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hamlife.jp (2024/11/26 5:35:22)
現在データベースには 6122 件のデータが登録されています。
電波新聞社は、アマチュア無線の免許取得からさまざまな楽しみ方までを網羅し、最近のアマチュア無線界の変化を取り入れて最新情報を掲載した「令和版 アマチュア無線開局・運用マニュアル」を2021年10月11日(月)に発売する。B5サイズで全258ページ、価格は2,420円(税込)。本来は「ハムフェア2021」会場の同社ブースで先行販売を計画していたものだという。
電波新聞社は電気、電子業界の日刊紙「電波新聞」を発行するほか、かつてはアマチュア無線雑誌「HAMライフ」や、入門誌の「ラジオの製作」「マイコンBASICマガジン」や、関連別冊を多数発行していた。現在はこうした流れを汲むエレクトロニクス工作入門誌「電子工作マガジン」を年4回刊行している。また最近は、昭和の時代に好評を博した刊行物のテイストはそのままに、最新情報を掲載した「ラジオの製作 創刊65周年記念特大号」「令和版 BCLマニュアル」「ライセンスフリー無線マニュアル」などを刊行し、注目を集めている。
同社が今回刊行する「令和版 アマチュア無線開局・運用マニュアル」は、2018年8月に発行されたハムの入門ガイドブック「最新 アマチュア無線開局・運用マニュアル2018」の全面改定版。この3年間で大きく変わったアマチュア無線界の情報を反映し、各ページの内容をすべてアップデート。さらに増ページ(+32ページ)で新しい記事も満載している。以下、同社からの発表内容から紹介する。
令和版 アマチュア無線開局・運用マニュアル
最近、アマチュア無線を取り巻く環境は大きく変化し、アマチュア無線自体もその根幹に関わるアマチュア局の定義から見直しがされ、その運用スタイルも以前と大きく変化しました。本書では2018年に刊行された平成版の「最新・アマチュア無線・開局・運用マニュアルを基本に、このようなアマチュア無線の変化を取り入れ、その最新版である令和版としたもので、特に以下の点の記事を追加、解説を強化する予定です。
・アマチュア無線業務の定義の変更に伴う、新しい活動・運用方法
・アマチュア無線に新たに解放・拡張されたバンド(運用周波数帯)
・最新のデジタルモード(通信)始めかた・運用の実際
・新たに設けられた資格取得のための様々な方法
・オンライン申請を含む最新の免許申請の手続き。手続きの簡素化された部分
・新スプリアス規定。何がOKで何がNGか
・最新SDRトランシーバ・受信機
・最新アンテナ事情
・魅力的な海外製無線機器
・アニバーサリーイヤーCW(モールス生誕230周年)
・リバイバルしつつある古典モードAM、往年の名機
・最新ライセンスフリー無線事情(デジタル簡易無線・デジコミ)
同書の目次は次のとおり。
「令和版 アマチュア無線開局・運用マニュアル」の予約・購入には下記のAmazonリンクが便利だ。
●関連リンク: 電波新聞社 電子工作マガジン
八重洲無線株式会社は2021年10月2日、アナログFMモード専用の144/430MHz帯モービル機「FTM-6000(50Wタイプ)」と「FTM-6000S(20Wタイプ)」を発表した。バンド切り替え式のベーシックモデルながら高い基本性能を備え、シンプルな操作でよく使う機能やチャンネルを呼び出す「E2O-III(Easy to Operate-Ⅲ)」で快適なオペレーションが可能。108~999.995MHzの広帯域受信機機能も搭載している。標準価格(税込)はFTM-6000が60,280円、FTM-6000Sが54,780円。発売はいずれも2021年10月を予定している。
八重洲無線からFMアナログモード専用の144/430MHz帯モービル機が登場するのは、2009年秋のFT-7900以来で実に12年ぶりとなる。FT-7900は2020年5月に生産完了の連絡が販売店に流れていることから、今回のFTM-6000/FTM-6000Sが事実上の後継機となる。フロントパネルのボタン類は大型のものを最小限配置し、初心者でも迷わず操作できるのが特徴でオプションによりBluetoothヘッドセットにも対応。50Wモデルは新採用されたFACC冷却システムにも注目だ。
