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hamlife.jp (2024/11/28 1:35:25)
現在データベースには 6132 件のデータが登録されています。
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)鳥取県支部は、7月10日(日)に「2022年ハムの集い・鳥取県支部大会」を東伯郡湯梨浜町の湯梨浜町中央公民館で開催する。詳細は下記のように発表されている。
●JARL鳥取県支部「2022年ハムの集い・鳥取県支部大会」
◆日時: 7月10日(日)9:30~(受付開始:9:00)
◆会場: 湯梨浜町中央公民館 大ホール
(鳥取県東伯郡湯梨浜町龍島505 電話0858-32-1116)
※JR山陰本線松崎駅下車、徒歩約10分
◆内容:
・中国地方本部長、各県支部長が参加予定
・講演(1)「JARLの現状と最近の取り組み」 JARL高尾義則会長(JG1KTC)
(2)「8J1RL昭和基地の越冬生活」 山本貴士氏(JA1AGS)
(3)「ダイポールアンテナの打ち上げ角、電力合成など」 木村 滋氏(JA4MSM)
・お楽しみ抽選会(豪華景品も)※JARL鳥取県支部の会員および来賓者に限定
・その他:
QSLカード転送箱設置
来場者全員に参加賞あり
来場者は各自、昼食の用意を
●関連リンク: 2022年度ハムの集い・鳥取県支部大会(JARL鳥取県支部)
2022年7月10日(日)9時から11時までの2時間にわたり大阪府交野市で、恒例の「アマチュア無線ジャンク市」が開催される(早いときは8時ごろからスタート。雨天中止の場合あり)。今年4月から、参加するにはメンバー登録が必要(必須)となった。注意事項として「フェイスブックから交野市磐船ジャンク市にメンバー登録して頂き顔写真(一部愛犬や愛車等可能)とプロフィール(コールサインは必須)の記入をして下さい。写真とプロフィールの無い場合メンバー登録の削除をしますので。登録されている方の内容を参考にして下さい」「駐車場所が狭くなってきましたので早朝よりご来場の方々にはぜひ先着順で最も奥から順に詰めて駐車をお願いします。新型コロナが収束していません。屋外とは言え必ずマスク着用をお願いします。守って頂ける方だけ入場して頂けます」と案内している。
Facebook「交野市 磐船ジャンク市グループ」にアクセスすると、主催者から「交野市磐船ジャンク市グループの皆さんに4月以降約10年間続いたジャンク市を完全に終了して閉場するつもりでしたが、たくさんの皆さんから止めないで続けて欲しいと言うメールを貰いました。又、顔写真やプロフィールの件はセキュリティの意味から当然だとも言われている方が多いです。以上の事から3月に申し上げたように、フェイスブックから交野市磐船ジャンク市にメンバー登録して頂き顔写真(一部愛犬や愛車等可能)とプロフィールの記入をして下さい。写真とプロフィールの無い場合メンバー登録の削除をしますので。登録されている方の内容を確認して参考にして下さい。個人的に色々言われる方が有りましたらジャンク市はすぐに閉場致します(私も年齢的にしんどいですから考えたく無いので)」「メンバー登録をして頂く方が増えて来ていますが、プロフィールにはコールサインは必ず入れて下さい。入って無い場合はメンバー登録を削除します」といった案内(2022年3月23日)が書き込まれているので、必ず事前に確認しておこう。
「アマチュア無線ジャンク市」が、2022年7月10日(日)9時から11時まで、大阪府交野市の国道168号線(磐船街道)沿い、磐船神社付近で行われる。早いときは8時ごろから始まっているが、雨天の日は中止となる場合があるの注意しよう。
会場近くの京阪バス「磐船神社前」には駐車場とトイレがあるほか、コンビニなどで食料の調達もできる。さらに有名な磐船神社や天の川流域の自然散策コースなど、家族連れでも楽しめる場所が周辺に点在するので、お父さんはジャンク市を、家族は周辺の散策を楽しむこともできるだろう。
ジャンク市の開催場所は「交野市の私有地を関係者のご厚意により使用させていただいています。ボーイスカウトの方々と一緒の時もありますので譲り合ってご使用ください」「撤収後は付近を清掃しゴミは必ず持ち帰ってください」と主催者は呼びかけている。
●関連リンク:
・アマチュア無線ジャンク市のご案内
・交野市 磐船ジャンク市グループ(Facebook)
・CUT & TRY 自作愛好会
