無線ブログ集
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5月31日、東北総合通信局は青森県五所川原市内において車両に開設した不法無線局の取り締まり実施し、免許を受けずに車両に無線局を開設していた運転手を摘発した。さらに同日、宮城県亘理郡亘理町および山元町内において、宮城県亘理警察署と共同で同様の不法無線局の取り締まりを実施し、免許を受けずに勤務先の車両に無線局を開設していた運転手を摘発した。
東北総合通信局が発表した内容は次のとおり。
①東北総合通信局は、5月31日(水)、宮城県亘理警察署と共同で、宮城県亘理郡亘理町及び山元町内において車両に開設した不法無線局の取り締まりを実施し、1名を電波法違反容疑で摘発しました。
被疑者の概要等
免許を受けずに勤務先の車両に無線局を開設していた岩手県花巻市在住の運転手(45歳)
②東北総合通信局は、5月31日(水)、宮城県亘理警察署と共同で、宮城県亘理郡亘理町及び山元町内において車両に開設した不法無線局の取り締まりを実施し、1名を電波法違反容疑で摘発しました。
被疑者の概要等
免許を受けずに勤務先の車両に無線局を開設していた岩手県花巻市在住の運転手(45歳)
適用法条
(1) 電波法第4条(無線局の開設)
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下略)
(2) 同法第110条(罰則)
次の各号のいずれかに該当する場合には、当該違反行為をした者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
一 第4条の規定による免許(中略)がないのに、無線局を開設したとき。(以下略)
東北総合通信局は「電波利用環境保護のため、今後も捜査機関の協力を得て、不法無線局の取締りを行っていく方針です」と説明している。
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<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成
<取り締まり対象者を明確化>総務省がアマチュア局の免許人(約35万通)に注意喚起ハガキ「-重要- アマチュア無線は仕事に使えません!」を送付
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・東北総合通信局
電波法違反の容疑で1名を摘発-青森県五所川原警察署と共同取締り-
・東北総合通信局
電波法違反の容疑で1名を摘発-宮城県亘理警察署と共同取締り-

総務省信越総合通信局は、2023年6月1日に「令和5年度 電波の日・情報通信月間
記念式典」を長野市内で開催し、電波利用・情報通信の発展に貢献した個人・団体の表彰および感謝状の授与を行った。その中で、「永年にわたりアマチュア無線のARDF競技大会運営の中心となり尽力されるとともに、競技に係る技術情報を広く提供するなどアマチュア無線を体験する機会を積極的に作る活動により、全国の青少年のワイヤレス人材育成に多大な貢献をされました」として、新潟県立新発田南高等学校教諭の佐藤
久氏(JF0FDT)に対し「信越総合通信局長表彰」が贈られた。関係者から式典の様子がhamlife.jpに届いたので紹介しよう。なお、当日の模様は地元テレビ局のニュース番組でも放送され、ニュース動画を見ることができる(記事下の「関連リンク」を参照)。
※ニュース動画は掲載期間が短いので、早めの確認をおすすめする。
総務省は、1950(昭和25)年6月1日に電波法、放送法および電波監理委員会設置法が施行され、それまで政府専掌であった電波の利用が広く国民に開放されたことを記念し、同日を「電波の日」と定めている。
毎年「電波の日」には、情報通信の発展に貢献した個人おおよび団体、デジタルコンテンツの今後の創作活動が期待される者、今後サイバーセキュリティ分野でさらなる活躍が期待される個人および団体に対して表彰を行っている。東京都内で開催される記念中央式典のほか、各地域の総合通信局(沖縄総合事務局は台風2号接近のため中止)でも同様の式典が行われた。
今回、信越総合通信局長から表彰された佐藤 久氏(JF0FDT)は、永年にわたりARDF競技を中心に活動し、とくに全国高等学校ARDF競技大会の開催に尽力してきた。ARDFとは「Amateur Radio Direction Finding」の略称で、無線を使ったオリエンテーリングのような競技で、表彰式のあとの記念講演において、出席の皆さんにアマチュア無線におけるARDF競技の概要や楽しさ、青少年への無線技術全般の啓発活動などを紹介した。
信越総合通信局の報道発表は以下のとおり(一部抜粋)。
信越総合通信局は、電波の日・情報通信月間にあたり、信越電波協力会とともに、次のとおり記念式典を開催し、信越地域の電波利用および情報通信の発展に貢献された団体および個人等に対して表彰を行います。
●信越総合通信局長表彰
受賞者名:
佐藤 久(新潟県立新発田南高等学校教諭)
事績の概要:
永年にわたりアマチュア無線のARDF競技大会運営の中心となり尽力されるとともに、競技に係る技術情報を広く提供するなどアマチュア無線を体験する機会を積極的に作る活動により、全国の青少年のワイヤレス人材育成に多大な貢献をされました。
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<NPO法人ラジオ少年、第73回「電波の日」北海道総合通信局長表彰を授与>13年間に及ぶ3アマ・4アマ講習会開催で多くのアマチュア無線技士を輩出などに寄与
●関連リンク:
・信越総合通信局
令和5年度電波の日・情報通信月間における表彰
・情報通信の発展に貢献した個人・団体を表彰(abn 長野朝日放送)
・6月1日は電波の日 6人と1つの団体に信越総合通信局長表彰(SBC
NEWS)
・ARDF競技のページ by JF0FDT
・ARDF(JARL Web)
・ARDF(ウィキペディア)

