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hamlife.jp (2024/11/25 15:35:23)
現在データベースには 6121 件のデータが登録されています。
日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2021年7月5日時点で、アマチュア局は「384,514局」の免許情報が登録されている。前回紹介した6月28日時点の登録数から1週間で389局ほど減少した。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2021年7月5日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「384,514局」の免許状情報が登録されていた。前回、6月28日時点のアマチュア局の登録数は「384,903局」だったので、1週間で登録数が389局ほど減少した。
また、1982(昭和57)年12月にスタートした「パーソナル無線」は、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えたが、2021年7月5日時点のデータベースによると、パーソナル無線局として「48局」の免許情報が登録されていた。前回、6月28日時点の登録数は同じく「61局」だったため、この間に1週間で13局が免許を失効したと思われる。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局40万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。
2021年7月4日の第444回放送は、特集が「コールサインの仕組み」。無線通信では国や地域ごとにさまざまなコールサインが使われていることから、世界と日本の「コールサイン割り当て」のルールについて調べてみた、という内容だ。
公開されたポッドキャスト音声は約46分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第444回の配信です
東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2021年6月24日夜に放送した第476回分がアップされた。
2021年6月24日(第476回)の特集は「衛星通信に関する話題」。ISS(国際宇宙ステーション)で稼働しているFMモードのクロスバンドレピータ(145.99MHz→437.80MHz、トーン67Hz)を実際にワッチしてみた体験を紹介した。さらにISSから行われたSSTVの画像送信イベントにも触れた。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第476回放送
・QRL Facebookページ
先週のアクセスランキング1位は、平成13 (2001) 年式のトヨタ自動車「ランドクルーザー100系」がベース車両(ガソリン車)というテレビ中継車が、ヤフオクに出品され話題になっているという情報。20年落ちの車両だが、“令和4(2022)年5月31日まで”の車検が残っていて、しかも、アマチュア無線家憧れの10m近くまで伸ばすことが可能な伸縮ポールを装備している。「移動運用の1台に!検討してみては?」と記事で紹介して注目を集めている。120万円からのオークション設定となっている(即決価格は150万円)。入札の締め切りの予定は7月9日(金)8時58分まで、現在も進行中。アマチュア無線の移動運用に使いたいとの質問が1件確認できた。
2位は「<QRP(出力5W以下)で運用する国内のIC-705ユーザー対象>7月1日(木)0時から5日(月)24時まで『祝 IC-705販売1周年記念 QSOパーティ』開催」。アイコム株式会社、株式会社西日本電子(ハムショップマッコイ)の協賛を得て、JARL QRP ClubがアイコムのHF~430MHz帯ポータブル機「IC-705」でQRP(出力5W以下)運用する国内のアマチュア局を対象に、4630kHzを除く1.9MHz帯から430MHz帯(CW/SSB/AM/FM/DV)のアマチュアバンドで「祝 IC-705販売1周年記念 QSOパーティ」の開催を伝えるニュース。QSO数の合計が20局以上の局を対象に参加賞のほか、抽選でアイコムCAP、アイコム電波時計などの副賞が贈られる。
