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フリラjp (2024/11/23 9:35:18)
現在データベースには 781 件のデータが登録されています。
外部アンテナの使用できるデジタル簡易無線(デジ簡)は遠距離の交信や、モービルや自宅に外部アンテナを建てて交信できるのでフリラの方に人気があります。
平日の夜間でも自宅からQSOを楽しんでいるフリラの方も日に日に増えているようで、都心部などでは、日中の業務局でいっぱいのデジ簡のチャンネルも、夜間であれば多少の隙間があるということでラグチュー用途で人気が出始めています。
そんなデジ簡の外部アンテナですが、日頃のメンテナンスや監視などはされていますか。
まずはSWRメーターを使ってアンテナのSWRの常時監視から始めてみましょう。
デジ簡用のSWRメーターじゃなくもOK!
デジ簡専用でなくても、市販のSWR計でも周波数帯がデジ簡の351MHz帯をカバーしているものであればデジ簡のSWRを測定することが可能です。
ただしここで問題となるのが精度の問題です。
デジ簡での使用を想定して設計されているSWRメーターは351MHzでも精度が高く測定できるように設計されています。
だからと言って、アマチュア無線用を流用したら測定できないかというと、もちろんそのようなことはありませんので安心してください。
▲SX400のメーター部分
デジ簡対応のSWRメーターが欲しい!
デジ簡用じゃなくてもデジ簡で使えるSWRメーターですが、できれば積極的にデジ簡に対応している機種でSWRの測定ができればいいと思いますよね。
今回紹介するのはダイヤモンドブランドで有名な第一電波工業から発売されているシングルニードルのSWR計、SX600とSX400の2機種です。
▲SX600はHF帯と50MHz帯、144MHz帯と430MHz帯、のアマチュアバンドとデジ簡に対応している。(2018年2月発行のカタログから抜粋)
▲SX400は144MHz帯と430MHz帯、のアマチュアバンドとデジ簡に対応している。(2018年2月発行のカタログから抜粋)
製造番号に注意!
SX600とSX400は以前から発売されていた機種ですが、最近になって設計変更を行い、今まで以上の高精度でデジ簡の出力やSWRの測定ができるようになったようです。
メーカーに問い合わせたところ、351MHz帯の測定精度を高めるために設計変更を行いマイナーチェンジをしたということです。
SX600とSX400のマイナーチェンジにはカタログを見るまで気が付きませんでした。
設計変更をあまり大きく宣伝しないのは販売店にある流通在庫に対する配慮か、それとも宣伝の仕方が苦手なのかわかりませんが、もう少しわかりやすく市場へアピールしていただくとデジ簡ユーザーとしてはうれしかったです。
設計変更されたとはいえ、いままで発売されていたSX600やSX400でもデジ簡の出力やSWRはもちろん測定できますので、すでにお持ちの方も安心してください。
新たにデジ簡でも使えるSWRメーターを探している方は、購入するときには製造番号に注意してください。
製造番号の末尾に「F」がついているものがデジ簡の測定精度がさらに良くなっている設計変更後の製品です。
設計変更を行っても型番の変更がないため、流通在庫については製造番号にFが付加されていない製品があるかもしれませんので、購入する場合は販売店に製造番号の末尾に「F」がついているか確認してみてください。
動画版はこちらです
JVCケンウッドからデジタル簡易無線の新機種TPZ-D510が発表となりました。
従来の30ch(3R規格)に加えて、スカイスポーツ用の上空チャンネル5ch(3S規格)も使用可能なデジ簡になっています。
発売は5月中旬を予定しているということです。
▲トップパネルのLEDは設定で7色から選択でき無線機のグループ分けに最適です。
開発にあたっての背景はこんな感じ
最近レジャーとか業務で特小が人気になっていますが、やはり特小だと10mwという小さい出力のため飛ぶ範囲が限られてくるという悩みがユーザーから上がっていたようです。
かといって、従来のデジ簡だと出力は大きくても、本体がどうしても大きくなってしまうため、コンパクトで高出力な無線機が求められていたようで、ケンウッドとしては小型でありながら高出力なデジ簡の開発に着手したということです。
意外とよく飛ぶ2W出力
関東地区などでデジ簡を運用されている方であればご存知の方も多いと思いますが、通常の高所での運用時には1w出力で十分に楽しめるという意見も多く聞かれます。
すでにアルインコのDJ-DPS70が2w出力に切り替えられる機能を搭載しており、業務局であっても電池の持ちと飛びのバランスが取れている出力ということで定評がある2w出力を採用したようです。
ちなみに3S規格の5chについては自動的に1w出力に切り替えられます。
3R規格の30ch分については2w出力です。
30ch+5ch対応!
