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2021年11月1日(月)0時から11月7日(日)24時までの1週間にわたり、JARL東海地方本部主催「第46回 東海マラソンコンテスト」が、日本国内の陸上で運用するアマチュア局とSWLを対象に、50MHz帯以上で自局に許可された各アマチュアバンドの電話、電信で行われる。なお、2018年に終了した同地方本部主催の「D-STARコンテスト」は、2019年から「東海マラソンコンテスト」の部門・種目として継承されている。
本コンテストの交信対象は、管内局(2エリア)およびD-STARレピータ部門に参加する局が日本国内の陸上で運用するアマチュア局、管外局(2エリア外)が2エリアの陸上で運用する局となっている。
前回(2020年)のルールから以下の修正が行われているので注意してほしい。
・開催日および〆切日を修正しています。提出期間が短かくなっているので注意してください。
・これまでの提出実績から、書類(ログ)の提出はコンテスト実施日の14日後まで(消印有効)とし、書類審査の時間を十分確保します。
・参加賞、完走賞送付用封筒(SASE)の提出はログと同様の書類提出締切日までとします。
・コンテスト使用周波数は「JARLコンテスト使用周波数帯に限定しない」ことを明記しました(東海マラソンコンテストは普段の交信の延長として参加できます。ただし、コンテストに参加していない方への配慮をお願いします)。
・令和2年4月21日に一部改正された無線局免許手続規則、および令和3年3月10日に改正された総務省令および電波法施行規則、総務省告示等の関連告示において、無資格者が有資格者の指揮の下で開設・運用するアマチュア無線局などは、現在その取り扱いについて検討中であることから、今回参加することはできません(チェックログ提出による参加は認めます)。
ナンバー交換は管内局および管外局部門が、「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「バンドごとに001から始まる連続番号 」。得点は50~430MHz帯が1点、1200MHz帯が2点、2400MHz帯が5点、5600MHz帯が10点、10.1GHz帯以上は20点。同一局とは、同一バンドにおいて電信、電話、D-STARそれぞれ1交信(受信)ずつ有効になる。
2019年の第44回から新設された「D-STARレピータ利用部門」のナンバーは、「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局が中継のために直接アクセスしたレピータ局のコールサイン(8文字) 」となる。「中継に使用したレピータ局のコールサイン」は、送信局または受信局が中継のために設定した(D-STAR無線機の「RPT1」に設定した)直接アクセスするレピータ局のコールサイン(8文字目の「A」または「B」まで省略せず記録すること)となる。
またマルチプライヤーは、各バンドごとのサフィックスのラストレターの数(1バンド当たり最大26)、そして最大7日間の運用日数だ。
ログの締め切りは11月21日(日)消印有効。郵送の場合は「コンテストログ在中」と朱書で明記のこと。電子ログでの申請も受け付けている。「電子ログで書類を提出される方はJARL主催コンテストの電子ログと同形式とし、ログは必ず運用バンドごとにまとめ、添付書類ではなくメール本文に貼りつけて送信すること(目視による審査を行うため、ログシート部分はできる限りバンド順に並べてください)」と呼びかけている。
なお、コンテストに参加しログを提出した場合には「参加賞」が、開催期間中の7日間に1日1局以上と交信しログを提出した場合には「完走賞」が、2003年度以降で異なる年度の参加賞または完走賞を5枚集めた場合には「東海マラソン賞」が、それぞれ希望者へ贈られる。参加賞と完走賞は84円切手を貼ったSASE(長形3号,120mm×235mmの定型最大封筒に限る)に希望する賞名とコールサインを記入し同封。専用Webサイトから書類を提出した場合は、書類の提出締切日までに別途送付すること。
「新型コロナウィルス感染症対策のため,規約等を変更することがあります。変更する場合はこのWebサイトに掲載しますので、参加直前にご確認いただきますようお願いいたします」など注意点がある。詳しくは下記の関連リンクから「第46回 東海マラソンコンテスト規約」で確認してほしい。

