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hamlife.jp (2024/11/27 15:35:36)
現在データベースには 6130 件のデータが登録されています。
JARL神奈川県支部は、新年のあいさつを楽しんでもらうことを目的に、2023年1月29日(日)0時から23時59分にわたり「第3回 神奈川ニューイヤーQRVデー」を全アマチュアバンドで開催する。アマチュア局とSWLを対象で、神奈川県内局1局以上を含む、10局以上と完全な交信(SWLは10局受信)をした参加者の中から抽選で5名に防災グッズが贈られる。
交信(受信)の相手局は、国内局が日本国内および国外のアマチュア局。国外局が交信(受信)の相手局は日本国内のアマチュア局に限られる。
呼び出しは電話が「CQ 神奈川ニューイヤー」、電信が「CQ KNNY」、データ通信が「CQ KA」で、ナンバー交換は県内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す神奈川県内の市・郡・区ナンバー」、県外局は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す都・府・県(小笠原を含む)および北海道の地域ナンバー」となる。ただしデータ通信はナンバーなしで構わない(ログ上のRSTはすべて599、地域ナンバーは県内局は50、県外局および不明局は51と記載)。
JARL神奈川県支部では「QRVデーは多くのハムのみなさんに、新年のあいさつを楽しんでもらうことを目的として開催しています。1局との交信(受信)でも立派に参加されたことになりますが、できるだけ多くの局との交信を楽しんでください」と案内している。
紙ログの締め切りは2月12日(日)まで(消印有効)。電子ログは2月12日(日)に必着のこと。詳しくは記事下の関連リンクから「第3回 神奈川ニューイヤーQRVデー規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第3回 神奈川ニューイヤーQRVデー規約
・JARL神奈川県支部
東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2023年1月19日 夜に放送した第558 回分がアップされた。
2023年1月19日(第558回)の特集は「」。2023年のお正月に開催されたQSOパーティに参加しての感想、太陽活動の活発化でこれから行われるブーベ島DXペディションなどにも期待が持てるという話題、2023年7月にイタリアで開催される「 WRTC(World Radiosport Team Championship) 」の記念局運用が始まっていることなどを紹介した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第558回放送
・QRL Facebookページ
「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」。2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。スタートから6周年を迎え、レギュラー陣の平均年齢も75.3歳になったという。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。
新たに音声ファイルが公開されたのは、2023年1月22日(日)21時30分からの第346回放送。冒頭は「年賀状は出している?」というテーマでレギュラー陣が語りあい、続いてJA1NFQ 中島氏がお正月に青森へ旅行したときのエピソードから、青函連絡船や寝台列車の話題になった。
番組後半の一般財団法人
日本アマチュア無線振興協会(JARD)の情報を毎週伝える「JARDコーナー」は、前回に続いてJARDの坂本専務理事が登場。1月に3回開催した初心者交信教室(各回9名が参加)の模様を報告し、今年は大阪などの各地でも開催したいと語った。続いてJARDが行っている養成課程事業の現状を説明。2アマeラーニングは堅調だが、3・4アマの集合講習はコロナの影響もあって受講者が減少しているという。
最後に今年行われる見込みの制度改正により、養成課程講習会修了者が「無線従事者免許証」と「無線局免許」の同時申請が可能になる見通しと、養成課程講習会運営への影響を語った。
番組音源は下記関連リンクにあるページで聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。放送終了後一定期間が経過したファイルから削除される可能性があるので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク: OMのラウンドQSO(FMぱるるん)
総務省北海道総合通信局は、2023年1月30日(月)から3月12日(月)までの42日間にわたり、北海道内のAM、FMラジオ4局(HBCラジオ、STVラジオ、AIR-G’/FM北海道、FM NORTH WAVE)のスポットCM(20秒)を通じて、この時期にピークを迎える除排雪作業の車両ドライバーがアマチュア無線を使って連絡を取り合ったり、インターネット通販で簡単に入手できる外国規格トランシーバーによる混信などを防ぐため、電波ルール厳守の周知を行う。今回のラジオCMでは昨年流した「アマチュア無線は仕事に使用してはいけません」というほかに、「外国規格のトランシーバーは日本国内では使用できません」というフレーズを新たに用意。2パターンをそれぞれ時間を変えて流す。
北海道総合通信局が行っているラジオ・スポットCM(20秒)の内容は以下のとおり(放送は2パターン)。ナレーションは女性の声。
