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hamlife.jp (2024/11/27 23:35:28)
現在データベースには 6132 件のデータが登録されています。
日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2022年11月21日時点で、アマチュア局は「373,859局」の免許情報が登録されている。前回紹介した11月14日時点の登録数から1週間で263局ほど減少したことになる。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2022年11月21日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「373,859局」の免許状情報が登録されていた。前回、11月14日時点のアマチュア局の登録数は「374,122局」だったので、1週間で登録数が263局ほど減少した。
また、1982(昭和57)年12月にスタートしたパーソナル無線。最後の1局の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったため、翌日の2021年12月20日をもって「パーソナル無線」は0局となり完全に消滅している。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局38万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・消滅:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
JARL東京都支部は2022年11月23日(水・祝)9時から15時までの6時間、「第42回 東京UHFコンテスト」を430/1200/2400/5600MHz帯と10GHz帯の各アマチュアバンドの電信と電話、SWLで開催する。なお、前回(2021年)まであった「ヤング部門のベテランアシスト可」のルール記載がなくなった。
コンテストの参加資格は国内のアマチュア局(移動運用する局も含む)およびSWL。ただし社団局、特別局、特別記念局は除く。完全な交信で相手局が「都内局」の場合は2点、「都外局」の場合は1点で都外局同士であっても得点になる。
ナンバー交換は、都内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用地点を示す市区町村ナンバー」、都外局は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用地点を示す道府県ナンバー」。ナンバーのリストは主催者サイト参照。
「6 Hours Worked Tokyo 全市賞」「同全区賞」「同全郡・島賞」を、本コンテスト時間内に全市(002~030)、または全区(101~123)、あるいは全郡・島(201~204の4 マルチプライヤーと401~431のうちの1マルチプライヤー計5マルチプライヤー)とそれぞれ完全な交信が成立した局に発行される。
なお今回、JARL東京支部主催コンテストにおいて、ヤング部門の“ベテランアシスト可”のルール記載が削除されている。
●前回(2021年)まであったJARL東京都支部主催コンテスト規約
「注3)
ヤング部門の局のオペレータはコンテスト開催当日現在の年齢18才以下とし、ゲストオペ、マルチオペでの運用はできないが、青少年の育成という観点を考慮してベテランが付いてのアシストは可。開局年数を問わない。ヤング部門のオールバンドは430MHz、1200MHzの2バンドのみとする。2400MHzバンド以上にも参加し、得点を計上した場合は、一般部門へのエントリーとみなす。サマリーシートの意見欄に、オペレータの年齢を明記。明記なき場合は、一般部門へのエントリーとする」
●今回(2022年8月付)のJARL東京都支部主催コンテスト規約
「注3) ヤング部門の局はコンテスト開催当日現在の年齢18才以下とし、サマリーシートの意見欄に年齢を明記すること。明記なき場合は一般部門へのエントリーとする」
ログの提出は12月7日(水)必着とし、電子ログでも受け付けを行う。アワード申請などを含めて詳しくは、JARL東京都支部主催「第42回 東京UHFコンテスト」の規約で確認してほしい。
●関連リンク:
・第42回 東京UHFコンテスト規約(PDF形式)
・コンテスト規約・アワード規約 申請用紙等
資料類(JARL東京都支部)
・JARL東京都支部
2022年11月23日(水・祝)6時から9時までの3時間、JARL山梨県支部の主催による「第59回 山梨地区非常通信訓練コンテスト」が、7/21/28/50/144/430/1200MHz帯の各アマチュアバンドの電話(FM/AM/SSBのみ)で行われる。
