無線ブログ集
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2022年12月12日、総務省総合通信基盤局は「令和4年度無線設備試買テストの中間結果報告(第1次)」を公表した。同局では市販されているトランシーバー、ビデオトランスミッター、ワイヤレスマイクなど、発射する電波が電波法に定める著しく微弱の基準内にあるとして市場で販売されている無線設備を購入し、電波の強さの測定を行う「無線設備試買テスト」を定期的に実施。今回公表した令和4年度第1次において、2023年7月までに測定した55機種(1機種につき2台ずつ)のうち、51機種(92.7%)が「著しく微弱な無線局」の基準を超えた電波を発射することが確認された。高出力もそうだが、公表された「電波法第3章に規定する技術基準に適合しない無線設備」の中で、「電波法第3章」を満たしていない、いわゆる「新スプリアス規格に対応していない無線設備」の中には、ネット通販で1万円以下で購入できる、見覚えのある中華製のV・UHF帯トランシーバーや市民ラジオ(CB機)なども含まれている。

今回の試買テストで、電波法で定める無線局の免許が不要となる「発射する電波が著しく微弱な無線局」の許容値を越えていることが判明した無線設備の一部。見覚えのある中華製のV・UHF帯トランシーバーなども見られる
電波法で定める無線局の免許が不要となる「発射する電波が著しく微弱な無線局」の許容値は、ほかの無線通信に有害な混信を与えないよう、雑音電波と物理的に同等、またはそれ以下となるような値として設定している。
著しく微弱の基準内であれば無線局の免許は必要ないが、許容値を超えている場合は無線局の免許が必要だ。
総務省では、免許を必要としない微弱の基準内にあるとして販売されている無線設備をを定期的に購入し、電波の強さの測定を行う「無線設備試買テスト」を定期的に実施している。今回、基準の許容値を超えることが明らかな無線設備に関する情報として「令和4年度無線設備試買テストの中間結果報告(第1次)」を公表した。
公開された「電波法第3章に規定する技術基準に適合しない無線設備」の中で、「電波法第3章」を満たしていないとは、いわゆる「新スプリアス規格に対応していない無線設備」ということだ。2005(平成17)年12月1日に無線設備規則を改正し「新スプリアス規格」での運用が決定している。

市場から購入した55機種(1機種につき2台ずつ測定)で、基準を満たさずに「著しく微弱」の許容値を超える無線設備は51機種(92.7%)に及んだ。記事下の「関連リンク」からPDFファイルを開き、整理番号をクリックすると該当の無線設備画像が表示される(総務省報道資料から一部抜粋)
総務省が公表した「令和4年度無線設備試買テストの中間結果報告(第1次)」は以下のとおり(一部抜粋)。
令和4年度無線設備試買テストの中間結果報告(第1次)
1.取組の概要
近年、電波法(昭和25年法律第131号)に定める技術基準に適合しない無線設備や、電波法施行規則(昭和25年電波監理委員会規則第14号)第6条第1項に定める「発射する電波が著しく微弱な無線局」(以下「微弱無線局」といいます。)の基準を超える電波を発射する無線設備がインターネットショッピングサイト等に数多く流通し、他の無線局に混信その他の妨害を与える事例が発生しています。
総務省では、消費者がこれらの基準に適合しない無線設備を購入・使用して電波法違反(無線局の不法開設)となることや、他の無線局に混信や妨害を与えることを未然に防止するため、市場に流通している基準への適合性が疑われる無線設備を購入し、電波の強さや特性を測定して基準に適合しているかの確認を行い、基準に適合しない無線設備の情報を公表する等の取組を実施しています。
今般、令和4年度無線機器試買テスト中間報告(第1次)として、結果を取りまとめましたので、公表します。
2.取り組みの結果
市場から購入した55機種について、微弱無線局の基準を超える電波を発射しているか測定を行った結果、51機種が微弱無線局の基準を超える電波を発射することが確認されたので、結果を電波利用ホームページに掲載しました。
3.今後の予定
総務省では、今後も引き続き試買テストを実施し、関係団体との連携や販売業者等への働きかけを通じて、適正な電波利用環境の確保に取り組んでいきます。
●関連リンク:
・総務省
令和4年度無線設備試買テスト中間報告(第1次)の公表
・総務省
令和4年度無線設備試買テスト中間報告(第1次)概要(PDF形式)
・総務省
電波法に基づく免許等が必要な無線設備(令和4年度12月掲載分/PDF形式)
・総務省
電波法第3章に規定する技術基準に適合しない無線設備
・総務省
技術基準不適合無線機器の流通抑止のためのガイドライン(PDF形式)
・総務省 微弱無線適合証明(ELPマーク、性能証明ラベル/PDF形式)

