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2016年1月に発売を開始し、2024年5月には累計出荷台数が全世界で10万台を超えたことを華々しく発表したアイコムのHF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300」(10W機:IC-7300S、50W機:IC-7300M)の生産終了がアナウンスされた。2025年8月29日、メーカーから正式告知があったとして複数の無線ショップがSNSで案内を始めた。同機種は今後「在庫限り」で終売となる見込みだ。後継機種は同社がハムフェア2025会場で発表した「IC-7300MK2」が本年中に発売開始になる予定とされている。

日本で初めてRFダイレクト・サンプリング方式を採用した、HF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300」。2024年5月には累計出荷台数が同年1月時点で10万台を突破したことを華々しくニュースリリースで発表した。このうち国内集荷台数は約2割だという
アイコムのHF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300」は2016年1月の発売開始。日本初のRFダイレクトサンプリング方式を採用したアマチュア無線機で、性能の高さと回路構成の大幅な簡素化を実現し、同時に小型化やメンテナンス性の向上も実現した。電波状況をディスプレイに表示する「リアルタイムスペクトラムスコープ」も搭載し、パソコンをはじめとする周辺機器との連携やFT8デジタルモードにも対応、より手軽にHF帯のアマチュア無線を運用できるようになり、2024年1月時点で累計出荷台数が10万台を突破。販売国数は約150カ国まで広がるヒット製品に成長し、“全世界のハムの30人に1人が使っているベストセラー機” とアナウンスされていた。
同社は累計出荷台数10万台突破を伝える2024年5月のニュースリリースの中で、「IC-7300は、発売から8年を迎える現在も出荷台数を伸ばしているロングセラー製品です。旺盛な需要に応えるべく、 2024年も引き続き販売を続けてまいります 」と述べていたが、それから約1年4か月後の2025年8月29日、ついに「生産終了」のアナウンスが取引のある無線ショップに向けて行われた。

岐阜県の無線ショップ、CQオームのXポストより

大阪・日本橋の無線ショップ「デジハムサポート」のXポストより
後継機種となるのは2025年8月23・24日に有明GYM-EXで開催された「ハムフェア2025」で発表した「IC-7300MK2」だ。
IC-7300MK2は、IC-7300の特徴である小型で視認性の良いディスプレイや操作性に優れたボタン類はそのままに、「受信性能(RMDR/フェーズノイズ特性)を向上」「アイコム初のCWデコーダーを搭載(欧文/和文)」「LANポートを新規搭載」「RX IN/OUT端子を新装備」「国内初、HDMIの外部ディスプレイ端子を搭載」「USB Type-C端子を採用、1つの端子で2つのシリアルポートに対応」などの特徴があるモデルだ。発売開始は “2025年内” とアナウンスされているが、価格は未発表。販売店筋ではIC-7300(メーカー希望小売価格:税込153,780円)よりも数万円高くなるのではと予想しているようだ。

ハムフェア2025のアイコムブースで展示された新製品「IC-7300MK2」。発売開始時期は2025年内。価格は未定

IC-7300MK2は和文CWのデコードも可能

IC-7300MK2の背面。LANやHDMI、USB Type-C、RX IN/OUTなどの新端子を配置
◇
一般的にアマチュア無線機が生産終了となるケースとしては「①主要な電子部品が調達不能になり、今後の継続生産ができなくなった」「②代替となる新機種を発売する(した)ため」「③売れ行き減退で継続生産のメリットが薄くなったため」などが挙げられる(今回のIC-7300の場合は②に該当)。
いずれの場合も生産終了情報をメーカーが公式Webサイト等で告知することはあまりなく、営業担当者が販売店へ個別に案内するのが通例となっている。
こちらの記事も参考に↓
(2024年5月掲載)
<達成までに8年>アイコム、アマチュア無線機「IC-7300」の累計出荷台数 “10万台突破” を発表
(2025年8月23日掲載)
【ハムフェア2025】<人気HF機がさらに進化>アイコム、HF/50MHz帯トランシーバー「IC-7300MK2」を発表
●関連リンク:
・IC-7300製品情報(アイコム)
・ハムフェア2025にて、IC-7300MK2を公開しました(アイコム ニュースリリース)
・動画 HF+50MHzオールモードトランシーバーIC-7300MK2登場(YouTube/アイコム公式チャンネル)
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日本における、2025年8月30日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。1エリア(関東管内)の関東総合通信局で更新発表が行われ、JL1のサフィックスファーストレター「G」が終了し、「H」へ割り当てが移った。
各総合通信局および沖縄総合通信事務所が公表している、コールサインの発給状況は下表の通り。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1 → JK1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<0エリア(信越管内)で「JJ0」のプリフィックスの割り当てが終了>令和7(2025)年1月24日発給分(免許の年月日)で「JK0AAA」から「JK0AAC」までの3局を確認
【追記:三巡目の「JL1AAA」発給】<「令和6(2024)年3月21日付」の発給から>1エリア(関東管内)、「JK」のプリフィックスが終了し「JL1AAY(三巡目)」からの割り当て開始が判明
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・JL1の再々割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
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アイコム株式会社は2025年8月29日、144/430MHz帯D-STAR対応ハンディ機「ID-52PLUS」「ID-52PLUS アイコム60周年記念モデル」の新ファームウェア「Version 1.12」を同社サイト上で公開した(旧モデルのID-52は対象外)。今回の変更点は「メインバンドでスキャン中およびスキャン停止後にサブバンドミュート機能が動作しない不具合を修正」という1項目だ。

