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hamlife.jp (2024/11/25 13:35:40)
現在データベースには 6121 件のデータが登録されています。
先週のアクセスランキング1位は、FMトランスミッター、トランシーバー、ワイヤレスカメラなど、発射する電波が電波法に定める著しく微弱の基準内にあるとして市場で販売されている無線設備を総務省総合通信基盤局が購入し、電波の強さの測定を行った「令和2年度無線設備試買テスト結果」を公表したニュース。85機種を1機種につき2台ずつ測定(170台)した結果、発射する電波が「著しく微弱」の範囲であったのは計8機種で、一方、「著しく微弱」の許容値を超えるものは77機種(約91%)にのぼった。
今回の試買テストで、電波法で定める無線局の免許が不要となる「発射する電波が著しく微弱な無線局」の許容値を越えていることが判明した無線設備の数々。これらは一般に市販されているが、なかには「バイク用タイヤ空気圧監視システム」という機器もあった
続く2位は、無線従事者国家試験を実施している公益財団法人 日本無線協会が、初となる第四級アマチュア無線技士(4アマ)の「CBT方式(コンピュータ利用)」試験を、2021年8月に実施することを発表したことを伝える記事。これは同協会が2021年4月21日、公式サイトに「国家試験申請手続き等の新たな取組みについて」と題した告知を掲載。今後“国家試験のデジタル化”を推進し、受験申し込みから手数料の支払い、試験結果通知の受信までをスマートフォンで完結できるシステムを導入するほか、一部の資格ではコンピュータの画面上で国家試験が受験できる「CBT方式」を導入し、受験機会を大幅に拡大する計画だと説明した最初の国家試験となることから関心が集まった。
3位は「<日本周辺を通過するパス多数>日本時間6月21日(月)から6月27日(日)まで、国際宇宙ステーション(ISS)が12種類のSSTV画像を145.80MHzで繰り返し送信」。国際宇宙ステーション(ISS)が行うアマチュア無線活動「ARISS“Amateur radio on Shuttle, Mir and ISS”SSTV event」の一環として、日本時間の2021年6月21日(月)18時40分(セットアップの時刻。画像送信は少し遅れる)から6月27日(日)3時30分まで(予定)、145.80MHzのFMモードで、12枚のSSTV(Slow Scan Television)画像をISSから繰り返し送信する。イベント期間中、日本周辺を通過するパスも多くあるため、簡単なシステムで沖縄から北海道まで地域を選ばすにISSから届くSSTV画像を受信できるだろう。
国際宇宙ステーション(ISS)が行うアマチュア無線活動「ARISS“Amateur radio on Shuttle, Mir and ISS”SSTV event(ARISS“シャトル、ミール、ISSでのアマチュア無線”SSTVイベント)」として、ISSからのSSTV画像送信を実施
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<85機種(2台ずつ)を測定、うち77機種が基準超え>総務省、電波法で定める「著しく微弱な電波」の許容値測定「令和2年度無線設備試買テスト結果」を公表
2)<東京・銀座のテストセンターで8月2日~23日に受験可能>日本無線協会、初の「CBT方式」による第四級アマチュア無線技士国家試験を実施
3)<日本周辺を通過するパス多数>日本時間6月21日(月)から6月27日(日)まで、国際宇宙ステーション(ISS)が12種類のSSTV画像を145.80MHzで繰り返し送信
4)<特集は「アンテナ建設お役立ちガイド」、別冊付録「アマチュア無線のはんだ付け入門」付き>CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio」2021年7月号を刊行
5)<全長710mm、短めのノンラジアルタイプ>コメット、飛びを追求した144/430MHz帯モービルアンテナ「CHL-1900」を新発売
6)<コストパフォーマンスに徹したモデル>コメット、2接点同軸切替器「CSW-100」を新発売
7)<ID-52にも初対応>アイコム、iPhone/iPadなどのiOS端末に対応したD-STARアプリ「RS-MS1I」を更新
