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hamlife.jp (2024/11/27 13:35:24)
現在データベースには 6130 件のデータが登録されています。
「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。
2022年4月24日の第486回放送は「豊中高校 ARISS スクールコンタクト」。今年3月21日に大阪府豊中市の豊中高校で開催された、ARISSスクールコンタクトの模様(交信は同高校に隣接する豊中市立上野小学校の児童)を紹介した。
公開されたポッドキャスト音声は約55分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第486回の配信です
アメリカのアマチュア無線資格を日本国内で取得できるFCC(Federal Communications Commission/米国連邦通信委員会)の試験が、ボランティア試験官(VE=Volunteer Examiner)の資格を持つ人たちの団体「VEチーム」により、全国各地で定期的に実施されている。全国各地のVEチームにおける2022年度の最新スケジュールをまとめたので紹介しよう。なお、チームごとに受験料の金額や支払い方法、受験の申し込み期限などに違いがあるので、受験を検討している方は最新情報の確認を忘れずに行おう。
【追記:浜松VEチーム、6月26日に試験を実施することが判明】 2022年4月24日(日)13時10分
浜松VEチームが静岡県浜松市内において、FCC試験を6月26日(日)10時と13時の2回行うことが判明した。
実施日時: 2022年6月26日(日)10:00と13:00の2回
実施場所: 静岡県浜松市西区和光町78-1(株)和光アグリパートナー
申込期限: 2022年6月12日(日)まで ※事前の申込のみ
受験条件:
・FRN(米国連邦通信委員会登録番号)の取得
・米国内で郵便を受け取ることができる住所があること
・有効なパスポート
※初めて受験する方でも、FRN取得から試験日まで詳しくご案内します。
詳しくは記事中にある「日本でアメリカのアマチュア無線資格試験を行っているVEチームの一例」のリンク先「浜松(ARRL)」にアクセスして確認してほしい。
東京VEチームでは「大事なお知らせ」としてご覧のような案内を行っている。主催者ごとに受験料の金額や支払い方法、受験の申し込み期限などに違いがある。試験を開催するVEチームの最新情報とあわせて、用意しておくものなどの確認を忘れずに
現在、アメリカのアマチュア無線資格で試験が実施されているのは、初級の「Technician Class」、中間に位置する「General Class」、そして最上級クラス「Extra Class」の3つ。その試験実施のために「ARRL」や「W5YI」などの試験実施組織(VEC)があり、ここに所属するVEチームによって、日本国内でも試験が行われている。
アメリカのコールサインが持てる!といった、アメリカのアマチュア無線資格を取得するメリットなどが、札幌VEチームの試験会場にもなっている、無線とパソコンの専門店「フェイズ札幌/フエイズサツポロ」のWebサイトに詳しく書かれているので参考になるだろう。
・FCC試験を受けてみませんか?(フェイズ札幌/フエイズサツポロ/PDF形式)
・FCCライセンス試験の勉強法(フェイズ札幌/フエイズサツポロ)
なお、チームごとに受験の申し込み期限が設定されている。事前申込者がいない場合は中止になったり、為替相場の変動により受験料が変更される場合もあるので最新の情報入手を心がけよう。
(※VEチームの皆様、試験実施に関する最新情報があれば、ぜひhamlife.jpまでお知らせください)
●VEチーム2022年試験スケジュール (hamlife.jp調べ:2022年4月8日現在)
個々のVEチームにより必要な書類など異なるものの、「横須賀・逗子VEチーム」のWebサイトには「試験に当っての注意事項(受験当日に必要な書類)」「ライセンスを失効した方の救済処置について」など詳しい。
また横浜VEチームのWebサイトでは、「受験日に必要なもの」として以下が挙げられている。
(1)受験料(お釣りのないように準備してください)
(2)本人確認のため、「パスポート」・「米国各州の運転免許証」等の公的証明書
