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link JO7TCX アマチュア無線局 JO7TCX アマチュア無線局 (2024/5/10 5:35:20)

現在データベースには 390 件のデータが登録されています。

feed 日本国山 (2019/8/15 15:00:34)


 翌13日、この日も晴天。かねて一度は登ってみたいと考えていた山に出かけました。村上市(旧山北町)の「日本国」。これが山名です。新潟と山形の県境に位置し、標高555m。低山です。真夏に登るような山ではありません。同伴のXは、今は虫も多く、登りたくない様子でしたが、なかなか登れないからと、「日本国」登頂を果たすこととなりました。

 小俣集落というところが登山口となります。国道7号線から左折して小俣をめざしますが、なかなか辿り着きません。不安になって途中、民家で道を聞くと、この先にもう家はないが、かまわずに進むと、小俣に出る、とのこと。年季の入ったトンネルを二つくぐり、さらに進んだ先に「日本国ふれあいパーク」の看板が現れ、十数軒の小俣集落がありました。「ぽつんと一軒家」ならぬ「ぽつんと孤集落」。






 「日本国ふれあいパーク」が駐車場となっており、そのすぐ前に登山口がありました。すでに気温は35度。車を降りて登山の準備をするだけで汗だくになってしまいました。急な杉林を登りきると、「ラジウム清水」なる水場がありました。水量は少なめ。雑木林に変わり、さらにブナ林に変わったあたりで、沖見休憩所に到着。風も少しひんやりして、日本海と粟島が霞んで見えていました。こんな暑い日に登る人はいないだろうと思っていたら、一組の親子が下りてきました。このコースは日蔭が続くので、こちらを下りてきた、とのこと。蛇逃峠を経て、だらだらした道を登りきると日本国山頂着。登山口から1時間40分。山頂は公園風で、北方向、南西方向が開け、北は月山らしき山を遠くに眺めることができました。西は日本海と名も知らない山々。位置的には、朝日連峰の西にあたり、飯豊連峰も見えるようですが、霞んでよくわかりませんでした。







 短時間、無線運用してみました。145MHz、2エレ八木。CQを出したところ、新潟県上越市、新潟市各局に応答いただきました。上越市とは200kmくらいの距離とのことで、59のレポートをいただきました。ただ、あとが続かず3局と交信し、終了。同じくらいの高さの山が周辺にあり、海から多少内陸に入っていることもあるのか、特段、信号の伸びは感じられず、でした。




 帰りは同じ道を駆け降りるように下山。途中、2組が登ってきました。我々含め、4組がこの猛暑の中、登ったようです。道もしっかりして歩きやすく、涼しい時期ならなんてことはない山です。どこにでもありそうな地味な低山でした。

 小俣集落で飲み物くらいは売っているのでは?と売店らしきところに入ったところ、運よく「いちごフロートアイス」を発見、これで一息つけました。




feed 湯田川温泉 (2019/8/15 14:47:27)


 鳥海山下山後、湯田川温泉に宿泊しました。鶴岡市の中心部から車で南に15分ほど。田んぼの中の道を進むと、小さな集落と商店街に入り込み、そこが湯田川温泉でした。鳥海山からも海からも離れた内陸にあり、なんとなく目立たない存在で、気にはなっていたものの、これまで足を踏み入れたことはありませんでした。







 奥まった小さな湯町といった風情で、ほとんどが木造2階建ての宿ばかりです。湯田川といっても川はありません。江戸時代かそれよりもっと古くからの宿が多いものの、年々少なくなって今は8軒ほどとか。お世話になった宿は、一度廃業したあと再開したのだそうで、ここではもっとも新しいとのことでした。老舗旅館などというと敷居が高いという固定観念があって、はじめから敬遠してしまうのですが、湯田川はそういう風はなく、湯町全体の古さに馴染んでしまっている、そんな感じを受けました。