8)<重厚感と自然であたたかい音質>八重洲無線、固定局用ダイナミックマイクロホン「M-90シリーズ」を新発売
9)<契約船が売却、寄付金など返却へ>DXCCウォンテッドランキング2位、2023年1月に予定していたブーベ島「3Y0J」DXペディション計画中止
10)<アマチュア無線局を対象に電波監視! バンドプラン逸脱&コールサイン不送出>北海道総合通信局、4アマを有する男女2人を15日間の行政処分
日本における、2021年6月19日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。新たに、1エリア(関東管内)の関東総合通信局から更新発表があった。なお、同総合通信局からのコールサイン発給状況の発表は、6月に入って3回目となる。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
6月18日、北海道総合通信局はアマチュア無線を対象とした電波監視で、430MHz帯のバンドプランを逸脱し、さらに自局のコールサインを送出していなかった電波法違反により、第四級アマチュア無線技士を有する無線従事者2人に対し、15日間のアマチュア無線局の運用停止および無線従事者の業務への従事停止の行政処分を行った。なお、本件はアマチュア無線局を対象とした電波監視により電波法令違反の事実が発覚したものである。
北海道総合通信局が発表した処分内容は次のとおり。
北海道総合通信局は、電波法令違反を行った者に対して、電波法に基づく行政処分を行いました。
1.違反発覚の端緒
本件は、当局が実施したアマチュア無線局を対象とした電波監視により電波法令違反の事実が発覚したもの。
2.違反の内容および行政処分の内容
被処分者: 札幌市在住の男性(60歳)
違反概要:
無線従事者資格(第四級アマチュア無線技士)及びアマチュア無線局の免許を有する者が、大型車両に開設したアマチュア無線局により、以下の違反運用を行ったもの。
(1)識別信号不送出 (無線局運用規則第10条)
(2)周波数等使用区別違反(無線局運用規則第258条の2)
公衆網に接続し音声の伝送を行う通信(VoIP)に限り使用することができる周波数(430.96MHz)において、VoIPによらないFM音声による通信を行った。
処分内容:
(1)アマチュア無線局の運用停止
(電波法第76条第1項)
(2)無線従事者の業務への従事停止
(電波法第79条第1項)
※停止期間は、いずれも令和3年6月18日から15日間
被処分者: 札幌市在住の女性(45歳)
違反概要:
無線従事者資格(第四級アマチュア無線技士)及びアマチュア無線局の免許を有する者が、大型車両に開設したアマチュア無線局により、以下の違反運用を行ったもの。
(1)識別信号不送出 (無線局運用規則第10条)
(2)周波数等使用区別違反(無線局運用規則第258条の2)
公衆網に接続し音声の伝送を行う通信(VoIP)に限り使用することができる周波数(430.96MHz)において、VoIPによらないFM音声による通信を行った。
処分内容:
(1)アマチュア無線局の運用停止
(電波法第76条第1項)
(2)無線従事者の業務への従事停止
(電波法第79条第1項)
※停止期間は、いずれも令和3年6月18日から15日間
【参考】電波法(抜粋)
第76条第1項
総務大臣は、免許人等がこの法律、放送法若しくはこれらの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、三月以内の期間を定めて無線局の運用の停止を命じ、又は期間を定めて運用許容時間、周波数若しくは空中線電力を制限することができる。
(以下省略)
第79条第1項
総務大臣は、無線従事者が左の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は三箇月以内の間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
一 この法律若しくはこの法律に基く命令又はこれらに基く処分に違反したとき。
(以下省略)
(無線局運用規則)
第10条第3項
無線通信を行うときは、自局の識別信号を付して、その出所を明らかにしなければならない。
第258条の2
アマチユア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別は、別に告示するところによるものとする。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
