無線ブログ集
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現在データベースには 7182 件のデータが登録されています。

日本アマチュアSSTV協会(JASTA)は、SSTV(Slow Scan Television)のアクティビティ向上のためとして「第46回 SSTVアクティビティコンテスト」を、日本時間の2025年8月1日(金)9時から9月1日(月)9時までの1か月間にわたり開催する。交信対象はアマチュア無線の資格を持ちSSTVの免許を受けている局(海外局も含まれる)で、3.5MHz帯以上の自局に免許された周波数帯(WARCバンドを除く)を使用。とくに20mバンドでは「14.230MHz周辺はDX通信とのQRMが多いとの各国DXerからのクレームが大きいので、14.230MHz周辺でのコンテストQSOを禁止します。14.330MHz中心に運用してください」「他局からのクレーム等で禁止周波数での運用が発覚した場合は、「失格」扱いとします」とアナウンスしている。
コンテストの呼び出し方はとくに定めはなく、ナンバー交換は「RSV符号による相手局のシグナルレポート」+「001から始まる連番(連番の桁が足りなくなったら桁を増す)」。可能なかぎり、自分の顔が写っている画像(手描きのイラストも可)に自局のコールサインとコンテストナンバーを入れて送信するとしている。画像の白黒、カラーは問わない。
完全なコンテストナンバー交換をもって、3.5~28MHz帯(7MHz帯は7.1MHz以上を推奨)は1点、50~430MHz帯は2点、1200MHz帯以上は3点。マルチプライヤーはバンドに関係なく、JAの各エリア、JAを除くDXCCエンティティー(JD1はDXCCエンティティーとしてカウント)、運用日数(1日の運用は1マルチとして、10日間以上運用しても最大10マルチまで)となる。総得点はポイントの和×マルチの和として計算を行う。
ログ提出はJASTAが定めたフォーマットで記入したシートを電子メールのみで受け付ける。締め切りは9月10日(水)まで(これ以降は無効)。「各部門、上位3位までに電子賞状をJASTA からメールにて送る。各部門参加局が10局に満たない場合は、1位にのみ賞状を送る。またニューフェース賞を、今回のコンテストが初参加の申告があった局の中から、得点が1位の局に賞状を送る。さらにYL(XYL)のエントリーがあった場合、その中で得点が1位の局にベストYL(XYL)賞として賞状を送る」としている。
詳しくは「第46回 SSTVアクティビティコンテスト規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第46回
SSTVアクティビティコンテスト規約(PDF形式)
・第46回 SSTVアクティビティコンテスト規約(英語版)
・JASTAが定めたフォーマット「JASTA SSTV コンテスト概要シート」
・第46回 SSTVアクティビティコンテスト規約など最新情報(JASTA)
・日本アマチュアSSTV協会/JASTA:Japan Amatuer Slowscan Television Assocation
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「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」が2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。2023年4月にレギュラー陣の1人だったJA1JRK 谷田部氏がサイレントキーとなり、2024年末でJH1DLJ 田中氏が番組を卒業。現在はJA1NFQ 中島氏とMCの演歌歌手 水田かおり(JI1BTL)、FMぱるるんの “局長” ことJA1VMP 海老澤氏の3名で進行している。
新たに音声ファイルが公開されたのは2025年7月27日(日)21時30分からの第476回放送。前半は8月2~3日に茨城県水戸市で開催される「水戸黄門まつり」と、それに合わせて公開運用を行う記念局「8J1MITO」を案内した。最近は総合通信局に記念局の開設(特別コールサインの発給)を申請しても、審査に相当な時間がかかるようで、これから記念局の開設を考えている無線クラブなどは注意が必要だという。