(3)FCC 免許の原本とコピー1部(現在有効な FCC 免許をお持ちの場合)
(4)CSCE(合格証明書)の原本とコピー1部(現在有効な CSCE をお持ちの場合)
(5)その他、科目免除を証明する書類等の原本とコピー1部(該当者の場合)
(6)筆記用具、電卓等
※ 受験にあたってはアメリカ国内に郵便を受け取る住所(メーリング・アドレス)があること、ならびにFCCの発給する「FRN (FCC Registration Number)」の取得が必要です。
幸谷 智氏・JQ1OCRのブログ「湧雲日記」に、「FCC試験を受けるときに提出する『Form 605』がうまく書けてない人が多いという話なので説明してみます」として、「NCVEC Quick-Form 605」の書き方の注意点などが紹介されているので参考になるだろう。
・NCVEC Quick-Form 605の書き方(湧雲日記)
実際の試験に関しては、申し込み方法(締め切り日ほか)や当日用意する書類、受験料、支払い方法など、VEチームごとに細かな違いがあるため、必ず下記のVEチームWebサイトにアクセスして、内容の確認を行ってほしい。
●日本でアメリカのアマチュア無線資格試験を行っているVEチームの一例
・札幌(W5YI) http://sapporo.aprs2.net:81/vec/
・みちのく(ARRL) http://www5.plala.or.jp/team_michinoku/
・群馬(W5YI) http://www.gunma-dx.org/vec/ve_index.htm
・茨城(ARRL) http://ve-ibaraki.net/?page_id_=2
・東京(ARRL) https://sites.google.com/site/fccarrltokyovet/
・横浜(ARRL) http://echo.ne.jp/FCC/index_j.html
・横須賀-逗子(ARRL) http://yzveteam.blog.fc2.com/
・浜松(ARRL) http://nh0aa.us/vec.html
・神戸(ARRL) http://www.ve-kobe.matrix.jp/
・四国(ARRL) http://ve-shikoku.seesaa.net/
・九州(W5YI) http://www.bea.hi-ho.ne.jp/ja6kyu/w5yi_home/index_w5yi.html
※札幌VEチームのホームページにアクセスできない(2022年4月8日時点)
※名古屋VEチームは2016年6月末で活動を停止している
※2020年11月23日にVE神戸チームのホームページがリニューアルされ、URLアドレスも変更
●関連リンク:
・FCC試験問題(Question pool)(ARRL Webサイト)
・FCC試験問題(Question pool)ダウンロード(ARRL Webサイト)
・W5YI Group
・Find an Amateur Radio License Exam in Your Area(ARRL
Webサイト)
先週のアクセスランキング1位は、「<スタッフ雑記>老舗販売店の倉庫で発見された『昭和43年製の未使用無線機』を購入した!」。某無線ショップのWebサイトで「老舗販売店の倉庫にあった物です。未使用品と思われます」と書かれた、昭和43年(1968年)製のアマチュア無線機が売りに出ているのを発見、珍しさから脊髄反射的にポチってしまった…。そんな話を久しぶりのスタッフ雑記としてマニアックに綴った記事だ。入手できた無線機は「FDFM-2」という型番の144Mc帯(※)FMのオールトランジスター式トランシーバーで、製造したのは4年前(昭和39年)に創業したばかりの無線機器メーカー、株式会社井上電機製作所(略称:I.E.W.、本社:大阪市東住吉区)。当時の価格は42,500円だが、この年の大卒初任給は30,200円なので現在の物価に換算すると30万円程度に相当する(※周波数呼称がサイクル=c/sから、ヘルツ=Hzに変更されたのは1972年7月のこと)。