 もともと山里なのか、温泉があって人が住み始めたのかわかりませんが、温泉街の周りに一般の家があり、そして中心に「正面湯」という共同浴場があります。住民の方はカギを持っていて、好きな時に入ることができるようです。浴場の前で休んでいたおばあさんに話を聞いたら、中を見せてくれるというので、カギを開けてもらいました。2m四方くらいの湯舟に尋常ならざる量の湯が注がれていました。湯田川の湯はぬるめです。大量に投入しても熱くないのです。それにしても気持ちよさそうな共同湯でした。

 散策してみました。













 「鶴岡の奥座敷」などと言われ、大いに賑わった時代もあったのだと思います。ただ、多くの温泉地のように巨大ホテルがあったり、それが廃墟となったりということもなく、バブル期もよこしまな商売気を出さなかったのか、気負いのなさがここの良いところかもしれません。昭和の町並み、細い路地、ぬるめの湯、気に入りました。




feed 鳥海山御浜 (2019/8/15 14:39:42)


 ここ数年、続けている鳥海山御浜(神社)での移動運用。昨年、一昨年とも濃いガスと強風に見舞われました。日本海側の天気が数日安定するとの予報で、今回は鶴岡の温泉に宿をとって登ってみました(8月12日)。

 仙台を早朝4時出発。宮城県側は雨でしたが、笹谷トンネルを抜け、山形側に入ると青空が広がっていました。鉾立登山口7時30分着。広い駐車場は満車状態で、路上脇に一列駐車。なんとかスペースを確保しました。準備している間にも列はどんどん長くなっていきます。

 約1時間半の登山で御浜小屋に到着。登山者の多くはここで小休止し、山頂をめざしていきます。時折ガスがかかり、山頂は見えません。さっそく小屋の裏手、人の来ない岩場にアンテナを設置しました。北と南は遮るものなし。標高約1700m。







 アンテナ 2エレ八木
 リグ   FTM-10S(145MHzで運用)

 7エリアは青森、秋田、岩手、山形各局。8エリアは函館市、北斗市各局。0エリアは新潟各局。1時間20分ほど運用を続け、18局に交信いただきました。北方向は北海道、青森(青森市、五所川原市)と伸びが感じられましたが、大きなQSBを伴って落ち込むとのレポートも。南はまったく伸びが感じられませんでした。この場所からは北アルプス周辺の山岳局とつながることもあったのですが、それもなし。コンディション、タイミングともいま一つだったようです。また、18650リチウム電池4本直列を使用中に突然、リグの電源が切れ、復帰しないという現象が発生。電圧16V前後となるため、熱が上がり過ぎた、とか? 3本直列に付け替えて事なきを得ましたが、原因わからず、です。



 無線は切り上げ、せっかくの好天なので、笙ヶ岳まで足を延ばしてみることにしました。鳥ノ海湖を眺めながら、南への稜線を進むと、「山」の字をそのまま描いたような3つのピークが目の前に見えてきます。







 いったん1600m付近の分岐まで下り、手前の第3峰への登り返し。御浜から約1時間。登り切った第3峰の頂は、鳥海山の絶好の展望台となっていました。さらに第2峰、第1峰へと細道は続きますが、今日はここまで。狭い山頂。もう一組の登山者は缶ビール片手に静かに眺望を楽しんでいる風で、無線は遠慮しました。自分もパンとコーヒーの遅い昼食をとり、鉾立に向けゆっくり下山としました。




feed 大年寺山で7エレループを試す (2019/7/15 17:06:03)


 東京都心の日照不足は観測史上最長とか。仙台も長梅雨でここしばらく晴れ間がありません。特に週末に崩れるサイクルで、移動運用もままならず、です。今朝も窓を開けると霧雨状態。昼近くになってようやく薄日が差し青空も。急ぎ身支度を整え、いつもの大年寺山散歩に出かけてみました。

 ホームを出たときは肌寒いくらいだったのに、野草園の坂を登ったあたりから急に蒸し暑くなり、いつもの運用場所に着いたときは汗だくになってしまいました。散歩と言っても結構な運動になります。