●アマチュア無線は仕事に使用してはいけません篇
総務省北海道総合通信局からのお知らせです。
アマチュア無線を楽しんでいるみなさん。
アマチュア無線を運用する際は必ずコールサインを送信しましょう。
仕事に使用してはいけません。
アマチュア無線は電波法に従いルールを守って運用しましょう。
●外国規格のトランシーバーは日本国内では使用できません篇
総務省北海道総合通信局からのお知らせです。
インターネット等で販売している外国規格のトランシーバーは、
日本国内では使用できません。
トランシーバー等の無線機の購入の際は、
必ず技術基準適合証明マークの確認をお願いします。
北海道総合通信局によると、このラジオCM(20秒)は2023年1月30日(月)から3月12日(月)までの42日間、土休日も含めて毎日オンエアされる。
AMラジオ局(HBCラジオ、STVラジオ)では、朝の7~9時と午後の16~18時の時間帯に「アマチュア無線篇」を、16~18時の時間帯には「外国規格トランシーバー篇」を。そしてFMラジオ局(AIR-G’/FM北海道、FM NORTH WAVE)では、朝の7~9時の時間帯に「外国規格トランシーバー篇」を、午後の19~22時の時間帯に「アマチュア無線篇」のラジオCMを交互に流すとしている。
北海道以外の地域の方でも、radiko.jpプレミアムを利用すれば聞くことができるだろう。
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<55機種(2台ずつ)測定、うち51機種が基準超え>総務省、電波法で定める「著しく微弱な電波」の許容値測定「令和4年度無線設備試買テスト結果(第1次)」を公表
今回の試買テストで、電波法で定める無線局の免許が不要となる「発射する電波が著しく微弱な無線局」の許容値を越えていることが判明した無線設備の一部。見覚えのある中華製のV・UHF帯トランシーバーなども見られる
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<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク: 北海道総合通信局 電波利用環境に関する相談・申告窓口
世界中から多くのコンテスターが参加する160mバンドのDXコンテストとして著名な、US CQマガジン主催「The 2023 CQ World-Wide 160Meter DX Contest CW」が、日本時間の2023年1月28日(土)7時から1月30日(月)7時まで48時間の日程で開催される。
日本時間の2023年1月28日(土)7時から1月30日(月)7時までの48時間、US CQマガジン主催の「The 2023 CQ World-Wide 160Meter DX Contest CW」が160mバンドのCWで開催される。
コンテストナンバーは「RST+CQゾーン番号(W/VE局はState/Provinceの略号)」。ログの提出期間は日本時間2月4日(土)7時必着。なお、コンテスト参加前に下記関連リンクから主催者のWebサイトにアクセスして公式ルールを確認してほしい。
あわせて1か月後の日本時間で2月25日(土)7時から48時間、「The 2023 CQ World-Wide 160Meter DX Contest SSB」も開催される。
日本国内では1.8MHz帯でのSSB運用が認められていなかったが、アマチュア無線の制度整備を目的とした「無線局免許手続規則の一部を改正する省令等」により、2020年4月21日から「1.8MHz帯と3.5MHz帯の周波数追加割り当て」などが行われ、1.8MHz帯のアマチュアバンドに1800~1810kHzを一次業務、1825~1875kHzを二次業務として追加分配され、SSBなどの音声通信が可能になる「全電波型式」の使用区別がこのバンドに初めて誕生している( 2020年4月21日記事 )。
●関連リンク:
・CQ World-Wide 160Meter DX Contest規約(英語)
・The 2023 CQ World Wide 160-Meter Contest規約(英語/PDF形式)
「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは東京都西東京市の「FM西東京」でも放送(2022年からは毎週月曜日の23時30分~)されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2023年1月22日(日)21時からの第212回放送。前半ではコロナ禍の状況と、1月2日から7日まで開催された「QSOパーティ」の書類提出締め切り(1月31日)について。続いて1月1日発行の機関誌「JARL NEWS」2023年冬号のカラーページ特集「アマチュア無線機器メーカー訪問(アイコム、第一電波工業)」を詳しく紹介した。
最後にこれから行われるJARL支部主催のコンテストやイベントとして下記のものを案内した。
・1月27~29日「国宝松本城氷彫フェスティバル2023記念運用」(長野県支部)
・1月28日「新年アイボール会」(鹿児島県支部)
・1月29日「第3回神奈川ニューイヤーQRVデー」(神奈川県支部)
・1月29日「鳥取県OSO訓練コンテスト」(鳥取県支部)
番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。
●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ
「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2023年1月22日(日)15時からの第444回放送。アマチュア無線の月刊誌「CQ ham