3位は、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が2021年6月27日に開催した「第10回 JARL定時社員総会」の様子を伝える記事。東京・新宿区のベルサール西新宿で開催されたJARL定時社員総会は、5時間17分にわたり活発な討議が行われ、第1号議題「令和2年度決算の件」は賛成多数で原案通り可決、社員23名の提案による第2号議題「理事 日野岳 充解任の件」、第3号議題「理事 髙尾義則解任の件」、第4号議題「監事 佐藤 眸解任の件」は、いずれも反対多数で否決された。怒号とヤジが飛び交って何度も議長団が立往生する場面があった昨年までの定時社員総会からは一変、今回は終始落ち着いた雰囲気で進行したのが印象的だった。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<ヤフオクに“120万円からスタート”で>憧れの伸縮ポール搭載! トヨタ・ランドクルーザー100系がベース車両の「テレビ中継車(車検あり)」出品
2)<QRP(出力5W以下)で運用する国内のIC-705ユーザー対象>7月1日(木)0時から5日(月)24時まで「祝 IC-705販売1周年記念 QSOパーティ」開催
3)<5時間17分にわたり活発な討議>JARL、「第10回JARL定時社員総会」を開催
4)<特集「JARL発行アワードを集めよう」ほか>JARL、PC版/スマホ版「電子版JARL NEWS」2021年夏号を公開
5)<通巻100号記念、無線機などのプレゼント企画あり>「月刊FBニュース」2021年7月1日号きょう公開
6)<パブコメ期間は8月2日(月)まで>総務省、「アマチュア無線を活用したワイヤレス人材の育成について」を含む報告書(案)を公表し意見募集
7)<CQオームが告知、5月1日以降すでに6モデル>相次ぐアマチュア無線機の「生産終了」
8)<日本周辺を通過するパス多数>日本時間6月21日(月)から6月27日(日)まで、国際宇宙ステーション(ISS)が12種類のSSTV画像を145.80MHzで繰り返し送信
9)<「アレキサンダーソン日」記念運用>世界遺産のグリムトン長波海岸局(SAQ)、超長波17.2kHzで日本時間7月4日(日)18時30分~と21時~の2回メッセージ送信
10)<移動運用、マルチオペ部門も規定通り>今年も「6D」の季節がやってきた! JARL、7月3日(土)21時から18時間「第51回 6m AND DOWNコンテスト」開催
日本における、2021年7月3日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。7月に入り、1エリア(関東管内)の関東総合通信局と7エリア(東北管内)の東北総合通信局からそれぞれ更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
2021年1月20日、神奈川県逗子市立久木中学校の生徒たち(8N1ZH)と国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士がアマチュア無線を利用して交信を行った「ARISSスクールコンタクト」( 2021年4月7日記事 )。その申請準備の段階から当日の様子までを関係者が1冊にまとめた本が出版された。本書は通販大手のAmazon.co.jpが行う、必要な部数を印刷・製本して届ける書籍サービス「プリント・オン・デマンド(POD:Print on Demand)」を利用したもので、発売は7月1日で、本のサイズは4.8×0.66×21cmで107ページ。価格は1,870円(税込み)。
逗子市立久木中学校のARISSスクールコンタクトは、地元の「逗子・葉山アマチュア無線クラブ(JA1YUU)」や「横須賀・逗子VEチーム」が協力して進められたもので、関係者は出版にあたり「スクールコンタクトは実際やってみるとわからないことばかりで、多くの方々の協力が必要でした。そのような知られていないエピソードなどを1冊にまとめました」と説明している。
●Amazonの書誌説明より
ARISSスクールコンタクトは、アマチュア無線を使用してISS(国際宇宙ステーション)に滞在している宇宙飛行士と、小・中・高校生が交信を行うプロジェクトです。2021年1月20日、神奈川県逗子市立久木中学校の生徒12名が挑戦しました。