アイコムの「ID-52PLUS」と「ID-52PLUSアイコム60周年記念限定モデル」
ID-52PLUS/ID-52PLUS アイコム60周年記念モデルの新ファームウェア公開は2024年12月23日以来となる。今回発表された内容は次のとおり。
●ID-52PLUS/ID-52PLUS アイコム60周年記念モデルの新ファームウェア(Version 1.12)
バージョンVersion 1.11からの変更点:
★メインバンドでスキャン中およびスキャン停止後にサブバンドミュート機能が動作しない不具合を修正
ID-52PLUSのファームアップは、microSDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。なおファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU:1.12
Sub CPU:1.00
DSP:1.01
GPS:13196
Bluetooth:2.01
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク: ID-52PLUS ファームウェア ダウンロード(アイコム)
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八重洲無線株式会社は2025年8月28日、独自のC4FMデジタルモードに対応したVoIPシステム、「WIRES-X」のノード局用パソコンソフトウェアの最新バージョンとしてVer.1.570を公開した。今回のアップデートでは同社の新製品FTM-310Dシリーズ(FTM-310D ASP/FTM-310DS ASP/FTM-310D/FTM-310DS)のポータブルデジタルモードとポータブルHRI機能に対応した。
八重洲無線のWebサイト(WIRES-Xノードオーナーページ)で公開された「WIRES-X ソフトウェア Ver.1.570」の概要は下記のとおり。
●公開されたWIRES-X ソフトウェア
・バージョン名: Ver.1.570 (wx1570jp.zip)
・おもな変更点:
・C4FMデジタルトランシーバー FTM-310D/DSのWIRES-Xポータブルデジタルノード機能に対応しました。
※FTM-310D/DSでWIRES-X
ポータブルデジタルノード機能を使用する場合に接続するPCには、PCソフトウェア(Ver.1.570)のインストールが必要です。
新ソフトウェアのアップデートを行うためには、同社WebサイトのWIRES-Xページから、ノードオーナーページ(要・会員登録)に入り、公開されている「WIRES-X ソフトウェア更新情報」のPDFをよく読んだ上で、ソフトウェアをダウンロードし、パソコンにインストールする必要がある。
●関連リンク:
・WIRES-X(八重洲無線)
・製品情報 FT-310D ASPシリーズ(八重洲無線)
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一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)石狩後志支部は2025年8月31日(日)に札幌市東区の札幌総合卸センター(デアウネさっぽろ) で「第52回石狩後志支部大会」を開催する。詳細は同支部のWebサイトで下記のように発表されている。
★第52回 JARL石狩後志支部大会
第52回石狩後志支部大会を行います。総合通信局からの講演、そして今回もささやかながら「お楽しみ抽選会」、加えて、皆様からの不用品を欲しい人がジャンケンでゲットする「不用品ジャンケン大会」も開催いたます。支部コンテストの表彰、支部コンテスト参加証のお渡しもいたしますので、ぜひ集まりください。
◆日時: 2025年8月31日(日) 13:00開会~16:00(予定)
◆場所: 札幌総合卸センター deAUNE(デアウネ)さっぽろ 1階会議室
北海道札幌市東区北6条東4丁目1-7(電話 011-721-1101)
地図 https://www.sp-oroshi.jp/
◆交通: JR札幌駅より東へ徒歩10分、札幌中央郵便局から東へ100m
敷地内有料駐車場あり
◆内容:
・令和6年度の事業報告、会計報告
・令和7年度の事業計画、会計計画
・総合通信局講演
・石狩後志支部コンテスト表彰
・お楽しみ抽選会
・不用品ジャンケン大会
◆不用品ジャンケン大会について:
ジャンケン大会に持ち込む不用品については、主にアマチュア無線の趣味で使用可能なものとさせていただきます。持ち込みたい方は当日ご持参ください(支部役員による事前の回収はしません)。欲しい方に会場で手を挙げてもらい、ジャンケンしてもらいます。引き取り先が無かった不用品については、持ち帰りをお願いいたします。
