無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
リンク 単体表示
フリラjp (2024/11/23 14:05:20)
現在データベースには 781 件のデータが登録されています。
CQ11m…、CQを出すと時に使用している周波数の波長を言う習慣がアマチュア無線や市民ラジオ(CB無線)にはありますよね。
例えば、CBだったら「CQ11m(シー・キュー・イレブンメーター)」とかってやつです。
アマチュア無線の場合は、例えば7Mhzだったら「CQ40(フォーティー)」とか21MHzだったら「CQ15(フィフティーン)」というあれです。
先日新しくデジタル小電力コミュニティ無線も登場しましたので、この機会に改めて考えてみましょう。
周波数のアナウンスをする歴史は意外と長い
波長のアナウンスをするようになったのは意外と古くからやっているようです。
昔の無線機は高周波エネルギーを得るために火花送信機や高周波発電機といった装置などを経て今の時代に至っています。
火花送信機は第二次世界大戦後まで、一部の機器で使用されていたようですが、目的以外の信号のみを取り出すのが難しい質の悪いスプリアスの多い電波でした。
そんなことから第二次世界大戦前から周波数のアナウンスは行われていたようです。
オバケと交信?
CBの違法局が言ってる「デルタデンマークエックス霊」というわけではありませんが、スプリアスのことを昔は「オバケ」と呼んでいたようです。
目的以外の周波数で聞こえることからオバケと呼ばれていたようです。
アマチュア無線の短波帯の周波は3.5/7/14/21/28MHzなどが以前では許可されていました。
スプリアスの特性としては倍数の周波数に発生しやすいという特性があります。
例えば、3.5MHzで運用しているにもかかわらず、3.5MHz帯の2倍の7MHzや、4倍の14MHzにスプリアスが出やすいということになります。
本来は3.5MHzで電波を出しているのに、7MHzや21MHzで信号が聴こえてきてしまい「オバケ」で聞こえてきた信号に応答しても交信が成立しないといったことが起きることも度々あったようです。
そんなこともあり、CQを出すときに「私は3.5MHzで電波を発射していますよ」ということを示すために「CQ80m」と運用周波数帯をアナウンスするようになったということです。
▲昭和5年に電通大で使用されていた無線機です。アマチュア局によるハンドメイドの無線機よりも筐体がしっかりしており、パーツやメーターの配置など洗練されている感じがします。
フリラのCQはどうなってる?
昔の無線交信をきっかけに始まった、周波数のアナウンスですが、フリラのCQについても考えてみましょう。
よく聞かれるCQの時のアナウンスをまとめてみました。
◆CBの場合
CQ11m(シー・キュー・イレブンメーター)
◆特小の場合
CQ特小(シー・キュー・トクショウ)
◆デジ簡の場合
CQデジ簡(シー・キュー・デジカン)・CQ DCR(シー・キュー・ディー・シー・アール)
DCRはDigital Convenience Radioの略です。
◆デジタル小電力コミュニティ無線の場合
先日新しい無線システムの「デジタル小電力コミュニティ無線」が発表されました。
デジタル小電力コミュニティ無線での呼び出し方法についてはまだ、CQを出すときのアナウンスが決まっていません。
インターネットのSNS上でも、様々な議論が交わされているようですが、運用される方が増加すれば、流れで呼び出しの際のアナウンスも定着していきそうです。
ザーッと紹介していきましたがこんな感じで、フリラでCQを出す方はアナウンスされているようです。
アマチュア無線で習慣的に使用されているCQのアナウンスをフリラも形を変えて使っているということです。
▲アイコムから発表されたIC-DRC1、新しい「デジタル小電力コミュニティ無線」というカテゴリーの無線機です。
周波数のアナウンスはしなくてもいいんです
アマチュア無線では習慣的に使用されている運用周波数のアナウンスですが、必ずしも運用周波数をアナウンスする必要はありません。
アマチュア無線の従事者免許を取得する場合にも勉強した記憶がある方も老いと思いますが、CQの出し方は以下のように覚えましたよね。
1. CQ (3回)
2. こちらは (1回)
3. 自局のコールサイン (3回以下)
4. どうぞ (1回)
上記のようにアマチュア無線の運用規則で決められたCQの基本形は非常に簡単で短いものなのです。
実際にはこれでは呼び出しが短くて、CQを出していることが誰からも見つけてもらえませんので、色々とアナウンスを付け加えてCQをある程度長く、わかりやすくしているわけです。