「第46回 東海マラソンコンテスト」の規約
●関連リンク:
・第46回 東海マラソンコンテスト規約
・JARL東海地方本部

2021年10月31日(日)13時から16時までの3時間、全国高等学校アマチュア無線連盟(高ア連:全国高等学校文化連盟アマチュア無線専門部設立準備会)主催による「2021年 第32回 全国高等学校アマチュア無線コンテスト」が、国内・国外のアマチュア局およびSWL(アマチュア無線の電波を受信する個人)を対象に、7/21/50/144/430MHz帯のCW/SSB/AM/FMで行われる。当初は8月29日(日)に行う予定だったが、直前に新型コロナウイルス感染症の感染者が増加して、緊急事態宣言地域やまん延防止等重点措置の拡大地域が次々と発令される事態となったためやむなく中止に。改めて約2か月遅れで実施されることになった。
本コンテストは例年7月中旬に実施されてきたが、昨年(2020年)は新型コロナウィルス感染症拡大の影響で2か月延期して9月下旬に。今年(2021年)は8月29日開催予定が3か月延期になって10月31日開催となる。主催者は「新型コロナウイルスの感染拡大の状況は常に注意を払い続けることにはなりますが、各局におかれましては、感染防止対策を十分にとったうえで、ぜひとも、ふるってご参加ください。多くのご参加をお待ちしております」と案内している。
コンテストは一般局同士の交信も有効で、呼び出しは、電話が 「CQ高校コンテスト」、電信が「CQ HS TEST」。ナンバー交換は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「都府県支庁番号(海外局は00)」+「オペレータを表す記号(高校部門は「HS」、一般部門は「C」)」となる。
特別局として主管の全国高等学校文化連盟アマチュア無線専門部設立準備会「JQ1YKM」と神奈川県高等学校文化連盟アマチュア無線専門部「JQ1YCK」は、オペレーターに関わらず本コンテストの活性化の意味で「高校」として扱う。
なお、若い層の活性化も重視し、小学生(小学生以下も含む)と中学生も「高校部門(マルチ「HS」に参加可能な者)」として含まれる。
紙ログの締め切りは2020年11月12日(金)消印有効。電子ログの場合は11月15日(月)の当日24時まで必着。詳しくは「2021年 第32回 全国高等学校アマチュア無線コンテスト規約」で確認してほしい。

「2021年 第32回 全国高等学校アマチュア無線コンテスト」の規約(一部抜粋)
●関連リンク:
・2021年 第32回
全国高等学校アマチュア無線コンテスト規約(PDF形式)
・全国高等学校アマチュア無線コンテスト
・全国高等学校アマチュア無線連盟(全国高等学校文化連盟アマチュア無線専門部設立準備会=高ア連)
・全国高等学校アマチュア無線連盟(全国高等学校文化連盟アマチュア無線専門部設立準備会=高ア連)Facebook

東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2021年10月21 日夜に放送した第493回分がアップされた。
2021年10月21日(第493回)の特集は「これから開催のコンテスト」。10月23日(土)に開催される「第33回 電信電話記念日コンテスト」、24日(日)開催の「東京CWコンテスト」などを紹介した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第493回放送
・QRL Facebookページ


「令和3年度電波利用環境保護活動用」のPRポスターに、元グラビアアイドルで現在は女優やタレントとして活躍している「橋本マナミ」を起用
近畿総合通信局が発表した内容は次のとおり。
近畿総合通信局は、トラック等の車両に免許を受けずに無線局を開設していた1名を電波法違反容疑として、警察署に告発しました。
1.共同取り締まりの実施日等
令和3年10月26日、加西市内の路上において加西警察署と共同で取り締まりを実施し、同警察署に告発した。
2.不法無線局の種別および局数
不法アマチュア無線 1局
3.被疑者の住所および職業
兵庫県市川町在住の男(58歳)
【 参考 】適用条文(抜粋)
(1)電波法第4条(無線局の開設)
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下省略)」
(2)電波法第110条(罰則)
「次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
~第4条の規定による免許がないのに、無線局を開設した者(一部略)」
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・近畿総合通信局
不法無線局の路上取締りで1名を告発-兵庫県加西市で警察署と共同で取締りを実施-
・総務省 不法無線局の特徴・影響・障害事例(PDF形式)