全国アマチュア無線非常通信ボランティア団体「Team7043」は、国内のアマチュア無線局を対象に、2023年6月7日(水)11時に実施される「全国瞬時警報システム(Jアラート)訓練」に合わせて、7MHz帯(SSB)で11時5分から12時30分時まで(最大1.5時間)、と430MHz帯(FM)で13時から14時までの予定でロールコール形式の通信訓練「全国一斉情報伝達試験」を行う。交信証としてのQSLカードはJARL会員のみに発行する。
「Jアラート」とは、国から弾道ミサイル、津波警報、緊急地震速報などの対処に時間的余裕がない事態に関する情報が発信され、その情報をもとに市町村防災行政無線などを自動起動させて、迅速に住民に伝達するシステムのことで、直近の5月31日(水)早朝、北朝鮮が軍事衛星搭載のロケットを発射して、沖縄地方を対象にJアラートが発令されたことは記憶に新しいだろう。
今回、通信訓練を行う「Team7043」では毎年3月と9月の年2回、「日本大震災復興祈念全国ネットワーク・非常通信のためのロールコール」を行っているが、そのほか気象庁が発信する地震速報に限定した「全国一斉緊急地震速報訓練」や「全国瞬時警報システム(Jアラート)訓練」の際して、アマチュア無線を介した全国規模の「全国一斉情報伝達試験」を実施している。
「Team7043」による通信訓練「全国一斉情報伝達試験」に関連したアマチュア無線での訓練の概要は以下のとおり。主催者は「関心のある各局は通信訓練にご協力よろしくお願いいたします」と呼び掛けている。
●令和5年度(2023年度)全国一斉情報伝達試験
地震・津波や武力攻撃などの発生時に備え、全国瞬時警報システム(Jアラート)を活用した情報伝達試験(訓練)を行います。
日時:
2023年5月7日(水)11時5分から14時まで
※12:30~13:00は休憩
運用局:
JF3YYE(JH3DMQ水谷 大阪府柏原市 JCC-2525)
周波数:
7.050MHz/SSB(混信の場合は7.123MHz+-移動)>11:00~12:30(最大1.5時間)
439.34MHz/FM>13:00~13:30 JR3WA Key JF3YYE
439.11MHz/FM>13:01~14:00 JR3VK Key JF3YYE
※「CQ訓練、CQ訓練」と言って呼びかけます。
※交信局数が増えると多少時間がずれていきます。ご容赦願います。
※QSLカードはJARL会員のみ QSL 1Way。
※通常交信 RS+OP+QTH(JCC/JCGナンバー)。
※当日&前日から警報発令の場合は状況に応じて通信訓練は中止。
※7.050MHzが混信時の周波数変更の場合は事前告知不可。
※Key局単独で実施ですから緊急用件あれば運用中止あり。事前告知不可。その際はご容赦願います。
※交信多数の場合はエリア指定致します。防災局、日赤AMC局、Team7043有志局、QRP運用局は優先。
また、Team7043では翌週の2023年6月15日(木) 10時5分から「緊急地震速報訓練」を予定している。
日時:
2023年6月15日(木) 10時5分から14時まで
※11:30~12:50は休憩
運用局:
JF3YYE(JH3DMQ水谷 大阪府柏原市 JCC-2525)
周波数:
7.050MHz/SSB(混信の場合は7.123MHz+-移動)>10:05~11:30(最大1.5時間)
439.34MHz/FM>13:00~13:30 JR3WA Key JF3YYE
439.11MHz/FM>13:01~14:00 JR3VK Key JF3YYE
※注意事項などは「全国瞬時警報システム(Jアラート)を活用した情報伝達試験(訓練)」と同じ。
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<ボランティアという位置づけだが、免許人が状況に応じて柔軟に>総務省、「アマチュア局による非常通信の考え方」を公表
●関連リンク:
・内閣官房 国民保護ポータルサイト
・Jアラートの概要(PDF形式)
・全国瞬時警報システム(Jアラート)の概要(消防庁)
・Team7043

