ホーム >> 無線ブログ集 >> hamlife.jp

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

リンク 単体表示


link hamlife.jp hamlife.jp (2024/11/28 6:05:23)

現在データベースには 6132 件のデータが登録されています。

feed <CQ誌8月号の内容紹介その3>CQ ham for girls、第420回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 (2022/8/9 8:30:02)

「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。

 

 

 

 新たに音声ファイルが公開されたのは2022年8月7日(日)15時からの第420回放送。前回に続いてアマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」編集部の吉澤氏(JS1CYI)が登場し、CQ誌8月号(2022年7月19日発売)の内容紹介(特別企画「おもしろ移動運用のススメ」と、同記事に関連して自転車モービルや自動車からの電源供給について)だった。

 

 番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ

 

 

 


feed <総務省の最新データベース>無線局等情報検索(8月8日時点)、アマチュア局は1週間で157局(約22局/日)減って「376,198局」 (2022/8/8 12:25:09)

日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2022年8月8日時点で、アマチュア局は「376,198局」の免許情報が登録されている。前回紹介した8月1日時点の登録数から1週間で157局ほど減少した。

 

 

 

 総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。

 

 その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。

 

 今回、2022年8月8日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「376,198局」の免許状情報が登録されていた。前回、8月1日時点のアマチュア局の登録数は「376,355局」だったので、1週間で登録数が157局ほど減少した。

 

 また、1982(昭和57)年12月にスタートしたパーソナル無線。最後の1局の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったため、翌日の2021年12月20日をもって「パーソナル無線」は0局となり完全に消滅ている。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

 

<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映

 

<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた

 

<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!

 

 

 

 

2019年1月7日からWebサイトのデザインと仕様が変更された総務省が提供する「無線局等情報検索」サービス

例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」(左)と「移動する局」(右)の2つの免許状情報が表れる

 

 

●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局38万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・消滅:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 


feed <無線設備試買テスト結果に基づき>近畿総合通信局、技術基準等に適合しない無線設備を販売する7業者に対して販売自粛/販売中止/回収を要請 (2022/8/8 12:05:58)

総務省では、電波法に定める技術基準を満たさない無線設備が市場に流通し、ほかの無線局に混信などの妨害を与える事例が発生していることから、定期的に市場で販売されている無線設備(トランシーバー、FMトランスミッター、ワイヤレスマイクなど)を購入し、電波の強さの測定を行う「無線設備試買テスト」を実施している。近畿総合通信局では、2022年7月1日に総務省が公表した「令和3年度無線設備試買テストの中間結果報告(第3次)」に基づき( 2022年7月6日記事 )、技術基準等に適合していない無線設備を販売する業者7者に対して、販売中止や回収するなど、あわせて技術基準等に適合しない無線設備を販売しないように努めてほしいと文書で要請を行った。

 

 

 

 近畿総合通信局が公表した「無線設備試買テストの結果に基づき、インターネット販売業者への要請を実施」は以下のとおり。

 

 

 

無線設備試買テストの結果に基づき、インターネット販売業者への要請を実施

 

 電波法に定める技術基準を満たさない無線設備が市場に流通し、他の無線局に混信その他の妨害を与える事例が発生しています。

 

 総務省では、インターネットや実店舗等の市場に流通している無線設備を購入して電波の強さ等を測定し、電波法の基準に適合する無線設備に該当するかを確認する取組(無線設備試買テスト)を実施しています。測定の結果、発射する電波が電波法に定める著しく微弱の基準の許容値を超えることが明らかな無線設備や、電波法第3章に定める技術基準に適合しない無線設備に関する情報を公表しています。

 

 

微弱の基準の許容値を超える無線設備の例(ワイヤレスカメラ)

技術基準に適合していない無線設備の例(トランシーバー)

 

 

 近畿総合通信局では、令和4年7月1日に総務省が公表した「令和3年度無線設備試買テストの中間結果報告(第3次)」に基づき、技術基準等に適合していない無線設備を販売する業者7者に対し、販売を中止し、回収する等の積極的な取組を実施するとともに、無線設備を取り扱うにあたっては、技術基準等に適合しない無線設備を販売しないように努めていただくよう文書で要請しました。

 