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【PR動画公開】<電波法でアマチュア局業務が制定された日>6月1日「電波の日」、6月中は「不法無線局対策強化期間」で取り締まり強化
<イメージキャラクター、橋本マナミ>キャッチコピーは「守って! 電波のルール」、総務省が「令和3年度電波利用環境保護活動用」PRポスターを公表
●関連リンク:
・北海道総合通信局 電波法令違反者に対する行政処分
・アマチュア無線バンドプラン(PDF形式)
・Echolink(ウィキペディア)
アイコム株式会社は2021年6月18日、144/430MHz帯D-STAR対応ハンディ機「ID-52」の新ファームウェア「Version 1.20」を同社サイト上で公開した。今回の新ファームでの変更点 はバンドスコープの機能アップが中心で「スコープモードの切り替えを追加」「シングル表示でのウォーターフォール機能を追加」「表示ステップ数の切り替えを追加」「スイープ速度を高速化」「MENU画面にスコープ項目を追加」「以前のバージョンからファームウェアを更新した場合に、設定データやメモリーを初期化しないように改善」「その他軽微な変更」 と発表されている。なおこの変更に合わせてID-52用プログラミングソフトウェアの「CS-52」も新バージョン1.20が登場している。
ID-52の新ファームウェア公開は2021年2月22日以来となる。今回発表された内容は次のとおり。なお詳細説明としてPDF版の「ID-52 仕様変更のお知らせ」が公開されている。
●ID-52の新ファームウェア(Version 1.20)
Version 1.10からの変更点:
【バンドスコープの機能アップ】
・スコープモードの切り替えを追加(センター表示(既存)、FIX表示、スクロール(FIX)表示)
・シングル表示でのウォーターフォール機能を追加
・表示ステップ数の切り替えを追加(±15ステップ、±20ステップ)
・スイープ速度を高速化
・MENU画面にスコープ項目を追加
【そのほかの変更】
・以前のバージョンからファームウェアを更新した場合に、設定データやメモリーを初期化しないように改善。
※ただし、より新しいバージョンからファームウェアを戻した場合は、設定データやメモリーが初期化されることがあります。
・その他軽微な変更
ID-52のファームアップは、microSDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。なおファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.20
Sub CPU: 製品の出荷時期により1.00または1.01
DSP : 1.02
GPS: 13196
Bluetooth: 1.12
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・ID-52 ファームウェア ダウンロード(アイコム)
・仕様変更のお知らせ ID-52 PDFダウンロード(アイコム)
・プログラミングソフトウェアダウンロード CS-52(アイコム)
The International Award Chasers Club(ACC)は、430MHz帯の活性化とグリッドロケーター(GL)の普及を目的とした「ACCロケーターコンテスト2021」を、2021年6月21日(月)0時から27日(日)23時59分までの1週間(7日間)にわたり、国内アマチュア個人局とACC各支部所属の社団局(JN1YMP/JN1ZGI)を対象として430MHz帯の全モードで開催する。なお「2016年からマルチプライヤーが変更になりましたのでご注意ください」「2019年から運用周波数が拡大しましたので、いろいろなモードで参加できます」と案内している。
参加部門は「一般部門」と「メンバー部門」の2つ。ナンバー交換は、一般は相手局のRS(T)レポート+6桁のグリッドロケーター、メンバーは相手局のRS(T)レポート+M+6桁のグリッドロケーター。
日が違えば運用地の変更可、ログに市郡区ナンバーおよび詳細町村名地名などを記入のこと。またロールコール中の交信も有効のほか、日が違えばACC社団局と重複交信も問題ない。
マルチプライヤーは、運用日数(最大7マルチ)×異なる6桁のグリッドロケーターの数。総得点は得点合計×マルチプライヤー。交信局数100局以上はチェックリストを提出する。一般部門とメンバー部門それぞれ 1位、2位、3位の入賞局に賞状が贈られる。