後半のJARDコーナーはJARD養成部の野本氏が登場。8月16日(土)~17日(日)に東京・巣鴨のJARDハム教室で「 夏休み親子ハム教室 」(4アマ養成課程講習会)を開催するという案内を行った。
番組音源は下記関連リンクにある放送済み音源公開ページで聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。放送終了後一定期間が経過したファイルから削除されるので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・OMのラウンドQSO 放送済み音源公開ページ
・palulun.net
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八重洲無線株式会社は2025年7月29日、新製品のHF~430MHz帯オールモード機「FTX-1シリーズ」の新ファームウェアを初めてリリースした。今回の変更点は「CATオペレーションに対応」「APRSのメッセージReply時に、受信したメッセージが入力画面に表示されないように変更」「セットアップメニュー “FM DIAL STEP” で選択できるステップ幅を7種類に増加」「その他、軽微な修正」の4項目で、同時にCATオペレーション リファレンスマニュアルも公開された。なお予告されている「WIRES-Xへの対応」は今回含まれず、2025年10月中旬のリリースを予定しているという。
「FTX-1シリーズ」の新ファームウェア公開は各バージョンの発売開始以来これが初めてとなる。変更点は次のとおり。
★ファームウェアバージョン(2025/07)
・FTX-1
DISPLAY:Ver. 01-03 → Ver. 01-06
MAIN:Ver. 01-05 → Ver. 01-08
DSP:Ver. 01-02 → Ver. 01-03
・パワーアンプ
OPT:Ver. 01-11 → Ver. 01-12
★更新内容
・CATオペレーションに対応しました。
・CATオペレーション リファレンスマニュアルを公開しました。
・APRSのメッセージReply時に、受信したメッセージが入力画面に表示されないようにしました。
・セットアップメニュー “FM DIAL STEP” で選択できるステップ幅を5kHz/6.25kHz/10kHz/12.5kHz/20kHz/25kHz/Autoから選択できるようにしました。
・その他、軽微な修正を行いました。
FTX-1シリーズのファームウェアアップデートは、公式サイトからダウンロードしたファームウェア(圧縮ファイル)を解凍後microSDカードに保存し、FTX-1に挿入して行う形式だ。詳しくはPDF版のファームウェアアップデートマニュアルが今回公開されているので参照すると良いだろう。
なお発売前から予告されている、FTX-1シリーズのWIRES-X対応(を含むメジャーアップデート)のファームウェア公開について、同社は「Wires-X対応ファームウエアについて、お待たせして申し訳ありません。現在、開発を進めており、 リリースは10月中旬を予定しています 」と案内している。
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・製品情報 FTX-1シリーズ(八重洲無線)
・FTX-1シリーズ
各種ダウンロードタブ(八重洲無線)
・FTX-1シリーズ
ファームウェア・アップデート・マニュアルPDF(八重洲無線)
・FTX-1シリーズ CATオペレーション
リファレンスマニュアルPDF(八重洲無線)
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アマチュア無線を楽しむ女性で組織したクラブ「JLRS」(Japan Ladies Radio Society、1957年設立、会員数:国内106名、DX34名)は、2025年7月12~13日に愛知県名古屋市のホテルで「第68回総会・懇親会」を開催し、全国から約43名のメンバーが集合した。