 今後も一般消費者が意図せず法令基準を超えるような無線設備を購入・使用し、電波法違反となることや他の無線局に混信・妨害を与えることを未然に防止するため様々な取組を行っていきます。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<見慣れた中華トランシーバーも…>総務省、電波法で定める「著しく微弱な電波」の許容値測定「令和3年度無線設備試買テスト結果(第3次)」を公表

 

 

●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

●関連リンク:
・近畿総合通信局 無線設備試買テストの結果に基づき、インターネット販売業者への要請を実施
・総務省 無線設備試買テストの結果について

 

 

 


feed <「進め!ハムの道」「ハムハムイングリッシュ」の6回目>ハムのラジオ、第501回放送をポッドキャストで公開 (2022/8/8 8:30:24)

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。

 

 

 2022年8月7日の第501回放送は、3月からスタートした月1回の企画「進め!ハムの道」「ハムハムイングリッシュ」だった。今後も毎月第1日曜日の放送でこの企画を継続していくという。

 

 公開されたポッドキャスト音声は52分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。

 

 

 

●関連リンク: ハムのラジオ第501回の配信です

 

 

 


feed アマチュア無線機登場か? アイコムが「ハムフェア2022」開催に合わせて“謎”の新製品の発表予告--7月31日(日)~8月6日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 (2022/8/7 9:30:30)

先週のアクセスランキング1位は、アイコム株式会社が2022年8月20日(土)と21日(日)に開催するアマチュア無線の祭典「ハムフェア2022」の初日の開場時間(午前10時)に、会場内の同社ブースと同社公式YouTubeチャンネルにおいて、“新製品に関するプロモーションビデオ”を同時公開すると8月1日に発表したニュース。アイコムが開発中の2.4/5.6GHz帯トランシーバー「SHF-P1」の正式発表を意味するのか、あるいは別の新製品発表なのか現時点では判明していない。Twitterで公開された画像には「You’ll be Very surprised.」(あなたはきっと、とても驚くでしょう)という意味深なキャッチフレーズが書かれているなど、関心を集めている。そのほか7位、8位、9位にも「ハムフェア2022」関連記事がランクインしている。

 

 

アイコムの公式Twitterアカウントで公開された画像

 

 

 

 続く2位は「<アイコムIC-4300のほか、エフ・アール・シーのFC-B203やFC-D301も登場>地方自治体への『ふるさと納税(寄付)』で特小機やデジ簡機が返礼品として受け取れる」。日本経済新聞2022年7月29日付夕刊は、2021年度の「ふるさと納税」による寄付金額が8,302億円で前年度から23%増え、件数は27%増の4,447万件だったことを報じ、同制度が定着し利用者の裾野が広がっていると伝えている。各自治体はふるさと納税の利用者に地域の特色を活かしたさまざまな返礼品を用意しているが、実は誰でも使える「特定小電力トランシーバー」や「351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)トランシーバー」といったライセンスフリー無線機を返礼品として用意している自治体があるのはご存じだろうか?

 

 

日経新聞2022年7月29日付の夕刊紙面と、左から和歌山県有田川町のふるさと納税返礼品、アイコムの特定小電力トランシーバー「IC-4300」、静岡県焼津市のふるさと納税返礼品、特定小電力トランシーバー「FC-B203」と351MHz帯デジタル簡易トランシーバー(登録局)の「FC-D301」

 

 

 3位から6位まで、全国の総合通信局が不法無線局の取り締まりなどを行い、免許を受けずにアマチュア無線局の開設・運用などの電波法違反行為が発覚。摘発や行政処分を行った話題が続いた。3位は「<免許を受けずにアマチュア無線機を普通乗用車に設置>北海道総合通信局、札幌方面豊平警察署とともに不法無線局開設容疑で1名を摘発」、4位は「近畿総合通信局、免許を受けずにアマチュア無線局を開設した無線従事者(3アマ、4アマ)に対し43日間の行政処分」、5位は「<大分県大分南警察署と共同で取り締まり>九州総合通信局、国道10号線で不法アマチュア無線や不法CB無線を開設していた運転手2名を摘発」、6位は「<静岡県駿東郡小山町・国道246号線で実施>東海総合通信局、静岡県御殿場警察署と行った取り締まりでアマチュア無線機を設置し不法無線局を開設していた運転手を摘発」となっている。

 

 

「令和4年度電波利用環境保護活動用」のイメージキャラクターは、グラビアアイドルで女優としても活躍する都丸紗也華。キャッチコピーは「守ろうよ! 電波は大切なライフライン」