TPZ-D510は通常の陸上、周辺海域で使用できる30ch(3R規格)と上空、陸上、周辺海域で使用できる上空チャンネルS1ch~S5chまでの5ch(3S規格)の両規格で使用できる無線機に仕上がっています。
一部のネット情報では30ch+5chの無線機に対して35chフルカバーと表現されている方もいらっしゃるようですが、本来は3Rと3Sの異なった規格の無線システムのため35chフルカバーという表現は正確な表現とは言えませんが、交信するために使用できるチャンネルは35ch分あります。
オシャレなデザインだけど堅牢です
ケンウッドの特小とかデジ簡ってデザインがいかにも無線機というデザインではなくて、オシャレな感じがしますよね。
でもオシャレなデザインだとキャシャで壊れやすいイメージなんですが、TPZ-D510はそんなことないみたいです。
アメリカ国防総省軍用規格MIL-STDの11項目に適合、さらにIP67相当の防塵・防浸性能に対応しているというのです。
これなら移動先での天気の急変にもある程度対応できそうです。
大出力のスピーカー搭載
最大750mwという大出力のスピーカーが内蔵されています。
フリラの方であれば、移動運用の時にスピーカーの出力が足りなくて苦労された方も多いと思います。
もちろん業務ユーザーであれば騒音の中で使用することもあるかと思いますが、大出力スピーカーで作業も安全にはかどると思います。
業務仕様だけにフリラとしての残念ポイント
このTPZ-D510ですが、基本的に業務機という立ち位置で開発されていますので、趣味で交信そのものを楽しんでいるフリラの方からするとチョットばかり残念なポイントがあります。
●アンテナが取り外しできない
3S規格を取り込んで、しかも小型ボディーを目指して作られたのでアンテナが取り外しできません。
この無線機のコンセプトを考えれば当然のことですが、フリラの方には残念ポイントですが、すでにアイコムから先行発売されていた2規格の登録型デジタル簡易無線機のIC-DPR30はアンテナ内蔵タイプで最大1w出力なのに対して、アンテナが外部に露出して2w出力(3R)というところがアイコム機と差別化を図っているので、基本的な送受信性能はTPZ-D510の方が高いように思われます。
●出力が2w
遠くの局と交信したい時にはどうしても5w出力が欲しくなる時もあります。
省エネと飛びのバランスが取れた2w出力もフリラの方にとっては残念ポイントです。
●基本的に業務仕様です
フリラのような趣味の無線家向けに開発されていないため、業務ユーザーにとっては便利な機能や機構が満載です。
例えばプログラミン機能を使ってPCからチャンネルごとのUCや秘話機能、スキャン機能設定、選択呼出し機能等の詳細設定が可能だったり、ケーブルがよじれにくい独立回転ナットを採用したり新しい試みをたくさん取り入れているところですが、フリラの方が利用する機能かというと疑問です。
市場的には業務の市場はかなり大きいので、どうしても趣味の無線家であるフリラの意見はメーカーに届きにくいイメージですが、新しい機種が登場するということは潜在的なフリラの方が増える土壌が大きくなるということでいいことだと思います。
▲ケーブルがよじれにくい独立回転ナットを採用しています。
▲MCP-9B(フリーソフト)はWindows7.8.10に対応、プログラミングケーブルは別売です。
フリラとしてはサブ機に最適かも
まず大きさなんですが、幅50mm×高さ94mm×奥行27mm(突起物含まず)で重量が約160gと小型軽量です。
ちなみに幅54mm×高さ155mm×奥行28mm(突起物含む)
家族との連絡やレジャーでの仲間との連絡には最適です。
メインの無線機で移動運用しながらも、メインリグの電池が心細くなった時のバックアップ用にもちょうどいい大きさだと思います。
常にカバンに入れて、仕事帰りのちょっとした運用時にも威力を発揮しそうです。
万が一の時に非常持ち出し袋に入れておいてもいいかもしれません。
フリラの方のサブ機として導入を検討してはいかがでしょうか。
動画版はこちらです
6エリアの特小RPTの変更情報が、みやざきCB250氏から届きました。
都城市(山田)RPTを移設したとのことです。