無線従事者国家試験を実施している公益財団法人 日本無線協会は、2022(令和4)年2月から、「第三級アマチュア無線技士」「第四級アマチュア無線技士」「第二級陸上特殊無線技士」「第三級陸上特殊無線技士」の4つの資格試験において、「CBT方式(コンピュータ利用試験)」の導入を行うことを公表した。受け付けは本年12月15日からで、「各都道府県において少なくとも1か所の試験会場を設ける予定です」としている。
今回の「CBT方式(コンピュータ利用試験)」の導入により、該当資格の国家試験は受験できる会場が増加する(各都道府県において少なくとも1か所の試験会場を設ける予定)ほか、試験期間のうちから希望する日付と時間に受験できることになる見込みだ。これによってアマチュア無線無線資格取得(3アマ、4アマ)の柔軟度が増すことになる。
なお同協会は該当資格において、すでに開催日程を発表している令和4年3月までのマークシート方式の国家試験は「予定どおり実施いたします」とした上で、「令和4年1月30日(日)及び2月20日(日)に東京本部で実施を予定していた第三級及び第四級アマチュア無線技士の試験(当日受付の特例試験)については中止させていただきます」と案内している。
現在、アマチュア無線における「CBT方式」の試験は、一般財団法人
日本アマチュア無線振興協会(JARD)が行っている2アマ・3アマeラーニング養成課程の修了試験、株式会社QCQ企画の4アマeラーニング養成課程の修了試験にも導入されている。いずれもCBTソリューションズが運営する全国280か所の「CBTテストセンター」のうちから、都合のよい会場・時間帯に予約を入れてから出向き、センターに設置されたパソコンで出題される試験に臨むという形式になっている。
今回発表された日本無線協会が実施するCBT方式の国家試験もCBTソリューションズに委託して行われるが、試験会場はある程度絞られる模様だ。
以下、日本無線協会の発表から紹介する。
CBT方式による試験の実施について
令和4年2月から4つの資格についてCBT方式の試験を実施します。
当協会では、デジタル化の進展等を踏まえ、無線従事者国家試験の受験者の皆様の利便性の向上の取り組みとして、試験日程や試験場所を大幅に拡大することを目的に、CBT(コンピュータ利用試験)方式による試験を導入することとし、本年8月に第四級アマチュア無線技士資格を対象とした限定試験を実施したところです。
CBT方式の国家試験については、既に、令和4年4月から開始する予定である旨を協会ホームページでお知らせしているところですが、今般、全国規模での実施のための基本的な準備が整ったことから、令和4年2月から先行実施することとし、本年12月から受付を開始することといたしましたのでお知らせします。
CBT方式の試験の対象は下記1のとおり4資格となりますが、これら4資格については、CBT方式の国家試験に全面移行することとして、従来のマークシート方式の試験は行わないこととしますのでご理解いただきますようお願いいたします。
なお、令和3年度内(令和4年3月まで)のマークシート方式の国家試験は予定どおり実施いたしますが、令和4年1月30日(日)及び2月20日(日)に東京本部で実施を予定していた第三級及び第四級アマチュア無線技士の試験(当日受付の特例試験)については中止させていただきます。
1.対象の資格
・第二級陸上特殊無線技士
・第三級陸上特殊無線技士
・第三級アマチュア無線技士
・第四級アマチュア無線技士
2,実施時期
令和4年2月1日(火)から
(試験の申請受付は、令和3年12月15日(水)から)
3.注意点等
①CBT方式の試験は、コンピュータの画面上で出題・解答を行う試験であり、試験会場・システムの運営等について専門の事業者※に委託して実施するものです。
試験会場及び日程は、協会の基準にもとづいて設定された全国の会場から受験者が選択することができます。
(委託先事業者の公表する会場であっても無線従事者国家試験を実施しない場合があるほか、無線従事者試験以外の試験も同時に実施されるため、それらを含めた予約状況によっては選択できない場合があります。また、申請はインターネットに限る等、受験には一部条件があります。)
CBTに関する詳細はこちらに掲載予定です。(詳細な内容については現在準備中)
※(株)CBTソリューションズ(無線従事者国家試験関係のページについては現在準備中)
②令和4年2月1日から3月31日までの間は先行実施として、次のような点にご理解をお願いいたします。
試験結果通知までに時間を要する場合があります(最大1か月程度)
試験会場、日程等を特に限定する場合があります。(各都道府県において少なくとも1か所の試験会場を設ける予定です。)
③身体に障がいがある等によりCBT試験の受験が困難な方に対する令和4年度以降の試験の予定については別途お知らせいたします。