 

 

 

 

※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。

 

 

1)【ハムフェア2022】<8月20日(土)午前10時に発表>アイコムの公式Twitterが“謎”の新製品発表予告を掲載

 

2)<アイコムIC-4300のほか、エフ・アール・シーのFC-B203やFC-D301も登場>地方自治体への「ふるさと納税(寄付)」で特小機やデジ簡機が返礼品として受け取れる

 

3)<免許を受けずにアマチュア無線機を普通乗用車に設置>北海道総合通信局、札幌方面豊平警察署とともに不法無線局開設容疑で1名を摘発

 

4)近畿総合通信局、免許を受けずにアマチュア無線局を開設した無線従事者(3アマ、4アマ)に対し43日間の行政処分

 

5)<大分県大分南警察署と共同で取り締まり>九州総合通信局、国道10号線で不法アマチュア無線や不法CB無線を開設していた運転手2名を摘発

 

6)<静岡県駿東郡小山町・国道246号線で実施>東海総合通信局、静岡県御殿場警察署と行った取り締まりでアマチュア無線機を設置し不法無線局を開設していた運転手を摘発

 

7)【ハムフェア2022】コロナ対策&混雑緩和のため、事前に「連絡先記入用紙」へ記入してお持ちください…とハムフェア来場者に向けて実行委員会からお願い

 

8)【ハムフェア2022】<ISS搭載機「TM-D710GA」を展示、ブース外観イメージを公開>JVCケンウッド、ハムフェア会場(JAIAコーナー)の展示内容を事前発表

 

9)【ハムフェア2022】<ハムフェア会場で(部数限定)先行販売>三才ブックス、8月22日に「ライセンスフリー無線完全ガイド Vol.7(特別付録「フリラ手帳」付き)」発刊

 

10)<10周年を迎えたBCLサークル「TDXC」>8月1日から会誌「PROPAGATION」第10号(208ページ)をPDFファイルで無償頒布

 

 

 


feed <専務理事の選定など4つの議題を審議>JARL、第62回理事会報告を会員専用ページに掲載 (2022/8/7 8:30:01)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2022年7月30日(土)と31日(日)に連盟会議室で第62回理事会を開催、その報告をWebサイトの会員専用ページで公開した。今回の理事会では「一般社団法人としての内部統制について」「専務理事の選定について」「参与の選出について」「委員会の設置について」という4つの議題が審議されたほか、協議事項と業務報告が行われた。同理事会報告の閲覧はJARL会員のみで、コールサインと登録したパスワードが必要となる。

 

 

 

 JARL Webの会員専用ページに掲載された第62回理事会報告によると、今回は次の4議題が審議された。その概要と要点を同報告からいくつか抜粋で紹介する。

 

<議題>
第1号議題:一般社団法人としての内部統制について
第2号議題:専務理事の選定について
第3号議題:参与の選出について
第4号議題:委員会の設置について

 

◆第1号議案「一般社団法人としての内部統制について」概要と要点
 新たな役員体制による理事会開催にあたり、2015年6月の第23回理事会において承認された「内部続制システム整備に関する基本方針」について、改めて確認するための議題。審議の結果、一層の法人内部のガバナンス確保に努めることを再認識するとともに、誓約書は任意提出とすることで了承された。

 

◆第2号議案「専務理事の選定について」概要と要点
 第11回定時社員総会で、ただし書き理事候補者の日野岳 充氏の就任が否決され、その後に行われた 第61回理事会で専務理事の選定が見送られた 件に関連した議題。
 会長が「不在となっている専務理事の候補について検討を行っているが、理事の中に連盟業務に精通された適任者がいないため、当面は業務執行権を有している会長が行う」と提案理由を説明。出席者から会長が業務執行を行う期問や処遇、決裁業務について意見が出され、「会長が専務理事を兼務するのではなく、会長が業務執行等を行うため給与は発生しない」「専務理事が決裁する内容は会長が行うが、並行して適任者の選定を進める」と回答。資成14名、反対1名、保留1名で提案どおり承認となった。

 

◆第3号議案「参与の選出について」概要と要点
 定款第30条に基づき、連盟の円滑な運営を図るため参与の選出について審議。参与の任期、経歴の記載内容、参与の高齢化に伴う世代交代の検討などについて意見が出され、全員異議なく原案どおり下記5名を参与として2年間委嘱(再任)することが承認された。