本書は、このプロジェクトについて、当日の様子はもちろん、事前の準備なども含め、まとめたものです。アマチュア無線やISSについてご存じない方にも楽しんでいただけると思います。
今後、ARISSスクールコンタクトに挑戦したいと考えている方にとっても、具体的な実務、注意事項など、専門的な部分まで解説していますので、たいへん参考になると思います。
生徒たちにとっての挑戦であったとともに、プロジェクトを推進した「逗子・葉山アマチュア無線クラブ」「横須賀・逗子VEチーム」にとっても、忘れられない経験となりました。
Ⅰ.宇宙との交信 大成功
およそ2,000km離れた宇宙から発せられた電波を中学校の屋上に設置されたアンテナがしっかりと捉えました。宇宙飛行士Shannon Walker博士の声が、会場の図書室に響きわたります。
交信開始! 生徒が、次々と英語で質問し、回答もはっきり聞こえます。そして、最後にサプライズが! 久木中学校ARISSスクールコンタクトは、大成功です! この章では、実際の交信の様子を振り返ります。
II.アマチュア無線
アマチュア無線とはどのようなものか、どのような楽しみ方があるのか、始めるにはどうしたらよいのかなどについて紹介していきます。
III.ISSとARISS
ISSとは、どのような施設なのでしょう。 また、ISSのアマチュア無線局ARISSとは、どのような設備で運用されているのでしょう。ARISSスクールコンタクトのバックグランドである、ISSとARISSについて説明します。
IV.久木中学校のARISSスクールコンタクト
ARISSスクールコンタクトは、実施当日に交信を行うだけのプロジェクトではありません。事前に、様々な準備が必要です。
スタッフの立場から、プロジェクトの立案、関係諸機関との交渉、通信設備や当日の進め方などを具体的に説明していきます。
V.ARISSスクールコンタクトを終えて
今回のARISSスクールコンタクトは、全員が質問でき、大成功に終わりました。
実際に、体験してみて、生徒たちはどのような感想を持ったのでしょう。終了後の情報をまとめました。
本書は一般書店や通販系の書店では取り扱っていない。購入はAmazonからに限られるので下記のリンクが便利で確実だ。
↓この記事もチェック!
<Amazon PODサービスを利用>37エンティティからの運用実績、小林直行氏(JK1FNL)が経験とノウハウをまとめた「アマチュア無線海外運用ガイド」を出版
<Amazonの“PODサービス”でついに復刊!!>入手困難の「魅惑の軍用無線機 第1巻」と「BCLラジオカタログ」が製本された状態で手元に届く
<ARISSスクールコンタクト>国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士、1月20日(水)17時17分から神奈川県逗子市立久木中学校の生徒たち(8N1ZH)と交信
<野口宇宙飛行士が交信にサプライズ参加>全国のケーブルテレビで放映! 国際宇宙ステーション(ISS)と神奈川県の中学生たち(8N1ZH)の交信の様子が15分番組に
総務省はデジタル変革時代の電波政策懇談会が取りまとめた「デジタル変革時代の電波政策懇談会 報告書(案)」を公表し、2021年7月2日(金)から8月2日(月)まで、広くパブリックコメント(意見)募集を行っている。公表された報告書(案)には、「アマチュア無線を活用したワイヤレス人材の育成について」という記述があり、一定の条件の下で無資格の小中学生などがアマチュア無線を体験できるなど、アマチュア無線に係る制度整が進むなかで、「例えば、教育研究機関などにおける、教育、研究、実験などでのアマチュア無線の活用がより一層図られるよう、検討を進める必要がある」との同懇談会の考え方を紹介。ワイヤレス人材の育成のためアマチュア無線が担う役割と重要性を求めている。
電波政策懇談会が取りまとめた「デジタル変革時代の電波政策懇談会 報告書(案)」の中から、「アマチュア無線を活用したワイヤレス人材の育成について」は以下のとおり。
②アマチュア無線を活用したワイヤレス人材の育成
( ア)背景