初の試みですので、まずは、あまりに高価な物品や、運搬が大変な大型のものではなく、紙袋で持って帰れるような規模感でスロースタートしたいと思います。
◆その他:
JARL入会(入会金免除)、継続の手続き受付も行います(申し訳ありませんが現金のみです。ご希望の方は釣銭の無いようにご協力くださいませ)。
●関連リンク: 第52回石狩後志支部大会を行います
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日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)技術委員会は、2025年8月23日に「ハムフェア2025」会場で行った技術講演「ステップアップハムライフ!使いこなそう受信機能」のPDF資料をこのほど公開した。この講演の動画は近日YouTubeのJAIA公式チャンネルで公開されるという。
日本のアマチュア無線機器メーカー9社(八重洲無線株式会社は現在非加盟)で構成される業界団体「日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)」の技術委員会は、毎年ハムフェア会場のイベントコーナーで各社持ち回りによる技術講演を実施している。
今年「ハムフェア2025」初日のイベントコーナーで行われた講演のテーマは「ステップアップハムライフ!使いこなそう受信機能」。株式会社JVCケンウッド 技術本部の藤田章義氏が担当し、無線機(おもにデスクトップ機やオールモードのポータブル機)に搭載されている受信機能(アッテネーター、プリアンプ、AGC、RFゲイン、ノイズブランカー、IFフィルター、ノッチフィルター)の説明と活用法をわかりやすくレクチャーした。
8月28日、JAIAホームページで同講演のPDF資料(全8ページに48枚のスライドをまとめたもの、約3.8MB)が公開された。また講演の動画は近日、YouTubeのJAIA公式チャンネルで公開される予定だ。
この資料のダウンロードは下記関連リンク参照のこと。JAIA情報コーナーでは過去にハムフェア会場で行われた技術講演会のPDF資料もダウンロードできる。
●関連リンク:
・ハムフェア2025技術講演会資料
PDF(全8ページ、48枚のスライドをまとめ)(JAIA)
・ハムフェア2025技術講演会について(JAIA)
・YouTube/JAIA公式チャンネル
・JAIA情報コーナー(JAIA)
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2025年9月1日(月)0時から10日(水)24時まで(23時59分のログまで有効)の10日間にわたり、JARL徳島県支部主催の「Awa9コンテスト(徳島マラソンコンテスト)」が、3.5/7/14/21/28/50/144/430/1200/2400MHz帯の電話(FM、SSB、AM、デジタルモードに限り、レピータ、インターネット回線利用は除く)と電信で行われる。コンテスト名の「Awa9」は「阿波9月」を意味する。なお、「メールでエントリーする方は必ずAwaLogを使って作った「メール添付用ファイル」を送付してください。他のソフトウェアを使ってのエントリーは受け付けていませんので十分ご注意ください」と案内している。
交信対象は県内局が日本全国のアマチュア局(各バンドにおいて県内局との交信がなければ無効)、県外局は徳島県内局となる。ナンバー交換は、県内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「徳島県内運用地点の市町村名か番号」、県外局は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「都道府県名か番号」。
注意事項の中に「クラスターに自らアップすること、および人に頼んでアップしてもらうことは禁止」としている。
ログの締め切りは 9月30日(火)消印有効。なお書類は必ず徳島県支部作成のコンテスト集計ブック(Excelブック)「AwaLog」を使って作成し、メール提出の場合は「メール添付用ファイル」として添付して送信してほしいと呼びかけている。ほかのソフトウェアを使ってのエントリーは受け付けない。
110円切手を貼付した返信用封筒(長形3号)を同封した局には、ステッカーとコンテスト結果表を送付。300円切手を貼付した返信用封筒(長形3号)を同封した局には,台紙およびステッカーとコンテスト結果表が送付される。台紙は、写真6枚入りの素晴らしいステッカー用台紙だ。
そのほか、マルチプライヤーや総得点計算方法など、詳しくは「徳島マラソンコンテスト(Awa9コンテスト)規約」で確認してほしい。