JLRS 第68回総会の記念写真
JLRSはコロナ禍の時期を除いて、毎年7月に全国の会員が集まる総会と懇親会を各地持ち回りで開催している(2024年は大阪府大阪市、2023年は高知県高知市、2022年は新潟県長岡市、2019年は北海道札幌市、2018年は福岡県福岡市で開催)。今年の「第68回総会・懇親会」は名古屋市中区のKKRホテル名古屋(福寿の間)で開催され、全国から約43名のメンバーが集合。さらに総会には各地からオンライン会議システムを使って参加する会員も多かったという。

今年のJLRS総会・懇親会は愛知県名古屋市のホテルで開催された
同会からhamlife.jpに届いた情報を下記で紹介する。
JLRS 第68回総会・懇親会開催
2025年7月12日~13日、JLRSの第68回総会・懇親会を名古屋市で開催しました。
★7月12日(土)懇親会
18時から行われた懇親会は、メンバーのみならずご家族にも多数参加いただき、皆さんの近況や、今年は大阪万博でのメンバーの活躍等も直接お聞きし、皆さんのお元気そうな様子が拝見でき、一同和気藹々と、とても楽しい時間を過ごしました。
★7月13日(日)JLRS総会
オンライン会議システムZoomを使い、自宅で待機しているメンバーも一緒に参加ができるスタイルで約3時間の総会を行いました。2年後に発足70周年を迎える当クラブですので、70周年イベント等も含め、今後の時代にのっとったクラブ運営の方向性も話し合いましたが、まずはメンバー全員が健康で、趣味としてのアマチュア無線を充分楽しんでいけることを大前提に、今期もクラブ運営を続けていくことを確認しました。
また、今期から毎年3月3日に開催しています「雛コンテスト」の担当者が代わります。新しく、JF0KYK 西山が担当致しますので、今まで同様たくさんの皆様のご参加を宜しくお願い致します。

2025年度のJLRS本部役員の皆さん
★ 今後のスケジュール
今後のJLRSのスケジュールをお知らせいたします。
①JLRS第54回パーティーコンテストの開催
電話部門:2025年9月27日(土)~28日(日)
電信部門:2024年10月4日(土)~5日(日)
※規約が変わっておりますので、お間違えの無いよう宜しくお願いいたします。
②毎月第2日曜日は「YL CQ Day」
年間を通して「YL CQ
Day」を毎月第2日曜日に今年も続けていきます。全国各地のメンバーが7MHz帯の電信・電話モードにて、基本的に30分交代のリレー形式で各局に向けての呼び出しを行って、皆様とお会いできることを楽しみにしております。
●関連リンク:
・JLRSホームページ
・YL CQ Dayについて PDF(JLRS)
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「アマチュア無線家の皆様がいま知りたい話題などを、いろいろな方にお電話をつなぎ、詳しい情報をお聞きしたいと思います」という、茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」の独自制作によるアマチュア無線番組「ビームアンテナ」が2023年7月2日にスタートした。番組は毎週日曜日の21時~21時30分に放送、MCは徳間ジャパン所属の演歌歌手で第2級アマチュア無線技士のJI1BTL 水田かおりが担当している。
新たな音声ファイルが公開されたのは2025年7月27日(日)21時からの第108回放送。前半はJARLコンテスト委員長の土屋氏(JR1LQK)が電話で登場し、 8月2日(土)21時から3日(日)15時に開催される「第68回 フィールドデーコンテスト」の案内を行った。
番組後半ではhamlife.jpのスタッフが、最新のアマチュア無線界の話題と番組収録前(今回は7/17~7/25)に同サイトに掲載された記事の中で、特に注目されたものをピックアップして紹介、水田かおりとあれこれ語りあった。
●関連リンク:
・ビームアンテナ 放送済み音源公開ページ
・FMぱるるん
・palulun.net
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「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容を放送。さらに2023年4月からは栃木県の県域局「CRT栃木放送」でも毎週日曜日の10時から同内容の放送がスタートした。
新たに音声ファイルが公開されたのは2025年7月27日(日)15時からの第575回放送。今回も月刊誌「CQ ham radio」の吉澤編集長(JS1CYI)が登場。同社で刊行しているもう一つの月刊誌「トランジスタ技術」誌が主催する「 エレキ万博2025 」が、8月9日(土)に東京・秋葉原で開催することを案内した。入場無料だが事前登録が必要になる。
続いて同誌2025年8月号(7月18日発売)の特集「最新機種で楽しもう、小型アマチュア無線機入門ガイド」から、最近のアマチュア無線機の傾向と最新機種の一例として八重洲無線のFTX-1シリーズを紹介した。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls 放送済み音源公開ページ
・CQ ham for girls Facebookページ
・palulun.net
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免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2025年7月28日時点で、アマチュア局は「339,889局」の免許情報が登録されていた。前回紹介した2025年7月21日の登録数「340,329局」から、1週間で440局ほど減少。ついに“34万局割れ!”となった。アマチュア局の総数が33万局台になるのは昭和50年度(1975年度)以来のことだ。35万局を割り込んだのは2024年11月11日の時点だったので、8か月半で1万局少なくなったことになる計算だ。なお、アマチュア局に関しては、いわゆる「アマチュア無線の制度改革」により、電波法施行規則等の一部を改正する省令や関係告示などで2023年9月25日から施行されたルールに則り、免許状に記載される周波数等(電波の型式、周波数及び空中線電力)は、アマチュア無線技士の資格別に対応した「一括表示記号」が導入されている( 2023年3月22日記事 )。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
さらに、2024年12月28日から2025年1月6日まで、年末年始に行われたサイトリニューアル(システム停止)で、メニューなどのデザインが大きく変わった。
今回、2025年7月28日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「339,889局」の免許状情報が登録されていた。前回、2025年7月21日時点のアマチュア局の登録数は「340,329局」だったので、1週間で登録数が440局ほど減少した。
アマチュア局の総数が33万局台になるのは、昭和50年度(1975年4月1日~1976年3月31日)以来のことだ。