実際にアマチュア無線でも以下のようなアナウンスが使用されています。
●CQ DX
主に自国以外の外国の局との交信を希望する場合に用いられます。
周波数によってDXの概念はかわってきます、例えば、7MHzでは日本から見れば外国である韓国は距離的に近いのでDXという認識ではありません。
市民ラジオでEsによる交信を希望する場合はCQDXを使うと、近距離にいる無線局から呼ばれることを防げるので便利ですが、Esが出ていないときにCQ
DXというのは「ちょっと気取った」感じに取られてしまうので、CQ
DXを使う時には空気感の読み方が必要とされます。
●CQ ※エリア / CQ W
※エリアの局や、W(アメリカ)の局との交信を使用する場合に用いられます。
エリアのほか、東京都といったように地名や国名などを指定して呼び出しを行うこともできます。
これとは逆に、特定の国からの呼び出しが多い場合は「NO
JA」(日本の局とは交信を希望していない)といったようなアナウンスで除外指定して呼び出しを行うこともあります。
▲J4CT氏(堀野治助OM)によるハンドメイド送信機。J4CTは昭和10年に免許を受けているので、約80年ほど前に製作された無線機と推定できます。現在の無線機にも通じる基本的な送信機の作りです。
CQは簡潔かつ、ある程度情報をまとめて出しましょう
CQを出すときは、あまり長時間出し続けるというのも、聞いている方としては印象が良くないです。
かといって短すぎると、CQを出していることにすら気が付かないという状況になってしまいますので、ある程度の長さが必要なことが分かります。
そこでCQを出すときに、ある程度の情報を同時にアナウンスすてしまえば、交信に至ったときに話が盛り上がったりするというものです。
例えばこんな情報をCQに盛り込んでみてはいかがでしょうか。
●移動地名(xx県xx市xx山、標高xxxm)
●イベント名(イベント参加局との交信を希望する場合)
●秘話コード(デジ簡の場合)
●サブチャンネル(デジ簡と、デジタル小電力コミュニティ無線の場合)
こんな情報を複数回繰り返せば、ちょうどいい長さのCQになると思います。
最後にまとめてみたいと思います。
●周波数のアナウンスはしなくてもいい
●周波数アナウンスはしなくてもいいけど、するとカッコよく聞こえる
●デジタル小電力コミュニティ無線の周波数アナウンスはまだ(記事執筆時)確立されていない
●CQにある程度の情報を盛り込むとQSOが成立した時に便利
こんな感じでしょうか。
▲こちらもJ4CT氏によるハンドメイド送信機。上の無線機と比べると構成部品が増えて高度化されている印象を受けます。
動画版はこちらです
アルインコから今までのデジ簡機とは一線を画す、業務用に特化したビジネスモデルのDJ-DPX1が発表になりました。
DJ-DPX1はデジ簡の登録局(3R)規格を採用しており、今までのデジ簡にはない画期的なコンセプトを採用しています。
価格は42800円(税別)発売は2018年12月下旬とのことです。
概念を覆した斬新なコンセプト!
DJ-DPX1は外部のスピーカーマイクの使用を前提として製品開発が進められたようで、DJ-DPX1にはあって当然と思われていたものがありません。
業務機などではすでに、これらの物がない機種もありますが、デジ簡では初めてではないでしょうか。
●表示部がなく音声ガイダンス
VHF帯やUHF帯の業務用無線機などでは表示部がない無線機というのは珍しくありませんが、DJ-DPX1はデジ簡機で表示部を廃止しました。
無線機の操作や状態、設定などはすべて音声ガイダンスとなります。
液晶表示がないと操作が面倒と思えますが、日本語の音声でガイダンスするためかえって容易で直感的に操作できます。
●常用PTTボタンがない
DJ-PX1ではハンディートランシーバーであればあって当たり前と思われていた常用PTTボタンがありません。
外部マイクの使用を基本としているため、本体にPTTボタンは必要ないという判断からのようです。
※セットモードで十字キーの1つをPTT機能に割り当てることができます。
● 内蔵スピーカーは音量が低い非常用のみ
音声の出力についてもPTTボタンと同様に、外部のスピーカーマイクを使用を前提に設計されているので、非常時に使用できる音量の低いスピーカーを備えるにとどまっています。
外部スピーカーマイクが故障した場合の非常用という考え方でついています。
▲DJ-DPX1のルビーレッドモデル。今までのデジ簡よりも更にスタイリッシュなカリーリング
新しい機能も満載!