公益財団法人 日本無線協会の発表より
詳細は記事下の関連リンクから確認してほしい。
↓この記事もチェック!
<東京・銀座のテストセンターで8月2日~23日に受験可能>日本無線協会、初の「CBT方式」による第四級アマチュア無線技士国家試験を実施
<今年11月に新しい「無線従事者国家試験申請システム」を導入>日本無線協会、2022年1月実施の国家試験から「インターネット申請」のみに変更
●関連リンク:
・CBT方式による試験の実施について(日本無線協会)
・限定国家試験申請手続き・受験方法等(日本無線協会)
・動画 CBT試験の手順(YouTube/CBTソリューションズ)
・銀座CBTS歌舞伎座テストセンター(CBTソリューションズ)
・公益財団法人日本無線協会

アマチュア無線や資格のいらないライセンスフリー無線など、無線のジャンルにこだわらず“駅前で無線運用を楽しむ”をテーマに、文字通り「駅前QRV」を実践する無線家が都市部を中心に増えている。通勤、通学、買い物など、おでかけついでにハンディ機1台で無線を楽しもうという趣旨だ。第1回に続き今回も、駅前QRVを楽しむお一人、高野賢司氏(7L4XQI)が「第2回 駅前QRVデー」を2021年10月29日(金)16時から30日(土)の運用先の駅の最終列車出発予定時刻まで(最終列車出発予定時刻後から始発列車出発予定時刻前まで除く)開催することを発表した。第1回の開催時には、ツイッターを中心に「#駅前QRVデー」や「#駅前QRV」のハッシュタグで運用情報などが飛び交っていたので参考にしてはいかがだろうか。
都市部を中心に行われ愛好者が増えている“駅前で無線運用を楽しむ”がテーマの運用スタイル。ビル反射などで思わぬ交信が報告されている
今回のイベント開催にあたり「第2回 駅前QRVデー」企画した高野賢司氏(7L4XQI)は、コロナ禍の状況も考慮して開催の可否を含めた事前アンケートを行っていた。
その結果、「アンケートで2割弱が『開催しない方がよい』とありましたし、世間でもコロナ禍のリバウンドが懸念されております。このため、10月29日(金)~30日(土)のオールナイト開催を中止。また10月31日(日)までの3日間開催を見送りました」としている。
さらに「ご都合がつく方はぜひお気軽に参加いただければと思います。昨年同様、各駅からの運用で盛り上がれたらうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします」と案内。
「第2回 駅前QRVデー」に関する概要は以下のとおり。
「第2回 駅前QRVデー」の案内スライドから一部抜粋
この企画は、普段は移動運用の候補地に入りにくい、でもとっても身近な「駅前」から無線で遊んでみよう!という趣旨です。身近な場所で意外な発見があるかもしれません。ちょっと試してみませんか?
●開催期間
2021年10月29日(金)16時00分から10月30日(土)の運用先の駅の最終列車出発予定時刻まで
(ただし10月29日(金)最終列車出発予定時刻後から10月30日(土)の始発列車出発予定時刻前は除く)
※緊急事態宣言の発令や行政から外出自粛要請があった場合など、異常時は急きょ中止する場合があります。また、運用やそれに伴う移動の際は感染症感染拡大防止のためご配慮いただきますようお願いいたします。
●参加できる無線局
無線を趣味として運用する無線局全般(アマチュア無線局、ライセンスフリーラジオ局など)
●参加方法
「駅前QRV運用ガイドライン」(以下、ガイドラインといいます)の内容を参考に上記期間内に
駅前から無線運用をする。また、これらの駅前から無線運用している局と駅前以外で交信する。
●注意事項
普段の運用と同様、各局の判断と責任においてご参加ください。当局は責任を負いかねます。なお、交通事業者や駅周辺の方、一般の利用客などの迷惑にならないよう使用する無線設備や運用方法などにご配慮をお願いいたします。
※ログ提出、順位づけ、参加証の発行、参加局の公表などはありません。気軽にご参加ください。SNSなどで「#駅前QRVデー」のタグをつけて投稿したり、ブログやホームページに掲載するなどして運用の様子や成果、感想などの情報交換ができればと思います。
なお、今回は参加いただいた方向けにTwitterで参加形態(駅前からCQ、駅前以外から駅前QRV局をコールなど)のアンケートを実施する予定です。今後の運営の参考にしたいと思いますのでご協力をお願いいたします。
通勤、通学、買い物など、おでかけついでにハンディ機1台で無線を楽しもう!というお手軽さが最大の魅力だ
↓この記事もチェック!
<“駅前で無線を楽しむ”が静かなブーム>通勤、通学、買い物などおでかけついでに…「駅前QRV 運用ガイドライン」を公開
●関連リンク:
・第2回 駅前QRVデー 開催します!(駅前QRV)
・駅前QRV