「種類で探す」→「アマチュア局」をクリックすると、ご覧のメニューが表示され、日本国内のアマチュア局について、コールサインなどから許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報が検索できる

2023年9月25日から施行されたルールに則り、免許状に記載される周波数等(電波の型式、周波数及び空中線電力)は、アマチュア無線技士の資格別に対応した「一括表示記号」が導入され、例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」の「電波の型式、周波数及び空中線電力」は一括表示記号の「1AF」に(左)、移動する局の「電波の型式、周波数及び空中線電力」は「1AM」となった(赤枠はhamlife.jpが記入)
↓この記事もチェック!
< “即日施行” と “9月25日施行” に分かれる>総務省「アマチュア無線の制度改革」、3月22日の官報号外で公布される
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 周波数等の一括表示記号
・アマチュア局34万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・全局の、周波数等の一括表示記号(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
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アマチュア無線の資格を持ち国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士と、子供たちが交信を行うプロジェクト「ARISSスクールコンタクト」。2025年8月1日(金)の18時47分JSTから、大阪・関西万博の会場に集まった子供たち(幼稚園児から高校生まで)18名が、特別記念局「8K3EXPO」のコールサインで交信を行う。ISS側のコールサインはOR4ISS、登場するのはISS船長を務めているJAXA所属の大西宇宙飛行士(KF5LKS)だ。このスクールコンタクトは大阪・関西万博会場内の「ホップアップステージ北」(コネクティングゾーン C08-01)で行われ、入場者は自由に観覧できる。
<急告>
「アマチュア無線の日」である7月29日(火)の17時30分から、会場内の「ホップアップステージ東外」で今回のARISSスクールコンタクトをPRするイベントが行われる。詳細は本記事末尾参照。
4月13日から10月13日まで開催されている「大阪・関西万博」。会場内にはJARL(一般社団法人 日本アマチュア無線連盟)のアマチュア無線特別記念局「8K3EXPO」が設置され、毎日多くの来場者、体験運用者で賑わっている。
その8K3EXPOの運用期間中で最も大きなイベントが、今回開催されるARISSスクールコンタクトだ。JARL関西地方本部の関係者らがNASA(アメリカ航空宇宙局)や万博協会などと交渉を重ね、8月1日(金)18時47分から約10分間の実施が正式に決定した。
この交信はNASAと大阪・関西万博の公式イベントの1つとして、万博会場内の「ホップアップステージ北」(コネクティングゾーン C08-01)というイベントコーナーで行われ、来場者は自由に観覧することができる。開催に至るまでの経緯は次のとおり。
<開催に至るまでの経緯>
2024年12月 大阪・関西万博協会とのアマチュア無線ブース設置契約締結
2025年1月 NASAへ大阪・関西万博ARISS開催の正式申請提出
2025年4月13日 大阪・関西万博2025 開幕
大阪・関西万博 特別記念局 近畿総合通信局より免許交付
2025年4月25日 NASAより7月末の週での開催の調整に入ると連絡が届く
2025年5月 子どもたちの公募開始(18名の子どもたちが集まる)
2025年6月7日 第1回ARISS事前授業開催(オリエンテーション)
2025年6月29日 第2回ARISS事前授業開催(宇宙飛行士への質問決定)
2025年7月13日 第3回ARISS事前授業開催(コンタクトの実施練習)
2025年7月15日 NASAへ子どもたちの質問シートを提出
2025年7月22日 NASAより交信日(8月1日)と交信相手(大西宇宙飛行士)の決定連絡

