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hamlife.jp (2024/11/26 12:35:27)
現在データベースには 6126 件のデータが登録されています。
宮城県仙台市の七瀬めぐみ氏は、大手通販サイトのAmazonで「無線従事者国家試験ベストプラクティス」と題した受験参考書のシリーズを電子書籍のKindle版およびペーパーバック版で出版している。このほど同シリーズに『第1級アマチュア無線技士[1アマ]過去問集』が加わった。最近出題された1アマ国家試験の問題(令和3年4月期から令和5年4月期まで7回分の無線工学と法規)を収録、無線工学に関しては詳しい解説も行っている。価格はペーパーバック版が2,750円、電子書籍のKindle版が1,250円。
『第1級アマチュア無線技士[1アマ]過去問集』表紙
「東証1部上場企業勤務時代は情報処理の担当として働く。その後退職し、フリーランスとして働きながら無線従事者資格を取得。電波の持つ不思議な現象と無限の可能性に魅了され現在に至る。趣味は、料理・園芸・サイクリングなど」という七瀬めぐみ氏は、Amazonで「無線従事者国家試験ベストプラクティス」と題した受験参考書のシリーズを出版している。
このほど刊行された『第1級アマチュア無線技士[1アマ]過去問集』について、七瀬氏は同書の巻頭で次のように説明している。
本書は、無線国家資格の1つである「第1級アマチュア無線技士」の過去問(無線工学・法規)を7回分収録しています。無線工学については全ての「問題」と「解答」の収録に加え、全ての問題についての詳細な「解説」をし、法規については(解答がそのまま解説となることから)全ての「問題」と「解答」を収録するにとどめています。
ところで、国家資格というと何やらとても難しそうなイメージを持たれるかもしれません。しかし、実際には無線工学については毎年出題される問題のほぼ全てが近年の過去問に類する問題となってます。このため、いち早く合格を勝ち取るためには、過去に出題された実際の問題を直接解いてみるのが最も効果的であり、かつ、合格へのベストプラクティス(最も優れた方法)であると言えます。
一般的な資格試験の正攻法は、おおよそ以下の通りです。
1. 出題科目に関連する基礎知識を専門的な学校や養成所などで体系的に学習する
2. 目標とする国家試験の出題傾向を分析し過去問の学習をする
3. 国家試験を受験し合格する
このやり方は理想的ではあるのものの、時間と費用がかかりすぎるという大きな欠点があります。特に、第1級アマチュア無線技士の国家試験は、出題内容のレベルが高く、又、無線工学の各分野についての本質的な理解を問う良問が数多く出題されています。このため、既に専門的な知識を習得済みである方や現在学習中である方ならともかく、そうでない場合は、恐らくは数年以上の年月と相当な費用、そして場合によってはある程度の経験も必要になるかと思われます。
しかし、本資格試験の合格のためには事前の専門的かつ体系的な学習や実務経験などは(あるに越したことはないものの)必ずしも必要ではなく、本書にて過去問を事前に幅広く学習することで十分に合格するレベルの実力を得ることが出来ます。そして、その学習の結果として専門的&体系的な知識の基礎が構築されます。
第1級アマチュア無線技士はアマチュア無線ライセンスの中の最高峰であり、とても権威のある一生涯有効な国家資格です。アマチュア無線業務としてこの資格を必要とする方はもちろんですが、それ以外の方であっても趣味や生涯学習の一貫として取得されてはいかがでしょうか。本書を手にとられた方が、合格の栄光を勝ちとられることを心より願っています。
『第1級アマチュア無線技士[1アマ]過去問集』の目次と本文見本を紹介しよう。
『第1級アマチュア無線技士[1アマ]過去問集』目次
『第1級アマチュア無線技士[1アマ]過去問集』本文見本
『第1級アマチュア無線技士[1アマ]過去問集』本文見本
『第1級アマチュア無線技士[1アマ]過去問集』本文見本
なお七瀬氏は参考として、以下の4点を挙げている。
(1)電子ファイル版と書籍版は同じデータを使っています。
(2)電子ファイル版は、カラーデータとなっていますが、ご利用される電子書籍リーダーの設定により、白黒となったり、(フォントの大きさなどが変更できますので)表示が変化したりします。
(3)書籍版は(フォーマットはサンプルの通りですが)白黒印刷となっております。
(4)無線工学は、問題+解答+解説ですが、法規は、問題+解答のみとなっています(理由:法規は解答≒解説であるため)。