「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」。2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。スタートから6周年を迎え、レギュラー陣の平均年齢も75.3歳になったという。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。
新たに音声ファイルが公開されたのは、2022年12月11日(日)21時30分からの第340回放送。冒頭では皆既月食に関連して月面反射通信(EME)について。続いてレギュラー陣が「最近出掛けた場所」というテーマで、JA1NFQ 中島氏とJH1DLJ 田中氏は全国旅行支援の割引で旅行、JA1JRK 谷田部氏は日帰りで紅葉を楽しんできたというエピソードを披露した。
番組後半の一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の情報を毎週伝える「JARDコーナー」は、前回に続いてJARD保証事業センターの齋藤氏が登場。コロナ禍で“当分の間”延長された新スプリアス規格への移行措置と「スプリアス確認保証」の受け方と注意点を説明した。
番組音源は下記関連リンクにあるページで聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。放送終了後一定期間が経過したファイルから削除される可能性があるので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク: OMのラウンドQSO(FMぱるるん)

CQ出版社は、4アマ、3アマの国家試験の受験参考書として定評ある「要点マスター」の2023年版を2022年12月19日に発売する。同書は、2022年までに出題された第4級/第3級アマチュア無線技士の試験問題を網羅した問題集と、各問題の答えと要点のわかりやすい解説で構成されている。価格は「第4級ハム国試 要点マスター2023」「第3級ハム国試 要点マスター2023」いずれも1,320円(税込)だ。

CQ出版社の「第4級ハム国試 要点マスター2023」と「第3級ハム国試 要点マスター2023」表紙
同書の概要は下記のとおり。
★「第4級ハム国試 要点マスター2023 」
・サイズ:A6判 244ページ
・定価:1,320円(税込)
・編著:深山 武/著
◆概要:
第4級アマチュア無線技士国家試験の受験対策書です。 2022年までに出題された試験問題を網羅した問題集と、
各問題の要点をわかりやすく解説した参考書の二部構成となっています。
また問題の要点、答えを導き出すためのキーワードなど、短時間でポイントをつかめるように工夫しています。
◆記事構成:
目次
本書の構成と使い方
アマチュア無線と受験手順
合格へのアドバイス
無線工学の問題集
1.無線工学の基礎
2.電子回路
3.送信機
4.受信機
5.電波障害
6.電源
7.空中線系[アンテナと給電線]
8.電波伝搬
9.無線測定
法規の問題集
1.無線局の免許
2.無線設備
3.無線従事者
4.監督
5.業務書類
6.アマチュア局の運用
無線工学の参考書
1.無線工学の基礎
2.電子回路
3.送信機
4.受信機
5.電波障害
6.電源
7.空中線系[アンテナと給電線]
8.電波伝搬
9.無線測定
10.国試に出る計算問題の解き方
法規の参考書
1.無線局の免許
2.無線設備
3.無線従事者
4.監督
5.業務書類
6.アマチュア局の運用
★「第3級ハム国試 要点マスター2023」
・サイズ:A6判 292ページ
・定価:1,320円(税込)
・編著:魚留 元章/著
◆概要:
第3級アマチュア無線技士国家試験の受験対策書です。2022年までに出題された試験問題を網羅した問題集と、各問題の要点をわかりやすく解説した参考書の二部構成となっています。また問題の要点、答えを導き出すためのキーワードなど、短時間でポイントをつかめるように工夫しています。
◆記事構成:
目次
本書の特徴と使い方
本書の利用上の注意
第3級アマチュア無線技士の試験案内
第1章 無線工学の問題集
基礎知識
電子回路
送信機
受信機
電波障害
電源
空中線・給電線
電波伝搬
測定
第2章 法規の問題集
電波法の目的・用語の定義
無線局の免許等
無線設備
無線従事者
運用
監督
業務書類
無線通信規則
モールス符号
第3章 無線工学の参考書
基礎知識
電子回路
送信機
受信機
電波障害
電源
空中線・給電線
電波伝搬
測定
第4章 法規の参考書
電波法の目的・用語の定義
無線局の免許等
無線設備
無線従事者
運用
監督
業務書類
無線通信規則
モールス符号
購入は下記のAmazonリンクからが便利だ。
●関連リンク: CQ出版社 Webショップ

