無線ブログ集
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フリラjp (2024/11/23 17:35:35)
現在データベースには 781 件のデータが登録されています。
先日開催された危機管理産業展2019(RISCON)ではJVCケンウッド(株式会社JVCケンウッド・公共産業システム)もブースを出展していました。
ブースの内容は無線機が中心というわけではありませんでしたが、危機管理産業展の趣旨に沿った、普段一般の方では見る機会がないような機器が展示されています。
最先端のこれから発売されるような機器ではありませんが、すでにどれも実際に現場で使用されている機器ばかりで、JVCケンウッドの堅実な製品づくりを垣間見ることができました。
▲RISCONのオリンピック・パラリンピックコーナーで紹介されていた車両下部監視システムのカメラ部です。来年には警備の現場で使用される予定とのこと。
クラウド型モバイル通信カメラと衛星通信によるカメラシステム
製品のシステムの概要を表現するために、RISCONに出展してた業者の方の多くが「漢字多めの長い日本語システム名」を採用しておりJCVケンウッドも同じような漢字多めの長いシステム名です。
▲顧客から寄せられた課題に基づいて、クラウド型モバイル通信カメラを提供しています。システムはカメラと通信ユニット(画面右側のモニター下の小さな屋外ユニット)から構成されます。
▲衛星通信によるカメラシステムの顧客からの意見とJVCケンウッドからの回答です。
▲携帯電話回線が途絶した場合などには衛星通信を使って画像伝送を行う手法は即応を求めらる顧客にとっては、ぜひ準備しておきたいという意見も寄せられているという。
ポータブル電源も参考展示されていました
今回のRISCONで初のお披露目となるのがポータブル電源です。
今回は3タイプあるラインナップから2機種が展示されていました。
▲製品はJackery社とJVCのダブルネーム。Jackery社の製品をJVCがさらにブラッシュアップしているので安心して使用することができる製品に仕上がっています。ブランド名のダブルネームは伊達じゃないってことですね。
もちろん無線通信による緊急放送システムも展示されていました
無線家の方にとってKENWOODといえば、もちろん無線機ということになると思いますが、もちろん無線システムを使用した「無線通信による緊急放送システム」も展示されていました。
システムの概要はメインになるラック型の機器とハンディートランシーバー、そしてコントロール用のPCから成り立っていました。
▲製品としては既存のシステムのリプレースとして採用される事例が増えているということです。無線機を外部マイクとして放送を行うこともでき、このラックのある場所まで行かなくても緊急時に人員の誘導が可能になるというシステムです。誘導する側にも安全対策が取られています。
▲PCのソフトであらかじめ決められたメッセージを放送することもできます。
▲メッセージは多言語対応、日本語はもちろん、英語、中国語、韓国語に対応です。
車両下部監視システムと車両ナンバー認証システム
次に紹介するのが車両の管理システムです。
2つのシステムを紹介していますが、もちろん連携することによって、高度な車両管理を無人や少人数で行うことも可能にします。
▲車両下部監視システムのキモともいうべきカメラ部分です。この装置は、来年の東京オリンピック・パラリンピックでも警備の現場に実践投入されるということです。
▲実際にカメラで撮影された画像はPCで確認することができるので、今までのように鏡を使っての確認よりも短時間で異物などがないかの判断が可能になりました。
▲読み取った車両のナンバープレートをデータベース化し管理することができます。統計もとることができ、あらかじめ設定したナンバーの車両が来た場合にはアラームを出すことも可能ということです。
今年も危機管理産業展の季節がやってきました。
編集部では今年も危機管理産業展2019を取材してきましたの報告します。
中にも面白い出展者もいて興味深いサービスや製品をアピールしていました。
まずは無線機メーカーのアルインコから
まずは無線機メーカーのアルインコからみてみましょう。
もちろんデジタル小電力コミュニティ無線機のDJ-PV1Dが出展されていました。