続く2位は、国際アマチュア無線連合モニタリングシステム第1地域(IARUMS Region1)の3月期マンスリーニュースレターによる、「軍事関係と思われる“謎の電波”がアマチュア無線バンド内で増加」のニュース。「現在、IARU第1地域において軍事情勢の影響と思われる、不明なモード(電波型式)の信号がHF帯のアマチュア無線バンドで増加していることに気づきました。その多くは“ジャマー(受信を妨害または無効化するために意図的に送信される信号)”であると思われます。また、ロシアのデジタルモード『T-230-1A(通称「T-2A」)』のように、長い間確認されていなかった軍事用のモードも観測でき、これらの信号のほとんどは、20mバンド(14MHz帯)と40mバンド(7MHz帯)で受信されました」と報告している。
3位は、第三級アマチュア無線技士で「JI1GXV」のコールサインを持つ、フリーアナウンサーの松永安奈(まつなが・あんな)さんが、自身がプロデュースするポッドキャスト番組「松永安奈のきょうも、空回り ~30代突入大感謝すぺしゃる~」の中で、アマチュア無線の資格を取得した経緯やハムの楽しさを語り、注目を集めている話題。松永さんの趣味の1つがアマチュア無線。20代でアマチュア無線技士の免許を取得した松永さん、最初にこの資格を取得した理由は「履歴書に変わった資格を書きたかった」というものだが、次第に面白さにはまり、地方出張のときも愛用のID-31を持参、430MHz帯にオンエアーして地元局とラグチューしたり、ときには無線で知り合った仲間たちとの移動運用を楽しんだりしているということだ。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<スタッフ雑記>老舗販売店の倉庫で発見された「昭和43年製の未使用無線機」を購入した!
2)<IARUのモニタリングシステム第1地域ニュースレター>ウクライナ情勢に関係か!? 「軍事関係と思われる“謎の電波”がアマチュア無線バンド内で増加」と報告
3)<ポッドキャスト番組を無料配信中>フリーアナウンサーの松永安奈さん(JI1GXV)、アマチュア無線資格取得の「思い」と「楽しさ」を語る
4)<電波型式ごとの「コンテスト使用周波数帯」を厳守>JARL、4月23日(土)21時から24時間「第64回(2022)ALL JAコンテスト」を開催
5)<電波監視により438.12MHzの違法行為が発覚>北海道総合通信局、免許を受けずにアマチュア無線局を開設・運用した無線従事者(4アマ)に対し42日間の行政処分
6)<電波監視システムと探索車で特定>東海総合通信局、免許を受けずにアマチュア無線局を開設し運用していた無線従事者(3アマ、4アマ)4人に対して行政処分
7)<コンセプトモデル「SHF-P1」のデザインスケッチ初公開>アイコム、開発中の「2.4GHz帯、5.6GHz帯に対応するアマチュア無線機」最新情報を掲載
8)<あいにくの雨模様の中で3年ぶりの開催>4月17日(日)、神奈川県内の河川敷で行われた「第24回 松田町ジャンク会」写真リポート
9)<土・日・祝日の朝、21MHz帯SSBにオンエア>海洋冒険家の堀江謙一さん(JR3JJE)、世界最高齢で「単独無寄港」太平洋横断に挑戦中
10)【速報】JARL、「令和4年通常選挙」の開票結果を告示
日本における、2022年4月23日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。1エリア(関東管内)の関東総合通信局から、4月に入って4回目となる更新発表あった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
株式会社三才ブックスは4月25日(月)に月刊誌「ラジオライフ」2022年6月号を刊行する。今号は第3特集でまだ聞くことができる業務無線を集大成した「アナログおもしろ無線受信塾」を掲載している。特別付録「高速&一般道路オービスマップ2022完全版」がついて価格は998円(税込み)。
月刊「ラジオライフ」2022年6月号表紙
hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。三才ブックスが刊行している月刊誌「ラジオライフ」は1980年の創刊で、2022年6月号は通巻で496号となった。今号のおもな無線関連の記事は次のとおり。
<第3特集>聞ける無線はこんなに残っている!「アナログおもしろ無線受信塾」
デジタル化ばかりでもう受信できない」と嘆く前に、生き残っているアナログ波を探してみようじゃないか。おもしろ無線のメジャージャンルの中にも、まだまだ聞ける無線はある。さあ、受信機に火を入れようじゃないか!