毎年恒例となっている、アマチュア無線を通じて子供たちがサンタクロースとおしゃべりできるイベント、米国の「Santa Net(サンタネット)」がスタートした。Thanksgiving Day(感謝祭)からクリスマス当日の夜までの期間限定で、米国中部標準時間の19時(日本時間の翌10時)から米国アマチュアバンド内の3.916MHz(日本ではアマチュアバンド外)で毎晩行われている。直接電波を聞くことは難しいが、開始時間(日本時間の午前10時)になるとYouTubeライブ配信されているほか、インターネット回線を利用した「WebSDR(ネットラジオ)」を介して、子供たちと陽気なサンタさんの会話を聞くことができる。サンタさんの特徴のある笑い声「Ho! Ho! Ho!(ホッ! ホッ! ホッ!) 」や、「Merry Christmas!(メリークリスマス!)」の掛け声は大人でも心が和むだろう。

アマチュア無線でサンタさんとQSOが楽しめる、米国の「Santa Net(サンタネット)」
クリスマス・イヴに子供たちにプレゼントを配って回るサンタクロースは伝説上の人物ではない。アマチュア無線を通じて、子供たちがサンタクロースとおしゃべりできるからだ。何と夢のあるイベントだろう。もう16年続いているという「Santa Net(サンタネット)」が今年も始まった。
「子供たちはサンタさんの声を中継する専任オペレーターを介して、“北極にいるサンタさん”とアマチュア無線を通じて会話することができます。10人の子供たちがサンタさんと会話を始めて以来、着実に人数を増やしきました。今年は1,000人以上の子供たちが参加してくれることを期待しています」と主催者は紹介している。
動画を見る限り、子供たちはアマチュア無線の資格を持たず、無線資格を有する親や知り合いなどのシャックからゲストオペレートという形でQSOしているらしい。
●Kids Talking to Santa on 3916 Net
※サンタさんとのふれあいを撮影したYouTube投稿動画
↓画面をクリックするとスタートします。

直接QSOが聞けなくても、「サンタネットライブストリーミング」が用意されている。開始時間(日本時間の10時)になるとYouTubeライブ配信されるほか、インターネット回線を利用したユタ州にある「WebSDR(ネットラジオ)」のリンクが設けられている
そのほか、クリスマスを祝って、サフィックスに「XMAS」や「SANTA]を付けたアマチュア無線局もオンエアーしているので探してみてはいかがだろうか。
●関連リンク:
・Santa Net(メニューの一番右側にある「Live Stream」をクリック)
・YouTubeチャンネル「3916Nets」
・Santa is On the Air Via Ham Radio(ARRL NEWS)

「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは東京都西東京市の「FM西東京」でも放送(2022年からは毎週月曜日の23時30分~)されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2022年12月11日(日)21時からの第206回放送。前半ではコロナ禍の状況と最近の気候について。続いて来年の「ハムフェア2023」が8月19日(土)と20日(日)に開催されることを案内し、毎回恒例の「自作品コンテスト」について紹介した。
後半は12月7日から期間限定で始まったJARLの「入会金無料キャンペーン」の案内を行った。2023年3月6日までに正員・社団会員・准員に1年以上の会費で入会した人が対象。入会紹介者にはQUOカードのプレゼントもあるという。
番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。
●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ

「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2022年12月11日(日)15時からの第438回放送。前回までに続いてアマチュア無線の月刊誌「CQ
ham radio」編集部の吉澤氏(JS1CYI)が登場。同誌12月号(2022年11月18日発売)の内容紹介(CQ ham
radioオリジナル・カレンダー2023)を行い、さらに2023年1月号の別冊付録「ハム手帳」と、過去の同誌付録の話題で盛り上がった。
なお月刊誌「CQ ham
radio」は刊行後1年6か月が経過すると、バックナンバーの発売ができなくなるので、気になる号があれば早めに入手して欲しいという案内があった。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ

