無線ブログ集
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フリラjp (2024/11/23 17:35:35)
現在データベースには 781 件のデータが登録されています。
アイコムからIPトランシーバーとデジタル簡易無線機が1台になった業界初のハイブリッドIPトランシーバのIP700が発表になりました。
すでにイベントなどで存在そのものは発表されていたり、アイコムが配布していたカレンダーではフライング公開されていたりと、読者の方であれば既視感もあるかと思いますが、この度やっと正式に発表となりましたので報告します。
IP無線(デュアルSIM)&デュアルバンド・デジ簡機
まずはアイコムから発表された内容から確認していきたいと思います。
アイコムとしては「IP無線とデジ簡」が1台になったハイブリッドという表現を用いて特徴を説明していることが分かります。
もちろんハイブリッドのトランシーバーは非常に画期的な製品であることは間違いありませんが、IP700の魅力はハイブリッドだけにとどまりません。
●IPトランシーバーとデジタル簡易無線機(登録局/免許局)が一台になった 業界初のハイブリッドIPトランシーバー。
●LTE通信とデジタル簡易無線による通信を同時に運用するデュアルモードを搭載。
●RoIPゲートウェイ VE-PG4(オプション)の導入により、 エリア拡張やIP電話などの既存通信設備との連携も可能。
●Bluetooth®機能を搭載し、ケーブルレスでの運用も可能。
●雨やほこりにさらされる環境でも安心して使えるIP67/57/54 の防塵・防水仕 様。
●端末の位置情報をPCソフトやブラウザの地図上に表示できるGPS機能を搭載。
アイコムからのプレスリリースにはIP700の魅力が控えめに書かれているようですが、当編集部がIP700の魅力だと思うポイントをまとめてみたので、上記のプレスリリースと合わせて、導入時の参考にしていただきたいと思います。
◆デュアルSIM
au(KDDI)網とNTTドコモ網のどちらか、もしくは両方のSIMに対応しています。
災害発生時ではどちらかのLTE回線がダウンした場合であっても、どちらかの回線で外部と連絡することが可能となります。
また、KDDIの関連会社であったり、NTTの関連会社であったりと「大人の事情」でどちらかのキャリアしか選べない場合もデュアルSIMは大変便利です。
SIMについてはアイコムがMVNOとなってSIMを発行しますので、手続きについては販売店に任せておけば、回線契約や無線機の設定などについては完了します。
◆デュアルバンド・デジ簡
この点についてアイコムは控えめにアピールしているようです。
デジ簡(デジタル簡易無線)と一言で言っても、IP700は免許局(3B)と登録局(3R)の2つの周波数帯をカバーしています。
免許局のデジ簡は467MHz帯を使用し、登録局のデジ簡は351MHz帯という全く異なる周波数を利用したシステムなのです。
もちろん、デュアルバンド(免許局と登録局)のデジ簡機という側面で見てもIP700が業界初であり画期的な無線機であることが分かります。
ちなみにですが、電波使用料については免許局と登録局の2局分が1台につき発生します。
多彩な運用方法でBCP対策にも有効かも
IP700はIPトランシーバーとデジ簡が一体となったハイブリッド機なので、運用方法も多彩で、デジ簡の直接波を使った短距離の通信から、LTE網を使用した遠隔地との通信まで対応しています。
多彩な通信方式に対応しているといっても文章で説明するのは難しいので、アイコムの資料を見ていただければ概念が分かりやすいと思います。
上記の概念図ではIP700の3つの通信モードについて解説されています。
◆LTEモード
IPトランシーバーとしてのオーソドックスな使用方法です。
IP700とIP500系の無線機とで通信を行う方式です。
◆DCRモード
デジ簡としても通信モードです。
デジ簡は免許局(3B)と登録局(3R)のどちらかのチャンネルを使用して、デジ簡同士で直接電波で通信を行う方式です。
◆デュアルモード
IP700の真骨頂ともいえる通信方式です。
2つあるPTTでIP通信とデジ簡通信の両方を使い分けるといった、まさに「二刀流」の使い方です。
以上、IP700のプレスリリースをお届けしましたが、今までにない新しいタイプの無線機なのでもっと複雑なシステムになるんじゃないかと心配されている方もいらっしゃると思いますが、使い方は非常に簡単なのが分かってきました。
IP700の導入を検討されている方は、出入りの業者の方や販売店などに相談してみてはいかがでしょうか?