ログ提出は7月26日(月)必着。参加賞を希望する場合は、ログ提出時に84円切手を貼った長型4号封筒に住所、氏名、郵便番号を記載したものを同封のこと。詳しくは下記の関連リンクから「ACCロケーターコンテスト2021規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・ACCロケーターコンテスト2021規約(PDF形式)
・The International Award Chasers Club
国際宇宙ステーション(ISS)が行うアマチュア無線活動「ARISS“Amateur radio on Shuttle, Mir and ISS”SSTV event」の一環として、日本時間の2021年6月21日(月)18時40分(セットアップの時刻。画像送信は少し遅れる)から6月27日(日)3時30分まで(予定)、145.80MHzのFMモードで、12枚のSSTV(Slow Scan Television)画像をISSから繰り返し送信する。イベント期間中、日本周辺を通過するパスも多くあるため、簡単なシステムで沖縄から北海道まで地域を選ばすにISSから届くSSTV画像を受信できるだろう。受信できた画像は、オンラインで投稿(画像アップロード)でき、閲覧も可能だ。
国際宇宙ステーション(ISS)が行うアマチュア無線活動「ARISS“Amateur radio on Shuttle, Mir and ISS”SSTV event(ARISS“シャトル、ミール、ISSでのアマチュア無線”SSTVイベント)」として、ISSからのSSTV画像送信を実施(ARRL NEWSから)
ISSから送信されるSSTV信号は、ロシアのISSサービスモジュールに搭載されているJVCケンウッド製のセパレート型V・UHF帯トランシーバー「TM-D710E」から送られるため、コールサインは「RS0ISS」と思われる。
スペースX CRS-20での打ち上げられたJVCケンウッド製のセパレート型V・UHF帯トランシーバー「TM-D710E」(AMSAT/Radio Amateur Satellite CorporationのWebサイトから)
使用される周波数は145.80MHz(ドップラーシフトによる5kHz程度の偏差あり)で、FMモードにSSTV信号(PD120)を載せて送信される。ISSの軌道はインターネット上で公開されているほか、「ISSディテクター」など便利なスマホアプリもある。また、パソコンやスマホでSSTVの信号を録音(無線機や受信機のスピーカーから流れる音声で問題ない)し、その音声を専用ソフトを使って画像表示させる方法もあるので試してみるといいだろう。
日本各地の衛星通過時刻の予報は記事下の関連リンクから「JAMSAT(日本アマチュア衛星通信協会)」の公表データから、21地点のパスが確認できるので参考にするといいだろう。
<参考>運用期間中、東京におけるISSの飛来時刻
(時刻はJST、JAMSAT公表のデータから)
・6月21日の送信開始時刻以降で日本上空を通過するパスはない。
・ロケーションやアンテナにもよるが「仰角30度以上」がSSTV画像の良好な受信の目安
(表中の「※」印の仰角はハンディ機でも良好に受信できるレベル)
記事下の関連リンク「ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)」などが、SSTV画像の受信方法を詳しく解説している。また、最新のスケジュールは関連リンクの「ARISS-SSTV images」で確認できる。
また、地上で受信できた画像は、オンラインで投稿(画像アップロード)でき、「ARISS SSTVギャラリー」で閲覧ができる。過去に実施されたISSから送信されたSSTV画像は多くの局が受信に成功し、TwitterやFacebookなどで受信画像がアップされている。
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<437.80MHzを受信してみよう>国際宇宙ステーション(ISS)に次世代のアマチュア無線システム設置、144/430MHz帯のクロスバンドレピータが運用開始
●関連リンク:
・ARISS “Amateur radio on Shuttle, Mir and ISS” SSTV