さらに同氏は「試験問題と解答は、公益財団法人 日本無線協会様のものを利用させていただいております。言うまでもないことですが、書籍を発行するにあたり事前に審査部の方と使用条件などについて相談・確認の上、ご利用させていただいております」と案内している。
『第1級アマチュア無線技士[1アマ]過去問集』は、電子書籍(Kindle)版、書籍版ともAmazon専売で、下記のAmazonリンクから購入できる。
●関連リンク: 「無線従事者国家試験ベストプラクティス」書籍サポートページ
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一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)が各地で開催している「第三級アマチュア無線技士」養成課程講習会(短縮コース)の、2023年8月期の開催日程を紹介する。
●2023年8月の第三級短縮コース開催日程
東京都豊島区/JARDハム教室(8月2日開催)○
東京都豊島区/JARDハム教室(8月13日開催)○
東京都八王子市/八王子学園 八王子高等学校(8月27日開催)○
愛知県大府市/愛三文化会館(8月13日開催)○
兵庫県尼崎市/尼崎市総合文化センター(8月6日開催)○
高知県高知市/高知県立地域職業訓練センター(8月13日開催)○
長崎県諫早市/つくば倶楽部(8月6日開催)○
北海道苫前町/苫前地区コミュニティセンター(8月6日開催)○
※受講申込締切日:開講日1週間前の日(その前に定員に達したときは定員に達した日)
〇印は下記リンク先にてWeb申し込みが可能
第三級短縮コースは、第四級アマチュア無線技士の無線従事者資格を取得している者が対象。法規4時間、無線工学2時間の講習を受け、当日行われる修了試験に合格すると3アマの無線従事者免許証を手に入れることができる。JARDによると平成23年度の実績は受講者数:4,651名で、合格率は99.0%。受講費用や申し込み方法などの詳細は下記関連リンクで。
なおJARDでは2017年4月から、4アマ資格のない者でも自宅等からインターネットに接続したパソコンを使って学習ができる「eラーニング方式」の養成課程(3アマ標準コース)を随時開講している。最短なら申し込みの翌日から受講を始められる。修了試験受験者の合格率はほぼ100%。詳細はJARDのWebサイトで。
●関連リンク: 一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会
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キューシーキュー企画が北海道を除く全国各エリアで開催している「第三級アマチュア無線技士」養成課程講習会(短縮コース)の、2023年8月期の開催日程を紹介する。
●2023年8月の「第三級アマチュア無線技士 短縮コース」開催日程
<東北エリア> 8月の開催はなし
<関東エリア> 8月の開催はなし
<信越エリア> 8月の開催はなし
<北陸エリア> 8月の開催はなし
<東海エリア> 8月の開催はなし
<近畿エリア> 京都市左京区/京都教育文化センター(8月20日開催)
<中国エリア> 8月の開催はなし
<四国エリア> 8月の開催はなし
<九州エリア> 8月の開催はなし
第三級短縮コースは、第四級アマチュア無線技士の無線従事者資格を取得している者が対象。法規4時間、無線工学2時間の講習を受け、当日行われる修了試験に合格すると3アマの無線従事者免許証を手に入れることができる。受講費用や申し込み方法などの詳細は下記リンクで。
なおキューシーキュー企画は、4アマ有資格者を対象に自宅で学習できる「3アマeラーニング養成課程(短縮コース)」を2023年3月1日から開講している。
●関連リンク: 養成課程講習会のご案内(株式会社キューシーキュー企画)
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「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは再放送も始まった(現在は毎週水曜日の24時から再放送中)。
2023年7月9日に放送された第549回の特集は「JARLに期待すること」。6月下旬にJARL会長が突然辞職し交代に至ったことが大きなニュースになった。そこで番組では、まもなく100周年を迎えるJARLに「期待すること」を考察してみるという内容だ。
公開されたポッドキャスト音声は約48分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第549回の配信です