会場外のタワーブースには今回のARISSスクールコンタクトに備えて衛星追尾アンテナが設置された
ISSから登場するのは、船長を務めるJAXA所属の大西卓哉宇宙飛行士(KF5LKS)で、交信は日本語で行われる。一方8K3EXPOのコントロールオペレーターは歌手でJARL広報大使を務めるMasaco(JH1CBX)が務めるという。
交信にチャレンジするのは、宇宙や科学に興味を持つ、幼稚園児から高校生までの子どもたち18名で、関西だけでなく東海・関東からも応募があったという。それぞれの子供たちが行う質問内容は次のように公表されている。
1. 10歳の時、何に夢中になっていましたか。
2. 宇宙飛行士の訓練は、宇宙で難しい仕事をするのに、どのように役立っていますか。
3. 宇宙ステーションでの寝心地はどうですか。よく眠ることができますか。
4. 宇宙飛行士の仕事で楽しいと思う事は何ですか。
5. 国際宇宙ステーションから肉眼で海の深さによって色が違う事は分かりますか。
6. 宇宙から、流れ星はどのように見えますか。
7. 宇宙では においの ひろがりかたは 地球と ちがいますか。
8. 地上から宇宙ステーション到着まで、どれくらいの時間がかかりますか
9. 宇宙ステーションからは、丸い地球全体が見えますか。
10. 宇宙で体験したことで、一番大変だったことは何ですか。
11. 宇宙食にはどんなものがありますか。また、一番おいしいものは何ですか。
12. 宇宙から雷を見ることは可能でしょうか。見えるのであればどのように見えるかも教えてください。
13. 宇宙に匂いはありますか。
14. ISSで自給自足することは可能ですか。
15. 電気エネルギーは、すべて太陽光発電に頼っていますか。
16. 宇宙ステーションで生活している間、特別な食事制限をしていますか。もしそうなら、それはなぜですか。
17. 無重力空間では、地上よりも素早く動けますか。
18. 宇宙船内でくしゃみをしたらどうなりますか。

交信に挑戦する子供たちの練習風景
過去、国際宇宙ステーションから発射された宇宙飛行士の声に対しては「見晴らしのよい場所で、ハンディ機に付属ホイップアンテナでも聞こえた」「アパートのベランダから斜めに付き出したモービルホイップでキャッチした」といった受信リポートがX(旧Twitter)に書き込まれている。ビームアンテナに仰角ローテーターといった本格装備がなくても、ISSの軌道が高く状態の良いタイミングなら受信のチャンスがある。

ARISSスクールコンタクト開催時のISS軌道予測:大阪市基準(7M3TJZ 安田氏のSatTrack V3.1.6使用)
言うまでもないことだが、この日のために準備と交信の練習を重ねてきた子供たちの夢を壊さぬよう、当日は静かなワッチを心掛けたい。ARISSスクールコンタクトの開催日は管轄の総合通信局がDEURAS、DEURAS-Mなどを使って電波監視を強化するのが通例となっている。
◇
◆7月29日(火)17時30分から、会場内で「ARISSスクールコンタクト」のPRイベントを開催!
なお「アマチュア無線の日」(1952年のこの日、戦後のアマチュア無線局の予備免許が初めて発給されたことを記念してJARLが制定)にあたる7月29日(火)夕方、会場内のイベントコーナー「ホップアップステージ東外」を使って、今回のARISSスクールコンタクトの予告を兼ねたPRイベントを実施する予定だ。
★日時: 7月29日(火)16時リハーサル、17時30分イベント開始
★会場: 万博会場:ホップアップステージ東外(東ゲートから入ったすぐの広場)

