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JK4HNN/とっとりLC575のブログ (2019/12/16 10:36:00)
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バスケットコイルを使ったゲルマラジオ その8
(2016/1/10 10:47:16)
<フィードバック回路>
前回バラックで回路を組んだ際、間違えて、ダイオードのアース側をつなぎ忘れていました。すると通常より音量が大きくなっています。回路をよく見ると検波された高周波がアースに落ちず、そのままループになってぐるぐる回っています。トランジスターを使っていれば発振してアウトになるのでしょうが、ゲルマラジオなので、そんなに歪むこともなく、純粋に音量が上がっています。
こんな回路は本で見たことがないので、これって発見かも! スイッチをつけて切り替えられるようにします。なんかサンタナのフィードバック奏法みたいですね。厳密にいえば音が歪んでいるのでしょうが、気にならず、「ディストーション」というより「軽くクランチ」って感じでしょうか(笑)。
検波後の電圧を測ってみると、
通常回路 音量4 電圧5.1mV
フィードバック回路 音量5 電圧7.5mV
電圧も上昇します。
<短波ラジオ>
短波も聞いてみました。アンテナコイルで誘導結合すると、中波が混信したので、同調コイルに直接アンテナを入力してやってました。タップを変えてみると、北京放送(5.985MHz)が聞こえます。まあまあ十分な音量です。
<配線図>
レイアウトと実体配線図を考えました。本日はここまでにして、作製は明日にします。
ではまた
バスケットコイルを使ったゲルマラジオ その7
(2016/1/3 9:03:03)
部品がそろったので、バラックで組んでみました。
<倍電圧検波>
ダイオードを2つ使った倍電圧検波にするとやはり電圧が上がります。残念ながら音量はそれほど変化しませんが。
ダイオード 1個 3.7mV
ダイオード 2個 6.2mV
<アンテナコイルと同調コイル>
真ん中の同調コイルに左側のアンテナコイルを近づけると電圧が上がって音量も上がり、離すと電圧が下がって音量も下がります。でも近づけすぎると電圧が少し下がるので、ちょうど良いポイントを探ります。
近づけた時 3.9mV
離した時 2.8mV
<トラップコイルと同調コイル>
真ん中の同調コイルに右側のトラップコイルを近づけると電圧が下がって音量も下がり、離すと電圧が上がって音量も上がります。
近づけた時 4.5mV
離した時 7.0mV
トラップコイルのバリコンを動かすとラジオの音量がストンと下がる所が見つかりました。この付近でアンテナコイルや同調コイルのバリコンを調整したり、コイルの距離を調整したりすると、混信していたNHK第一と山陰放送をほぼ完全に分離して聞くことに成功しました。
後はタッパーにケーシングして、配線したら完成です。ほぼ見通しが立ったので、冬休みの宿題はここまでで終了にします。
ではまた
バスケットコイルを使ったゲルマラジオ その6
(2016/1/2 16:35:18)
最初のコイルが固まったので、ゲルマラジオの回路をブレッドボードで組んで、聞いてみました。
タップを変えるとNHK第一、第二、山陰放送がそれぞれ一番よく聞こえるタップが見つかりました。かなり混信していますが。ダイオードを直接コイルタップにつなぐと、感度を下げて、混信を減らすことができました。短波も聞いてみると、かすかですが韓国語が聞こえたので、動作OKのようです。
残りのコイルも巻けました。ちょっとくたびれましたね。2個目は46回巻けそうでしたが、最初と同じく45回でやめたところ、インダクタンスが少なめでした。まあ問題ないでしょうが。
3個目は46回巻いてOKでした。
ではまた
バスケットコイルを使ったゲルマラジオ その5
(2016/1/1 15:53:30)
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年の初仕事はコイル巻きです(笑)。かなり頭が混乱するのと、危うくワイヤーも絡まりそうになったりして、正月に巻くのはお薦めしません(笑)。でもまあちゃんと出来ました。
途中で少しねじってタップを作り、ルーターでアルミワイヤーのコーティングをはがして、LCメーターでインダクタンスを測定しながら巻きました。
ワイヤーから手を離すと絡まりそうになるので、テープで留めながら巻くとよいです。
全部巻いて45回、324μHでした。ほぼぴったりですね。
タップは
2回3.0μH
3回4.3μH
4回 5.2μH
5回7.1μH
6回 9.0μH
7回11.8μH
8回14.4μH
15回47.2μH
25回 107.4μH
34回 171μH
40回 240μH
これもまずまずの値です。
糸で縛ってから器具から取り出し、木工ボンドをぺたぺた塗っておきました。乾けば透明になってくれると思います。
あと2個ありますが、とりあえず今日は終了です。
ではまた
NHK-FM「B.B.King特集」
(2015/12/31 19:44:43)
年末年始はNHK-FMの特番をエアチェックするのを楽しみにしています。一昨日に放送された「B.B.King特集」の録音を聞きました。司会はピーター・バラカン氏。ブルースやソウルミュージックに詳しいです。
山岸潤史氏とバンドを入れずにギター2本だけで共演したライブ音源が聞けました。「Darling You Know I Love
You」です。名曲ですね。
懐が深いというか人間味があるというか暖かいというか、すばらしいギターの音色ですね。幼い頃に親と死に別れて、辛い生い立ちだったのだそうですが、B.Bの音楽には何か明るさがあると思います。メジャーな音階をよく使うというのもありますが。