「Awa9コンテスト(徳島マラソンコンテスト)」の規約(一部抜粋)
●関連リンク:
・Awa9コンテスト(徳島マラソンコンテスト)規約
・JARL徳島県支部
The post <書類作成は必ず専用ログ「AwaLog」を使用>JARL徳島県支部、9月1日(月)から10日間「Awa9コンテスト(徳島マラソンコンテスト)」開催 first appeared on hamlife.jp .

2025年9月1日(月)の「防災の日」に合わせて、九都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)による「第46回九都県市合同防災訓練」を、荒川総合運動公園(さいたま市桜区)をメイン会場に実施する。関東総合通信局は、同会場において9時30分から12時30分までの予定で「臨時災害放送局(FMラジオ放送局)」を開設し、試験放送(デモ運用)を行う。周波数は77.10MHz、送信出力は2.5W。コールサインは「かんとうりんさいエフエムじっけん1(関東臨災FM実験1)」。聴取エリアは会場内とその周辺に限られるが、訓練放送は「JCBAインターネットサイマルラジオ」から同時配信され、インターネットを通じて全国で聞くことができる。また、公共ブロードバンド移動通信システムの試験運用・展示、災害対策支援のための情報通信機器などの展示を実施する。
関東総合通信局の発表内容は以下のとおり(一部抜粋)。
九都県市合同防災訓練において臨時災害放送局及び災害対策用無線システム等の試験運用・展示を実施
総務省関東総合通信局は、関東地方非常通信協議会及びCityFMさいたま株式会社と連携して、荒川総合運動公園(埼玉県さいたま市桜区)で開催される「第46回九都県市(※1)合同防災訓練」において、臨時災害放送局及び公共ブロードバンド移動通信システムの試験運用・展示、災害対策支援のための情報通信機器等の展示を行います。
1.展示日時
令和7年9月1日(月曜日)9時00分から12時30分まで
2.会場
荒川総合運動公園(埼玉県さいたま市桜区大字在家591)
3.実施内容
会場において、次の内容でブース出展します。
1.時災害放送局(※2)設備の試験運用(実験試験局の運用)・展示
CityFMさいたま株式会社と合同で臨時災害放送局用設備により実際に電波を発射し、放送試験を実施します。
ア 周波数 77.1MHz
イ 運用時間 9時00分から12時00分まで(予定)
ウ 聴取エリアの目安 上記会場内及びその周辺
また、試験の一環として、一般社団法人日本コミュニティ放送協会(JCBA)関東地区協議会の協力を得て、JCBAが運営する「JCBAインターネットサイマルラジオサイト」別ウィンドウで開きます(以下の二次元コードも参照)でも同時配信します(あくまで試験の一環となりますので、会場の通信環境により、配信が不調になる可能性がありますこと、予めご了知願います)。
2.公共ブロードバンド移動通信システム(※3)の試験運用・展示
リアルタイムで映像伝送可能な移動通信システムを用いて実際に電波を発射し、映像伝送試験を実施します。
3.災害対策支援のための情報通信機器等の展示
衛星携帯電話・衛星インターネット機器・簡易無線機・公共安全モバイルシステム(※4)を展示します。
【補足】
(※1)九都県市とは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市です。
(※2)臨時災害放送局とは、災害時に地方公共団体等(災害対策放送を行うのに適した団体)が被災住民への情報伝達のため、臨時かつ一時の目的のために開設することができる超短波(FM)放送局です。
(※3)公共ブロードバンド移動通信システムとは、VHF帯を使用した映像伝送などのデータ通信が可能な無線システムであり、持ち運びが可能で、周波数特性を活かして長距離での通信が可能です。被災地における被災状況把握に役立ちます。
(※4)公共安全モバイルシステムとは、携帯電話技術を活用した公共機関向けの通信システムであり、平時は携帯電話として使用でき、災害発生時等には自機関内や、自機関と他機関との間で連絡・情報共有が可能です。
受信しました!総務省所属の実験試験局「かんとうりんさいエフエムじっけん1」
※2022年の千葉会場での放送