「ホップアップステージ東外」の場所。8月1日のARISSスクールコンタクト本番のステージとは別の場所なので注意が必要だ
★内容:
・8月1日 ARISSスクールコンタクトの予告
・交信する子どもたちの紹介
・一般来場者との体験運用の実演紹介
★出演:
・Masacoさん(JH1CBX)
・野田サオリさん(JK1ONO)
・ARISSに参加する子どもたち
・関西ARISSプロジェクトチームの皆さん 他
8K3EXPOのFacebookページは、このイベントについて『東ゲートから入ったすぐの広場にある「ホップアップステージ東外」で一般来場者の前で大々的に開催します。Masacoさん・野田サオリさんの歌の紹介をはじめ、ARISSに参加する子どもたちの紹介、そしてアマチュア無線・ARISSスクールコンタクトについて紹介します。イベントではサプライズ企画も! 初めて企画する一般来場者の前で行うアマチュア無線のショータイム! 成功するかどうかは「あなたの温かい拍手」で決まります』と案内している。
●関連リンク:
・大阪・関西万博ARISS(Osaka, Kansai, Expo JARL Special Station information)
・明日29日(火)17時30分
万博会場に来て下さい!(JARL Osaka Kansai EXPO/Facebookページ)
・Upcoming Educational Contacts(ARISS)
・#きぼうを見よう-国際宇宙ステーション(KIBO宇宙放送局)
The post <8月1日(金)18時47分から10分間>大阪・関西万博会場のアマチュア無線特別局「8K3EXPO」から、子供たち18名が国際宇宙ステーション(ISS)の大西宇宙飛行士との交信に挑戦! first appeared on hamlife.jp .

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開、2020年4月からは再放送も始まった(現在は毎週水曜日の24時から再放送中)。また2023年10月からは兵庫県丹波市の「805たんば」でも放送開始し現在は毎週月曜日の12時から1日遅れでオンエアしている。
2025年7月27日(第656回)の特集は「KANHAM2025レポート」。7月19日(土)と20日(日)の2日間、大阪府池田市で開催され、8,000人が来場した「関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2025)」の様子を、同イベントにブース出展した「ハムのラジオ」のレギュラー陣がリポートするという内容だ。
公開されたポッドキャスト音声は約49分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第656回の配信です
The post <特集は「KANHAM2025レポート」>ハムのラジオ、第656回放送をポッドキャストで公開 first appeared on hamlife.jp .

先週のアクセスランキング1位は「<『鉄塔作業中に落下・高さ10m宙吊り状態で約2時間』とミヤギテレビなどが報道>JARL宮城県支部長の佐藤雄孝さん(JA7UQB)が不慮の事故で亡くなる」。去る7月21日、宮城県石巻市にある船舶用受信塔で整備作業を行っていた男性(81歳)が落下し、死亡する事故があったことをマスコミ各社が報じたが、亡くなったのは、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)宮城県支部長の佐藤雄孝さん(JA7UQB)だったことが判明。佐藤さんは25年以上にわたりJARL宮城県支部長を務め、訃報を聞いたアマチュア無線家が、前日に行われたイベント「2025サイエンスデイ」で精力的に活動する佐藤さんの様子や、以前お世話になったという思い出などともに、突然のサイレントキーを悼む投稿がX(旧Twitter)などで広がった。佐藤さんの逝去に心からお悔やみ申し上げます。(hamlife.jp)