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株式会社誠文堂新光社は2023年7月10 日(月 )に月刊誌「子供の科学」2023年8月号を刊行する。今号は特集が「アストロバイオロジー入門 宇宙生命体はいる? 」 、さらに「カガクで花火大会をドドーンと盛り上げろ!」「おかえりなさい! 若田宇宙飛行士帰還 KoKaスペシャルインタビュー」と いった記事も掲載している。また別冊付録として「生き物観察自由研究BOOK」と「宇宙生命体発見すごろく」がついてくる。価格は1,320円(税込み)。
「子供の科学」2023年8月号表紙
hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。誠文堂新光社が刊行している月刊誌「子供の科学」は、大正13(1924)年9月の創刊という老舗雑誌だ。同誌が2015年に行った読者(小中学生が中心)アンケートによると、取ってみたい資格の第1位が「アマチュア無線」という結果になり、アマチュア無線界からも注目されている。
また同誌は一昨年3月、「子供に科学の楽しさを96年間伝え続け、日本の理系親子が絶大の信頼を寄せている」として、日本の文化活動に著しく貢献した人物・グループに対して贈呈される吉川英治文化賞を受賞した。
通巻1048号となる2023年8月号は、特集が「アストロバイオロジー入門
宇宙生命体はいる?」、さらに「カガクで花火大会をドドーンと盛り上げろ!」「おかえりなさい!
若田宇宙飛行士帰還
KoKaスペシャルインタビュー」「ローレンツ力で動く直線モーターの実験」といった記事も掲載。また電子工作の「ポケデン」コーナーではボードゲームをより楽しくする、宝に見立てた磁石に近づくとLEDが光る「トレジャーサーチャー」を作っている。また別冊付録として「生き物観察自由研究BOOK」と「宇宙生命体発見すごろく」がついてくる。
なお今号の情報コーナーにはアマチュア無線関連の話題は掲載されていない。
同誌の購入は下記に掲載したAmazonリンクから可能だ。
●関連リンク:
・子供の科学2023年8月号はこんな内容だ(KoKa Net)
・中高生の科学 Kokademia(KoKa Net)
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先週のアクセスランキングで1位になったのは、7月5日(水)に国立オリンピック青少年総合センター(東京都渋谷区)で行われた、2023年8月19日(土)と20日(日)の2日間、東京都江東区有明の東京ビッグサイト南展示棟3・4ホール(4階)で開催される「アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2023)」の説明会とクラブブースの小間割り抽選会の様子を伝えるリポート記事。説明会で配布された場内のブース配置図を見ると、ハムフェアに常連で出展していた販売店、3エリアの日栄無線、7エリアの東名電子、9エリアの中部特機産業をはじめ、メーカーではアンテナ製造販売のコメット、ラディックス、タワーのエフティーアイ、無線機器のエーオーアールなどを確認することはできなかった。また、会場からラジオ収録や生放送を行っていたブースも確認できなかった。そのほか「ハムフェア2023」事前情報記事が複数ランクインしていて関心の高さがうかがえる結果となった。
続く2位は「<外部スピーカーSP-40がなく、キャリングベルトが付属>八重洲無線、FT-710シリーズの新ラインアップ「FT-710 Field」を発表」。八重洲無線株式会社が、HF/50MHz帯のSDRトランシーバー「FT-710シリーズ」のラインアップに、より気軽にアウトドアオペレーションが楽しめる「FT-710 Field」を追加すると発表したニュース。本体のデザインや機能は既発売の「FT-710 AESS」と変わらないが、FT-710 AESSで付属する外部スピーカーのSP-40がなく、代わりに持ち運びに便利なキャリングベルトが付属、購入しやすい価格を実現するという。発売開始は2023年8月の予定で、標準価格は後日発表するとしている。