radio」編集長の吉澤氏(JS1CYI)が登場。同誌2月号(2023年1月19日発売)の内容紹介(特別企画「ATUの基礎知識とその活用法」、Turbo
HAMLOGを使ったQSL発行ダイジェスト)を行った。
番組の最後にはアサヒ飲料の飲み物が当たるバレンタインプレゼントの案内があった。締め切りは2月14日。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ
日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2023年1月23日時点で、アマチュア局は「372,483局」の免許情報が登録されている。前回紹介した2023年1月16日時点の登録数から1週間で218局ほど減少したことになる。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2023年1月23日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「372,483局」の免許状情報が登録されていた。前回、2023年1月16日のアマチュア局の登録数は「372,701局」だったので、1週間で登録数が218局ほど減少した。
また、1982(昭和57)年12月にスタートしたパーソナル無線。最後の1局の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったため、翌日の2021年12月20日をもって「パーソナル無線」は0局となり完全に消滅している。
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<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局38万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・消滅:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
株式会社三才ブックスは1月25日(水)に月刊誌「ラジオライフ」2023年3月号を刊行する。今号の第3特集は「IC-Rハンディ受信機を知り尽くす、アイコム徹底解剖」で同社に取材を敢行、創業者のJA3FA 井上徳造会長もインタビューに応えている。定価は880円(税込み)。
月刊「ラジオライフ」2023年3月号表紙
hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。三才ブックスが刊行している月刊誌「ラジオライフ」は1980年の創刊で、2023年3月号は通巻505号を迎えた。今号のおもな無線関連の記事は次のとおり。
<第3特集>IC-Rハンディ受信機を知り尽くす「アイコム徹底解剖」
安定した性能で人気を博したデジタル対応機の「IC-R30」は2022年に生産終了が発表されたものの、高性能テンキーレスモデルの「IC-R6」は13年のロングセラーに突入。そんなアイコムのハンディ受信機を、起源である「IC-R1」から徹底解剖。IC-Rハンディ機の性能と魅力に迫っていこう!
・1989〜2023年“IC-Rハンディ機”の進化!「ハンディ受信機の系譜」
IC-R1/IC-R2/IC-R3/IC-R5/IC-R6/IC-R10/IC-R20/IC-RX7/IC-R30
・人気の両雄 IC-R6とIC-R30を使いこなす「エアーバンド受信レビュー」
・IC-R6とIC-R30の見えない性能を明らかにする「スペック解析ラボ」
・IC-R1から始まったハンディ受信機の開発ヒストリー「アイコム設計陣インタビュー」
・IC-R1からIC-R30まですべて使って分かったこと「大井松田吾郎のIC-R奮戦録」
<固定機 エアーバンド受信インプレ>
・アイコム 高利得アンテナの接続で高性能を発揮する
0.01~3000MHzデジタル受信機「IC-R8600」
<ブルーインパルス受信ガイド>
・人気の課目「サクラ」と航過飛行の隊形
<RLエアーバンド インフォメーション>
・沖縄県 航空自衛隊宮古島分屯基地 開庁50周年記念行事リポート
<おもしろ無線受信報告所>
・防災/アナログ波で再送信される同報系
<ヴァイオリン弾き 琴羽しらすの今度は無線で知らせます>
・vol.17 ミニチュアの電鍵でモールス通信の練習!
<ライセンスフリー無線の世界>
・2023年もアツい!中華特小ベストバイ
<工作チャレンジ>
・ハンディ機の給電状態をチェックするデジタルメーター「無線機用電圧&電流計」
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<Kindleや楽天koboほか、読み放題も…>配信スタート!
ヤバかった時代(1980年代&1990年代)の月刊誌「ラジオライフ」が電子書籍で蘇る
月刊「ラジオライフ」2023年3月号の購入は、下記のAmazonリンクが便利だ。
●関連リンク: 三才ブックス
全世界DXCCウォンテッドランキング2位として、世界中のDXerからの要求度が高いエンティティの1つ、南氷洋に浮かぶ“世界で最も人里離れた孤島”と言われる「ブーベ島」(ノルウェー領)からDXペディションチーム「3Y0J」の運用が、2023年1月下旬から2月に始まる。成功すれば、実に33年ぶりのオンエアーとなることから注目を集めている。メンバーを乗せた船の現在位置は船舶トラッカー(船舶位置情報)で確認することができ、ブーベ島まであと1週間前後かかると伝えている。折しも11年周期で訪れる太陽活動が活発な時期「サイクル25」を迎え、コンディション上昇に期待が膨らむ( 2022年12年15日記事 )。条件さえよければ小型アンテナでも交信のチャンスが訪れるかもしれない。