参加資格は山梨県内のアマチュア局(山梨県内に在住するアマチュア局とし、当日のみ県外から移動して運用した局は含まない)。呼び出し方法は「CQ山梨OSOコンテスト」とする。
参加部門は「シングルオペ、シングルバンドの部」「シングルオペ、マルチバンドの部」「ニューカマーの部」「マルチオペ、マルチバンドの部」の4つで、ナンバー交換は「クンレン」と前置きし、「RS符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用地点を示す市町村名」+「電文(異常なし)」。
●使用周波数帯
7MHz帯(7.060~7.070MHz)
21MHz帯(21.380~21.400MHz)
28MHz帯(28.700~28.750MHz,29.200-29.300MHz)
50MHz帯(50.400~51.500MHz)
144MHz帯(144.350~144.500MHz/144.750~145.600MHz)
430MHz帯(430.250~430.700MHz/432.100~432.800MHz)
1200MH帯(1294.20~1294.30MHz/1295.20~1295.30MHz)
※各周波数帯での電波型式は電波法に定める使用区分に従うこと
●交信上の禁止事項
(1)クロスバンドによる交信
(2)コンテスト中の運用場所の変更
(3)シングルオペの同一または異なるバンドにおける2波以上の電波の同時発射
(4)マルチオペの同一バンドにおける2波以上の電波の同時発射
(5)マルチオペの複数地点からの運用
(6)V/UHF帯における「呼び出し周波数」での電波の発射
ログの提出は12月12日(月)到着分までとし、電子メールでも受け付ける。各種目の入賞者1~3位に対して賞状が贈られるほか、書類提出者全員に参加賞がもらえる。なお、入賞対象者は必要に応じて資料等の提出を求める場合があるとしている。詳しくは、JARL山梨県支部「第59回 山梨地区非常通信訓練コンテスト」規約で確認してほしい。
●関連リンク:
・第59回 山梨地区非常通信コンテスト規約
・JARL山梨県支部
「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時に再放送も行われるようになった。
2022年11月20日の第516回放送の特集は「CWノススメ、コンテストに挑戦!」。11月26日~27日に「CQ WW DXコンテスト CW部門」が開催されることにちなみ、コンテストに参加してCW交信術に磨きをかけてみようという内容だ。
公開されたポッドキャスト音声は約47分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第516回の配信です
先週のアクセスランキングは、総務省が2022年8月に公表した「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用に関する提言」に基づき、「電波法施行規則等の一部を改正する省令案」等の制度改正案(ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用等に係る制度改正案)」を作成。このほど11月17日から12月18日まで1か月間にわたり一般からの意見公募(パブリックコメント)を行うというニュースだ。これはワイヤレス人材育成の裾野を広げるための、アマチュア無線の体験機会や活用機会の拡大、デジタル化の推進、免許手続の迅速化や制度の簡素合理化による申請者の負担軽減や申請処理期間の短縮、行政の効率化等を行うための改正で、日本のアマチュア無線制度における総務省始まって以来の大規模なものであることからアクセスがグングン上昇。記事への関心の高さがうかがえる結果となった。
続く2位は「<特集は『アマチュア無線入門・再入門』、別冊付録『オリジナル・カレンダー2023」つき>CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio』2022年12月号を刊行」。アマチュア無線界で唯一の月刊誌、「CQ ham radio」の2022年12月号がCQ出版社から発売されるお知らせ記事。ユーザー・レポートは「八重洲無線 アクティブチューニング・アンテナシステム『ATAS-120A』」「アイコム『IC-705』のレピータモニター機能」で、テクニカル・セクションは「アイコム製トランシーバ対応 スプリット・コントローラの製作」。そのほか「1200MHz帯を取り巻く状況 ~2022年秋~」「安全で楽しく! 50MHz SSB移動運用のコツ」「シリーズ 米国アマチュア無線草の根レポート」「3Y0Jはいつ・どのバンドで・どの方位から入感するか」などが続く、今号も盛りだくさんな内容だ。価格は990円(税込)。