2013年、今回と同じ会場で「九都県市合同防災訓練」が行われた際に運用された臨時災害用FM送信機と可搬型送信アンテナ。日立国際八木ソリューションズ(現・HYSエンジニアリングサービス)製で最大出力は100W、価格は1セット750万円だという。(hamlife.jp撮影)

2013年、今回と同じ会場で「九都県市合同防災訓練」が開催された際に運用されたFM送信機(hamlife.jp撮影)

2013年、今回と同じ会場で「九都県市合同防災訓練」が開催された際に運用されたFM送信機の背面。出力低減にアッテネーターを入れていた(hamlife.jp撮影)

パイプ状の「可搬型送信アンテナ」は水平・垂直いずれの偏波にも設定可能

2013年、今回と同じ会場で「九都県市合同防災訓練」が開催された際の、総務省 関東総合通信局ブース(hamlife.jp撮影)
↓この記事もチェック!
<「Inter BEE 2015(国際放送機器展)」リポート1>特定小電力無線を使った「フレキシブル通信システム」、可搬型の「臨時災害放送用FM装置」…etc.
防災訓練に関東総合通信局が出展、デンパ君おすすめの「可搬型FM送信機」とは!?(2013年9月3日掲載)
●関連リンク:
・関東総合通信局
九都県市合同防災訓練において臨時災害放送局及び災害対策用無線システム等の試験運用・展示を実施
・JCBAインターネットサイマルラジオ「関東臨時災害放送局訓練/東京都」
・九都県市合同防災訓練(九都県市首脳会議 防災・危機管理対策委員会)
・令和7年度さいたま市総合防災訓練・防災フェア(第46回九都県市合同防災訓練)(埼玉県さいたま市)
The post <9月1日(月)、荒川総合運動公園(さいたま市桜区)をメイン会場に実施>第46回九都県市合同防災訓練、関東総合通信局が「臨時災害放送局」から試験放送(77.10MHz/2.5W) first appeared on hamlife.jp .