移設先は三股町(凉松山)の標高500mほどのところで、都城市のほぼ全域をカバーできているということなので、さらに遠方からもアクセスできそうです。
チャンネルやトーンは変更なしのようです。
●三股町(凉松山)RPT 3A-L14-08
みやざきCB250氏からの情報提供に感謝いたします。
動画版はこちらです
●特小レピーターの利用について
特小レピーターは、そのほとんどが個人で設置運営されています。
予告なく突然の廃止や休止、運用周波数やトーン周波数の変更などもあります。
特小レピーターを使用する際は、運用マナーを守って設置者の方に感謝の気持ちを忘れずに運用を楽しみましょう。
●フリラjpからのお願い
フリラjpでは特小レピーター情報を随時募集しています。
新規の常設特小レピーターの他、移動運用での臨時特小レピーター情報や、既に運用されている特小レピーターの周波数変更などの情報提供も大歓迎です。
特小レピーター情報は「Contact」からお寄せください。
●アクセス報告のお願い
フリラjpでは特小レピーターのアクセス情報も募集しています。
どこのレピーターに、どこからアクセスできた、という情報です。
アクセス情報は、特小レピーターを利用する方に有益な情報ですが、レピーターの設置者(管理者)の方にとってもモチベーションが上がる情報です。
直接特小レピーターの維持管理に参加することができなくても、間接的に特小レピーターの存続に協力することができる方法です。
特小レピーターアクセス情報も「Contact」からお寄せください。
この度アルインコのデジ簡DJ-DPS70に新色が追加されました。
追加されたのはイエローの筐体で型番がDJ-DPS70YAとのこと。
発売は5月を予定しているということです。
業務の現場で活躍しそうです!
業務の現場で導入したユーザーの多くの方が、無線機のカテゴリー分けに苦労されていると思います。
複数台同じ無線機を導入して、使い方を統一したはいいけど、チーム分けなどで微妙に違う設定の無線機を筐体に貼ったチーム分けのテプラなどで区別している現場が多いと思うんですが、設定の違う無線機を間違えてピックアップしてしまい、連絡にならないなんて事態が出ているようです。
また、夜間の車や工具箱の中では黒いボディーだと目立たなくて、無線機を忘れてきたのではないか、という勘違いも起こりやすかったのですが、黄色いボディーであれば目立って作業効率も上がるというものです。
▲「DCR-PRO」のシールは初期のロットの製品にはなかった。
もちろんホビーユースでも便利です
黄色いボディーですが、もちろんホビーユースでも便利です。
例えば、運動会やキャンプなどです。
複数の方が1台の無線機を使う場合、黒い無線機だと目立たなくて、とっさのオペレーションに支障が出ることがあります。
無線機を探すためのタイムロスが出る場合がありますが、黄色いボディーであれば目立つのですぐに無線機を手に取ってオペレーションできるというわけです。
また、山登りなどを楽しむアウトドア派にも人気が出そうです。
電池は通常の色(黒)みたいです
ボディーは鮮やかな黄色ですが、電池部分は従来の色で黄色ではないようです。
黄色と黒の「警戒色」を採用しているため、カジュアルな印象ではなく業務局らしさと目視しやすさを両立しています。
フリラの方の中には気になる方もいらっしゃると思いますが、業務ユーザーでは全くと言っていいほど問題になるようなことはありません。
業務で使っているボリュームユーザーの中には、気兼ねなく電池をガンガン使いまわせることができるため、従来の色の電池の方が使い勝手がいいかもしれません。
▲最大6台まで連結して最長4時間で急速充電できる連結充電器の「EDC-214R」とACアダプター「EDC-188」はボリュームユーザーにお勧めです。
スピーカーマイクも同時に購入しておきたいですね
ALINCO スピーカーマイク 防水プラグ EMS-62 MJ-リゲイン 100mL×10本 【指定医薬部外品】 エアーガン等のレビュー動画をYoutubede
で紹介しているマック堺氏がなんとサイエンテックスのSR-01とJCBT17Aの紹介動画をアップしていました。
サバイバルゲームでの使用を想定してレビューしていましたが、マック堺氏の見解はどんなもんでしょうか?