DJ-DPX1は今まであって当然という固定概念があったものがありませんでしたが、機能をそぎ落としたというだけではありませんでした。
新機能や、新しい発想で搭載された機能もありました。
●プリセットモード搭載
通常の30ch(チャンネルモード)のほかに、あらかじめチャンネル番号、ユーザーコード、秘話、VOXの設定をプログラムしたプリセットモードを搭載しました。
工場出荷時で30個、パソコンで編集すると50個の間で増減できます。
DJ-DPX1同士で使用するときは、好みのプリセット状態に設定されている番号に合わせれば、すぐにUC(ユーザーコード)や秘話を使った通話が可能になります。
このプリセットデータはリセットしても消えません。
●ACSHやエアクローン機能がデジ簡にも搭載された
特小機では搭載されているACSH機能がDJ-DPX1にも搭載されました。
すでにデジ簡機が導入されている現場であっても、DJ-DPX1であれば自動でチャンネルとユーザーコードをサーチして設定し、キーロックしてくれます。
もちろんエアクローン機能を使えば、多数の無線機のセットアップも容易に行えます。
●外郭保護性能はもちろんバッチリ!
IP65/IP66/IP67の対塵(ほこりがはいらない)、対暴噴流防水(全方向からの強い放水に耐える)、防浸(水につける)試験に合格、振動と衝撃は米軍規格のMIL-810相当で、ハードな現場にも対応します。
▲DJ-DPX1のカーボンブランクモデルと、カナル型イヤホンマイクEME-32Aを組み合わせた場合の写真です。
DJ-DPX1の主な定格
◆送受信周波数:351.2000MHz~351.38125MHz(30ch 3R専用)3S規格は受信のみ可能
◆変調方式/電波形式:4値FSK(電波形式 F1C F1D F1E F1F)
◆送信出力:5W/2W/1W
◆定格寸法:55.8 × 95.8 × 27.8mm(EBP-98装着時、幅×高さ×厚さ)
◆重量:約218g
◆付属品:充電式電池(EBP-98)充電スタンド、ミドルサイズのアンテナ(EA-247 全長約100mm)、ベルトクリップ ※スピーカーマイクは別売
動画版はこちらです
ヒョウゴWR4734氏より特小レピーター情報が届きました。
兵庫県内に特小レピーターが開局しました。
設置場所はロケーションもよさそうです。
●桜台RPT 3A-L16-08
ヒョウゴWR4734氏からの情報提供に感謝いたします。
ヒョウゴWR4734氏からQSPがありました。
兵庫県加東市での開設です。
現在はマンションの自宅室内で仮設状態のためエリアは極小かと思います。
今週末には、室外のベランダに設置します。
約35Km先に六甲山が見通しでき、山頂ともM5に交信できるロケーションです。
また、自宅は、田舎街からも離れており、平野部の高台に位置しているため、422MHz帯並び440MHz帯では、都市雑音もなく、エリアも期待出来ると思います。
フリラの皆さんとの交信、またレポートを楽しみに待ちたいと思います?【使用リグ】DJ-R200DL
【設定】ハングアップタイム2秒/ビープ音あり
設置後のサービスエリアに期待できそうですね。
▲設置場所からの眺望。かなりロケーションに恵まれているのが分かります。
●特小レピーターの利用について
特小レピーターは、そのほとんどが個人で設置運営されています。
予告なく突然の廃止や休止、運用周波数やトーン周波数の変更などもあります。
特小レピーターを使用する際は、運用マナーを守って設置者の方に感謝の気持ちを忘れずに運用を楽しみましょう。
●フリラjpからのお願い
フリラjpでは特小レピーター情報を随時募集しています。
新規の常設特小レピーターの他、移動運用での臨時特小レピーター情報や、既に運用されている特小レピーターの周波数変更などの情報提供も大歓迎です。
特小レピーター情報は「Contact」からお寄せください。
https://www.freeradio.jp/?page_id_=58
動画版はこちらです
今回はフリラの話ではなくて、アマチュア無線の話となります。
ベテランOMでなくても、一度はコリンズというメーカーの名前を聞いたことがある方は多いと思います。
昭和の時代のOMにとってはあこがれの無線機メーカーだったコリンズの無線機のカタログを入手しましたので紹介していきたいと思います。