2022年12月14日(水)の夜に、年間三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」がピークを迎える。13日(火)の夜から流星の出現数が増え始め、14日の22時前後に極大を迎え、活発な状態は15日(木)明け方まで続く見込みだ。ふたご座流星群は条件がよい年なら1時間に40個前後、一晩で500個近く観測できる。この機会にVHF帯での流星散乱による遠距離通信や、FM放送のDX受信にも挑戦してはいかがだろうか。
「流星散乱通信」は「流星バースト通信(MS)」とも呼ばれ、流星が大気圏に突入して発光した際、周辺の大気が一時的に「電離層」のような高密度の電子層を形成。これがVHF帯の電波を反射(散乱)させて通信ができることを利用したもの。ただし持続時間は数秒程度(長くても十数秒)と非常に短いので、お互いの運用周波数の事前確認や短い交信が基本となる。
アマチュア無線の場合、流星散乱通信は、おもに50MHz帯で実験が行われている(最近は50.260MHzでMSに特化したデジタル通信のMSK144モード=WSJT-Xに装備=も利用されている)。交信は難しくても、外部アンテナを接続した受信機を用意し、全国各地に設置された50MHz帯ビーコンの周波数のほか、遠距離(1,000km前後離れた地点が良い)に位置するFMラジオ局、FM補完放送の周波数(90~100MHz)をモニターしてみると、流星に合わせて信号が一瞬聞こえてくることがある。このチャンスにぜひ試してみてはいかがだろうか。
今回の2022年ふたご座流星群は、ピークが14日22時頃と予測されている。目視観測では月明かりの影響を受けてしまうが、電波観測なら問題ない。「流星電波観測国際プロジェクト」のWebサイトでは、「2022年ふたご座流星群の日本における流星電波観測の観測条件は“好条件”です。天頂効果前のピークとなり、流星エコー数が伸びるでしょう。電波観測では眼視観測と比べるとやや早めにピークを迎えることがあります。数時間速いと放射点が低いので条件としては微妙です。ふたご座流星群の場合、ピーク後の活動は急速に低下します。エコー数としては前日も多く捉えられるでしょう」と解説している。
ふたご座流星群の観測や、流星の電波観測に役立つサイトを下記関連リンクにまとめておこう。
●関連リンク:
・流星バースト通信(Wikipedia)
・流星電波観測国際プロジェクト
・ふたご座流星群の基本情報・観測条件(流星電波観測国際プロジェクト)
・2022年ふたご座流星群電波観測速報(流星電波観測国際プロジェクト)
・特集 2022年ふたご座流星群(AstroArts)
・ふたご座流星群が極大 2022年12月(国立天文台)
・国内専用6mリアルタイム掲示板2
・でんぱでーた on Web

八重洲無線株式会社は2022年12月12日、本社および東京オフィスをこれまでの東京都品川区東品川(天王洲パークサイドビル)から、品川区南大井の大規模オフィスビル(大森ベルポートD館)に移転した。最寄り駅はJR「大森」駅から徒歩3分、京浜急行線「大森海岸」駅から徒歩3分という交通至便な場所だ。なお製品の使い方や修理に関する問い合わせ窓口であるカスタマーサポートの電話番号に変更はない。

八重洲無線の公式サイトより
八重洲無線は12月12日に本社および東京オフィスを移転し公式サイトで公表した。新住所は「〒140-0013 東京都品川区南大井6-26-3 大森ベルポートD館」となる。なお製品の使い方や修理に関する問い合わせ窓口であるカスタマーサポートの連絡先電話番号(0570-088013)には変更がない。
同社は長く東京都中央区八重洲(吉川ビル)に本社、大田区久が原に東京工場・営業部を置いていたが、1978年に東京工場・営業部を大田区下丸子に移転。さらに2000年には本社を含め目黒区中目黒に移転し商号を「株式会社バーテックススタンダード」に変更した。その後2011年に品川区東品川の天王洲パークサイドビルに移転、2012年に商号を「八重洲無線株式会社」に戻している。
11年ぶりに移転した新本社・東京オフィスは、JR大森駅や京浜急行大森海岸駅に至近でオフィスビルと商業施設、レストラン、イベントスペースなどがある大規模施設(A館からE館まである)「大森ベルポート」のD館に入居した。
●関連リンク:
・八重洲無線 企業情報
・アマチュア無線製品に関するユーザーサポート(八重洲無線)
・大森ベルポート

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時に再放送も行われるようになった。
2022年12月11日に放送された第519回は“YOTAのラジオ”としてJR2KHB 須田氏が担当。今年8月にクロアチアで開催されたIARU Reg.1の「YOTAサマーキャンプ」に、日本から参加したJE6WUD 山﨑氏とJO4ISY 宗本氏をゲストに招き、その模様をインタビューするという内容だ。
公開されたポッドキャスト音声は約56分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第519回の配信です