 

JA1HGY 間下尚彦氏
JA1HQG 有坂芳雄氏
JA1SLS 玉眞博義氏
JE1MUI 遠藤静夫氏
JA9AMR 吉室 誠氏

 

◆第4号議案「委員会の設置について」概要と要
 委員会の設置及び運用に関する規程第4条及び第5条に基づき、設置する委員会と委員長の選任について審議。電子QSL委員会の活動内容や今後の方向性、ARDF委員会における全国大会の運営、世界大会への選手選考などについて質疑応答があり、賛成10名、反対4名、保留2名で原案どおり承認した。設置された委員会と委員長は次のとおり。

 

・国際問題検討委員会:JE1MUI 遠藤静夫委員長(継続)
・会員増強組織強化委員会:JA7AJH 尾形和俊委員長(継続)
・アマチュア無線フェスティバル実行委員会:JG1KTC 髙尾義則委員長(会長)
・ARDF委員会:JF0JYR 高橋哲也委員長(継続)
・アワード委員会:JR1DTN 佐藤 哲委員長(継続・新任)
・コンテスト委員会:JR1LQK 土屋 勝委員長(継続)
・電子QSL委員会:JF0JYR 高橋哲也委員長(継続)
・電磁環境委員会:JA1LAS 高井正興委員長(継続)
・周波数委員会:JR1KHM 小谷元史委員長(継続)
・ワイヤレスネットワーク委員会:JH1BSJ 芝山 仁委員長(継続)
・D-STAR委員会:7M3TJZ 安田 聖委員長(継続)

 

 続いて議事終了後の協議事項、業務報告から抜粋する。

 

◆アワード規程の一部改正について
 第59・60回理事会で継続審議となったアワード規程の一部改正について協議。LoTWデータのアワード申請での利用方法や、他団体の認証データを継続利用することへの懸念などの意見が出された。協議の結果、現在の規程を変更する必要はないとの方向で全員が承認。アワード申請でのLoTWデータの使用については、データに含まれていない相手局の了解度、信号強度、音調等がログなどで確認できる場合には申請に使用することができることとした。

 

◆「東京都環境基本計画のあり方について(中間のまとめ)」に係る意見募集について
 東京都は「東京都環境基本計画のあり方について(中間のまとめ)」の取りまとめを行ったが、これについて令和4年5月25日から6月24日まで、都民や事業者に対して意見募集が行われ、JARLとして次のとおり意見書の提出を行った。

 


 

 世界的にエネルギー供給がひっ迫している昨今、今回の東京都の制度の創設に本質的に異を唱えるものではありません。然るに今回の(中問)答申では単なるエネルギー源の一つとしての発電源としてしか捉えておらず、太陽光発電システムの全体像をとらえての論議とはなっていないように見受けられます。
 小規模と言え太陽光発電システムを、特に市街地等住宅密集地域に多数導入したらどのような影響が懸念されるかをもっと掘り下げて論議しての結論出しがあって然るべきです。景観・環境等目に見える影響もありますが、目にすることの出来ない影響もあるのです。
 また、社会的な影響としては、太陽光発電設備が発生されるノイズによりアマチュア無線が妨害を受けて、その対応をめぐりご近所間のトラプルとなっている実例もあります。
 太陽光発電自体は直流(DC)で誘起され、一方、一般家庭で用いられる家庭用電化機器はその殆どが交流(AC)で動作します。発電した電力を家庭で利用する、あるいはそれを売電するためには直流を交流に変換する必要があります。変換方法としてはスイッチングによる方法あるいは発振器で発振させ、それを増幅する等方法はいろいろあるかと思いますが、最終的に家庭用といえども数kWの交流電力を生み出します。これは見方を変えるとそれぞれが50Hzなり、60Hzなりの送信機を備えているに等しい。これらの変換で生み出された電力が純粋な50Hzなり、60Hzのものであればほとんど問題にはなりませんが、一般的にはかなり不純な成分を含み、この不純な成分は数百MHzにまでおよび、無線通信の特に、信号の受信に多大なる悪影響を及ぼします。無線通信に対する妨害波となるのです。なお、メーカーのカタログには100メートル以内にアマチュア無線局がある場合は太陽光発電システムを導入出来ない旨の記述もあります。
 特に今回のように市街地等住宅密集地域に太陽光発電システムが多数導入されればその影響は想像を絶するわけで、今回の(中間)答中ではこの様な負の一面は全く論議されていないように見受けられます。
 今回の太陽光発電設備の設置等を義務付ける制度の創設に関してはまだ論議不十分であり再度の論議・検討を強く望みます。