3位は、2022年11月16日(水)に実施される「全国瞬時警報システム(Jアラート)訓練」に合わせて、国内のアマチュア無線局を対象に、全国アマチュア無線非常通信ボランティア団体「Team7043」が7MHz帯(SSB)と430MHz帯(FM)において11時から最大14時までの予定でロールコール形式の通信訓練「全国一斉情報伝達試験」を行うことを伝えた記事。通信訓練を行う「Team7043」では毎年3月と9月の年2回、「日本大震災復興祈念全国ネットワーク・非常通信のためのロールコール」を行っているが、そのほか気象庁が発信する地震速報に限定した「全国一斉緊急地震速報訓練」や「全国瞬時警報システム(Jアラート)訓練」の際して、アマチュア無線を介した全国規模の「全国一斉情報伝達試験」を実施している。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<アマチュア無線の活用機会拡大から免許手続の迅速化や制度の簡素合理化まで>総務省、電波法施行規則等の一部を改正する省令案等の制度改正案に対し12月16日まで意見公募
2)<特集は「アマチュア無線入門・再入門」、別冊付録「オリジナル・カレンダー2023」つき>CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio」2022年12月号を刊行
3)<アマチュア無線による全国一斉情報伝達試験>Team7043、11月16日(水)11時から全国瞬時警報システム(Jアラート)訓練に合わせて通信訓練を実施
4)<ダンプカーに不法無線局を開設>信越総合通信局、新潟県村上市の路上においてアマチュア無線機を免許を受けずに設置していた運転手を摘発
5)<免許を受けずにアマチュア無線局を開設>関東総合通信局、捜査機関との共同取り締まりで告発した無線従事者(4アマ)2名に対して48日間の行政処分
6)<「ハンディ機で開局したが、まだ交信経験なし」のビギナーも多数参加>JARLが「ニューカマーセミナー」を開講
7)<Product Report「八重洲無線 FT-710 AESSの基本設定」掲載>CQ出版社が「別冊CQ ham radio QEX Japan No.45」を刊行
6)<アマチュア無線家の苦労や工夫の実態を探る>静岡大学MOT鈴木研、「アンテナ設置環境についての調査」に関するWebアンケートを11月30日まで実施
9)<特集「ハムの必携測定器の操作方法をマスターするNanoVNA活用のススメ」ほか>電波社、「HAM world(ハムワールド)」2023年1月号を11月18日(金)に刊行
10)<アマチュア無線関連を含む2回目のパブコメ>総務省、12月15日まで「2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(案)」への意見募集
一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は2022年11月18日、公式サイトに「新スプリアス規格への移行措置は継続中!!」と題した告知を掲載した。現在“旧スプリアス規格”の古い無線機で免許を受けている局は、法令により2022(令和4)年11月30日までに“新スプリアス規格”に移行することが求められてきたが、昨年8月に総務省が新型コロナウイルスによる社会経済への影響を鑑み、移行期限を「当分の間」に延長した。しかし新スプリアス規格への移行措置自体は継続中であり、できるだけ早期に移行するよう、JARDの「スプリアス確認保証」を利用してほしいという内容だ。
JARD測定器室でのスプリアス測定風景(2018年撮影)
JARDの発表内容は次のとおり。
お知らせ「新スプリアス規格への移行措置は継続中!!」
●当初、新スプリアス規格への移行期限は本年11月末までとされていました。
昨年8月、総務省は新型コロナウイルスによる社会経済への影響を鑑み、その期限を「当分の間」に延長しました。
しかし、総務省では「今後、新型コロナウイルス感染症の収束や社会経済状況等の回復を踏まえつつ、移行期限を総合的に検討するとともに、それまでの間は、早期に新スプリアス規格へ移行が図られるよう各免許人の状況に応じて対応していく」こととしております。
●移行措置が必要な無線機は主に次のものです。
① JARL登録機器・旧技適機器(平成17(2005)年12月以前に製造されたもの)
② 自作・外国製機器で平成19(2007)年以前に免許等を受けたもの
③ 200W超局で、 前記①~②にリニアアンプ増設等の手続きを行った無線機等で新規格でないもの
●アマチュア無線局は電波利用の中でも特に出力が大きく(最大1kW)、混信等の影響が大きいことから、より適切な対応が求められます。今一度、ご自身の設備の点検をお願いします。
該当のものがあればできるだけ早期に新スプリアス規格へ移行していただきますよう、お早目のスプリアス確認保証のお申込みをお待ちしております。
●スプリアス確認保証に関する情報はこちらをご覧ください。
http://www.jard.or.jp/warranty/spurious/index.html
※ご注意ください!