 さて、この場所は大年寺山周辺でテレビ塔からの抑圧を受けないポイントで、いつも大崎市固定のJP7IEL局に430でお相手いただいています。双方ハンディ機なので、FMで41から51の限界すれすれの信号、2エレ八木を使ってDVデジタルでもなんとか交信できます。多エレメントの八木を使えば安定交信も可能でしょうが、公園なので、目立つものは使えません。ふと、だいぶ前に作った7エレループならどんなだろうと、脳裏をよぎりました。これならさほど目立つこともないかと。自分のブログを見ると、このアンテナを作ったのは2010年11月なので、かれこれ9年近く経っています。当時、1回だけ使った記憶があります。物置から取り出したところ、すべてのエレメント帯鋼が錆付いていたもののSWRは特に問題なく、そのまま試してみることにしました。





 D-STAR仙台青葉430レピーターにてお呼びしたところ、さっそくIEL局に応答いただき、430シンプレックスへ。アナログFMで51-53。これまでに比べバックノイズが低く、変調も強め。信号自体は2エレに比べSメーターでプラス1個。ガツンと上がるわけではありません。続いてDVデジタルへ。メリット5。不安定感はなし。これならパワーダウンも可能では?ということで、双方2.5Wに、メリット5変わらず。文字情報も正しく表示されます。さらに1Wに下げてみたところ、さすがに復調不可となりました。7エレなりの効果はあったことはあったのですが、自分的にはこれまでより明らかな信号強度の上昇を予想していたので、期待ほどでもないかな、といったところでした。調整不足もあるかもしれません。少しリペアして、また使ってみます。




 今日は急に気温が上がってきたためか、リグの発熱が半端ありませんでした。5W送信で警告音(ピピピ)後、2度の送信中断。145MHzではこのようなことはなく、430MHzでの長めの送信には注意が必要と感じた次第です。









feed 2エレ八木NY144X (2019/6/15 18:40:06)


 このアンテナのことは何度か書きました。2エレであれば、HB9CVもあればモクソンもあります。三脚との相性から言えば、エレメントの短いモクソンに分があります。利得ならHB9CVかと。欠点はどちらも濡れに弱いということ。給電部の作りの甘さゆえなので自業自得なのですが、雨天やガスがかかった時の水滴付着でSWRが悪化してしまいます。

 一方、NY144Xの利点を考えてみると
 1)給電部がしっかりカバーされ、濡れに強い
 2)超ナロースペースのため山頂で目立たない
 3)ロッドエレメントの調整で430MHzでも使用可
 
 といったところです。山頂でガスがかかっても安心して使えます。それ以外にも利点があり、この間、使う頻度が上がっています。いくつか自分なりの使用感を備忘録としてまとめてみます。


 
〈超ナロースペース〉
 このアンテナの一番の特徴かと思います。エレメント間隔がわずか12.5cmしかありません。三脚に設置すると、ホイップ系アンテナとあまり変わらず、威圧感なし。山頂でもあまり気兼ねせずに使えます。

 こんなに超ナローで性能としてはどうなのか? 利得的には犠牲になっていることは否めないものの、指向性は2エレにしてはけっこう感じられます。41の信号が方向を合わせると52くらいまで上がります。メーカー的には狩猟用受信アンテナということになっていますが、送信も問題ないです。仕様では耐入力10W。実際5W〜10Wで使って特に問題ありません。聞こえるのに飛ばないということもなく、むしろ、こんな超ナロースペースでも飛ぶものだな、と思ってしまいます。




給電部 


〈マッチング〉
 2本のロッドエレメントをすべて伸ばした状態で145MHz帯にマッチングします。個体差があるのかわかりませんが、エレメントを平行にすると共振点が145.300~400あたりになります。導波器側をほんの少し内向きにすると145.000、さらに内向きにすると144MHz帯に下がります。帯域は極端に狭くはないので平行で良いと思いますが、自分はSSBを念頭に若干内向きにして使っています。