コードを採ってみました。憂歌団の「嫌になった」もこんな感じのコード進行でしたね。
ではまた
バスケットコイルを使ったゲルマラジオ その4
(2015/12/31 10:59:38)
バスケットコイルを巻く道具を作りました。コイルを巻くピンは13本とします。丸棒を11cmで13本と、巻き始めと巻き終わりを固定する丸棒を2本作りました。
板にドリルで15箇所穴を開け、タップビスをねじ込みました。棒をねじ込んで、根元を木工ボンドで固定。ちょっとねじれましたが、まあ問題ないでしょう。
本来は何に使うハンガーなのかよくわかりませんが、少しカットして、かごに仮止めしました。灯油ポンプの筒にコイルを3個ぶら下げます。
完成イメージです(笑)。
良いお年をお迎え下さい。
ではまた
バスケットコイルを使ったゲルマラジオ その3
(2015/12/30 7:40:33)
こちらを参考にしてラジオの設計をしてみました。
色んなのがあります。マニアックすぎですね(笑)。
こんな感じで考えました。
アンテナ回路、同調回路、トラップ回路をそれぞれ誘導結合します。コイルにはタップを出して、アースとショートさせ、コイルのインダクタンスを変えて短波も受信出来るようにします。同調コイルのタップにダイオードを直接つなぐと感度を変えられます。感度を上げると音量も大きくなりますが、混信も増えます。検波はダイオードを2個使った倍電圧検波としました。イヤホンも2個使って、疑似ステレオにします。
バスケットコイルの設計です。こちらのソフトを使ってコイルのインダクタンスを計算しました。
バリコンが260pFの場合、中波用コイルは350μH、短波用コイルは5μHから10μHです。
こちらでバスケットコイルの巻き数を計算しました。
コイルの平均直径12cm、ワイヤー直径 1mmで作った場合、中波用50回巻き、短波用4回巻きから7回巻きでした。
実際とは少し違ってくると思いますが、LCメーターで測定しながら巻いてみようと思います。
ではまた
バスケットコイルを使ったゲルマラジオ その2
(2015/12/27 22:04:17)
QEX誌で紹介されていたゲルマラジオには、なんと「Sメーター」が付いていました。100μA電流計を使って、検波したあとの電圧を測定されていました。電圧が高ければ、それだけ高周波電流がたくさん流れていることになります。
そういえば以前、キャリブレーションのキットで「RFプローブ」を製作していたのを思い出しました。電子ブロックで作ったゲルマラジオで予備実験をしてみました。
アンテナはHF用マルチバンドGP「CP-6」です。同軸の芯線につないだ時と網線につないだ時で音量が変わる時は良い方にしました。アースは20mワイヤーと物置アースの2種類で比較してみました。音量はイヤホンで聞いた感じを、0から5までで評価しました。
A.昼間の結果
<NHK第一 >
20mワイヤー 音量3 電圧2.0mV
物置アース 音量1 電圧2.2mV
<NHK第二>
20mワイヤー 音量2 電圧0.8mV
物置アース 音量3 電圧3.2mV
<何も受信してない時>
20mワイヤー 音量0 電圧0.1mV
物置アース 音量0 電圧2.0mV
B.夜間の結果
<NHK第一 >
20mワイヤー 音量3 電圧2.1mV
物置アース 音量4 電圧3.8mV
<NHK第二>
20mワイヤー 音量3 電圧0.9mV
物置アース 音量4 電圧4.0mV
<何も受信してない時>
20mワイヤー 音量0 電圧0.1mV
物置アース 音量0 電圧2.5mV
夜間のほうが、音量も大きく、電圧も高い傾向です。夜間は物置アースのほうが、よく聞こえて、電圧も高い傾向ですが、昼間のNHK第一は物置アースではよく聞こえず、20mワイヤーのほうがよく聞こえます。ただし、昼間はアンテナの芯線と網線とを比較していませんでしたので、またやってみます。また、電圧は結構不安定で、同調をやり直すと数値が変わったりします。安物のデジタルテスターだからかもしれませんが。
得意不得意のむらがあったり、不安定だったり、アースというのはちょっと気分屋なところがあるんでしょうか。カウンターポイズを使った垂直型のアンテナでは、すんなりマッチングが取れる時もあれば、いくらやってもSWRが下がらなかったりした事もこれまで経験しました。
ではまた
バスケットコイルを使ったゲルマラジオ その1
(2015/12/16 19:54:37)
バスケットコイルを使ったゲルマラジオの材料をダイソーとホームセンターで買ってきました。かごやハンガー、灯油ポンプ、タッパー、板、棒、木ねじなど。
QEX誌ではコイルの線材にリッツ線という特殊なものが使われていました。性能や見栄えは良いですが、通販でないと購入出来ず、おそらく高価だと思います。JF1RNR局のblogを参考にさせていただき、僕もダイソーのアルミワイヤーにしました。1mm/18.8mのもので12cm径で巻くとインダクタンスは420μHとなるそうです。QEX誌によると、手持ちの260pFのポリバリコンでは350μHとのことですので、OKのようです。タップを工夫して、出来れば短波も受信できるようにしたいと思っています。
ではまた
Fender Blues Junior
(2015/12/6 5:11:21)
YouTubeにあったギターアンプFender Blues
Juniorのデモ演奏です。プロの方なんでしょうが、良い音色ですね。ずーっと聴いていたいようなサウンドです。歪ませた音も出せますが、Fenderのアンプはやはりクリーントーンが好きです。
ストラトキャスターのフロントとセンターを混ぜたハーフトーンが使ってありますね。直球勝負というのではなくて、チェンジアップで空振りみたいな、ふわっとした音色です。こういうのはストラト以外のギターでは出せないですね。
ではまた
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