ダイヤモンドブランドでお馴染みの第一電波工業から、限定で発売されたSRH140Dが再び発売されるようです。
発売時期については未定ということですが、SRH140Dを購入したユーザーの評判も良かったようで、口コミを聞きつけた顧客からの要望が多く再販となったようです。
SRH140Dの再販時期は未定です
前回は300本限定発売となっていたSRH140Dですが、ユーザーからの評判も良かったようで、市場のニーズがまだあるということで再販に至ったようです。
再販時の生産数などの情報は入っていないほか、SRH140Dが継続的に販売されるかはつかめていないので、前回の限定発売時に購入できなかった方は、今回は手に入れたいところだと思います。
無線機自体も、アイコムのIC-DRC1や、その後継機種のIC-DRC1MK2、さらにアルインコのDJ-PV1Dと機種自体も増えてきているので、デジタル小電力コミュニティ無線の市場は大きくなる一方です。
SRH140Dが気になった方は、販売店に問い合わせや予約をされてみてはいかがでしょうか?
ダイヤモンドのデジ簡用ロッドアンテナSRH350DRの紹介記事をアップした際に「その他の機種でもSRH350DRを装着した写真を見たい」というご意見をいただきました。
他の機種での写真も公開したいと思います。
FC-D301でのフィッティング
最近になって人気急上昇中のFRCのFC-D301とSRH350DRの写真です。
FC-D301のアンテナコネクター部にはゴム製のパッキンが装着されており、スタンダードのVXD10に装着した場合のようなスキマはありませんでした。
DJ-DPS70でもスキマできませんでした
FC-D301とのフィッティングを紹介した後はアルインコのDJ-DPS70との組み合わせです。
DJ-DPS70のアンテナ接続部にはゴムパッキンはありませんでしたが、隙間もなくチキンとSRH350DRが装着できました。
▲DJ-DPS70にSRH350DRを装着した状態です。スペーサーを使用しなくてもスキマができませんでした。
▲VXD10へSRH350DRを装着した場合は、SRH350DRに付属しているスペーサーを使用しないと、アンテナと無線機の間に不自然なスキマができてしまう。スペーサー使用時の写真です。
SRH350DRの扱いは慎重に
SRH350DRはエレメントにロッドアンテナを採用したデジ簡用のハンディーアンテナです。
ベテランの方であればロッドアンテナの取り扱いに慣れている方も多いと思いますが、若い世代の方の中にはロッド暗転の存在は知っていても触ったことのない方や、ロッドアンテナの存在自体を知らないかもいらっしゃると思います。
そんなロッドアンテナですが、最近ではロッドアンテナの機構そのものを製造するメーカーも少なくなってしまったようで、ロッドアンテナを製品としているメーカーは調達に苦労しているようです。
またロッドアンテナは機械的に伸びたり縮んだりするので、扱いは丁寧に行うに越したことはありません。
乱暴に扱うと抜けてしまったり、曲がったり、折れたり、ロッド部がつぶれて短くならなくなったりすることもあります。
もちろんロッドアンテナを装着した場合の無線機の取り回しにも気を付けることによって、ケガやアンテナの破損などがないようにしたいものです。
ネットオークションのヤフオクでソニーのBCLラジオICF-5900の箱付きデッドストックが出品され話題になりました。
すでに高額で落札されていますので、入札することは不可能ですが、その驚きの落札金額を見てみましょう。
中期以降の製造ロットのようです
ICF-5900は製造時期によって、少しづつ改善されているようで、いくつかのバリエーションが存在しています。
今回出品されたICF-5900は、どうやら中期以降の製造ロットのようです。
しかも、未使用で大切に保管していたという説明がされていました。
最終的な金額は¥96,000という高額で落札されていました。
三連休の中日である2月23日にも伝搬実験が開催されます。
回を重ねること7回目です。
受信だけでも参加してみませんか?