先週のアクセスランキング1位は、ヤフオクに松下電器産業(現 パナソニック)の50MHz帯SSB/CWポータブル機「RJX-610」と、デザインが統一されたオプション類がまとまった状態で出品され話題を集めているという記事。RJX-610は1977(昭和52)年の発売開始。オプション類が充実していて、主なものは144MHz帯のアップコンバーター「RJX-T2」と21MHz帯のダウンコンバーター「RJX-T15」、そして受信ブースター付き10Wリニアアンプ「RJX-L610」とスピーカー内蔵直流安定化電源「RJX-P610」だ。当時のカタログなどに写るフルラインアップ状態の同モデルは憧れの存在だった。「RJX-610」本体だけでなく、入手困難なコレクション性の高い純正オプション類がすべてまとめて出品されるケースは珍しく、「その価値がわかる無線家に落札してほしい」という声が多く聞かれた。
続く2位は「日本無線協会、令和4年12月期の1・2アマ国家試験問題および正答を公式発表」。無線従事者国家試験等を実施する公益財団法人 日本無線協会が、2022年12月3日と4日に実施した、令和4年12月期の1アマ、2アマ国家試験の問題と正答をWebサイトに掲載。公開されたのは令和4年12月期の第一級アマチュア無線技士、および第二級アマチュア無線技士の国家試験(1アマは12月3日、2アマは12月4日に実施)における「工学」と「法規」の問題と正答である。1アマの工学・法規の問題はいずれも150点満点で合格点は105点。2アマの工学は125点満点で合格点は87点、2アマの法規は150点満点で合格点は105点と公表されている。なお合格発表は試験の約半月後に日本無線協会から受験者に合否確認専用ページのURLアドレスを記した案内メールが出される予定だ。
3位は、アイコム株式会社が0.1~3304.999MHzをカバーしD-STARや国内DCR、dPMR、NXDN、P25などのデジタル波も受信可能なハンディタイプの広帯域受信機「IC-R30」の生産終了を公式サイトの製品情報コーナーで告知したニュースだ。アイコムのIC-R30は2016年夏の「ハムフェア2016」で参考出品として初公開。翌年の「ハムフェア2017」でも展示された後、2018年3月末から発売が始まったハンディタイプの広帯域受信機だ。0.1~3304.999MHzをカバーし、AM/FM/WFM/SSB/CWのほかデジタル波(D-STAR/APCO P25 Phase 1/NXDN/dPMR/国内DCR)の受信にも対応。さらにデジタル波を含む2波同時受信/2波同時録音も行えるほか、GPS機能も搭載しているという高機能で人気なモデルだっただけに、発売から5年も経たない突然の生産終了に驚きが広がっている。なお、現時点で後継機種の案内はない。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<まとめて出品されるのは稀だと話題に>松下電器産業(現 パナソニック)の50MHz帯SSB/CWポータブル機「RJX-610」がフルライン状態でヤフオクに登場
2)日本無線協会、令和4年12月期の1・2アマ国家試験問題および正答を公式発表
3)<公式サイトに告知掲載>アイコム、デジタル波受信対応の広帯域ハンディ受信機「IC-R30」を生産終了に
4)<4県で開催>八重洲無線、2022年12月に行うイベントスケジュールを発表
5)<毎年更新、40年以上の発刊の歴史に幕>ソニー製BCLラジオに付属(単体で購入可能)した「WAVE HANDBOOK」が12月23日をもって販売を終了
6)<アマチュア無線技士養成課程講習会を終了>NPO法人「ラジオ少年」、スタッフの高齢化にともない2023年4月1日をもって事業縮小へ
7)<該当者は免許更新前に手続きが必要>米国FCC(連邦通信委員会)が無線ライセンス関係の申請を新システムに移行
8)<35名が意見を提出>JARLコンテスト委員会、「ALL ASIAN DXコンテスト」のコンテストナンバーについての意見募集結果を公表
9)<人気モデルにブラックタイプが登場>第一電波工業、351MHz帯デジタル簡易無線用モービルアンテナ「AZ350RB」「AZ350SB」を新発売
10)<希望者には“直筆サイン”も入る!>シンガーソングライターのMasaco(JH1CBX)が「2023年 オリジナル卓上カレンダー」を販売中