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hamlife.jp (2024/11/28 5:35:24)
現在データベースには 6132 件のデータが登録されています。
日本における、2022年8月3日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。8月に入り、新たに4エリア(中国管内)の中国総合通信局、6エリア(九州管内)の九州総合通信局、0エリア(信越管内)の信越総合通信局、そして6エリア(沖縄管内)の沖縄総合通信事務所から更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
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<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)では、2022年4月23~24日に開催した「第64回 ALL JAコンテスト」の結果を同連盟のWebサイト上で発表した。コロナ禍の影響で“おうち時間”が増えたこともあってか、参加局数の増加傾向が見られた。
2022年4月23~24日に開催した「第63回 ALL JAコンテスト」の結果が発表された
発表されたコンテスト結果によると、今回の全参加局(書類提出)数は1,934局で、第63回(2021年)の1,875局より59局多い。ちなみに第62回(2020年)は1,920局、第61回(2019年)は1,676局だった。部門別では「シングルオペ・オールバンド(M)」の「電信部門」が最も参加局が多く212局(昨年までは「電信電話部門」がもっとも多かった)。
第64回 ALL JA コンテスト結果「エリア部門別参加局数」
第64回 ALL JA コンテスト結果「部門種目別参加局数」
コンテストの全結果、入賞局リストなどは下記リンクで公開されている。なお、「順位に対するクレームは、書面をもって具体的な違反の事実を明記し、かつ違反の事実を証明する資料を添え、記名・捺印のうえ2022年10月20日までにJARL会員部会員課宛てお送りください」としている。
↓この記事もチェック!
<ALL JA/6D/FD/全市全郡の4大コンテストに対応>JARL、コンテスト参加局データベースと参加証(PDF)ダウンロードサービスを開始
●関連リンク: 第64回 ALL JA コンテスト結果(JARL Web)
松田氏(JH8RZJ)が自身で活用している「DXCC整理用のエクセル」と「JCC-JCG整理用のエクセル」の最新版をブログで公開し、ファイルの無料提供(ダウンロード)を開始した。「DXCC整理用のエクセル」はDXCC(エンティティー) CFM/WKDチェックリストで、バンド別、モード別でCFM(Confirm/QSLカード受領済み)/WKD(Worked/交信済み)が管理でき、さらに集計によるエンティティー要求度のランクが表示される。一方の「JCC-JCG整理用のエクセル」はJCC(全市)/JCG(全郡) CFM/WKDチェックリストで、JCC/JCG(および区)とWAJA(全都道府県)の集計用になっている。
松田氏(JH8RZJ)がブログ「無線のムに濁点」の中で「DXCCやJCC-JCG等を整理するエクセルファイル公開」を掲載した。Excelシートを利用して、交信済みやQSLカード受領の達成状況などがチェックできる。「当局が使用しているDXCCやJCC-JCG等を整理するエクセルファイルを公開します」として、同氏のサイトから無料でダウンロードすることが可能だ。
「DXCC整理用のエクセル」は、DXCC、TriplePlay(CW/Phone/Digital)、5バンドWAZ(Worked All Zones)の3つのシート構成で、「DXCC WKDしたら0、CFMで1を入力」「DXCCチャレンジやQSL回収率、ランキング(AAA~D)を自動計算」「TriplePlayと5バンドWAZは単純にQSO/QSLしたコールサインを入力」と仕様となっている。
松田氏が無料頒布(ダウンロード)を開始した「DXCC整理用のエクセル」。上からDXCC、TriplePlay(CW/Phone/Digital)、5バンドWAZ(Worked All Zones)のチェックシート(ブログ「無線のムに濁点」から)
「JCC-JCG整理用のエクセル」は、JCC/JCGとWAJAにシートを分けて、WKDしたら黄色、CFMで緑とするなど視覚的にわかりやすくしている。
「JCC-JCG整理用のエクセル」はJCC/JCGとWAJAにシートを分けて構成している(ブログ「無線のムに濁点」から)
ダウンロードして、自分好みにカスタマイズしても楽しいだろう。
●関連リンク:
・DXCCやJCC-JCG等を整理するエクセルファイル公開(無線のムに濁点)
・About the DXCC Rules(ARRL)
・DX Century Club(ウィキペディア)
・JCC/Japan Century Cities Award(JARL Web)