アマチュア無線は、世界中の見知らぬ・あらゆる世代の無線家との交信や無線機の工作といった、無線技術への興味による趣味として知られている。アマチュア無線は、こうした無線技術の入口にとどまらず、その活用により、ソフトウェア無線などの様々なデジタル通信技術、インターネットへの接続やネットワーク技術、宇宙通信技術など多種多様な研究や実験が可能であり、諸外国ではその制度が簡素化されている。アマチュア無線をより活用しやすい制度・環境を実現することは、将来の技術研究、開発に携わるワイヤレス人材やデジタル人材の育成、無線技術の実験・研究開発の促進につながると考えられる。
また、諸外国ではアマチュア無線をSTEAM 教育17や社会貢献活動で活用しており、アマチュア無線の活用やその体験機会を増やしていくことが将来のワイヤレス人材の育成のために有効と考えられる。アマチュア無線は、無線技術への興味による国際的な趣味であり、同じ趣味を持つ者同士による世界とのつながりの中で、無線技術の知見を前提とした、国際交流、語学力を含めた国際コミュニケーション能力向上につながることも考えられる。
これまで、社会貢献活動での活用の明確化、デジタルデータ通信に係る免許手続の簡素化など、適時適切にアマチュア無線に係る制度整備が行われてきている。また、アマチュア無線の体験機会の創出のため、有資格者の監督など一定の条件の下で無資格の小中学生などがアマチュア無線を体験できるよう制度化されてきており、多くの小中学生などが全国各地で「国際宇宙ステーションとの通信」などのアマチュア無線を実体験することにより、電波の利活用の可能性や楽しさを学ぶ機会が創出されるだけでなく、これらの取組における先達である多くのアマチュア無線家のサポートにより、継続的なワイヤレス人材育成に貢献がなされている。
(イ)主な意見
アマチュア無線を活用したワイヤレス人材の育成については、本懇談会の議論において、以下のような意見があった。
<構成員等からの主な意見>
・次を担う世代に夢を持ってもらえる電波政策の在り方として、人材育成も引き続き注力が必要。
・学校教育やリカレント教育において、ワイヤレス技術はもちろん、デジタル技術全般の知識を有するとともに、ワイヤレス/デジタル技術によって新たなサービスやビジネスを創造できるワイヤレス人材、デジタル人材の育成と発掘が急務。
・国際会議の場において、技術の点をうまくアピールできる人、場をつないで話をつなげられるような人、調整できるような人など、いろいろな意味で総合的に対応できる人材が必要。同時に、もちろん語学力も含めて育成することが必要。
<事業者等からの主な意見>
・技術者の人材育成や無線技術の実験・研究開発の促進を見据えた、アマチュア無線局の制度緩和が必要。
(ウ)考え方
ワイヤレス人材やデジタル人材の育成、無線技術の実験・研究開発の促進といった観点から、より自由で試行錯誤がしやすい実験・研究環境の実現、無線従事者資格取得から無線局の開設・運用までの手続の迅速化など、アマチュア無線をより活用しやすい制度・環境の実現に向けて、アマチュア無線に係る免許・検査などの各制度の在り方について、アマチュア無線が金銭上の利益のためでなく、専ら個人的な無線技術の興味によって行われるものであることを踏まえるとともに、法制度全体との中で整合性を図りつつ、検討を進める必要がある。
引き続き、将来のワイヤレス人材の育成のため、アマチュア無線の魅力を生かして、その活用を図る取組を続けていくことが適当である。例えば、教育研究機関などにおける、教育、研究、実験などでのアマチュア無線の活用がより一層図られるよう、検討を進める必要がある。
総務省が公表した「「デジタル変革時代の電波政策懇談会 報告書(案)」に対する意見募集」は以下のとおり(一部抜粋)。
総務省は、社会全体のデジタル変革の加速が見込まれることを踏まえ、今後の電波利用の将来像に加え、デジタル変革時代の電波政策上の課題並びに電波有効利用に向けた新たな目標設定及び実現方策について検討を行うことを目的として、令和2年11月から「デジタル変革時代の電波政策懇談会」(座長:三友 仁志 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)を開催しています。
今般、本懇談会における検討結果を踏まえ、「デジタル変革時代の電波政策懇談会 報告書(案)」が取りまとめられましたので、令和3年7月2日(金)から同年8月2日(月)まで、意見を募集します。
1.経緯