▲DJ-PV1Dのデモ機は1台のみ、近日発売というアナウンスが表示されていました。
続いて気になった機種がこちらの機種です。
この機種はデジ簡のモービル用無線機で、3A、3B、がラインナップされています。
ちなみに3R規格の無線機の型番はDR-DPM60です。
3A規格の型番はXEDC15、3B規格の型番はXEDC46となります。
▲ちなみに展示されていた無線機の型番はXEDC15で3A規格(154MHz帯)のタイプです。
▲XEDC35Mはデータ通信を3R規格の無線機で実現しました。無線機自体に操作パネルはなく、多機能マイクで操作するタイプです。
八重洲はIP無線機も展示してました
八重洲は従来の業務機はもちろんのことIP無線機のラインナップも展示していました。
無線機メーカー各社はIP無線機にもテリトリーを広げてきたようです。
▲VXD450Vにはアルカリ電池用アダプターのFBA-34が装着されていました。危機管理産業展だけにアルカリ単3電池での運用もできることをアピールしているようです。
▲FBA-34の存在感が凄いですね。単3アルカリ電池で運用できるのはありがたいが、本体がコンパクトなだけにできれば充電式のバッテリーで運用したいところです。
▲VXD460Uには、更に小型な横置きで単4アルカリ電池が6本入るSBT-15がオプション設定されています。単4形の電池であればコンビニなどで気軽に購入することができるので、災害時の備えとしては有効ですね。
・VXD20
・VX-212U
・VX-582
・VX-582UFT
・VXD450R
・VXD450S
・VXD450U
・VXD450V
・GDB4800
・GDR4800
▲フリラの方にはお馴染みのラインナップも展示されていました。
▲VXD30は先日ファームウェアのバージョンアップが行われており、受信感度のチューニングが施されています。古いロットでは感度が悪いという意見が目立ちますが、最新のロットでは改善されています。
▲特小機のラインナップです。カラーバリエーション等も出展されており、色でも無線機選びができるので、業務で使用する場合は部署ごとに分けることも簡単ですね。
▲送信はできなくても受信だけのタイプでいいから一般ユーザーにも発売してほしい。
▲IP網とデジ簡の橋渡しをしてくれるeブリッジアダプタです。過般型のケースに収められていました。
危機管理産業展らしい展示も
無線機も気になりますが、今回の報告では危機管理産業展らしい展示物も紹介していこうと思います。
一番にご紹介したいのが、ドローン対策用のネットガンです。
▲ネットガンから射出されたドローン捕獲用のネットが侵入してきたドローンを撃墜する仕組みです。先日のサウジアラビアの石油基地への攻撃で安価なドローンとミサイルによる複合攻撃が行われたため、ドローン対策に話題が集まっています。来場者の視線も真剣そのもの。
▲ドローン探知用のレーダーとのこと。ドローン対策を無人で運用することができます。
68トンの重さにも耐える安全地帯が5秒で展開できる優れもの
災害はいつやってくるかわからないもの。
自宅にいる時でも常に備えておきたいものです。
そんなときに役立つのがこれ、株式会社日本耐震設計から発売されている「MY SHELL」と言う製品です。
▲扉を閉めれば5秒で堅牢な安全地帯が展開されるという仕組みです。
▲閉められた扉はロックされるので手で押さえる必要もありません。畳1/4ほどの大きさです。(幅840mm – 奥行420mm
– 高さ1330mm)
災害備蓄管理士という資格が誕生しました
今回のRISCONでは新しい民間資格が誕生しました。
その名も「災害備蓄管理士」です。
いままでは「防災士」という民間資格がありましたが、防災の知識全般よりも、更に一歩進めて「備蓄」についての知識を体系立てて学べるのが災害備蓄管理士の資格です。
▲災害備蓄管理士は一般財団法人防災安全協会で講習会を受講し試験に合格することで取得することができます。
「災害備蓄管理士」事務局
〒158-0097 東京都世田谷区用賀1-27-20 山浦ビル 防災安全協会
TEL:03-3700-1930 FAX:03-3700-1003
警察用品を売ってる業者もありました
なんと警察用品を販売している業者もありました。
ネットショップや、実店舗も出店していると言うことなので、気になる方はチェックしてみては如何でしょうか?