最近何かと話題の「IP無線機」ですが、いいらしいといううわさは聞くけど実際どうなんだという疑問の声も多いようです。
導入事例もまだまだ少ないようで、身近でIP無線機を導入したという話を聞いたことがないから、導入に躊躇しているなんて業務無線担当者の方もいらっしゃるようです。
そんなIP無線機ですが、秋葉原にある田中電気の動画サイトに色々な情報が掲載されていたので紹介します。
ちなみにIP無線機はほとんどの場合法人契約となりますので、個人での契約はできません。
個人契約を希望される場合はX-TALK F22
を検討してみてはいかがでしょうか。
東京湾アクアラインでの通話テスト(トンネル)
この動画は東京湾アクアラインでの通話テストです。
アクアラインを早々している車と、田中電気の秋葉原本社の間で交信している様子です。
通常の無線では交信できないトンネル内でも快適に交信できていることが分かりますね。
無料貸し出しもやってるっぽい
アイコムのIP500H(au回線)を3セット貸し出ししてるみたいですね。
興味はあるけど、実際に試してみないと分からないというのが本当のところだと思いますので、無料で貸し出しは是非利用してみたいサービスです。
詳しくは動画内で案内されている窓口まで連絡してみてください。
関東(1エリア)の特小レピーター速報
既設レピーターの周波数変更の連絡が届きました。
変更情報をお寄せいただきました管理者の方へ感謝いたします。
いづれのレピーターも混信対策ということです。
●原宿RPT 3A-L12-17(神奈川県横浜市戸塚区)
●牛久RPT 3A-L11-05(茨城県牛久市)
動画版も始めました
●特小レピーターの利用について
特小レピーターは、そのほとんどが個人で設置運営されています。
予告なく突然の廃止や休止、運用周波数やトーン周波数の変更などもあります。
特小レピーターを使用する際は、運用マナーを守って設置者の方に感謝の気持ちを忘れずに運用を楽しみましょう。
●フリラjpからのお願い
フリラjpでは特小レピーター情報を随時募集しています。
新規の常設特小レピーターの他、移動運用での臨時特小レピーター情報や、既に運用されている特小レピーターの周波数変更などの情報提供も大歓迎です。
特小レピーター情報は「Contact」からお寄せください。
2エリアを中心に、最近では3エリアや1エリアなどでもデジ簡を運用するときに秘話(デジタルコード)を使用してのサブチャンネルでの運用を行う機会が多くなっているようです。
今回はデジ簡での秘話交信の是非ではなくて、デジ簡で秘話を使用して交信を行う際に注意したいポイントを確認していきたいと思います。
秘話コードを使用した交信でも、色々と問題点があることが分かってきました。
そもそもデジタルって何がデジタル?
フリラの方の多くが運用しているデジタル簡易無線(登録局/3R)ですが、そもそも「デジタル」とはどの辺がデジタルなんでしょうか?
デジ簡のデジタルとはデジタル変調のことを表しています。
144MHzや430MHzなどアマチュア無線で使用されているFM交信では最近ではデジタル変調を使用したD-STARなどが登場していますが、従来の音声による交信はアナログ変調でした。
FM電波にアナログの音声を載せて相手側と交信する方法が使用されていました。
これに対して「デジタル変調」はFM電波にデジタル処理された信号を載せて相手側と交信する方法です。
デジタル処理された信号で交信するためにデジタルと呼ばれているのです。
ここでポイントなのがアナログでも、デジタル(デジ簡の場合)でも基本的に無線機から発射される電波はFM波ということです。
イメージしやすく言うと、同じ車種のトラックの荷台に積まれているのがアナログという荷物か、デジタルという荷物かの違いだけです。
トラック自体は同じだということがポイントです。
▲積み荷が違うだけのトラックは、同じ道路を走っている。
業務局への配慮になるのか?