以下、八重洲無線の新製品資料から抜粋で紹介していく。
基本性能を重視したベーシックモデルに最新機能を満載
144/430MHzFMトランシーバー 「FTM-6000/FTM-6000S」発売のご案内
八重洲無線株式会社は、高い基本性能を備え、シンプルな操作でよく使う機能やチャンネルを呼び出す新しい操作感覚「E2O-III」で快適なオペレーションを実現する144/430MHzデュアルバンドFMトランシーバー「FTM-6000シリーズ」の販売を開始いたします。
FTM-6000シリーズは、144/430MHzデュアルバンド対応のFMモービルトランシーバーで、108MHzから999.995MHzまでを連続でカバーする広帯域受信の回路構成、独自の放熱システムによる安定した送信高出力や3Wの高音質/大音量など、ベーシックモデルでありながら高い基本性能を備え高品位のアマチュア無線通信を楽しむことができます。
使用頻度の高い機能や設定は『F』キーの長押しでファンクションリストに登録することができ、登録後は『F』キーを押してダイヤルで機能を選ぶだけの簡単操作。その中で最もよく使用する機能は、専用の『F1』キーの長押しで割り当てることができワンタッチ操作で機能を実行することができます。『F』キーの長押しと『BACK』キー長押しの組み合わせで容易に割当ての変更を行うことができます。
このように、優先する機能の出し入れを簡単操作でできる「E2O-III」は、用途に応じた素早い機能選択が可能で、ストレスのない新しい操作感覚を実現します。さらにPMG機能やMAG機能、VFOバンドスキップ機能など、最新機能を満載し快適な通信をサポートします。
プライマリーメモリーグループ(PMG:PrimaryMemoryGroup)機能は、専用の『PMG』キーを長押しして、VFO、メモリーチャンネルに関係なく表示周波数を簡単に登録することができます。頻繁に使用する周波数を登録しておけば、『PMG』キーのワンタッチ操作で登録された周波数が表示され、ダイヤルを回して希望チャンネルを素早く選択して交信を開始することができます。
メモリーオートグルーピング(MAG:MemoryAutoGrouping)機能は、メモリーしたチャンネルを自動でバンドごとにグループ化して呼び出すことができる機能で、メモリーチャンネル運用中に『BAND』キーを押すと順番(ALL→AIR→VHF→UHF→OTHER)にバンドが切り替わり、選択したバンドのメモリーチャンネルだけを呼び出すのでダイヤルを回して素早くチューニングすることができます。
また、VFOのバンド選択において使用しないバンドをスキップできるVFOバンドスキップ機能を使えば、使用するバンドの周波数だけを表示しますので、ワイドバンドカバレージでありながらもスムーズなVFOモード運用ができます。VFOでスキップしたバンドの周波数でもメモリーチャンネルに登録した周波数は、メモリーモードで呼び出すことができるので、使い分けることでさらに快適な運用が可能になります。
この他にも、手元で主要操作や機能選択ができるDTMF付多機能マイクを標準付属、操作部を外してダッシュボード等に設置するフロントパネルのセパレート運用の対応、Bluetoothヘッドセットを使ったワイヤレス通信(オプションのBluetoothユニット BU-4およびBluetoothヘッドセット SSM-BT10または市販品が必要)に対応するなど、快適なアマチュア無線のモービルオペレーションを楽しむことができます。
弊社は今後とも、アマチュア無線機のマーケットの拡大に積極的に取り組んでまいりますので益々のご愛顧、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
<FTM-6000/FTM-6000Sの主な特徴>
★よく使う機能を簡単に呼び出せるシンプル・快適操作新操作感覚E2O-III(Easy to Operate-III)