▲特殊警棒は実際に手に取ることもできました。最近の特殊警棒は航空機などで使用されている合金が採用されているタイプもあり、スチール製のものと比べると軽量なものもあります。
▲最近需要が多いという防犯スプレーです。採用実績もあるようですね。
自衛隊関連ブースです
次にご紹介するのが自衛隊の関連ブースです。
飲料水を確保するための特殊車両や、自衛隊をアピールするためのブースを出展していました。
▲汚水を処理して飲料水に濾過するための装置を搭載しています。
▲外部から取り込んだ水をこのタンクに一時的に貯めておくようです。
▲自衛隊という大きな組織では、退職者という人材を活用してもらうように職業紹介も行っています。特殊技能を持っている訓練されている人材は一般社会でも十分に通用するスペシャリストでもある。
先日お伝えした電波新聞社から発行された「令和版BCLマニュアル」ですが、ネット書店はもちろんのこと、リアル店舗の書店でも売り切れ続出で、入手できていない方も多いと聞いています。
そんな令和版BCLマニュアルですが、このたび増刷が決定致しました。
必ず入手できるとは限らない!?
今回の増刷分ですが、すでに書店に注文している方に向けたバックオーダー分として増刷されたようです。
バックオーダー分と言っても、ある程度余裕を持って多めに印刷すると言うことですが、入手したい方は書店への注文が必須と思われます。
電波新聞社から、取次店(問屋さん)に10月15日以降出荷すると言うことなので、地方の書店などでは、もう少し入荷が遅れる可能性もあります。
いずれにしても、お馴染みの書店に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
BCL愛好家なら2刷版も初版と合わせてセットで欲しい!
すでに発売されている「初版」の令和版BCLマニュアルですが、今回増刷が決まった「2刷版」では若干の手直しが行われているという情報が入ってきました。
2刷版では、初版での単純な誤植の修正や、初版の発売直前に変更があり、修正が間に合わなかった情報に関して若干のフォローを入れていると言うことです。
BCL愛好家としては、初版はもちろんのこと、2刷版もセットで所有したいところですよね?
流通の関係から、注文しても初版が届く可能性もあります。
書店で注文する際は、初版や2刷版といった注文はできませんので注意が必要です。
どうしても絶対に欲しい!
令和版BCLマニュアルをネット書店や、お近くの書店を廻ってみたけれども入手できなかったという方も多いと思います。
今回の増刷分はなんとしてでも入手したいと考えているあなた。
そんなあなたに朗報があります!
10月15日から10月18日まで開催されるCEATECの電波新聞社ブースで、令和版BCLマニュアルの増刷分が特別先行発売されることが決まりました。
▲ハムフェア2019の会場でも先行発売されたが、開場後1時間で完売したので、CEATECでの増刷分の特別先行発売は初日一番で電波新聞社ブースへ急げ!
令和元年の台風15号被害を受けて、総務省関東総合通信局(以下、関東局)では千葉県の自治体からの依頼を受けてデジタル簡易無線機の貸し出しを行いました。
今回は、関東局へ取材を行いましたのでその追加情報をお届けしたいと思います。
貸出機はデジ簡機でした
今回、関東局から各自治体へ貸与されたのはデジタル簡易無線機であることがわかりました。
デジタルはアナログと比べると秘匿性が高いと言うことで、アナログ方式の無線機ではなくてデジタル方式の無線機が選ばれました。
貸し出し台数や、貸出先の自治体名については下記の表で確認することができます。
▲上記にのようにかなりの台数が貸し出されていました。貸し出している無線機はデジタル簡易無線機となっています。
デジ簡機を総務省が備蓄しているらしい
令和元年台風15号の被害では、千葉県の自治体からの要請で、関東局にあった在庫のデジタル簡易無線機を貸し出しました。
上記の表を見て頂ければわかるとおり、かなりの貸し出し台数だったため、関東局にあった在庫の無線機が枯渇する可能性があったため急遽、大阪に備蓄してあった無線機の在庫を取り寄せ、貸し出し台数の増加に対応する処置を行ったようです。
ちなみに、総務省で備蓄している「簡易無線機(CR)」の台数は、トータルで約900台とのこと、この約900台をリスク分散するために、全国でいくつかの拠点に分けて在庫しています。
また、この約900台中「デジタル簡易無線機(DCR)」については約500台と言うことです。
これらの備蓄されている無線機については「災害対策用通信機器」とよばれています。
▲リスクを分散するために、全国のいくつかの拠点で分散して無線機を備蓄している。(写真はイメージです)
無線機は誰が「免許人または登録人」になってるんだ?