イベントの実施要項
現時点で公開されている「『CB無線日台伝搬実験』試験電波発射要領(予定)」は以下の通りとなっています。
先日の実験同様、ロマンあふれる企画です。
結果はどうあれ、参加するだけでも無線を楽しめるきっかけになるかもしれませんね。
識別呼称:BW503KY
実施日時:2020年2月23日 14:00 – 16:30(JST)
毎正時から30分間 × 3回
周波数等:26975kHz 市民ラジオ2ch (JP2ch -1kHz) 電話/ブザー
<伝送方法>
① A3E [日本語]
② A3A? [VVV DE BW503KY….]
③ A2A? トーン付きカーチャンクでモールス”M”(連打)
イベントの詳細についてはTwitterにてアナウンスするとのことです。
その場合は #PEC_JT を使用して情報発信を行うとしています。
日本からの応答はCBの2chが使用できますので、特別な無線機は必要ありません。
また受信だけでもイベントは参加できるので、Twitterで受信報告だけでもしても面白いのではないかと思います。
twitterでのイベントの事前のアナウンスはもちろん、報告や実験参加者同士のコミュニケーションもハッシュタグ #PEC_JT を使用することでイベントを盛り上げることが可能です。
BCLラジオや、アマチュア無線のゼネカバのHF機をお持ちの方は受信だけでもしてみませんか?
イベントに参加する場合は、事故やけがはもちろんのこと、天気の変化や体調管理には注意しましょう。
栃木県に特小レピーターが開局しました。
基本的に常設RPTとなりますが、悪天候やメンテナンス時、地域での情報共有時などは停波したり利用を防災・減災活動のために転用する場合もあるということです。
レピーターの東や南方面には強いようだとのことです。
今後、アクセスの状態などの様子を見ながら、標高が高いところへ移設することも検討したいということです。
カーチャンク時のビープ音はありません。
栃木RPTの情報をしていただいたMinniemouse氏に感謝いたします。
特小レピーターは、そのほとんどが個人で設置運営されています。
予告なく突然の廃止や休止、運用周波数やトーン周波数の変更などもあります。
特小レピーターを使用する際は、運用マナーを守って設置者の方に感謝の気持ちを忘れずに運用を楽しみましょう。
●フリラjpからのお願い
フリラjpでは特小レピーター情報を随時募集しています。
新規の常設特小レピーターの他、移動運用での臨時特小レピーター情報や、既に運用されている特小レピーターの周波数変更などの情報提供も大歓迎です。
特小レピーター情報は「Contact」からお寄せください。
またまたですが、台湾在住のBW503KY氏より日本と台湾間の通信実験を行う予定があるとの再び連絡が届きました。
前回の5回目では「それらしき信号が聞こえた」というレポートが複数寄せられたということで今回も実験が楽しみですね。
イベントの実施要項
現時点で公開されている「『CB無線日台伝搬実験』試験電波発射要領(予定)」は以下の通りとなっています。
先日の実験同様、ロマンあふれる企画です。
結果はどうあれ、参加するだけでも無線を楽しめるきっかけになるかもしれませんね。
識別呼称:BW503KY
実施日時:2020年2月22日 13:00 – 15:30(JST)
毎正時から30分間 × 3回
周波数等:26975kHz 市民ラジオ2ch (JP2ch -1kHz) 電話/ブザー
<伝送方法>
① A3E [日本語]
② A3A? [VVV DE BW503KY….]
③ A2A? トーン付きカーチャンクでモールス”M”(連打)
イベントの詳細についてはTwitterにてアナウンスするとのことです。
その場合は #PEC_JT を使用して情報発信を行うとしています。
日本からの応答はCBの2chが使用できますので、特別な無線機は必要ありません。
また受信だけでもイベントは参加できるので、Twitterで受信報告だけでもしても面白いのではないかと思います。
twitterでのイベントの事前のアナウンスはもちろん、報告や実験参加者同士のコミュニケーションもハッシュタグ #PEC_JT を使用することでイベントを盛り上げることが可能です。
BCLラジオや、アマチュア無線のゼネカバのHF機をお持ちの方は受信だけでもしてみませんか?