導波器内向き状態で測定


<偏波面>
 三脚にクリップで固定しているだけなので、偏波面を自由に変えられます(もともと手持ち八木)。相手局の信号によっては、垂直でなく水平や斜めの方が強くなることが珍しくなく、意外な効果を実感することが多いです。


〈430MHzでの使用〉
 何度か書いた通りですが、ロッドエレメントを2本とも最短にすると、430MHzに同調します。メーカーとしては、このような使い方は想定外と思います。145MHz用マッチングコイルが入っているため、ロッドの長さを調整しても完全にはSWRが落ちません。でも、1.5以下でバンド内を広くカバーし、受信、送信とも悪くないです。同じナテックの430用3エレ八木と送受信比較をしたところ、ほぼ同等の結果でした。D-STARレピーターへのアクセスに重宝しています。


〈マスト材質〉
 このアンテナに限りませんが、金属マスト(ポール)は要注意です。マストと下部エレメントの位置関係によっては、微妙なノイズを拾うことがあり了解度を悪くします。共振点が変わることもあります。ある時、これが原因の弱いノイズに気づき、今は塩ビパイプを使うようにしています。


 10年ほど前、山岳移動を始めたころに購入したアンテナです。2~3回使い、長く物置で眠らせてしまいました。使い勝手の良さを再認識した次第です。仕様は今のは少し変更されているかもしれません。







feed 蚕飼山(こがいさん) (2019/6/9 20:41:46)


 ここからQRVされている局と何度か交信したことがあり、一度訪ねてみたいと思いながらなかなか実現しなかった山です。QTHは宮城県登米市(旧東和町)。標高418m。天気予報では北に行くほど良さそうということで、本日ドライブがてら探索を兼ねて訪ねてみました。山と言っても登山の対象ではありません。山頂の真下まで林道が伸び、歩くのはほんの2~3分。

 仙台の自宅を6時に出て、三陸道を一路北上。登米東和インターを降り、米川地区から国道456号に進むとまもなく右手に「蚕飼山入口」の大きな標識がありました。すぐに未舗装の林道となりますが、思ったほど荒れた感じはなく、15分ほどで仮設トイレのある広場に到着。特に標識はありません。林道はさらに続きます。初めての山でよくわからず、このまま行くと下ってしまいそうなので、ここで間違いないのでは?ということで駐車。よく見ると山頂への細道が階段状に続いていました。





 山頂には一本杉と小さな祠がありました。まわりは小広い草地となって遮るものはありません。西に先週登った栗駒山、東に室根山。周りは同じくらいの高さの名の知らない山々が連なっていました。眺望に恵まれ、雰囲気の良い山頂。気に入りました。

 今日はXも一緒なので、短時間の運用です。
 <装備>
リグ FT-817(2mFM、 SSB)、ID-51(D-STAR、DV)
アンテナ 2エレ八木(145MHz、430MHz)




 2mFMでCQを出したところ、福島、宮城、岩手各局に交信いただいた後、思いがけず8エリアから応答いただきました。北斗市固定局。53-53でレポート交換。QSBがあり、ピークで55まで上がったかと思うと51まで下がる場面もあったものの、すべて了解でき、交信を続けることができました。15エレ八木2列2段をお使いとのこと。コンディションが上がっているのでは?と思い、SSBをワッチすると、41ほどで「・・・/8」とかすかな変調が聞こえてきました。コールサインがなんとか了解でき、呼んでみましたがコールバックありません。しばらくして、少し信号が強くなったところを見計らって再度ゆっくりめに呼んでみたところ、今度はコールバックあり。51-52。北海道松前町移動局。こちらは終始了解できましたが、相手局は厳しかったようです。コールサイン、レポート、QTHを確認しファイナルとなりました。どちらも距離320kmほど。栗駒山や蔵王と違い、ここはわずか標高418m。このような低山で8エリアと交信できたのは初めてです。コンディション、タイミング、相手局のFBな設備や移動地と好条件が重なったのかもしれませんが、伝搬的にも面白い山頂なのかもしれません。