▲鮮やかな赤いカタログの裏表の見開きではKWM-2Aが使われています。
KWM-2A トランシーバー
75S-3C 受信機
32S-3A 送信機
30L-1 500W出力リニアアンプ
30S-1 1000W出力リニアアンプ
アクセサリー
アクセサリー
動画版はこちらです
デジ簡用のモービルアンテナのAZ350Rや、高性能ハンディーホイップのSRH350DH等でおなじみのダイヤモンド(第一電波工業)から、デジタル小電力コミュニティ無線用のハンディーホイップが発表になりました。
型番はSRH140DH
今回発表されたアンテナの型番はSRH140DHです。
規格は以下の通りです。
●周波数:142/146MHz
●形 式:1/4λ 単一型
●利 得:2.14dBi
●インピーダンス:50Ω
●全 長:約360mm
●重 量:約15g
●接 栓:SMA-P
●定 価:4800円+税
●発売時期:2018年12月下旬(予定)
※1mmのゴム製スペーサーが付属予定とのことです。
▲アイコム純正アンテナとは違ってスリムなエレメントなので持ち運びも便利そうです。
SRH140DHの開発にあたっては、すでにハムフェアくらいから進めていたようで、最終的な調整については、現時点(原稿執筆時)で唯一の無線機である、アイコムのIC-DRC1を用いて微調整を行っていたという情報が入っています。
通常では難しいとされている142~146MHzという4MHzにも及ぶ帯域のバンドエッジによるアンテナの性能低下をダイヤモンド独自のノウハウで解消した製品に仕上がっています。
アンテナだけに見た目の派手さはありませんが、1/4λでありながらIC-DRC1に付属している純正アンテナと一線を画す性能を持っていました。
アンテナエレメントもスリムで、アイコムの純正アンテナと付け替えるだけで、IC-DRC1がさらにスタイリッシュに変わると思います。
貴局のIC-DRC1のお供にSRH140DHの購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
ネットで面白いアンテナを見つけたので紹介したいと思います。
モービルアンテナですが、28MHzに特化して設計されたUFOアンテナと呼ばれるタイプのものです。
ショップオリジナルということなので、どこの販売店でも入手できるというものではないので、購入希望の方お店まで連絡してみてはいかがでしょうか。
型番は UFO-2W16H です
今回紹介するアンテナですが、型番はUFO-2W16Hというものです。
このほかにも色々と別のタイプもあるようですが、今回新発売ということなのでUFO-2W16Hにフォーカスしてみました。
▲特徴的な外見のUFO-2W16H(左側)ローディング部が2段に分かれているのが面白い。
上記の写真はモービル局への搭載例です。
UFO-2W16Hは左側の写真の物です。
右側の写真はアンテナ(EL-2W16H)頭頂部がキャパシタンスハットではなくてエレメントタイプのものとなっていますが、やはりUFOアンテナといえば円盤状のキャパシタンスハットを装備した形状の方も気になりますよね。
●UFO-2W16Hの詳細
全 長: 1300mm 28MHzに調整で約1200mm弱
重 量: 417g
耐入力:1500w~2000wくらい(AM)
価 格: 16000円(税別)
移動局の出力は上限が50Wまでですから、耐入力としては十分ではないでしょうか。
もちろん自宅の軒先などに設置して、100wや200w出力の無線機にもバッチリ対応します。
また、全長も思ったよりは短く、よく見る144/430MHzのモービルアンテナが約1mほどなので、UFO-2W16Hの全長1200mmは28MHz用といってもコンパクトともいえるサイズです。
▲アルミ製ということなので、見た目よりも417gと軽いのが特徴のようです。
▲ローディング部とキャパシタンスハット部のアップの写真。ローディングの形が崩れないようにサポートもついています。どうやって通すんでしょうか?
そのほかにもこんななんてがラインナップされているようです。
▲ラインナップも豊富です。ローディング部の形状も色々とバリエーションがあるようです。
どこで買えるの?
