玉としておいた 六甲ガーデンテラス へ向かいました。駐車場代は1,000円かかるものの、方角的には小豆島には行けるはず。

 


事前に小豆島DMRデジピーターアクセスを告知しておいたXでは、呉市のJE4NANさんから待機中との報が・・・。ところが、ガーデンテラスのあちこちからカーチャンクしながらワッチを繰り返しますが、小豆島からの電波は聞こえません。アンテナもSRH770に換装して本気モードへ(笑)。

 


そして、最後に残された場所はあそこ、見晴らしの塔の上しかありません。
観光客が一人もいなくなったタイミングを狙って駆け上がってカーチャンク! 

 「来た!」

感動の小豆島DMRデジピーターのアナウンスが聞こえてきました。すかさずCQを出すと、間髪入れずにご待機中のJE4NANさんが呼んでくださり無事QSO。一緒に行動し、この記念すべき交信の動画を撮影してくれていたJI1TACさんと喜びを分かち合いました。

アンテナを変えられたのですね


feed ハムらde無線フェアで特小30局交信チャレンジ (2024/4/21 19:31:37)

 

今年も行ってまいりました、羽村のイベント「第4回 ハムらde無線フェア」
そして、本日は今シーズン最後のUHF-CBオンエアミーティング。
どちらも楽しむために、思いつきで立てた目標が「特小30局交信チャレンジ!」でした。

会場もしくは周辺の方ばかりではありましたが、おかげさま何とか30局クリア。
フェア閉会式の段階で29局、このままでは30局は難しいと思いましたが、
帰りがけの せたがやV15局を呼び止めて交信いただくことができたのが良かったです。

せたがやV15局は、いまやITジャーナリストとしてメディア界隈を賑わせてらっしゃる三上洋さんです。
その昔、「ラジオの製作」でライセンスフリー無線のコーナーの執筆をされていました。
今日も「ライセンスフリー無線の魅力を語る」として講演をしてくださっていました。ありがたい限りです。

 

 

なお、UHF-CBオンエアミーティングでは恒例となりました特小交信による九州からの伝言ですが、直接交信して伝言を受け取ることは出来ませんでした。
しかし、ヨコハマAA815局さんが、サイタマGB940局さんに伝言を伝える交信を聞くことができ、個人的には伝言受領の気分です。
悪天候の中、西日本各局もお疲れ様でございました。

下記、本日特小で交信いただきました30局の皆様です。
改めて感謝申し上げます。

1  やまなしFK909局
2  とうきょうSS44局
3  むさしのAM634局
4  いずNM167局
5  サイタマAA872局
6  さやまR16局
7  しずおかAL330局
8  とうきょうHM61局
9  かながわYS41局
10 サイタマKM117局
11 ヒガシオオサカZZ541局
12 埼玉K7245局
13 とうきょうTK285局
14 とうきょうAR705局
15 とうきょうTJ634局
16 はちおうじRS248局
17 とうきょうXV510局
18 いばらきSU104局
19 みなみたまFN533局
20 よこはまCC39局
21 ながのCW47局
22 おおさと59局
23 やまなしJB239局
24 カナガワRM380局
25 イタバシAA415局
26 イタバシMK420局
27 いたばしAY621局
28 ヨコハマKK727局
29 とうきょうAF841局
30 せたがやV15局
 


feed アマチュア無線家による社会貢献活動をしよう! (2023/11/24 23:43:47)

 

総務省 JARL のページでは「アマチュア無線の社会貢献活動での活用」と紹介されている活動についての私の考えです。これは「(1) アマチュア無線機器を利用した社会貢献活動」ではなく「(2) アマチュア無線家による社会貢献活動」でなくてはならないと思っています。

つまり、(2)はアマチュア無線を普段趣味として楽しんでいる人がボランティア活動にアマチュア無線機器を活用することです。(1)を許容してしまうと、アマチュア無線を趣味としない人でも資格さえ取ればアマチュア無線機器を社会貢献活動と称して利用できてしまいます。色々とグレーな活動を認めてしまわないためにも、(2)の「アマチュア無線家による社会貢献活動」を率先して実施していきたいと考えています。

今回、実施した社会貢献活動は「無人ATMの警戒活動」です。荒幡山岳会パトロール隊に東村山警察署から提案があり、参加させていただいたものです。荒幡山岳会は 東京都の防犯ボランティア団体 にも登録された団体で、15年以上の歴史があります。毎月20日の地域安全の日に近隣パトロールを行いライセンスフリー無線を使ってパトロール結果の集約を実施してきました。新型コロナ蔓延によりしばらくパトロールの休止をしていましたが、その間に「アマチュア無線の社会貢献活動での活用」が認められるようになりました。