★VFO、メモリーチャンネルに関係なく簡単に登録/呼び出しができるプライマリーメモリーグループ(PMG)機能
★メモリーチャンネルをバンドごとに自動でグルーピングするメモリーオートグルーピング(MAG)機能
★使用するバンドだけを表示するVFOバンドスキップ機能
★メモリーチャンネルの情報をワンタッチでVFOに移動するメモリーチャンネルVFO転送機能
★本格的な広帯域受信:108MHz~999.995MHz
★クリアで聞き取りやすい3W高音質・大音量スピーカー
★Bluetoothワイヤレス運用(オプションのBluetoothユニットBU-4、ヘッドセットSSM-BT10が必要)
★フロントパネルセパレート運用に対応
★DTMF付き多機能マイクロホンを付属
★FACC冷却システム(Funel Air-Convection Conductor)による安定した50Wハイパワー出力
★大容量1100チャンネルメモリーを装備(6桁のメモリータグが設定が可能)
<標準付属品>
・DTMF付マイクロホンSSM-85D本体用ブラケット
・コントローラ用ブラケット
・コントロールケーブル(3m)
・USBケーブル
・DC電源ケーブル
・取扱説明書/保証書
<主な仕様>
・送信周波数範囲: 144~146MHz、430~440MHz
・受信周波数範囲: 108~137MHz(Air Band)、137~174MHz(144MHz HAM / VHF Band)、174~400MHz、400~480MHz(430MHz HAM /
UHF Band)、480~999.995MHz
・受信方式: ダブルコンバージョンスーパーヘテロダイン方式
・電波型式: F2D、F3E
・送信出力: FTM-6000:50W/25W/5W、FTM-6000S:20W/10W/1W
・外形寸法(W×H×D):
本体139×42×132mm(突起物、ファンを除く)、コントローラ140×40.5×35mm(突起物を除く)
・重量: 約1.1kg(本体、コントローラ、コントロールケーブル)
●関連リンク: 八重洲無線
日本における、2021年10月2日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。10月に入って、1エリア(関東管内)の関東総合通信局、3エリア(近畿管内)の近畿総合通信局、5エリア(四国管内)の四国総合通信局、7エリア(東北管内)の東北総合通信局からそれぞれコールサイン発給情報の更新発表があった。なお、関東管内の1エリアはJK1のサフィックスファーストレター「I」が終了し「J」へ、また東北管内の7エリアはJQ7のサフィックスファーストレター「A」が終了し「B」へ割り当てが移っている。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
アイコム株式会社は2021年10月1日、大手SNSの「Twitter」上に日本語による公式アカウント「@Icom_Inc_Japan」を開設し運用を開始した。同社は「製品やイベントの最新情報から、重要なお知らせ、サポート情報まで、アイコムや無線の話題を幅広くお届けいたします」として、フォローを呼び掛けている。
アイコムは2015年7月から日本語による公式Facebookページを開設し情報発信を行ってきたが、このほど2021年10月1日から、新たにTwitterでの情報発信を開始した。アカウントは「@Icom_Inc_Japan」。午前10時12分に初のツイートを行い、17時現在でフォロワー数は800人に迫る勢いだ。
同アカウントは「アイコム株式会社(Icom Inc.)の公式アカウントです。製品やイベントの最新情報から、重要なお知らせ、サポート情報まで、アイコムや無線の話題を幅広くお届けいたします。基本リプライ、DMへの返信は行なっておりませんので、あらかじめご了承ください」とアナウンスしている。
なおアイコム関連では、日本語アカウント以外に「Icom Spain(@IcomSpain)」「ICOM France(@ICOMFRANCE)」「icom_uk(@Icom_UK)」「Icom America Inc(@IcomAmericaInc)」も公式アカウントを開設している。