「スプリアス確認保証」は、既に無線局に登録済みの無線機を旧スプリアス規格から新スプリアス規格に登録替えするための手続きです。
古い無線機を増設・取り替えるための保証は「基本保証」で、「スプリアス確認保証」 ではありません
◎お問い合わせ先:JARD保証事業センター スプリアス確認保証担当
TEL. 03-3910-7286
メール: sp-con@jard.or.jp
詳細は下記関連リンク参照。
●関連リンク:
・新スプリアス規格への移行措置は継続中!(JARD)
・スプリアス確認保証(JARD)
・スプリアス確認保証可能機器リスト PDF(JARD)
2022年11月22日(火)21時から23日(水・祝)15時までの18時間、日本国内のアマチュア局を対象にJARL九州地方本部主催(今年はJARL福岡県支部コンテスト委員会が担当)による「第43回 オール九州コンテスト」が、1.8/3.5/7/14/21/28/50/144/430MHz帯の各アマチュアバンドの電話と電信で行われる。なお、今回から「電信部門」に「QRP・マルチバンド種目」が追加された。
本コンテストの交信対象は、「管内局(沖縄を含む九州で運用する局)」が日本国内のアマチュア局、「管外局(沖縄と九州以外で運用する局)」は管内局となっている。
また、コンテストナンバー(JARLに準じる)は管内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用地点を示す市郡区ナンバー」、管外局は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「都府県地域ナンバー」となる。
●注意事項
(1)使用周波数は最新のJARLコンテスト使用周波数帯に従ってください。
(2)シングルオペレーター(SOP)部門の最大電力は100W
・100W を超えて参加した局はマルチオペ(MOP)部門とする。
(3)QRP部門
・空中線電力5W以下とする。
(4)ニューカマー(NEW)部門
・局免許(再開局含)年月日が開催日の3年前の同日以降に免許された局。
・免許年月日をサマリーシートの意見欄に記載する。
ログ提出は電子ログによる提出を推奨し、提出締切日は12月2日(金)まで。紙によるログ受け付けは“手書きのみ”となっている(紙ログの場合は消印有効)。
各種目の書類提出局には、その局数に応じて、参加局数10局以下は1位のみ、11~20局は2位まで、21~30局は3位まで、31局以上は5位までの局に賞状を贈呈。ただし、入賞は JARL会員のみとし、同点の場合は最終交信時間が早い方を上位とする。あわせて、書類提出局(JARL会員に限る)には抽選で若干名に景品が贈られる。
今年のコンテストは「JARL福岡県支部コンテスト委員会」が担当しているため、ログ提出先も昨年と異なる。詳しくは下記関連リンクからJARL九州地方本部「第43回 オール九州コンテスト」の規約を確認してほしい。
●関連リンク:
・第43回 オール九州コンテスト規約(PDF形式)
・JARL九州地方本部
日本における、2022年11月19日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。新たに1エリア(関東管内)の関東総合通信局と、9エリア(北陸管内)の北陸総合通信局から更新発表があった。なお、北陸合通信局管内の9エリアは、社団局JH9プリフィックスのサフィックスファーストレター「Y」が終了して「Z」へ移り、「JH9ZAA」が割り当てられた。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は2022年11月13日、東京・大塚(豊島区)の連盟事務局で、コールサインを取得したばかりの初心者に実際の交信方法とマナー、無線交信の楽しさを知ってもらうという初の試み「ニューカマーセミナー」を “午前の部” と “午後の部” の2回開講し、合計16名が持参したハンディ機などから交信を行った。
JARL「ニューカマーセミナー」の講演風景
今回の「ニューカマーセミナー」は、JARL中央局(JA1RL)の運用委員会が企画し、会員増強組織強化委員会の協力で実現したもの。公募による16名(午前の部、午後の部それぞれ8名=有資格者である付き添い保護者を含む)のJARL会員が参加した。同セミナーは当初、22歳未満の会員を対象に企画されたが、幅広い年齢層の会員から参加希望の問い合わせがあったため、枠を広げて行うことになったもの。