世界規模のDXコンテストとして有名な、US CQマガジン主催の「2021 CQ World Wide DX Contest(SSB)」が、2021年10月30日(土)午前9時(日本時間)から48時間の日程で開催される。コンテストに合わせてDXペディションも数多く計画されるなど、コンテスターでなくても、DXerには見逃せないコンテストとして有名だ。なお、日本において健全な若手アマチュア無線家を育成・支援するためのコミュニティー「YOTA Japan」が同コンテストの公式スポンサーとなり、今回(2021年)から新設されるシングルオペレーター特記部門の「Youth Overlay Category(25歳以下のカテゴリー)」において、アジア第1位となった局に盾を贈ることになった。
参加者が非常に多いDXコンテストとして世界的に有名なUS CQマガジン主催のコンテスト「2021 CQ World Wide DX Contest(SSB)」が、日本時間で10月30日(土)9時から11月1日(月)8時59分59秒までの48時間、160m、80m、40m、20m、15m、10mの各バンドで開催される。
コンテストのナンバー交換は「RS符号による相手局のシグナルレポート」+「CQゾーン番号(JA局は25)」のみのため、英語が苦手でもラバースタンプで短時間で交信が成立する。しかも相手局もコンテストで高得点を上げることが目的なので、弱い信号の局でもナンバー交換のために聞き取る努力をしてくれる。その結果、いつもなら簡素な設備からでは難しいようなDX局ともQSOできる確率が高くなるコンテストの1つだ。
今回からシングルオペレーター特記部門に、「Youth(若者) Overlay Category」という25歳以下を対象にしたカテゴリーが新設された。「オールバンドで得点が計算されてそれぞれハイパワー、ローパワー(QRP含む)で別に順位付けされる」としている。

日本において健全な若手アマチュア無線家を育成・支援するためのコミュニティー「YOTA Japan」が公式スポンサーとなった
また、昨年(2020年)には以下の規約改正が行われているので確認しておこう。
1.マルチオペ・シングルTX部門の送信機の定義の変更
2.証拠の録音データの提出順位の変更
3.第1地域での7,200kHz以上と1,810kHz以下でのコンテスト参加禁止
4.ログチェックで見つかったコールサイン受信誤り(交信不成立コール誤り)のペナルティー比率を2:1から3:1に戻し、マルチオペ・シングルTXおよび2TXで10分間ルールを避けるために、ログの交信時刻を修正した場合のペナルティーはQSOポイントおよびマルチの10倍とする等に関する細部の内容で、コンテスト規約全体に係る大きな改正ではありませんが、マルチオペ・シングルTX、2TX部門での参加を予定されているクラブ局等は、最新版の規約を確認するようにしましょう。
・ARRL Webの関連記事
http://www.arrl.org/news/cq-announces-rule-changes-for-2017-cq-world-wide-ssb-and-cw-events
・アメリカCQマガジン社のFAQ
http://cqww.com/rules_faq.htm
ログの締め切りは、日本時間の11月6日(土)午前8時59分まで。詳しくは、コンテスト参加前に下記関連リンクから主催者のWebサイトにアクセスし、公式ルールを確認してほしい。