3位は、電波法違反行為で摘発があったというニュース。福島県双葉郡富岡町内において、東北総合通信局は福島県双葉警察署と共同で不法無線局の取り締まりを実施し、勤務先の車両に免許を受けずに不法な無線局を開設していた運転手を電波法違反容疑で摘発した。東北総合通信局は「電波利用環境保護のため、今後も捜査機関の協力を得て、不法無線局の取り締まりを行っていく方針ですす」と説明している。毎週のように電波法違反に関連して、被疑者が摘発や告発、行政処分を受けたニュースに関心が集まっている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)【ハムフェア2023】<会場内のブース配置が判明>170団体(暫定)が参加する「ハムフェア2023」出展者説明会とクラブブースの小間割り抽選会開催される
2)<外部スピーカーSP-40がなく、キャリングベルトが付属>八重洲無線、FT-710シリーズの新ラインアップ「FT-710 Field」を発表
3)<福島県双葉警察署と共同取り締まり>東北総合通信局、勤務先の車両に免許を受けずに無線局を開設していた運転手を摘発
4)【ハムフェア2023】<CTESTWIN x USBIF4CW共同出展>ドネーションのお礼に非公開機能が試せるテスト版CD-R提供、会場限定でCTESTWINに連動するアクセサリーキット頒布
5)【ハムフェア2023】<無線機を持参して軍用無線機との交信を楽しもう>高等遊旅民(秋葉原無線部に相乗り)、同人誌頒布や軍用無線機の実動展示を予定
6)<7月2日から、毎週日曜日の21時にオンエア!>FMぱるるん、アマチュア無線の新番組「ビームアンテナ」を放送開始
7)【速報】<6月24日付け、一身上の都合>JG1KTC 髙尾義則氏がJARL会長を辞任
8)<髙尾義則氏の理事・会長辞任の発表から始まった>JARL「第12回定時社員総会」を終える
9)<アルインコ「DJ-X100」のインプレッション>「月刊FBニュース」2023年7月1日号きょう公開
10)<「8J」「8N」で始まるコールサイン>2023年7月に運用されるJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局に関する情報
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アマチュア無線業務日誌の定番ソフト(フリーウェア)として、多くの無線家に愛用されている「Turbo HAMLOG(通称「ハムログ」)」。そのWindows版が2023年5月24日に「Ver5.39」としてバージョンアップ(SJT-XやJTDXでJT-Get’sからコールしたい局を送信など)したが( 2023年5月24日記事 )、今回「その後の進捗状況」として、2023年6月18日→6月26日→7月8日に「追加・修正ファイル(ベータ版)」が公開(更新)された。
JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。そのWindows版が2023年5月24日に「Ver5.39」としてバージョンアップしたが、今回「その後の進捗状況」として、2023年6月18日→6月26日→7月8日に「追加・修正ファイル(ベータ版)」が公開(更新)された。
今回更新された内容は以下のとおり(同Webサイトから)。
その後の進捗状況(2023/7/8の更新内容)
※Ver5.39に上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。
・Wkd/Cfm一覧表示では、JG1MOU(*)のようにQSL受領済みマークを表示するように変更。Tnx JO1QNO
・JT-Get’sのUDP使用有無の設定がわかりにくいので修正。
・圧縮バックアップで[設定ファイルも]のとき、hQSLの設定ファイル(MailQSL.ini)が存在すれば一緒に圧縮するようにした。Tnx
JE6LAO
その後の進捗状況(2023/6/26の更新内容)
※Ver5.39に上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。
・Wkd/Cfm一覧表示では、JG1MOU(*)のようにQSL受領済みマークを表示するように変更。Tnx JO1QNO
・JT-Get’sのUDP使用有無の設定がわかりにくいので修正。
その後の進捗状況(2023/6/18の更新内容)
※Ver5.39に上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。
・Wkd/Cfm一覧表示では、JG1MOU(*)のようにQSL受領済みマークを表示するように変更。Tnx JO1QNO
●関連リンク:
・Turbo HAMLOG/Win Ver5.39
・Turbo HAMLOGホームページ