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは再放送も始まった(2023年4月から毎週水曜日の24時に再放送中)。
2023年6月4日の第544回放送は、昨年3月からスタートした月1回の企画「ハムハムイングリッシュ」の6月号だった。
番組後半では「2mでもEs!」と題し、144MHz帯でも発生することがあるスポラディックE層(Eスポ)による遠距離交信の話題を取り上げた。
公開されたポッドキャスト音声は47分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第544回の配信です

先週のアクセスランキングで1位は、一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)が実施している「スプリアス確認保証」「基本保証」の対象となる、新スプリアス適合が確認できた無線機器のリスト(保証可能機器リスト)が更新されたニュース。今回の更新で、松下電器産業のRJX-610、トリオのTR-2200/TR-2200G、TS-700/TS-700GII/TS-700S、アイコム(井上電機製作所)のIC-502/IC-502Aなど28機種が新たに加わった。この結果、同協会で保証可能な機器(200W以下)は合計1,017機種となった。

新たに加わった機種の中には1970年代の懐かしい機種が並ぶほか、西無線研究所のNTS220とNTS620のような現行機種や、エレクトロデザインが販売した米国エレクラフト社のK3、KX2、KX3といった海外モデルが含まれている
続く2位は、アイコム株式会社が「生産終了機器リスト」(旧名称:修理受付終了機種リスト)を新たに公表した話題。同社では毎年6月1日にリスト更新を行っていて、アマチュア無線機器は生産終了後10年~15年未満のものが「条件付きで修理受付可能」となり、15年以上が経過した機種は「修理受付終了」で調整や点検も受けられなくなる。今回更新された「2023年6月1日作成版」のリストでは、HF/50MHz帯固定機のIC-756PRO3、D-STARモービル機のID-800Dが新たに「修理受付終了」となり、広帯域受信機のIC-RX7が「条件付きで修理受付」の扱いとなっている。
3位は「<免許を受けずに無線局を開設、437.22MHzでオンエアー>北海道総合通信局、第四級アマチュア無線技士に対し17日間の行政処分」。北海道総合通信局は免許を受けずにアマチュア無線用の無線設備を車両に設置したうえ、不法に無線局を開設し437.22MHzで運用していた河東郡音更町在住の男性(第四級アマチュア無線技士)に対し、17日間の従事停止の行政処分を行った。本件は、アマチュア無線局を対象とした電波監視で電波法違反の事実が発覚したものである。そほほか10位にも電波法違反関連の記事がランクインしている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<新たにRJX-610、TR-2200、TS-700、IC-502など28機種を追加>JARD、新スプリアス適合が確認できた無線機の「保証可能機器リスト」を更新、合計1,017機種に
2)<新たにIC-756PRO3とID-800Dが “修理受付終了” に>アイコム、2023年最新版の「生産終了機器リスト」を公開
3)<免許を受けずに無線局を開設、437.22MHzでオンエアー>北海道総合通信局、第四級アマチュア無線技士に対し17日間の行政処分
4)<「乗物関連データ3種」も同時提供>アルインコ、正式版の「DJ-X100エディットツール」を公開
5)<特別寄稿「IC-705 5Wで遊ぶ 令和5年5月5日、駅前QRV、GO GO GO!」掲載>「月刊FBニュース」2023年6月1日号きょう公開
6)<県内の高校生と教職員が対象、教科書代実費(1,100円予定)のみで受講可>神奈川県高文連アマチュア無線専門部会、6月24~25日に4アマ養成課程講習会を実施
7)<交信は6月1日~7月31日(2か月限定)が対象>JAG創立50周年事業の2年目、新アワード「SXCC 2023(Suffix Collection Certificate2023)発行
8)【米国ハムベンション2023】<144/220/430MHz帯の3バンドハンディ機>JVCケンウッド、D-STAR/APRS対応の新機種「TH-D75A」を正式発表
9)<一般社団法人 電波教育協会主催>6月10~11日に神奈川県横須賀市で「第2回 記念艦三笠でモールス体験」開催
10)<運転手を電波法第4条の違反容疑で摘発>東北総合通信局、勤務先の車両に不法に開設していた無線局が警察署との共同取り締まりで見つかる