・JCG/Japan Century Guns Award(JARL Web)
・JCC/JCG市郡区番号リスト(JARL Web)
・WAJA/Worked All Japan prefectures Award(JARL Web)
「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」。2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。スタートから6周年を迎え、レギュラー陣の平均年齢も75.3歳になったという。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。
新たに音声ファイルが公開されたのは、2022年7月31日(日)21時30分からの第322回放送。テーマは「8月になったらやりたいこと」。JA1JRK 谷田部氏は秋に向けてのアンテナ点検、JH1DLJ 田中氏はいつもなら「水戸黄門まつり」の準備(今年は11月に延期)、JA1NFQ 中島氏は近所のお祭りやDIYを挙げた。
番組後半の一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の情報を毎週伝える「JARDコーナー」は、JARD管理部の伊藤部長(JH1OPI)が登場、受講者交流サイト「HAMtte」で行っている初心者交信教室を案内。交信のしかたをマンツーマンでレクチャーするだけでなく、ログやQSLカードの記入方法も指導するという。なお小・中学生と保護者を対象にした「 親子ハム教室 」とセットで行う予定だった初心者交信教室はコロナ禍のため延期が決まったことを報告した。
番組音源は下記関連リンクにあるページで聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。放送終了後一定期間が経過したファイルから削除される可能性があるので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク: OMのラウンドQSO(FMぱるるん)
8月1日、北海道総合通信局は札幌方面豊平警察署と共同で札幌市豊平区において車両に開設した不法無線局の取り締まりを実施し、無線局免許のなアマチュア無線機を普通乗用車に設置していた電波法違反の疑いで、札幌市在住の男を摘発した。
「令和4年度電波利用環境保護活動用」のPRポスターに、グラビアアイドルで女優としても活躍する「都丸紗也華」を起用。笑顔で電波利用のルールを啓発
北海道総合通信局が発表した内容は次のとおり。
北海道総合通信局は、8月1日(月曜日)、札幌市豊平区において、札幌方面豊平警察署と共同で車両に開設された不法無線局の取り締まりを実施し、1名を電波法違反の疑いで摘発しました。
【摘発の内容】
札幌市在住の男性(57歳)が、自己所有の乗用車に無線局の免許を受けずにアマチュア無線用の無線設備を設置し、不法に無線局を開設した疑い。
【使用していた無線機など】
【不法無線局に係る法律の適用条項(抜粋)】
電波法第4条(無線局の開設)
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。」
電波法第110条第1号(罰則)
「電波法第4条の規定による免許がないのに、無線局を開設した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。」
電波法第108条の2(罰則)
「国民生活に重要な影響を与える重要無線通信を妨害した者は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金に処する。」
北海道総合通信局は「不法無線局は、テレビ・ラジオ放送や携帯電話等の生活に欠かすことのできない無線局に妨害を与え、また、消防無線や防災行政無線等の国民の安全な生活を確保するために使用されている無線局の運用を阻害する要因となっています」「電波利用環境保護のため、今後も捜査関係機関と協力して不法無線局の取り締まりを実施していきます」と説明している。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・北海道総合通信局 電波法違反
不法無線局開設容疑で1名を摘発(令和4年8月1日実施分)-札幌方面豊平警察署と共同取締りを実施-
・北海道総合通信局 不法無線局への対策
日本経済新聞2022年7月29日付夕刊は、2021年度の「ふるさと納税」による寄付金額が8,302億円で前年度から23%増え、件数は27%増の4,447万件だったことを報じ、同制度が定着し利用者の裾野が広がっていると伝えている。各自治体はふるさと納税の利用者に地域の特色を活かしたさまざまな返礼品を用意しているが、実は誰でも使える「特定小電力トランシーバー」や「351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)トランシーバー」といったライセンスフリー無線機を返礼品として用意している自治体があるのはご存じだろうか?