2022年8月20日(土)と21日(日)の2日間、東京都江東区有明の東京ビッグサイト南展示棟3・4ホール(4階)で3年ぶりに開枯れる予定の「アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2022)」。開催に先立ち、国立オリンピック青少年総合センター(東京都渋谷区)において出展者説明会とクラブブースの小間割り抽選会が7月7日(木)に行われた。説明会に参加した出展者から当日の様子が届いたので紹介しよう。
出展者説明会とクラブブースの小間割り抽選会の会場となった東京都渋谷区の「国立オリンピック青少年総合センター」
3年ぶりに開催される「ハムフェア2022」への出展団体は、クラブ枠が137団体(即売などを行う一般クラブ:72、販売を行わない純粋展示:65)、そのほかビジネスや後援・協賛団体、日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)加盟各社などを含めて合計162団体が参加することが発表された(前回、2019年は223団体)。今回はJAIA加盟のコメットが出展を見合わせたほか、ビジネスコーナーの常連だった大手無線ショップの中にも出店を見送った店舗が出ているようだ。また、コロナ禍の折、感染対策に配慮した会場全体のレイアウトや小間配置なども判明した。
冒頭、主催者を代表して一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の髙尾義則会長(JG1KTC)が挨拶に立ち、その中で「今年のハムフェアはコロナ禍の中ですが、3年ぶりの開催になります。新型コロナウイルス感染症への感染予防対策を十分にとり、例年より広い通路スペースなど会場レイアウトを考慮しました。また、入場の際には検温や消毒の徹底とソーシャルディスタンスのご協力をお願いいたします」との話があった。
当日は100名以上が出席。出展者向けの出展者証、搬入出許可証などが配布されたほか、ブース設置や電気設備、運営・警備などについて説明が行われ、休憩をはさみ、クラブ出展者向けの出展ブースのコマ割り抽選会を実施。抽選順にクラブ代表者が希望するブース番号を伝えていくという方式で滞りなく進められ終了した。
出展者へ配布されたハムフェア会場レイアウトによると、会場となる南展示棟3・4ホール(4階)には、西展示棟前のアトリウムのような開会式が行えるオープンスペースがない。そのため2019年のときと同じく、南3ホール内の会場入口を入ったところに、入場待機スペースとメインゲートが設けられている。
●説明会で配布されたハムフェア2022会場配置図
(左側が西展示棟側につながっている、クラブブース枠は未記入)
※クリックするとPDF形式でダウンロードできます。
●最寄り駅、ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」から南展示棟3・4ホールまでの道のり
※徒歩で8分弱程度(2019年に撮影)。
※画面をクリックすると動画がスタートします。
●関連リンク:
・ハムフェア2022(JARL Web)
・ハムフェア2022特別記念局8J1HAM開局式
会期前PR運用を開始!(JARL Web)
・一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL Web)
・東京ビッグサイトフロアマップ
・東京ビッグサイト南展示棟
神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。
2022年7月1日の第148回放送は、JK1BAN 田中氏の「今週の活動報告」はリスナーから届いたモールス体験イベントに関するメールの紹介。JH1OSB 小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」は、中国製の真空管式FMラジオキット(乾電池で動作)の製作について。さらにプラモデルのように1から組み立てるノートPC( DevTerm )を紹介した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QSY 第148回放送
・QSYゆるーく無線を楽しむ(YouTube)
・QSY 番組案内ページ
2022年7月6日、総務省は2022年5月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2022年4月末のデータから1か月間で701局減少し、377,150局となった。以前は▲1,000局/月以上あったアマチュア局の減少スピードだが、9か月連続で減少数▲1,000局/月を下回っていて、減少スピードの鈍化傾向が続いていることがわかる。
アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年4月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から74か月間で59,239局減少した。