デジタル簡易無線機(DCR)といえば、フリラの方が使っているのが3R規格の登録局と呼ばれる無線機がほとんどだと思われます。
デジ簡には、そのほかの規格として免許局と呼ばれる3Aや3B規格がありますが、いずれにしても、登録人や免許人が存在するわけです。
今回貸し出されたのは災害対策用通信機器ということで、登録人または免許人については総務省となっています。
貸出期限については、期限に定めがなく、無線機の貸与を受けた自治体で必要が無くなった時点で返却すると言うことです。
貸し出しの手続きについては、自治体から関東局に対して「借受申請書」を提出して貸し出しを行いました。
また、登録人または免許人が総務省となっているので、総務省からは「運用証明書」が発行されています。
これは、登録人または免許人と使用者が異なるために発行しているようです。
▲関東局は千葉県庁に職員を2名派遣、災害時の手続きなどに備えて即応体制で臨んでいた。
無線機の規格については通信の秘密を守るためとの理由から不明
上記の文章は「登録人または免許人」という言葉を用いています。
これは、実際に使用されている無線システムについては通信の秘密があるため公開できないということです。
3A規格か、3B規格か、3R規格かは不明ですが、貸出先の自治体には、それぞれの自治体ごとに統一された規格の無線機が貸し出されているということです。(3S規格は除外します)
例えば、10台の無線機を貸し出している自治体があれば、すべて同じ規格の無線機と言うことです。
150Mhz帯の28ch(VHF帯は既存のユーザーが多い?)
●3B規格(免許局)
460Mhz帯の65ch(チャンネル数が多いので3B規格の無線機の可能性が濃厚かも?)
●3R規格(登録局)
351Mhz帯の30ch(フリラが使うデジ簡規格。混信問題や秘匿性に疑問がある?)
●3S規格(登録局)
351Mhz帯の5ch(上空との通信用、スカイスポーツなど)
今回は「登録人または免許人」という言葉を多用しましたが、関東局の担当者からは「登録人」という言葉は実際には1回も出ていません。
取材中に、実際に使用された言葉については「免許人」という言葉だけでした。
この「免許人」という言葉には「登録人」という意味が含まれているかは不明ですが、総務省の役人が使う言葉なので、誤解が無いように言葉を選んで使用しているはずです。
編集部では、各自治体に貸し出されたデジ簡のシステムについては「免許局(3A・3B)」のシステムではないかと推測しています。
総務省の役人であれば、登録局(3R)のシステムでは、混信の問題や通信の秘密が保てないことは理解していると思われるからです。
▲防災行政無線(千葉県内ではパンザマストと呼んでいる地域があります)や携帯の基地局なども、バックアップ電源が切れてしまった後は電源喪失に伴って使えなくなってしまった。
▲ちばSV547氏が、ご自宅のデジ簡用アンテナの350MVHの状況や、千葉県市原市の被害状況などをYoutubeにアップされています。
神奈川県横浜市港北区に特小レピーターが開局しました。
西向き方向に富士山や丹沢を望むローケーションとのことで、東海道新幹線の新横浜駅ホームからもアクセスできそうだとのことです。
情報提供に感謝いたします。
特小レピーターは、そのほとんどが個人で設置運営されています。
予告なく突然の廃止や休止、運用周波数やトーン周波数の変更などもあります。
特小レピーターを使用する際は、運用マナーを守って設置者の方に感謝の気持ちを忘れずに運用を楽しみましょう。
●フリラjpからのお願い
フリラjpでは特小レピーター情報を随時募集しています。