我が国においては、新型コロナウイルス感染症を一つの契機に、「新たな日常」の確立や経済活動の維持・発展に必要な社会全体のデジタル変革が今後いっそう進んでいくことが見込まれます。そのような中、デジタル変革を支え、有限希少な国民共有の資源である電波を有効に利用するとともに、その便益が広く国民に及び、我が国の経済と社会を活性化することが必要となります。
これらを踏まえ、今後の電波利用の将来像に加え、デジタル変革時代の電波政策上の課題並びに電波有効利用に向けた新たな目標設定及び実現方策について、令和2年11月から「デジタル変革時代の電波政策懇談会」を開催し、検討してきました。
今般、本懇談会における検討結果を踏まえ、「デジタル変革時代の電波政策懇談会 報告書(案)」が取りまとめられましたので、意見を募集します。
2.募集要領
(1)意見公募対象:(別紙1)デジタル変革時代の電波政策懇談会 報告書(案)PDF
(2)参考資料:(別紙2)デジタル変革時代の電波政策懇談会 報告書(案)概要PDF
(3)意見公募要領:別紙3PDF
意見提出フォーマット:別添WORD
(4)提出期限:令和3年8月2日(月)(郵送の場合は同日必着)
詳細については、別紙3の意見公募要領を御覧ください。
なお、本意見募集に係る資料については、電子政府の総合窓口[e-Gov](https://www.e-gov.go.jp)の「パブリックコメント」欄に明日(2日(金))掲載します。また、総務省総合通信基盤局電波部電波政策課(総務省10階)において閲覧に供するとともに配布します。
↓この記事もチェック!
<3月10日の官報に掲載>総務省が「アマチュア無線の社会貢献活動での活用」「小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大」をきょうから施行
●関連リンク:
・総務省 「デジタル変革時代の電波政策懇談会
報告書(案)」に対する意見募集
・総務省 デジタル変革時代の電波政策懇談会
報告書(案)(PDF形式)
スペインアマチュア無線協会(URE)の機関誌「Radio aficionados」のデジタルアーカイブ化(PDFデータ化)が完了し、UREのWebサイト上で無料ダウンロードできるようになった。すでに1977年から2020年までの機関誌はデジタル化されていたが、今回、1949年から1976年までの残り28年分をあらたに公開。72年分すべてのデジタル化が完了したことで、同無線協会の72年の歴史を知ることができる貴重な資料だとしている。2017年10月号には、東京・大塚のJARL本部訪問記や夏に開催された「ハムフェア2017」の様子などを5ページにわたりカラーページで紹介している。
スペインアマチュア無線協会(URE/Union de Radioaficionados Espanoles)では、過去に発行された機関誌「Radio aficionados」(“無線ファン”の意味)のデジタルアーカイブ化を進めるために、印刷物をスキャニング作業を進めてきたが、この度、1946年版から2020年版まで72年分すべてのデジタル化が完了。同無線協会の公式Webサイト上で無料ダウンロードできるようになった。
当然のことながら言語はスペイン語だが、PDF版ではテキストが抽出できるので、キーワード検索や機械翻訳も簡単に行える。1年分(12冊分)が1ファイルにまとまり、近年のものでは1年分が1,000ページ近くある、写真も豊富で技術解説も充実。見ているだけで楽しめるだろう。
公開されている機関誌の中の2017年10月号には、東京・大塚のJARL本部訪問し髙尾JARL会長へのインタビューを中心に、夏に東京ビッグサイトで開催されたハムフェアの様子などを5ページにわたり掲載。その取材の様子は、当時、JARL Webサイト「NEWS TOPICS INFORMATION」でも取り上げている(記事下の関連リンク参照)。
2017年10月号の表紙。左下(赤枠はhamlife.jpで記載)部分に「EN QSO JG1KTC YOSHINORI TAKAO,PRESIDENTEDELAJARL(高尾義則JARL会長インタビュー)」との見出しがある(Union de Radioaficionados EspanolesWebサイトから)
2017年10月号では、東京・大塚のJARL本部訪問し髙尾義則JARL会長へのインタビューや夏に開催されたハムフェアの様子などを5ページにわたりカラーページで紹介(Union de Radioaficionados EspanolesWebサイトから)