7月26日午前、仙台市泉区の斎場で佐藤雄孝さんの葬儀がしめやかに営まれた。斎場受付には生前の功績を称える東北総合通信局長からの感謝状も置かれていた。葬儀にはJARL元会長の山之内俊彦氏(JA7AIW)が出席し弔辞を贈った(関係者提供写真)
●「作業員が鉄塔から落ちて宙吊りになっている」中継所の鉄塔から81歳作業員の男性が落下し死亡 宮城・石巻市(tbc東北放送
公式YouTubeチャンネル)
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続く2位は、アルインコ株式会社電子事業部が、400MHz帯の特定小電力トランシーバーの“基地/車載型”として「DR-PM300SEFL」を近く200台限定発売すると公式SNSアカウントで発表したニュース。この製品は、屋外に設置可能な “アンテナ一体型の無線部” と “車載無線機型の操作部” で構成し専用ケーブルで両者を接続。ハンドマイクロホンやアンテナ用マグネットブラケットも付属する。2022年に発売されたプロユースに特化した既存モデル「DR-PM300SE」の機能や装備をシンプルにし、ライセンスフリー無線ファンに向けた機能を付加したということで、メーカーから公式の発売案内が待たれる1台になっている。
3位は、2025年8月23日(土)と8月24日(日)に開催される「ハムフェア2025」での出展者情報。クラブブース(ブース番号:C58)に出展する「かんてな」は、開発メンバーでもある北御門敬夫氏(JE6CKL)が一品一品の手作りした、文字通り空き缶で作る簡単で広帯域性能な使いやすい430/1200MHz帯アンテナ「カンテナ」の有料頒布を行うほか、昨年のハムフェアで完売した、430MHz帯と1200MHz帯のデュアルバンド対応「ウコンテナ2」のほか、今年3月の西日本ハムフェアで好評だった、144MHz帯改造キットなどオリジナル限定品を用意するとしている。記事では、北御門氏のウコンアンテナへの想いや特性・特長など思いを込めたメッセージを紹介している。
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1)<「鉄塔作業中に落下・高さ10m宙吊り状態で約2時間」とミヤギテレビなどが報道>JARL宮城県支部長の佐藤雄孝さん(JA7UQB)が不慮の事故で亡くなる
2)<ホビーユーザー向けの多彩な機能を搭載>アルインコ、基地/車載型の特定小電力トランシーバー「DR-PM300SEFL」を200台限定発売
3)【ハムフェア2025】<144MHz帯改造キットなどオリジナル限定品を用意>かんてな、空き缶で作る簡単で広帯域性能な使いやすい430/1200MHz帯アンテナ“カンテナ”を有料頒布
4)< “電波監視” で発覚、免許切れ状態でアマチュア局の開設・運用>関東総合通信局、第二級アマチュア無線技士などの資格を持つ無線従事者(60歳)に対して42日間の行政処分
5)<軽量コンパクトな2W機、上空用チャンネルも送受信可能>八重洲無線、ハンディタイプの351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)「SRD580シリーズ」を新発売
6)<政令案に基づき2025年10月1日から施行へ>総務省、アマチュア局など無線局の「紙の免許状」を廃止してデジタル化するための意見募集結果と今後の予定を公表
7)<手軽な移動運用に便利!>コメット、M型端子のアンテナ基台付きフィールド用小型三脚セット「HFJ-Tripod mini」を7月下旬から限定販売
8)<最大契約期間3年、満了後は所有権が得られる>MUSENモール、30歳以下限定の「IC-705定額利用サービス(U-30割)」を月額3,850円で開始
9)【ハムフェア2025】<’80年代の米兵スタイルで参加>高等遊旅民(秋葉原無線部に相乗り)、アマチュア無線用に改造した軍用無線機の実働展示や同人誌などを有料頒布
10)<土地&家屋と多数の無線機、ルソー製大型クランクアップタワーなど設備一式つき>元JARL滋賀県支部長宅(滋賀県野洲市)大手住宅メーカーの戸建て鉄骨住宅が2,000万円で売り出される
The post 深い悲しみ広がる、鉄塔メンテナンス中の転落事故でアマチュア無線家(JARL宮城県支部長・JA7UQB)が他界--7月20日(日)~7月26日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 first appeared on hamlife.jp .