 


 

◆「2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(案)」に係る意見募集について
 総務省が令和5年11月20日から12月15日まで開催される予定の「2028年世界無線通信会議(WRC-23)」の議題に対する「2023年世界無線通信会議(WRC-28)に向けた我が国の考え方(案)」を作成し、令和4年6月1日から6月30日まで意見募集が行われ、次のとおりJARLとしての意見書提出を行った。

 


 

●議題1.2 3300-3400MHz、3600-3800MHz、6425-7025MHz、7025-7125MHz及び10.0-10.5GHz帯のIMTへの特定の検討
 10.0-10.5GHzは、わが国では10.0-10.25GHzがアマチュア業務に二次分配されているほか、10.45-10.5GHzがアマチュア及びアマチュア衛星業務に一次分配されています。アマチュア衛星業務では周回衛星の利用が一般的ですので、第2地域での10.0-10.5GHzのIMT特定はアマチュア衛星業務に影響を与えるものと思われますので、少なくともこの帯域がIMT特定から除外されるべきと考えます。

 

●議題1.12 45MHz帯衛星搭載レーダーサウンダーのための地球探査衛星業務(能動)への新規二次分配のための検討の実施
 我が国を含むITU第3地域では、隣接帯域である50-54MHzがアマチュア業務に一次分配されています。50-54MHz帯はアマチュア無線の入門バンドとして、多くのアマチュア無線家が運用していますし、50.1MHz付近は月面反射通信を含む微弱信号通信が運用されています。このため、45MHz帯衛星搭載レーダーサウンダーの信号はバンド端の50MHzにおいて背景雑音の増加をもたらさない程度にまで減衰させるような規制が必要と考えます。

 

●議題1.14 現代のリモートセンシング要求に則った231.5-252GHz帯における地球探査衛星業務(受動)に係る既存分配の見直しと新規分配の検討
 わが国では、アマチュア業務に241-248GHzが二次分配及び248-250GHzが一次分配されています。アマチュア業務によるこの周波数帯の利用は、今後の発展に追うところが大きく、少なくとも248-250GHzの一次分配については、将来の運用に制限が課されることがないよう求めます。

 

●議題9.1b) 1240-1300MHz帯に二次分配されているアマチュア及びアマチュア衛星業務の分配の見直し
 わが国ではアマチュア業務に1,260-1,300MHzが二次分配されており、この周波数帯を利用するわが国のRNSS「準天頂衛星システム」の運用開始の際に、アマチュア無線業務の中継局について送信電力を10Wから1Wに減力する措置を取つて干渉の可能性を低減しています。ITU-Rにおける、RNSSの保護のための技術的及び運用上の措置の具体的検討はまだ完了していませんが、わが国でさらなる措置が必要となることがないような対応をお願いします。

 


 

 

 

 同理事会報告の詳細は、下記関連リンクのJARL会員専用ページ(要ID、パスワード)からPDF形式で閲覧できる。

 

 

 

●関連リンク: 第62回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ)

 

 

 


feed <2件の改善と不具合の解消、軽微な変更>アイコム、IC-9700の新ファームウェア「Version 1.32」を公開 (2022/8/6 22:30:42)

アイコム株式会社は2022年8月5日、144/430/1200MHz帯オールモード機「IC-9700」の新ファームウェア「Version 1.32」を同社サイト上で公開した。同社の発表によるとVersion1.31からの変更点は「サテライトモードのトラッキング動作で、周波数変化量がMAINバンドとSUBバンドで異なる場合があった点を改善」「[POWER]キーで電源のON/OFFができない場合でも、[PBT]と[V/M]を押しながら外部電源を接続すれば、強制的にオールリセットするように改善」「まれにパワーオフの途中でフリーズする不具合を解消」「その他、軽微な変更」の4項目と発表されている。

 

 

アイコムの新製品「IC-9700」

 

 

 IC-9700の新ファームウェア公開は2021年7月9日のVersion 1.31以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。

 