アンテナメーカーの株式会社ナテックは2023年6月2日、351MHz帯を使用する「デジタル簡易無線(登録局)」と、142.93MHz~146.99MHzを使用する「デジタル小電力コミュニティ無線」の2バンドに対応した、アドオンラジアル型のハンディダイポールアンテナ「HS3000EL」の発売を開始した。ハンディトランシーバー用でありながら、アドオンラジアルの取り付けでダイポール型アンテナして動作し “驚きの通信距離を実感” できるという。144MHz帯のアマチュア無線バンドでも使用可能で、希望小売価格(税別)は7,500円。

ナテックの新製品「HS3000EL」

ナテックのアドオンラジアル型ハンディダイポールアンテナ「Big Ear HSシリーズ」のリーフレットと、同シリーズの使用イメージ
株式会社ナテックは、ハンディ機用のホイップアンテナ(1/4λ)に着脱可能なラジアル線を付加することでダイポールアンテナとして動作する「Big Ear HSシリーズ」として、アマチュア無線の144/430MHz帯に対応した「HS3000A」や、VHF帯エアーバンドの118~135MHz帯に対応した「HS3000R」などを発売し好評を博してきた。今回発売した「HS3000EL」は、業界初となる351MHz帯のデジタル簡易無線(登録局)と142.93MHz~146.99MHzのデジタル小電力コミュニティ無線の2バンドに対応したデュアルバンドアンテナとしても注目される。