・簡易無線(レジャー無線)
・特定小電力無線(ライセンスフリー無線)
・署活系(消防無線)
・私鉄列車無線(鉄道無線)
・国際VHF(船舶無線)
・まだまだあるアナログ無線
<徹底使用リポート>
・八重洲無線 操作性が少し向上したFTMシリーズの最新型 144/430MHz帯無線機 FTM-200D
<モービル機エアーバンド受信インプレ>
・JVCケンウッド 144/430MHz帯無線機 TM-V71
<ブルーインパルス受信ガイド>
・2022年展示飛行の使用周波数を予想する
<RLエアーバンド インフォメーション>
・陸上自衛隊第1空挺団 降下訓練始めリポート(入間基地&横田基地編)
<おもしろ無線受信報告所>
・鉄道/寝台特急で連結トラブルが発生
<ヴァイオリン弾き 琴羽しらすの今度は無線で知らせます>
・vol.08 初めてのアマチュア無線の交信に感激!
<ライセンスフリー無線の世界>
・フリラーの季節到来!移動運用イベントに参加しよう
<工作チャレンジ>
・ゲルマニウムラジオを応用して変調状態をチェックする「27MHz帯AMモニター」
↓この記事もチェック!
<Kindleや楽天koboほか、読み放題も…>配信スタート!
ヤバかった時代(1980年代&1990年代)の月刊誌「ラジオライフ」が電子書籍で蘇る
月刊「ラジオライフ」2022年6月号の購入は、下記のAmazonリンクが便利だ。
●関連リンク: 三才ブックス
「JR3JJE」のコールサインを持つアマチュア無線家としても知られる、ヨットマンで海洋冒険家の堀江謙一さんが、ヨット「サントリーマーメイドⅢ号」でサンフランシスコ~日本(兵庫県西宮)間、約8,500kmの航海に挑戦中だ。成功すると世界最高齢となる83歳での単独無寄港太平洋横断の記録達成となる。堀江さんは航海中の土・日・祝日の朝に21MHz帯のSSBに「JR3JJE/MM(マリタイム・モービル)」としてオンエアしている。この機会に交信し、お空で応援してはいかがだろう。
世界最高齢での単独無寄港太平洋横断に挑戦中の堀江謙一さんの情報と航海中の日誌は、「SUNTORY MERMAID III サントリーマーメイドⅢ号の航海」ページに掲載されている
堀江謙一さんは1938(昭和13)年9月生まれの83歳で兵庫県芦屋市在住。今から60年前の1962(昭和37)年に日本人として初めて、小型ヨット「マーメイド号」で太平洋単独無寄港横断に成功。著書「太平洋ひとりぼっち」はベストセラーになり、石原裕次郎主演で映画化もされた。さらに1974(昭和49)年には「マーメイドⅢ号」で日本初の小型ヨット単独無寄港世界一周に成功するなど、ヨットでさまざまな挑戦を行い、これまでに「菊池寛賞」「植村直己冒険賞 特別賞」「内閣総理大臣賞」などを受賞している。
堀江さんは第三級アマチュア無線技士の資格を持ち、ヨットによる航海中に「JR3JJE/MM」のコールサインでQRVすることも多く、最近では2008年6月に波浪推進船「サントリーマーメイドⅡ号」でハワイ~紀伊水道間の単独航海を行った際、21MHz帯SSBで数百局のアマチュア無線家との交信に成功している。
今回の「サントリーマーメイドⅢ号」による航海は、2022年3月26日にサンフランシスコを出発。4月16日には当初予定よりも約1週間早くハワイ沖を通過。このペースで行くと5月下旬には兵庫県西宮にゴールする可能性がある。船内にはIC-7300Mが搭載され、毎週末の土・日と祝日の朝10時から21MHz帯SSBで各局との交信(サポーターによるリストQSO形式)を行っている。
「JR3JJE/MM」QSLカードのサンプル。サンフランシスコでの出港式の際に関係者に披露されたもので、実際の交信時に発行されるものとはデザインが異なる可能性がある(提供:「CQ ham radio」編集部)
アマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」は、2022年4月号と5月号で堀江さんに関する情報を掲載(5月号は表紙にも登場)。5月号には堀江さんがサンフランシスコから日本に向けて出発した模様と、堀江さんの航海日記を紹介している。記事中に交信スケジュールについての記載があるので、編集部の許可を得て抜粋する。