●2022年5月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳
・1エリア(関東管内): 110,829局(110,951局)
・2エリア(東海管内): 48,378局(48,476局)
・3エリア(近畿管内): 45,609局(45,798局)
・4アリア(中国管内): 22,840局(22,890局)
・5エリア(四国管内): 17,398局(17,445局)
・6エリア(九州管内): 31,381局(31,472局)
・7エリア(東北管内): 39,521局(39,665局)
・8エリア(北海道管内):34,540局(34,491局)
・9エリア(北陸管内): 9,097局(9,109局)
・0エリア(信越管内): 15,365局(15,353局)
・6エリア(沖縄管内): 2,192局(2,201局)
※カッコ内の数字は2022年4月末の局数を表す
2012年以前は1か月間に1,000局から2,000局単位でアマチュア局が減少。しかし、コロナ禍の影響で生活スタイルが大きく変化。お家時間が増えた影響で、アマチュア局の新規開局やカムバックハムの増加などが功を奏し、鈍化スピードの鈍化傾向が再び現れだした
アマチュア局登録の多いエリア順に並べると、1エリア(関東管内)は11万局以上の登録があるが、2番目は2エリア(東海管内)で3位が3エリア(近畿管内)、そして4位には7エリア(東北管内)、5位は8エリア(北海道管内)、6位は6エリア(九州管内)と続く
パーソナル無線局は、沖縄総合通信事務所管内が2020年7月末のデータから0局、北陸総合通信局管内が2020年12月末のデータから0局、四国総合通信局管内が2021年6月末のデータから0局、近畿総合通信局管内が2021年7月末のデータから0局、中国総合通信局管内と北海道総合通信局が2021年8月末のデータから0局、九州総合通信局管内、東北総合通信局管内、信越総合通信局管内が2021年10月末のデータから0局となり、それぞれの管内からパーソナル無線局は消滅。
さらに、2021年11月末の時点では関東総合通信局管内と東海総合通信局管内の各1局が残っていたが、今回のデータでは0局になっている。最後の1局(関東管内)の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったので、12月20日をもって「パーソナル無線」は完全に消滅している。
●関連リンク:
・無線局統計情報(総務省)
・Internet
Explorer上でExcelファイルを開いた場合に発生する事象について(総務省)
・東日本大震災(ウィキペディア)
2022年7月に運用が予定されているJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局に関する情報を紹介しよう。今月は7月9日(土)と10日(日)に開催されるコンテスト「2022 IARU HF World Championship」において、JARL本部局(HQ局)として参加する「8N1HQ」2チーム、「8N2HQ」1チーム、「8N6HQ」1チーム「8N67HQ」1チーム、「8N8HQ」3チーム、「8N9HQ」1チームの合計9チームが開局。「8N1HQ(東京都八王子市)」や「8N8HQ(石狩郡当別町)」はコンテスト開催の1週間前からPRを兼ねてオンエアーしていたが、それぞれのチームごとに発行するQSLカードが違うなど、コンテスト期間中限定の短期決戦ハンティングとなる。記念局ハンターにとって悩ましい存在だ。
●2022年7月に運用されるJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局
上記リストは2022年7月7日現在で有効な無線局免許のある記念局等を抜粋したもの。名称の後のカッコ内の記号は、1:JARL特別記念局、2:JARL特別局、N:JARL以外の記念局、A:ARISS局、E:体験局を意味する。なおこれらの局の違いについては、8j-station.infoの「記念局・臨時局とは」を参考にするとわかりやすい。
●関連リンク:
・8j-station.info
・特別局及び特別記念局の開設基準(PDF形式/JARL Web)
・JARL特別局または特別記念局を開設するには…(JARL
Web)
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)長野県支部は、2022年7月10日(日)に「第50回JARL長野県支部大会」を岡谷市のおかや総合福祉センター「諏訪湖ハイツ」で開催する。詳細は同支部のWebサイトで下記のように発表されている。