●関連リンク:
・アイコム Twitterアカウント(@Icom_Inc_Japan)
・アイコム 公式Facebookページ
・アイコム 公式YouTubeチャンネル
・アイコム株式会社
10月1日、近畿総合通信局は大阪府東大阪市内の繁華街において、大阪府布施警察署および大阪府阿倍野警察署と共同で不法局の取り締まりを実施し、飲食店の客引きの連絡用にアマチュア無線局を不法に開設していた大阪府東大阪市在住の男を、布施警察署に告発したことを公表した。
近畿総合通信局が発表した内容は次のとおり。
近畿総合通信局は、飲食店の客引きの連絡用に免許を受けずに無線局を開設していた1名を電波法違反容疑として警察署に告発しました。
1.共同取り締まりの実施日等
令和3年9月30日、東大阪市内の繁華街において布施警察署および阿倍野警察署と共同で取締りを実施し、布施警察署に告発した。
2.不法無線局の種別および局数
不法アマチュア無線 1局
3.被疑者の住所および年齢
大阪府東大阪市在住の男(30歳)
【 参考 】適用条文(抜粋)
(1)電波法第4条(無線局の開設)
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下省略)」
(2)電波法第110条(罰則)
「次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
~第4条の規定による免許がないのに、無線局を開設した者(一部略)」
近畿総合通信局は「電波利用環境保護のため、今後も捜査機関の協力を得て不法無線局の取締りを行っていく方針です」と説明している。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・近畿総合通信局
不法無線局の共同取締りで1名を告発-東大阪市で警察署と共同で取締りを実施-
・総務省 不法無線局の特徴・影響・障害事例(PDF形式)
JAIA(日本アマチュア無線機器工業会)は2021年10月1日、今年の「ハムフェア2021」会場で披露するはずだった上級者向けの技術講演「144MHz帯 20Wリニアアンプ自作大研究」の内容を公開した。講演内容の動画はYouTubeのJAIA公式チャンネルで視聴でき、PDF版の資料はJAIAホームページからダウンロードが可能だ。
日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)は、1971(昭和46)年に発足したアマチュア無線機器メーカーの業界団体。現在はアイコム、アツデン、アルインコ、アンテナテクノロジー、エーオーアール、コメット、JVCケンウッド、第一電波工業、日興電子の9社が「正会員」として加盟している(八重洲無線は現在加盟していない)。
JAIAは毎年、ハムフェア会場のイベントコーナーで“JAIAタイム”という時間帯を設けて講演を行っている。今年の「ハムフェア2021」は、JVCケンウッドの担当で「144MHz帯 20Wリニアアンプ自作大研究」と題した技術講演を予定していた。しかしコロナ禍のため「ハムフェア2021」の開催が中止になったことから、予定していた講演の内容を急遽、動画に収録してYouTubeのJAIA公式チャンネルで公開。さらにPDF版の資料をJAIAホームページ内でダウンロードできるようにした。
<JAIA技術講演2021の内容について>
・演題: 144MHz帯 20Wリニアアンプ 自作大研究
・講演者: 株式会社JVCケンウッド 無線システム事業部 堀内賢雄氏
・講演概要:
ハンディートランシーバーでも使用できる144MHz帯20Wクラスリニアアンプの製作を紹介します。作りたい機器の構想からはじめ、回路の設計、製作の準備、実際の製作過程、性能測定、申請手続きまでを疑似体験できるよう、わかりやすく解説します。
公開された動画は約51分。なおJAIAでは10月22日頃に製作に役立つ下記情報をホームページ上で追加公開する予定という。
・取扱説明書
・部品表
・回路図
・基板情報
・プリント基板の供給について
↓画面をクリックすると動画がスタート!!