イベントに参加する場合は、事故やけがはもちろんのこと、天気の変化や体調管理には注意しましょう。
500台限定発売のようですが、ダイヤモンドブランドでお馴染みの第一電波工業から新製品のハンディー用卓上スタンドのHB100Sがリリースされました。
すでに全国の販売店には出荷されているということで、気になった方は販売店に問い合わせてみては如何でしょうか?
移動運用で使いたい
HB100Sは固定での運用はもちろん、移動運用でも使えそうだと思いませんか。
特にデジ簡での移動運用はハンディー機での運用がメインになってくると思うので、リグを固定できるスタンドは便利だと思うんです。
それにHB100Sは外部アンテナを接続するための変換ケーブルもついていますから、移動先で高性能なデジ簡用のモービルホイップを接続する場合も便利ですよね。
もちろん固定局でハンディー機で運用するときにも活躍すると思います。
秋葉原の基板工房で格安で特小機のFTH-307が販売されていた情報をアップしたところ、さっそく実際に購入してみたという購入者からのレポートが届いたのでお届けしたいと思います。
Daisuke JA1UMW(チヨダLR306)氏からの情報提供に感謝いたします。
購入台数は5台です
届いたFTH-307の写真を見てみたいと思います。
状態としては
「新品ではないので、それなりに汚れや傷などはあるけれど、購入した個体については今のところ問題なく使えている」
ということです。
▲商品は1台1台ビニール袋に入って展示販売されていました。
▲秘話モードにも対応しているようですね。秘話は音声反転方式(10番A)かな?
▲スピーカーマイクのカバーはありません。販売店に注文すればパーツとして取り寄せることはできるということなので、カバーを購入希望の場合は八重洲製品を扱っている販売店に相談してみてください。
Daisuke JA1UMW(チヨダLR306)氏からのQSP
情報を届けてくれたDaisuke JA1UMW(チヨダLR306)氏からQSPがありました。
Daisuke JA1UMW(チヨダLR306)氏は、第13回秋コレに秋葉原無線倶楽部として出展されるということで…
免許や資格が必要ない無線なので、無線体験をした方は気軽に声をかけてほしい。
というQSPがありました。
特小は免許や資格がなくても、誰でも気軽に使える無線なので、無線に興味のない方に無線をPRするという試みは面白いと思います。
いやー、待ちましたよ。
昨年のハムフェアでお披露目があってからというもの、正直かなり待ちましたよ。
ダイヤモンドブランドでお馴染みの第一電波工業からデジ簡用のロッドアンテナのSRH350DRが公式発表になりました。
編集部がつかんでいる情報でも発売日は2回延期になっているようですが、原因はどうやらロッドアンテナの調達と、出来上がった製品の完成度に満足できなかったようで、作り直しを行ったためという噂があります。
発売日については2月中ということなので、販売店によっては予約を受け付けているところもあるかもしれません。
▲SRH350DRは、アンテナ本体のほか、ゴム製のスペーサーが付属しています。もちろんアンテナが入ってる袋はいつもの「黄色いやつ」です。
SRH350DHの「高機能版」というコンセプトのようです
SRH350DRの全長は44cmということで、すでに発売されているSRH350DHの43cmとほぼ変わりません。
長さが同等ということであれば、送受信性能も同等程度と考えられます。
SRH350DHでは43cmのサイズをそのまま持ち歩くことになるので、SRH350DRでは、これをロッドアンテナにエレメントを変更することによって携行性を向上させた製品だということが分かりました。
なお、送信する場合はロッドをすべて伸ばした状態で使用してください。
短縮された状態での送信は絶対しないでください。
▲SRH350DRとSRH350DHの長さ比べ。SRH350DRの方が1cmほど長い。写真の上がSRH350DH、下がSRH350DRです。
▲VXD10にSRH350DRをそのまま取り付けると「例のスキマ」ができます。
▲スキマ対策用にSRH350DRにはゴムのスペーサーが付属してます。スペーサーを入れるとスキマも気にならないですね。