日本語で記載されている「CQ World Wide DX Contest」のルール(一部抜粋)
CQ World Wide DX Contestは、ほかのコンテストとは違う特徴がある。毎年このコンテストに合わせて、さまざまなエンティティーからのDXペディションが計画されているのだ。それらの計画を一堂にチェックできるサイトもあり、特に有名なのが「NG3K Amateur Radio Contest/DX Page」である。

「2021 CQ World Wide DX Contest(SSB)」に併せて計画されているDXペディション(NG3K Amateur Radio Contest/DX Pageから)
●関連リンク:
・2021 CQ World Wide DX Contest
・The 2021 CQ World-Wide DX Contest(SSB)規約(日本語/PDF形式)
・New CQ World Wide Youth Category to Debut October 30?31(ARRL
NEWS)
・CQ World-Wide DX Contest
・NG3K Amateur Radio Contest/DX Page「CQ World Wide DX SSB Announced Operations:2021」

「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」。2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。スタートから5周年を迎え、レギュラー陣の平均年齢も74歳になったという。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。
新たに音声ファイルが公開されたのは、2021年10月24日(日)21時30分からの第282回放送。前半ではJH1DLJ 田中氏が取得した最近のアワードを披露したのをきっかけに、「東京2020オリンピックアワード」「原昌三メモリアルアワード」「縄文アワード( 北海道・北東北縄文遺跡群世界遺産登録記念アワード )」「JARL全日本/全世界10,000局アワード」「Long Live CWアワード」などが話題になった。さらにレギュラー陣が持っているアワードの種類やQSLカードの整理・保管方法の話で盛り上がった。
番組後半の一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の情報を毎週伝える「JARDコーナー」は、前回に続いて北海道担当の對馬伴幸氏(JA8NEN)が出演。北海道のアマチュア無線人口や無線を楽しむ上での環境、冬の訪れの早さ、子供たちの生活などを語った。
番組音源は下記関連リンクにあるページで聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。最近FMぱるるんのWebサイトがリニューアルし、番組音源公開ページが変更になっているので注意が必要だ(「CQ ham for girls」「Radio JARL.com」も変更されている)。放送終了後一定期間が経過したファイルから削除される可能性があるので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク: OMのラウンドQSO(FMぱるるん)

日本における、2021年10月26日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。新たに8エリア(北海道管内)の北海道総合通信局で更新発表があった。同総合通信局のデータは10月25日の夕方に更新されたものだが、コールサインは「9月30日時点」の発給情報であることから、ほぼ1か月間(25日)のインターバルがある。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