無線機器メーカーがリニアアンプを自作する場合のポイントを解説するのは非常に珍しい。この動画と資料を参考に、自作に挑戦してみるのも面白いだろう。
●関連リンク:
・JAIA技術講演2021「144MHz帯20Wリニアアンプ自作大研究」資料PDF
・JAIA技術講演2021「144MHz帯 20W リニアアンプ自作大研究」動画(YouTube)
・YouTube JAIA公式チャンネル
・JAIA 日本アマチュア無線機器工業会
今年も10月1日から31日までの1か月間、文字通り電波の受信環境の向上を目的に、官民が力を併せて受信障害を防ぐ取り組み「受信環境クリーン月間」がスタートした。期間中は「受信環境の保護」を目的に、各総合通信局が実施する周知広報活動によるイベントのほか、受信環境クリーン中央協議会に加盟する機関により、電波障害の防止、無線通信の受信障害などの取り締まりが強化される。
「受信環境クリーン協議会」は、戦後、ラジオ放送と家庭電化製品の急速な普及に伴い、本格的な電気雑音防止対策への要望が各方面から高まり、昭和25(1950)年から26(1951)年にかけ、各地方で自然発生的に地方協議会が次々に誕生し、その中央機関として昭和29(1954)年に「受信障害対策中央協議会」が設立。
その後、無線局や建造物によるテレビ・ラジオ放送電波の受信障害に対しても取組みを展開し、名称変更を経て今日に至っている団体で、総務省や警察庁、経済産業省などの諸官庁やNHK、民放連、JH各社、JR各社、JARL、JAIAなど、さまざまな法人や企業が名を連ねている。
●受信障害ってなぁ~に?(受信環境クリーン協議会)
※画面をクリックすると動画が再生されます。
同協議会は毎年10月1日から31日までの1か月間、「受信環境クリーン月間」と定め、テレビやラジオを美しく視聴できるように,全国各地で放送電波の受信障害の防止に向けた活動を集中的に行っている。
一般社団法人 日本アマチュア無線(JARL)でも、全国受信環境クリーン月間をPRするため、以下の4局のJARL特別局が運用を行っている。
受信環境クリーン月間JARL特別局
・8N5CLEAN(四国管内)
運用期間:2021年7月1日~10月31日
・8N9C(北陸管内)
運用期間:2021年10月1日~10月31日
・8N0CC(信越管内)
運用期間:2021年9月1日~10月31日
妨害電波を与える違法無線局の取り締まりが強化され、期間中は全国の総合通信局で関連団体の協力を得て、受信相談、講習会、展示会など各種イベントが計画されている。これらは各総合通信局のWebサイトに詳しく詳細されている。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・令和3年度「受信環境クリーン月間」の実施(受信環境クリーン中央協議会/PDF形式)
・受信環境クリーン中央協議会
「アマチュア無線に関する最新情報を提供し、アマチュア無線のおもしろさを伝える電子マガジンで、スポンサーメーカーだけではなく、JAIA会員各メーカーの製品情報も掲載しています」という電子Webマガジン「月刊FBニュース」。通常は“毎月1日”と“毎月15日”に記事の更新を行っているが、きょう2021年10月1日にはニュース3本のほか、今号からの新連載「ぴよぴよラヂヲ@婦人部」、おなじみの「ものづくりやろう!」「おきらくゴク楽自己くんれん」「海外運用の先駆者達」「日本全国・移動運用記」など合計6本の記事を掲載。また英語版の「FB NEWS Worldwide」にも5本の記事が掲載されている 。
今号のニュースは「アイコムの衛星通信トランシーバー、世界出荷台数が1万台を突破」「MasacoのFBチャレンジ!“全国DV画像通信”を開催」「JAIAが技術講演動画をYouTubeで公開」の3本。
連載記事は6本を掲載。今号からJJ1TZX 笹原眞美氏の「ぴよぴよラヂヲ@婦人部」がスタート。JF3LCH
永井氏の「おきらくゴク楽自己くんれん」は変角ロッドアンテナを使って省スペースの50MHz帯折り曲げ式ダブルバズーカアンテナを製作した。
JH3RGD