新規の常設特小レピーターの他、移動運用での臨時特小レピーター情報や、既に運用されている特小レピーターの周波数変更などの情報提供も大歓迎です。
特小レピーター情報は「Contact」からお寄せください。
アイコムから車載用のIP無線機「IP501M」が発表となりました。
IP501Mの最大の特徴は「デュアルSIM」に対応したことです。
もちろんアイコムが従来から発売しているIP502H等とも通話の互換性を備えていますので、既存のシステム中に追加でIP501Mを買い増しすることも可能です。
通信回線は、 auとNTTドコモ
から選べるのはもちろん、両方のSIMカードを装備することで、状況に応じて通信キャリアを選択することも可能です。(アイコムがMVNOとなってSIMカードを提供します)
フルデュプレックスで話せる!
IP501Mは通信回線に携帯電話網を使用したIP無線機であることから、携帯電話と同じように同時に話せるフルデュプレックス(同時通話)に対応していますので、無線の交信になれていないオペレーターでも自然なやりとりが可能です。
また1対1の交信だけでなく、1対nといった多人数による多重通信もサポートしているため電話会議のような使い方もできます。
更に、会話の途中に重要な連絡を割り込んで伝えることもできます。
IP501Mは全体的な通信はもちろんですが、個別通話、グループ通話にも対応しています。
グループ通話は、1台の端末を複数のグループに所属させることができるので、多彩な運用を可能にしてくれます。
最近のIP無線機だけあって、GPSレシーバーも搭載しているので、PCやWEBブラウザーに表示した地図にIP501Mの位置情報を表示可能です。(別途オプション製品かWEBサービスへの加入が必要)
▲IP501MはGPSユニットが搭載されているので、対応したアプリケーションを使用することでPCと連携することも可能、運送業や警備業などの運行管理、配車管理など、多くの業種で使えそうです。
IP501Mの主な特徴
●au・NTTドコモの両キャリアに対応したデュアルSIM対応の車載型IPトランシーバー。
●トランシーバーの同報性と、携帯電話の広い通話エリアを併せ持つ通信端末。
●同時通話・多重通話に対応。
●GPS機能を備え、位置情報をPCやWEBブラウザで表示可能
●アイコムのハンディタイプのIP502HなどのIPトランシーバー従来機と通話が可能。
その他の機能
●緊急呼び出し機能
●Lone Worker機能
●メッセージ送信機能
●ノイズキャンセル機能
●GPS機能
●埃や水しぶきも気にせず使えるIP54の防塵・防水性能
●プリセットの文字情報を送信
●ソフトウェア更新や端末設定を回線経由で一括設定
もちろんIP501Mを使うための資格や免許は一切不要です!
アイコムサポートセンター 0120-156-31 (平日9:00~17:00)
2019年9月12日、東京都内のフリラ局からベトナムからぶっ込まれたという情報が入ってきたので報告します。
この報告のあったフリラ局は、24時間IC-DRC1を自宅に設置して、呼び出しチャンネルで受信状態で待機させているとのこと。
ベトナムからの受信履歴とは、一体何が起きていたのでしょうか?
ちょまw 日本地図小さすぎw
この前代未聞のベトナムからの受信報告があった日のことを報告者は以下のように語っていました。
ふとIC-DRC1の表示を見る「登録しますか的」な表示が出てるんだよ。
いつもだとパソコンで受信した相手局のコールサインまたはID・場所を確認して登録するんだけど…
その時にパソコンの画面で表示された画面がこんな感じだったんだよね。 えっ?