 D-STARレピーターへのアクセスも試みてみました。仙台青葉430、仙台430ともダウンリンクあり。花巻、滝沢は不可。仙台青葉430から山掛けで1局交信いただきました。仙台方向は悪くないようです。



 帰路、大籠のキリシタン殉教公園に寄ってみました。








 蚕飼山のふもと、米川や大籠地区は隠れキリシタンの里でもあります。周辺には江戸時代、弾圧に屈せず改宗しなかったため処刑されたとされるキリシタン刑場跡が点々と今も残っています。大籠地区だけで300人を超す人々が殉教したのだとか。その数300余段の階段を上った眺めの良い丘の上に「殉教記念クルス館」がありました。過酷な歴史を刻んできたこの地区も今は静かな山里です。







feed 栗駒山6/2 (2019/6/2 20:48:53)


 本日は栗駒山に登ってきました。

 駒の形の残雪が山の由来でもありますが、実はこの時期、もう一つ面白い雪形が現れるのです。宮城県側の登山口、いわかがみ平に午前7時着。駐車場は半分ほど雪に覆われ、10台ほど止まっていました。中央コースを半分ほど登ると展望が開け、目の前に栗駒本山が迫ってきます。その西側斜面に目を向けると、そこに独特のお姿が・・・。恐竜ティラノザウルスならぬコマノザウルス。この雪形が有名というわけではなく、自分がそう名付けているだけなのですが、なんとなく面白くて、毎年楽しみの一つになっています。自分だけの「珍百景」。




コマノザウルス?


 さて、この辺りから夏道が消え、一面の雪原となります。急な雪渓を登りきると山頂。午前8時着。天気良好、目の前に焼石連峰、西に鳥海山、月山が霞に浮かんでいました。人気の山なので、昼頃にかけて続々と登山者が増えてきます。無線運用できるのは早い時間帯のみ、ということで山頂から少し離れたところにさっそくアンテナを設置しました。



<本日の装備>
リグ FT-817(2mSSB、FM)5W
バッテリー リチウム電池18650 4本直列および内蔵リチウムバッテリー
アンテナ 4エレループ





 SSBをワッチすると新潟県南魚沼市移動局が弱めに入感。アンテナ方向を合わせ少し強くなったところで呼んでみると、他局と重なったようでしたが、「ポータブル局どうぞ」とのコールバックあり。アンテナを回していただいき、55-55でレポート交換。続いて1エリア、群馬県中之条町渋峠移動局と59-59。標高2000m超とのことで、たいへん強力な信号でした。どちらも約300km。ここまでは良かったのですが、2エリア、3エリアの信号が31~41程で弱く、しばらく待って様子見したものの、浮いてくることはありませんでした。また、ここは8エリアとつながる貴重な山域ですが、北にアンテナを向けて何度かCQを出してみましたが、8からの応答はなし。北は青森県西目屋村移動局と交信、その先はありませんでした。

 SSB、FMで断続的にCQを出し、7エリア各局にお相手いただき、正午、登山者が増えてきたのを見計らってQRTとなりました。信号の伸びは感じられませんでしたが、福島県小野町の日影山、山形県大江町の大頭森山など山岳局と交信いただきました。日影山は十数年前、麓の日影温泉に一泊して登ったことがあります。温泉と言っても源泉はぬるく、薪の匂いが漂う鉱泉宿でした。その日影温泉もだいぶ前に営業をやめてしまったようです。大頭森山も十年以上前に一度行ったことがあります。懐かしく思い出しました。山同士の交信は、いろんなことが思い出されて楽しいです。

 本日も各局さま、ありがとうございました。





feed 蔵王・熊野岳5/26 (2019/5/26 18:30:19)


 蔵王連峰、熊野岳に登ってきました。今シーズン1回目。

 天候の心配がないのでゆっくりホームを出て、刈田岳駐車場着9時。すでに満車に近い状態でしたが、第一駐車場に停めることができました。40分ほどの登山で山頂着。この山は東西に長い尾根を持ち、西端が山頂ということになっていますが、尾根のすべてが山頂といっても良い地形なので、運用場所に困りません。