●IC-9700の新ファームウェア(Version 1.32)

 

Version 1.31からの変更点:

 

・サテライトモードのトラッキング動作で、周波数変化量がMAINバンドとSUBバンドで異なる場合があった点を改善

 

・[POWER]キーで電源のON/OFFができない場合でも、[PBT]と[V/M]を押しながら外部電源を接続すれば、強制的にオールリセットするように改善

 

・まれにパワーオフの途中でフリーズする不具合を解消

 

・その他、軽微な変更

 

 

 IC-9700のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。ファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。

 

Main CPU: 1.32
Sub CPU: 1.00
Front CPU: 1.00
FPGA Program: 1.07
FPGA Data: 1.00
DV DSP: 1.06

 

 

 詳細は下記関連リンクを参照のこと。

 

 

 

●関連リンク: ファームウェアダウンロード・IC-9700(アイコム)

 

 

 


feed 【8月6日に更新】アマチュア無線業務日誌ソフト「Turbo HAMLOG Ver5.36a」の追加・修正ファイル(ベータ版)を公開 (2022/8/6 16:30:59)

アマチュア無線業務日誌の定番ソフト(フリーウェア)として、多くの無線家に愛用されている「Turbo HAMLOG(通称「ハムログ」)」。そのWindows版が2022年7月11日に「Ver5.36a」としてバージョンアップ(部分文字列検索の仕様変更など)したが( 2022年7月13日記事 )、今回「その後の進捗状況」として、7月18日→7月20日→7月21日→7月22日→7月23日→7月24日→7月27日→8月6日に「追加・修正ファイル(ベータ版)」が公開(更新)された。

 

 

7月11日に公開されたTurbo HAMLOG Ver.5.36a

 

 

 JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。そのWindows版が2022年5月9日に「Ver5.36」としてバージョンアップしたが、今回「その後の進捗状況」として、2022年7月18日→7月20日→7月21日→7月22日→7月23日→7月24日→7月27日→8月6日に「追加・修正ファイル(ベータ版)」が公開(更新)された。

 

 

 

その後の進捗状況(2022/8/6の更新内容)

 

※Ver5.36aに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・JT-Get’sの設定画面に「特定局を選択-3」を追加。あらかじめ指定したコールサインが現れたら色付きで表示します。コールサインは、複数指定可能です。Tnx JN3MXT
 ※JN7QRZを指定すると、N7QRも認識してしまうので修正。7/24
・CTY.DATからのDXエンティティ認識のロジックを再修正。Tnx JA2BQX(※7/27再々修正)
・複合条件検索の検索-2がバグっていたので修正。Tnx JA7GJT
・デュープチェックで、同一局と2万回を超える交信をしても2万回までしかカウントしないので修正。
・環境設定のプルダウン設定で、Freq欄に数字以外が入らなかったので修正。Ver4.xxのときの名残です。
・免許状Get’sでエラーのときはブラウザを表示するようにしました。総務省側でメンテナンス中のことがあるため。

 

 

 

 

その後の進捗状況(2022/7/27の更新内容)

 

※Ver5.36aに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・JT-Get’sの設定画面に「特定局を選択-3」を追加。あらかじめ指定したコールサインが現れたら色付きで表示します。コールサインは、複数指定可能です。Tnx JN3MXT
 ※JN7QRZを指定すると、N7QRも認識してしまうので修正。7/24
・CTY.DATからのDXエンティティ認識のロジックを再修正。Tnx JA2BQX(※7/27再々修正)
・複合条件検索の検索-2がバグっていたので修正。Tnx JA7GJT
・デュープチェックで、同一局と2万回を超える交信をしても2万回までしかカウントしないので修正。

 

 

 

 

その後の進捗状況(2022/7/24の更新内容)

 

※Ver5.36aに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・JT-Get’sの設定画面に「特定局を選択-3」を追加。あらかじめ指定したコールサインが現れたら色付きで表示します。コールサインは、 複数指定可能です。Tnx JN3MXT
 ※JN7QRZを指定すると、N7QRも認識してしまうので修正。7/24
・CTY.DATからのDXエンティティ認識のロジックを再修正。Tnx JA2BQX
・複合条件検索の検索-2がバグっていたので修正。Tnx JA7GJT
・デュープチェックで、同一局と2万回を超える交信をしても2万回までしかカウントしないので修正。