今回紹介しましたUFOアンテナの「UFO-2W16H」ですがショップオリジナルということなので、どこのショップでも買えるというものではありません。
取扱店舗は「 通信機器販売 ふくちゃん@無線屋さん
」という千葉県富里市にある無線ショップです。
こちらのショップでは、店頭販売はもちろんのこと、通信販売も行っているので、購入希望の方は以下の連絡先に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
通信機器販売 ふくちゃん@無線屋さん
住 所:千葉県富里市御料869-5(国道296号線沿い)
メール:info@rmsupport.co.jp
電 話:0476-33-3449
営業時間
月曜から金曜 18時〜23時
日曜 10時〜18時 土曜 定休日
上記時間以外に来店の場合は、電話にてご確認ください。
▲店舗の外観はこんな感じの看板が目印です。駐車場も広いようでトラック、トレーラはもちろん「戦車」でも停められるということです。
▲28MHz用のモービルアンテナは、UFOタイプのほかにもヘリカルタイプなどもラインナップされています。お気に入りのアンテナが見つかるかもしれません。
6エリアの長崎県島原市から新しい特小RPTの開局情報が、ナガサキYU126氏から届きました。
●島原RPT 3A-L15-08
ナガサキYU126氏からの情報提供に感謝いたします。
動画版はこちらです
●特小レピーターの利用について
特小レピーターは、そのほとんどが個人で設置運営されています。
予告なく突然の廃止や休止、運用周波数やトーン周波数の変更などもあります。
特小レピーターを使用する際は、運用マナーを守って設置者の方に感謝の気持ちを忘れずに運用を楽しみましょう。
●フリラjpからのお願い
フリラjpでは特小レピーター情報を随時募集しています。
新規の常設特小レピーターの他、移動運用での臨時特小レピーター情報や、既に運用されている特小レピーターの周波数変更などの情報提供も大歓迎です。
特小レピーター情報は「Contact」からお寄せください。
https://www.freeradio.jp/?page_id_=58
●アクセス報告のお願い
フリラjpでは特小レピーターのアクセス情報も募集しています。
どこのレピーターに、どこからアクセスできた、という情報です。
アクセス情報は、特小レピーターを利用する方に有益な情報ですが、レピーターの設置者(管理者)の方にとってもモチベーションが上がる情報です。
直接特小レピーターの維持管理に参加することができなくても、間接的に特小レピーターの存続に協力することができる方法です。
特小レピーターアクセス情報も「Contact」からお寄せください。
https://www.freeradio.jp/?page_id_=58
アルインコから新型特小機のDJ-P240(L/S)(以下DJ-P240)が発表されました。
アルインコの特小ラインナップとしては上位機種という位置づけです。
すでに発売されている特小のフラッグシップ機、DJ-R200Dに採用されているテクノロジーを惜しみなく投入しているようで、機能的にはDJ-R200Dよりも新しい機能も投入しているという業務局はもちろんのこと、フリラユーザーとしても見逃せない特小機の登場です。
DJ-R200Dが「全部入りフラッグシップ機」と言えますが、DJ-P240は「交互通話特小のフラッグシップ機」と言える無線機で、フリラ向けにも最適な特小機になっています。
フリラユーザー待望のDJ-P240の発売は2018年12月上旬ということです。
DJ-P24がDJ-P240となってさらに魅力いっぱいに
フリラユーザーにも定評あるDJ-P24がいつモデルチェンジされるのか気になっていた方も多いと思います。
DJ-P24は、販売価格と機能面などのトータルバランスも良くてベテランフリラユーザーであれば1台は持っている無線機ではないでしょうか。
DJ-P24は受信感度もよく、DXを狙う時はDJ-P24を持っていくという方も多いはずです。
そんなDJ-P24が磨きをかけてDJ-P240として登場しました。
数ある特小機市場の中でも、フリラユーザーにとってDJ-P240はゲームチェンジャー的な存在の無線機になりそうです。
▲DJ-P240に使用されているボディーはDJ-R200Dと同じデザインを採用しているようです。ちなみに写真はショートアンテナモデルのDJ-P240Sです。アンテナが短く、常に無線機を携行しての業務局の場合などアンテナが邪魔にならないので便利です。
今回のDJ-P240を簡単に表現すると、DJ-R200Dから同時通話とレピーターの中継機能を除いた実戦機と言えます。