発電機や農業・産業機械類の販売大手「PLOW」(プラウ、運営:株式会社ホンダウォーク、本社:新潟県上越市)が、正弦波インバーター回路とセルスタート機能、スマートフォンによるモニター機能などを搭載したエンジン式発電機(定格1.8kVAタイプ)「GP18iE」を、月々1,980円(税込)の支払いで1年間使える「発電機年間レンタルプラン」を今春から開始した。契約期間満了後、さらに1年間使い続けたい(契約更新)場合は、使用済みの発電機を回収しメンテナンス済みの発電機を交換発送してくれる。これによって“ユーザーによるメンテナンスの手間と故障リスクを最小限に抑えることができる”という。hamlife.jpでは同プランでレンタルされる発電機を実際に試用してみた。
PLOWの「発電機年間レンタルプラン」は、オリジナル仕様の多機能型発電機「GP18iE」(同社による整備済み)を、月々1,980円(税込)というリーズナブルな料金で1年間(365日)レンタルできるサービスだ。同社は万一の災害への備えやアウトドア、DIYやイベントなどでの使用を想定しているが、GP18iEはアマチュア無線の移動運用にも十分な性能を持っていると考えられる。
<発電機年間レンタルプランで借りられる「GP18iE」の特徴>
・国内大手メーカーと同型のエンジンを搭載
・ボタン1つでエンジンが始動するセルスタート機能搭載(リコイルロープでの始動も可能)
・運搬に便利なタイヤ&キャリーハンドルを搭載
・定格出力1.8kVA(最大2.1kVA)の高出力
・正弦波インバーター搭載で電子機器にも対応
・Wi-Fi接続で、発電状況や使用時間をスマートフォンでモニタリングできる
・「横置き」での保管が可能
・稼働時間を伸ばすエコスイッチ(負荷連動エンジン回転制御)搭載
・100Vコンセント(2口)/12Vシガーソケット(1口)/USB端子(2口)を装備
・周波数(50Hz/60Hz)切替スイッチ装備
・PSE認証適合製品
<GP18iEの主要スペック>
・寸法: 530W×430H×320Dmm
・乾燥重量: 26kg
・エンジン: 4ストロークOHV 80cc
・燃料タンク容量: 4.2L
・オイル容量: 0.35L
・定格連続運転時間:
8時間(エコスイッチON@1/4定格負荷)
3.5時間(エコスイッチOFF@定格負荷)
・始動方式: リコイル/電動スターター
・騒音レベル(LWA)※CE規格で4mから: 保証騒音値 92dBA
・交流出力波形: 純正弦波 THD<3%
・交流定格電圧: 100V
・定格周波数: 50/60Hz
・定格出力: 1.8kVA
・最大出力: 2.1kVA(3秒間)
・安全装置タイプ: 電子制御
・直流定格電圧: 12V
・直流定格電流: 8A
・USB端子: 5V(2A/1A)
・付属品:
バッテリー充電コード、セルスタートバッテリー用充電器、工具類(ポーチ入り)、オイルファンネル、取扱説明書(50ページ)他
そこでhamlife.jpでは、PLOWからGP18iEを借用し、アマチュア無線の移動運用での使用感をチェックしてみた。
GP18iEはオレンジ色と黒色の鮮やかなカラーリング。乾燥重量で約26kgあるが、大型の移動タイヤと長さ調整が可能なキャリーハンドルが付いているので運搬(水平移動)は楽だった。ガソリンキャップと燃料コックをOFFにしておけば「横置き」で収納できる点も、機材が多い移動運用の際に便利だ。ただし自動車のトランクに入れる場合や階段などでは、どうしても約26kgある本体を持ち上げなければならない。こうした場合は無理せず、複数人で作業するのが安全だ。
本体左側面はコントロールパネルになっている。ACコンセント、DCシガーソケット、USBポート、並列運転端子をはじめ、エンジンスイッチ、エコモードのON/OFF、燃料コック、始動ボタン、各種プロテクターとインジケータ類などが並んでいる。