「Big Ear HSシリーズ」のラインアップ
以下、同社のプレスリリースから一部を抜粋し紹介する
351MHz帯デジタル簡易無線&デジタル小電力コミュニティ無線用
デュアルハンディダイポールアンテナ[アドオンラジアル]
HS3000EL 新発売!
各種無線通信用アンテナ・ケーブル・周辺機器のメーカー、株式会社ナテック(埼玉県川越市)は、6月2日に351MHz帯デジタル簡易無線&デジタル小電力コミュニティ無線用デュアルハンディダイポールアンテナ[アドオンラジアル型]の「HS3000EL」(税別7,500円)の販売を開始いたします。
<特徴>
●351MHz/142.93MHz~146.99MHzMHzデュアルアンテナ
351MHz帯デジタル簡易無線と、142.93MHz~146.99MHzのデジタル小電力コミュニティ無線を1本のアンテナで運用可能です。
※144MHz帯アマチュア無線も運用可能
●新感覚の飛びをご体験下さい
Big Ear HS
seriesはアンテナの基本を根本から見直し、ハンディ用でありながらダイポール型アンテナとなっております。ホイップアンテナ部だけでも充分な性能を出せるよう設計し、さらにアドオンラジアルで性能UP!驚きの通信距離を実感できます。
●特性のずれに対応して設計
アドオンラジアルを取付けることにより、アンテナ特性にずれが生じてしまいます。Big Ear HS
seriesはそのずれに対応して設計し、各周波数で最適なアンテナ特性で運用できます。
●ラジアル取付け・取外し自由
ラジアルリング・アドオンラジアルは取付け・取外し自由です。ラジアルリングにはアドオンラジアル用ネジ受けが4箇所空いており、運用の邪魔にならない穴にアドオンラジアルを接続可能。通常はホイップアンテナ部+ラジアルリングで運用し、必要な時のみアドオンラジアルを取付けるご使用方法も可能です。
<主要スペック>
・アンテナ形式:
142~146MHz[アドオンラジアル有]:1/2λ
142~146MHz[アドオンラジアル無]:1/4λ
351MHz帯:1/2λ
・利得:2.15dBi
・耐入力:10W
・接栓:SMAP
・全長:約445mm ※アンテナ部(ラジアルリング含む)
・アドオンラジアル長:約500mm ※ネジ部除く
・用途:ハンディ用
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・HS3000EL製品情報(ナテック)
・ハンディダイポールアンテナBEHSシリーズ
PDF版リーフレット(ナテック)
・「Big Ear HS series」技術解説(ナテック)
・144/430MHz帯短縮型デュアルハンディダイポールアンテナ
HS3000A製品情報(ナテック)
・エアバンド受信用ハンディダイポールアンテナ
HS3000R製品情報(ナテック)
・株式会社ナテック

日本における、2023年6月3日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。6月に入って、1エリア(関東管内)の関東総合通信局、3エリア(近畿管内)の近畿総合通信局、4エリア(中国管内)の中国総合通信局、5エリア(四国管内)の四国総合通信局、6エリア(九州管内)の九州総合通信局、0エリア(信越管内)の信越総合通信局からそれぞれ更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

6月2日、北海道総合通信局は免許を受けずにアマチュア無線用の無線設備を車両に設置したうえ、不法に無線局を開設し437.22MHzで運用していた河東郡音更町在住の男性(第四級アマチュア無線技士)に対し、17日間の従事停止の行政処分を行った。本件は、アマチュア無線局を対象とした電波監視で電波法違反の事実が発覚したものである。
北海道総合通信局が行った、行政処分の発表内容は以下のとおり。
北海道総合通信局は、令和5年6月2日(金曜日)、不法に無線局を開設し運用した者に対して、電波法に基づく行政処分を行いました。
1.違反発覚の端緒
本件は、当局が実施したアマチュア無線局を対象とした電波監視により電波法違反の事実が発覚したもの。
2.違反の内容および行政処分の内容
被処分者: 北海道河東郡音更町在住の男性(68歳)
違反内容:
免許を受けずにアマチュア無線用の無線設備を車両に設置したうえ、不法に無線局を開設し、運用したもの。
※使用周波数は437.22MHz
処分内容:
令和5年6月2日から17日間、無線従事者(第四級アマチュア無線技士)の従事停止(電波法第79条第1項)
<関連条文>(電波法)
第4条
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下省略)
第79条第1項
総務大臣は、無線従事者が左の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は三箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
一 この法律若しくはこの法律に基く命令又はこれらに基く処分に違反したとき。
(以下省略)
↓この記事もチェック!
<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成
<取り締まり対象者を明確化>総務省がアマチュア局の免許人(約35万通)に注意喚起ハガキ「-重要- アマチュア無線は仕事に使えません!」を送付
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・北海道総合通信局
電波法違反の無線従事者に対する行政処分
・アマチュア無線バンドプラン(JARL/PDF形式)

2023年6月1日、総務省は2023年4月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2023年3月末のデータから1か月間で897局減少し、369,756局となった。コロナ禍の影響でお家時間が増えたなどして減少スピードは緩やになっていたが、再び減少数の増加傾向が見られ、▲1,000局/月以上に近づいてきた。