フリラの一般的な交信で使う目的であれば、同時通話機能は必要ありませんし、自分でレピーター局を開設しないで、レピーターへのアクセスだけであれば中継局になる機能は必要ありません。
基本性能はDJ-R200Dのままに実戦的な機能を搭載したDJ-P240が登場したというわけです。
かといって、DJ-P240はDJ-R200Dよりも機能が少ないのかというと違って、独自に搭載された機能も業務局にとっては便利なものとなっています。
もちろん業務ユーザーにもお勧め
DJ-P240は業務機なので、無線機開発の基本コンセプトは業務ユーザーに対する配慮をメインに開発が進められたようです。
DJ-P240の基本的な使い方は既存の業務ユーザーに配慮して操作感などは、今までのDJ-P23やDJ-P24の流れを汲んでいます。
すでに導入されている無線機をリプレースする場合に操作方法が変わってしまって、無線機の操作に不慣れなオペレーターが困らないようにという配慮からだと思います。
すでにDJ-P23やDJ-P24が導入されている現場であってもDJ-P240であればスムーズに無線機の買い増しや入れ替えができます。
更に、DJ-P240には、DJ-P23やDJ-P24にはない新機能も追加されていました。
●接客モード
特小機DJ-CH3から導入された機能です。
受信音のミュートではなくて、マイクを「ポン!」と軽くタッチすることにより、一定時間無線機からの音声が小さくなったり、聞こえなくなる機能です。
このモードを使用すれば、接客業務がある仕事(特にサービス業)の場合、業務連絡を気にすることなくお客様との商談に集中することができます。
一定時間が経過すると、接客モードは自動的に解除されるので、接客終了後にスタッフと連絡が取れないといったトラブルも少なくなります。
※一定時間は設定で変更できるようです。
●2波同時受信機能
DJ-P240で初めて採用された新機能です。
通常のチャンネルで交信しながらも、中継局(レピーター)のアップリンクのA帯(440MHz帯)が受信できるという機能です。
実際の使い方としてはDK-PN01(ワイヤレスコール)のチャンネルをA側に設定すれば、交互通話中であっても、お客様からの呼び出しが聴こえるという機能です。
飲食店のホールや、クリニックなどの受付対応などに便利な機能ですね。
▲ワイヤレスコール以外にも、用事があるときだけオペレーターを呼び出したい管理者、のような方にも便利な機能です。通常のオペレーター間の業務連絡は聞かなくて済むからです。
●DJ-P24の電池関連のアクセサーがそのまま使える
DJ-P240はDJ-P24の電池関連のアクセサリーは全て共用で使用できるように設計されていますので、DJ-P24を既に使用されているユーザーの方であれば、買い増しやリプレースの時に非常に便利です。
特に大口ユーザーにはメリットが大きいと言えます。
●エアクローン機能
今のところDJ-P240間となりますが、セットモードを含むすべての設定を他のDJ-P240にコピーする機能です。
複数台導入する必要がある大口業務ユーザーには便利な機能ですね。
●ACSH(アクシュ)機能 (auto-connect-shake-handの略)
ACSH機能はDJ-PHM10から搭載された新機能です。
これはすでに特小機が導入されている現場にDJ-P240を追加するときに便利な機能です。
既存の特小機のチャンネル設定や、グループ番号などを自動検知してDJ-P240に設定できる機能です。
このACSH機能をエアクローン機能と併用すると、複数台DJ-P240を追加導入する現場の管理者には非常に便利な機能です。
フリラユーザーも満足の機能満載
DJ-P240のすごいところは業務ユーザーのことを考えつつも、フリラユーザーも満足できる機能が搭載されていることです。
ベテランフリラユーザーにも定評あるDJ-P24の基本性能をさらにブラッシュアップさせて、移動運用などにもガンガン使えるメインリグとしても、フリラの方へDJ-P240はお勧めできる無線機です。
●外郭保護規格 IP64/65/67/MILの超堅牢なボディーを採用
DJ-P240のボディーは耐塵、防浸のタフなボディーです。
海や山など過酷な場所での移動運用で無線機を痛める心配からも解放されます。
業務の現場はもちろんフリラ特小機のメインリグとしても気兼ねなくガンガン使えそうです。
ちなみにDJ-P240が合格している試験は以下の通りです。
IP6X 耐塵:既定の環境・条件でベビーパウダー状のダストが内部に一切入らない。
IPX5 噴流:既定の条件、量の噴流水を全方向校から当てても内部に浸水しない。