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2023年6月1日、総務省は電波法規則等の一部を改正する省令等を官報で告示、351MHz帯のデジタル簡易無線登録局(3R)は、従来の「35チャンネル(351.16875~351.38125MHzの6.25kHzステップ=上空用5波を含む)」から、「97チャンネル(351.03125MHz~351.63125MHz=上空・高所等用15波を含む)」へ一挙に62チャンネルも増加し、即日施行された。メーカー側もこの増波に対応した無線機の発売 準備を進めているようだ。
6月1日のデジタル版官報より
総務省が設置した審議会の一つ、情報通信審議会に属する情報通信技術分科会の「陸上無線通信委員会」は、デジタル簡易無線における中継利用等のニーズに対応するため、2022年秋に「自動的に又は遠隔操作によって動作するデジタル簡易無線の技術的条件」を検討し、同審議会に報告を行った。
陸上無線通信委員会の報告より
この報告の中で、467MHz帯のデジタル簡易無線(免許局)および351MHz帯のデジタル簡易無線(登録局)は「障害検知・停止機能(自局の障害を検知し、自動的に電波の発射を停止する機能)」を設けた上で増波し、467MHz帯のデジタル簡易無線(免許局)は中継動作が行える2周波半復信方式(周波数シフトは2~10MHz)のシステムを追加し増波することを取りまとめた。総務省から諮問を受けていた情報通信審議会は、この報告に沿った内容を2022年11月に答申した。
これを受けて総務省は、2023年1月14日から1か月間「電波法施行規則等の一部を改正する省令案等に係る意見募集 -デジタル簡易無線の高度化等に係る制度整備-」を実施、その結果と電波監理審議会への諮問と答申を踏まえて、2023年6月1日に電波法規則等の一部を改正する省令を官報で告示した。
改正された省令によって、467MHz帯のデジタル簡易無線(免許局)は「障害検知・停止機能(自局の障害を検知し、自動的に電波の発射を停止する機能)」を義務づけた上で、中継動作に使用できる2周波方式の465.096875~465.153125/468.796875~468.853125(6.25kHzステップ)の周波数が追加された。
さらに351MHz帯のデジタル簡易無線(登録局)は「障害検知・停止機能(自局の障害を検知し、自動的に電波の発射を停止する機能)」を義務づけた上で、従来の351.16875~351.38125MHz(6.25kHzステップ、上空用5波を含む計35チャンネル)を挟む形で上下に周波数が拡張し、351.03125MHz~351.63125MHzの6.25kHzステップで合計97チャンネル(上空・高所等用15波を含む)に拡大した。
351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)の新チャンネルリスト。青地は従来からのチャンネル、黄地が今回追加されたチャンネル
ちなみに、従来の30チャンネル(上空用を含め35チャンネル)タイプの351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)のトランシーバーは、そのままでは新たに割り当てられたチャンネルにオンエアすることはできない。メーカー側が増波など新規格に対応したファームウェアを準備し、既存モデルの技適(工事設計認証)を取り直した上で、ユーザーから個別に改修を受け付ければ理論上は可能だが、実現のハードルは高そうだ。
その一方で、各メーカーは増波に対応した無線機を市場に投入する準備を進めているようだ。すでに複数メーカーの数機種がテレコムエンジニアリングセンターで技適(工事設計認証)を取得している。
総務省 電波利用ホームページで検索すると、すでに複数メーカーの351MHz帯デジタル簡易無線機がテレコムエンジニアリングセンターで工事設計認証を取得していることがわかる
6月6日に工事設計認証を取得したアイコム IC-DPR4の詳細。全97チャンネルの送信に対応していることがわかる(総務省 電波利用ホームページより)
●関連リンク:
・400MHz帯デジタル簡易無線局の帯域拡張及び高度化のあり方に関する調査検討会 報告書概要版 PDF(令和4年3月)
・400MHz
帯デジタル簡易無線局の帯域拡張及び高度化のあり方に関する調査検討報告書 PDF(令和4年3月)
・自動的に又は遠隔操作によって動作する簡易無線の技術的条件」に関する情報通信審議会からの一部答申(総務省
報道資料 令和4年11月)
・陸上無線通信委員会報告
~自動的に又は遠隔操作によって動作する簡易無線の技術的条件~ PDF
・自動的に又は遠隔操作によって動作する簡易無線の技術的条件について 概要 PDF