JR3JJE/MM 堀江さんと交信しよう
5月下旬頃までの週末(土日)および祝日の午前10時(JST)から、21.320MHz±の空き周波数で、堀江さんのアマチュア無線サポーターの協力によるリストQSOが行われています。
アンテナを堀江さんが航海する東方面に向けてワッチしてみましょう。JR3JJE/MMのQSLカードは、本誌編集部(JA1YCQ)からすべての交信者へJARLビューロー経由でお届けします。
「CQ ham radio」誌では2022年4月号と5月号で堀江さんの情報を詳しく掲載している
hamlife.jpが4月17日(日)の朝に21.320MHzをワッチしたところ、午前9時30分過ぎから、1エリア(神奈川県)と3エリア(兵庫県)のサポーター局が堀江さんを呼び出して入感状況などを確認。その後10時頃から「この周波数で堀江さんと交信したい方はいらっしゃいますか?」というアナウンスでリストを取り、順次堀江さんに伝えて交信を進めていく様子がモニターできた。この日は磁気嵐の関係でコンディションが悪く、JA側からの交信希望者は数局のみだったが、今後は日本に近づくにつれて信号も安定して入感することが予想される。
堀江さんの現在位置は、古野電気の特設ページ内にある「堀江謙一さんの現在位置」コーナーで1時間ごとに更新されている。またサントリーマーメイドⅢ号と今回の航海計画の詳細、堀江さんが船内から更新している航海日誌などは公式サイト「SUNTORY MERMAID III サントリーマーメイドⅢ号の航海」で見ることができる。
堀江さんの現在位置は、古野電気の特設ページ内にある「堀江謙一さんの現在位置」コーナーで1時間ごとに更新中。4月20日現在でハワイを通過し全体の33.5%を航海したところだ
4月18日の航海日記には、「アマチュア無線の送信機を国内のアマチュア無線局の指導で調整しました。国内へ強く届くようになり10局と交信できました。海図が新しくなり、送信機も調整できました。気分一新。嬉しい限りです。アマチュア無線は、来週も日本時間の土曜、日曜の午前10時から21.320MHzで電波を出します」といった記述がある。
●関連リンク:
・SUNTORY MERMAID III サントリーマーメイドⅢ号の航海
・堀江謙一 航海日記(SUNTORY MERMAID III
サントリーマーメイドⅢ号の航海)
・堀江謙一さんの現在位置(古野電気)
・堀江謙一オフィシャルサイト
・堀江謙一(Wikipedia)
2022年4月23日(土)21時から24日(日)21時までの24時間、JARL主催の「第64回(2022) ALL JAコンテスト」に併催して、JARL茨城県支部の「第43回 オール茨城コンテスト<第1部>」が、1.9/3.5/7/14/21/28/50MHz帯の各アマチュアバンドで行われる。なお、本コンテストのルールは「ALL JAコンテスト」に準ずることから、前回(2021年)からのコンテスト使用周波数帯の変更に伴い、1.9MHz帯(電信・電話)が加わり、50MHz帯の周波数が変更になっている。
参加資格はJARL主催「第64回(2022)ALL JAコンテスト」に、茨城県内局(県内への移動局も参加可能)として参加したアマチュア局(SWLも含む)。各部門、クラスは、「ALL JAコンテスト」の部門、クラスに準ずる。ただし空中線電力別の記号(アルファベット)H/M/Pの区別はない。
ALL JAコンテストの書類を期日(5月6日)までにJARL本部へ提出。茨城県支部へは6月1日(必着)までに、はがきかメールでその内容(部門、クラス、コールサイン、得点、氏名、住所、連絡先)を伝えることでエントリーされる。詳しくは下記リンクのJARL WebからJARL茨城県支部主催「第43回 オール茨城コンテスト<第1部>」規約で確認してほしい。
なお<第2部>は、2022年7月2日(土)21時から3日(日)15時までJARL主催「6m&Downコンテスト」の開催にあわせて同コンテストに準じる形で実施される。ただし、<第1部>同様に空中線電力別の記号(アルファベット)H/M/Pの区別はない。