IPX6 暴噴流:IPX5よりもさらに厳しい条件の噴流水でも内部に浸水しない。
IPX7 防水:既定の環境で水没させても内部に浸水しない。
MIL-STD- 810F(米軍規格)振動と衝撃:既定の条件での長時間振動と加速度重力を加えても正常に動作する。
●当然47chをカバー
もちろん特小で使用できる47chのすべてのチャンネルをカバーしています。
チャンネル表示は従来のアルインコ形式を採用しているので、インターネットのSNSなどで運用告知するときも便利です。
●外部電源端子装備
ACアダプターやシガープラグが使えるだけではなく、バッテリーパックを充電することもできる外部電源端子が当然のことながら装備されています。
外部電源が使えると移動先でも電池容量を気にすることなく運用できるようになります。
●乾電池仕様がうれしいね
DJ-P240は単三電池2本で動作します。
電池が消耗してもコンビニなどで気軽に購入できますし、エネループなどの充電式の電池の選択肢も広くて助かります。
●DJ-P24と同様のSメーター機能などを搭載
DJ-P240はDJ-P24の後継機という位置づけなので、DJ-P24で採用されていたフリラに便利な表示機能にもカスタマイズ可能です。
その表示機能とは「S/RFメーター」「周波数表示」「カウントダウンタイマー」などが搭載されています。
▲ロングアンテナタイプは、飛びも受けも期待できそうな予感がします。ちなみにロングアンテナタイプの正式な型番はDJ-P240Lとなります。
いよいよ発売されたアイコムのIC-DRC1ですが、システムの仕様としてGPS搭載と、無線機1台1台に固有のID番号が付与さるという特徴があります。
ID番号については個体ごと別のものが割り当てられているので、同じ番号が付与されるということはありません。
そこで今回は、このID番号とフリラコールをデータベース化してみたら便利かもしれない、という発想の企画です。
▲新しくメニューに「デジコミ芳名録」を新設しました。投稿された情報はこちらに登録されます。デジタル小電力コミュニティ無線と書くと長かったので便宜上「デジコミ」と短く表現してみました。
▲事前にtwitterにてアンケートを実施した結果がこれです。登録に賛成する方と反対する方の割合がほぼほぼ半分と拮抗しており、このアンケート結果からリスト化を決意する事となりました。
音声以外に送出されるデータ
登録する前にして得おきたいことがあります。
IC-DRC1のPTTを押すと音声はもちろんのことデジタルデータとしてこんな情報も同時に送出されます。
自分の意思とは関係なくPTTを押した時点で自動的に送出されてしまい、データの送出を止める設定はできません。
・音声データ
・GPS測位データ
・機器IDデータ
デジタルデータなので、音声が無音であってもGPS測位による位置情報やID番号は送出されています。
IDを登録してると何が便利か
無線機固有のID番号を登録していると何が便利なのか考えてみましょう。
IC-DRC1が信号を受信すると、相手局の位置情報とID番号が表示されます。
音声を聞かなくても、相手局の位置と無線機のID番号がわかるということです。
これってすごくないですか。
信号が弱かったり、不安定な場合、相手局がだれか、今まではわかりませんでした。
これに対して、ID番号が分かれば、音声が不安定だったり、一瞬しか信号が入ってこなかった場合などでもID番号さえ読みとれれば、交信の相手局がだれかわかるということです。
▲ID番号は「機器ID」と書かれた数列です。この場合は「014-0000234」が無線機固有のID番号となります。
登録情報は二つ、セキュリティー対策も忘れずに
ID番号の登録情報は少なく二つのデータだけです。
そのデータとは「ID番号」+「コールサイン」のみです。
※登録情報を分類するために登録先のエリアも申告してください。
これ以上の情報の登録はありません。
登録された情報は専用ページにて閲覧できるようにします。
また、デジタル小電力コミュニティ無線の特性上、GPS機能を無効にすることはできません。
電波を発信すると常に自局位置情報が送出されてしまいますので、自宅などから電波を出した場合は位置を知られてしまうという問題が発生してしまいます。
こればかりは無線機の特性上避けようがないので、自宅からの運用には十分気を付けたいところです。
登録は任意です
登録については各局の判断でお願いします。
ID番号とコールサインを紐づけすることの問題点は、今後どんなことが発生するか想像もできませんが、運用する上でのメリットも大きいと思います。
登録については各局のご判断で行ってください。
どうやって登録する?