event – June 21-26(ARISS-SSTV images)
・ARISS “Amateur radio on Shuttle, Mir and
ISS” SSTV event ? June 21-26(ISS FAN CLUB)
・ISS SSTV 145.800 MHz FM June 21-26(AMSAT-UK)
・Slow-Scan TV Event from International Space Station Set(ARRL
NEWS)
・ARISS SSTV Image Submission(画像アップロード)
・ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)
・SSTV通信ソフト MMSSTV
・日本各地の衛星通過時刻の予報(JAMSAT/日本アマチュア衛星通信協会)
・「きぼう」を見よう(JAXA)
・ISSディテクター(Google Play)
・TM-D710E Caracteristiques(KENWOOD France)
アンテナメーカーのコメット株式会社は2021年6月10日、短めの144/430MHz帯デュアルバンドモービルアンテナ市場で20年以上のロングセールスを記録していた「CHL-19」を、回路の見直でさらに進化させた「CHL-1900」を6月中旬から発売すると発表した。全長710mmのノンラジアルタイプで144MHz帯は1/2λ(2.15dBi)、430MHz帯は5/8λ×2段(5.0dBi)で動作する。耐入力は70W(FM)。希望小売価格:6,490円(税込み)。
コメットの新製品ニュースから抜粋で紹介する。
★144/430MHz帯デュアルバンドモービルアンテナ CHL-1900
このたび弊社では 144/430MHz帯デュアルバンド・ノンラジアルモービルアンテナ「CH-1900」を6月中旬より発売いたします。短めのデュアルバンドモービルアンテナ市場にて20年以上のロングセールスを記録していた前期種CHL-19を、時代の流れによるアースが取りにくい車種市場に合わせるため、内部回路を見直し改良を加え、取付場所を選ばない仕様へと進歩させ「CHL-1900」として生まれ変わりました。
従来のスリムなアンテナ構造を引き継ぎ、徹底した検証を行い、幾度もフィールドテストを繰り返し、納得のいく製品に仕上がっております。また広くユーザーへ愛用いただくために価格は据え置き、もちろん埼玉工場にて調整検査出荷を行っている純日本製です。サイズ的にも71㎝と手ごろなサイズ、車種を選ばず広くダンプから乗用車まで用途は無限です。
<特徴>
・144MHz帯の利得は2.15dBi・1/2λ、430MHz帯の利得は5.0dBi・5/8λ×2段の高利得
・大型車両のラダーやミラーステー等に設置しても道路交通法車両制限令の3.8mを超えない、全長710mmのちょうど良い長さ(一部の大型車両では 3.8m以上超える場合がありますのであらかじめご確認ください)
・空気抵抗を考慮したスリムデザイン、さらに質量145gと軽量
・設置場所を選ばない、アース不要なノンラジアルタイプ
・レピーター、D-STAR対応
・車庫駐車時に便利な折曲機能付き
<スペック>
<希望小売価格> 6,490円(税込み)
●関連リンク:
・144/430MHz帯デュアルバンドモービルアンテナ CHL-1900(コメット)
・コメット
電波新聞社出版部は、2021年6月18日(金)に季刊誌「電子工作マガジン」2021年夏号を刊行する。同誌は1999年で休刊となった月刊誌「ラジオの製作」の流れを汲むエレクトロニクスのホビー誌で電子工作記事が満載されている。価格は1,430円(税込)。
hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。「電子工作マガジン」は、電気、電子業界の日刊紙として知られる電波新聞社が年4回刊行しているエレクトロニクスのホビー誌(定期刊行されている、唯一の電子工作入門雑誌)。かつてBCLやハム、オーディオ、マイコン、エレクトロニクスの入門誌として青少年の人気を集めた「ラジオの製作」の流れを汲む。記事内には随所に懐かしい“ラ製テイスト”が溢れている。
今号は「連載 40m AM QRP送信機の製作」「IC+1石カマボコラジオの製作」「はじめてのラズパイ、はじめてのSDRラジオ」「Arduino CW Boxの製作」「高音質アンプとオーディオ専用電源」といった無線、ラジオ・オーディオ関連の製作記事を掲載。