デジ間でのデジタルコード使用を推奨する理由として大きな理由に「業務局へホビー局のたわいもない交信内容を聞かせないことによって、業務局とホビー局とのトラブルを回避するため」というのがおおきな理由のようです。
基本的には混信対策ではないようですが、混信対策も兼ねているような印象を受けます。
目的としては、無線の知識が業務局で使用しているオペレーターよりも豊富なホビー局(フリラ)が配慮しようということだと思います。
トラブルの回避は業務局とホビー局(フリラ局)が同じシステム(同じチャンネル)を使っているので必要な配慮であることは間違いありません。
トラブル回避に対して意識の高いことは非常にいいことだと思います。
ここまで書くとフリラの方がデジタル秘話を使用することは業務局への配慮になるということが分かりましたが、これはデジタル変調の特性を理解して、有効にデジタル秘話(デジタルコード)を活用した場合にのみ言えることなのです。
デジ簡秘話だけでは混信対策にならない!
デジタル秘話を使用すると、同じコード番号に設定した無線機同士でないと音声が相手に伝わりません。
音声が相手に聞こえないので「デジタル秘話」という表現になっていますが、音声が聞こえないだけで、電波自体は飛んできていることが問題なのです。
デジタル秘話だから混信対策もバッチリだと思い込んでいると、異なるコード番号を使用している局や、デジタルコードを設定していない局へは混信を与えてしまう可能性が大きくあります。
しかも、混信しているかどうかは、デジタルコードを設定していると確認する方法がないことが一番の問題点でもあります。
先ほどのトラックのたとえで言うというとこんな感じでしょうか?
▲同じ道路を別々の会社のトラックが走れるが、自社のトラックしか見えない。他社のトラックは存在しているが見えない。(運送屋さんだけでなく引っ越し屋さんなども走ります)
こんな感じに例えてみました。
同じ道路を、別々の会社のデジタルという荷物を積んだトラックが走っています。
しかし、黒猫運送の会社の人は、黒猫運送のトラックしか目に入りませんので、飛脚運送やJP運送の車は見えないのです。
同じように飛脚運送やJP運送も自社のトラックしか見えないので他社のトラックの存在すらわかりません。
これがデジ簡の同じチャンネルでも起きてしまうかもしれない混信問題なのです。
デジタルコードを使用してしまうと他者の交信の存在に気が付けないという問題です。
同じ道(チャンネル)を使用していても、運送会社が違う(デジタルコードが違う)と他社の車両(交信)の存在が分からないが、車両(交信)自体は存在しているので、同じ道(チャンネル)を走ろうとすると渋滞(混信)が起きてしまうということです。
FM波は弱肉強食の世界です
アマチュア無線の資格を取得されている方であればご存知かと思いますが、FM波の特性として弱肉強食という性格があります。
受信者からみて、2波以上の電波が混信してきた場合、強い電波しか見えなく(弱い電波が強い電波によってマスクされてしまう)なってしまうという現象を「弱肉強食」という言葉で表現しています。
受信者から見ての電波の強さですから、出力が大きくても遠くから発射された電波であれば、近くから発射された出力の小さな電波の方が、受信者に対して強力にはいって来ることもあります。
基本的にデジ簡から発射される電波は、FM波にデジタル変調を載せているだけなので、混信するメカニズムとしては、アマチュア無線や特小などのアナログのFM波と全く同じ理屈というわけです。
自分自身が秘話コードを設定してしまうと、秘話コードの違う局や、秘話コードを設定していない局の交信する音声が聞こえてこない危険性があります。
デジタル秘話を使用し、業務局に対してこちらの音声が聞こえないようにしても、知らず知らずの間に、業務局へ配慮が、まさか自分自身が業務局への混信の原因を作ってしまっているという、本末転倒な結果になりかねないということです。
目指すは意識高い系の混信対策
ここまで書いてくると、なんだか「じゃあ、秘話は使うなってことなんじゃないのか!」という意見も出てきそうですね。
そうはいってません!