↓
・・・
↓
・・・
↓
ちょまw
日本地図小さすぎw
↓
ってか、日本列島が地図に見えちゃダメだろ
↓
ベトナムって…
↓
3810Kmも離れてるよw
まさかベトナムからの電波が届いてるなんて、さすがにおかしいと思ってフリラjpに報告して頂いたということです。
確かに0.5wのVHFの電波がベトナムから届くなんて不思議ですよね?
▲2019年9月12日の15:09(JST)に受信してました。
ベトナムから飛んでくるのか? データ改ざんの可能性は?
今回の受信履歴をみてみると色々と考えさせられます。
実際にベトナムから飛んでくるのかとか、ベトナムでの国内法の問題点はないのかということなどです。
IC-DRC1はトクダーというコーデックを使用してる専用機なので、外部から手を加えてデータを改ざんすることはほぼ不可能だと思います。
だとしたら、ベトナムからEsのマルチホップという可能性もありますが、VHF帯という周波数帯から、出力が0.5wでは難しいだろうと思います。
電波を出した人がわかりました!
いきなりですが、急展開がありまして、ベトナムからというGPSデータを含んだ電波を出した人がわかりました。
その方にメールで問い合わせてみましたところ返事が返ってきました。
9月12日にはベトナムに行っていません。
↓
(編)・・・ベトナムに行っていないならどこから無線運用していたんですか?
その時は群馬県の赤城山に行っており、山頂からIC-DRC1を運用していました。
↓
(編)・・・しかしベトナムからというGPS信号が含まれていましたが…
実は、9月12日にIC-DRC1を購入したばかりで赤城山で運用しました。
当日は、東京都板橋区移動のフリラ局と交信しているので、その時の信号が受信されたのかもしれません。
IC-DRC1の設定は特に行っていないので、もしかしたら設定が間違っているのかもしれもせん 。
上記のような趣旨のメールのやりとりがありました。
設定ではなくてIC-DRC1の仕様上のエラーの可能性が浮上
どうやら、これはIC-DRC1の設定の問題とかではなくて、IC-DRC1に搭載されているGPSレシーバーのエラーによる問題ではないかというのがわかってきました。
IC-DRC1の「コールドスタート」でエラーが発生したようです
GPS機器の話題をする時に使用する用語ですが「コールドスタート」という言葉があります。
GPS受信機(今回の場合はIC-DRC1)の電源を入れて、IC-DRC1のメモリーにGPS情報(アルマナックデータ、エフェメリスデータ)が無い場合や前回の測位位置と450km以上大きくずれる場合(前回の起動時からGPS衛星の位置が変わってしまうから)、また前回の起動から数日経過した場合など、初期状態からGPS衛星情報の再取得となる場合があり、IC-DRC1のGPSユニットが航法メッセージ(GPS衛星の位置データなど)の確定に時間を要することがあります。
この状態をコールドスタートといいます。
このコールドスタート時にGPS衛星の測位データの取得に時間を要するのが、GSP機器の課題と言われて言います。
ちなみにスマホなどでは、A-GPSという技術を使用して携帯回線からもGPSの測位データをダウンロードして測位時間の短縮を図っているようです。
そんなわけで状況をまとめてみましょう
運用したときのIC-DRC1のGPS部には正しいGPS衛星の測位データが保存されていなかったと推測されます。
8月31日・9月1日の二日間の日程で、今年もハムフェア2019が開催されました。
今年は新しく建てられた南館での開催となりました。
今回は、ハムフェア2019で撮影してきた写真をメインに、テーマは関係なくご紹介していこうと思います。
フリラの話題は少なめですが、ハムフェアなので、フリラ分は基本的に少なめなイベントだと言うことをご理解頂ければと思います。
他のwebサイトや雑誌などとはかぶらないような写真を掲載していくつもりですが、お約束的な写真もありますので、その点についてはご理解頂ければと思います。
では早速紹介していきます。