<本日の装備>
リグ FT-817
バッテリー リチウム電池18650(4本直列)
アンテナ 5エレ八木(145MHz)



 今日は全国的に好天に恵まれ、移動局も多いのは?と期待して2mSSBをワッチしてみましたが、聞こえてくる局は数局のみ。1エリアと2エリアがそれぞれ1局。それもかなり弱く、QSBを伴い41~51程。以前にこの場所から交信実績のある三浦半島移動局のCQに応答してみたものの、コールバックなし。8エリアはどうかと思い、北にアンテナを向けてみましたが、何も入感なし。伝搬の方はいまいち? メインでアナウンスし、144.195でCQを出したところ、0エリア長岡市固定、妙高市移動局に応答いただきました。その後、7エリア各局にぽつりぽつりと応答いただいたものの、なかなか後が続かずQRT。その間もSSBをワッチしましたが、遠方局の信号が聞こえることはありませんでした。続いてFMへ。1エリア各局と交信、こちらも特段の信号の伸びは感じられないまま、10局程交信いただきQRT。気温はぐんぐん上がる一方、コンディションは終始上がらず、の一日でした。
 自宅を出て2時間で山頂に立てるこの山は、自分的には泉ヶ岳に次ぐ第二の定点運用場所になりつつあります。今シーズンも何度か登って運用してみたいと思います。



(追記)
 今回、FT817付属のマイクではなく、ローテク工房さんのスピーカーマイクを使ってみました。ハンディ機用スピーカーマイクを817で使えるように改造したもので、90gと純正に比べ軽量です。817の不満の一つが「マイクが重く、かつスピーカーマイクでない」という点だったので、使い勝手はかなり良くなったように感じました。





feed 大年寺山で1200MHz (2019/5/12 16:21:49)


 アイコムの新機種IC-9700効果で1200MHzの運用局が増えている? 先日、蔵王地蔵山で交信の際にそんな情報をいただきました。物置に眠っていたDJ-G7。4年以上電源を入れてなかったので作動するか不安でしたが、充電して使ってみることにしました。






 移動地は大年寺山東端のいつもの場所。この周辺で唯一テレビ塔からの抑圧を受けずに済む運用ポイントとなります。はたして1200MHzは?さっそく10エレループを三脚に設置し、ワッチしてみるとノイズや抑圧はほとんどみられません。ただ、1200MHz運用局が増えている、という状況もまったく感じられず、バンド内、交信は皆無、なんの変調も聞こえてきません。アンテナをゆっくり回してみましたが、結果は同じ。



 この状況では1200メインをワッチしている局がいるとも思えませんでしたが、ダメもとで何度かCQを出したところ、ノイズの中にかすかにこちらを呼ぶ変調が聞こえてきました。ほんの少し慎重にアンテナを回すと51で入感。いつも2mでお世話になっている方からの応答でした。登米市の蚕飼山(こがいさん)移動局。お聞きすると標高418mの岩手県境近くの山だそうで、たいへん見晴らしの良いロケのようです。RH951Sというハンディホイップとのこと、双方1W、52-51でレポート交換。スケルチが開かなくなる場面もありましたが、大きな崩れなく交信を続けファイナルを送りました。はじめにCQを出した際のアンテナ向きがもう少しズレていれば、応答はなかっただろうと思います。帰宅後、カシミールで調べてみると、距離75km。「見えない」判定ですが、見通しに近い位置関係とわかりました。

 続いて七ヶ浜町固定局に応答いただきました。18エレ八木とのことで、こちらも向きを合わせ59-59。その後、10Wから3Wにパワーダウンされたとのことで、55に。七ヶ浜町とはほぼ見通しで、145や430ならここまで信号強度が下がることはありません。パワーによる信号の強弱が顕著に表れるようで、VUとはだいぶ違うな、との感触でした。また、お相手の局はGPでいったん受信し、八木で慎重に方向を探る、という2段構えの方法をとっているとのことでした。試しに自分の10エレループを回してみたところ、59の信号がまったく聞こえなくなり、ビームを合わせたときは面白いように信号の浮きが感じられます。振幅が予想を超えて大きい、あらためてそんな印象を受けました。