 

 

 

 

その後の進捗状況(2022/7/21、7/22、7/23の更新内容)

 

※Ver5.36aに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・JT-Get’sの設定画面に「特定局を選択-3」を追加。あらかじめ指定したコールサインが現れたら色付きで表示します。コールサインは、複数指定可能です。Tnx JN3MXT
・CTY.DATからのDXエンティティ認識のロジックを再修正。Tnx JA2BQX
・複合条件検索の検索-2がバグっていたので修正。Tnx JA7GJT
・デュープチェックで、同一局と2万回を超える交信をしても2万回までしかカウントしないので修正。

 

 

 

 

その後の進捗状況(2022/7/20の更新内容)

 

※Ver5.36aに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・JT-Get’sの設定画面に「特定局を選択-3」を追加。あらかじめ指定したコールサインが現れたら色付きで表示します。コールサインは、複数指定可能です。Tnx JN3MXT
・CTY.DATからのDXエンティティ認識のロジックを再修正。Tnx JA2BQX
・複合条件検索の検索-2がバグっていたので修正。Tnx JA7GJT

 

 

 

 

その後の進捗状況(2022/7/18の更新内容)

 

※Ver5.36aに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・JT-Get’sの設定画面に「特定局を選択-3」を追加。あらかじめ指定したコールサインが現れたら色付きで表示します。コールサインは、複数指定可能です。Tnx JN3MXT

 

 

 

ブラウザを使うことなく最新版にアップデートできる「簡単なバージョンアップ方法」

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:

・Turbo HAMLOG/Win Ver5.36a
・Turbo HAMLOGホームページ

 

 

 


feed 関東、東海、北海道、北陸の各エリアが更新--2022年8月6日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況 (2022/8/6 9:30:53)

日本における、2022年8月6日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。新たに、1エリア(関東管内)の関東総合通信局、2エリア(東海管内)の東海総合通信局、8エリア(北海道管内)の北海道総合通信局、9エリア(北陸管内)の北陸総合通信局から更新発表があった。

 

 

 

 各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。

 

 

 

 

 ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。

 

 その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。

 

 さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。

 

 また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。

 

 しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。

 

 このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。

 

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給

 

<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始

 

 

 

●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 


feed <JARLやJAMSAT、無線家からの意見多数>総務省、「2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(案)に係る意見募集の結果」を公表 (2022/8/5 18:30:36)

総務省は、2022年11月下旬にでアラブ首長国連邦で開催される「2023年世界無線通信会議(WRC-23)」の議題に対する「我が国の考え方(案)」を作成し、6月1日から6月30日まで一般からのパブリックコメント(意見公募手続)を行い、このたび8月5日に「提出された意見およびそれに対する総務省の考え方」と、集まった意見やWRC関係機関連絡会の審議結果を踏まえた「我が国の考え方」を公表した。

 

 

現行の1.2MHz帯、10.1GHz帯、10.4GHz帯アマチュアバンドプラン

 

 

 パブリックコメントを行うため、総務省が作成した2022年5月31日公表の考え方(案)の中に、「10.0-10.5GHz帯における移動業務への一次分配を含むIMT特定の検討」「同一の周波数で運用されている無線航行衛星業務(宇宙から地球)の保護を確実にするための追加的手段の必要性の決定のための1240-1300MHz帯のアマチュア業務及びアマチュア衛星業務の見直し」といった、アマチュア無線家にとっても重要な項目が含まれていいたことから( 2022年6月21日記事 )、今回集まったパブリックコメントには、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)やNPO法人 日本アマチュア衛星通信協会(JAMSAT)、一般社団法人 Youngsters on the Air Japan(YOTA)のほか、多くのアマチュア無線家と思われる個人からの意見が見られる。

 

 意見に対する総務省の考え方のほとんどは、「いただいたご意見は、今後の参考とさせていただきます」という内容だった。

 

 その一部を抜粋して紹介しよう。

 

 


 

●個人A、一般社団法人 Youngsters on the Air Japanが提出した意見

 