▲いつもの場所に看板はありましたが、看板の右上に南館の場所を示す矢印が見えます。
まずは開幕のセレモニーから
めちゃめちゃお約束的な写真で恐縮ですが、まずは開幕のセレモニーから紹介します。
今年も海外から多くの来賓の方がお越しになりました。
▲セレモニーではもちろんJARLの高尾会長の挨拶がありました。
▲セレモニーのクライマックスはテープカットです。海外からのお客様を交えてテープカットを行いました。高尾会長カメラ目線ありがとうございます。
ハムフェア記念局8J1HAMの運用
ハムフェア開会の次はハムフェア記念局8J1HAMの運用です。
今年ももちろんハムフェア会場ではJARL会長の運用から始まります。
▲JARL会長による8J1HAMの第一声…、と言いたいところですが、CQを空振りしてしまい第4声くらいで4エリアの方から呼ばれてました。これには会長も「CQの練習だから…」と思わず苦笑い。JARL広報大使の方も同席されていました。
JARLハムフェア記念局のYLタイムと、FMぱるるんの公開収録
また8J1HAM(ハムフェア記念局)ではYL(YL=Young Ladyの略。女性アマチュア無線家は年齢に関係なくYLと表現します)による運用タイムが設けられていましたので、運用の様子を取材させて頂きました。
▲アイコムのIC-7851で14MHzにSSBでオンエアー中です。
▲八重洲のFTDX5000を使用して7MHzのSSBでオンエアー中です。
▲こちらの方はケンウッドのTS-990でCW(モールス)運用中。逆手でキーイングするスタイルですね。(周波数は10MHzだったような…)
▲FMぱるるんで放送されている「RADIO JARL.com」の公開収録も行われていました。
電波的なガールズトーク
総務省 電波利用 電子申請・届出システムLiteの広報活動として『電波的な、ガールズトーク』が8月31日のイベントコーナーで開催されました。
▲司会進行役は、田川まゆみさん(JI1APM)。秋葉原のメイドカフェ勤務のYLさんです。
▲JARL広報大使のMasacoさん(JH1CBX)もご登壇です。普段は封印しているという関西弁でのトークでした。
▲女子プロレスラーで気象予報士、そして落語家でもありアマチュア無線家でもある春日萌花さん(JI1KBE)お母さんが使用していたFT-901の写真を持ってきていました。
ガールズトークを聞いていると、3人とも共通する悩みがあったようです。
その悩みというのが「女性の無線家が少ない!」ということと「いわれてるほどモテない」というものでした。
春日萌花さんはお母さんがアマチュア無線家で、小さいな頃から、アマチュア無線の素晴らしさを教えられてきたということです。
春日萌花さんのお母さんは、若い頃にある有名な方のご子息から声がかかって食事にも誘われた、というような武勇伝を春日萌花さんにしていたそうです。
女性であるということだけで、モテモテだったといっていたということですが、実際に春日萌花さんが無線を初めて見ると「話が違うー!」というで全然モテないと言う話でした。
最近のYLさんは以前のYLさんよりもてないようですね hi
アイコムは翻訳もしてくれるIP無線機を出展
ハムフェアといいながら、革新的な業務機の展示があるのもハムフェアの面白い所です。
アイコムからはIP無線機のIP100Hを使用した翻訳してくれる無線システムが展示されていました。
IP無線機は、システムの構成上、サーバーを経由して端末間の通信を行うシステムですが、このサーバーを発展させて、翻訳システムを仲介させることに成功したようです。
上記の写真は、日本語で呼びかけると英語に変換されて音声が相手に届けることができる端末です。
もちろん逆に、英語で呼びかけると日本語で変換される端末も準備されていました。
同一の現場に、日本語しか話せないスタッフと、英語しか話せないスタッフが混在していても、お互いに意思疎通できる通信システムを構築できるとしています。
将来的は、中国語や韓国語など、英語以外の言語にも対応していきたいということですが、まずは英語版をしっかりとシステムとして構築したいと言うことでした。
フリラ集まってます!