さらに「4+1チャネル・リレー+メドレーウォッチ」「音声テスターの作りかたとその応用」「エンジェルプレートを使った後面開放型スピーカーの製作と実験」などの製作記事も掲載。そのほか「新・キミもアマチュア無線家になろう!!(コンテストに参加しよう)」「BCL最新情報2021(ラジオとインターネットで世界を聞いてみよう IBC岩手放送「おしゃべり技術くん」)」、前号から連載が始まったチヨダAB30 南雲桂一氏による「ライセンスフリー無線を始めよう(現場で頼れる最新ライセンスフリー無線無線機紹介)」といった読み物も掲載されている(目次写真参照)。
また同誌は「ラジオの製作」(1999年で休刊)創刊65周年記念として、1981~2003年まで同社が発行し“マイコン少年”を熱中させた「マイコンBASIC Magazine」を復活(編集体制変更のため、別冊付録ではなく本誌記事内のコーナーに掲載)。今回は読者投稿のプログラム紹介のほか、「Raspberry PI Picoを触ってみよう」「タイマーを作ってみよう」などの記事を掲載している。
同書の購入は下記のAmazonリンクが確実だ。
●関連リンク:
・電子工作マガジン(電波新聞社)
・電子工作マガジン Facebookページ
・電波新聞社
2021年6月20日(日)、JARL島根県支部主催による「第41回 島根対全日本コンテスト」が、50/144/430MHz帯の「V・UHF部門」は9~16時、21/28MHz帯の「HF-H部門」は11~14時、7MHz帯の「HF-L部門」は13~16時にCW/SSB/FMで行われる。規約変更はないが「新型コロナウィルスの感染防止対応のために、他市郡への移動運用では周辺への安全対策をお願いいたします」と呼びかけている。
交信対象は県内局(常置場所が島根県外にある局は「県内局」にはならない。ただし「JARL正会員」で「島根県内に居住し、島根県支部名簿に登録されている局」は「県内局」とする。※2021年3月7日現在のJARL会員・島根県名簿」で登録で確認)が日本国内(島根県を含む)のアマチュア局。県外局が島根県内のアマチュア局となっている。
またナンバー交換は、県内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「市郡ナンバー」、県外局は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「都府県支庁ナンバー」となる。
得点の計算は、各バンドごとに異なる局との交信を1点。なお県内の移動運用局(HF部門のみ)は移動得点として1,000点を加算する(自局設置場所以外の市郡での既設無線設備および既設電源を使用しない移動運用に限る)。
マルチプライヤーは、県内局のHF部門が各バンドで交信した異なる都府県支庁の数(島根県内局は市郡の数)、V・UHF部門が各バンドで交信した異なる都府県支庁および島根県の市郡の数。県外局は各バンドで交信した異なる島根県の市郡の数となる。
ログの締め切りは7月18日(日)まで(消印有効)。県内参加局の方へとして「本コンテストのQSLの発行はアワード(全島根賞)に有効となるように、『JARL島根県支部』のゴム印を捺印したQSLカードを発行するようにしましょう。捺印・発送は支部で行います (発送順に揃えて、JARL島根県支部・事務局へお送りください)」と案内。郵送のみ「提出書類と一緒に QSLカードを提出先で受け付けます(ダイレクトは切手を忘れずに貼ってください)」としている。
詳しくは下記、関連リンクの「第41回 島根対全日本コンテスト規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第41回 島根対全日本コンテスト規約
・JARL島根県支部
日本における、2021年6月16日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。新たに9エリア(北陸管内)の北陸総合通信局から更新発表があった。なお、6月に入っていまだ更新発表が行われていないエリアは、2エリア(東海管内)の東海総合通信局が4月23日時点を最後に。とくに0エリア(信越管内)の信越総合通信局からは2020年12月1日時点のコールサイン発給情報を最後に、半年以上も更新発表が行われていない状況が続いている。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)