・電波法施行規則等の一部を改正する省令案等に係る意見募集
-デジタル簡易無線の高度化等に係る制度整備-(総務省 令和5年1月13日)
・電波法施行規則等の一部を改正する省令案等に対する
意見募集の結果及び電波監理審議会からの答申(総務省 令和5年3月8日)
・技術基準適合証明等を受けた機器の検索結果(総務省 電波利用ホームページ)
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日本における、2023年7月8日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。新たに1エリア(関東管内)の関東総合通信局から更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通り。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1 → JK1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
The post 1エリア(関東管内)で更新---2023年7月8日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況 first appeared on hamlife.jp .
2023年7月6日、総務省は2023年5月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2023年4月末のデータから1か月間で1,005局減少し、368,751局となった。対前月比で▲1,000局以上減少のは、2021年8月末のデータ(▲1.1175局/月)以来で、実に22か月ぶりの減少数となった。一時、コロナ禍の影響でお家時間が増えたなどして減少スピードは鈍化していたが、再び減少数の増加に転じたようだ。
アマチュア局登録の多いエリア順に並べると、1エリア(関東管内)は11万局以上の登録があるが、2番目は2エリア(東海管内)で3位が3エリア(近畿管内)、そして4位には7エリア(東北管内)、5位は8エリア(北海道管内)、6位は6エリア(九州管内)と続く
アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年4月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から86か月間で67,638局減少した。
●2023年5月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳
・1エリア(関東管内): 109,247局(109,442局)
・2エリア(東海管内): 46,928局(47,128局)
・3エリア(近畿管内): 44,743局(44,986局)
・4アリア(中国管内): 22,300局(22,354局)
・5エリア(四国管内): 17,040局(17,073局)
・6エリア(九州管内): 30,664局(30,728局)
・7エリア(東北管内): 38,261局(38,359局)
・8エリア(北海道管内):33,518局(33,619局)
・9エリア(北陸管内): 8,799局(8,822局)
・0エリア(信越管内): 15,091局(15,080局)
・6エリア(沖縄管内): 2,160局(2,165局)
※カッコ内の数字は2023年4月末の局数を表す
パーソナル無線局は、沖縄総合通信事務所管内が2020年7月末のデータから0局、北陸総合通信局管内が2020年12月末のデータから0局、四国総合通信局管内が2021年6月末のデータから0局、近畿総合通信局管内が2021年7月末のデータから0局、中国総合通信局管内と北海道総合通信局が2021年8月末のデータから0局、九州総合通信局管内、東北総合通信局管内、信越総合通信局管内が2021年10月末のデータから0局となり、それぞれの管内からパーソナル無線局は消滅。
さらに、2021年11月末の時点では関東総合通信局管内と東海総合通信局管内の各1局が残っていたが、今回のデータでは0局になっている。最後の1局(関東管内)の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったので、12月20日をもって「パーソナル無線」は完全に消滅しまっている。
●関連リンク: 無線局統計情報(総務省)
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