葭谷氏の「ものづくりやろう!」は広帯域受信用USBドングルとGNURadioを使った受信機ソフトの構成プランを紹介。JO2ASQ
清水氏の「日本全国・移動運用記」は移動運用に便利な144/430MHz帯サテライト通信用アンテナの製作記。JA3AER
荒川氏の「海外運用の先駆者達」は1996年のアジアとオセアニアにおける日本人運用を紹介している。
月刊FBニュース2021年10月1日号へは下記関連リンクより。次回は10月15日(金)の記事更新を予定している。
●関連リンク:
・月刊FBニュース2021年10月1日号
・FB NEWS Worldwide
・月刊FBニュース Facebookページ
2mSSBグループ福岡は2021年10月4日(月)0時から10月10日(日)24時までの1週間にわたり、国内のアマチュア局(記念局は除く)を対象に、144MHz帯SSBモードで「第28回 2mSSBグループ福岡マラソンコンテスト」を開催する。ロールコール時のQSOはポイントにならないので注意のこと。
参加部門は「2mSSBグループ福岡会員の部 」と「一般局の部」の2つ。呼び出し方法は「CQ福岡マラソンコンテスト」。交信対象は国内のアマチュア無線局(記念局を除く)で、ナンバー交換は会員局の場合、「RS符号による相手局のシグナルレポート」+「M(メンバー)」、一般局は「RS符号による相手局のシグナルレポート」を送る。
得点は、一般局が会員局と交信をした場合は5点、そのほかの交信はすべて1点。なお、ナンバー交換が完全に行われた交信で、毎日00:00(JST)~24:00(JST)の間を得点とし、日付が変われば新たな交信として得点が得られる。マルチプライヤーは交信日数。
ログの提出は10月31日(日)まで(必着)。「JARL制定のサマリーシート、ログシートでメール申請を基本とする(PDF不可)」「郵送の場合は手書きのもの」と案内している。詳しくは「第28回 2mSSBグループ 福岡マラソンコンテスト」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第28回 2mSSBグループ 福岡マラソンコンテスト規約
・2mSSBグループ福岡
公益財団法人 日本無線協会が実施する、令和3年度(2021年度)12月期の第一級および第二級アマチュア無線技士国家試験の受験申請書受付が10月1日から始まった。試験日は1アマが2021年12月4日(土)、2アマが同12月5日(日)で、札幌から那覇まで全国11か所の会場で一斉に行われる。なお政令改正により昨年9月期から試験手数料が改定されているので注意しよう。
今回実施される試験の日程は、1アマが12月4日(土)、2アマは12月5日(日)。試験地は東京都、札幌市、仙台市、長野市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、熊本市、那覇市の全国11か所となる。
申請はインターネット経由のほか、郵送または窓口申請が可能(受験地を担当する日本無線協会の事務所が窓口)で、いずれも10月20日が締め切り(消印有効)。試験手数料等は昨年9月期に改定され1アマが9,663円、2アマが7,863円となっている。ただし今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては受付後でも中止されることがあるので、日本無線協会のWebサイトで最新情報を得るようにしていただきたい。なお書面による受験申請は今回が最後で、令和4(2022)年1月以降に開催される無線従事者国家試験はすべてインターネット申請に移行する予定だ。
試験結果については郵便による結果通知書のほか、合格者発表を同協会のWebサイト上で速報する予定だ。受験料や必要書類、申請方法などの詳細は下記関連リンクから、日本無線協会のWebサイトで確認して欲しい。
この記事もチェック!
<夏の1・2アマ試験は今年も「9月期」に開催>日本無線協会、2021年度の各級アマチュア無線技士国家試験スケジュールを発表
●関連リンク:
・公益財団法人 日本無線協会
・国家試験受験案内(公益財団法人日本無線協会)
・令和3年度
第一級及び第二級アマチュア無線技士国家試験案内(PDF)