●JARL長野県支部「第50回JARL長野県支部大会」
◆日時: 2022年7月10日(日)10:00~16:00(受付開始9:30~)
◆会場: おかや総合福祉センター「諏訪湖ハイツ」
岡谷市長地権現町4丁目11-50(電話 0266-24-2290)
岡谷駅からシルキーバス、スワンバスで「諏訪湖ハイツ」下車
長野自動車道岡谷ICより6km 約15分
◆内容:
・JARL’s TALK(事業報告、意見交換)
・コンテスト表彰
・QSLカード転送受付
・記念写真撮影
・講演会/抽選会
・展示「もっと楽しく~アマチュア無線」
・ジャンク市
・メーカー展示
・販売店による出張販売
・クラブ、個人展示
※内容は変更する場合があります。
◆その他:
支部大会要項(冊子)の印刷配布を予定しておりませんので、
編集・校正の終了する7月4日頃に掲示されるPDF形式での冊子を各自ご利用ください。
●関連リンク: JARL長野県支部 「長野県支部大会」
IARU(International Amateur Radio Union、国際アマチュア無線連合)が主催するコンテストとして世界的に有名な「IARU HF Championship Contest」。今年も日本時間の2022年7月9日(土)21時から10日(日)21時までの24時間にわたって開催される。連盟本部局(HQ局)としてJARLが募集した「8N1HQ」2チーム、「8N2HQ」1チーム、「8N6HQ」1チーム「8N67HQ」1チーム、「8N8HQ」3チーム、「8N9HQ」1チームの合計9チームが、割り当てられた160m~10mまでの6バンドにおいてCW/Phoneで2017年以来、フル参戦する。
IARU主催の「2022 IARU HF Championship Contest」が、日本時間の7月9日(土)21時から10日(日)21時まで24時間にわたり、160/80/40/20/15/10mの各アマチュアバンドの電信・電話で開催される。今年は各バンド、各モードにJARLが公募した9チームが割り当てられたことで、ポイント増加に期待が膨らむ。
ナンバー交換は「RS(T)」+「ITUゾーン番号(日本は45)」となる。ログ提出締切日はコンテスト終了後30日以内まで。電子ログも受け付けている。詳しくは下記関連リンクから主催者のWebサイトにアクセスし、「2022 IARU HF Championship Contest規約」を確認してほしい。
なお、「IARU HF Championship Contest」は、国際アマチュア無線連合に加盟する各国から連盟本部局として、主に「**HQ」という特別コールサインを割り当てられた局が参加することでも有名だ。JARLの呼びかけで決まった9チームに、それぞれ、特別コールサイン「8N※HQ」が付与されている(※印はエリア番号)
・8N1HQ(神奈川県南足柄市):80m (3.5MHz) CW
・8N1HQ(東京都八王子市):20m (14MHz) Phone/10m (28Hz) CW
・8N2HQ(愛知県岡崎市):160m(1.8MHz)Phone/40m (7MHz) CW
・8N6HQ(熊本県阿蘇郡):15m (21MHz) CW
・8N7HQ(山形県米沢市):80m (3.5MHz) Phone
・8N8HQ(北海道札幌市):160m(1.8MHz) CW/15m (21MHz) Phone
・8N8HQ(北海道旭川市):20m (14MHz) CW
・8N8HQ(北海道石狩郡):10m (28MHz) Phone
・8N9HQ(富山県南砺市):40m (7MHz) Phone
※一部のJARL Webサイト上では、このコンテストを「IARU HF World Championship Contest」と「World」付きで表記している。
●関連リンク:
・2022 IARU World HF Championship Contest規約(JARL Web)
・2022年 HQ各局のラインナップ(JARL Web)
・IARU HF Championship(ARRL)
・8N#HQ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・国際アマチュア無線連合(IARU)(ウィキペディア)
東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2022年6月30日 夜に放送した第529回分がアップされた。