●関連リンク:
・第43回 オール茨城コンテスト<第1部>規約(JARL Web)
・JARL茨城県支部
神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。
2022年4月15日の第142回放送は、JK1BAN 田中氏の「今週の活動報告」はリスナーからのメール紹介2通(高齢者のアンテナメインテナンス、ダミーロード自作)。JH1OSB 小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」は、リスナーからのメール紹介1通(スパイダーコイル付きゲルマラジオ製作)だった。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QSY 第142回放送
・QSYゆるーく無線を楽しむ(YouTube)
・QSY 番組案内ページ
アイコム株式会社は2022年4月8日、ハンディタイプの広帯域受信機「IC-R30」の新ファームウェア、「Version 1.13」を同社サイト上に公開した。今回の変更点は「バッテリーヘルス(良好/注意/警告)の判定を見直し」と「その他、軽微な変更」の2項目だ。
IC-R30の新ファームウェア公開は2022年1月13日にVersion 1.12が今回と同内容の変更点で公開されたが、その翌日に不具合が判明し公開中止になっていた。4月8日に改めてVersion1.13として公開、現在まで2週間経過したが不具合情報もないことからhamlife.jpでも紹介することにした。
●IC-R30の新ファーム(Version 1.13)
おもな変更点:
・バッテリーヘルス(良好/注意/警告)の判定を見直し
・その他、軽微な変更
IC-R30のファームアップはmicroSDカードと付属のUSBケーブルを使用して行う。書き換え後はセットモード内のバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
CPU: 1.13
DSP : 1.03
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク: ファームウェア/ドライバダウンロード・IC-R30(アイコム)
4月21日、近畿総合通信局は大阪府池田市の路上において、大阪府池田警察署と共同でトラックなどの不法無線局の取り締まりを実施し、免許を受けずに不法にアマチュア無線局を開設していた男を波法違反容疑で同警察署へ摘発した。
近畿総合通信局が発表した内容は次のとおり。
近畿総合通信局は、令和4年4月20日、池田警察署管内の路上において、同警察署と共同でダンプなどの車両に開設した不法無線局の取り締まりを実施しました。
今回の取り締まりでは、自己の運転する車両に免許を受けずに無線局を開設していた1名を電波法違反容疑として、共同で取り締まりを行った警察署に告発しました。
取り締まり結果は、以下のとおりです。
1.不法無線局の種別および局数
不法アマチュア無線 1局
2.被疑者の住所及び年齢
兵庫県川西市在住の男(74歳)
【 参考 】適用条文(抜粋)
(1)電波法第4条(無線局の開設)
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下省略)」
(2)電波法第110条(罰則)
「次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
~第4条の規定による免許がないのに、無線局を開設した者(一部略)」
近畿総合通信局は「電波利用環境保護のため、今後も捜査機関の協力を得て、不法無線局の取り締まりを行っていく方針です」と説明している。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・近畿総合通信局
不法無線局の共同取締りで1名を告発-大阪府池田市の路上で警察署と共同取締りを実施-
・総務省 不法無線局の特徴・影響・障害事例(PDF形式)