日経新聞2022年7月29日付の夕刊紙面。「総務省は19年度の制度改正で、返礼品を全額にして寄付の3割以下の地場産品に限り、全費用は5割以下と定めた」と紹介
2008年にスタートした「ふるさと納税」は、自分の出身地や応援したい地方自治体(地方公共団体)に寄付(納税)することで、その一部が個人住民税から控除される(税金が軽減)という制度だ。さらに寄付額に見合った返礼品(その自治体の特色を活かしたもの)が贈られてくる分だけお得になる。一般的に人気が高いふるさと納税返礼品は、肉や果物・野菜、お米といった地元食材だが、実はマニアックな返礼品を用意している自治体も少なくない。
例えば和歌山県の有田川町は、町内に「アイコム」ブランドの無線機器の生産拠点の1つである「和歌山アイコム有田工場(和歌山アイコム株式会社)」があることから、ふるさと納税返礼品の1つとして同社の特定小電力トランシーバー「IC-4300」をラインアップしている。同町に31,000円の寄付を行うと、3色の中から1台のIC-4300が返礼品として受け取れることから、フリラー(ライセンスフリー無線愛好者)の中で話題になっている。
和歌山県有田川町のふるさと納税返礼品。アイコムの特定小電力トランシーバー「IC-4300」。ボディカラーは3色
さらに静岡県焼津市は、ドライブレコーダーや防犯カメラ、通信機器などを製造している株式会社エフ・アール・シーの静岡工場があることから、寄付金額15,000円以上で同社の特定小電力トランシーバー「FC-B203」を、寄付金額65,000円以上で351MHz帯デジタル簡易トランシーバー(登録局)「FC-D301」を返礼品として用意している。
静岡県焼津市のふるさと納税返礼品。左の2つは寄付金額15,000円以上で1台贈られる特定小電力トランシーバー「FC-B203」(ボディカラーは2色)、右は寄付金額65,000円以上で贈られる351MHz帯デジタル簡易トランシーバー(登録局)の「FC-D301」
地方自治体を応援しながら、節税にもなってトランシーバーが受け取れるのは魅力だ。今後ふるさと納税制度を利用するとき、返礼品候補の1つとして考えてみてはいかがだろう。なお「ふるさと納税」と個人住民税からの控除には一定の条件がある。ふるさと納税のポータルサイト等で事前に確認することをお勧めする。
↓この記事もチェック!
<納税額34万円でもらえる>南日本新聞、南さつま市のふるさと納税返礼品“唯一の国産オーディオ用真空管”が人気を呼んでいると報道
●関連リンク:
・和歌山県有田川町
IC-4300/電池1本で使える防水形特定小電力トランシーバー(ふるさとチョイス)
・静岡県焼津市 FC-B203/免許・資格不要
特定小電力トランシーバー(ふるさとチョイス)
・静岡県焼津市
FC-D301/UHFデジタル簡易無線登録局(ふるさとチョイス)
・ふるさと納税とは?([ふるさとチョイス)
・総務省 ふるさと納税ポータルサイト
・IC-4300(アイコム株式会社)
・FC-B203(株式会社エフ・アール・シー)
・FC-D301(株式会社エフ・アール・シー)
「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは東京都西東京市の「FM西東京」でも放送(2022年からは毎週月曜日の23時30分~)されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2022年7月31日(日)21時からの第187回放送。前半は新型コロナウィルスの感染再拡大や最近の天候について。続いて7月24日の山梨県支部「2022フィールドミーティング・山梨ハムの集い」への出席報告。さらに8月20~21日に開催される「ハムフェア2022」における感染防止対策、自作品コンテストの入賞作品発表についてだった。
後半は冒頭で番組リスナー10名に抽選で「ハムフェア2022」の入場券をプレゼントする案内を行った(応募はメールで
fm762@fmpalulun.co.jp
へ「ハムフェア入場券希望」と記載。締め切りは8月10日到着分。できれば番組宛のメッセージも記載する)。また髙尾会長から「ハムフェア2022は開催予定で準備を進めています」というアナウンスもあった。
続いて8月6~7日に開催する「フィールドデーコンテスト」の案内。参加者の最大空中線電力はホームステーションでも最大50Wである点に注意を要するという。さらにモーニング部門や局種係数などの詳細を説明した。
最後に今週末の支部主催イベントとして、8月6~7日の東京都支部「フィールドオンエアデーミーティング2022」を案内。さらにライフメンバー正員限定(500個限定)でメタリックゴールド仕様の「プレミアム門標板」が、すでに400個に迫る注文があったことを報告した。
番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。