World Wide Radio Operators Foundation (WWROF) とSlovenia Contest Club (SCC) がスポンサーとなって、日本時間の2025年8月30日(土)21時から8月31日(日)20時59分59秒までの24時間にわたり、160m、80m、40m、20m、15m、10mの各バンドで「2025 World Wide Digi DX Contest」が開催される。電波型式はFT4/FT8のデジタル文字通信モードのみで、ナンバー交換は4桁のグリッドスクエア(信号レポートは不要)。出力が1500Wまでの「ハイパワー」、100Wまでの「ローパワー」、5Wまでの「QRP」の各部門に分かれ、より多くの局と、より多くのグリッドスクエアを集めるコンテストだ。なお、80mと40mバンドには、JA局用にサブバンドが設定されている。
「2025 World Wide Digi DX Contest」の日本語版コンテストルール(一部抜粋)を以下に紹介する。
なお「この翻訳はJAコンテスター向けに利便性を提供する目的でMako,JA1XSとHisami,7L4IOUにより作成されています。オリジナルの英語版があくまでも公式なものです」と案内している。
●2025 World Wide Digi DX コンテスト
I.目的: 全世界のアマチュア局がFT4とFT8のモードを使用して、できるだけ多くのメイデンヘッド・グリッド・フィールドの他のアマチュア局とコンタクトすること。
II.バンド: 6バンドのみ(1.8/ 3.5/7/14/21MHz帯および28MHz帯)
A.FT4推奨サブバンド:
1.840-1.844MHz
3.580-3.589MHz
7.080-7.089MHz
14.080-14.089MHz ※
21.080-21.089MHz
28.080-28.089MHz
受信機のダイアルをサブバンドの下端にセットして、一般的に2.5~4kHzのパスバンド中の、可聴周波上の局と交信する。サブバンドが混雑した場合は、必要に応じて、3kHzの増分で受信機のダイアル周波数を移動させる(例:7.080MHz、7.083MHz、および7.086MHz)。
※14.080MHzは標準的な 「日常の」FT4 20mバンド周波数であることに注意すること。非コンテスト局との混乱を避けるため、14.083MHzを使う方がよいかもしれない。
B.FT8推奨サブバンド:
1.844-1.848MHz
3.590-3.599MHz
7.090-7.099MHz
14.090-14.099MHz
21.090-21.099MHz
28.090-28.099MHz
受信機のダイアルをサブバンドの下端にセットして、一般的に 2.5-4kHz のパスバンド中の、可聴周波上の局と交信する。サブバンドが混雑した場合は、必要に応じて、3kHz の増分で受信機のダイアル周波数を移動させる(例:7.090MHz、7.093MHz、および7.096MHz)。
C.80mバンドのJAサブバンド:
FT4:3.570MHz
FT8:3.573MHz
III.コンテストナンバー: 4桁のグリッドスクエア。
IV.得点計算:
A.得点:最終得点は、すべてのバンドにおけるQSO得点の合計と、すべてのバンドにおける2文字のグリッド・フィールドの合計を乗じて算出される。
例:1000 QSO 得点 ×(70グリッド・フィールド)=70,000(最終得点)。
B.QSO 得点:QSOは、バンドにつき一度だけ、FT4かFT8のどちらかで得点される。QSOは1 点 + QSO 相手のグリッド・スクエアの中心との距離の3000kmごとに1点。(例:5541km=2点)。 実際の信号のパスにかかわらず、ショートパスの距離が使用される。
C.マルチプライヤー:各バンドにおける、異なる2桁のグリッド・フィールドにつき1つ。
V.参加部門:
A.シングルオペレーター部門:すべての運用とロギングを一人 (1オペレーター) で行うこと。バンド変更に制限はない。いかなる種類のQSO発見アシスタンスも許可される 。
1.シングル TX(SINGLE-ONE):いかなる瞬間においても1つのバンドで一波のみの送信が許される。
a.ハイパワー(オールバンドまたはシングルバンド):合計出力が1500ワットを超えないこと。
b.ローパワー(オールバンドまたはシングルバンド):合計出力が100ワットを超えないこと。
c.QRP(オールバンドまたはシングルバンド):合計出力が5ワットを超えないこと。
2.マルチTX(SINGLE-UNLIMITED):オールバンドのみ。6つのコンテスト・バンドで同時に運用できる。
a.ハイパワー:合計出力は、どのバンド上のいかなる瞬間においても1500ワットを超えないこと。
b.ローパワー:合計出力は、どのバンド上のいかなる瞬間においても100ワットを超えないこと。
c.QRP:合計出力は、どのバンド上のいかなる瞬間においても 5 ワットを超えないこと。
B.マルチオペレーター部門 (オールバンドのみ): 何人のオペレーターでも許される。
1.シングルTX(MULTI-ONE):いかなる瞬間においても一波のみの送信が許される。バンドの切り替えは毎時(00~59分)8回までに制限される。
a.ハイパワー:合計出力は、どのバンド上のいかなる瞬間においても150 ワットを超えないこと。
b.ローパワー:合計出力は、どのバンド上のいかなる瞬間においても100ワットを超えないこと。
2.2TX(MULTI-TWO):バンドが異なれば、いつでも最大で二波までの送信が許される。ログにどちらの送信機でQSOしたかを明記すること。それぞれの送信機は、毎時(00~59分)8回までバンドを変更できる。 合計出力は、どのバンド上のいかなる瞬間においても 1500ワットを超えないこと。
3.マルチTX(MULTI-UNLIMITED):6つのコンテスト・バンドで同時に運用できる。合計出力は、どのバンド上のいかなる瞬間においても1500ワットを超えないこと。
C.チェックログ: ログのチェックを支援するために提出される。 得点は順位に反映されず、ログが公開されることはない。
XI.ログの締め切り:
1.すべてのログは、コンテスト終了後5日以内に提出すること。2025年9月5日 2359UTC必着。締め切り後に再提出されたログは、締め切り後の提出と見なされる。
コンテスト参加前に下記の「関連リンク」から主催者のWebサイトにアクセスし、英語版の公式ルールを確認してほしい。

「2025 World Wide Digi DX Contestt」のルール(一部抜粋)
●関連リンク:
・2025 World Wide Digi DX Contest規約(英語版)
・2025 World Wide Digi DX Contest規約(日本語版/PDF形式)
・World Wide Digi DX Contest規約に対するFAQ
・World Wide Digi DX Contest
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東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2011年4月7日からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(開始当初は隔週放送で翌週は再放送。番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2025年8月21日夜に放送した第691回がアップされた。
2025年8月21日の第691回放送の特集は「ハムフェア2025案内」。放送直後の8月23日(土)と24日(日)に行われる「ハムフェア2025」の直前情報として、会場やブース配置、入場方法の案内などを行った。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第691回放送
・QRL Facebookページ
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