今回の無料公開にあわせて、「デジタル化により、私たち無線協会の歴史を垣間見ることできようになりました。また、多くの人たちにアマチュア無線の楽しさを知ってもらえる機会になるでしょう。ぜひ、私たちの機関誌をご覧になってください。ただし、知的財産、コピー、複製などに関して、UREがその出版物に対して保有する権利を放棄するものではありません」と記している。
今回、1949年から1976年までの機関誌のスキャニングが完了。72年分すべてデジタル化され、PDFデータを誰でもダウンロードできるようになった(Union de Radioaficionados EspanolesWebサイトから)
●関連リンク:
・URE機関誌「Radio
aficionados」ダウンロード集/Revista URE anos completos(URE)
・Old URE magazines(URE)
・Revistas de URE antiguas(URE)
・URE(Union de Radioaficionados Espanoles)
・スペインの連盟UREの機関誌Radio
aficionadosのレポーターがJARL事務局に来訪(JARL Web)
「アマチュア無線に関する最新情報を提供し、アマチュア無線のおもしろさを伝える電子マガジンで、スポンサーメーカーだけではなく、JAIA会員各メーカーの製品情報も掲載しています」という電子Webマガジン「月刊FBニュース」。2013年4月に創刊した同ニュースはきょう2021年7月1日公開号で通巻100号を迎えた。今回は記念のプレゼント企画のほか、JANETメンバーからの「FBニュース100号に寄せて」という特別寄稿を掲載。その他 「ものづくりやろう!」「おきらくゴク楽自己くんれん」 「海外運用の先駆者達」「日本全国・移動運用記」などのレギュラー記事を更新している。また英語版の「FB NEWS Worldwide」にも6本の記事が掲載されている。
今号のニュースは「おかげさまで、月刊FB NEWSは通巻100号」「JARL第10回定時社員総会開催」の2本。
連載記事は7本を掲載。JANETメンバーからの「FBニュース100号に寄せて」という特別寄稿のほか、JH3RGD 葭谷氏の「ものづくりやろう!」は100円ショップで入手したグッズを活用して2基の電鍵を2台以上の無線機に接続できる「電鍵接続ボックス」の製作を紹介している。またJF3LCH 永井氏の「おきらくゴク楽自己くんれん」ではコメットのマルチバンドホイップ「HFJ-350M」を2本使ったV型ダイポールを製作した。
また1年間連載した新人編集員アキラによる「大好き!アマチュア無線」は今回で最終回。JO2ASQ 清水氏の「日本全国・移動運用記」は大型連休に行った北海道・道東方面の移動運用記の後編をリポート。「海外運用の先駆者達」では1995年のオセアニアにおける日本人運用を紹介している。さらに「Mr.Smithとインピーダンスマッチングの話」ではアンテナと空間のインピーダンス(その1・電磁波とは何か)を取り上げた。
月刊FBニュース2021年7月1日号へは下記関連リンクより。次回は7月15日(木)の記事更新を予定している。
●関連リンク:
・月刊FBニュース2021年7月1日号
・FB NEWS Worldwide
・月刊FBニュース Facebookページ
2021年7月3日(土)21時から4日(日)15時までの18時間、「第51回 6m AND DOWNコンテスト」に併催する形で、同時間帯にJARL茨城県支部主催「第42回 オール茨城コンテスト<第2部>」が、茨城県内局(県内への移動局も参加可能)として参加したアマチュア局とSWLを対象に行われる。
ナンバー交換は「6m AND DOWNコンテスト」に準ずるが、出力による、「H」「M」「P」の区別はない。
参加方法は、「6m AND DOWNコンテスト」に参加して期日までにJARLに申請を行い、その内容(部門・クラス・コールサイン・得点・氏名・住所・連絡先)をハガキで提出先へ送る。なお、茨城県内への移動局は移動地を必ず明記すること。
締め切りは8月1日(日)必着。詳しくは下記の関連リンクから「第42回 オール茨城コンテスト<第2部>規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第42回 オール茨城コンテスト<第2部>規約
・JARL茨城県支部