今回のハムフェアでもCBCNメンバーがブースを出展されていました。
また会場では自慢のリグを持ってフリラブースに集まる方もいらっしゃいました。
▲フリラブース「CBCN」のメンバーの方です。今年もお疲れ様でした。
▲CBCNでは今年もAIRTALKを発行して配布を行っていました。
▲ハムフェア会場の近くTFTビルで開催された「CBersミーティング2019」での集合写真。顔出しOKな方にお集まり頂きました。
▲CBersミーティング2019の会場では「2019フリラコールブック」が配布されていました。今年のフリラコールブックでは約2400局が掲載されており、昨年版の2000局からは大幅に収録局数がアップしました。
▲CBCNブースの前では大勢のフリラの方が集まっていましたが、その中の方から西無線研究所のNTS111(市販バージョン)の製造番号「0001」を見せて頂きました。
先日から話題沸騰中ともいえるFRCの新型デジ簡機のFC-D301についてですが、メーカーのサイトによるとファームウエアのアップデートが推奨されています。
どうやらメーカーとしても 誤動作 の対策を行ってきたようです。
15chでの秘話設定が改善される
今回のファーム上のバージョンは「Ver1.06」とのこと。
改善点はズバリ! 15ch(呼び出しチャンネル)で秘話設定ができてしまうことについての改善となります。
ユーザーの中には15chでの秘話設定に魅力を感じる方もいらっしゃるとは思いますが、規格としては15chでは秘話設定やUC設定はできないように決められています。
対象となる個体はファームウエアがVer1.06以前のもの、出荷時にVer1.06以上のものである場合は対策済みとされています。
第一ロットですでに取得してしまった技適番号は変更できませんが、ファームウエアのアップデートは、製品出荷時に対応していると思われます。
・呼出し15チャンネル(呼出 15)以外で秘話コードおよびユーザーコード(UC)を設定した場合に、呼出し15チャンネルに秘話コードおよびユーザーコード(UC)が設定される事象を改善します。
・その他軽微な修正
▲その他の軽微な改善、という項目が気になりますね。
https://www.frc-net.co.jp/softwaredl.html#FC-D301
ファーム上のアップデートについてはFRCの上記URL↑で案内されています。
ファームウエアのアップデートには別途パソコンとUSBケーブルが必要になります。
また先日お伝えしたFC-D301の隠しコマンドが無くなってしまう可能性もあるので、ファームウエアのアップデートはユーザー各自の判断にお任せしたいと思います。
15chでの秘話設定は隠しコマンド以外にも専用プログラムでも
15chでの秘話設定は、先日お届けした隠しコマンドのほか、設定用のプログラムを使用することで設定可能になっていました。
ハムフェア2019ではダイヤモンドがデジ簡用の新型アンテナを発表していました。
もちろんデジタル小電力コミュニティー無線用のアンテナもリリースしていましたが、今回は新型デジ簡用アンテナのSRH350DRに焦点を当てて紹介したいと思います。
SRH350DRはロッドアンテナで収納に便利です
今回紹介するのはデジ簡用の高利得型のハンディーアンテナのSRH350DRです。
エレメントは伸び縮みするロッドエレメントを採用しています。
▲ロッドアンテナを伸ばすとSRH350DHとほぼ同じ長さの44cmとなります。短縮時は16cmとアンテナエレメントを短くたためば鞄の中でも邪魔にならないので、移動運用でもSRH350DRは活躍しそうです。(写真撮影用に少しだけエレメントを伸ばした状態です)
利得:2.14dbi
インピーダンス:50Ω
空中線の形式:1/2λ 単一型
接栓:SMA型
ロッドエレメント段数:8段
全長:44cm(最大)/ 16cm(最小)
重量:38g
定価:¥4,400 + 税
SRH350DR開発秘話
SRH350DHの性能はそのままに、もっと持ち運びが便利になればいいのに。
そうだ! ロッドエレメントにして伸び縮みすればいいんだ!