アマチュア局登録の多いエリア順に並べると、1エリア(関東管内)は11万局以上の登録があるが、2番目は2エリア(東海管内)で3位が3エリア(近畿管内)、そして4位には7エリア(東北管内)、5位は8エリア(北海道管内)、6位は6エリア(九州管内)と続く
アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年4月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から85か月間で66,633局減少した。
●2023年4月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳
・1エリア(関東管内): 109,442局(109,692局)
・2エリア(東海管内): 47,128局(47,284局)
・3エリア(近畿管内): 44,986局(45,075局)
・4アリア(中国管内): 22,354局(22,366局)
・5エリア(四国管内): 17,073局(17,094局)
・6エリア(九州管内): 30,728局(30,792局)
・7エリア(東北管内): 38,359局(38,471局)
・8エリア(北海道管内):33,619局(33,746局)
・9エリア(北陸管内): 8,822局(8,845局)
・0エリア(信越管内): 15,080局(15,106局)
・6エリア(沖縄管内): 2,165局(2,182局)
※カッコ内の数字は2023年3月末の局数を表す
パーソナル無線局は、沖縄総合通信事務所管内が2020年7月末のデータから0局、北陸総合通信局管内が2020年12月末のデータから0局、四国総合通信局管内が2021年6月末のデータから0局、近畿総合通信局管内が2021年7月末のデータから0局、中国総合通信局管内と北海道総合通信局が2021年8月末のデータから0局、九州総合通信局管内、東北総合通信局管内、信越総合通信局管内が2021年10月末のデータから0局となり、それぞれの管内からパーソナル無線局は消滅。
さらに、2021年11月末の時点では関東総合通信局管内と東海総合通信局管内の各1局が残っていたが、今回のデータでは0局になっている。最後の1局(関東管内)の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったので、12月20日をもって「パーソナル無線」は完全に消滅しまっている。
●関連リンク: 無線局統計情報(総務省)

この週末の2023年6月3日(土)と4日(日)は、国内コンテストが数多く開催される2日間となる。地域限定などを含めると、全部で7つのコンテストが行われる。これだけの数のコンテストが同時進行的に開催されると、時間帯はかぶるわ、バンドはかぶるわで混乱必至! そこで、毎年のことながら2日間のコンテスト別開催時間帯リストを作ってみたので、ぜひ参考にしてほしい。なお昨年まで「KANHAMコンテスト」が同期間に行われていたが、今年から4月(昭和の日)の開催に変更されている。
●2023年6月3日(土)と4日(日)開催のQSOパーティやコンテストなど開催時間帯別リスト(hamlife.jp調べ)

●今週末開催(6月3日~4日)のコンテスト関連記事(hamlife.jp)
↓クリックすると記事へジャンプします。
・6mAMマラソンコンテスト
<任意で選ぶ「連続した7日間」部門も…>1月1日( 日・祝)から6か月間のロングラン!
6mAM愛好会「6mAMマラソンコンテスト」を開催
・JARL十勝支部マラソンQSO
<メールによる書類提出は受理せず>JARL十勝支部、6月1日(木)から10日(土)まで10日間にわたり「JARL十勝支部マラソンQSO」を開催
・2023年 ALL JA0 21/28MHzコンテスト
<SWL部門は「無線局免許状を有していないJARLの准員または一般人」に限定>JARL長野県支部、6月3日(土)9時から3時間「2023年
ALL JA0 21/28MHzコンテスト」を開催
・第52回 オール神奈川コンテスト
<前回から空中線電力10/20W以下の電話部門を新設>JARL神奈川県支部、6月3日(土)に「第52回
オール神奈川コンテスト」を開催
・第47回 宮崎コンテスト
<1.9~430MHz帯(WARCバンドを除く)、シングルオペのみ>JARL宮崎県支部、6月3日(土)18時から24時間「第47回
宮崎コンテスト」開催
・2023年度 石狩後志支部コンテスト
<連続して5回の参加で「連続参加達成賞(賞状)」を贈呈>JARL石狩後志支部、6月3日(土)21時から24時間「2023年度
石狩後志支部コンテスト」を開催
・第42回 オール釧根コンテスト
<前回(2022年)から参加部門が大幅変更>JARL釧路根室支部、6月4日(日)9時から「第42回
オール釧根コンテスト」開催