今回の「無人ATM警戒活動」では、3か所の無人ATMの警戒を担当しました。そして、それぞれの警戒場所での活動開始連絡や警戒中の情報交換にアマチュア無線機器(430MHz帯ハンディ)を利用しました。総務省としては社会貢献活動を行う通信システムとして「一般的には、デジタル簡易無線(登録局)の利用が便利です」としており、今回は比較のためにデジタル簡易無線(登録局)も併用しました。

結果から言うと、430MHz帯もデジタル簡易無線も信号強度において有意な差はありませんでした。どちらも5Wのハンディ機でした。確かにこれならば、アマチュア無線機器を利用しなくてもデジタル簡易無線で良いという考えも出てくるかと思います。ただ、1点だけ、しかし大きな問題がデジタル簡易無線にはあります。デジタルがゆえの混信に弱い点です。弱い信号でも同じチャンネル(周波数)に他の業務局が出てくると完全に無音になってしまうのです。空きチャンネルが見つからない都心部だけでの問題かもしれませんが、必要な時に一切通信できなくなるのはダメージ大きいです。今回も一時的にこの現象が発生しました。

今後もアマチュア無線家として社会貢献活動にアマチュア無線機を活用していこうと考えています。ご賛同いただける方は、一緒に活動していきましょう。

 

 

以下、本日活動の皆さまです。お疲れさまでした。

 

 

本日は、警戒活動の前に東村山警察署の方からレクチャーを受けました。
未だに特殊詐欺被害は多く、携帯電話で話しながら無人ATMに来るお年寄りは被害に合う直前であることが多いそうです。そんなお年寄りに「詐欺にあっていませんか?」と聞くのは逆効果で、「還付金ですか?」とお声がけするのも大事とのことでした。幸い、今回はそのような方にはお会いしませんでした。
 

 

清瀬駅周辺の無人ATM警戒活動を担当した、サイタマQBM254局(荒幡山岳会会長)と サイタマUJ120局(JQ1ZDK)

 

 

秋津駅周辺の無人ATM警戒活動を担当した、さいたまUR2局(JI1XHA)

 

 

新秋津駅周辺の無人ATM警戒活動を担当した、かながわHT31局(JJ1XHQ)

 

 


 


feed 一緒にアマチュア無線で社会貢献活動しませんか? (2023/11/5 23:16:45)

かねがねアマチュア無線を使った社会貢献活動をしたいと思っていました。
そこにチャンスが訪れました。
まずは、一緒に社会貢献活動を実施してくださるご賛同者を募集することから始めます。

■ご賛同者募集

下記の通り、アマチュア無線を使った社会貢献活動を行います。
ご参加いただける方がいらっしゃいましたら、SNS・メール・無線等でお知らせください。
【締切:11月7日 (火)中】  

活動内容 : 無人ATM立ち寄り警戒活動(特殊詐欺被害防止活動)
日時 : 11月24日 (金) 11:00 ~ 12:00
場所 : 東村山警察署管内 警戒無人ATM
参加団体 : 荒幡山岳会パトロール隊の一員として活動
その他 : アマチュア無線もしくはデジタル簡易無線を使用して荒幡山岳会パトロール隊の隊員間の連携を取ります。ATM前での警戒活動については、当日 東村山警察署の生活安全課の方よりレクチャーがあります。

■荒幡山岳会パトロール隊とは?

サイタマQBM254局とサイタマUJ120局が中心となり設立されたパトロール隊です。
ライセンスフリー無線を利用してパトロール結果を集約しています。
既に15年以上の歴史があり、 東京都の防犯ボランティア団体 にも登録されています。
2016年には伊勢志摩サミットの警備活動により、東村山警察署長から感謝状もいただきました。
新型コロナの影響により一時休止中ですが、毎月20日(地域安全の日)にパトロールを
実施していました。現在、定期開催に向けて再開準備中です。
私も事務方として活動をご支援させていただいています。

■アマチュア無線での社会貢献活動について

既に制度としては始まっていますが、アマチュア無線家の間ではあまり広く利用されていない気がします。
おそらく、これまでアマチュア無線の利用がグレーだった一部の活動を合法化するための施策と思われているからだと思います。
ただ、 総務省の考え方 JARLのガイドライン を読んでも、その懸念は無いと個人的には感じています。

一番怖いのは、普段アマチュア無線を楽しんでいない人が、社会貢献活動としてアマチュア無線を利用し始めることだと考えています。
そうさせないためにも、我々のように普段アマチュア無線を楽しんでいる人たちが率先して社会貢献活動を行うべきだとは思いませんか。

異論がある方が多いのも理解はしていますが、今回その議論をするつもりはありません。
単に今ある制度をご一緒に利用してくださる方を募集したいと考えています。

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。


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