 議題1.2の10GHz帯のIMTへの特定の検討を支持しないよう要請する。アマチュア業務と、アマチュア衛星業務は、10GHz帯で世界的に運用されており、特に、アマチュア衛星の大半は周回衛星であり、仮に議題1.2のとおり第二地域限定で特定されたとしても、衛星運用上世界的な悪影響を受ける。また、アマチュア業務の地上通信では、他の業務と比べて非常に弱い電波を受信する長距離通信や、伝搬研究などが盛んであり、これらの業務は世界的に10.0~10.3GHzが用いられる。これらを綜合すると、10GHz帯IMT特定の検討は第二地域限定(日本はじめ第三地域は対象外)だが、賛成するには問題が多い。

 

●総務省の考え方

 

 ご意見として承ります。

 

 一般に、議題の対象周波数の新規業務への分配やIMTへの特定においては、既存の一次業務の保護のための技術的・規則的な条件がITU-Rで検討されます。無線通信規則において、二次業務は、一次業務に有害な混信を与えてはならず、また一次業務からの有害な混信の保護を求められないことと規定されています。本議題の対象である10-10.5 GHz帯は、第二地域の一部の国を除き移動業務に一次で、世界的にアマチュア業務に二次で分配されているほか、10.45-10.5 GHz帯は世界的にアマチュア衛星業務に二次で分配されており、当該帯域のアマチュア業務及びアマチュア衛星業務は、保護の対象として検討されません。

 

 


 

●一般社団法人 日本アマチュア連盟(JARL)が提出した意見

 

 わが国ではアマチュア業務に1,260-1,300MHzが二次分配されており、この周波数帯を利用するわが国のRNSS「準天頂衛星システム」の運用開始の際に、アマチュア無線業務の中継局について送信電力を10Wから1Wに減力する措置を取って干渉の可能性を低減しています。ITU-Rにおける、RNSSの保護のための技術的及び運用上の措置の具体的検討はまだ完了していませんが、わが国でさらなる措置が必要となることがないような対応をお願いします。

 

●総務省の考え方

 

 いただいたご意見は、今後の参考とさせていただきます。

 

 


 

●NPO法人 日本アマチュア衛星通信協会(JAMSAT)が提出した意見

 

 日本は、ITU-R における 1240-1300MHz帯に二次分配されているアマチュア業務及びアマチュア衛星業務から無線航行衛星業務(RNSS)(宇宙から地球)の局(受信機)を保護するための技術的及び運用上の検討を支持するという考えということであるが、下記のような状況であるので通常のアマチュア無線の運用ができるレベルのものになるようアマチュア無線運用の大幅な制限を回避できるように修正を要望する。

 

 アマチュア無線にとって1200MHz帯は市販の無線機で運用できる一番高い周波数となっていで既に多くの局が免許を受けて運用しています。また、現時点でもアマチュア無線用のリピータの送信出力の1Wへの逓減などで影響を回避できていると考える。

 

●総務省の考え方

 

 いただいたご意見は、今後の参考とさせていただきます。

 

 


 

総務省が公表した「2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方に対し提出された御意見及びそれに対する総務省の考え方」(一部抜粋)<hr>

 

 

 総務省は「(公表した)考え方を基に、令和4年8月15日(月)から同年8月20日(土)までの間、タイ(バンコク)において開催される第4回アジア・太平洋電気通信共同体WRC準備会合(APT-WRC準備会合)やITU各種会合等への対処をしてまいります」としている。

 

 詳しくは、記事下の「関連リンク」から「総務省 2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方に対し提出された御意見及びそれに対する総務省の考え方(PDF形式)」で確認してほしい。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<1200MHz帯の「アマチュア業務」「アマチュア衛星業務」見直し、10.1/10.4GHz帯のIMTと共用ほか>総務省、6月30日まで「2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(案)」への意見募集

 

 

 

●関連リンク:
・総務省 2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(案)に係る意見募集の結果
・総務省 2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方に対し提出された御意見及びそれに対する総務省の考え方(PDF形式)
・総務省 意見募集及び7月21日から27日の間に開催されたWRC関係機関連絡会の審議結果を踏まえ、2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(PDF形式)
・WRC-23の議題(総務省 電波利用ホームページ)
・情報通信審議会 情報通信技術分科会 衛星通信システム委員会報告 PDF
・アマチュアバンドプラン(JARL Web/PDF形式)
・WRC-23にむけて(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・総務省 世界無線通信会議とは

 

 

 


« [1] 318 319 320 321 322 (323) 324 325 326 327 328 [614] » 

execution time : 0.135 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
68 人のユーザが現在オンラインです。 (47 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 68

もっと...