●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ
「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2022年7月31日(日)15時からの第419回放送。前回に続いてアマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」編集部の吉澤氏(JS1CYI)が登場し、CQ誌8月号(2022年7月19日発売)の内容紹介(別冊付録「アマチュア無線お役立ち情報&資料集2022夏」と、その内容に関連してスプリアス確認保証や無線局免許申請書、交信方法の話題)だった。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ
アイコム株式会社の公式Twitterアカウントは、2022年8月20日の午前10時(日本時間)から、「ハムフェア2022」の同社ブースおよび大手動画配信サイトのYouTubeで、“新製品に関するプロモーションビデオ”を同時公開することを8月1日に発表した。これが同社が開発中の2.4/5.6GHz帯トランシーバー「SHF-P1」の正式発表を意味するのか、あるいは別の機種の発表なのか現時点では判明していない。Twitterで公開された画像には「You’ll be Very surprised.」(あなたはきっと、とても驚くでしょう)というキャッチフレーズが書かれている。
8月1日にアイコム公式Twitterアカウント(@Icom_Inc_Japan)が告知した内容
アイコムの告知が何を意味するのか、公式Twitterアカウントで公開された画像を(勝手に)分析してみよう。
アイコムの公式Twitterアカウントで公開された画像。無線機の両側面と思われるものと「You’ll be Very surprised.」の文字。よく見るとVeryの“V”が太く強調されている
まず気になるのは「You’ll be Very
surprised.」の“V”の文字が太く強調されている点だ。発表される内容のヒントが隠されているのかもしれない。
そして画像内には無線機の側面と思われる写真が2枚(左側面、右側面)掲載されている。一見すると同社のHF~430MHz帯ポータブル機「IC-705」に似ているが、並んでいる端子類がまったく異なっている。また防滴用のゴムカバーも取り付けられてないようだ。
公開された画像から、無線機の両側面と思われる部分を回転して拡大。さらに画像処理で見やすくしてみた。アンテナ端子はないが「AV-IN」「AV-OUT」「SEND」という端子が確認できる
公開された画像を拡大・回転し画像加工で見やすくしてみると、左側面はフロントパネルに近い側に「ELEC-KEY」「EXT-SP」「MIC-SP」、奥側に「AV-IN」「AV-OUT」「SEND」という端子があることが読み取れる。
また右側面はUSB Type-Cと思われる端子のほか、「SD CARD」端子(micro
SDではないようだ)と「LAN」端子が確認できる。しかしIC-705ならここにあるはずのアンテナ端子(BNC)は見当たらなかった。
「AV-IN」「AV-OUT」という端子があることや、「You’ll be Very surprised.」の“V”の文字が太く強調されていることから、アマチュアバンドで「ビデオ通信」(デジタルATV?)が行えるトランシーバーなのかもしれない。フロントパネルの液晶ディスプレイに映像が表示できたら楽しそうだ。仮にこれが2.4/5.6GHz帯トランシーバー「SHF-P1」に関する発表だったとしても、SSB/CW/FM/D-STAR(DD/DV)に加えて本格的なビデオ通信が楽しめるなら、大きな話題となることだろう。
8月20日、「ハムフェア2022」初日のアイコムブースと、同社のYouTubeチャンネルでの発表を楽しみにしておきたい。
●関連リンク:
・You’ll be Very surprised(8月1日 アイコムTwitterアカウント)
・アイコムTwitterアカウント
・アイコム株式会社 公式YouTubeチャンネル
・アイコムホームページ
日本における、2022年8月1日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。8月に入って、3エリア(近畿管内)の近畿総合通信局、5エリア(四国管内)の四国総合通信局、7エリア(東北管内)の東北総合通信局からそれぞれ更新発表があった。なお、近畿合通信局管内の3エリアは、JQ3のサフィックスファーストレター「F」が終了し、「G」へ割り当てが移っている。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)