セミナーは2時間コース。午前、午後それぞれ8名が受講
セミナー運営と受講者サポートはJA1RL運用委員会と会員増強組織強化委員会のメンバーが担当
受講者の年齢は、10代から60代前半までと幅広かったが、全員が最近開局した“JK1”プリフィックスであり、「無線機は購入したが誰とも交信したことがない」人が8名、「まだ数局しか交信していない」人が5名という完全にビギナーの状態。しかし無線従事者資格は4アマ4名、3アマ8名、2アマ2名と、上級資格所持者が多いのも特徴だった(いずれも付き添い保護者を除く)。
受講者は配布された資料を見ながら、運用委員による「アマチュア無線の楽しみ方について」「アマチュア無線の交信の仕方とマナー」という2つの講演を聴講。その後、JA1RLと運用委員によるお手本の交信例を学んだ上で、持参した自分自身のハンディ機を使って別室で待機するJA1RLとの交信に臨んだ(ハンディ機を持参しなかった数名は、JA1RLのハンディ機でゲスト運用し運用委員と交信)。
1人ずつ、持参したハンディ機でJA1RLと交信を行った
別室から受講者と交信するスタッフ
カバンから真新しいハンディ機を取り出し、初交信の緊張でPTTを押す手が震える受講者もいたが、スタッフや髙尾JARL会長のサポートを受けながら全員が無事に交信を終えることができた。
免許が下りたばかりのピカピカの無線機を持参し初交信に臨む
IC-705を持参した受講者もいた
その後の質疑応答では「メインチャンネル(呼出周波数)での交信方法」「空きチャンネルの探し方」「ワッチ中に聞こえてきたラグチュー中の局を呼び、仲間に入れてもらう方法」「近所で交信相手になってくれる局の探し方」「マンションのベランダにアンテナを設置する方法」「“CQコンテスト”を出している局を呼んで構わないか?」「コンテストナンバーの送り方」「レピータの使い方」「移動運用に適した場所探し」「もし非常通信を聞いたときはどうしたら良いか?」など、初心者ならではの質問が次々に出て、高尾会長や運用委員らが1つずつ丁寧に回答した。
参加した受講者は講義の内容を詳しくメモを取るなど真剣そのもの。CQ出版社の書籍「ビギナー・ハムのためのオペレーション・マニュアル」を持参する人も複数いた
最後にセミナー修了証と参加記念のJARLグッズが渡され、2時間弱のセミナーが終了した。
髙尾JARL会長が修了証を手渡し
修了証の見本
参加者と運営スタッフの記念写真(午前の部)
参加者と運営スタッフの記念写真(午後の部)
●関連リンク: ニューカマーセミナーを開講しました(速報)(JARL Web)
11月15日から16日にかけて、中国総合通信局は海上保安庁第八管区海上保安本部境海上保安部鳥取海上保安署とともに、鳥取県鳥取市内の港で不法無線局の取り締まりを実施し、総務大臣の免許を受けていない無線局(不法アマチュア無線)を船舶に開設してい男を電波法違反容疑で摘発した。
中国総合通信局が発表した内容は次のとおり。
中国総合通信局は、11月15日から16日、鳥取海上保安署の協力の下、同署管轄内海域等において、消防・救急無線の通信、携帯電話、テレビ・ラジオの受信などへの混信原因となる不法無線局の取り締まりを実施しました。
この取り締まりの結果は、以下のとおりです。
1.概要
不法無線局(総務大臣の免許を受けていない無線局)を船舶に開設していた1名を、電波法違反容疑で摘発しました。
2.被疑者の概要および不法無線局の種別
被疑者の概要: 鳥取県鳥取市在住の男性(58歳)
不法無線局の種別: 不法アマチュア無線
3.取り締まり実施場所
鳥取県鳥取市内の港
4.使用していた無線機等
【参考】電波法違反適用条文(抜粋)
(1)電波法第4条(無線局の開設)
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下省略)」
(2)電波法第110条(罰則)
「次の各号のいずれかに該当する者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。第1号
第四条の規定による免許(中略)がないのに、無線局を開設した者
第2号(以下省略)」
<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク: 中国総合通信局 不法無線局の開設者1名を電波法違反容疑で摘発、<鳥取海上保安署と共同取締りを実施>