2022年6月30日(第528回)の特集は「FT8にまつわるツール」。1200MHz帯などの高い周波数でFT8を運用する場合、無線機のQRH(周波数のドリフト)が気になることがある。改善策として外部から高安定度の基準信号(10MHz)を入力する方法があるということで、JA4BUA 桒原(くわはら)氏が頒布している「 超高精度10MHz基準信号発振器 」を紹介。さらにパソコンの内蔵時計を正確な時刻に校正するアプリ「 BktTimeSync 」を紹介した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第529回放送
・QRL Facebookページ
2022年7月1日、総務省総合通信基盤局は「令和3年度無線設備試買テストの中間結果報告(第3次)」を公表した。同局では市販されているトランシーバー、FMトランスミッター、ワイヤレスマイクなど、発射する電波が電波法に定める著しく微弱の基準内にあるとして市場で販売されている無線設備を購入し、電波の強さの測定を行う「無線設備試買テスト」を定期的に実施。今回公表した令和3年度第3次において、67機種(1機種につき2台を測定)が「著しく微弱な無線局」の基準を超えた電波を発射することが確認された。その中には、ネット通販で1万円以下で購入できる、見覚えのある中華製のV・UHF帯トランシーバーや市民ラジオ(CB機)なども含まれている。
今回の試買テストで、電波法で定める無線局の免許が不要となる「発射する電波が著しく微弱な無線局」の許容値を越えていることが判明した無線設備の一部。試買テストや無線LANブースタに混じって、見慣れた!?トランシーバーも数機種あった
電波法で定める無線局の免許が不要となる「発射する電波が著しく微弱な無線局」の許容値は、ほかの無線通信に有害な混信を与えないよう、雑音電波と物理的に同等、またはそれ以下となるような値として設定している。
著しく微弱の基準内であれば無線局の免許は必要ないが、許容値を超えている場合は無線局の免許が必要だ。
総務省では、免許を必要としない微弱の基準内にあるとして販売されている無線設備をを定期的に購入し、電波の強さの測定を行う「無線設備試買テスト」を定期的に実施している。今回、基準の許容値を超えることが明らかな無線設備に関する情報として「令和3年度無線設備試買テストの中間結果報告(第3次)」を公表した。
ネット通販で見覚えのある、中華製のV・UHF帯トランシーバーを試買テスト。その結果が公表されている(パソコンで閲覧している場合、画像をクリックすると拡大します)
総務省が公表した「令和3年度無線設備試買テストの中間結果報告(第3次)」は以下のとおり(一部抜粋)。
令和3年度無線設備試買テストの中間結果報告(第3次)
1.取組の概要
発射する電波が、電波法(昭和25年法律第131号)第3章に定める技術基準や電波法施行規則(昭和25年電波監理委員会規則第14号)に定める「著しく微弱な無線局」の基準(以下「技術基準等」という。)を満たさない無線設備が市場に流通し、他の無線局に混信その他の妨害を与える事例が発生しています。
このため、総務省では一般の消費者が入手しうる無線設備(注:ただし、我が国での一般的利用のために無線局免許等を取得できるものは対象から除外。)を実際に購入し、その電波の強度等の測定を行い、技術基準等を満たしているかを確認しています。
重要な無線通信への妨害等を未然に防ぐため、本取組の結果、技術基準等を満たさない電波を発射することが判明した無線設備については公表することとしています。
2.取り組みの結果
第3次の測定の結果、67機種(1機種につき2台を測定)が「著しく微弱な無線局」の基準を超える電波を発射することが確認されました。また、このうち一部の機種について電波法第3章に規定する技術基準への適合性を確認したところ、トランシーバー、携帯電話ブースター、市民ラジオの各1機種が技術基準に適合しないことが確認されました。
市場から購入した67機種(1機種につき2台を測定)で、基準を満たさずに「著しく微弱」の許容値を超える結果となった。記事下の「関連リンク」からPDFファイルを開き、整理番号をクリックすると該当の無線設備画像が表示される(総務省報道資料から一部抜粋)
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・総務省
令和3年度無線設備試買テストの中間結果報告(第3次)
・総務省
電波法に基づく免許等が必要な無線設備(令和3年度3月掲載分/PDF形式)
・総務省
電波法第3章に規定する技術基準に適合しない無線設備
・総務省
技術基準不適合無線機器の流通抑止のためのガイドライン(PDF形式)
・総務省 微弱無線適合証明(ELPマーク、性能証明ラベル/PDF形式)