適切にデジタル秘話を使うことが大切だということです。
事前にデジタルコードなしでサブチャンネルをよく聞いて、デジタルコードを使用していない業務局などの存在を確認することから始めてみましょう。
確認は面倒かと思いますが、業務局へ配慮する気持ちがあれば、さらに一歩進めて、意識高い系の混信対策を検討してみるのもいいかと思います。
特小は配慮しなくてもいいのか…
デジ簡の秘話コードの話が終わったところで、ネット情報を見る限り特小のデジタル秘話の話が出てきたことないですよね。
デジ簡ばかりが話題になっていますが、関東地区では10年以上前から特小での業務局とのトラブルが深刻化しています。
関東地区でも郊外ではあまり気になりないという方もいらっしゃるようですが、都心部などでは、飲食店や工事現場、イベント会場など、業務で使用している特小局が数多く存在し、盛んに運用されています。
これは関東の都心部だけにとどまらず、地方都市においても同様な現象が見受けられます。
これらの局への配慮はどうしたらいいのでしょうか。
ネットを見る限り特小業務局への配慮の話が一切見受けられません。
デジ簡ばかりがデジタル秘話コードの使用が推奨され特小は話にも出てこないのはいかがなものかと思います。
最近のフリラの入門バンドとして特小は忘れてはならないものです。
入門バンドとして無線機が簡単に入手でき、参入するハードルが低い特小ですが、いざ始めてみると意外に飛んだり、想像以上に飛ばなかったりと、実に味わい深く面白いバンドです。
しかし、システム自体の歴史もデジ簡より長く、業務で使用するにしても無線機自体が安く購入できる分、運用局も多く、フリラ(ホビー局)との混信問題も深刻なのです。
特小はアナログ方式とデジタル方式の通信方式がありますので、特小のデジタル化も混信対策になりそうですよ。
デジ簡の交信で秘話は使うべきなのか?
最後にデジ間で秘話コードは使うか、使わないかの選択ですが、運用される方の自由でいいと思います。
からなずデジ簡を運用するときは秘話を使わなくてはいけないという決まりがあるわけでもありません。
しかし、使わなくてもいいという決まりもありません。
フリラの運用は、使うも使わないも自由に選択できるのです。
交信相手によっては、秘話を使用するることが前提という方もいらっしゃいますが、もちろん秘話を使わないことが前提という方もいらっしゃいます。
秘話を使う方、使わない方、双方の意見を尊重しあって運用すればいいのだと思います。
間違っても「秘話を使うべきだ」とか「秘話なんて使うな」というような自分の意見を相手に押し付けるような風潮は避けたいと思います。
動画版はこちらです
オオサカAK47
オオサカAK47氏より特小レピーター情報が届きました。
●宝塚特小RPT 3A-L10-08
レピーターの詳細についてはブログに掲載しているということです。
https://ameblo.jp/osaka-ak47/entry-12353623347.html
オオサカAK47氏からの情報提供に感謝いたします。
動画版も始めました
●特小レピーターの利用について
特小レピーターは、そのほとんどが個人で設置運営されています。
予告なく突然の廃止や休止、運用周波数やトーン周波数の変更などもあります。
特小レピーターを使用する際は、運用マナーを守って設置者の方に感謝の気持ちを忘れずに運用を楽しみましょう。
●フリラjpからのお願い
フリラjpでは特小レピーター情報を随時募集しています。
新規の常設特小レピーターの他、移動運用での臨時特小レピーター情報や、既に運用されている特小レピーターの周波数変更などの情報提供も大歓迎です。
特小レピーター情報は「Contact」からお寄せください。
6エリアの特小RPTの開局情報が、おおいたBB88氏から届きました。
●別府八湯RPT 3A-L14-08
別府市から東方向のみです。
具体的な地名でいいますと、別府市から四国の三崎半島、八幡浜市、宇和島市、大分市方面の狭い角度に開けています。それ以外は高層建物の陰になっていますのでまず届きません。
四国の三崎半島、八幡浜市、宇和島市と書きましたが、ホントに届くかどうか調べたわけではありません。今後のアクセス情報待ちです。もしこちらの電波が混信等を与えてご迷惑をお掛けするようなことがあれば、即停波し移動します。
上記のようなQSPが入っていました。
おおいたBB88氏からの情報提供に感謝いたします。
動画版はこちらです
●特小レピーターの利用について
特小レピーターは、そのほとんどが個人で設置運営されています。
予告なく突然の廃止や休止、運用周波数やトーン周波数の変更などもあります。
特小レピーターを使用する際は、運用マナーを守って設置者の方に感謝の気持ちを忘れずに運用を楽しみましょう。
●フリラjpからのお願い
フリラjpでは特小レピーター情報を随時募集しています。
新規の常設特小レピーターの他、移動運用での臨時特小レピーター情報や、既に運用されている特小レピーターの周波数変更などの情報提供も大歓迎です。
特小レピーター情報は「Contact」からお寄せください。