 断続的にCQを出しましたが、本日の交信は2局のみ。増えているかどうかは別として、運用局が実際におられることがわかり、ボウズにならなかっただけでも幸運でした。最大パワー1W、そして独特の伝搬、交信実績を重ねたいとは思うものの、お相手が・・・。G7+10エレループ、これからもこの組み合わせでときどき運用してみます。






feed 姥ヶ岳(山形県西川町) (2019/5/6 5:05:43)


 好天に恵まれた5月5日、月山の一角にある姥ヶ岳に登ってみました。この山は夏場、山頂部が高層湿原となって木道が敷かれ、登山者も多く、無線をする場所はありません。今時期なら広く残雪に覆われ、どこでも運用可。ということで、この山での無線運用は今だけの楽しみ、ということになります。標高1670m、QTHは西村山郡西川町。


志津温泉から姥ヶ岳


 リフトが8時スタートとのことなので、自宅を5時30分に出発。7時20分に姥沢駐車場着。身支度を整え、ここから雪面を歩きリフト乗り場へ。約15分で一気に標高1500m地点へ。見渡す限りの雪面に姥ヶ岳の急斜面が迫ってきました。春スキー本番で、ほとんどがスノーボードやスキー客ですが、数人が月山本山をめざして登っていきました。こちらはゆっくりと姥ヶ岳へ。ステップを切ってひたすら雪面を登るのみ。30分で山頂着。残雪から木道の一部が表れて絶好の展望台となっていました。正面に朝日連峰、その奥に飯豊連峰の一部、北に鳥海山。そして眼下には日本海。粟島も霞の中に浮かんでいました。快晴、無風。何度か登っていますが、こんな穏やかな姥ヶ岳は初めてです。


山頂より朝日連峰

鳥海山


 広い雪原の一角にアンテナを設置。3時間ほど山頂に留まり、休みを入れながら無線運用を続け多くの局に交信いただきました。パイルになったかと思うと、CQを出してもなかなか声が掛からなかったりですが、面白い伝搬もありました。



 <本日の装備>
 リグ FTM-10S(145MHzFM)ID-51(D-STAR)
 アンテナ 2エレ八木(ナテック)
 バッテリー リチウム電池18657(4本直列)

 はじめにD-STARレピーターのアクセスを確認してみました。新潟430レピーターのみダウンリンクあり。山掛けでCQを出してみましたが応答なし。仙台青葉レピーターにもアクセスを試みましたが、月山本体が壁となってうまく届かないようです。

 さて145MHz。FTM-10Sのハイパワー設定(10W)でCQを出してみました。7エリア山形、福島、秋田各局。0エリア新潟各局、9エリア石川各局に交信いただきました。アンテナは終始南西向き固定としましたが、北も秋田県山本郡三種町から呼ばれました。距離180kmほど。多くは0エリアからで、新潟市、三条市、長岡市など。新潟市とは見通しに近いようでほとんどが59、長岡市は内陸に入り朝日連峰が壁になるのか「GPでは厳しい」とのことで、八木を向けていただき53。9エリア石川局はいづれも能登半島、七尾市と珠洲市固定局。ビッグなアンテナでも向けていただいたのかと思ったら七尾市局は3段GP、珠洲市局はディスコーンとのこと。どちらも52から53の安定した信号でした。最遠方交信は七尾市で315km。帰宅後、カシミールで確認したところ、能登半島とは佐渡島あたりをかすめ、ほとんどが海上伝搬でした。気持ちよく飛んでいくようです。久しぶりに日本海側の伝搬を実感しました。

 交信いただきました各局さま、ありがとうございました。



地蔵池より







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