起動前にレギュラーガソリンを補給。内蔵タンクには最大4.2L入る。最近はガソリンスタンドで携行缶に給油してもらう際に身分証明書が必要だ。携行缶への給油を行っていないスタンドもあるので調達前に確認しよう
動作させる場合はガソリンキャップと燃料コックをそれぞれONにし、チョークを引いてから「始動」ボタンを押す。これで内蔵のセルスタート用モーター(充電式)が動作しエンジンがかかり、電力供給が始まる(エンジン回転が安定したらチョークを戻す)。hamlife.jpで試用した際は、初回のみセル始動がうまくいかず、紐を引っ張るリコイルスターターで始動させたが、その後は始動ボタンのみでエンジンがかかるようになり、非常に快適だった。
YouTube【GP18iE】セルスタート搭載でラクラクエンジン始動 (画像クリックで動画がスタート)
エンジン始動後、コントロールパネルにある緑の「Wi-Fi」ランプが点灯すれば、専用のスマートフォン用アプリを使って、現在の状態(出力電圧、電流、周波数、ガソリン消費量と残量、運転時間など)を少し離れた場所からモニターできるようになる。スマホ上から緊急停止させることも可能だ。
広い公園で伸縮ポールを使ってダイポールアンテナを仮設。GP18iEに安定化電源(DM-330MV)を接続し、FT-991Mで7MHz帯、28MHz帯、50MHz帯をモニターしてみた(発電機からアンテナまでの距離は約10m、発電機から無線機までは約5m離して設置。AC100V出力端子には延長ドラムを接続)。この環境でしばらくチェックを続けたが、負荷を掛けても電圧は安定しており、運用の支障になるような発電機由来のノイズは確認できなかった。
ところでガソリン式発電機は、運転時にどうしても騒音が発生する。GP18iEの騒音値は“ホンダやヤマハが発売している1.8kVAクラスの発電機よりもやや低い”という実測データがPLOWから公表されている(下記の検証動画参照)。今回の試用では延長ドラムを使ってGP18iEを無線機を置いたテーブルから5m程度離したが、運転中の騒音が交信の支障になることはなかった(移動運用の常識として、ヘッドホンを使った方が微弱信号が聞き取りやすくなるのは間違いない)。
YouTube 発電機の騒音値比較【再検証】PLOW:GP18iE、HONDA:EU18iE、YAMAHA:EF1800iS
(画像クリックで動画がスタート)
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PLOWは発電機年間レンタルプランを利用するメリットについて、次のように述べている。
「近年、一般家庭でも発電機を購入し停電に備える方が多くなってきています。しかし、それと同時に発電機を購入する事で発生している問題点もあります。1つは発電機自体が意外と高額で900Wクラスの物で6万円台、有名メーカーの物ともなると10万円を越える金額になり家計にとって結構な負担となってしまいます。
そしてもう1つの問題がメンテナンス不足による故障です。実際に先の大規模停電の時も“備えておいた発電機をいざ使おうとエンジンを掛けようとしたらかからなかった”という事例が多々発生していました。では何故このような故障が頻発したのでしょうか? 原因は“メンテナンス不足”です。発電機はエンジン製品がゆえに必ず定期的なメンテナンスを必要とします。メンテナンス内容は“長期保管時の燃料の抜き取り”“エンジンオイル”“エアクリーナー”“点火プラグ”など多岐にわたります。
しかし、発電機購入者の多くの方は、この定期メンテナンスを実施していないのが現状です。発電機の修理は高額になる事が多く、例として発電機の故障で特に多い事例で“燃料の劣化によるキャブレター詰まり”という故障の場合、20,000円を超える修理費用が発生してしまいます。こうした状況を鑑み、私どもは“どうやったらお客様にリーズナブルで、メンテナンスの手間がいらない状態で、発電機をお使いいただけるか?”を長い間考えてきました。そして今回のプロジェクトである“整備済みの発電機を定期的な周期で交換するレンタルサービス”にたどり着きました」
「メンテナンスはすべて自社で行い、常にメンテナンス済みの発電機を用意できる体制を作り、毎年交換時にはメンテナンス済みの発電機を発送し、使用済みの機体を回収するという仕組みにより、ユーザーの方の“メンテナンスの手間”と“故障のリスク”を最小限になるようにしました」
今回hamlife.jpが試用した環境では、GP18iEをアマチュア無線の移動運用で使う場合の支障になるような事象はなく、安定した電力供給のもとで楽しむことができた。1.8kVAクラスの発電機があれば、無線クラブでの移動運用にも便利だし、災害などで長時間停電した場合は家庭内の電気製品や固定用無線機の電力供給に役立つだろう。
このレンタルプランやGP18iEに興味がある無線家は、下記関連リンクで詳細を確認の上(レンタルプランは“1年間の契約期間中、中途解約はできない”“建築・土木関係の業務には使用できない”といった制限がある)、導入を検討してはいかがだろうか。
●関連リンク:
・発電機年間レンタルプラン(PLOW)
・GP18iEの特徴(PLOW)
・GP18iE 商品情報(PLOW)
・PLOWホームページ