登録は「Contact」からフォームを使用して行ってください。
各種SNSやメールなどでの登録は受け付けません。
これは作業の単純化を図るためです。
もし、SNSなどで登録依頼があっても登録は致しません。
また、登録情報の削除や変更、訂正などには応じかねます。
これも作業の都合上ということで、機器IDの登録に対しては事前に十分に検討してから行ってください。
フリラjpは営利目的ではなく、趣味の範囲で情報発信を行っているサイトなので、ご理解いただければ幸いです。
コールサイン フリラAA101
機器ID 014-0000234
登録エリア 1エリア
上記のような形式で登録情報を投稿してください。
動画版はこちらです
11月11日に行われた「サヤマベース友好感謝祭2」に行ってきたので報告します。
参加者は70名以上と、ちょっとしたイベントにしてはかなりの規模となっています。
美味しい食事とお酒やソフトドリンクの提供と、くじ引きイベントなど、楽しいひと時を同じ趣味の仲間と一緒に過ごすことができた貴重な時間となりました。
この場を借りて、企画された方、当日スタッフとして動かれていた方、そして参加された各局には感謝です。
ちなみに次回の「サヤマベース友好感謝祭3」の予定はいつでしょうか?
開催されたサヤマベースはこんなところ
イベントが開催されたのは埼玉県狭山市にある「オールメイクス埼玉」という車の修理屋さんで、フリラ仲間の間では「サヤマベース」の愛称で親しまれています。
▲電車の場合は西武線仏子駅が最寄となります。ここから車で10分ほどの距離にあります。
▲サヤマベースのシンボル的なトラックです。さすがアメ車デカイ!
▲狭山ベースのもう一つのシンボルが、この大型薪ストーブです。
▲サヤマベースの通りに面したカンバンはこんな感じです。おやっ、誰かデジ簡を運用してるようですね。
▲地図で見ると場所はこんなところです。
さて始まりました
いよいよイベントがスタートしました。
開会のあいさつはスタッフの方による軽妙なトークから始まりました。
会場内では爆笑に次ぐ爆笑で大盛り上がりです。
▲開会の乾杯はナントご当地名産の狭山茶です。オサケではなくてオチャケというシャレです。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」という言葉が古くからあるように狭山は国内有数の茶所としても有名です。
自己紹介の時間です
スタッフの方から開会のあいさつと狭山茶での乾杯が終わると、次は参加各局の自己紹介タイムです。
会場が広く、参加者も多いので特小機を使っての自己紹介となりました。
※自己紹介の写真はすべての方を紹介できませんでした。
メシも美味かった オ・モ・テ・ナ・シ 最高です!
イベントで提供された食事は、ジャンバラヤ、ピザ、もつ煮込み、リブステーキなどです。
ドリンク類は、狭山茶、コーラ、サイダー、オレンジジュース、ビール、酎ハイ、リポDなど、まさに至れり尽くせりといったおもてなしです。
▲ジャンバラヤを炊いています。ピリッと辛くて美味い! 麦ジュースがすすみますw
▲市民ラジオの新技適機ZX900Aが展示されました。実機に触りながら談笑していると、ジャンバラヤがさらに美味しく感じますね。
▲もつ煮込みをサーブするスタッフ。もちろん美味しかったです。
▲皆さん楽しんでますね。美味いメシを食べながら気の合う仲間との談笑は至福の時間です。
さてイベントです
食事をしながらもイベントは進行していきます。
イベントといっても主催者が用意するのではなくて、参加者同士がお互いに作り上げるようなカタチで進行していきます。
▲ジャンバラヤを炊く薪が足りないようなので急遽「薪割り」始まりました。サヤマベースでお馴染み恒例のイベントです。
▲サイエンテックス社のSR-01用アンテナプロテクターがオーナー限定で、ある参加者からサプライズプレゼントがありました。(個人によるプロダクトなのでサイエンテックス社の製品ではありません)
宴もたけなわですが…
そろそろこの原稿もお終いに近づいてきました。
集合写真のコーナーです。
▲時間の都合で途中で退席された方もいらっしゃいますが、最後の集合写真にお集まりいただい各局です。
▲女性に集まっていただきました。男性が多い趣味ですが女性の姿があると場が華やかです。
▲今回のイベントの企画運営にご尽力いただいたスタッフの方々です。
動画版はこちらです