日本時間の2023年1月22日(日)17時「チームは昨日、200マイルを超える距離を航海しました。平均ヨット速度は約8mph(マイルパワー)。最新の風速天気図によると、まもなく風速20~25mphの海域(サウスジョージアの南)に入るようです。ここまで来るのに5日かかっているので、ブーベに到着するまでに少なくともあと5~7日かかると思われますが、これはあくまで概算でです」と書き込みがあった(「DX-World」ニュースサイトの「N2AJ メディア オフィサーによる最新ニュース」から)
ブーベ島からは小規模なDXペディションはいくつ行われてきたが、本格的なDXペディションといえば、1989年末から1990年初めにかけてJAから藤原仁氏(JF1IST)が参加して実施(5万局とQSO)された「3Y5X」以来、すでに33年の月日が経っている。
その後も同地からのDXペディションが計画されたが、資金が集まらなかったり島を目の前にして天候の悪化なので上陸に至らなかった。
直近では、22018年2月に「3Y0Z」DXペディションチームがブーベ島までたどり着いたものの悪天候のために上陸できず、72時間天候の回復を待ったが、「ヘリコプターの飛行を妨げる強風、低雲、霧、荒れた海が続き、今後4日間も天候の改善が見られない状況にある」として断念( 2018年2月4日記事 )。また、2019年3月には「3Y0I」DXペディションチームが船舶の損傷で出発地であるケープタウン(南アフリカ)に戻ることになった( 2019年3月19日記事 )。
ブーベ島まで行くには、南緯60度から70度にかけて偏西風が吹き荒れる海域を航行する必要がある。「吠える40度」「狂う50度」「絶叫する60度」とも呼ばれているほどの海域で、船酔いに苦しめられる。
「3Y0J」チームがチャーターした101フィートの「マラマ号」は、南極クルーズを定期的に行い“実績と経験豊富な極地乗組員”を有するとしているが、ヘリコプターを乗せるスペースはなく、ブーベ島への人員・機材などの運搬はゴムボートに頼るとしている。
日本時間の2023年1月18日(水)午前2時15分に、チームを乗せたマラマ号は錨を上げてギリス領フォークランド諸島の首都・Port Stanleyを出航。一路、ブーベ島へ向けて航行している。GPS信号からトラッカー(位置情報)サービスを利用してマラマ号の現在位置が確認できるほか、「DX-World」ニュースサイトの「N2AJ メディア オフィサーによる最新ニュース」で「3Y0J」チームのホットな情報が入手できる。
島への上陸後は24時間体制で、各バンド、各モードでの運用を予定。天候が許せば20日間は現地に滞在する計画だ。
直近1か月間の太陽黒点相対数(SSN)の推定値。SSN200を超える日が現れた。コンディション上昇に期待が膨らむ。カッコの数値は太陽黒点相対数算出のために利用されている観測所の数(宇宙天気情報センターのWebサイトから)
●ブーベ島「3Y0J」DXペディションの運用周波数(予定)
【160mバンド】160m、CWのみ(出力1500W)
1.810~1.820MHzの運用はなし
1.826.5MHz/CW(NA/EUではlsn UP、JA/VKではlsn DOWNに注意してください)
1.820~1.8265~1.835MHz/CW
【80mバンド】80m、CW/SSB
3.500~3.510MHzは運用なし
3.510~3.540MHz CW
3.600MHz SSB
【60mバンド】
5.3515~5.356MHz/CW
5.356MHz/FT8
【40mバンド】
7.000~7.010MHzの運用はなし
7.025~7.040MHz/CW
7.064MHz/FT8
7.120MHz/SSB
【30mバンド】
10.100~10.105MHzの運用はなし
10.105~10.125MHz/CW
10.131MHz/クロゼ(FT5/W)
10.144MHz/FT8
【20mバンド】
14.000~14.010MHzの運用はなし
14.010~14.040MHz/CW
14.105MHz/FT8
14.125MHz/RTTY
14.225MHz/SSB
【17mバンド】
18.069~18.074MHzの運用はなし
18.074~18.089MHz/CW
18.090MHzと18.107MHz/FT8
18.120MHz/SSB
【15mバンド】
21.000~21.010MHzの運用はなし
21.010~21.040MHz/CW
21.105MHz/FT8
21.125MHz/RTTY
21.225MHz/SSB
【12mバンド】
24.890~24.895MHzの運用はなし
24.895~24.910MHz/CW
24.921MHz/FT8
24.925MHz/SSB
【10Mバンド】
28.000~28.010MHzの運用はなし
28.010~28.040MHz/CW
28.086MHz/FT8
28.400MHz/SSB
●チームリーダーの Erwann氏(LB1QI)が出港前のマラマ(MARAMA)号を撮影
※画面をクリックすると動画がスタートします。
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<太陽黒点数(SSN)150超え!> コンディション上昇の兆し、2023年1月のブーベ島DXペディション「3Y0J」との交信成功に期待
●関連リンク:
・DXペディションチーム「3Y0J」公式サイト
・3Y0Jチーム船舶トラッカー(船舶位置情報)
・Sailing Cruises aboard MARAMA-Antarctica and Arctica/マラマ号
南極クルーズ
・太陽黒点(宇宙天気情報センター)